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2006.06.09

流血の経済制裁

Ooumi2
毎月のことだけど、あたしは、先月の月末に支払わなきゃならなかった家賃、まだ払ってない。それで、6月5日は午後2時にお仕事が終わるし、6日は午後3時からのお仕事なので、5日の午後と、6日の朝から、北朝鮮に経済制裁をして、家賃を作ることにした。で、いつもだったら、どんな種類の台を打って、どんなリーチアクションがあって、何がどうして‥‥って、詳しく書くんだけど、あまりにも色んな台をやりすぎて、とてもじゃないけど書けないので、結果だけを書くことにした。

5日は、地元のお店で、まずは、「極上パロディウス」を打って、3000円でイライザのリーチから確変を引いて、確変中のシューティングゲームで左手が疲れたけど、何とか7連チャンした。それから、荒木師匠もビックル一気飲みの「マハラジャ」を打ったんだけど、4000円も突っ込んだのに、ちょっとしか出ない単発を2回引いただけで、飲まれて終わり。最後に、画面がなくてデジタル数字だけのシンプルな台、「デラマイッタ・シルバー」ってのを打ったら、2000円で確変みたいなヤツを引いて、良く分かんないうちに6連チャンした。

それで、次の日は、小田急線沿線でのお仕事だったので、狛江まで原チャリで行って、狛江のお店で打つことにした。それで、最初は、地元のお店にはない「パチンコマン」てのを打ったんだけど、5000円も突っ込んで、やっと単発を引いたけど、飲まれて終わり。それから、「フレディVSジェイソン」を打ったら、3000円で確変を引いて、何とか6連チャンした。それで、まだちょっと時間があったんだけど、狛江のお店は、台と台の間隔が狭くて、両隣りの人がウットオシイのと、今どき、「ハ~イ!352番台スタートしました!出して出して出して出してジャンジャンバリバリお出しくださ~い!」なんていう、やかましい店内アナウンスが流れて、まるでアホなホストクラブみたいだし、こんなに暖かいってのに店内は暖房が入ってるみたいに暑いし、出て来る玉もナゼか熱くて持てないくらいだし、ドル箱がいっぱいになってないのに店員が箱を替えに来るし、何から何までウザかったから、ここでやめにした今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、この2日間で、何とかタネ銭の1万円を9万円くらいにすることができて、家賃まで、もう一歩って感じになった。だけど、これからしばらくは、パチンコなんかやってる時間もないし、どうしよう?‥‥って思ってたら、今日(7日)、夜の7時か8時まで掛かるハズのお仕事が、夕方の4時前に終わったのだ。それで、昨日とオトトイの波に乗って、今日も経済制裁を発動しようと思ったんだけど、今日は川崎方面のお仕事で、少しでも交通費を浮かすために、溝口(みぞのくち)駅まで原チャリで行ってた。

だから、溝口駅の原チャリのとこまで戻って来たあたしは、「ここから地元まで原チャリで帰って、確実に勝てる地元のお店で打つ」って作戦と、「原チャリをここに置いたまま、溝口のお店で打つ」って作戦と、どっちにしようかリトル悩んだ。なんでかって言うと、確実に勝てる地元のお店は、両替が1発3円なんだけど、溝口のお店は、1発4円の等価交換だからだ。パチンコをしたことのない人のために、簡単に説明しとくと、パチンコってのは、最初に玉を1発4円で借りて、それがいっぱい増えたら、現金に換えてもらえる。全国のどのパチンコ屋さんでも、借りる時には、「1発4円」てのは決まってるんだけど、それを現金に清算する時には、お店によって交換率が違うのだ。

ヒドイとこだと、1発2円なんてとこもあるから、そういうお店だと、1000発の玉を2倍の2000発に増やして、ようやく「モト」ってことだ。だけど、借りるのも清算するのも「4円」の等価交換のお店なら、極端に言えば、1000発の玉を1001発にすれば、もう「勝ち」ってことになる。だけど、世の中は、そんなにうまく行かないから、交換率のいいお店ほど、なかなか出ないようになってるのだ。たとえば、ルーレットを回すためのスタートチャッカーの釘なんか、アカラサマに曲げてあって、まるで、欽ちゃん走りの時の両手みたいになってる。つまり、同じ「大海物語」でも、地元の1発3円のお店なら、1000円でルーレットが25~30回くらい回るんだけど、1発4円のお店だと、1000円でルーレットが15回も回らなかったりするワケで、ようするに、出すまでにお金と時間が倍以上も掛かるってワケだ。

‥‥そんなワケで、いつもだったら、ルーレットが良く回る上に、確実に勝てる地元のお店で打つとこなんだけど、今日は、とにかく、1円でも多くお金を作りたかったから、溝口のお店で打つことにした。それで、あたしは、「スーパー海物語」が入ったオカゲで、少し人気がなくなって来てる「大海物語」を打つことに決めて、空いてる台を見て回ってたら、ナナナナナント! あとちょっとで確変が来る「目」で止まってる台を見つけた!

あたしってば、なんてラッキーなの!‥‥って言うか、溝口の人たちって、こんなにワンダホーな台をホッタラカシにしてるなんて、何を考えてんだろう?‥‥なんて思いながら、あたしは、ソッコーで打ち始めた。そしたら、17回転で、エンゼルフィッシュのリーチが掛かり、魚群が現われた。それで、黒潮リーチに発展して、エンゼルフィッシュはちょっと手前で止まったんだけど、一瞬あとにピコッて揃って、それからギュイーンって回って、確変のカニに変わった。マリンちゃんが、「スーパーラッキー!」って言って、あたしはバッグからタバコを出した。

それで、2回目は、さらにワンダホーだった。画面の右端に、サメが頭を出して、タテに3匹並んで、ようするに、「枠外アタリ」ってヤツなんだけど、3匹のサメの頭がピコピコッて動いて、小さなサメの大群が出たトタンに、画面全体が波打つように揺れたと思ったら、ザバーンッて波が出て、波乗りサムが登場した! そして、サメがウミガメに変わって、確変に昇格したんだけど、大当たりラウンドのマリンちゃんがイルカと一緒に泳ぐとこになったら、マリンちゃんの代わりにサムが出て来て、親指を立てて「イエ~イ!」みたいなことをした。あたしは、「大海物語」でこんな画面を見たのは初めてだったから、すごくワクワクした。

その次は確変で、その次はノーマルだったんだけど、波乗りサムも出たことだし、あたしは、まだラッキーが続くことを祈りつつ、いつもよりも目ヂカラをアップして画面を眺めてた。そしたら、50回を過ぎたとこで、確変のイセエビのリーチから魚群が出たから、「よっしゃ!」って思ったら、黒潮リーチじゃなくて、確率の低いサンゴリーチになった。確変中なら、サンゴリーチでも高確率で当たるんだけど、時短中だったから、外れる確率も高い。それで、あたしは、「あ~あ‥‥」って思った瞬間、サンゴを持ち上げてサムが出現!

知らない人のために説明しとくと、「海シリーズ」は、いつでも登場するメインキャラのマリンちゃんの他に、メッタに登場しないサムがいて、サムが登場すると、それだけで期待度が爆発しちゃうのだ。今やってる、レポーターの東海林さんが出てる「スーパー海物語」のテレビCMで、マリンちゃんの他に、緑色の髪の男性キャラが出てるけど、アレがサムだ。それで、「海シリーズ」でサムが登場すれば、激アツどころの騒ぎじゃなくて、確変が100%確定する。たとえば、ノーマルリーチでサムが登場すれば、必ずギュイーンってなって、確変に昇格する。

それで、あたしは、サンゴを持ち上げるサムを見たのは1年以上ぶりだし、この「大海物語」では初めてだったから、思わず「ひゃ~!」って変な声を出しちゃって、1個空けた隣りのオジサンに激見されちゃった。あたしは、サムの出現なんて一瞬のことなのに、「そうだ!写真に撮ろう!」って思っちゃって、バッグからケータイを出そうとバタバタし始めたんだけど、その時には、もう、ギュイーン、ギュイーン、ギュイーンってなってて、すぐにイセエビが揃っちゃった。

で、連チャンが5回目になったので、大当たり中の画面には、「ミス・マリンちゃん」の大久保麻梨子が登場した。普通は、名字が「大久保」なら、名前は漢字で1文字とか2文字とかにしそうなもんなのに、名前まで「麻梨子」って3文字だから、漢字で書くと何だか長い。その上、大久保麻梨子が言うセリフも、「挑戦者、募集中~!腕相撲は横綱級よ~!」って、ヤタラと3文字熟語ばっかだから、耳で聞いてるぶんには、そんなに気にならないけど、こうして文字に書くと、「ミス・マリンちゃん」て言うよりも、「ミス・3文字熟語ちゃん」て呼びたくなる。

そんな大久保麻梨子は、身長163cm、スリーサイズが87、55、82の理想的なボディで、マリンちゃんの3種類の水着姿を披露する。定番の黄色のビキニと、赤地に白抜きのハイビスカス柄のビキニと、セパレートのウエットスーツみたいなヤツだ。ナニゲに、「若いころの大桃美代子」って感じの大久保麻梨子には、これからも、色んな水着にチャレンジしてもらいたい‥‥なんてことも言ってみつつ、あたしの連チャンは、9回でストップした。だけど、ビミョ~に出玉が悪くて、ぜんぜんムダなしの連チャンだったのに、9回の大当たりで8箱、ぜんぶで15000発ちょっとだった。でも、等価交換のお店だったから、両替したら60000円になった。これが、地元の1発3円のお店なら、45000円だったワケだから、この差は大きい。

‥‥そんなワケで、3日連続で北朝鮮に経済制裁を発動して、何とか家賃を工面することができたあたしは、Fカップの胸をホッとなでおろして、原チャリを取りに向かった。そしたら、朝は等間隔に並んでたのに、あたしの原チャリと隣りの自転車との間に、さらに自転車をムリヤリに入れられてて、他もおんなじ感じで、とにかく、10台のスペースに30台も停めてるような状態になってた。それで、あたしの原チャリを出すためには、何台もの自転車を移動しなくちゃなんないみたいな状況だったので、とてもそんなことをするパワーのなかったあたしは、自分の原チャリだけをまっすぐ後ろへ引き抜くことにした。

それで、後ろから手を伸ばして、何とかキーを差し込んでハンドルロックを外して、前輪の向きをまっすぐにして、両側の自転車だけをできるだけ押し広げて、まっすぐに引っぱれば出せるような形を作った。そして、原チャリの後ろの部分を持って、踏ん張って引き出したら、半分くらい出たとこで、左足のツマサキに激痛が走った。ハッとして足元を見たら、出したままになってたサイドスタンドの先が、あたしの左足の親指に突き刺さってた!

パンプスなら良かったのに、今日はサンダルだったから、ツマサキがむき出しになってたのだ。それで、痛い描写が苦手な人は、ここからは読まないで欲しいんだけど‥‥って、ちゃんとお断りを入れたので、続きを書くけど、あたしの左足の親指は、爪が真ん中から折れて、真上を向いてて、さらに、親指の先端の肉がビローンって垂れ下がってて、真っ赤な血がドクドクと流れ出してた。ようするに、爪と肉との間に、サイドスタンドの先が刺さっちゃって、爪と肉の両方が、すごいダメージを受けたってワケだ。

ホントなら、その場で親指にティッシュを巻くとか、何らかの処置をするのが普通なんだろうけど、血に弱いあたしは、すでに気絶しそうな状態で、倒れる前に何とかしなきゃって思って、とにかく必死に原チャリを引っぱり出して、とにかく原チャリに乗って、とにかく走り出した。心臓はバクバクしてるし、どこへ向かってるのかも分かんないんだけど、そこでハッと頭に浮かんだのが、薬局だった。溝口には、安売りの薬局がいっぱいあるので、とにかくどこかの薬局に行くことにした。それで、あたしは、前にも利用したことのある1軒の薬局に行き、マキロンと大きめのカットバンを買って、お店の前の植え込みのとこに座って、傷をマキロンで消毒して、カットバンを3枚使って、親指を巻いた。800円も使っちゃったけど、この場合は、お金のことなんか気にしてらんないほど必死だった。

だけど、カットバンで傷口を隠して見えなくなったら、ずいぶん精神的に落ち着くことができたので、そのままお家に帰った。でも、最初のうちはコーフンしてたから、そんなに痛みは感じなかったんだけど、お家に着いたころには、ものすごくズキズキして来た。カットバンは血で真っ赤だけど、どうしても恐くて傷口を見る勇気が起こらない。特に、爪が真ん中から直角に真上を向いてるのが、今はカットバンで押さえるように隠してるから大丈夫なんだけど、カットバンを剥がしてジックリと見たら、きっと貧血で倒れるかも知れないって思った。

それで、あたしは、まずは「のどごし生」を飲むことにした。ちょっと前に、児島玲子ちゃんが‥‥って、コレ、書いてもいいのかな?‥‥なんて思いつつも、玲子ちゃんは、今、カザフスタンに、体長2m以上、体重100kg以上もある大ナマズを釣りに行ってて、しばらく連絡が取れない。だから、コレを書いてもいいかどうか確認できないんだけど、たぶん大丈夫だと思うから書いちゃうけど、玲子ちゃんは、ちょっと前に、酔っぱらってカラオケで歌ってた時に、裸足になってハシャイでたら、自分の脱いでたサンダルが裏向きに置いてあったのを思いっきり踏んじゃって、足の裏にヒールが突き刺さり、足の裏の皮がビローンって剥けて、大流血しちゃったのだ。あたしなら、絶対に気絶しちゃうとこなのに、サスガ、世界を舞台に大物カジキやGTとファイトしてるツワモノの玲子ちゃんは、飲んでたチューハイを傷口に噴きつけて、アルコール消毒をした。そして、ナニゴトもなかったかのように、翌日のロケに行った。

だから、あたしも、「やっぱ基本はアルコール消毒」ってことで、冷蔵庫から「のどごし生」を出して来たんだけど、噴きつけるって言っても、傷口を見るのが恐くて、カットバンを剥がすことができない。カットバンを剥がすことができなきゃ、噴きつけることができない‥‥ってワケで、とりあえず、体内からアルコール消毒する作戦に切り替えて、ゴクゴクと飲むことにした。パチンコの連チャンからずっと、何も飲んでなかった上に、ケガでコーフンしてハレホレ状態が続いてたから、良く冷えた「のどごし生」は、いつも以上に美味しかった。

‥‥そんなワケで、賢明なる「きっこの日記」の読者諸兄なら、この先の展開は簡単に想像がつくと思うけど、その通りだった。アルコール度数がたった5度しかない第3のビールなんだから、傷口に直接、噴きつけるんならともかく、それを飲んだとこで、ちっとも消毒にはならないと思ったあたしは、2本目、3本目と飲み続け、「飲めば飲むほど傷がズキズキする」ってことに気づいた時には、冷蔵庫の「のどごし生」は、ぜんぶ飲み干したあとだった今日この頃なのだ(笑)


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