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2006.06.04

盗作画家の倒錯人生

Wada21
前代未聞のペテン師画家、和田義彦は、犬や猫が見ても盗作だって分かるほどのパクリ野郎のぶんざいで、この期に及んで、まだ、「共同制作」だとか「オマージュ」だとか抜かしてるんだからシャレになんない。いまだかつて、これほどの恥知らずが、自民党の森派以外にも生息してたとは、開いた口からエクトプラズムが出て来て幽体離脱しちゃうよ、まったく。そして、パクられたほうのイタリア人画家、アルベルト・スギ氏は、こう言っている。

「今回の盗作問題が起こるまで、私は和田が画家だなんて知らなかった。彼は私のアトリエに何度も見学に来て、私の作品を写真に撮ったり、私の画集などを買って行ったりしていたので、私の熱心なファンの1人だと思っていた」

‥‥ってことは、森村誠一が公開した例の証拠の手紙も、完全に和田義彦が作ったニセモノってことで、和田義彦は、森村誠一のことも騙してたんだね。自分の十年来の友人まで騙して、自分のために利用するなんて、どこまで腐りきった男なんだろう。こんなヤツのために、必死にムリをして弁護してた森村誠一が、気の毒でジンジャエールだ。

そんなことよりも、もっと幽体離脱しちゃうのは、ボロボロと出て来た和田義彦の大嘘だ。スギ氏が今回の盗作問題のことを知ったのが5月の初めなんだけど、すぐあとの5月13日には、ナナナナナント! 和田義彦は通訳を同行して、わざわざイタリアまでスギ氏を訪ね、今回のことを謝罪した上で、「私は肺ガンに侵されていて、余命いくばくもない。これから帰国したら、すぐに病院に入院することになっている。私にはお金もなく、このまま静かに余生を過ごしたいので、私を哀れだと思うのなら、どうか訴えないで欲しい」って懇願したって言うのだ。そして、「日本に帰ったら、すべて真実を話す」って言う和田義彦の言葉を信じたスギ氏は、一時は、この最低な犯罪者を許す気持ちになってたと言う。

だけど、和田義彦は、ニポンに帰って来てからも、真実を話すどころか、大嘘を連発して逃げ回っている。それで、そのテレビ映像を見たスギ氏は、「帰国したら真実を話すといった私との約束も嘘だったし、肺ガンで入院するというのも、私の同情を買うための嘘だったとは‥‥」と言って呆れ返り、憤慨し、和田義彦を訴えるだけでなく、こんな恥知らずに賞を与えた省庁や美術館も訴えると言い出した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、史上マレに見るペテン師、和田義彦に騙されて、カンカンに怒っちゃったスギ氏だけど、「私にはお金もなく」って言ってた和田義彦が、渋谷の一等地の豪邸に住んでるってことを知ったらどうなるだろうか?‥‥なんてことも言ってみつつ、和田義彦が犯した犯罪は、盗作だけじゃなかったのだ。なんと、この人間のクズは、過去に名古屋芸術大学の名誉教授をやっていた時代に、教え子の女子学生たちに対して、数え切れないほどのセクハラを行なっていて、それが問題になり、大学を辞めさせられていたのだ。

和田義彦は、1990年前後から名古屋芸術大学に勤務してたらしいんだけど、同僚だった美術科の教授によると、和田のセクハラがひどくなったのは、1990年代の後半からだと言う。このころから、和田にセクハラを受け、他の教授に相談に行く女子学生や、誰にも相談できずに大学を辞めて行く女子学生が増えて来たそうだ。だけど、和田は、教授って立場を悪用して、陰湿で非道なセクハラを続けていた。そして、名古屋芸術大学の学内には、「セクハラ委員会」って機関があるんだけど、そこの委員になってる教授から理事長に至るまでが、全員でグルになってて、教授の起こした不祥事をモミ消す方向に動く。つまり、名ばかりの「セクハラ委員会」ってワケで、まったく機能していないばかりか、ここに訴え出た学生や講師は、上から目をつけられることになる。

2000年から2002年までの2年間、名古屋芸術大学の美術科に非常勤講師として勤務していた、和田の元同僚のA講師は、あまりにも多くの学生から、和田の悪質なセクハラ被害を聞かされたため、このまま放っておくことはできないと判断した。実際に、このA講師のところに持ち込まれた被害者からの実例をいくつかあげてみる。


「和田先生は、受験の実技の試験のあとの面接の時に、色々と関係ないことを聞きながら、露骨に可愛い子を品定めしていた」(女子受験生)

「受験の日に、面接のあとのお昼休みの時に、和田先生からナンパされた。そして、自分のアトリエに遊びに来るようにと、住所と電話番号を書いた紙を渡された」(女子受験生)

「試験のあと和田先生の個室に誘われた」(女子受験生)

「和田教授からしつこく誘われたのですが、それを断わったら、自宅に電話をしてきて、私の母に『お宅の娘さんは悪い男と付き合っている』とでたらめなことを言われました」(女子学生)

「和田教授から、絵のモデルをやって欲しいと頼まれ、言われた時間に教授のアトリエに行ったら、教授が突然、シャワーを浴び始めたので、恐くなって逃げてきました」(女子学生)

「一方的に和田教授に食事に誘われたのですが、和田教授の悪い噂を色々と聞いていたので、当日すっぽかしたら、次の日から酷い嫌がらせが始まりました。そして、『君は卒業させないよ』と脅されました」(女子学生)


これは、ホンの一例だし、ここに書けるレベルのものだけを選んでる。中には、とても公開できないような、まるでスーパーフリーのようなものまでがふくまれてる。サスガ、「和田」だ。そして、これらの被害を聞いたA講師は、学内のセクハラ委員会を召集してもらって、問題提起することにした。勤務するようになったばかりのA講師は、この時点では、セクハラ委員会がマトモに機能していないことを知らなかったのだ。

そして、委員会がひらかれる前に、委員会のメンバーの1人である助教授のところに、学内で力を持っている彫刻科の教授から電話が掛かって来た。


「(和田のことでセクハラ委員会が召集されたそうだが)また和田が何かやったのか?以前にも女子学生を二度妊娠させたことがあって、二度とも中絶させているんだが、もう俺は守りきれんぞ。その非常勤のA君はどんな話を持ち込もうと言うのかね?」


ちなみに、この電話を掛けて来た彫刻科の教授ってのは、岐阜にあるマラソンの高橋尚子の銅像を作った彫刻家だそうだ。そして、委員会のメンバーの助教授から、この電話の内容を聞かされたA講師は、「教え子を2人も妊娠させて、中絶させて、それでもモミ消されてしまうようなセクハラ委員会では、こんなところで問題提起しても無意味だろう」と考えた。

‥‥そんなワケで、悩んだA講師は、直接、学長へ進言することを決意した。政治家にもコネのある和田は、大学の理事長までを丸め込んでいたので、もはや、学長に直訴するしか方法はないと、A講師は思ったのだ。そして、ラッキーなことに、この時の学長は新任だった上に理系の人だったため、、学内のインペイ体質にも、画壇のインペイ体質にも、染まっていなかった。

A講師から、和田のセクハラの報告を受けた学長は、「何ということだ!けしからん!」と激怒して、この問題を教授会にかけることを約束した。だけど、それから何の報告もないまま数ヶ月が過ぎ、2002年の春を迎え、A講師は、名古屋芸術大学を辞めたることになった。

でも、A講師が大学を辞めてからしばらく経ったころに、洋画科のある助教授と会い、その後の経過を聞かされた。それは、A講師との約束通り、学長は和田のセクハラ問題を教授会にかけ、和田を辞めさせてくれた、という内容だった。ただ、問題を表ザタにしないために、「自主退職」って形をとったということだった。だけど、大学内で和田のセクハラを知らない者はいなかったから、いくら「自主退職」って形をとっても、学生たちの間では、「和田はセクハラでクビになったんだぜ」って話がアッと言う間に広まった。

でも、盗作に盗作を重ねても何とも思わないほどの恥知らずの和田だから、大学をクビになったくらいでセクハラが直るワケがない。名古屋芸術大学をクビになった和田は、今度は、某人脈を使って、マンマと武蔵野美術大学の油絵学科の非常勤講師におさまり、ここでも、卑劣極まりないセクハラを開始したのだ。和田は、いつものパターンで、目をつけた女子学生のケータイ番号をしつこく聞きまわり、番号を教えた学生は研究室に呼び出して襲う、番号を教えなかった学生には嫌がらせをする、といった、人間のクズとしての本領を発揮して行った。そして、和田の悪いウワサは、学生たちの間に少しずつ広まって行き、「和田の部屋には絶対に女の子ひとりでは行くな」ってことが囁かれるようになったのだ。

‥‥そんなワケで、盗作問題だけでもトンデモナイのに、和田義彦がやって来た数え切れないほどのセクハラや、この日記には書けなかった「もっと酷いこと」などを考えると、こんな最低最悪の人間のクズを「芸術家」として祭り上げてた現在の画壇の体質自体にも、大きな問題があるんじゃないかって思う。こんなヤツと親交を持ってた芸術家も、政治家も、財界人も、作家も、映画監督も、ファッションデザイナーも、全員そろって頭でも丸めて、イタリアの方角に向かって土下座でもしてもらいたいもんだよ、まったく。とにかく、ニポンの恥はコイズミひとりで十分なんだから、これ以上、愚かな恥知らずが出て来ないことを心から願う今日この頃なのだ。


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