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2006.07.29

長けりゃいいってもんなのだ!(笑)

Dapump
KENちゃん、結婚おめでと~♪‥‥てなワケで、DA PUMP のKENちゃんが、ずっと付き合ってた4才年上のカノジョと結婚したワケだけど、そんなKENちゃんのコメントを検証してみたい。


ファンの皆様へ
この度、私「DA PUMP・KEN」こと奥本 健は、長く交際していた30歳・家事手伝いの女性と結婚する事になりましたのでご報告致します。
彼女とは約9年間のお付き合いで、若い自分の思いや悩みを陰ながら叱咤激励し、いつも側で支えてくれる存在でした。そして、交際期間も10年目を向かえる事と並びにこれからの人生を共に歩んで行こうとの心から「結婚」を決意致しました。
いつもDA PUMPを支えてくれているファンの皆さんにも感謝しております。
また、自分が所属するチームからメンバーが抜けた事もあり変動の激しい時期でご迷惑をお掛けした皆様には申し訳無く思っております。自分の所属する「DA PUMP」もまだまだ未熟ですが、これからも皆様からのお力添えとご声援で成長し発展するチームを目指していきますので、これからも暖かく見守って頂きたいと思っております。
平成18年7月 吉日
奥本 健(DA PUMP・KEN)


‥‥って、KENちゃん、これ、誰に書いてもらったの? なんか、敬語とか言葉づかいがすごく変なんだけど、自分で書いてから事務所の人にチェキしてもらったのかな? ま、たどたどしいニポン語は沖縄チックで可愛いからいいけど、KENちゃんがDA PUMP のことを「自分が所属するチーム」って思ってたのには、小さめのビックルを一気飲みしちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、こういった「あらたまった文章」って、書くのが苦手だ。あたしは、文章を書くのは大好きだし、この日記ならいくらでもダラダラと書けるんだけど、「あらたまった文章」になると、たった数行の文章を書くのに、何度も何度も書き直したりして、ものすごく時間が掛かっちゃう。だから、自分が苦手なのに、他人にツッコミを入れるのは申し訳ないんだけど、それにしても、このKENちゃんの文章、気になる部分が多すぎる。

「彼女とは約9年間のお付き合いで」って、「付き合い」に「お」をつけるのは変な感じがするし、「30歳・家事手伝いの女性」ってのも、なんかの事件の犯人か被害者みたいな書き方だ。「若い自分を陰ながら叱咤激励し」なら分かるけど、「若い自分の思いや悩みを陰ながら叱咤激励し」っておかしい。「思いや悩み」に対しては叱咤激励できないと思う。「交際期間も10年目を向かえる事と並びにこれからの人生を共に歩んで行こうとの心から「結婚」を決意致しました。」ってのも、意味は通じるけど、「並びに」とか「心から」って部分が引っかかる。「これからも皆様からのお力添えとご声援で成長し発展するチームを目指していきますので、これからも暖かく見守って頂きたいと思っております。」ってのも、すごく気になる。「これからも皆様からのお力添えとご声援で成長し発展するチームとして」とかなら分かるんだけど、この文章だと、現状では、まだ、「皆様のお力添えとご声援で成長し発展するチーム」には至ってなくて、そうなることを「目指してる段階」ってことになる。それに、「これからも暖かく見守って頂きたいと思っております。」よりも、「これからも暖かく見守ってください。」とかのほうがいいと思うし、ひとつの文章の中に「これから」が2回出てくるのも気になる。他にも、タイトルが「ファンの皆様へ」なのに、文中では「ファンの皆さん」てなってて、統一してないとこも気になる。

ようするに、ふだん使ってない、あらたまった言い回しをムリして使ったから、文章が変になっちゃったって感じがする。なんかの謝罪文とか、離婚の報告とかなら、あらたまった文章を書くしかないけど、今回は、おめでたい結婚の報告なんだから、何も形式なんかにこだわらないで、KENちゃんらしく、自分の言葉で書いて欲しかった。マスコミ向けのものは、それなりにきちんと書くべきだけど、これはファン向けのメッセージなんだから、もっと肩の力を抜いて、いつものKENちゃんのノリで書いたほうが、ファンも「おめでと~♪」って気持ちになると思う。たとえば、こんな感じだ。


ファンのみんなへ
みんな、元気でやってるか?
オラも元気だ!
だけど、この前、クリリンが拾ってきた仙豆(せんず)を食ったら、それが仙豆に良く似たリスのフンだったみてえで、オラ、下痢が止まらなくなって、そりゃあてえへんだった。
スーパーサイヤ人になったら、全身がウンコ色になっちまって、チチにも「汚ならしいから近寄らないで!」って言われちまった。
え?「チチ」って誰かって?
そうそう、今日は、みんなに報告してえことがあるんだ。
実は、オラ、結婚することにしたんだ。
チチってのは、もう9年も付き合って来たオラのカノジョで、オラの嫁さんになる人だ。
ちょっと気は強ええけど、やさしいとこもあって、今まで陰ながらオラを支えてきてくれたんだ。
結婚しても、オラは今まで通り修行を続けて行くし、強ええ敵がやってくれば、ワクワクしながら闘ってく。
だから、みんな、これからも、オラに元気を分けてくれよな!
それじゃ、またな!
平成18年7月 吉日
奥本 健(DA PUMP・KEN)


‥‥そんなワケで、これは当然ジョークだから、ここまでしろとは言わないけど、たとえば、「彼女との付き合いも10年目を迎えたので、男としてのケジメをつけることにしました」とか、こういう本音の言葉を聞きたかった。あたしは、どんなに稚拙な文章でも、本音で書けば、必ず伝わるもんだって思ってる。そして、どんなに上手な文章でも、そこに心が無ければ、何も伝わらないと思ってる。それから、やっぱり沖縄色を出して欲しいから、語尾は「さ~」にして欲しかった。たとえば、こんな感じだ。


ファンの皆さんへ
ハイサイ!
この度、俺は、結婚することにしたさ~。
相手は、9年間つきあってきた彼女で、俺よりも4才年上の30才の女性なのさ~。
芸能人にたとえると、V6のイノッチと同棲してる瀬戸朝香に似た感じで、自分で言うのもなんだけど、スタイルのいい美人なのさ~。
この9年間、浮気がバレてヤバかったことも何度かあったけど、そのたびに、「ハブに咬まれるよりはマシだろ?」とか、「ISSAよりはマシだろ?」とか、テキトーに言い訳をして乗り越えて来たし、彼女も三十路になったことだし、ここが男のケジメのつけ時だって思ったさ~。
DA PUMP としては、SHINOBUが脱退したことによって、一時は、「DA FUNDA」に改名しようかって意見も出てたんだけど、志村けんさんから折伏‥‥じゃなくて、クレームが来そうだったから、思いとどまったさ~。
だから、これからも応援よろしくってことで、ちばりょ~!
平成18年7月 吉日
奥本 健(DA PUMP・KEN)


このくらいなら、おめでたいってことで、許容範囲だろう‥‥と思う(笑) だけど、こうして書いてみると、やっぱり、こういう文章って難しいね。それで、あたしは、遅ればせながら、サッカーの中田英寿って人の引退のメッセージってのを読んでみた。なんか、聞くところによると、素晴らしい名文だとかで、教科書にも採用されるとかって話みたいだから、どんなもんかと期待して読んでみた。だけど、読んでみたあたしの感想は、またこういうこと書くと反論のメールがいっぱい来そうな気がするけど、とにかく、「くどい!」「長い!」「自己陶酔!」の3点セットで、最後まで読むのが苦痛だった。やっと終わりかと思ったら、まだまだ続きがあるし、「最後にこれだけは伝えたい」って書いてあってから先が、これまた長い。「最後にこれだけは伝えたい」って書いたら、すぐにシメろよ。だいたいからして、20数年しか生きてないのに、「人生は旅である」なんて、まるで悟りを開いちゃったみたいなこと言って、恥ずかしくないのかな?

あたしとおんなじことを思ってる人は、いっぱいいるみたいで、この前、久しぶりに、だいたひかるをテレビで見たら、「アメリカに行ってプレスリーのマネをしてる小泉首相が‥‥‥‥‥‥近所の酔っ払いに見えた」とかってネタの流れで、「サッカーの中田英寿の引退メッセージって‥‥‥‥‥‥長い」ってのもやってた。それで、会場は大爆笑だった。このネタが大ウケしたってことは、みんなもそう思ってたってことだろう。

だけど、あたしもだいたひかるも「長い」って感じた中田英寿の文章だけど、この「きっこの日記」のほうが、遥かに長い。中田英寿の文章は、2500文字弱だったから、400字詰めの原稿用紙に6枚程度で、「きっこの日記」の半分程度だ。それなのに、中田英寿の文章がヤタラと長く感じるのはなんでかって言うと、メリハリの無い淡々とした口調が延々と続いて行くからだ。ある程度の長さの文章を書く時には、起承転結っていうか、文章の流れに起伏をつけて、どっかに山場を作ったりするもんなんだけど、中田英寿の文章は、無表情で、山場がない。だから、すごく長く感じた上に、くどく感じた。それでも、熱狂的なファンから見れば、感動的な素晴らしい文章だと錯覚されちゃうんだろうけど、それは別にいいとして、あんなもんを教科書に載せるってのは、「ちょっと待った!」って感じがする。

‥‥そんなワケで、あたしは、中学2年の時から俳句を始めて、今年で21年目を迎えたけど、まだまだヒヨコだと思ってる。あたしは、おんなじことをたかが20年ぽっち続けて来たくらいで、「人生は旅である」なんて、まるで悟りを開いちゃったような偉そうなことはノタマエないから、これからもコツコツと、世界最短詩型の俳句と、正反対の長文の日記とをずっと続けてくつもりだ。そして、この「きっこの日記」に関しては、中田英寿の文章を反面教師として、「長文を読むのが嫌いな人でも楽しく読める長文」を目指して、少なくともあと50年くらいは書き続けて行こうと思う今日この頃なのだ。


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