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2006.07.20

息抜きするなら水族館

Shinagawa1 あたしの大好きな「しながわ水族館」の中に、ずっと楽しみにしてた「アザラシ館」が、児島玲子ちゃんのお誕生日を記念して‥‥ってワケじゃないけど、玲子ちゃんのお誕生日の7月20日に、いよいよオープンする。それで、20日を過ぎたら絶対に行こうって思ってたのに、ナナナナナント! 「アザラシ館のオープンにともない一部料金を改定いたします」ってことで、今まで1100円だったのが、有無を言わさずに1300円に値上げになる! しながわ水族館の魅力は、なんと言っても入館料の安さだったのに、こんなやり方ってひどすぎる! まるで、マイルドセブンの便乗値上げみたいじゃん! 普通なら、入館料は今まで通りに1100円のままにしといて、「アザラシ館」を見たい人だけ、別料金を200円取るべきなんじゃないの?

 

あたしは、最初の1回だけは「アザラシ館」も見るけど、2回目も3回目も「アザラシ館」を見るかどうかは分かんない。あたしが、しながわ水族館に行くのは、基本的には、トンネル水槽で顔ナジミの「ハタ」にアイサツするためと、地下の「イルカの窓」からボケーッとイルカを見るためだ。イルカショーもアシカショーもタマにしか見ないし、他のコーナーも見飽きてる。ただ、あたしにとっては決して安くはないけど、「1100円」ていう金額が、1ヶ月に一度のゼイタクとして、気持ちをリフレッシュするためには、ギリギリ許される金額だったのに‥‥。

 

ものすごく立派な「アザラシ館」らしいから、きっと、作るのにすごくお金も掛かったんだろうけど、だからって、短絡的に入館料を値上げにするのって、どうなんだろう? 品川っていう立地を考えれば、遠くからワザワザ来る家族連れだけじゃなくて、近くで働いてるサラリーマンやOLが、ちょっとした息抜きに来たりもしてるワケで、あたしを含めて、そういう人たちが、入館者の何割かを占めてると思う。そういう人たちは、毎回、「アザラシ館」は見ないと思うし、いつも見るコーナーが決まってる。あるサラリーマンは、来るたびに半日も「東京湾の魚コーナー」でボーッとしてたり、あるOLは、毎週末に通って来て、何時間もアマゾンの水槽の前で「アロワナ」だけを眺めてたりしてる‥‥かも知れないと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

 

 

‥‥そんなワケで、あたしの場合は、しながわ水族館に行くと、まずは、巨大なトンネル水槽で、いつもの「ハタ」を探す。それで、見つけることができたら、心の中で、「ケンイチ~!」って名前を呼ぶ。もちろん、サスガの水族館も、イルカやアシカならともかく、ハタには名前なんかつけてないだろうから、この「ケンイチ」ってのは、あたしが勝手につけた名前だ。それで、なんで「ケンイチ」なのかって言うと、一番最初に見た時に、スミッコのとこにじっとしてて、たまに口を少しだけひらいてたんだけど、それが、コロッケがモノマネする美川憲一の口にソックリだったからだ。あと、美空ひばりの口にも似てたんだけど、このハタがオスなのかメスなのか分かんなかったから、どっちでもいいように、美川憲一の「ケンイチ」にしたってワケだ。

 

ケンイチは、体長が60cmか70cmくらいありそうなんだけど、ぶ厚いガラスのトンネル水槽の中にいるので、もしかしたら実際よりも大きく見えてるのかも知れないから、ホントは50cmくらいかも知れない。ま、大きさはどうでもいいんだけど、左側から見た時の模様にちょっと特徴があるから、他のハタと区別することができるのだ。でもこれは、あくまでも、あたしサイドの問題であって、ハタにとってみたらハタ迷惑な‥‥って、あっ! つい、寒いのやっちゃったよ!(笑)

 

で、あたしが勝手に名前をつけてるお魚は、他にもいるんだけど、ハッキリ言って、区別がつかない。たった1匹しかいない「電気ウナギ」とかなら、間違えることはないんだけど、あたしが名前をつけたのは、何匹もいる種類ばっかだから、名前をつけた本人のあたしも、どのお魚だか分かんなくなる。たとえば、おんなじトンネル水槽の中に、「イトマキエイ」がいるんだけど、あたしとしては、当然、「エイ」だけに「ロクスケ」って名前をつけた。だけど、何匹もいるから、どれが「ロクスケ」なのか分かんないのだ。

 

でも、おんなじ種類でも、もっと体が大きくなれば、それぞれの外見的な特徴も分かるようになって来るし、もっと知能が高くなれば、それぞれの性格や個性も分かるようになって来て、簡単に見分けることができるようになって来る。たとえば、イルカだ。ま、哺乳類で知能の高いイルカと、お魚とを比べるのはおかしい話かもしんないけど、それにしたって、海の中に10頭、20頭のイルカが泳いでたとしたら、みんなおんなじに見えちゃうと思う。

 

だけど、広い海に何十頭ものイルカがいるんじゃなくて、決まったプールの中に5頭のイルカがいて、会いに行くたびに、いつもの顔ぶれで迎えてくれれば、何度目かには、ちゃんと見分けられるようになる。しながわ水族館のバンドウイルカは、オスの「サーフ」と、メスの「カイ」「サンディー」「ホップ」「ラン」の5頭だけど、何度かイルカショーを見て、あとは地下の「イルカの窓」から観察してれば、すぐに分かるようになる。泳ぐイルカを見て、ただ単に「イルカだ~!」って思うよりも、「おっ!サーフ!今日も元気だね!」って思えたほうが、何倍も楽しい。

 

‥‥そんなワケで、5年くらい前は1000円だったのに、知らないうちにコッソリと1100円になり、明日からは1300円になっちゃう「しながわ水族館」だけど、この値上げは痛いけど、それでも、他の水族館よりはずっと良心的な値段だ。あたしの大好きな「サンシャイン国際水族館」は、ずっと1600円だったのに、いつの間にか1800円に値上げしたし、「新江ノ島水族館」に至っては、最初っから2000円だし、こうなって来ると、水族館て、「気が向いた時にフラッと息抜きに行ける場所」じゃなくなって来る。

 

不景気が続く今の世の中、ランチはワンコイン(500円)、映画は1000円てのが基準みたいだけど、それにしたって、毎日毎日500円のランチが食べられる人なんか少ないと思うし、100円のハンバーガー1個でガマンしてる人もいれば、あたしみたいに、自分でゴマ塩のおにぎりを作って、持ってく人も多いと思う。映画にしても、「釣りバカ日誌」が1000円になったり、普通の映画館でも、1000円のレディースデーを設けたりと、色々とがんばってくれてるけど、だからって、観たい映画をカタッパシから観に行けるような人は少ないだろう。

 

だから、1000円の映画でさえ、1年に1回か2回のゼイタクなあたしにとって、1000円以上の水族館てのは、ものすごいゼイタクってことになる。ま、映画の場合は、ほっとけば1年後か2年後にテレビでやるから、それを待てばいいやって気持ちにもなるし、一期一会の水族館の魅力とは比べ物にならないけど、それにしても、最低でも1年に10回は行きたいあたしとしては、1回が1000円以上ってのは、すごく痛い。だから、しながわ水族館も、他の水族館みたく、年間パスを作ってくれればいいのになって思う。ま、あたしの場合は、800円になる割引券を使ってるから、あんまり大きなことは言えないけど(笑)

 

ちなみに、「新江ノ島水族館」は、入館料が2000円とバカ高いけど、そのぶん、年間パスを4000円にしたから、「2回来ればモトがとれる」ってことで、遠くから来た人も、ほとんどが年間パスを買ってる。これは、お客のほとんどが遠くから来るってことを想定したものだから、これとおんなじ方式を都内のしながわ水族館には当てはめられないと思う。だから、1300円の入館料の2倍の2600円てワケには行かないだろうけど、でも、3500円くらいで年間パスを発行すれば、お客の側だけじゃなくて、水族館側にとっても、色んなメリットがあると思う。

 

都内だと、「葛西臨海水族園」が、700円か800円くらいで一番安いし、年間パスは2800円だから、ものすごく良心的だ。だけど、あたしの住んでる場所からだと、東京の反対側だから、なかなか行くことができない。それに、こんなこと言うと「すごくイヤな大人」になっちゃうんだけど、「葛西臨海水族園」て、幼稚園とか小学校とかの遠足がヤタラと多い。だから、静かにお魚を見てボーッと過ごしたいと思ってる時のあたしとしては、周り中でギャーギャーと大騒ぎする子供たちの群は、ちょっと苦手なのだ。

 

なんか、水族館の内容よりも、値段のことばっか言っててセコイんだけど、どんなとこでも少しでも安く入りたいあたしとしては、コレはすごく重要な問題なのだ。ずいぶん前に、女の子2人で「鴨川シーワールド」に行った時、一応、200円か300円か安くなる割引券は用意してったんだけど、入ろうと思ったら、入り口のとこに、「カップルデー」とか何とかの看板が出てた。それで、良く見たら、男女のカップルだと1000円くらい安くなる日だって書いてあった。だから、あたしたちは、誰でもいいから男の人が来るのを入り口のとこで待ってた。それで、10分くらいしたら、男の人の3人組が来たから、事情を話して、そのうちの2人とあたしたちがカップルだってことにしてもらって、それで大幅に安い値段で中に入った。この時は、ま~得した気分だった(笑)

 

‥‥そんなワケで、あたしが水族館を選ぶポイントとして、「入館料が安い」「お家から近い」「静かに過ごせる」って3点がすごく重要なんだけど、世の中、そんなに甘くはないから、この3点がすべてそろってる水族館なんか、存在してない。だけど、限りなく透明に近いブルー‥‥じゃなくて、限りなく理想に近い水族館ってことになると、やっぱ、しながわ水族館てことになる。

 

そして、そんな、しながわ水族館のライバル的な存在なのが、去年の春にオープンした、「エプソン品川アクアスタジアム」だ。こっちは、水族館だけじゃなくて、色んなアトラクションもあるし、お金にモノを言わせた数々の展示はグレートだ。トンネル水槽も、しながわ水族館に負けず劣らずで、長さもほぼおんなじだ。それから、イルカショーのブールは、円形になってて、ブールを取り囲むようにグルッと客席があるから、どの位置からでも良く見える。ま、1800円ていう入館料を考えれば、これくらいの内容は当然だし、バカ騒ぎしたりしないで、純粋に水族館を楽しみたいあたしとしては、しながわ水族館のほうが、ずっと好みだ。

 

だけど、たったひとつだけ、しながわ水族館へ行こうとするあたしの後ろ髪を引っぱる、エプソン品川アクアスタジアムの呼び物がある。それが、あたしの大好きな「カマイルカ」だ。前にも書いたかもしんないけど、あたしは、「バンドウイルカ」も好きだけど、それよりも、鼻がスッとしてて、小型で可愛い「カマイルカ」のほうが、もっともっと好きなのだ。

 

カマイルカは、バンドウイルカよりも少し知能が低いそうで、あんまりものすごい芸はできないって言われてる。ホントかどうか分かんないけど、前に、沼津にある「淡島マリンパーク」に行った時に、イルカショーの調教師のお姉さんが、そう説明してた。確かに、バンドウイルカの複雑な芸と比べると、カマイルカの芸は、ただジャンプするだけだったりと、ワリと単純なものが多い。だけど、あたしは、「動物に芸をやらせる」ってこと自体が、あんまり好きじゃないみたいで、若いころはキャーキャー騒ぎながら楽しんでたことは事実だけど、三十路を過ぎたら、何にもしないで自然に泳いでるお魚やイルカをボーッと眺めてるほうが、好きになった。

 

それで、しながわ水族館には、バンドウイルカしかいないんだけど、エプソン品川アクアスタジアムには、5頭のバンドウイルカの他に、4頭のカマイルカがいるのだ。ちなみに、バンドウイルカは、オープンした時からいた、メスの「アンク」と「ネイル」の他に、今年の春にデビューした、メスの「ファイン」「レイニー」「スノーウィ」の3頭で、ぜんぶメスだ。そして、あたしの大好きなカマイルカは、オスの「ラッキー」と、メスの「ナタリー」「ロロ」「リップ」の3頭がいる。つまり、カマイルカの「ラッキー」としては、自分以外のイルカはみんな女の子ってワケで、名前の通り、ラッキーってワケだ(笑)

 

‥‥そんなワケで、明日から入館料が値上げになる「しながわ水族館」に対して、あたし的な希望を言わせてもらうと、まずは、とにかく、「年間パス」を作って欲しい。できれば、3000円から3500円くらいの間で。それから、こっちは、リトル難しいとは思うんだけど、できることなら「カマイルカ」を導入して欲しい。そうしてくれたら、あたしは、「しながわ水族館」の近くに引っ越して、年間パスを買って、1年に100回くらいは見に行くと思う今日この頃なのだ。

 

 

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