もしブラジルに勝ったら?
あたしは、サッカーにはぜんぜん興味がないので、ワールドカップはまったく見てないんだけど、ニポン代表がお話にならないくらい弱くて、今んとこ最下位だってことは知ってる。それと、最初に試合をしてボロ負けしたのがオーストラリアで、次に試合をして何とか引き分けだったのがクロアチアで、この次はブラジルと試合をするってことも知ってる。知りたくなくても、普通に生活してると、あちこちからそういう話が聞こえて来て、イヤでも知ることになっちゃう。ニポンが負けたのに笑ってたら、それだけで殴られたとか、渋谷で暴動が起こって逮捕者が出たとか、サッカー協会に電話して3時間も文句を言ったアホがいるとか、そういった聞きたくもないサッカー関連のバカ丸出しニュースが、次々に聞こえて来る。
で、クロアチアって言えば、ミルコ・クロコップの国で、警察官をやってたミルコは、クロアチアの「クロ」と、英語の「警察官」て意味の「コップ」を合わせて、「クロアチアの警察官」て意味で「クロコップ」っていうリングネームをつけたって話は、ずっと前に聞いたので知ってる。ようするに、ロボットの警察官が「ロボコップ」だから、クロアチアの警察官なら「クロコップ」ってことなんだろうけど、「コップ」ってのは、「警察官」ていうよりも、「オマワリ」とか「ポリ公」とか「マッポ」って感じなんだよね。「警察官」なら「ポリス」とか「ポリスマン」で、「変な警察官」なら「乳首がズレてるポリスマン」で、「コップ」って言うと、もっとくだけたニュアンスになる。そして、「カップ」って発音すると、さらにバカにした感じのニュアンスになる。「カップスァカミン!」て言えば、「マッポが来たぜ!」って感じだ。
だから、ミルコ・クロコップってのは、「クロアチアの警察官のミルコ」ってよりも、「クロアチアのポリ公のミルコ」ってことで、考えてみると、ずいぶん変なリングネームだ。ニポンだったら、「目ん玉つながりのオマワリ」ってのとおんなじような感覚で、警察官を小バカにしたような意味合いもふくんでる。だけど、警察官だろうとポリ公だろうと、サッカーの試合のたびに発炎筒を焚いたり、大暴れしたりするクロアチアのサッカーファンを取り締まってくれるなら、ありがたいことだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしにとっては、ニポンとブラジルの試合も、別に興味はないしどうでもいいんだけど、しばらく前から、「もしもニポンがブラジルに勝ったら、何々をします!」って宣言する芸能人とかが増えて来て、そっちのほうが面白いことになってる。ようするに、どうせ勝てるハズがないから、できない公約をして面白がってるんだと思うけど、たとえば、眞鍋かをりは、もしもニポンがブラジルに勝ったら、「ビキニを着てカーニバルをします」だそうだ。でも、もともとグラビアで飽きるほどビキニ姿を披露してる眞鍋かをりが、今さらビキニを着たって、誰も何とも思わないよね?
その点、サスガだって思ったのは、倖田來未だ。倖田來未は、もしもニポンがブラジルに勝ったら、「アソコの毛をツルツルに剃って、その毛をオークションに出します」って公約した。倖田來未のアソコの毛だなんて、そんなもんを欲しがるのは、きっと、やくみつるくらいだと思うけど、よくよく考えてみたら、これで何万円もの高い値段がついちゃったら、儲かるのは倖田來未だよね? それとも、オークションでの売り上げは、恵まれない子供たちとかに寄付するのかな? だけど、アソコの毛を売ったお金を寄付されても、なんだかなぁ~って感じがする。
他にも、今、TOKYO FMで、「もしブラジルに勝ったら○○します宣言!」てのをやってて、番組にゲストで来た色んなタレントたちに、公約をさせてる。だけど、そのほとんどが、自分のモノにサインをして、何名かのリスナーにプレゼントするとかで、ぜんぜん面白くない。たとえば、若槻千夏の場合は、「自分の写真集とジャージにサインを入れて1名にプレゼント」だなんて、ぜんぜん面白くない。だって、ほとんど勝てる見込みなんかないんだから、「ロープをつけないでバンジージャンプをする」とか、「全裸で渋谷のハチ公にまたがる」とか、もっとスゴイ公約をしちゃえばいいのに‥‥。
そういったプレゼント系の公約の中で、唯一、あたしのハートの琴線に触れたのは、「あなたの書いた作文、手紙、ラブレターを朗読して、それをCDにして、1名様にプレゼントします」っていう、伊武雅刀のワンダホーな公約だ。ニューバージョンの「ホテル・ニュー越谷」の原稿を書いて読んでもらうも良し、鵜飼教授がセクハラするシーンのシナリオを書いて読んでもらうも良し‥‥って言っても、その大前提として、ニポンがブラジルに勝たなきゃなんないんだけら、結局は、アリエナイザーな話なんだけどね。
他にも色々あるんだけど、平原綾香は、「湘南で、スクール水着で、ジュピターを歌います」だし、青田典子は、「六本木のドンキホーテの前で、ひとりで、ボディコンを着て踊ります」だし、どっちもぜんぜん面白くもないし、見たくもない。それに比べて、松任谷由実は、「Tフロントのサンバの衣装で、街中を練り歩きます」だから、眞鍋かをりと倖田來未を合わせたほどのインパクトがある。だって、Tフロントを着るためには、アソコの毛を剃らなきゃならないから、結果として、25才の眞鍋かをりよりも、23才の倖田來未よりも、2人を足したよりも年上の、52才の松任谷由実のほうが、内容のほうも、2人を足したほどスゴイってことになる。
‥‥そんなワケで、色んなタレントが、ここぞとばかりにアホな公約をしてるんだけど、あたしは、すごく基本的な部分に、大きな疑問を感じる。それは、「ニポンを応援してんのなら、逆じゃないの?」ってことだ。つまり、ニポンに勝って欲しいって思って応援してんのなら、「もしブラジルに勝ったら○○します!」じゃなくて、「もしブラジルに負けたら○○します!」じゃないの?‥‥ってことだ。ラジオのリスナーに、サイン入りのCDや写真集をプレゼントするっていうタレントの場合は、「ニポンが勝ったお祝いに」って考えられるから、別に構わない。だけど、「ビキニでカーニバルをします」だの、「アソコの毛を剃ります」だの、「スクール水着で歌います」だの、「ドンキホーテの前でボディコンで踊ります」だのってのは、ようするに、「恥ずかしいことをする」ってワケで、ジャンルとしては、極めてバツゲーム的な要素が高い。それなのに、「もしブラジルに勝ったら○○します!」ってのは、ニポンが勝ったら恥ずかしいバツゲームをするってことで、つまりは、ニポンに負けて欲しいってことになる。本来なら、「応援してるニポンが負けたらバツゲームをする」ってのがスジであって、「勝ったらバツゲーム」ってのは、基本的におかしな話だ。
そんな中で、ちゃんとスジが通ってるのが、おすぎだ。おすぎは、ワールドカップが始まる前に、「日本代表は3連敗する」ってのに賭けてる。そして、その上で、「もしも日本代表がブラジルに勝つようなことがあったら、頭を丸坊主にします」って公約してる。ようするに、おすぎは、ニポンには負けて欲しいワケで、当然、ブラジルにも負けるに決まってるって思ってるワケだ。だから、「もしブラジルに勝ったら○○します!」ってのが、「丸坊主」っていうバツゲームなワケだ。これこそが、スジの通った話であって、ニポンを応援してるのに、ニポンが勝った時の公約が、バツゲーム的な要素を持ったものってのは、まったくもって、おかしな話なのだ。
だけど、人から見るとバツゲーム的に見えても、ニポンを応援してる気持ちがちゃんと伝わって来るのが、ピエール瀧の公約だ。ピエール瀧は、ドイツまで行って、会場でブラジル戦を見てるそうなので、「日本が勝ったら、その瞬間、裸でピッチに飛び出します!」って公約した。これは、一見、バツゲームっぽいけど、喜びがあふれた行動だと思うし、何よりも、ドイツまで応援に行くって部分だけを見ても、ニポンチームを応援してる気持ちが良く分かる。だって、テキトーな公約をしてる他の多くのタレントたちは、ドイツまで応援にも行かないで、そこらの一般人とおんなじに、自宅でテレビで観戦してるだけなんでしょ? 結局は、ワールドカップの時だけワラワラと湧いて来る、そこらのニワカサッカーファンとおんなじで、世の中の騒ぎに便乗してるだけのタレントってワケだ。
‥‥そんなワケで、あたしとしては、ニポンが勝とうが負けようがどうでもいいんだけど、アホな便乗タレントたちが、あちこちで変なことをするのは、見てみたい気もする。だけど、ものすごくたくさんのタレントが、みんな、「もしブラジルに勝ったら○○します!」って公約をしてるから、ニポンが負けたら、ひとつも見れなくなる。だから、ホントに心からニポンを応援してるタレントがいるんなら、今からでも遅くはないから、ゼヒ、「もしブラジルに負けたら○○します!」って公約をして欲しい。ま、別に誰も公約してなくても、ひとつだけ、あたしが予想できるのは、ニポンがブラジルに勝とうが負けようが、ブラジル戦が終わったトタンに、「ニポン各地でバカどもが大暴れします」ってことだ。これだけは、間違いないと思う今日この頃なのだ。
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