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2006.06.17

続々・ヤラセは地球を巣食う

オトトイの日記、「ヤラセは地球を巣食う」の中で、前代未聞の大バカレポーター、阿部祐二のことを書くにあたって、あたしは、「阿部」なんだか「阿倍」なんだか「安部」なんだか「安倍」なんだかハッキリ分かんないし、「祐二」なんだか「雄二」なんだか「裕二」なんだか「優二」なんだかもハッキリ分かんないので、インターネットのフリー百科事典、「ウィキペディア」で、名前を調べた。そしたら、こう書いてあった。


阿部祐二
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
阿部 祐二(あべ ゆうじ、男性、1958年8月14日 - )は、元俳優であり、今現在はレポーターである。


たったこれだけの紹介文で、あとは、俳優時代に出演したテレビドラマのタイトルが羅列してあるだけだった。そして、あの有名な「ヤラセ台風レポ」のことが1行も書かれてなかったから、あたしは、「ウィキペディアも使えないな~」なんて思いつつも、あたしの目的だった「阿部祐二」って漢字は分かったから、まあ良しとして、次の文章を書いた。


2005年9月6日、朝の「ザ!情報ツウ」の中で、台風の現場からのレポートをしてた阿部祐二は、カッパを着て、ヘルメットをかぶり、雨の中にしゃがみこんでた。ようするに、立ち上がれないほど風が強いってことを伝えようとしてんだけど、それにしちゃあ風はそんなにすごいようには見えないし、足元の水面にもサザナミしか立っていない。それなのに、阿部祐二の動きや言葉はすごく不自然で、何だかおかしく見える。ようするに、ホントは風はぜんぜん大したことないのに、大ゲサな演技をしてるようにしか見えないのだ。それで、スタジオのテリー伊藤や松本アナとのやり取りが終わり、松本アナが別の現場を呼び出した。そしたら、阿部祐二は、もう自分の出番は終わったと思って、それまでは大ゲサにしゃがみこんで風に耐えてたクセに、突然、スックと立ち上がり、ナニゴトも無かったかのように、極めて普通の歩き方で、画面の右へとハケて行ったのだ。だけど、テレビのほうは、松本アナの呼びかけに反して、数秒間、阿部祐二のほうの映像が流れてたから、この阿部祐二の恥ずかしいヤラセが、全国のお茶の間に流れちゃったのだ。


‥‥で、今になって、もう一度、「ウィキペディア」の「阿部祐二」の項目を見てみたら、あたしのこの文章がパクられて、書き加えられてることを発見した。


阿部祐二
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
阿部 祐二(あべ ゆうじ、男性、1958年8月14日 - )は、元俳優であり、今現在はレポーターである。「ヤラセレポーター」とされている。2005年9月6日、朝の「ザ!情報ツウ」の中で、台風の現場からのレポートをしてた阿部祐二は、カッパを着て、ヘルメットをかぶり、雨の中にしゃがみこんでた。つまり、立ち上がれないほど風雨が強いということを伝えようとしていた。だが実際は風雨は大したことがなかった。 その後、スタジオのテリー伊藤などとのやり取りが終わり、別の現場が呼び出された。そのため阿部祐二はもう自分の出番・放映は終了したと誤解し、しゃがみこんで風に耐えてた姿勢から急に立ち上がり、普通の歩き方で、画面の右へと歩を進めてしまった。だが、映像は阿部裕二の映像からまだ切り替わっていなかったので、ヤラセの暴風雨中レポートが放映されてしまった。


‥‥そんなワケで、この「ウィキペディア」の「2005年9月6日」以降の文章は、どう見てもあたしの文章のパクリとしか思えない。その上、文中で、「阿部祐二」を「阿部裕二」と書き間違えてるほどのお粗末さだ。人の日記の文章を無断で盗んでおいて、字まで書き間違えるなんて、アホとしか言いようがない。ちなみに、あたしの日記の「更新お知らせ」に登録してる人たちには、以下の更新メールが届いてるハズだ。


さるさる日記更新
「きっこの日記」が更新されました.
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/
タイトル:ヤラセは地球を巣食う 1
更新日時:2006/06/15 09:36:09


そして、「ウィキペディア」に、このパクリ文章が書かれたのは、「最終更新 2006年6月15日 (木) 03:55。」ってなってるから、あたしの日記がアップされてから、6時間以上も経ってからだ。この更新時間の違いを見れば、どっちがスギ氏で、どっちが和田義彦なのかは一目瞭然だと思うけど、最近、どういうワケか、このパターンが多い。あたしが日記をアップすると、それから何時間後かに、あたしが日記に書いた人名とかの「ウィキペディア」の項目に、あたしの日記内の文章のパクリが書き加えられる。もちろん、「引用、きっこの日記」なんてコトワリも何もなく、文章だけがパクられてるのだ。

「ウィキペディア」は、誰でもが自由に書き加えられるフリー百科事典だから、中には、「きっこの日記」みたいな個人の日記の内容をパクって書き込むような恥知らずもいるんだろうけど、こんなことばっかされると、見る人によっては、あたしがウィキペディアの内容をパクってるようにカン違いしちゃう人も出て来るかも知れない。更新時間を見れば、どっちが先なのかは分かるけど、一方は仮にも百科事典で、一方は個人の日記なんだから、双方の更新時間なんか気にしないで見てる人は、あたしのほうがウィキペディアの内容を丸写しして書いてると思うかも知れない。

だから、このくだらないパクリが、自分で文章を考える能力がなく、他人の文章を盗むことを何とも思っていない大バカの犯行なのか、それとも、いやらしい考えを持った阿部祐二みたいなヤツが、わざわざこんなことを繰り返して、「きっこの日記はウィキペディアをパクってばかりいる」っていうウソでも広めたいのか、どっちなのかは分かんないけど、どっちにしても、すごく迷惑な今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あまりにも長いマクラから、コロッと話題を変えるワケにも行かないので、ここまで書いたからには、今日も「阿部祐二」について書いて行こうと思う。報道協定を無視して、警察の捜査のジャマをして、自分が目立つためには人の心を踏みにじることなど何とも思わない阿部祐二は、今も、秋田の事件で大暴走中だ。それで、今回は、秋田での阿部祐二の大暴走を一部始終、紹介したいと思う。

今回の阿部祐二の大迷惑な大暴走は、まず、畠山鈴香容疑者のお母さんに取り入ることからスタートした。阿部は、お母さんに対して、「僕だけはあなたたちの味方です」だとか、「僕以外のマスコミは皆ゴキブリです」って言って、自分だけが良心的だというアピールを繰り返して、家族に取り入った。もちろん、これは、すべて、自分だけがスクープをモノにするための大嘘で、その後の阿部の卑劣極まりない行動を見れば、コイツには良心のカケラもないことが良く分かる。

そして、家族に取り入った阿部が、次にとった行動は、「他のマスコミを完全にシャットアウトさせる」という作戦だった。つまり、自分だけが独占して取材を続けるために、他のマスコミの悪口を家族に吹き込み、自分以外のマスコミには取材させないようにしたのだ。阿部は、テレビでもオナジミの兵庫県警元刑事、飛松五男を家族に紹介して、マスコミ対策を練らせた。さらには、マスコミ内部にいる者としてはアルマジロな行為、マスコミの自主規制機関である「BRO」の存在を家族に教え、法的にマスコミ対策を練る入れ知恵までしたのだ。鈴香容疑者が、自宅の前に集まっていた報道陣のところに出て来て、悪態をつきながら、カメラマンのカメラを手で叩いたりしてる映像を見た人は多いと思うけど、当然のことながら、悪態をつかれた報道陣の中には、阿部はいなかった。だって、自分以外のマスコミを追い払うために、アレをやらせたのが阿部なんだから。

家族に取り入り、ここまで徹底的に自分以外のマスコミを排除するように仕向けた阿部が、その間、どんなことをやってたのかって言うと、家族には「オフになっています」とウソをつき、カメラを回し続けて、隠し撮りをしていたのだ。そして、鈴香容疑者が逮捕されるまでは、「アンチマスコミ」の立場で「家族の味方」のフリをしてたクセに、鈴香容疑者が逮捕されたトタンに、手のひらを返したように、家族の内情などを報道しまくり、弟の顔までモザイク無しでテレビに流したのだ。さらには、呆れ返ることに、阿部は、鈴香容疑者の逮捕直前には、どっちに転んでもいいように、無罪用のVと逮捕用のVの2バージョンを家の前で撮っていたのだ。

阿部のスゴイとこは、自分だけが手柄をひとり占めするために、日本テレビのスタッフまでも現場から排除した点だ。日本テレビに対して、「家族は僕だけを信用しているんです」などと言って、すべての映像と取材内容を自分だけの手柄にしたのだ。何の罪もない幼い子供が殺された悲しい事件でも、冷血漢の阿部祐二にとっては、単なる「飯の種」にしか過ぎない。当事者の家族に取り入り、他局のマスコミだけでなく、自分のところのスタッフまでを排除して、手柄をひとり占めにするとは、どこまで腐りきった人間なんだろう。

そして、本当の意味で、阿部の人間性が炸裂するのは、このアトなのだ。阿部は、自分が畠山家を囲うために利用した飛松五男を日本テレビには内緒で、TBSのワイドショーに紹介したのだ。TBSにしてみれば、畠山家の内情を知っている飛松五男をゲストに迎えられれば、こんなにありがたいことはない。ようするに、阿部は、TBSのワイドショーに恩を売ったってワケだ。どうしてこんなことをしたのかって言うと、阿部と日本テレビとの契約が、来年の春で切れるからだ。それで、来期以降は、TBSに移籍したいっていう思惑のある阿部は、今のうちからTBSに恩を売っておこうとしてるのだ。あたしが断言しとくけど、こんな最低最悪なヤラセレポーターなんかと契約したら、TBSのワイドショーも終わりになることウケアイだろう。

表向きは正義漢みたいな顔をしてるけど、やってることを見れば分かるように、コイツの頭の中にあるのは「自分のこと」と「お金のこと」だけで、そのためなら、利用できるものは何でも利用する。今回、誰よりも都合良く利用されちゃった飛松五男も、知り合いの記者に対して、「阿部に騙された」って漏らしてるけど、こんなタチの悪い人間と関わったら、それだけで社会的な信用を失うから、絶対に関わり合いにならないほうがいい。私利私欲のためには手段を選ばない阿部の大暴走に、今までも多くの非難の声が聞かれてたけど、今回の秋田の事件で、すべてのマスコミ関係者の怒りは頂点に達したようだ。

‥‥そんなワケで、毎日、話題を変えるように心がけてる「きっこの日記」なのに、ここんとこ、同じような話題が続いちゃってる。日本テレビの悪質なヤラセについてのメールも、まだまだマウンテンのように届いてる。だけど、このままずっと紹介し続けてくと、他の話題が書けなくなっちゃうので、最後に1通だけ紹介して、とりあえずは終わりにしようと思う。で、最後の1通なので、せっかくだから、一番長いメールを紹介する。


お名前:H子
E-mail:xxxxx@xxxxx.co.jp
コメント:きっこさん、こんばんは。いつも日記楽しく拝読しております。日テレの、一般人の心を踏みにじる酷いやらせの日記の反響で、多くの方からメールが届いていると思いますが、私もいい人生勉強をさせてもらったことがあるのでメールさせていただきます。私は5年程前に、まだ深夜11時からOAしていた「キスイヤ」に出演しました。オーディションでは、事前のアンケートなどで私たちに既に目星をつけていたようで、6組12人対スタッフひとりの面接では、私たち以外は話を振られたり突っ込まれたりと盛り上がってましたが、私たちだけはほとんど質問もなく、おかしいと思っていたら残されて、そのまま合格になりました。後日、収録に行くと、私たちのように実際にオーディションを受けてきた人もいれば、プロデューサーだかディレクターの知り合いだから、頼まれて来た、というカップルもいました。収録前日まで、スタッフと、当日着てきて欲しい服装や、OAで話す内容など毎日のように打ち合わせをし、緊張で一睡もできないまま当日を迎えました。読売TVについて部屋へ通されると、いきなり何枚もの紙を渡されて、全てにサインするよう強要されました。さっと目を通し、サインしましたが、その内容は、収録でのことを口外しない、とか、番組出演がキッカケで別れても訴えない、とか、今後のふたりを追跡するのに協力する、とか、そういった類のものでした。そのときは、ふ~ん、こんなもんか、としか思わずサインしたのですが、、、その後担当の人とカップルごとに打ち合わせに入りました。するとなんと!分厚い台本が用意されていて、すぐに暗記するように言われました。しかし、一般人の私は極度の緊張で全く覚えられません。なぜなら、その内容は前日まで電話で話していた、私たちがTVで言いたかった内容とは一切関係のない、番組の人が作った大嘘のシナリオだったからです。私たちは愕然としましたが、何も反論はさせないという威圧感がありました。素人だし緊張して忘れても、紳助がこの通り振ってくれるから安心して覚えるようにと言われました。緊張がほぐれるどころか上塗りです。必死で覚えました。しかし事実と全くかけ離れたシナリオを、いくら苗字だけ仮名でも、顔がしっかり映る番組であたかも本当のことのように言うのは抵抗がありました。番組を見た私の知人たちはどう思うのだろうと思いました。物凄いストレスを感じました。しかしもう逃げるわけにはいきません。サインしてしまいましたから…。収録のために紳助が登場しましたがヤクザそのものでした。スタッフに暴力を振るうなんて日常茶飯事なんだなってすぐに見て取れる態度でした。熊谷真美はとても礼儀正しい素敵な女性でした(それが本来の常識人のあるべき姿ですが)休憩中に紳助がスタッフと打ち合わせしているところを、私はお手洗いに行くために通り過ぎたのですが、そのとき紳助は、出演者である私たちのことを「アイツラ」と呼び、「あの女いいな」とかそんなことが聞こえてきました。食事は私たちには幕の内弁当ですが、スタッフは高そうな寿司を、椅子に思いっきり寝そべるように寄りかかり、テーブルの上に靴を履いたままの足を乗せながら食べていました。休憩の後、客席ボタンの数で海外旅行か国内旅行か、の収録でした。コレは実際は客席のボタンが反映しているのではなく、スタッフが操作しているだけです。私たちは国内旅行でした。海外旅行になったカップルは、年間で一番安いシーズンのパッケージツアーの日にちまで決まっているものを、今この場で申し込まない限りキャンセルになる、と言われ、仕事の予定と合わず泣く泣く手放していました。それから収録後の楽屋での様子の撮影(ちゃぶ台の下にマイクを仕掛け)も、台詞を一字一句指示されました。私は素直に従いたくなくてうやむやにしていたら、きちんと従った台詞を言うまで2時間くらい部屋から出してくれませんでした。とても疲れました。読売TVでの拘束時間は10時間でした。もう全てが嫌で後悔の嵐でした。前日までの電話での打ち合わせで、不安で質問したこと(あまりに内容がかけ離れてることを言わされないか、とか)全て嘘をつかれていました。休憩中も嫌で涙が出ました。それを見てスタッフはニヤニヤ眺めてきました。他のカップルの女の子も号泣している子もいました。番組内で使われるカップル紹介の写真も、実際に自分たちで撮った写真はほんの数枚で、インスタントカメラを幾つも事前に送られていて、写真の撮り方マニュアルに則って撮らねばなりませんでした。それは、服を変える、場所を変える、メイクを変える、とにかく沢山撮る、とかそんな内容でした。それをインスタントカメラ3個か4個分撮って送り、収録後もさらにカメラが送られてきてもっと撮らねばなりませんでした。それを送らないと、預けていた自分たちが元々持っていた宝物の写真は返してもらえませんでした。本来の自分たちの姿と偽り出演し、こんな裏切られたショックな気持ちで、緊張もして頑張ったのに、OA日の連絡すらもらえませんでした。教えていただけないかと尋ねると、それはわからないから自分たちで毎週チェックしろ、と言われただけでした。私が出演したときは、プライバシー配慮とのことで出演者は苗字だけ仮名、下の名前は本名で出たのですが(カップルで下の名前で呼び合うと仮名だと間違えることが多いから)そんなの顔が十分映っていて誰だかまるわかりです。OA後電話がじゃんじゃんかかってきて嫌な女のレッテルを貼られ、精神的に参ってしまい、今でも深いトラウマになっています。それまでやらせと分かっていても好きで見ていたキスイヤ、あんな人の心を踏みにじる酷いやらせ、強要とは思いませんで、裏切られた感が強く、出演以降二度と見ることはありませんでした。未だに紳助の顔を見るだけでヘドが出そうで、すぐチャンネルを変えます。他にも出演経験者からメールがあると思いますが、私もつい書かずにはいられませんでした。長々失礼しました。読んでいただきありがとうございます。


‥‥そんなワケで、他にも、日本テレビの番組に出演して、酷いヤラセを強要させられて、つらい思いをした‥‥ってメールがいっぱい届いてるんだけど、古くは、「たけしの元気が出るテレビ」や「ウッチャンナンチャンのウリナリ!」から、新しいものでは、現在放送中のほとんどの番組での被害者がいた。また、「おもいッきりテレビ」での地方でのロケで、ウソの名物料理を作らされた人や、「ザ・ワイド」での街頭インタビューで、スタッフが用意してたセリフを言わされた人など、老若男女を問わない日本テレビのヤラセに、あたしは、あらためて開いた口がふさがらなくなった今日この頃なのだ。


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