マスカラのレーゾンデートル
「天マス」って言えば、ほとんどの女性は知ってるだろうし、愛用してる人も多いと思うけど、逆に、男性は知らない人のほうが多いと思う。で、知ってる人にとっては、あまりにも有名すぎて、今さら説明なんかされても‥‥って思うだろうけど、知らない人たちのために説明しとくと、去年、大ヒットして、爆発的に売れ続けてるマスカラだ。正式な名前が「天まで届け!マスカラ」だから、略して「天マス」なんだけど、チープなコスメの老舗、「キスミー」から発売されてて、980円(税込み1029円)て安さと、ものすごいストレッチ効果やキープ力などで、アッと言う間にクチコミで広がり、大ヒットになった。テレビのCMなんかやってなくても、優れたモノは売れるってワケで、「@cosme」の「2005年ベストコスメ大賞」のマスカラ部門で1位、総合でも2位に輝いた。
それで、このマスカラのすごいとこは、そのネーミングと双璧を誇るパッケージの絵なんだけど、「エースをねらえ!」のお蝶夫人みたいな、昔の少女マンガみたいな絵が描いてあって、とにかく、インパクトが満点なのだ。きっと、レトロさとチープさを狙ってるんだと思うけど、ドラッグストアとかにぶらさがってると、なんか、子供用のオモチャのコスメか、「花とゆめ」かなんかのフロクみたいに見えちゃう。オマケに、そのお蝶夫人みたいな人の横に、「掟」として、まるでマンガのセリフみたいに、「まつ毛は常に上を向いていなければ。」って書いてあるから、どこまで本気なんだか分かんなくなって来る。
そんな「天まで届け!マスカラ」なんだけど、何日か前に、第2弾の「豪華な迫力!マスカラ」ってのが発売された。今までのがストレッチ効果とカールキープ力重視だったのに対して、今度のはボリューム重視なんだけど、これを昨日、もらった。それで、こっちには、「掟」として、「ポルシェ」‥‥じゃなくて、「ボリューム過剰でも美しくてよ。」って書いてあった。「天マス」の「まつ毛は常に上を向いていなければ。」は、普通の人の言葉とも思えるんだけど、今度の「美しくてよ。」は、完全にお蝶夫人のセリフだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、今日、この「豪華な迫力!マスカラ」ってのを使ってみたんだけど、その結果を報告する前に、まずは呼び方を決めなくちゃなんない。だって、「天まで届け!マスカラ」が「天マス」なのに、「豪華な迫力!マスカラ」を「豪華な迫力!マスカラ」って呼び続けるのにはムリがあるからだ。だからって、単純に、「天マス」とおんなじように「豪マス」なんてしちゃうと、過去の判例通りの判決しか下せない無能な裁判官みたいになっちゃうから、ここはひとつヒネリを入れて、「カマス」にしてみようかと思う。
なんでかって言うと、ちょっと前に、新しい省略を発見したからだ。昨日、児島玲子ちゃんの出てる「カヌーライフ」と「ベストカー」を買って来たんだけど、「カヌーライフ」の玲子ちゃんの特集の写真の数々が素晴らしくて、あたしは大感激しちゃった。特に、見開きの写真で、3艇のカヌーが浮かんでる大きな写真があったんだけど、まるで、モネの風景画みたいで、ホントに素晴らしかった。カメラマンの笠原修一さん、グッジョブ!‥‥なんてことも言ってみつつ、プチダッフンした話をクルリンパと戻すけど、あんまり素晴らしかったから、某所に、「カヌーライフ」の宣伝レビューを書くことにした。それで、ベタボメのレビューを書き終わってから、他の人たちの書いてたレビューを見てみたら、「カヌーライフ」って、昔から読んでる愛読者の間では、「ヌーラ」って愛称で呼ばれてるって書いてあったのだ。なんか「ヌーブラ」みたいだけど、ようするに、長い名前の前後の部分を省略して、真ん中の部分を使ってるってワケだ。
それで、この方式を使うと、「豪華な迫力!マスカラ」は、「迫力マス」になる。だけど、前回のが「天マス」だから、同じ4音にすると、「力マス(リョクマス)」ってことになる。でも、「力マス」って書くと、たぶん、漢字の「力」をカタカナの「カ」だと思われて、「カマス」って読まれちゃいそうだから、どうせ間違って読まれるんなら、最初っから「カマス」にしとこうと思ったってワケだ。だけど、あたしがいくら「力説」してみたところで、どうせ1ヶ月もしたら、あちこちで「豪マス」「豪マス」って呼ばれ始めちゃうんだろうな‥‥。
‥‥そんなワケで、この「天マス」とか「カマス」とかは、キスミーの「ヒロインメイクシリーズ」って言うラインナップの中の商品なんだけど、「シリーズ」って言うくらいだから、当然、他の商品もある。そして、それぞれに、素晴らしいネーミングと、お蝶夫人みたいな絵と、「掟」のひとことが書いてある。たとえば、「涙が似合うアイライナー」には、「涙は美しく流すものです。」って書いてある。「永遠の美眉アイブロウ」には、「素眉は誰にも見せません。」って書いてある。他にも、マスカラリムーバーやフェイスパウダー、下地なんかがあって、それぞれにワンダホーな絵と「掟」がついてる。そして、値段も、すべて1000円前後だ。
だから、基本的には、お小遣いでコスメを買う高校生用って感じなんだけど、この「天マス」だけは、その威力がクチコミで広まって、「シャインリップ」以来のキスミーの大ヒットになったってワケだ。まあ、あちこちで絶賛されてる「天マス」を悪く言うつもりはないけど、あたしは、ファイバーが粗すぎるのとブラシが固すぎるのがイマイチで、キープ力とかはそれなりなんだけど、結局は、「値段のワリにはいいんじゃないの?」って感じだった。
それで、今日、新製品の「カマス」を使ってみたんだけど、あたし的には、こっちのほうが良かった。マスカラの基本能力を見るために、トップコートは使わず、マスカラベースにランコムのシィルブースターを使って、その上に「カマス」を塗っただけにしたんだけど、約9時間、崩れなかった。カールも、まつげくるんのラインが夜までキープされてたし、悪くはない。何よりも良かったのは、「天マス」よりもファイバーが細かいみたいなので、塗り方ひとつでボリュームを変えられるってとこだ。だけど、つまりは、「天マス」も「カマス」も、深田恭子ちゃんみたいな、お人形さんみたいなまつ毛を目指す女の子用ってことで、どんなにムリしても、使えるのは20代前半までだろう。
あっ! 例外中の例外があった! 今年で66才になる水森亜土だ! 水森亜土なら、70才になろうとも、80才になろうとも、90才になろうとも、ヒジキみたいなまつ毛をしててもおかしくない‥‥っていうか、ヒジキみたいなまつ毛じゃないと、水森亜土とは言えない‥‥なんてのも挿入しつつ、ひとまず先へ進むけど、今回みたいな話題を書いてると、「男の人は面白くないだろうな‥‥」って思っちゃう。だから、普段は、なるべく書かないようにしてるんだけど、タマに女性の読者から、「コスメやヘアメークのことも書いてください」なんてメールも来る。あたしとしても、そう言う話題ならいくらでもネタがあるんだけど、正直、お仕事の延長みたいな感じで、書いててもあんまり楽しくない。
あたしとしては、お蝶夫人みたいな絵が描いてるマスカラの話題よりも、お蝶夫人が出て来るパチンコ台、「エースをねらえ!」の話題のほうが、書いてて楽しい。でも今は、とにかく、「中森明菜・歌姫伝説」にゾッコンだから、他のパチンコ台のことは書く気にならないし、そう考えると、あたしって、ワガママ?‥‥でも、「ストレス発散のために書きたいことを書く」ってのが、この「きっこの日記」のレーガン元大統領‥‥じゃなくて、レーズンバター‥‥じゃなくて、レーゾンデートルだから、ま、いっか!
‥‥そんなワケで、中森明菜で思い出したけど、明菜ちゃんと同じころのアイドルだった甲斐智枝美が、昨日、43才の若さで急死したんだよね。死因も不明で、色々と憶測が飛び交ってるけど、あたしは、甲斐智枝美には興味が無いから、この話題も取り上げない。だって、顔も良く覚えてないし‥‥ってことで、今回は、あまりにもとっちらかっちゃったので、最後に、キスミーの「ヒロインメイクシリーズ」のワンダホーな絵でも見てもらって、閉会のアイサツに代えさせてもらおうと思う今日この頃なのだ。
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