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2006.08.29

トルコ風GP

Ice2
2~3日くらい前から、コンクリートとアスファルトだらけの東京も、ようやく、リトル涼しくなって来た‥‥って言っても、その前のクソ暑かった時に比べたらの話で、今だって、タンタン麺を食べてから冷房のついてない満員電車に乗ったら、たぶん暑い。で、あたしの場合は、毎年、ガリガリ君を食べて夏の暑さを乗り切ってるんだけど、今年の夏のガリガリ君は、「マンゴー味」だった。そんなに甘すぎず、ワリとトマコマイしてて‥‥じゃなくて、ワリとアサヒカワしてて‥‥じゃなくて、ワリとサッポロしてて、なかなか美味しい。それで、袋に書いてあったんだけど、ガリガリ君のファンクラブだか部活だかがあって、そこの人たちが考えて作ったそうだ。そんなガリガリ君の「マンゴー味」なんだけど、あたし的には、やっぱり、「コーラ味」のほうがお気に入りだ。あたしって、炭酸の強いソフトドリンクが苦手だから、飲み物のコーラはほとんど飲まないんだけど、コーラの味自体は好きだから、ガリガリ君の「コーラ味」と、チュッパチャプスの「コーラ味」は、どっちも大好きだ。

だけど、今年の夏は、ガリガリ君よりも気に入ったアイスを発見しちゃって、そればっか食べてたから、いつもの夏よりも、ガリガリ君の消費量が少なかった。それは、ガリガリ君とおんなじ「赤城乳業」から発売されてる「馬車道アイスクリン」ていうんだけど、ガリガリ君みたいに棒がついてるバニラアイスで、1個100円だから、ガリガリ君よりは高い。それで、昔のアイスの味を再現したものなんだけど、とにかく、メッチャうまい! スーパーカップみたいなバニラを食べると、甘くてあとからノドが乾いたりするけど、この「馬車道アイスクリン」は、バニラなのにシャリシャリしてて、なんか、牛乳を凍らせたみたいな感じで、甘さもちょうど良くて、とにかく、メッチャうまい! 雪印の「トルコ風アイス」のバニラ練乳仕立てを「しつこさレベル10」とすると、スーパーカップのバニラは「しつこさレベル7」くらいで、この「馬車道アイスクリン」が「しつこさレベル1」って感じになる。そのくらい、サッポロしてるってことだ。ま、「トルコ風アイス」の場合は、納豆みたいにネバネバしてるから、味だけじゃなくて、その視覚的なイメージだけでも、「しつこさレベル」がアップしちゃいそうな気がする今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、「トルコ風アイス」って言えば、誰でも‥‥は思い浮かべないと思うけど、一部の人だけが思い浮かべるのが、トルコGPにおけるマクラーレンのライコネンだ。F1のドライバーって、フェラーリのシューマッハ兄は「赤き皇帝」、ルノーのアロンソは「蒼きマタドール」ってふうに、センスの悪いニックネームをつけられちゃってるんだけど、マクラーレンのライコネンは、「アイスマン」て呼ばれてる。これは、北欧のフィンランドの出身てことと、クールで冷静なドライビングをするとこからつけられたニックネームだ。

だから、F1ファンが「トルコ風アイス」って言葉を聞くと、たぶん、2人に1人くらいは、「トルコGPにおけるライコネン」を思い浮かべると思う。だけど、実際に「トルコ風アイス」を食べてみると、納豆みたいにネバネバしてるから、ドライビングスタイルとしては、ライコネンよりも中島悟を思い出す。ライコネンは、クールで冷静だけど熱い走りをするから、往年のドライバーの中だと、プロストに似たタイプと言える。シューマッハ兄も、プロストに似たタイプなんだけど、去年と今年のシューマッハ兄を見てると、メンタルな部分に原因があるようなイージーミスが目立つようになって来たから、まだまだプロストのレベルとは言えないだろう。

アロンソがセナに似たタイプのドライブをするから、シューマッハ兄がもうちょっとプロストみたいに、プロフェッサータイプになってくれれば、今シーズンはもっともっと面白くなるんだけど、お尻に火がついた状態のシューマッハ兄は、メンタル面での弱点が出まくりで、なんだかなぁ~って感じがする‥‥なんてことも言ってみつつ、もう、2000字近く書いて来てんのに、まだ、トルコGPのスターティンググリッドも書いてないんだから、今日の日記は、いつも以上に長くなりそうだ(笑)

‥‥そんなワケで、年収70億円を超えるシューマッハ兄を筆頭に、普通の人が一生かかっても稼げないような金額をたった数レースで稼いじゃうスーパーセレブたちの競演、F1グランプリだけど、前回のハンガリーGPが終わってから、今回のトルコGPまでが、スーパーセレブたちの3週間ほどの夏休みだった。だけど、豪華なクルーザーで美女をはべらせてパーティーをやったり、お城みたいな別荘でのんびり過ごしたりできたのは、ほんの一部のドライバーだけで、移籍だ残留だ引退だ何だって、来シーズンのことでバタバタしてたドライバーも多い。

特に、シューマッハ兄は、引退を囁かれちゃってる上に、ハンガリーGPでタイヤを換えずに走り続けて、結局、チェッカーを受けられなかった件について、色んな人から酷評されてる。スーパーマリオ‥‥じゃなくて、スタン・ハンセン‥‥じゃなくて、マンセルからも、「目先のポイントに惑わされて判断を誤った」とかって言われちゃったみたいだけど、コレって、結果を知ってからのコメントじゃん。あたしは、マンセルは大好きだから、あんまり悪くは言いたくないけど、なんか、優等生のコメントみたいで、乱暴で大ザッパなマンセルのコメントとは思えない。だいたいからして、もしも、シューマッハ兄のタイヤがギリギリもって、3位でフィニッシュできてたら、マンセルをはじめとして、シューマッハ兄の判断を責めてる人たちは、それでも酷評しただろうか? たぶん、みんな、「ナイス判断!」とかって言ってそうじゃん(笑)

残りのレース数や、アロンソとのポイント差を考えたら、あの状況で、安全策を取って3ポイント前後を取ることよりも、イチかバチかの賭けに出て6ポイントを狙うってのは、「無謀」じゃなくて「十分に考えられる作戦のひとつ」だと、あたしは思った。ま、シューマッハ兄は、「あれが自分のスタイルだ」ってコメントしたから、あたし的にはオッケーなんだけど、ひとつだけミットモナイと思ったのは、みんなから責められてるシューマッハ兄を擁護するために、シューマッハ兄のオヤジがシャシャリ出て来ちゃって、37才の大の男を必死で守ったことだ。なんか、どっかの八百長ボクサーのバカオヤジと重なっちゃって、シラケちゃったよ。

‥‥そんなワケで、シューマッハ兄は、これだけでも踏んだり蹴ったりなのに、さらに、メンドクサイコトに巻き込まれちゃった。ザウバーをクビになったヴィルヌーヴが、イギリスの「F1レーシング」に、シューマッハ兄のことをボロクソにコメントしたのだ。シーズン半ばでクビになっちゃったヴィルヌーヴは、カナダのケベックで行なわれた「インターナショナル・バルーン・フェスティバル」に出演して、6万人の観客の前で、カナダの人気ポップシンガーのガロウとデュエットしたりして、もう完全にレースから離れちゃった生活をしてるから、何でも言えるんだと思うけど、こんなコメントを出したのだ。


「ミハエル・シューマッハは、確かにレーサーではあるけど、ただのレーサーってだけで、スターとは言えないね。アイルトン・セナは、ジェームス・ディーンのように若くして亡くなったから、多くの人たちの心の中に生き続けてる。アラン・プロストだって、ナイジェル・マンセルだって、F1を引退したあとも、長い間、多くの人たちが彼らのレースを記憶している。そして、彼らは、本物のヒーローになったのさ。これは、シューマッハにはできないことさ。セナも、レースの上では、シューマッハのように汚いテクニックも使ってた。でも、それは、レースの上だけのことで、彼は、ファンに嘘をつくようなことだけはしなかった。だけど、シューマッハは、ファンにも嘘をつくし、ドライバー仲間にも嘘をつく。そんな人間なのに、素晴らしい人物だ、素晴らしいチャンプだなんて、とても呼べないよ。悲しいことだけど、彼が引退したら、あっと言う間に忘れ去られるだろうね」


あたしは、何で、ヴィルヌーヴがこんなコメントをしたのか、ホントのとこは分かんないけど、あたしの予想だと、10年越しの粘着質なジェラシーなんじゃないかって思う。1996年、ウィリアムズルノーからF1デビューしたヴィルヌーヴは、初出場の予選でいきなりポールを取り、決勝ではギアボックスにトラブルが出たんだけど、何とか2位に入賞した。何年も参戦してても、一度も表彰台に上がったことのないドライバーだってたくさんいるのに、デビュー戦で2位表彰台だなんて、あまりにもすごすぎる。ま、当時のウィリアムズルノーは速かったから、ヴィルヌーヴがいくらカートのチャンプだったとしても、親の七光りがなかったら、とてもシートには座れなかったと思うし、それまでウィリアムズルノーに乗ってたクルサードがマクラーレンに移籍しちゃって、その代わりに乗れることになったんだから、ヴィルヌーヴは、お父さんに感謝するとともに、クルサードにも感謝しつつ、ペヤング焼きそばを食べなきゃなんない。

‥‥そんなワケで、前年と前々年のチャンプだったシューマッハ兄が、ベネトンからフェラーリに移籍して、この年からフェラーリに乗るようになったんだけど、当時のフェラーリは遅かったから、「2年連続でチャンプになった優秀なるシューマッハ兄を迎えて、フェラーリチームを再建する」って計画だった。で、この年は、ヴィルヌーヴと、チームメイトのデーモン・ヒルとがチャンプ争いをして、ニポンGPでデーモン・ヒルがチャンプになったんだけど、次の年の1997年は、ヴィルヌーヴとシューマッハ兄がチャンプ争いをしたのだ。ようするに、今、ルノーのアロンソと、フェラーリのシューマッハ兄とが、チャンプ争いをしてるけど、10年前には、これとおんなじように、ウィリアムズルノーのヴィルヌーヴと、フェラーリのシューマッハ兄とが、チャンプ争いをしてたのだ。

それで、ヴィルヌーヴのほうが、ポイントはリードしてたんだけど、1個前のニポンGPで、シューマッハ兄が優勝して、ヴィルヌーヴはイエローフラッグの無視で失格になっちゃったから、これで差が縮まって、2人のチャンプ争いは、最終戦のヨーロッパGPまでもつれ込んだ。この頃は、中野信治が、今のタクマみたいな存在で、片山右京が、今の山本左近みたいな存在で、あとは、ゴクミのダンナのアレジとかも走ってたし、なかなかバラエティーに富んだメンツだった。それで、ヨーロッパGPでは、チャンプ争いをしてたヴィルヌーヴとシューマッハ兄が接触しちゃって、シューマッハ兄がリタイアになり、これで、ヴィルヌーヴがワールドチャンプになった。

デビュー2年目にして、ワールドチャンプになったヴィルヌーヴとは正反対に、2年前までのワールドチャンプだったシューマッハ兄は、この時の接触を「故意の接触」って判断されて、シーズン終了後にランキングを剥奪されちゃった。その上、「オフシーズンに交通安全キャンペーンのボランティアをしろ」っていう制裁まで食らっちゃった。だから、この2年間だけを見ると、光り輝いてたのはヴィルヌーヴで、シューマッハ兄はボロボロだった。だけど、ここから先は、まったく逆になる。2000年から2004年までの5年間、シューマッハ兄は連続でワールドチャンプになり、フェラーリの黄金時代を築いたけど、ショボいBARに移籍して、ぜんぜん勝てなくなったヴィルヌーヴは、良くても年間7位、悪いときは1シーズンで1ポイントもとれなかった。そして、ザウバーに移籍したんだけど、それでもパッとしなくて、結局、今シーズンの途中でクビになっちゃった。

で、シューマッハ兄のほうは、2005年の大幅なレギュレーションの変更で、フェラーリ暗黒時代に入り、ルノーとアロンソに王座を渡すことになっちゃったけど、今年になって、また、復活して来たってワケだ。つまり、ベネトン時代にも、2年連続でチャンプになってて、フェラーリに移籍してからは、文字通りフェラーリの看板として、5年連続でチャンプになり、2005年はダメだったけど、今年もまた、チャンプ争いをしてるのが、シューマッハ兄ってワケだ。そして、10年前に一度だけチャンプになれたけど、それからは下降線をたどり続けて、ついに今年でクビになっちゃったのが、ヴィルヌーヴってワケだ。

そのヴィルヌーヴが、シューマッハ兄に対して、「彼が引退したら、あっと言う間に忘れ去られるだろうね」ってコメントするのは、なんか、「負け犬の遠吠え」っぽく感じちゃう。あたし的には、シューマッハ兄よりはヴィルヌーヴのほうが好きなんだけど、自分もサーキットを走ってる時、つまり、おんなじ土俵に上がってる時に言えよ!‥‥って思っちゃう。自分がレーサーをやめてから言うなんて、ちびまる子の藤木よりもヒキョーな気がするし、言ってるヴィルヌーヴのほうがミジメに思えて来る。

‥‥そんなワケで、今回のヴィルヌーヴの発言に対して、シューマッハ兄のほうは、大人の対応っていうか、まったく相手にする気はないみたいだ。「ヴィルヌーヴの発言はすべて把握している」とした上で、「いっさいノーコメント」だって言ってるけど、そりゃそうだろう。ザウバーのドライバーとしてのヴィルヌーヴの発言だったとしたら、それなりに対応すべきだけど、ザウバーをクビになったヴィルヌーヴの発言なんだから、マトモに相手にするワケはないと思う。それに、このヴィルヌーヴの発言に対して、シューマッハ兄のほうまでが、「彼はボクに嫉妬してるんだよ。まあ、彼のように遅いドライバーがコース上にいると、危なくてジンジャエールだから、クビになってくれて助かったけどね。そして、何よりも傑作なのは、彼がクビになって、代わりに入ったドライバーの名前が、クビサってことだよ。ボクはドイツ語と英語しか話せないけど、もしもニポン語が理解できたら、このオヤジギャグには大爆笑してたところだね」って感じで、子供のケンカみたいなことを始めちゃったら、こんなに長く書いて来ても、まだ、スターティンググリッドも書いてないトルコGPのことが、いつになったら始まるんだか分かりゃしない(笑)

ま、「きっこの日記」の賢明なる読者諸兄なら、ここまで、この流れで来ちゃったら、たぶん、トルコGPのことは思いっきりハショルんだろうな‥‥ってことをウスウス感づいてると思うけど、世田谷通り‥‥じゃなくて、明治通り‥‥じゃなくて、その通り! ホントは、どこかでテキトーにトルコGPへとナダレ込ませようと思ってたんだけど、焼酎の渋茶割りを飲みながら、大好きなF1のことを思いつくまま好き勝手に書いてたら、知らないうちにこんなに長くなっちゃって、とてもじゃないけど、トルコGPのことを書く余裕がなくなって来ちゃった。だから、今世紀最大のハショリを炸裂させて、思いっきりデフォルメしちゃうけど、今回のトルコGPは、シューマッハ兄のチームメイトのマッサが、ポール・トゥ・ウィンで初優勝して、アロンソが2位、シューマッハ兄が3位になった。つまり、アロンソとシューマッハ兄とのドライバーズポイントは開いちゃったけど、ルノーとフェラーリとのコンストラクターズポイントは縮まったってことで、フェラーリを応援しつつも、シューマッハ兄はそんなに好きじゃないあたしとしては、願ったり叶ったりって感じ‥‥でもないんだけど、「ま、いっか!」って感じの結果だった。

イベントとしては、スタート直後の1コーナーのツッコミで、まるで、こないだのアメリカGPの時みたいな多重クラッシュがあって、みんなそろってハレホレ状態になっちゃってた。それと、フジテレビ的なネタとしては、オープニングの映像のところどころに、ナゼか、「キャンキャン」の3人娘が踊ってるCMの映像がコラージュされてて、あたしは、「山田優ちゃんだけなら分かるけど、蛯原友里だの押切もえだの、何で映すんだろう?」って思ってた。そしたら、番組が始まったら、蛯原友里と押切もえがゲストに来てて、例の脳みそが溶けて耳から流れ出しちゃったみたいなしゃべり方で、「F1のことはぁ~~~なんにもわかんないんですけどぉ~~~これから覚えてぇ~~~行こうとぉ~~~思いますぅ~~~」とかってノタマッたもんだから、あたしは、後頭部を鈍器で殴られたほどのショックアブソーバーでダッフンしちゃった。

‥‥そんなワケで、仕事だからイヤイヤ来てるだけで、モータースポーツなんかまったく興味が無いのが見え見えのフリフリのヒラヒラのワンピの2人と、いつものお通夜みたいなスーツの山田優ちゃんとのギャップもすごかったけど、それよりも、このバカ女2人に対して、偉そうにF1のことを教えてた永井大に呆れ返った。永井大が、蛯原友里と押切もえにF1のことを教えるのって、数学の授業で、ヒトケタの足し算しかできないヤツが、ヒトケタの足し算もできないヤツに、ヒトケタの足し算を教えるようなもんで、その様子をテレビで見てる全国の人たちは、微分積分も朝マック前って感じなんだけどね。今までは、F1が大好きな1人の視聴者として、フジテレビに対して色々と文句を言って来たけど、ここまでトチ狂ったことをされちゃうと、もう、何も言うことはない。その上、カンジンの放送のほうも、レースの後半になったら、「3分間レースを放送したら1分間のCM」ってパターンの繰り返しで、まるで、ボクシングの試合をやってるみたいなデタラメな放送だった。2時間のレースを1時間ちょっとに収めるために、レース展開なんかぜんぜん無視してカットしまくりだったし、トルコ風アイスくらい粘り強いあたしでも、サスガに今回の放送は、観てるのがバカバカしくなっちゃった‥‥って言っても、一応は録画しながら最後まで観たんだけど、あまりにもカットしすぎで、なんか、「トルコGP」って言うよりも、「トルコ風GP」って感じがした今日この頃なのだ。


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2006.08.28

物理的類似と精神的類似

あたしのパチンコの師匠から、定期便のパチンコデータと攻略法のメールが届いたんだけど、今回は、研究中の「スーパー海物語」のものすごい秘密が、ついに解明されてた。もちろん、重要な内容だから、ここに書くワケには行かないし、書いたとこで、パチンコをやらない人には意味不明なんだけど、あたしが、ずっと不思議に思ってた「スーパー海物語」のクセ‥‥って言うか、納得できない部分が、ミゴトに解明されてて、それに対する攻略法もきちんと確立されてたから、「サスガ、師匠!」って思っちゃった。

三洋物産の「海シリーズ」って、大ザッパに言うと、「ギンギラパラダイス」「海物語」「新海物語」「大海物語」「スーパー海物語」って進化して来た。それで、これも大ザッパに言うと、「ギンギラパラダイス」の攻略法の一部は「海物語」にも使えて、「海物語」の攻略法の一部は「新海物語」にも使えて‥‥って感じだった。だけど、「新海物語」と「大海物語」には攻略上の共通点が何点かあったのに、今の「スーパー海物語」になったトタンに、今までの攻略法は、まったく通用しなくなった。数字のキャラや配列、出て来るキャラのアクションやリーチアクションなんかが、今までの機種をきちんと継承してるから、ついつい、「同じシリーズの新型」って思い込んじゃうけど、打ってみると分かるように、中身はぜんぜん違う。

「スーパー海物語」に、「新海物語」や「大海物語」の攻略法がぜんぜん通用しないのは、まったく別の抽選機能が搭載されてるからで、これは、ノーマルモードでの「マリンチャンス」や、マリンちゃんモードでの「ワリンチャンス」のハズレ方を見れば一目瞭然だった。どっちかって言うと、初代の「ギンギラパラダイス」に近いノリだったんだけど、この秘密を解明しない限り、「確実に勝つ」ってことはできない。それで、あたしは、正体の分かんない危険なモノには手を出さないってことで、「海」を打つ時は、「新海」か「大海」だけにしてた。だけど、いっつもオンブにダッコで申し訳ないんだけど、師匠から確実な攻略法が届いたから、これからは、「スーパー海物語」にも進出できるようになった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、サスガに今は忙しすぎて、パチンコに行く時間なんかないんだけど、師匠からのメールの最後に、ものすごく気になることが書いてあった。メンドクサイから、メールのその部分をそのままコピーするけど、こんな内容だ。


「それからね、きっこはハロプロ嫌いだから打たんとおもうけど、ビスティの新台の松浦あややに出てくる女性マネージャーが、きっこにクリソツだよ。ゆるい台だから、打つんなら初引きと継続のデータ送るよ」


‥‥って、今どき「クリソツ」ってのは「原文ママ」なのでカンベンしてもらうとして、あたしにソックリな女性マネージャーってのが、ものすごく気になる。それで、地元のお店にも導入してるって話は聞いてるんだけど、見に行ってるヒマもないので、今、これを書いてる時点でも、気になってるのが持続してるのだ。あたし的には、「中森明菜・歌姫伝説」の「デザイアちび菜」に似てるって言われたら嬉しいんだけど、未だかつて誰からも言われてない。それどころか、ずっと前に、「ドロンジョにおまかせ」を打ってたら、この師匠がやって来て、「自分の台を打ってんの?」って言われたことがある。

ま、ドロンジョ様とかマージョ様とかは、高校時代に言われてたから慣れてるし、どっちかって言ったら好きなキャラだから、似てるって言われてもイヤじゃないんだけど、松浦亜弥のマネージャーに似てるってのは、ものすごくムカツク。どんなキャラだか見てないから、ホントは、まだ何とも言えないハズなんだけど、「松浦亜弥のマネージャー」っていう立場自体が、すでにムカツク。あんな、映画の「猿の惑星」に出て来るメスの猿みたいな顔したヤツのマネージャーだなんて、どう考えてもムカツク。ちなみに、今の時季に鳴いてるセミは、オーシーツクツク‥‥なんてことも言ってみつつ、どっちにしても、今月中はパチンコなんか行くヒマがないから、この話題はオアズケだ。

‥‥そんなワケで、タレントでも有名人でも、実際の人間に似てるって言われた場合は、その時のリアクションが取りやすい。「MAXのレイナに似てるね!」なんて言われちゃった日にゃあ~って、あたしゃ猫じゃないけど、こんなに嬉しいことはないから、もう、電車の中でも、「ニライカナイ」の間奏の部分のカチャーシーを踊り出しちゃうだろうし、「浜崎あゆみに似てるね!」なんて言われちゃった日にゃあ~って、あたしゃ猫ひろしじゃないけど、こんなにイヤなことはないから、「ナンミョ~ホ~レンソ~」ってお題目を唱えながら、次の池尻大橋で降りちゃうだろう。

ようするに、MAXの玲奈ちゃんにしても、浜崎あゆみにしても、相手が人間だから、「似てる」って言われたら、それがダイレクトに「似てる」って思われてるってワケで、憧れてる人に「似てる」って言われたんなら素直に嬉しいし、嫌いな人に「似てる」って言われたんなら思いっきり不愉快になるってことだ。だけど、これが、人間じゃなくて、今回みたいに、パチンコのキャラだったり、動物だったり、場合によっては、無機物だったりした場合には、こっちのリアクションの取り方もビミョ~になって来る。

たとえば、「ブタに似てるね」とか、「カバに似てるね」みたいのなら、ホントに、「ブタ」とか「カバ」とかに、目も、鼻も、口も、耳も、輪郭も、配置も、すべてがソックリなワケはなくて、ただ「太ってる」とか「ブス」だってだけで、安易に「ブタ」とか「カバ」とか言われてるってことが明白だから、リアクションは簡単だ。そのセリフを言ったヤツの頭を「欧米か!」って言いながら、金属バットかゴルフの4番アイアンで、思いっきりひっぱたけばいいだけだから、話は簡単だ。だけど、こういう小学生の悪口みたいなのじゃなくて、マジで「似てる」って言われた場合には、人間以外の対象の場合は、リアクションに困る。

「ねえねえ、きっこってさぁ~顔がワオキツネザルに似てるよねぇ~」なんて言われちゃったら、怒るとか喜ぶとかって以前に、とりあえずは、ワオキツネザルがどんな顔なんだかを調べなかったら、その先には進めないし、リアクションどころの騒ぎじゃない。それで、インターネットが何かで、ワオキツネザルがどんな顔なんだかを調べてみても、極端にブサイクなワケでもないし、極端に可愛いワケでもないし、人間で言ったら、ごく平均的な顔だから、怒っていいんだか喜んでいいんだか分かんなくて、結局、泣き寝入りすることになっちゃう。この場合、「泣き寝入り」って表現はテキトーじゃないかもしんないけど、他に言葉が思い浮かばないから、これでカンベンしてちゃぶだい。

‥‥そんなワケで、あたしは、中学生の時に、「タレ目のキタキツネ」って言われたことがある。でも、これは、自分でも納得できた。実際に、ガリガリで、顔が逆三角で、目が離れてて、口が大きくて、ただでさえキツネっぽかったのに、髪を高い位置でツインテールに結んだりしてたから、それがキツネの耳みたいだって言われて、自分でも納得できた。それに、キタキツネって可愛いから、そう言われてもイヤな気はしなかった。

だけど、「タレ目の」って部分だけがどうしてもイヤで、あたしは、中3の時から、メークで目尻を上げることに専念し続けて来たし、今でも、あたしのアイメークは、真っ黒のリキッドアイライナーで、極端に目の輪郭を変えることが基本になってる。ハッキリ言って、あたしは、タレ目じゃないんだけど、なんていうのかな、上がカーブしてんのに、下が直線で、ミカンの1フサみたいな、半月みたいな、分度器みたいな、カマボコみたいな、フォルクスワーゲンを真横から見た時みたいな形の目だから、ノーメークだと、ものすごくゆるんでる顔つきになっちゃって、タレ目っぽく見られちゃう。オマケに、目と目の間隔が離れ気味だから、ヨケイにゆるんだ顔で、結果として、「タレ目」って思われちゃう。

だから、あたしは、アイラインの入れ方に関しては、高校生の時に、すでに職人ワザの域に達してたし、今は、それにプラスして、ノーズシャドウで目と目の感覚を狭く見せるワザも併用して、ようやく、人並みの目の形と目の位置を手に入れてるってワケだ。つまり、こんだけの苦労をして、「タレ目のキタキツネ」から、「普通のキタキツネ」へとステップアップしたワケなんだけど、これだって、「似てる」って言われた対象が、哺乳類だから何とかなってるワケだ。これが、もしも、「ハコネサンショウウオに似てるね」とか、「ウーパールーパーに似てるね」とか、「モンガラカワハギに似てるね」とかだったら、どんなメークテクを持ってたとしても、もはや、修正することはできなかっただろう。

‥‥そんなワケで、「似てる」って言われたのが、生物だってこんなに大変なんだから、これが、無機物だったら、さらに大変なことになる。たとえば、「丸底フラスコに似てるね」とか、「アルコールランプに似てるね」とか、「試験管立てに似てるね」とか、「石綿金網に似てるね」とか、「シャーレーに似てるね」とか、「プレパラートに似てるね」とか‥‥って、何で理科の実験に使うものばっかなのかって言うと、ただ、何年ぶりかで「プレパラート」って言葉を思い出したから、使ってみたかっただけなんだけど、そう言えば、「石綿金網」って、アスベスト問題で、今は使えなくなったんだよね? そしたら、今の理科の実験て、どんな金網を使ってんのかな? 「スーパーセラミック金網」とかなのかな?

ま、そんなこたーどうでもいいんだけど、こういった「生物以外」のモノに似てるって言われるのって、言われた本人も戸惑うと思うけど、周りの人たちの共感を得るのも難しいと思う。たとえば、「ガッツ石松は漬物石に似てる」とかなら、まあまあ過半数以上の賛同は得られると思うんだけど、「三宅裕二はカバンに似てる」とか、「真鍋かをりは靴べラに似てる」って言っても、ほとんどの人から、「はあ?」って言われちゃうと思う。それで、100人のうち2~3人だけが、この感覚に共鳴してくれると思う。

だけど、これらは、あたしがムリして考えたんじゃなくて、テレビで三宅裕二を見るたんびに、自然と「カバンに似てる顔だな~」って思っちゃうワケだし、テレビで真鍋かをりを見た時に、ヤタラとテカるファンデを使ってて、顔がツルツルに見える時には、「この顔を靴べラにしたら、きつい靴を履く時に便利そうだな~」って思っちゃうワケだ。だから、「どこがどう似てるのか?」って聞かれても、うまく説明できないし、あたし自身が良く分かってない。輪郭だったり、お肌の質感だったり、色んな条件が複合的に組み合わさってできた全体的な雰囲気が、なんとなく、「カバン」ぽく感じたり、「靴ベラ」っぽく感じたりしてるみたいだ。

だから、これは、松浦亜弥が、映画「猿の惑星」に出て来るメスの猿に似てるって思うのとは、根本的に違う。松浦亜弥の場合は、鼻から口にかけての造作が猿に似てるワケで、日本テレビの「サルヂエ」の特殊メークをしたみたいな鼻と口をしてるから、「雰囲気」とか「イメージ」とかが似てるってこととは違う。ようするに、ホンジャマカの恵俊彰と、安田大サーカスの団長が似てるってのとおんなじで、顔の造作が物理的に似てるってワケだ。だから、誰かに話した時にも、賛同を得られることが多い。でも、「三宅裕二はカバンに似てる」とか、「真鍋かをりは靴べラに似てる」ってのは、物理的には似てるワケがないし、なかなか賛同は得られない。

ようするに、あたしとおんなじ感性の人にしか通用しないってことなんだけど、そしたら、「ガッツ石松は漬物石に似てる」ってのは、どうして多くの人たちの賛同が得られるんだろう? それなら、「パッション屋良は軽石に似てる」ってのも、多くの人たちの賛同を得られるんだろうか? さらには、「松平健は御影石(みかげいし)に似てる」ってのはどうだろう? ついでに、「小沢一郎は花崗岩(かこうがん)に似てる」ってのもあるんだけど(笑)

あたしが、「似てる」って思う感覚って、どこまでが一般的で、どこからが個人的な感覚になるんだろう? そのボーダーが分かんない。たとえば、「村上ファン怒の村上被告が欽ちゃんに似てる」ってのは、ニポン中で言われてることだし、多くの人たちがそう感じてると思う。だけど、あたしがいつも思ってる、「ライブドアのイノシシ被告は豚の角煮に似てる」ってのになると、どれくらいの人たちが賛同してくれるか分かんないし、「北陽の虻川美穂子はホヤに似てる」ってのになると、正直、「誰も分かってくれないだろうな‥‥」って思いながら言ってる自分がいたりする。

‥‥そんなワケで、あたしは、人様のことを「カバン」だの「靴べラ」だの「御影石」だの「豚の角煮」だの「ホヤ」だのって言っときながら、自分が「CR松浦亜弥」に出て来る「女性マネージャー」に似てるって言われたことに対して、まだ、どんなキャラなのか見てもいない状況で、ムカついたりしてる。でも、それは、そのキャラに外見が似てるってことに対しての不満じゃなくて、「あんなヤツのマネージャー」っていう立場に対してのムカツキだから、ムカツクほどのことでもない。それよりも、今、あたしがすべきことは、1日でも早くパチンコ屋さんへ行って、どんなキャラなのかを確認して、「美人だったら喜ぶ、変なのだったらガッカリする」ってのが、正しい選択だと思う今日この頃なのだ。


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2006.08.27

次の総理は冥王星

Koizumi11
「国際天文学連合」が‥‥って言っても、あたしゃ、こんな連合は知らないし、あたしが知ってる「連合」って言えば、「アーリーキャッツ」と「ルート20」と「スペクター」が組んだ「CRS連合」くらいなんだけど、とにかく、この「国際天文学連合」ってのが、「冥王星は惑星じゃない」ってことを決めて、今まで9個あった太陽系の惑星が、突然、8個になった。だからって、冥王星は爆発して消滅しちゃったワケじゃなくて、今まで通り、おんなじ場所って言うか、おんなじ軌道をグルグルと回ってんだと思う。ただし、「おんなじ場所をグルグルと回ってる」って言っても、CRS連合みたいに、7連ホーンで「ゴッドファザーのテーマ」を鳴らしながら回ってるワケじゃなくて、天体らしく、おごそかに、静かに、ただ黙々と回ってるんだと思う。想像だけど。

で、何でこんなことになったのかって言うと、冥王星は、他の惑星よりもちっちゃいんだけど、ここんとこ、冥王星とおんなじくらいの星がいくつも発見されて来た。それで、冥王星が惑星なら、新しく見つかったおんなじくらいの星も、みんな惑星ってことにしなくちゃおかしい‥‥ってことになったんだけど、そうすると、惑星の数がヤタラと増えちゃって、ぜんぶで何十個にもなっちゃう。それで、あまりにも増えすぎるのも「なんだかなぁ~?」ってことで、逆に、「惑星ってものの基準をもっと明確にしよう」ってことになり、「太陽を周回する」「自己重力で球体になるのに十分な質量」「その軌道周辺に類似の天体がない」って定義を決めて、この3つを満たしてない冥王星を太陽系の惑星から除外することにしたみたいだ。

でも、これって、売国奴コイズミのやり方とおんなじだよね。だって、まずは、「今まで通り、冥王星を惑星とするんなら、新しく発見された数十個の星も惑星にしなくちゃなんない」って意見があって、「それじゃ困る」って大前提から作られた「惑星の定義」なんだから、当然、冥王星だけを除外できるように作られた定義ってワケで、「輸入再開ありき」で進められて来たアメリカ産狂牛肉のインチキ会議とか、安倍晋三を次期総理にすることが決定されてる上で、形式だけの対抗馬を立てて、形式だけの総裁選をやってる茶番劇とかとおんなじような気がする今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、結果としては、「国際天文学連合」の多くのメンバーの思惑通りに、冥王星を除外することに成功したんだけど、アメリカだけが、冥王星を惑星から除外することに、ギリギリまで反対してた。なんでかって言うと、9個の惑星の中で、アメリカ人が発見したのが、この、冥王星だけだからだ。冥王星は、1930年に、クライド・W・トンボーっていうアメリカ人の天文学者が発見したんだけど、冥王星が惑星から除外されちゃったら、アメリカ人が発見した太陽系の惑星はゼロになっちゃう。で、「2」が「1」になるのと、「1」が「0」になるのとじゃ大違いだから、ニポンで言えば、たった1個の荒川静香の金メダルが、あとからドーピングが発覚して取り消しにされちゃうみたいなもんだから、アメリカとしては、必死に食い下がった。

それで、アメリカ側は、冥王星を惑星から除外するんじゃなくて、冥王星とおんなじくらいの星の中で、冥王星の衛星の「カロン」と、火星と木星の間にある「ケレス」と、あと、太陽から最も離れた軌道を回ってる、まだ名前のない星、「2003UB313」ってのを太陽系の惑星に加えようって案を出してた。そうすれば、当然のことながら、冥王星は惑星のまんまだし、ぜんぶで12個になるだけだから、メチャクチャ多くなるワケじゃない。

だけど、この案もこの案で、「冥王星を惑星のまんまにしとく」っていう前提のモトに作られたムリのある案だった。だって、この案の基本になってる惑星の定義は、最初に書いた3つの定義のうちの2つ、「太陽を周回する」と「自己重力で球体になるのに十分な質量」ってのだけだから、そうしたら、この3つの他にも、たくさんの星を惑星にしなくちゃなんなくなるからだ。

結局、24日の投票で、この案は否決されて、最初に書いたように、「太陽系の惑星から冥王星を除外する」ってことに決定した。それで、除外された冥王星はどうなったのかっていうと、「矮小(わいしょう)惑星」って言う、新しい分類に区分けされることになった。だけど、「矮小」ってのは、「発育不足」とかって意味だから、なんか、「バカ貝」とか「アホウ鳥」みたいで、気の毒な名称だと思うけどな。

イスラエルが、レバノンを空爆して、何の罪もない市民を殺し続けてることに対して、カタールでのG8の会議では、「イスラエルに軍事行動中止を求める安保理決議案」が提案された。その時、当然のこととして、イギリス、イタリア、カナダ、ドイツ、日本、フランス、ロシアの7ヶ国は、この提案に賛成した。だけど、G8の中で、たった1ヶ国だけ、アメリカが大反対した。そして、アメリカは、拒否権を発動してまで、この決議案に反対して、イスラエル軍の攻撃を支持した。

G8では、たった1ヶ国でも拒否権を発動すれば、その提案は却下されるから、ようするに、他の国はすべて反対してたのに、アメリカだけのゴリ押しで、イスラエル軍は残酷な殺戮行為を続けたワケだし、攻撃されればレバノンのヒズボラだって反撃するから、両国にたくさんの死者が出た。アメリカとしては、自分のとこの武器を買ってくれるお得意様のイスラエルが、どんどん戦争をしてくれたほうがアリガタイのは分かるけど、ここまでロコツに武器商人としての顔を見せられると、何のためのG8なんだか分かんなくなる。

8つの先進国のうち、7つの国が、戦争を止めさせようとした。だけど、その戦争をやってる国に武器を供給してる1つの国だけが、特別な権限まで使って、戦争を続けさせた。その結果、何百人もの市民が殺されて、そのうちの多数は、子供たちだった。こんな理不尽なことがあるだろうか? だから、人の命とは関係無い、どうでもいいみたいな惑星のことであっても、世界のジャイアンであるアメリカの傍若無人なゴリ押しが通用しなかったってことは、心の中に風が吹き抜けるくらい爽快な気分になる。

‥‥そんなワケで、あたしは、冥王星を惑星に認定してたことに、もともとの問題があったんだと思う。だって、他の8つの惑星と違って、冥王星だけが「カイパーベルト天体」だから、惑星に混ぜること自体がおかしかったのだ。この「カイパーベルト天体」ってのは、説明すると長くなる上に、説明するための言葉をまた説明して、その説明に出て来る言葉をまた説明して‥‥って感じで、説明してるうちに太陽系の外にまで出ちゃいそうだから、うんと大ザッパに言うと、カイパーベルトっていう特殊な軌道を回ってる星ってことだ(笑)

で、この「カイパーベルト天体」ってのは、冥王星の他にも、土星の衛星の「フェーベ」や、海王星の衛星の「トリトン」をはじめとして、ハッキリと分かってる星だけでも、30以上もある。最近だと、2003年に発見された「セドナ」って星があって、これは、太陽のまわりをチョー楕円形に回ってる。太陽から一番離れた時は、太陽からの距離が1300億kmもあるのに、一番近くに来た時には、114億kmにまで近づく‥‥って言っても、「億km」なんて言われてもピンと来ないと思うから、この「億km」をただの「m」に置き換えて考えてみる。広~い空き地の真ん中に、棒を1本立てて、その上にバレーボールか何かを乗せて、それを太陽ってことにする。それで、そのまわりを自分が「セドナ」になって回るとして、一番遠いとこでは、ボールから1300m、つまり、1.3kmも離れるから、ボールなんか見えやしないけど、一番近いとこだと、たった114mだから、目を細めて良く見れば、ボールも見えると思う。

それで、この「セドナ」っていう、生理痛の鎮痛剤みたいな名前の星は、冥王星とおんなじ「カイパーベルト天体」で、大きさも、直径が1700kmくらいある。ちなみに、冥王星の直径は、約2300kmだから、「セドナ」は、冥王星の4分の3くらいの大きさがある。で、アメリカが、冥王星を惑星のまんまにしとくために、ムリに増やそうとした「カロン」は、これよりもずっと小さくて、直径は約1200kmだし、「ケレス」に至っては、約950kmしかない。「2003UB313」だけは、冥王星よりも大きくて、約2400kmあるけど、他の2つは、「セドナ」よりも遥かに小さい。

オマケに、「カロン」のほうは、「セドナ」とおんなじ「カイパーベルト天体」なのだ‥‥って、もう読んでてゴチャゴチャになって来たと思うから、ここでリトル簡単にマトメるけど、アメリカが、冥王星を惑星のまんまにしとくために、あと3つの星も惑星にしようって画策してたけど、その3つの中の「カロン」や「ケレス」よりも、遥かに大きい「セドナ」って星があったってことだ。そして、この「セドナ」は、「カロン」とも、カンジンの冥王星ともおんなじ「カイパーベルト天体」だから、「カロン」を惑星にするんなら、この「セドナ」だって惑星にしなくちゃおかしなことになる。

つまり、これが、アメリカのやり方ってことで、あまりのアバウトさに、いつものことながら呆れ返る。そして、この、アメリカ方式を丸ごとサルマネしてるコイズミのやり方にも呆れ返るし、こんなデタラメなやり方に騙され続けてる、この国のオメデタイ人たちにも呆れ返る。だって、最初っから総理大臣になる気がミジンもない谷垣だの麻生だののダミー候補なんかの、一挙手一投足を取り上げてるアホなマスコミと、そんな、どうでもいい茶番劇なんかをマジメに見てる国民て、あまりにもコッケイだからだ。コイズミと、最大派閥の森派が、全面的に安倍を推してんだから、もう、自民党内部じゃ、安倍の次期総理は決定してるワケだし、厚顔無恥な山本一太みたいに、すでに色んなワイドショーとかで、「安倍総理は」「安倍総理は」って連呼しちゃってるイサミ足のバカまでがいるくらいなんだから、今さら誰が何を言ったって、あの溶けかかったロウ人形が次の総理大臣になることは回避できないだろう。

だから、谷垣にしたって、麻生にしたって、自分が総理大臣になれると思って出馬したワケじゃない。対立候補がいないと、あまりにもデキレースに見えちゃうから、中身がカラッポで外ヅラだけのコイズミ路線のオハコ、「支持率」っていう蜃気楼による洗脳政治を継続してくために、自民党がワザワザ立てた噛ませ犬に決まってんじゃん。ちなみに、福田が出馬しなかったのは、コイズミから安倍の噛ませ犬を任命されたから、それに反発したんだよね。対立候補が1人もいなくて、無条件で安倍に決まるよりも、何人かの候補の中で、飯島ジジイが手を回して作った捏造支持率を逐一発表してって、いかにも安倍の人気が高いように持ってけば、バカな国民どもなんか、コイズミの時とおんなじに、簡単に騙せるって思ってんだろ。

ようするに、安倍が亀田興毅なら、谷垣や麻生はランタエダってワケで、ちゃんと八百長の話し合いは済んでるワケだし、今、あーだこーだって繰り広げられてる総裁選なんて、結果の分かってる亀田の八百長試合ってワケだ。だけど、負けたランタエダが破格のファイトマネーをもらったように、谷垣や麻生にも、素晴らしい見返りがある。それは、来年の選挙での売名効果だ。このまま、コイズミが、発つ鳥あとを濁しまくりで安倍みたいなバカにバトンタッチしたら、来年の選挙では、自民党は大苦戦することが目に見えてる。

オマケに、もう総理大臣になった気分の安倍は、こんな時期から、「憲法改正」だの「自衛隊の海外派遣の恒久法」だのと、戦争へ向かってマッシグラのトチ狂った発言を連発しちゃってる。さらには、ホニャララ団との癒着、統一協会との癒着、慧光塾(えこうじゅく)との癒着、身内の企業に対するアカラサマな優遇措置など、叩く前からホコリだらけ、スキャンダルまみれの安倍なんか、たとえ総理大臣になったって、アッと言う間に終わりだろう。

そして、「総理大臣がスキャンダルによる辞任」なんていう前代未聞のハレンチパンチが炸裂しちゃったら、亀田のネコパンチよりも破壊力があるから、来年の選挙での自民党の大敗は決定的になる。そんな時に、今回の総裁選で名前と顔を売っといた谷垣や麻生は、他の自民党議員よりも、遥かにユーリ・アルバチャコフ‥‥じゃなくて、遥かに有利になる。だから、そのために、総理大臣になれる可能性なんか1%もないデキレースなのに、谷垣も麻生も、来年のことを見越して、売名のために総裁選に出馬したってワケだ。

ま、総理になる前から、これほどスキャンダルまみれの男も珍しいし、特に、ホニャララ団との癒着に関しては、すでに、多くの記者たちが動かぬ証拠を握ってる。だけど、みんな、今の時期に出してもつまんないし、安部が総理大臣になってから、「現職総理のスキャンダル」として発表すれば、何倍もの報酬を得られるから、ワクワクしながら待ってるってワケだ。どっちにしても、すでにハッキリと証拠があがってる「経歴詐称」だけでも、安倍を辞任させるだけの力があると思うし、ただの水道水をナントカ水とか言って法外な値段で売ってる、悪質極まりない慧光塾の霊感商法の片棒を担いでるのなんかは、どう見たって犯罪だろう。こんな腐りきった犯罪者が、次の総理大臣になるんだから、小沢一郎としては、赤子の手をひねるような総選挙になるんだろうな。

‥‥そんなワケで、あたしは、安倍晋三を「サワヤカ」って言ってる人たちの感覚が、コイズミを「カッコイイ」って言ってた人たちの感覚よりも、さらに理解できない。だって、安倍って、やってることも最低最悪だけど、そういうことを抜きにしても、まず、顔がキモイじゃん、マジで、溶けかかったロウ人形みたいだし、手塚治虫のマンガに出て来る、頭の上に火のついたローソクを立ててるオッサンみたいな顔だし、あの、ヨーカンを乗せたみたいなシチサン分けもベトベトしてそうでキモすぎるし、とにかく、臭そう。特に、耳の後ろとか首のまわりとかから、ものすごいオッサン臭がしてそう。それから、クチビルを動かさないでしゃべるのが腹話術の人形使いの人みたいだし、そのしゃべってる内容も、早口でカミカミで何を言ってんだかぜんぜん分かんないし、すぐに頭に血がのぼってトンチンカンなことを言い出すし、とにかく、外見があんなにキモイ上に、被爆国のニポンに原爆を配備しようとしてる脳みその構造もキモすぎるし、あたし的には、ゴキブリとおんなじくらい苦手なタイプだ。ま、どっちにしても、安倍晋三なんてのは、冥王星みたいなもんで、どんなに汚い手段を使って総理大臣になったところで、総理大臣としての基準も資質もぜんぜん満たしてない上に、マトモな人間とは違う軌道を爆走しちゃってる「カイパーベルト天体」なんだから、すぐに新分類の「矮小総理」ってジャンルに区分けされちゃうような気がする今日この頃なのだ(笑)


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2006.08.26

シバリエという歌姫

Fire1
あたしは、頭で考えてることが、どんどん連鎖してく‥‥って言えば聞こえはいいんだけど、ようするに、考えてることが、「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいに、どんどんダッフンしてく。だから、もともとの目的を見失うことが多い。たとえば、真冬に、外に出てしばらく歩いてたんだけど、どうしても寒くて寒くて、「やっぱりホッカイロを腰のとこに貼ってから出かけよう」って思って、自宅へ引き返す。それで、自宅に戻って、玄関でブーツを脱ごうとすると、ブーツのファスナーが固くて、なかなか脱ぐことができない。履く時には、ファスナーはスムースに上がったんだけど、下げる時に引っかかるみたいだ。それで、なんとかブーツを脱いでから、ファスナーのとこに、ロウを塗るかCRC-556をスプレーしようと思って、キッチンにCRC-556を取りに行くと、冷蔵庫のドアが少しだけ開いてたのを発見した。アセッて冷蔵庫を開けてみると、一番下の段の左端に、安売りしてた3個入りの焼きソバを2つ、ムリヤリに入れてた上に、ちょうどその部分に当たるドアポケットの位置に、2リットルの紙パックの焼酎が入ってて、それぞれがぶつかってた。だから、冷蔵庫のドアを「バン!」って閉めた時にはちゃんと閉まるんだけど、しばらくすると、自然に押されて開いちゃうみたいになってた。それで、何とかしようと思ったんだけど、冷蔵庫の中には余裕がなくて、どうすることもできない。2リットルの紙パックの焼酎は、ドアポケットの一番外側のこの位置にしか入らなくて、ドアポケットの他の位置に入れてある1リットルの牛乳とかと入れ替えることができない。それで、「冬だし、焼酎は室温でもいいか」って思って、焼酎を外に出すことにして、持ち上げたら、思ってたよりも軽かった。だから、「これなら、普通のビンに移し換えれば、この位置に入れてもちゃんとドアが閉まるな」って思って、空いてる中くらいの焼酎のビンを探して、そのビンに紙パックの焼酎を移して、冷蔵庫に仕舞った。それで、ホッとしたあたしは、玄関に向かい、ブーツを履き、外へ出て、駅へと向かった。もちろん、最初の「ホッカイロを腰のとこに貼る」っていう目的を思い出したのは、さっきと同じくらいのとこまで歩いて来て、「今日は寒いな~」って思ってからだし、ブーツのファスナーの件に至っては、次にブーツを脱ぐ時まで思い出さない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、久しぶりに、あたしの得意ワザ、「マクラの一気書き」を炸裂させてみたんだけど、このケースの場合は、自宅に戻ったオカゲで、冷蔵庫のドアが開いてたことに気づいたんだから、結果的には、完全なムダ足だったワケじゃない。でも、他のケースの場合には、ものすごいムダ足をしちゃったり、一番カンジンなことを忘れちゃったり、それによって、二次的被害にまで及んだりすることもある。

たとえば、土曜日で、その日の「釣りロマンを求めて」が児島玲子ちゃんのコーナーがある日なのに、録画予約をするのを忘れて出て来ちゃったとする。それで、運転してる途中で「ハッ!」と気づいて、大慌てで自宅に戻る。それなのに、玄関を入ったトタンに、ベランダに干してある洗濯物のこととか、水槽のお魚たちのこととか、関係無いことが色々と気になり出しちゃって、結局、ヨケイなことばっかやっちゃって、カンジンの録画予約を忘れて、そのまま出て来ちゃったりする。

こんな時、あたしは、カタッパシからお友達に電話して、誰かに録画を頼むんだけど、そうしたらそうしたで、その日に限って、夜までのお仕事が夕方で終わっちゃったりして、まっすぐ帰って来たら、「釣りロマンを求めて」に間に合っちゃったりする。それで、番組を観て、玲子ちゃんのコーナーだけを録画して、ホッとしたとこに、録画を頼んどいたお友達から、「釣りロマン、バッチリ録画したよ。帰りにでも取りに来てね。」なんて、メールが届いたりする。それで、マサカ、「観られたからもういいや」なんて返信はできっこないから、それからテキトーに時間を見計らって、お礼のタバコとかお菓子とかを買って、ワザワザ遠くまで受け取りに行って、思いっきり感謝してるフリをする。これこそ、あたしだけじゃなく、お友達にとっても二次的被害だろう。

結局、ひとつのことから、別のことへと考えが連鎖してっても、あれやこれやとダッフンしてっても、もともとのことを忘れなければ何も問題は無いんだけど、あたしの場合は、カンジンのことを忘れちゃうから、始末に終えない。ずっと前のことだけど、遠出する前日に、ガソリンスタンドにガソリンを入れに行ったんだけど、スミッコで洗車させてもらって、掃除機も貸してもらって車内もキレイにして、タイヤの空気圧も見てもらって、エンジンオイルも見てもらって、お礼を言って帰って来たら、カンジンのガソリンを入れ忘れてた‥‥なんてこともあった。

‥‥そんなワケで、あたしの、この、「ひとつのことからどんどん連鎖してっちゃう思考回路」ってのは、どう考えても「短所」だと思うんだけど、ごくタマに、いいこともあったりする。1週間くらい前のことなんだけど、今、一緒にお仕事をしてるスチールカメラマンの人に車で送ってもらった時に、車の中でかかってたジャズファンクみたいな曲がすごくカッコ良かったから、なんていうアーティストなのか聞いてみた。そしたら、「Pot Heads」っていうニポンのバンドだって教えてくれた。カートリッジに入れてCDをかけてたから、その場にはジャケットは無かったんだけど、「ポットヘッドっていうのはヤカン頭って意味で、ジャケにはヤカンの頭をした人の絵が描いてるよ」って言うので、あたしは、すごく気になった。

それで、帰って来てから調べてみたら、あたしがカッコイイって思ったのは、「ゆげ」っていうタイトルのアルバムに入ってる「Cinq Funk」っていう曲だった。このバンドは、アコーディオンの佐藤芳明、ベースの鳥越啓介、ドラムスの田中栄二のトリオで、あたしは、アコーディオンを中心にしたバンドをちゃんと聴いたのは初めてだったから、すごく興味を持った。それで、このバンドのアコーディオンの佐藤芳明について調べてみたら、オフィシャルサイトに活動日記みたいなのがあったから、ずっとさかのぼって読んでみた。そしたら、2002年の5月ころに、「吉祥寺『マンダラ2』と南青山「『オージャスラウンジ』の2ヶ所で、ボーカル・柴理恵さんのバンド『ねうま』のライブに参加。いやあ素晴らしいですね、このバンド。音数少なくて、独特の世界観を持っていて、佐藤はとてもお気に入りであります。今後も彼らのライブに積極的に参加予定です!」って書いてあって、その後も、このバンドに参加してることが分かった。

だから、今度は、この「ねうま」ってバンドを調べてみたんだけど、 「ギター(湯川寅彦)、アコーディオン(佐藤芳明)、コントラバス(守屋拓之)、ドラム(菅沼雄太)の織りなすアンサンブルに、ヴォーカル柴理恵の透明な歌声が浮かぶクインテット」ってことが分かった。だけど、ニポンの音楽シーンに弱いあたしは、ドラムスの菅沼雄太が「EGO-WRAPPIN'」の人だってことくらいしか知らなかった。で、この「ねうま」が所属してる「風待レコード」のサイトを見てみたら、ファーストアルバムの「窓」の全10曲を視聴することができた。アルバムの全曲を無料で視聴できるなんて、松本隆はワンダホーだ!‥‥なんてことも言ってみつつ、最初は、アコーディオンの佐藤芳明のことに興味があったのに、すでに、あたしの興味は、ボーカルの柴理恵のすごい歌唱力と声に移ってた。

それで、柴理恵のことを調べたら、この「ねうま」ってバンドの他にも、沢田穣治って人と2人でライブもやってた。沢田穣治がギターを弾いて、柴理恵が歌うってスタイルみたいだった。で、沢田穣治のオフィシャルサイトを探して、日記をさかのぼって読んでたら、あたしは、自分の目を疑うような記述にぶつかった。去年、6月1日のとこに、JR福知山線の尼崎の大事故のことが書いてあって、そのあとに、「昨日まで彼女の実家のある栃木に行って来て最後の別れを、、してきました」とか、「告別式がおわって見送ってすぐ、、恵比寿のスタジオに直行しました、、、彼女がいない、、最初の仕事、、、」とか書かれてた。それで、あたしは、「えっ?」って気持ちになって、そのまま読み進んで行ったら、「ちゃんとやらなければ、、気になってシバリエが旅立ちできなくなるからね」とか、「ありがとう シバリエ」とかって書かれてて、同日付けの別枠にも、「お別れを言ってきました」「死に顔のやさしさはたとえようがありませんでした」「まだまだいっぱい語り合いたかった、音楽も作りたかったのに。 無念です」「やすらかに眠ってください」って書いてあって、あたしは、何だか、心臓の鼓動が早くなって来た。

で、もう一度、「柴理恵」で検索して、ずっと見て行ったら、「柴理恵さん本人も先ごろ突然亡くなられたとの事で」とか、「昨年の5月に柴理恵さんは亡くなって しまいました」とか、「でもでも柴理恵さんは、もういないんですねぇ、、、、」とかって言葉が目に入って来た。あたしは、「そうだったのか‥‥」って思いながら、最初のアコーディオンの佐藤芳明の活動日記に戻って、2005年の5月のとこをもう一度、細かく読んでみたら、「東京へ向かう車中で電話。あまりに突然の、友人の訃報。ショック。そして無念。」ていう1行を発見した。

だから、あたしは、とってもステキな歌姫を知った喜びと、知った数十分後に、もうその歌姫が若くして亡くなってしまってたってことを知った驚きとで、すごく複雑な気持ちになった。もっと早く知ってたら、一度でもライブに行けたのに‥‥って思いながら、あたしは、もっと彼女のことを知りたくなり、検索したサイトを順番に見てったら、ナナナナナント! いつもお世話になってるパソコンテレビ「GyaO」のところに、「そして実際にバンド活動をしていた柴理恵が女性シンガー役で登場。聞くものを魅了させる、儚くも強いボーカルを劇中で披露している点も ... 映画のなかの音をズーット流しておきたい。終わりの空の場面と、柴理恵という人の鼻歌は本当にすごかった。」ってコメントを見つけた。それで、すぐにアクセスしてみたら、柴理恵が出演した唯一の映画、「Fire!」ってのをちょうど配信してるとこだった!

あたしは、やることがマウンテンなのに、彼女がどんな人だったのか、どんなふうにしゃべる人だったのが、どうしても知りたくなって、この映画を観た。そしたら、これがまた、思いっきりあたしの琴線に触れまくる映画で、細かいことは、これから観る人のために書かないけど、ひとつだけ書かせてもらうと、前出のコメントにもあるように、まだ暗い明け方の屋上で、柴理恵が鼻歌を歌うシーンがあるんだけど、あたしは、もう、オシッコを漏らしそうになるくらい胸がジーンとした。そして、もうひとつだけ書いとくと、最後にエンドロールが流れても、そこで消さないで、そのまま観続けて欲しい。エンドロールのあとに、もう少し続きがあるから。そして、一番最後に、亡くなった柴理恵へのメッセージがあるから。

‥‥そんなワケで、この「Fire!」って映画の公式サイトで、サントラのクレジットを見たら、沢田穣治とシバリエになってて、映画の中の鼻歌も、ちゃんとした曲だったってことも知った。青春モノの映画だから、世の中をシャに構えてる人とかは青臭いって感じるかも知れないけど、あたしは、ものすごく良かった。本編は1時間40分ちょっとで、そんなに長くないから、興味を持った人は、ぜひ観て欲しいと思う。何しろ、シバリエの歌ってる姿を見られるのは、もう、この映画しかないんだから‥‥なんて思う今日この頃なのだ。


 「Fire!」 (無料配信は9月4日正午まで)
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2006.08.25

お風呂でヨーガ

毎月のことなんだけど、あたしは、22日から月末までが、とにかくイソギンチャクになる。以前は、寝る時間も削ってがんばってたんだけど、今は、少しは自分の体のこととかもカンガルーようにしたから、5~6時間は寝るようにしてる。だから、そのぶん、起きてる時間がヨケイにイソギンチャクになる。時間に余裕がある時は、1時間くらいお風呂に入って、お風呂上りに、スキンケアと、自己流ストレッチと、千葉麗子ジコミのヨーガとで、1時間くらいは使ってるし、場合によっては、ヨーガのあとに自己流のインチキ瞑想を15分くらいしたりする。だから、お風呂とお風呂上りとで、最低、2時間は使うんだけど、これが、月末のイソギンチャクな時期になると、30分でお風呂を済ませ、お風呂上りもフェイスケアだけになる。だから、イソギンチャクな時期になっても、最初の1日、2日は変わんないんだけど、3日目あたりから、つまり、今日あたりから、体のあちこちが痛くなって来る。それで、あたしの自己流のストレッチや、千葉麗子ジコミと言いながらも、前に、NHKの教育テレビでザッと見ただけで、テキトーにマネしてるだけのヨーガも、それなりに効果があったんだってことをあらためて思い知らされることになる。

それで、ふと思ったんだけど、見よう見まねでテキトーにやってるストレッチやヨーガでも、それなりに効果があったってことは、ちゃんとしたストレッチやヨーガを覚えたら、もっともっと、遥かに効果がアルマジロじゃないかって思った。あたしの自己流だと、その月の1日から21日まで、ほとんど毎晩やってても、イソギンチャクになってパタリとやらなくなったら、2日間くらいは体調がいいけど、3日目くらいから、腰痛とか足のムクミとかが出始めちゃう。だけど、ちゃんとしたストレッチやヨーガを覚えて、それを1日から21日まで続けたら、パタリとやらなくなっても、あんがい、月末まで体調がいいかもしんない。「月末まで」ってのは、高望み&買いかぶりかもしんないけど、少なくとも、2日間以上は体調がいいハズだと思う。だから、どうせ毎晩おんなじ時間をストレッチやヨーガに割くんなら、自己流よりも、ちゃんとしたのをやったほうが得だと思った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、新しい言葉を作ろうとして、「忙しい」を「イソギンチャク」にしてみたり、「考える」を「カンガルー」にしてみたりしたんだけど、あまりにも中途半端で、収拾がつかなくなった挙句に、ムヤミに「アルマジロ」なんてのまで折り込んじゃったから、今日のマクラはボロボロになっちゃった。でも、22日から月末までの忙しい時期は、「考えてから書く」んじゃなくて、「書きながら考えてる」っていうか、場合によっては「考えずに書いてる」から、昔から「きっこの日記」を読んでくれてる人の中には、「もともとザツな文章だけど、月末になると、よりザツになる」っていう特徴を把握してる人も多いと思う。だから、あたしは、今の時期になると、安心して、文中に変な言葉を折り込んでみたり、寒いオヤジギャグを連発してみたりする。そして、文章の垂れ流し具合に拍車が掛かったりすることが多くなるし、もっとセッパ詰まると、読者からのメールを紹介してお茶を濁したりするパターンを使ったりもする。じゃないと、いくら「長文の垂れ流し」をストレス発散にしてるって言っても、あまりにも時間が足りなくて、自分が納得できるだけの長さを確保できなくなっちゃうのだ。

それで、あたしは、この、忙しくて時間がなくなって来て、「考えてから書く」が「書きながら考える」に変化するって方式が、忙しい時期のストレッチやヨーガにも利用できるんじゃないかって考えた。つまり、時間に余裕のある時は、「お風呂から出てからストレッチやヨーガをする」ってことだったけど、これを「ストレッチやヨーガをしながらお風呂に入る」ってことにするワケだ。こうすれば、お風呂の時間だけで、お風呂も、ストレッチやヨーガもできるから、すべては丸く収まる。それで、通常のお風呂タイムってのは、「体を洗う」と「バスタブに浸かる」とに大きく分けられるから、あたしは、体を洗いながらストレッチをして、バスタブに浸かりながらヨーガをしてみることにした。

体の動きや形を文章で説明するのって、ものすごく大変なんだけど、何とかがんばって書いてみると、手のひらを上にして左腕をまっすぐ前に伸ばして、ハンドバッグを掛ける時みたく、ヒジから先を90度上に曲げる。それで、その、左腕のハンドバッグを掛けるとこに、右腕をまっすぐに伸ばして乗せる。それから、左腕で右腕を引っぱりながら、上半身だけを左に「グイッ!グイッ!」ってひねる。何度かやったら、今度は、逆向きにやる。誰でも良くやる簡単なストレッチだと思うけど、この説明で分かったかな? あたしは、肩は凝らないんだけど、腰痛がひどくて、ホントにひどくなると、腰だけじゃなくて、背中一面がパンパンに張るみたいになる。だから、このストレッチだけは、車の運転中に信号待ちしてる時とか、色んな時にやってる。

それで、お風呂なんだけど、あたしは、左腕から洗い始める。右利きだから、右手にスポンジを持って、左腕を全部洗って、それから、スポンジを左手に持ち直して、右腕を洗う。それから先は、首とか体の前面とかを洗って、脚に行く場合もあるし、先に背中を洗う場合もあるし、その時によって違うんだけど、最初に、左腕と右腕を洗うのだけは、いつでも決まってる。それで、あたしは、この腕を洗う時の形が、さっきのストレッチに似てるってことに気づいたから、左腕の上面を洗ったら、左に2回ストレッチ、左腕の裏側を洗ったら、左に2回ストレッチってふうにやってみた。そしたら、これが、ワリといい感じだった。

それで、左右の腕を洗いながら左右のストレッチを済ませて、その次に考えたのが、脚を洗う時のストレッチだ。いつもは、お風呂のイスに腰掛けたまま、片脚ずつヒザを立てるように曲げて洗ってたんだけど、今回は、脚をまっすぐに伸ばしたまま、上半身のほうを曲げて脚を洗ってみた。こうすると、足首とか足の甲を洗う時には、手もまっすぐに伸ばしてるし、腰もケッコー曲げてて、なかなか本格的なストレッチっぽい感じになった。

それから、あたしは、背中を洗う時は、長い持ち手のついた背中用のブラシを使う時と、ラップの芯をもうちょっと太くしたくらいのタワシの両側にヒモがついてるのを使う時がある。いつもはブラシなんだけど、1週間に1回くらい、タワシを使う。タワシって言っても、体を洗うためのタワシだから、普通のタワシよりもずっと柔らかいんだけど、それでもケッコー硬いから、背中が痒い時とかはチョー気持ちいい。このタワシをお湯に浸けて、ボディーシャンプーをつけて、両方のヒモを両手で持って、背中を左右に擦るのだ。このタワシは、楕円形の小型のもあって、こっちは、スポンジとおんなじに、片手に持って使うんだけど、あたしは、体の前面とか手足とかは、背中よりも皮膚が弱くて、何度かチャレンジしたんだけど、マッカッカになっちゃった上に、お湯がヒリヒリしてバスタブに入れなくなっちゃったから、今は使ってない。

で、今回は、ストレッチってことなので、久しぶりに、この小型のタワシを使って、腕を背中のほうに回して洗ってみた。背中用のブラシや背中用のタワシと違って、背中をぜんぶ洗うためには、腕を肩のほうから回してみたり、ワキのほうから回してみたりと、日常生活じゃやらないようなヘンテコな姿勢をしなくちゃなんないし、その上、そのムリな姿勢で手を動かすワケだから、色んな場所のスジが伸びたみたいな感じがした。

これで、体はぜんぶ洗い終わって、あとは、顔と髪なんだけど、サスガに、顔を洗いながらストレッチはできないから、顔は普通に洗った。それで、あたしは、最後に髪を洗いながら、今までのストレッチを振り返ってみた。そしたら、左右のストレッチと前へのストレッチはクリアしてたけど、後ろへ反るストレッチをやってないことに気づいた。それで、あたしが思いついたのが、すでに名づけちゃったけど、「イナバウアーシャワー」だ。このネーミングだけで、もう説明もいらないと思うけど、その通り、今、あなたの頭の中に浮かんでる形が、コレだ。いつもはイスに座ったまま、下を向いてシャンプーを流してるんだけど、シャワーを高いほうのとこにセットして、シャワーに背中を向けて、イナバウアーみたいに体を後ろに反らして、それでシャンプーを流す。

あたしは、我ながらワンダホーなアイデアに、髪を洗いながら、心の中でちっちゃくガッツポーズをした。それで、顔面の泡だけシャワーで流して、目を開けられるようにしてから、シャワーを高い位置にセットして、イスとかをどけてスペースを作って、後ろを向いた。だけど、バスルームが狭くて、普通に立ってれば後頭部あたりにシャワーが掛かるんだけど、体を後ろに反らすと、シャワーはあたしの顔の前を通り越して、胸のあたりに掛かっちゃう。このままの体勢で、あと50cm前に出られれば、ちょうど頭のあたりに掛かるんだけど、これ以上は前に進めない。

それで、あたしは、リトル考えてみたんだけど、ようするに、シャワーがナナメに噴射してんのがダメってことに気づいた。シャワーが、真下に向かって噴射してれば、あたしのイナバウアーの頭は、ちょうどピッタリの位置になる。だけど、家のシャワーは、角度を変えることができない。それで、もう諦めて、普通に流そうかと思った瞬間に、あたしの頭の上で、いいことを思いついた時に光る電球がピカッと光った。それは、「シャワーのお湯の量を少なくすれば、今よりも下向きになる」ってことだ。

で、もう目にもシャンプーの泡が入り始めてたし、早く流したかったあたしは、シャワーのコックをテキトーに半分くらいまで絞った。そしたら、湯量は減ったけど、そのぶん、お湯は下向きになったから、あたしは、すぐに後ろ向きになって、両脚をシッカリとひらいて、腰に手をあてて、体を後ろへグッと反らせた。そして、頭と顔にシャワーが掛かった瞬間!


「アチチチチチチ~~~!」


‥‥ってなワケで、あたしは、いつも全開でシャワーを使ってたから、お湯の量を減らすと熱くなるっていう当たり前のことをウッカリと忘れてたのだ。それで、たいていのシャワーはおんなじだと思うけど、お湯の量を減らしても、すぐには熱くならなくて、リトル遅れ気味に熱くなる。だから、あたしが、前を向いてお湯の量を減らした時には、最初のまんまの温度で、後ろを向いた時に、熱くなってたのだ。結局、あたしは、後ろへ反るストレッチは諦めて、普通にイスに座ってシャンプーを流して、トリートメントをして、タオルを巻いてから、バスタブに入った。それで、うちのバスタブは、2人でゆったりと入れるくらいの大きさがあるから、1人なら、ある程度は体を動かすことができる。

だから、ヨーガをすることもできそうなんだけど、いくらバスタブだからって、「魚のポーズ」みたいに、床に横に寝るポーズをやったら、間違いなく溺れちゃうだろう。それから、頭を床につける「ウサギのポーズ」とかも、バスタブの中じゃムリだ。だからって、「白鳥のポーズ」や「イーグルのポーズ」みたいに、立ってやるポーズだと、お湯に入ってるのは脚だけってことになるし、特に、「白鳥のポーズ」の場合は、片脚だけしかお湯に入ってないから、そもそも、バスタブでやってる意味がなくなっちゃう。

つまり、基本的には、床に座ったポーズのものしかできないってワケで、数少ないポーズしかできないあたしが考えたのは、片方のヒザを立てて、背中で両手をつなぐ「牛のポーズ」だ。これを左右交互にやれば、それなりに効果がありそうだ。ただ、ヨーガってのは、あたしの僅かな聞きかじりの知識で言うと、ひとつのポーズだけをずっとやってても、あんまり意味がない。すべてのヨーガには、「流れ」ってのがあって、まずは、正しい呼吸をするとこから始まる。そして、いくつかのポーズを呼吸に合わせて続けて行くんだけど、たいていは、頭を床につけたり、床に寝たりってのが入ってるから、バスタブの中で一連の流れをやったら、どっかで溺れちゃう。それで、あたしは、正しいヨーガとはホド遠いんだけど、「牛のポーズ」をベースにして、あぐらで上半身だけをひねるポーズとか、両ヒザを抱えながら上を向くポーズとか、バスタブの中でできるのを組み合わせて、自分なりに色々とやってみた。

‥‥そんなワケで、体の疲れを取るためのお風呂であり、ストレッチであり、ヨーガなのに、色んなことをやってるうちに、あたしは、何だかクタクタになって来ちゃった。それで、こんなんじゃ本末転倒だってワケで、お風呂から出ることにした。そしたら、ナナナナナント! お風呂に入ってから2時間近くも経ってたのだ! お風呂が1時間、お風呂を出てからのスキンケアやストレッチやヨーガが1時間、だけど、今は忙しくてそんな時間はないから、少しでも短縮しようと思ってのココロミだったのに‥‥。だから、このココロミが大失敗したのは見ての通りなんだけど、それだけじゃなくて、明日になったら、体のあちこちがヨケイに痛くなってそうな気がする今日この頃なのだ。


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2006.08.24

お知らせです。

この「きっこのブログ」は、「きっこの日記」のミラーサイトとして、1日遅れの記事を掲載しています。

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人格異常者のルーツ

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鬼畜、坂東眞砂子が、自分勝手な理屈で、何匹もの子猫や子犬を殺し続けて来たことは、絶対に許されることじゃない。でも、その行為自体、坂東眞砂子の生き方自体は、いくら異常に見えても、いつもあたしが言ってるように、人それぞれの感性、人それぞれの考え方によるものだから、頭ごなしに否定することはできない。だけど、それは、誰にも言わず、自分だけでひっそりと行なってた場合のことだ。「昔は生まれた子猫を袋に入れて川に流した」ってのも、ひっそりと行なっていた行為だと思う。それは、いくら他に選択肢がなかったとはいえ、「せっかく生まれて来た命を人間の都合で殺める」ってことに対する罪悪感があるからだ。こんなことをしたら、とても後ろめたい気持ちになり、いくら流れて行く袋に手を合わせてお祈りしたって、川からの帰り道は足が重かっただろう。

だから、坂東眞砂子の場合も、誰にも言わずに、ひっそりと行なっていたんなら、たとえこの異常な殺戮行為が世間に知られることになったとしても、もうちょっと反応が違ってたかも知れない。だけど、今回の場合は、本人自らが、全国紙に発表したワケだ。それも、「子猫殺し」の冒頭部分を見れば分かるように、世間からバッシングを受けることを前提に書いてる。つまり、坂東眞砂子は、自分の犯して来た行為が、世間一般には批難されることを承知した上で続けて来たワケだし、それを踏まえた上で、あえて公表したってことになる。これは、ある意味、カミングアウトみたいなもんだけど、文章を読んでみれば分かるように、その内容は、トンチンカンな持論による自己の正当化に終始してる。

たとえば、今までの自分の行ないを素直に書き、どうしてそのような行為に及ばなくてはならなかったのかを書き、まったく関係の無い「避妊手術」のことなどを引き合いに出さず、自分の行為についてのみ独白してるんだったら、それは、カミングアウトと呼べるだろう。でも、坂東眞砂子の書いたものは、カミングアウトでも何でもなく、動物を愛する多くの人たちに対して、「お前らのやってることも似たようなもんだろ?」ってケンカを売って来たようにしか見えない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、坂東眞砂子の「子猫殺し」の冒頭部分には、2つの解釈があると思う。1つは、今言ったように、「世の中の猫や犬を愛する人たちに対する挑戦状」って意味だ。自分には自分の考えがあって子猫を殺し続けて来たんだから、文句があるんならいくらでも来い! 喧嘩上等だ!‥‥ってことだ。そして、もう1つは、坂東眞砂子に、ほんの少しでも人としての心が残ってた場合だけど、これまでに自分がやって来た残酷な行為に対して、理屈では自分なりに納得してても、どうしても罪悪感がつきまとってて、何かの機会にその罪悪感から開放されたいって思ってたと仮定する。そして、今回、全国の動物を愛する人たちを敵に回すようなことをワザと書き、たくさんのバッシングを受けることになれば、少しは、殺して来た子猫たちに対する罪滅ぼしになり、自分の気持ちも落ち着くかも知れない‥‥ってことだ。

あたしとしては、どんな理由にせよ、あんなに酷い内容の文章を全国紙に発表して、数え切れないほどの人たちを不快にさせた責任は計り知れないほど重いと思うけど、その理由が、「せめて後者であれば」と願いたい。だけど、あたしのこの願いは、「日経新聞」の「プロムナード」のバックナンバーを見たら、一瞬で吹き飛んだ。昨日は、坂東眞砂子が子犬にまで手をかけてたっていう、とんでもないエッセイを紹介したけど、今回、紹介するのは、彼女をここまで異常な人格にしてしまったルーツについて触れられていた。これを読んで、あたしは、「この人はもう救いようがない」って思った。それは、7月7日付のエッセイなんだけど、問題の部分を以下、引用する。


「生と死の実感」  坂東眞砂子

 ドライブの楽しみは、鶏の死骸を発見することだ。私の住むタヒチ島では、野生の鶏がたくさんいて、よく車に撥ねられて死んでいる。それを拾って、新鮮ならば食用に、傷んでいれば犬の餌にするのだ。
 数日前も運転していて、路上に茶色の塊を見つけた。しめた、とばかりにスピードを落として目を凝らすと、猫の死骸だった。残念、と思いつつ、また車の速力を上げてから、ふと気がついた。
 私は猫好きである。以前ならば猫の死骸を見たりしたら、胸を痛め、その死を悼んだものだった。それがタヒチで八年も暮すうちに、ああ、また猫が死んでる、かわいそうに、程度のものに薄れてしまった。
 見慣れたのだ。島には、野生の鶏ばかりではなく、野良犬、野良猫、野鼠などがうようよいて、車に礫かれた死骸が路傍に残されている。ぺしゃんこになった猫や、四肢を宙に突きだして死後硬直した犬、鼠などは灰色の湊みのように地面にくっついている。鼠に関しては、飼っている犬猫が殺した死骸が家の中や庭に転がっていると、尻尾をつかんで茂みに放り投げるほどに平気になった。
 考えてみれば、子供の頃、私の育った高知の山間の村では、犬猫、蛇の死骸などが路傍に転がっていた。なのに、都市生活を十数年続けたおかげで、いつか獣の死骸に違和感を覚えるようになっていたのだった。


‥‥そんなワケで、いくらホラー作家とはいえ、「ドライブの楽しみは、鶏の死骸を発見することだ」ってのも異常すぎるけど、これだけのことを書き、何匹もの子猫を崖から投げ捨てて来た鬼畜が、平然と「私は猫好きである」って書ける神経が理解できない。どの世界に、生まれて来た子猫を母猫から取り上げ、崖から投げ捨てるような「猫好き」がいるって言うんだろう? それでも、この人は、3匹のメス猫を飼い、その子供を殺し続けながら、自称「猫好き」を公言してる。

それにしても、「たくさんの動物の死体を目にする土地に住んだことによって、命というものに対する神経がマヒして来た」ってことを自己認識してるんだから、自分が子猫や子犬の命を平然と奪えるようになったのは、「神経がマヒして来た結果」だってことも分かるだろう。それなら、そんな土地に住んでるからこそ、より、命というものを大切に考えるようになるのが普通で、「郷に入れば郷に従え」、「長いものには巻かれろ」で、短絡的に命を軽視するようになったんじゃ、自分でも認識してる「神経がマヒして来た結果」、つまり、「正常じゃない状態」での行動を容認してることになる。

極論かも知れないけど、たくさんの猫の死体を見てるうちに、神経がマヒして来て、子猫を殺すのなんて何とも思わなくなったって言うんなら、たくさんの人間の死体がゴロゴロしてるイラクやレバノンに住んでたら、この人は、人間の赤ちゃんも崖から投げ捨てるようになるんだろうか? 自分の考えを押しつける気はないけど、あたしだったら、たくさんの猫の死体を見れば見るほど、命の大切さを再認識して、生まれて来た子猫たちを何とか元気に、少しでも幸せに育ててやろうって思う。そして、これが、マトモな精神状態の人間だと思う。戦争を体験して、たくさんの死体を見た人のほうが、命というものを大切に考えてると思うし、たくさんの死体を見たから、平気で人殺しができるようなったなんて話、聞いたことがない。

‥‥そんなワケで、あたしは、この気色悪いエッセイや、昨日の「天の邪鬼タマ」、問題の「子猫殺し」などを読むと、坂東眞砂子が、何か問題提起をしたいとか、何かを訴えたいとか、そんなことなどミジンも考えていないことが分かった。これらの文章から受ける率直な印象は、「私はこんなにワイルドに生きてるのだ! どうだ、すごいだろう!」っていう、小学生が、他の子たちが怖がることをやってのけて自慢するような、あまりにも低次元な自己顕示欲だけだ。そして、こういった異常な文章を垂れ流して、多くの人たちが気分を害しているのを見て、1人でニヤニヤとしてそうな感じまでして来る。ようするに、人間としての趣味の悪さがヒシヒシと伝わって来る文章なのだ。ホラー作家なんだから、読者を怖がらせてナンボの世界なんだろうけど、怖がらせるのと気分を悪くさせるのとはまったく違う。坂東眞砂子は、自分の脳内のホラーの世界と、現実世界との境界線を失ってしまい、もう取り返しのつかない犯罪の世界にまで足を踏み入れてしまった、とっても気の毒な人なんだと分かった今日この頃なのだ。


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2006.08.23

子犬も殺していた鬼畜女

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オトトイの日記、「猫殺し作家の屁理屈」に対して、ものすごくたくさんのメールが届いた。ザッと目を通したとこでは、「絶対に許せない」というものがほとんどなんだけど、2通だけ、「自分の田舎では、昔、生まれたばかりの子猫を袋に入れて川に流していた」というものがあった。もちろん、「だから子猫を殺すことに賛成だ」って言ってるワケじゃなくて、こういう現実を知っていたから、今回の子猫殺しの記事を読んでも、それほど驚かなかったって書いてあった。

まあ、猫の避妊手術や去勢手術がなかった時代には、選択肢がなかったんだから、そういうこともあったと思うけど、ハッキリ言って、今は違うと思う。地域ごとに色んな補助があるから、わずかなお金で簡単に避妊手術をすることができるし、あたしがお世話になってる獣医さんは、たった2cm切るだけで、アッと言う間に手術が終わる。キズも小さいし、キズを縫う糸も特殊なもので抜糸の必要がないから、病院に連れて行くのは手術をする時の一度だけで済む。だから、野良猫を手術しても、そのまま元の場所に放すことができる。

1匹のメス猫が生涯に産む子猫の数は、一説には、平均80匹って言われてる。もちろん、これは、自由に恋愛ができる野良猫の場合で、それも、交通事故に遭ったり、保健所に殺されたりしないで、平均寿命をまっとうした場合の話だ。だから、外部の猫たちから遮断して、お部屋の中だけで飼ってるメス猫とは状況が違うけど、たった一度の手術で、80匹ものかわいそうな子猫を救うことができる上に、このメス猫の命自体も、色々な病気から守ることができる避妊手術は、かわいそうな都会の野良猫たちにとっては、絶対に必要なものだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、前回の日記で、坂東眞砂子が、「避妊手術」と「子猫殺し」とを2つの選択肢として同軸上に並べてることに対して異議を唱えた。これは、子供にも分かる理屈だろう。マトモな神経と小学生並みの知能があれば、普通は、「避妊手術」と「生まれて来た子猫を責任を持って飼う」ってことが、猫を飼ってる人間の2つの選択肢だってことくらい分かるハズだ。そして、子猫が生まれても飼えない状況なら、「避妊手術」と「生まれて来た子猫の里親を責任を持って探す」ってことが、猫を飼ってる人間の2つの選択肢になる。

つまり、「避妊手術」に反対するのなら、「生まれて来た子猫を責任を持って飼う」か、「生まれて来た子猫の里親を責任を持って探す」か、この2つしか道はないワケで、この2つの道のどちらもできないのなら、最初から猫を飼わないか、「避妊手術」をするしかない。これが、「責任」てもんだ。坂東眞砂子のように、「社会に対する責任として子殺しを選択した」なんて言うのは、「責任」でも何でもなくて、単なる詭弁でしかない。避妊手術もせず、盛りのたびに好きなだけセックスさせて、生まれて来た子猫たちの里親探しもせずに、ポンポンと崖から投げ捨てる。こんな残酷な殺戮行為の、いったいどこが「責任」なんだ。これこそ、「無責任」そのものだろう。

あたしは、多摩川の近くに住んでるから、多摩川の河原や土手の道をお散歩することがある。それで、時々、大きな桜の木の下に、ダンボール箱が置いてあるのを発見して、ものすごく重たい気持ちになる。なんでかっていうと、そのダンボール箱を開ければ、9割以上の確率で、子猫が入ってるからだ。そして、その箱を開けた瞬間から、ものすごく大変な仕事が始まるからだ。

だけど、目の前に助けを求めてる命があれば、手を差し出すのが当たり前の感情だから、あたしは、大変になることが分かってても、そのダンボール箱を見て見ぬふりはできない。それに、大変て言っても、生まれてから少しは日にちが経ってて、目が開いてる子猫だったら、世田谷の里親グループに連絡して、里親探しをするだけだから、それほどでもない。

だけど、まだ目が開いてない子たちで、そのうちの何匹かが死にかけてたりしたら、まずは獣医さんのとこに連れてって、命を救うことから始まる。当然、お金も掛かるし、自分のお仕事にも影響が出る。だけど、目の前に死にかけてる命があるのに、見過ごすことなんかできるワケがない。だから、何よりも、子猫たちを助けることを優先する。

そして、たとえば、5匹のうちの2匹が死に、3匹が助かったとする。そしたら、死んだ2匹は、多摩川の某所にある猫塚のとこに埋めて、お祈りをして、それから今度は、助かった3匹の里親探しが始まる。だけど、まだ目も開いてない子猫を里親に出すワケには行かないから、ちゃんと目が開いて、歩けるようになるまでは、信頼できる誰かに預かってもらうか、あたしが世話しなきゃならない。生まれたばかりの子猫は、お母さんのオッパイを飲んで、それで色んな免疫をつける。だから、生まれてすぐにお母さんから離された子たちは、オッパイを飲んでないから、色んな病気にかかりやすいし、風邪をひいただけでも命取りになっちゃう。そのため、人間の赤ちゃんを育てるのと同じように、ものすごく気を使う。たとえば、あたしが、外で野良猫のマックスやジジを抱いて、そのままお家に帰って、子猫たちを触ったりしたら、それだけで、何かの病原菌をつけちゃうこともあるからだ。

そんな感じで、里親に出せるようになるまで、1ヶ月から3ヶ月くらい世話してると、いざ、里親が見つかった時に、今度は、情が移っちゃって手放せなくなる。あたしの飼ってた猫は、東京に大雪が降った日に、雪の中で死にそうになってた1ヶ月くらいの子猫を見つけて、このままじゃ死んじゃうから、連れて帰って来たものだ。だけど、当時のマンションの管理人さんは、ものすごくうるさい人で、猫なんか飼ってることがバレたら、ソッコーで管理会社にチクられて追い出されちゃうから、あたしは飼うことはできない。それで、元気になるまで面倒を見て、元気になったら里親に出そうと思ってた。だけど、最初の2日間は徹夜で看病して、なんとかミルクを飲んでくれるようになって、それから、少しずつ元気になって来て、見違えるほど元気になったころには、もうホントの自分の子みたいに思えて、絶対に誰にも渡せなくなってた。

それで、その子は、ものすごく器量が良かったから、里親探しの写真を見て、2ヶ所から里親の話が来た。だけど、あたしは、どうしても手放せなくなってたから、せっかくの話を断わって、自分で飼うことにした。うるさい管理人さんに見つかりそうになって、自分のお部屋に帰ることができなくて、車の中で猫と寝たことも何度もあった。この子のことを書き出すと、色んなことを思い出しちゃって、涙が止まらなくなるから、今まで、なるべく書かないようにしてた。だけど、今回、悪魔のような冷血女の信じがたいコラムを読んで、時間が経っても怒りが収まらないから、少しだけ書くことにした。

でも、細かいことは書きたくないから、結論だけ書くと、この子は、あたしのとこに来て2年が過ぎて、3年目を迎えるころ、昨日まで元気だったのに、突然、お風呂のフタの上にグッタリして、動かなくなった。それで、あたしは、大慌てで獣医さんのとこに連れてったら、「ネコ白血病」だって言われた。他のネコとは接触したことはなかったから、母子感染で生まれた時から病気が潜伏してたんだろうって言われた。そして、その場で入院になったんだけど、1週間後に、死んだ‥‥。

ああ‥‥もうダメだ‥‥これ以上は書けないや‥‥。もう10年近く経ってるのに、この子のことを思い出すと、涙が止まらなくなる。最後の1週間、毎日、毎日、病院に行って、どんどん弱ってく姿を見ながら、声をかけること以外、何もできなかった自分が、悔しくてしょうがない。最後は、目を開けてるのに何も見えてなくて、鳴くこともできなくて、ただグッタリと横たわってるだけだった。それなのに、あたしが泣きながら名前を呼ぶと、シッポの先をほんの少しだけ動かして返事をしてくれた。最後の、最後の、ほんの少しだけ残ってた力をふりしぼって、シッポの先を動かして、あたしに、「ちゃんと聞こえてるよ」って返事してくれた。そして、動かなくなった‥‥。

あたしは、少し落ち着いてから、ダンボールの箱をもらって、バスタオルを敷いて、その子を入れて、お家に帰った。そして、玄関を入って、ドアを閉めて、それから、泣いた。泣いても泣いても涙が止まらない。どうしてこんなに涙が出るのか、「涙が枯れる」っていうけど、そんなの嘘だと思った。その子を抱きながら泣き続けてたら、温かくてやわらかかった体が、だんだん冷たく、硬くなって来て、その感触が、ホントに死んだってことをいやおうなく実感させる。それまでは、声を出さずに泣いてたけど、もう、なりふりかまわずに、あたしは、大声を上げて泣き続けた。

‥‥そんなワケで、あたしは、「生き物を飼う」ってことは、病気にしろ、事故にしろ、寿命にしろ、その生き物が死ぬまで飼い主が責任を負うってことだと思ってる。そして、できる限り病気にならないように、できる限り事故に遭わないようにするのも、飼い主の責任だと思う。だから、あたしの猫みたいに、生まれた時から「ネコエイズ」や「ネコ白血病」に感染してて、いつ発病するかも分からず、発病したら数日で死んでしまうような、かわいそう猫たちをこれ以上増やさないためにも、避妊手術や去勢手術をするのは、状況にもよるけど、飼い主の義務だと思う。

「状況にもよる」っていうのは、その猫も、周りにいる猫たちも、すべて何の病気にもかかってなくて、さらに、子供が生まれても、自分が責任を持って飼えるか、もしくは、きちんと里親を探すことができるような状況であれば、避妊手術なんかする必要はないってことだ。逆に言えば、飼い猫であっても、自由に外に出られる状況で、野良猫たちと接触する可能性があるメス猫であれば、避妊手術をするのが、飼い主の義務であって、かわいそうな子猫たちを増やさないための責任だってことだ。

こんな最低限の理屈も分からずに、自分の飼い猫に好きなだけセックスさせて、生まれたそばからカタッパシに子猫を殺し続け、挙句の果てに、それが「社会に対する責任」だなんて支離滅裂なことをノタマウような人間は、動物を飼う資格を問う以前に、人格が破綻してるとしか言いようがない。それも、家族が食べるものにも困るほど貧乏な暮らしをしてた昔の人が、生まれて来た子猫をしかたなく川に流すんなら、まだ多少は理解もできるけど、坂東眞砂子の場合は、何千万円もの資産を持ち、広い家で悠々自適に生活してて、ゼイタク三昧をしてるのにも関わらず、このトンチンカンな持論を振りかざして、残酷極まりない子猫殺しを続けてるのだ。こんなもん、天地がひっくり返ったって、絶対に許されるワケがない。そして、驚いたことに、この鬼畜女が殺してたのは、子猫だけじゃなかったのだ。今回、あたしのとこに届いたたくさんのメールの中に、こんなメールが混じってた。


お名前:S
E-mail:xxxxx@xxxxx.com
コメント:在米のSと申します。すでに、他の方から同じようなメールが寄せられているかもしれませんが、坂東眞砂子氏は子猫だけじゃなく、子犬も殺しているようです。先日、たまたま日経新聞を読む機会があったのですが、同じコラム「プロムナード」の前回分に、「飼っていた雌犬は母子のせいか、同じ時期に妊娠し子犬を産んでしまう。再び子を産んだ時、私は涙を飲んで(または泣く泣く…手元に記事がないので原文と表現が異なっていることをお許しください)○○(=娘のメス犬)の子を始末した」というような事が書いてありました。「始末」という言葉を使っていたので、「殺した」とは書いてないにしても「里親を探したり、路上に捨てたりはしてないんだろうな」と思い、このコラムを読んだあと、非常な不快感と怒りを感じました。そもそも、この娘のメス犬には犬小屋が与えられておらず(つまり放し飼い状態?)、3匹の犬たちの内訳が父・母・娘とすると、父犬の子を孕んでいる可能性が充分あると思います。何よりも、避妊手術を受けてなく、しかも鎖で繋がれてもいないメス犬たちが、発情期に妊娠して子犬を産むのは「なぜだか」ではなく、ごくごく自然のこと。こういう無責任かつ残虐な飼い主である坂東氏が、それをネタに「生と死」だの「哲学?」だのを高尚に語っているのがたまりません。たくさんの読者が支えるきっこさんのブログをきっかけに、日経新聞社にも彼女のコラムに心を痛めた多くの動物を愛する人たちの声が届く事を、アメリカから祈っております。


お名前:HS子
E-mail:xxxxx@xxxxx.com
コメント:きっこ様いつも楽しみに読ませていただいてます。さて、この「鬼畜、坂東某」、先日同じ日経のコラムの中で、何気なく「犬」という文字が目に入り、読んだ所、それは自分の飼い犬の子を処分した話でした。あまりにも心の痛みも感じさせず平然と書いてあり、しばし呆然。あまりのことにそれを掲載した日経の編集者の良識も疑ってしまい、(ってもともと日経には信頼感は持っておりませんが、)二度とこいつの文章は読むまいと決めたのです。こんな「鬼畜」が人前に文章を発表する事自体、信じられません。あまりにもひどすぎる。皆から叩かれて反省し、人の心を取り戻すことができるのなら、みんなで叩くべき。でもそれだと、遅い。今からでもこの鬼畜に虐待されている犬も猫も引き取りに行くべきですね。こんな奴に生き物を飼わせてはいけない。絶対に!!


‥‥そんなワケで、あたしは、少し調べてみたんだけど、この「日経新聞」の夕刊に連載してる「プロムナード」っていうコラム欄は、曜日によって作家が決まってて、坂東眞砂子は、7月から、毎週金曜日を担当してた。それで、先週の金曜日には、今回取り上げた「子猫殺し」を書いてるんだけど、その前のぶんを見てみたら、この2通のメールに書いてある通り、自分の飼ってるメス犬が産んだ赤ちゃんを「始末」した話が書かれてたので、その箇所を引用する。


 「天の邪鬼タマ」  坂東眞砂子

 うちの飼い犬は三頭いる。二頭はジャーマンシェパード、雌のミツと雄のクマ。 もう一頭はミツの娘のタマだ。タマは、近所の雑種犬との混血だ。ミツとクマには犬小屋があるが、タマはいつもそのあたりを宿にして放し飼いである。
 母娘だからというでもないだろうが、どういうわけか、ミツとタマ、同時に発情期となってしまう。当然、出産も数日違い。前回、ミツはタマの仔を自分の仔だと思って奪い、タマはそれを取り返そうとし、私はどちらの仔か分からなくなり、あたふたしているうちに、両方の仔、みんな死んでしまった。今回もまた同時に出産したので、涙を呑んで、タマの子は生まれてすぐに始末した。その数日後である。朝の散歩の後、ミツとクマは自分のねぐらに入るのだが、出産後のミツは自分の仔を置いている逆さにしたボートの下にもぐりこんだ。するとタマが、ミツの犬小屋に入りこんで、ちょこんとおさまった。
 こんなことは初めてだ。それから毎日のように、この調子だ。しばらくすると出てくるのだが、タマがいないなと思うと、ミツの犬小屋を占領している。
 タマはミツになりたいのだ。ミツならば、子供がいなくなることもない。立派な犬小屋だってある。犬なりにそれを悟ったのだろう。タマは単純に、ミツの小屋にいれば、ミツになれると考えたのだろう。


‥‥ここまで来ると、もう、あたしは、言葉もない。これほど無責任な人間が、現実問題として、犬を3匹と猫を3匹飼ってて、そのうちの5匹がメスなのだ。そして、避妊手術もせず、放し飼いにして、好きなだけセックスさせ、子供が生まれれば、次から次へと「始末」してるってワケだ。あたしは、前回の日記で、「この問題に関しては、頭が少しクールダウンしたころに、もう一度取り上げようと思う」って書いたけど、これほど無責任で残酷な鬼畜女に対しては、どれだけ経っても頭なんかクールダウンしないし、これ以上書くと、ひどい差別用語を羅列するだけになりそうだから、今日はここで終わりにする。あとは、この鬼畜女のおぞましい駄文を読んだ皆さんが、それぞれ考えて欲しいと思う。とりあえず、こいつの著作に対する不買運動と、こんなおぞましい駄文を平然と掲載した日経新聞に対して何らかのアクションを起こすことは、あたしが言わなくても、すでに多くの心ある人たちは考えてると思う今日この頃なのだ。


★日経新聞への問い合わせ
 
TEL:03-3270-0251

メールでの問い合わせフォーム
https://sch.nikkei.co.jp/nikkeinet/

※坂東眞砂子のコラムを掲載した担当者(責任者)は、文化部の古賀さんという人です。


★フランス大使館への問い合わせ

TEL:03-5420-8901
FAX:03-5420-8932

問い合わせメールアドレス
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★日本動物愛護協会

TEL:03-3409-1822
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★フランス最大の動物愛護団体「SPA(エスペーアー)」のオフィシャルサイト

http://www.spa.asso.fr/

※ちなみに、ニポンの何倍も動物愛護に関して進んでいるフランスでは、自分の家で生まれた子犬や子猫などを「捨てた」だけで、執行猶予なしの「禁固2年」の実刑になります。つまり、何匹もの子犬や子猫を殺し続けている坂東眞砂子は、逮捕されれば最低でもこれ以上の実刑を受けるでしょう。


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2006.08.22

またまたエヴァンゲリオン発進!

Zenkaiten
あたしは、アニメを見ないで、パチンコだけで「エヴァンゲリオン」を理解しようとしてるんだけど、そのためには、まずはパチンコを打ちに行かなくちゃなんない。だけど、時間も無いし、精神的な余裕も無くて、腰を落ち着けて打つことができない。それでも、チョコチョコと通ってて、何日か前の平日の夜に2時間くらいと、昨日の日曜日に3時間くらいと、今日の夕方に1時間半くらい打つことができて、それで、色んなことが分かった。

平日の夜に打った時は、地元のパチンコ屋さんなんだけど、3500円で「使徒予告」が来て、大きな円盤みたいなのが地上に降りて来て、エヴァンゲリオンの何号か分かんないけど、円盤のお腹の部分の皮を剥いて、そこに剣を突き刺して、女の子たちが「楽勝よ!」とか何とか言って、数字が揃った。それで、これまたエヴァンゲリオンの何号か分かんないけど、「ガオーッ!」って鳴いて、ボタンを押したら確変に昇格した。それから、ワリとサクサクと進んで、7連チャンで4箱半くらい出た。この時は、リーチが掛かったあとに、主人公の碇シンジか、別の男の子か判別できなかったけど、画面の下からワラワラと出て来る「群予告」も見れた。

それから、「惣流アスカ」が、「ソーリュー・アスカ・ラングレー」って名前だってことも分かった。大当たりのラウンド中の登場人物紹介のとこだと、大きな字で、一番上にヨコ向きに「惣流」、その下にタテに「アスカ」って書いてあって、一番下にヨコ向きに「ラングレー」って書いてあったから、あたしは、「惣流アスカ」ってのが名前で、「ラングレー」ってのは、この子が乗ってるエヴァンゲリオンのニックネームとか、所属してるチームの名前とか、そういうのだと思ってた。だけど、ボタンを押すとキャラのセリフが出る予告で、「私、惣流・アスカ・ラングレーよ」とかいうのが出て、ちゃんと確認することができたから、名前だってことが分かった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ようやく「惣流・アスカ・ラングレー」って名前が分かったんだけど、これって、イマイチ意味不明だ。だって、「惣流」はニポン語の名字で、「アスカ」はニポン語の名前で、「ラングレー」は名字か名前か分かんないけど、とにかく英語なんだろうから、「山本・スーザン・久美子」をお手本にして考えたら、「惣流・ラングレー・アスカ」ってしないとおかしいことになる。「山本・キッド・徳郁」だって、ちゃんと「山本・スーザン・久美子」をお手本にしてるみたいだし、「チャゲ・アンド・アスカ」だって、「アスカ」は一番最後になってる。だから、「惣流・アスカ・ラングレー」も、ホントなら、「惣流・ラングレー・アスカ」ってすべきだと思う。

それから、もうひとつ気になったのは、「アスカ」ってのは「いすゞ自動車」の乗用車の名前だし、「ラングレー」ってのは「ニッサン自動車」の乗用車の名前だってことだ。「惣流アスカ」だけなら、別に「乗用車の名前」とは感じないんだけど、これに「ラングレー」までがプラスされちゃうと、トタンに気になっちゃう。ここまでやるんなら、イッソのこと、「本田・アスカ・ラングレー」とか、「豊田・アスカ・ラングレー」とか、「松田・アスカ・ラングレー」とか、「鈴木・アスカ・ラングレー」とか、名字も自動車会社の名前にしちゃえばいいのに‥‥って思う。これなら、ネーミングの意図がハッキリ分かるから、逆に気にならなくなる。

ま、どっちにしても、あたしは、「惣流・アスカ・ラングレー」には興味が無いので、この人のことはどうでもいい。それから、「綾波レイ」も、あたしの嫌いな広末涼子に似てるから、ノーサンキューって感じだ。綾波レイの絵がカットインすると大当たりの確率がグンと高くなるから、最初のころは好意的に見てたんだけど、ムカついたことがあったから、綾波レイは、エヴァンゲリオンの登場人物の中で、一番嫌いな女になった。

誰かの自宅のダイニングキッチンで、トースターでパンを焼いて食べる予告の時に、ドアを開けたのが「葛城ミサト」だと、「エヴァンゲリオン発進!」って言って、エヴァンゲリオンのリーチのどれかに発展する。ドアを開けたのが白衣を着た「赤木リツコ」だと、数字とカプセルが順番に出て来る期待度の低いリーチに発展する。

あたしは、今までに、何度も何度もこの予告になったけど、この2種類しか見たことがなかった。それで、今回、またまたこの予告になったから、「葛城ミサトだといいな」って思って眺めてたら、初めて、ドアから「綾波レイ」が登場したのだ! それで、今までで初めてのことだし、「綾波レイの絵がカットインすると大当たりの確率がグンと高くなる」ってことから、あたしは、ハンドルから手まで離して、ものすごく期待してた。それなのに、何のリーチにも発展しないで、アッサリと終わっちゃった。それで、ガッカリしたよりも、ムカついたあたしは、綾波レイを嫌いになった。

‥‥そんなワケで、昨日の日曜日は、川崎でお仕事をしてたんだけど、午後1時から4時半まで、3時間半も待ち時間ができちゃった。それで、どこかでランチでも食べようかと思って街へ出たんだけど、歩いてるととにかく暑いし、食欲はないし、ふと見たら、大きなパチンコ屋さんがあったので、吸い込まれるように入っちゃった。パチンコ屋さんの中は、とっても涼しかったんだけど、日曜日だしお盆休み中ってことで、すごく混んでた。ほとんどの台は埋まってて、空いてる台は1列に1台くらいだった。

それで、あたしは、エヴァンゲリオンのコーナーを探してみたら、ものすごい数の「スーパー海」の一角に、ヒッソリと1列だけ並んでた。それで、1台だけ空いてたから、ソッコーで座って、1万円札を入れて打ち始めた。だけど、ぜんぜん回らない。とにかく、笑いがこみあげて来るほど回らない。チャッカーの釘は、まるで欽ちゃん走りの時の腕みたいに、2本そろって右を向いてて、ほとんどの玉を弾いちゃう。それで、最初の500円で1回だけ、次の500円でも6回しか回らなくて、お話にならない状態だったから、左隣りのお兄さんに聞いてみたら、「ここは等価だから釘が厳しい」ってことだった。エスパスとかなら、等価でももうちょっと回るのに、ここはひどすぎる。

それで、あたしは、打ち出しのカゲンを最弱にして、玉の出口のとこの風車に絡みながら落ちるようにしたら、少しは入るようになった。地元のパチンコ屋さんみたいに、釘が甘いお店なら、ちょっとだけ強めに打ち出して、盤の中で玉が跳ねるようにしたほうが、画面の前のステージにいっぱい乗るし、チャッカーにもたくさん入賞する。だけど、ここみたいに、アカラサマに釘を絞ってあるお店は、強く打った玉はほとんど釘に弾かれちゃうから、左からソッと落とし込むようにして、できるだけ滑らかに流してくと入賞率が上がるのだ。

それで、2000円目からは、1000円で何とか15回前後は回せるようになったんだけど、1000円で30回以上は楽勝で回る地元と比べると、ものすごいストレスだった。その上、あたしの右隣りが、ものすごく変な人で、白髪まじりのボサボサ頭のヲタクみたいなおじさんだったんだけど、リーチが掛かるたびに変な動きをするから、ヤタラと気になった。勝ったお相撲さんが賞金をもらう時に、しゃがんで、片手をチョップみたいにして、右、左、真ん中ってチョンチョンチョンってやるけど、あれとおんなじことをリーチが掛かるたびに、パチンコ台に向かって左手でやってたのだ。一種のオマジナイなんだと思うけど、頭のおかしい人かと思っちゃった。

他にも、ヨコ1列のリーチの時には、その列を人差し指で左右に「シャッ!シャッ!」ってやるし、ダブルリーチの時には、エックスを描くように人差し指を振るし、ボタンはヤタラと連打してるし、リーチが外れるたびに上を見たり下を見たりして「あ~」とか「う~」とか唸るし、何よりもイヤだったのは、あたしにリーチが掛かると、思いっきりあたしの台を覗き込んで来る。それだけでもイヤなのに、あたしのリーチが外れると、誰が見ても分かるくらいにオーバーな表情でホッとしやがる。なんなんだ? こいつ! もちろん、あたしだけじゃなくて、その人の右隣りのお兄さんも、リーチのたびにその人に覗き込まれてて、すごく迷惑そうだった。だから、満員のお店で、あたしのとこだけが空いてたのは、前にこの台で打ってた人が、この人の隣りで打つのがイヤでやめたんじゃないかって思えて来た。

‥‥そんなワケで、あたしは、何とかこの人よりも先に大当たりを出してやろうと思って、意地で打ち続けてたんだけど、とにかく回らないから、アッと言う間に5000円が消えてなくなり、6000円、7000円って進んで行った。そしたら、7000円目が無くなりそうになった時、碇シンジが苦しんでるみたいな茶色っぽいアニメが映って、「暴走モード」に突入した! あたしは、顔の向きは正面を見たまま、目だけで右側をチラッと見たら、隣りの変な人は、あたしの台の「暴走モード突入!」の声を聞いて、思いっきり悔しがってやんの(笑)

それで、あたしは、碇シンジのアニメがカットインして、「暴走モード継続」ってのが2回続いたあと、「5」が3つ揃って確変になった。こっちをチラチラ見てた隣りの変な人は、「クク~」とか言って悔しがってたから、きっと、あたしが「暴走モード」に入ってから、ずっと「単発!単発!単発!単発!‥‥」って念じてたのかも知れない。だけど、隣りの人に先に出されたからって、何もそんなにロコツに悔しがらなくてもいいのに‥‥。あたしだったら、ニコッと笑って「良かったですね!」って言うけどな~。

あたしが悔しいのは、「水戸黄門」を打ってる時に、あとから来て隣りで打ち始めた人に先に確変を引かれちゃって、大当たりラウンド中の「あ~とか~ら~来~た~の~に~追~いこ~さ~れ~」って歌が聞こえて来た時と、「中森明菜・歌姫伝説」を打ってる時に、あとから来て隣りで打ち始めた人に先に大当たりを引かれちゃって、あたしの台は中途半端な「少女Aリーチ」が掛かって、「じれった~い~じれったい」って歌い出した時、この2パターンしかない。これ以外なら、隣りの人が大当たりしても、別に、「悔しい」とは思わない。「うらやましい」とは思うけど。

‥‥そんなワケで、あたしの連チャンはサクサクと進んで、3回目か4回目の大当たりの時に、ついに、隣りの変なおじさんに、「暴走モード」がやって来た! それで、あたしは、自分のことよりも気になっちゃって、さっきとおんなじに、顔は正面を向いたまま、目だけでチラチラと右のほうをチェキしてたんだけど、そのおじさんたら、もう大変! 「暴走モード」だから、リーチになれば高確率で揃うワケなんだけど、リーチのたびに、左手を頭にやって「ああっ!」とか言ってから、パチンコ台のガラスを手で隠して何かモニョモニョと念じ始めたり、手のひらを左右に振って「お祓い」みたいなことをしてみたり、普通のリーチの時の何倍ものテンションで、人差し指を「シャッ!シャッ!」ってやったりで、もう、半狂乱!

あたしからは、画面までは見えないんだけど、おじさんのリアクションで、ノーマルのリーチなんだか確変のリーチなんだかが一目瞭然だった。それで、あたしは、とにかく少しは落ち着いて欲しいし、このおじさんが変な動きを続けてると、あたしも気になってパチンコに専念できないから、とにかく確変を引いて欲しかった。確変を引いたら引いたで、また騒がしいんだろうけど、ノーマルを引いてネガティブに騒がしくなるよりは、ポジティブな騒がしさのほうが、隣人としては落ち着ける。それで、あたしは、微力ながら、「確変!確変!確変!確変!‥‥」って念じてあげてたのに、運命の神様がイジワルなのか、あたしのホントの心を見透かされちゃったのか、ミゴトに、ノーマルが揃っちゃった!(笑)

それで、エヴァンゲリオンが「ガオーッ!」って鳴いて再抽選になったのに、ボタンを押してもダメだったみたいで、もうダメだって言ってんのに、ずっとボタンを連打してた。そして、大当たりラウンドに入って歌が流れ始めたら、また、「クク~」とか言って、未練がましく、またボタンをカタカタと押し始めた。もう、あたしは、笑いをこらえるだけで必死で、自分の台なんかほとんど見てなかった。そしたら、あたしは確変中だったんだけど、知らないうちにノーマル数字のリーチが掛かってて、ハッと気づいた時には、数字が揃ってた。それで、手元のドル箱が満タンだったので、コールボタンで店員さんを呼んだんだけど、空箱と交換してもらってる時に、ちょうど、エヴァンゲリオンが「ガオーッ!」って鳴いて再抽選になっちゃった。

地元のお店だと、店員さんが、満タンのドル箱をどかしてから、手元に空箱を置いてくれるから、あたしは体をちょっと右にズラすだけでいいんだけど、このお店は、最初に空箱を渡される。それで、あたしが左手で空箱を受け取ると、それから、手元の満タンのドル箱を取ってくれて、そこに、自分で空箱を置くって方式だった。たしか、川崎のエスパスとかもこの方式だから、この方式のことを「川崎方式」って呼ぶことに決めた‥‥なんてことも折り込みつつ、こんなドル箱の受け渡しをしてたから、あたしは、再抽選のボタンを押すことができなかった。それなのに、ノーマルの「6」が3つ並んでたのが、確変の「3」にパッと変わった。だから、この再抽選って、ボタンを押しても押さなくても、最初から結果が決まってるみたいだ。

とにかく、全身全霊で念じ続けてたおじさんは、再抽選に失敗したってワケで、画面も見ないでドル箱の受け渡しをしてたあたしは、何にもしてないのに確変に昇格したってワケだ。ようするに、毎日毎日、何百回お題目を唱えようとも、そんなことはまったく無意味ってワケで、あたしから見たら‥‥っていうか、世の中のマトモな人たちから見たら、ナンミョー患者どもが上げてるお題目なんて、単なる時間のムダってワケだ。ま、自分たちの貢いだお金が北朝鮮に流れてることにすら気づかないナンミョー患者どもはほっといて、あたしとしては、北朝鮮からお金を取り戻すことのほうが先決だから、このあとも出し続けて、結局、「暴走モード」を入れて7連チャンで、実質は5連チャンした。出玉は思ったよりも少なくて、8000発ちょっとしかなかったけど、等価だから30000円以上になるし、「ま、いっか!」ってことにした。

だけど、時間はまだいっぱいあるし、パッキーにも3000円残ってるから、他のコーナーをウロウロしてたら、地元にはなくて打ったことのない「やすしきよし」が、1台だけ空いてた。それで、ダメモトで打ち始めたら、2500円使ったとこで、「5」のリーチが掛かって、やすしが、空を飛んでるセスナ機から落ちて来て、一度はダメだったのに、復活した。でも、それもダメで、結局、地面に落ちちゃったんだけど、そこで、また復活して、落ちたメガネを「メガネ、メガネ」って言いながら探して、左からきよしも出て来たら、「5」が揃った! だけど、次はノーマルで、再抽選もダメで、ノーマルの時短もダメだったけど、1セットで3500発出た。それで、あたしは、パッキーに残ってた500円を払い戻ししてから、エヴァンゲリオンのぶんと合わせて両替したら、サスガ、等価交換のお店はスゴイ! 46000円になった! 地元のお店だったら、35000円以下だったワケだから、この差は大きい。

‥‥そんなワケで、なかなかラッキーなあたしとしては、この流れに乗り続けたいので、今日も、お仕事のあと、夕方から地元のパチンコ屋さんに打ちに行って来た。だけど、すごく疲れてたから、3000円だけやってダメだったら、帰って来るつもりだった。でも、最初の500円で17回も回るから、昨日のぜんぜん回らない台と比べると、どうしてもイレ込んじゃう。とにかく、ガンガン回るから、すぐに大当たりを引きそうな気分になっちゃって、最初は3000円のつもりだったのに、4000円目を投入しちゃった。だけど、この判断が良かったのだ。

エヴァンゲリオンの背景って、基地みたいなのとか景色みたいなのの他に、トースターでパンを焼いてるダイニングキッチンと、薄暗い病室みたいなのと、あと、教室がある。それで、教室の背景になると、画面の下の真ん中から、ちっこいペンギンが出て来て、そこに右と左からデフォルメされた男の子が出て来ると、リーチが発展したりする。だけど、あたしは、ちょうどバッグからタバコを取り出してて、このペンギンや男の子が出て来たかどうか見てなかったので、一番上のヨコの列に「3」のリーチが掛かったんだけど、どうせダメだろうと思った瞬間、教室のスミッコとか廊下とかに置いてある防火用のバケツに、ズボンのスソをまくった足が入ってる絵がカットインした。一瞬だから、ハッキリは覚えてないんだけど、なんか、ルパン三世の「銭形のとっつぁん」の足みたいな感じで、細くてスネ毛がいっぱい生えてた。

それで、あたしは、こんな絵は初めてだから、画面に見入ったんだけど、そしたら、今度は、タイトル予告みたいに画面が真っ黒になって、真ん中に横書きで「お帰りなさい」とかって文字が現れてから、「そして‥‥」って文字が現れて、「人類がナントカカントカ」って出てから、英語の大きな文字で、真ん中に「EVANGELION」、その上と下にも何か書いてあったけど、コーフンしてて覚えてない。もしかしたら、ちょっと順番が違うかも知れないけど、とにかく、この大きな「EVANGELION」の文字の次に、空に十字架みたいなのが浮かんでるアニメになって、ベートーベンの「歓喜の歌」が流れて、「全回転」って文字が出た! それで、「1」「1」「1」、「2」「2」「2」、「3」「3」「3」って、ぜんぶ揃ったまんま、すごくゆっくりと回転して来る「全回転リーチ」になった!

あたしは、しばらく前に、懐かしい「春夏秋冬」を打った時に、「1」「1」「1」、「2」「2」「2」、「3」「3」「4」ってのが回る「全回転モドキ」なら出したことはあるけど、ホンマモンの全回転は、遥か昔の、初代の「大工の源さん」で出したのが最後くらいで、それ以降は記憶が無い。海シリーズの駄作、「GO!GO!マリン」なら、何度か出したけど、あんなに頻発するもんは、とてもプレミアムとは呼べない。だから、ホントの意味での全回転は、マジで何年ぶりかだ。それで、エヴァンゲリオンの全回転なら、「ケッコー自慢できそうだし日記にも書ける」なんて考えつつ、ジックリと楽しんでたんだけど、1周くらいで、あんがいアッサリと「3」が揃っちゃった。せっかくなんだから、サービスで何回転もしてくれればいいのに‥‥。

‥‥そんなワケで、結果としては、4箱出して1箱飲まれてやめたから、15000円ちょっとにしかならなくて、4000円も使ったから、大した浮きじゃない。だけど、それでも浮きは浮きだし、月末の支払いで困ってたのが、昨日と今日の2日間のパチンコで、何とか半分くらいは作ることができた。その上、メッタに見られないような全回転リーチも見れたから、疲れてるのに打ちに行った甲斐があるってもんだ。だけど、もしかしたら、今日見た全回転リーチよりも、昨日見た隣りの変なおじさんのほうが、何倍も珍しかったのかも知れない‥‥なんて思った今日この頃なのだ(笑)


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2006.08.21

猫殺し作家の屁理屈

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「坂東眞砂子」っていう、気持ち悪いホラー小説ばっか書いてる作家がいる。1958年生まれの48才で、映画にもなった「死国」とか、直木賞受賞作の「山妣(やまはは)」とかを書いた人で、8年前の1998年からは、タヒチで暮らしてる。ま、黙っててもザクザクと印税が入って来るんだから、どこに住んでても生活はできるワケで、タヒチに行こうが北朝鮮に行こうがレバノンに行こうが、勝手にすればいいと思うけど、このオバサンが、8月18日付の「日経新聞」の夕刊の「プロムナード」っていうエッセイ欄に、トンデモナイコトを書いた。

あたしは、この人の小説は、2~3冊しか読んだことがないんだけど、つまんないとか、気持ち悪いとかいう以前に、なんか、異常な人格が見え隠れしてて、そういった意味で、あたし的には拒絶反応を起こしてた。それから、新聞とか雑誌とか色んなとこでエッセイを目にするんだけど、自分の考え方が絶対で、他人の発言には耳を貸さないって感じがイヤだった。自分の考えを「ニポン女性全員の考え」として書くから、読んでてムカツクことが多かった。だから、この人の名前を目にすると、自然とページをめくってスルーするようにしてた。そんな坂東眞砂子が書いた「トンデモナイコト」ってのが、コレだ。


 「子猫殺し」  坂東眞砂子

 こんなことを書いたら、どんなに糾弾されるかわかっている。世の動物愛護家には、鬼畜のように罵倒されるだろう。動物愛護管理法に反するといわれるかもしれない。そんなこと承知で打ち明けるが、私は子猫を殺している。
 家の隣の崖の下がちょうど空地になっているので、生れ落ちるや、そこに放り投げるのである。タヒチ島の私の住んでいるあたりは、人家はまばらだ。草ぼうぼうの空地や山林が広がり、そこでは野良猫、野良犬、野鼠などの死骸がころころしている。子猫の死骸が増えたとて、人間の生活環境に被害は及ぼさない。自然に還るだけだ。
 子猫殺しを犯すに至ったのは、いろいろと考えた結果だ。
 私は猫を三匹飼っている。みんな雌だ。雄もいたが、家に居つかず、近所を徘徊して、やがていなくなった。残る三匹は、どれも赤ん坊の頃から育ててきた。当然、成長すると、盛りがついて、子を産む。タヒチでは野良猫はわんさかいる。これは犬も同様だが、血統書付きの犬猫ででもないと、もらってくれるところなんかない。
避妊手術を、まず考えた。しかし、どうも決心がつかない。獣の雌にとっての「生」とは、盛りのついた時にセックスして、子供を産むことではないか。その本質的な生を、人間の都合で奪いとっていいものだろうか。
 猫は幸せさ、うちの猫には愛情をもって接している。猫もそれに応えてくれる、という人もいるだろう。だが私は、猫が飼い主に甘える根元には、餌をもらえるからということがあると思う。生きるための手段だ。もし猫が言葉を話せるならば、避妊手術なんかされたくない、子を産みたいというだろう。
 飼い猫に避妊手術を施すことは、飼い主の責任だといわれている。しかし、それは飼い主の都合でもある。子猫が野良猫となると、人間の生活環境を害する。だから社会的責任として、育てられない子猫は、最初から生まないように手術する。私は、これに異を唱えるものではない。
 ただ、この問題に関しては、生まれてすぐの子猫を殺しても同じことだ。子種を殺すか、できた子を殺すかの差だ。避妊手術のほうが、殺しという厭なことに手を染めずにすむ。そして、この差の間には、親猫にとっての「生」の経験の有無、子猫にとっては、殺されるという悲劇が横たわっている。どっちがいいとか、悪いとか、いえるものではない。
 愛玩動物として獣を飼うこと自体が、人のわがままに根ざした行為なのだ。獣にとっての「生」とは、人間の干渉なく、自然の中で生きることだ。生き延びるために喰うとか、被害を及ぼされるから殺すといった生死に関わることでない限り、人が他の生き物の「生」にちょっかいを出すのは間違っている。人は神ではない。他の生き物の「生」に関して、正しいことなぞできるはずはない。どこかで矛盾や不合理が生じてくる。
 人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない。生まれた子を殺す権利もない。それでも、愛玩のために生き物を飼いたいならば、飼い主としては、自分のより納得できる道を選択するしかない。
 私は自分の育ててきた猫の「生」の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択した。もちろん、それに伴う殺しの痛み、悲しみも引き受けてのことである。(作家)


‥‥そんなワケで、今日のあたしは、あまりにもムカついてるから、「いかがお過ごしですか?」は省略しちゃうけど、なんなの? この女! 「社会に対する責任として子殺しを選択した」って、いったい何? こいつが子猫を殺し続けてるのは「自分の都合」だろ? 「社会に対する責任」をミジンでも感じてるんなら、生まれた子猫をちゃんと飼えよ! それができないなら、猫なんか飼うな!

あたしは、生まれてから今まで、色んな「自分勝手」を見て来たし、自分でも「自分勝手」なことをしたこともあるけど、これほどまでに支離滅裂で頭のイカレた「自分勝手」には、未だかつてお目にかかったことがない。開いた口が塞がらないとは、まさしく、このことだろう。この異常者は、自分で、「こんなことを書いたら、どんなに糾弾されるかわかっている。世の動物愛護家には、鬼畜のように罵倒されるだろう。」って書いてるから、お望み通りに糾弾して罵倒してやるけど、おい! この猟奇殺戮変質女! お前こそが今すぐ崖から飛び降りて死ね!

「もし猫が言葉を話せるならば、避妊手術なんかされたくない、子を産みたいというだろう。」とか抜かしてるけど、お前に殺されて来たたくさんの子猫たちだって、もし言葉を話せたなら、「殺されたくない、生きたい」って言ったに決まってんだろ! お前に投げ捨てられた崖の下で、意識が無くなるまで、「ニャア‥‥ニャア‥‥」って鳴いてただろう。これは、「お母さん‥‥お母さん‥‥」って言ってたんだよ!

あたしには、こいつの言葉のすべてが、自分の犯し続けてる犯罪を正当化するための屁理屈にしか聞こえない。猫の避妊手術と、自分の犯してる子猫殺しとを同列に考えてる無知さかげんにも呆れ果てるけど、それよりも、自分を正当化するために、こんなにムリのあるトンデモ論を全国紙で展開しちゃう神経に呆れ果てる。


「だから社会的責任として、育てられない子猫は、最初から生まないように手術する。私は、これに異を唱えるものではない。ただ、この問題に関しては、生まれてすぐの子猫を殺しても同じことだ。子種を殺すか、できた子を殺すかの差だ。避妊手術のほうが、殺しという厭なことに手を染めずにすむ。」


なんなの? この理屈。これじゃあ、人間が、避妊してセックスするのも、避妊しないでセックスして、できちゃった子供を人工中絶するのも「同じこと」って言ってるワケじゃん。それどころか、こいつのやってることは、生まれて来た赤ちゃんを殺してるワケだから、人工中絶よりもタチが悪い。挙句の果てに、「避妊手術のほうが、殺しという厭なことに手を染めずにすむ。」とはナニゴトだ! これじゃあまるで、猫の避妊手術をしてる人たちは、イヤなことをしたくないから逃げてる卑怯者みたいな言い方じゃん。

野良猫の7割近くが感染してるって言われてる「ネコエイズ」や「ネコ白血病」は、未だに確実な治療法が確立されてない恐ろしい病気だ。そして、これらの病気は、猫同士のケンカやセックスによっても感染するけど、何よりも感染率が高いのが、母子感染なんだよ。母親がキャリアだったら、ほぼ100%の確率で、生まれて来た子猫も感染してる。そして、そういった子猫たちは、どんなに大切に育てても、いつ発病するか分からないし、昨日まで元気に走りまわってても、発病したら、わずか1週間ほどで死んでしまう。だから、こういったかわいそうな子猫たちをこれ以上増やさない意味でも、避妊手術や去勢手術をするんだよ。「人は神ではない。」だと? 「人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない。」だと? 現実を何も知らないバカ女が、自分勝手にテキトーなことばっかノタマッてんじゃねーよ!

だいたいからして、こいつ、「だから社会的責任として、育てられない子猫は、最初から生まないように手術する。私は、これに異を唱えるものではない。」って言っときなから、そのあとで、「人は他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない。」って、思いっきり「異を唱え」てんじゃん。こんなに短い文章の中で、自分の言ってることにツジツマが合ってないなんて、マジで、バカ?

このデタラメさを見れば一目瞭然だけど、このバカ女は、自分の都合しか考えてないってことが良く分かる。ようするに、自分が犯し続けてる残酷極まりない悪質な犯罪を正当化するために、「子猫殺し」とはまったく異質な状況にある「避妊手術」を引き合いに出して、あたかも、そこに、何らかの正当性があるようなマヤカシの持論を展開してるだけなのだ。つまり、テレビのヤラセバラエティー番組で、無責任なことばっか言ってるインチキ占い師やデタラメ霊能力者と同レベルの稚拙なレトリックってワケで、「あなたのオーラはピンク色です」ってのとおんなじくらい、ウサン臭いペテンなのだ。

幼稚園児でも分かると思うけど、命が生まれて来ないように避妊手術をすることと、生まれて来た命を殺すこととは、まったく別次元のことだし、正反対のことだと言っても過言じゃない。それを同じテーブルに並べること自体がイカサマだし、最初は、避妊手術について「異を唱えるものではない」って言っときながら、結局は、「人は神ではない」から「他の生き物に対して、避妊手術を行う権利などない」ってふうに持ってって、自己保身へと誘導する見え見えの展開。こんな小学生の作文みたいなレベルの文章じゃ、テレビのインチキ占い師やデタラメ霊能力者なんかに騙されてるようなバカくらいしか相手にしてくんないよ。

‥‥そんなワケで、いつもは、それなりに考えながら書いてるんだけど、今日は、あまりにも頭に来てて、思ったことをそのまま打ってるから、まだまだ書き足りないこともあると思うし、表現を変えたほうがいい部分もあるかも知れない。だけど、あまりにも怒りのタコメーターがレッドゾーンだから、そんなことしてる精神的余裕がない。だから、この問題に関しては、頭が少しクールダウンしたころに、もう一度取り上げようと思う。とにかく、頭に血が上ってる今の状態だと、「誰か坂東眞砂子を妊娠させて、赤ちゃんが生まれたら、崖から投げ捨ててやれ!」とか言っちゃいそうだから、ちょっと落ち着こうと思う今日この頃なのだ。


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2006.08.20

ゲド戦記

「やばい! あたし、このまま寝ちゃいそう~!」

「え? キョーコ、寝不足?」

「毎晩、暑くて寝られないのよね~エアコンつけて寝ると、お肌パリパリ、のどカラカラになっちゃうし~」

「そんなら、ゲド戦記、観に行けばいいのに~」

「なんで?」

「先週、マリエとチカと一緒に観に行ったんだけど、あまりにも退屈でつまんなくて、始まって30分もしないうちに爆睡しちゃって、気がついたらエンドロールだったのよ~」

「そんなに退屈なの?」

「あたしはほとんど観てないけど、マリエとチカは半分くらいのとこで耐えなれなくなって寝たって言ってたから、少なくとも、前半の1時間は眠くなるほどつまんないみたい‥‥」

「でも、テレビとかで、大ヒット上映中!って言ってるじゃない?」

「そう? あたしはハウルでガッカリしたから、今度は期待してたんだけど、ハウルよりもグンとつまらなかった‥‥なんかね、アニメでストーリーを伝えるんじゃなくて、登場人物が順番に長ゼリフでストーリーを説明してるから、だんだん眠くなって来て、そのうち目をつぶってセリフだけ聞いてたら、寝ちゃったって感じ~」

「そうなんだ~」

「なんかね、どのセリフもみんな長くてクドクドした説明口調だから、なんか大石部長の説教を聞かされてるみたいな気分になってくるのよ~」

「マジで~?(笑)」


‥‥っていう、20代前半の女の子2人の会話を電車の中で聞いたあたしは、心のメモ帳に、「ゲド戦記、眠くなるほどつまんない」ってメモして、地元の駅で降りた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、例によって、電通だのスポンサーだの自民党だのナンミョーだのと、各所からの圧力に弱いテレビやスポーツ紙は、「大ヒット上映中!」とか「満員御礼!」とかって大嘘をノタマッてるけど、実際に観に行った人たちからは、「客をバカにしてんのか!」とか、「あまりにも酷すぎる‥‥」とか、「金返せ!」とか、「宮崎アニメも終わったな‥‥」とか、酷評ってよりも、メチャクチャに罵倒されちゃってる「ゲド戦記」だけど、あたしは、宮崎駿が、映画経験ゼロのドシロートの息子に制作させたって話を聞いた時点で、「少なくとも、お金を払ってまで観る価値はないな」って思ってた。そして、前回の「ハウルの動く城」のキムタクの大失敗にも懲りずに、またまた、ジャニタレなんかを声優に起用したって話を聞いた時点で、「1年後にテレビでやっても観ない」ってことが決定してた。

だから、あたしとしては、今さら、こんな駄作なんかどうでも良かったんだけど、この「ゲド戦記」の原作者、アーシュラ・K・ル・グウィンさんていうSF女性作家が、8月14日付で、自分のホームページに、すごく厳しいコメントを発表した。なんでかっていうと、ニポンで「ゲド戦記」を観た人たちから、原作の「アースシー」の内容とあまりにも違うため、原作者のグウィンさんのとこに、たくさんの質問メールが殺到したからだ。それで、ひとりひとりに返信を書くこともできず、自分のホームページに、公式のコメントを発表したってワケだ。それで、その内容が、あまりにもビックル一気飲みなので、リトル取り上げてみることにした。コメントの原文は、最後にURLをリンクしとくので、詳しく読んでみたい人は原文を読んでもらうとして、痒いところに手が届く「きっこの日記」としては、重要な部分だけをピックアップして行く。

グウィンさんのコメントは、まず、自分が書いた原作と、出来上がった映画、「ゲド戦記」の内容が、あまりにもかけ離れているけど、原作者と映画会社との契約書には、「映画制作のすべてを映画会社に一任します」という規定があるため、自分からはヒトコトも文句を言えない‥‥ってことが書かれてる。だから、「原作と映画の内容がぜんぜん違うのはどうしてですか?」って質問をされても、自分は何も答えられないし、それ以前に、あまりにも内容を変えられてしまって、一番驚いてるのは自分なんだから‥‥ってことが書かれてる。そして、「これは、映画の制作者が勝手にやったことで、原作者の私には、映画について何の責任も負えない」ってふうに念を押してる。

それで、コメントの本文は、20年ほど前に、宮崎駿から、「あなたの作品をアニメ映画化したい」っていう手紙が来たってことからスタートしてる。当時のグウィンさんは、アニメといったらディズニーしか知らず、ディズニーアニメは嫌いだったので、自分の作品をアニメ映画化する話をその時は断わった。だけど、今から6~7年前に、友人から紹介された「となりのトトロ」を観て、宮崎アニメの大ファンになり、そして、今回のアニメ映画化へと話が進んで行った。そして、去年の8月に、「ゲド戦記」のアニメ映画化の話で、宮崎駿とスタジオジブリの鈴木敏夫が、グウィンさんの自宅を訪ねた時のことだ。この時、宮崎駿は、「自分はもうアニメ映画制作から引退します」ってことを告げたあとに、「今度の作品は、今まで一度も映画を作ったことのない息子の吾朗に任せたいのです」って言った。その話を聞いたグウィンさんは、「非常に失望したし、とても不安になりました」って言ってる。それゃ当然だろう。今まで、すべての映画化の話を断わって来たのに、「となりのトトロ」を観て、宮崎アニメの大ファンになって、宮崎駿にだったら任せてもいいってことで決断したのに、いざ、話を進めてみたら、映画を作るのは、ドシロートの息子だって言われたんだから‥‥。これじゃあ、長嶋茂雄が監督をやってくれるって言うから、野球のチームを作ったのに、現れたのは長嶋一茂だった‥‥ってのとおんなじくらい、ガックリ来ちゃうだろう。

だけど、不安な顔を見せたグウィンさんに対して、宮崎駿は、「制作は息子に任せますが、私がすべて責任を持って、企画から制作までを管理します」って約束した。それで、グウィンさんは、宮崎駿のこの言葉を信じて、「ゲド戦記」のアニメ映画化の契約を結んだのだ。でも、このグウィンさんの思いは、すぐに裏切られることになった。制作の途中経過の知らせなどで、グウィンさんは、この作品に宮崎駿がまったく関与していないこと、約束が守られていないことを知った。グウィンさんは、この時の思いを次のように言っている。


「日本で制作しているこのアニメ映画の問題によって、太平洋をはさんだこちら側のアメリカでは、今、私が、ひどい怒りと失望に苦しんでいて、とても残念に思います。聞くところによると、宮崎駿氏は、結局、まだ引退はしていないが、現在は別の映画を作っているそうです。この事実が、私の失望をさらに大きくしました。私の映画を作ったあとに、別の作品に取り掛かってくれればいいのに‥‥」


‥‥そんなワケで、このあと、グウィンさんのコメントは、「ゲド戦記」が完成したあとの話へと進む。東京での試写会に行けなかったグウィンさんのために、今年の8月6日に、宮崎吾朗と鈴木敏夫が、アメリカまでわざわざパイロット版を持参して、ダウンタウンの映画館で試写会を行なったと書かれていて、この件に関しては、「スタジオジブリはとても親切だった」って言ってる。そして、子供たちの反応を見るために、たくさんの子供たちを招待して、試写会が行なわれた。もちろん、グウィンさん自身も、この日、初めて「ゲド戦記」を観たワケで、自分の書いた原作との、あまりの内容の違いに、とても驚いた。

そして、試写が終わったあと、宮崎吾朗から感想を聞かれたグウィンさんは、「これは、とても良い映画だとは思いますが、私の書いた作品ではありません。これは、あなたの映画です」って答えた。それで、今回、自分のホームページ上にコメントを発表する上で、「ゲド戦記」を観た感想の補足として、次のような点をあげている。ちなみに、コメントの原文では箇条書きにはなってないけど、分かりやすくするために、あたしが勝手に箇条書きにした。


1.多くのシーンは美しく描かれていましたが、短時間に急いで制作されたアニメ映画の中で、原作の中の重要なシーンがたくさんカットされていました。この映画には、「となりのトトロ」のような繊細なディティールや、「千と千尋の神隠し」のような力強さ、そして、細部にまでこだわった豊かな感性が感じられませんでした。また、それぞれのキャラクターは悪くはありませんが、とても月並みに感じました。


2.私の書いた原作の精神に反して、この映画はとても暴力的に描かれていますし、その暴力にも一貫性がないと感じました。これでは、原作とまったく異なる物語であり、ストーリー上の人物像も、歴史観も、運命までもが、大きく違います。もちろん、小説と映画は異なる芸術ですから、小説を映画化する以上は、ある程度の変更は仕方ないかも知れません。しかし、私の書いた原作は、40年もの長きに渡って印刷、出版され続けているのです。そういった原作を映画化し、タイトルまで同一にするのであれば、キャラクター設定やストーリーなど、もっと原作に忠実に制作するのが当たり前だと思います。


3.アメリカや日本の映画制作会社は、何かの本を原作として映画を作る場合、原作を「鉱山」のように扱います。つまり、登場人物の名前や、面白いと感じたシーンなどだけを掘り出し、全体のストーリーなど無視して、勝手に物語を作り上げてしまうのです。これは、その原作だけでなく、原作の読者をもバカにした行為です。今回は、このようなことだけはないだろうと思っていたため、私は、とても驚いています。


4.私は、この映画におけるメッセージの出し方が、少し雑に感じました。映画の中で、何ヶ所か、生と死に関する見解やバランスなどについて、私の書いた原作からそのまま引用されている部分がありましたが、キャラクターやストーリーが大幅に変更されていては、私の意図は正しく伝わりません。「アースシー3部作」の中には、いくつかの金言的な部分がありますが、それらは、正しいキャラクター設定やストーリーがあっての言葉であり、この映画のキャラクターやストーリーでは、ただの説教じみた言葉になってしまいます。


‥‥そんなワケで、ここから先は、ネタバレ的な要素を多分に含んでるみたいなので、これから「ゲド戦記」を観に行く予定の人は、自己判断、及び、自己責任で読んでちゃぶだい。


5.原作での道徳心は、映画では混乱しています。たとえば、映画の中で、アレンが父親を殺すシーンには、何も動機がありませんし、とても自分勝手な行動のように感じます。暗い影や自分の分身がやって来る、と説明されても、まったく説得力がありませんし、それ以前に、なぜ、少年の精神が2つに分かれたのか、という点が、ぜんぜん理解できません。この部分のアイデアは、「アースシーの魔法使い」から取ったのだと思いますが、私の原作では、ゲドを追う「影」が、なぜ現れたのかをちゃんと説明していますし、最後には、その「影」の正体もはっきりさせています。さらには、私の原作では、「魔法の剣」を使っても「影」を追い払うことはできません。しかし、この映画では、「魔法の剣」で「影」を退治して、「悪者は殺せばいい」という短絡的な解決の方法を取っています。私の原作では、「正義」が「悪」を倒したから「平和」になった、というような、単純な問題提起に単純な解決、という方法はありえません。


6.私の原作のアースシーのドラゴンのほうが、映画のドラゴンよりも美しいと思いますが、吾朗の描いたドラゴンが、高貴に翼をたたんで行くシーンは、とても素晴らしかったと思います。彼の想像する動物たちは、とても柔軟性があるように感じます。私は、ラマ馬が耳を動かして感情を表現するところが好きでした。また、水を引いたり、畑を耕したり、馬小屋での動物のシーンなどは、映像から土の匂いがして来るようで、とても気に入りました。常に対立しているストーリーやアクションシーンの中で、これらのほのぼのとしたシーンは、とても良い気分転換になりました。そして、私は、少なくともこれらのシーンには、私の書いたアースシーの世界観を感じることができました。


7.私が、原作において、アースシーの民族のほとんどを有色人種にした目的、そして、辺境の保守的な民族を白人にした目的は、アメリカやヨーロッパの若い人たちに向けての設定です。ヨーロッパの伝統的なファンタジーのヒーローは、必ず白人ですし、逆に、肌の色が黒い者は、邪悪なものにつなげて考えられることが良くありました。ですから、「ファンタジーのヒーローを有色人種にする」ということは、そういった昔からの白人社会の伝統を破壊するだけでなく、世の中の偏見を弱めることもできると考えたのです。以前、アメリカのテレビで「アースシー」のドラマを制作した時には、制作スタッフたちは、人種差別をしないことを公言していたのにも関わらず、アースシーの民族のほとんどを白人にしてしまったのです。このことは、未だに頭に来ています。今回のアニメ映画でも、アースシーの民族のほとんどは白人のように見えましたが、私たちの目からは白人のように見えても、日本人の感覚だと違うということを聞きました。日本人の観客からは、肌が白くても、有色人種のように見える、と聞きました。また、全員が白い肌ではなく、タンやベージュの肌の人たちも混じっているため、少しは救われました。


‥‥そんなワケで、あたしは、原作も読んでなけりゃ映画も観てないワケで、個人的な意見を言える立場じゃないから、グウィンさんのコメントをニポン語に訳しただけなんだけど、これを読むと、原作者の意図の通りに表現されてるのは、ストーリーとは無関係な、水を引いたり、畑を耕したり、馬小屋での動物のシーンだけみたいだ。だから、これから、「ゲド戦記」を観に行くような殊勝な人たちは、これらのシーンに注目して、それ以外の部分は、熱帯夜の寝不足を解消するために、グッスリと眠って欲しいと思う今日この頃なのだ(笑)


 ★グウィンさんのコメントの原文★


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2006.08.19

シーラカンスな午後

Shungiku1
あたしは、内田春菊が大好きで、自分の子供たちに変な名前をつけたこと以外は、内田春菊の顔も、しゃべり方も、ファッションセンスも、マンガも、文章も、すごく好きだ。だけど、ぜんぶがぜんぶ好きなワケじゃなくて、内田春菊のマンガでも苦手なヤツもあるし、文章でも嫌いなのもある。あまりにもひどくて、「なんじゃこりゃ?」って思う作品もいくつかある。だけど、コレって、当たり前のことだと思う。どんなに好きな作家でも、どんなに好きなミュージシャンでも、どんなに好きな映画監督でも、その人の作品だって言うだけで、何から何まで諸手を挙げて大絶賛するのは、ある意味、宗教に近いノリだと思うし、そういう人ってのは、ホントの「ファン」じゃなくて、「信者」って感じがする。

この「きっこの日記」を読んでくれてる読者にしたって、あたしの書くすべてのことに共感する人なんているワケはなくて、「オトトイと昨日の日記には共感したけど、今日の日記には賛成できない」ってのが普通だ。だって、人間にはひとりひとり別々の感性や考え方があって、あたしが書いてるのは、あくまでも、たくさんある感性や考え方のうちのひとつだからだ。だから、この「きっこの日記」を読んで、自分の考えと違うと思ったら、それでも、「好きなきっこさんの書いてる文章だからきっと正しいことなんだろう」って思う必要もないし、逆に、ワザワザ反論のメールを送って来る必要もない。「ああ、こういう考え方もあるんだな」って思えばいいだけだ。

ま、それはそれとして、あたしは、内田春菊のマンガの中で、特に好きなのが、東京電力の「でんこちゃん」と、シーラカンス絡みの作品だ。もともと、あたしが、最初に内田春菊の絵を見たのが、何かの新聞に出てたシーラカンスのマンガなんだけど、あの独特のゆるいタッチのシーラカンスの絵に、何とも言えない嬉しい気持ちになった。だって、それまでのあたしは、シーラカンスって言えば、「不気味なお魚」とか、「気持ち悪いお魚」ってイメージしか持ってなかったからだ。それまでに見て来たシーラカンスの絵って、どれも、学術的なものだったりして、すごくリアルで不気味なものばっかだったから、内田春菊の描いた「かわいいシーラカンス」を見て、あたしは、すごく不思議な気分になった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、俳句をやってるから、何かを見る時に、できるだけ主観や先入観を排除して観るように心がけてる。たとえば、スイカを食べてるカブトムシや、お砂糖に群がるアリを見ても、よほど虫が嫌いな人じゃない限り、「気持ち悪い」とは思わないだろう。だけど、犬のウンコにたかるハエや、生ゴミに群がるゴキブリを見たら、普通は「気持ち悪い」と思うだろうし、あたしは、ハエはともかく、ゴキブリだけは死ぬほど苦手だから、悲鳴をあげて逃げ回る。だけど、ホントの意味で俳句を極めるためには、カブトムシも、アリも、ハエも、ゴキブリも、すべて同じ感覚で、同じように見られるようにならないとダメなのだ。

カブトムシだってゴキブリだって、すべて同じ命だし、カブトムシはキレイだけどゴキブリは汚い、カブトムシはかっこいいけどゴキブリはかっこ悪い、なんてのは、人間側の勝手な主観や先入観だ。この感覚は、煎じ詰めれば、人種差別にまで発展しちゃう。だから、あたしは、理屈ではちゃんと分かってる。それで、俳句を始めてからは、今まで嫌いだったもの、苦手だったものでも、積極的に近づいてみたり、触ってみたりするようになった。ミミズとかゴカイとかにも触ってみたし、死ぬほど気持ち悪いと思ってるナマコやウミウシも、手のひらに乗せてみた。だから、あたし的には、それなりに努力はしてる。だけど、ホントに申し訳ないけど、ゴキブリだけは、どうしてもダメなのだ。

目撃しただけでも悲鳴をあげるほど苦手なのに、「ゴキブリに触る」とか、「ゴキブリを手に乗せる」なんて、想像しただけでも失神しそうになる。ずっと前に、一度、お友達のアパートに遊びに行った時に、すごく大きなゴキブリが出現して、壁の高い位置にじっとしてるとこをそのお友達が丸めた新聞紙で叩こうとした。その瞬間、そのゴキブリが、あたしのほうにブーンって飛んで来た! あたしは、ものすごい悲鳴をあげて大暴れして、気がついた時には、裸足のまま外に逃げ出してたんだけど、あまりの恐怖に、どんなふうに逃げ出したのか、ハッキリとした記憶がない。

‥‥そんなワケで、どうしてもゴキブリだけは克服できないので、いつまで経っても、俳人としては半人前のあたしなんだけど、そんなあたしにとって、子供のころから、ずっと「不気味なお魚」だと思って来たシーラカンスをとっても可愛く描いてあった内田春菊の絵は、すごく不思議だったし、何とも言えない嬉しさみたいな、ミョ~な感覚があった。あたしが「不気味」だと思ってた生き物に対して、こんなにも愛情あふれる目を向けている人がいたってことに、心を動かされたのだ。それで、あたしは、内田春菊に興味を持って、それ以来、「シーラカンスぶれーん」「シーラカンスバカンス」「シーラカンスカオス」「レッツシーラカンス」「シーラカンススクールメイツ」「シーラカンスロマンス」「シーラカンスOL」「シーラカンスOL平成版」って、内田春菊のシーラカンスものをずっと愛読して来て、今じゃ、シーラカンスが大好きになった。

内田春菊は、水族館が大好きで、水族館やお魚に関する本もたくさん書いてるけど、あたしも、水族館が大好きだ。それで、子供のころのあたしが、一番好きだったのが、「よみうりランド」の水族館だった。なんで「だった」って過去形なのかって言うと、今は、もう、水族館は閉館しちゃってるからだ。子供のころ、あたしは、渋谷区に住んでて、渋谷区の小学校に通ってた。それで、小田急線の沿線だったから、学校の遠足っていうと、小田急線に乗って、「よみうりランド」や「向ヶ丘遊園」に行くことが多かった。

「よみうりランド」には、水族館の他にも、水中バレエがあって、大きな水槽の中で、キレイな衣装を着たお姫様や王子様が踊るんだけど、それはそれはステキだった。巨大なホタテ貝みたいなのから出て来た竜宮城の乙姫様が舞うシーンは、信じられないほど美しくて、何にでもすぐに感化されちゃってた子供時代のあたしは、「大きくなったら水中バレエのお姫様になる!」って思ってた。水中バレエは、脇役の人とかは、小型の酸素ボンベをつけてる人もいたけど、主役は息を止めて演技をしてて、時々、ホースみたいなのの先をくわえて酸素を補給してた。それで、あたしは、知らず知らずのうちに、自分も息を止めてて、だんだん苦しくなって来て、お姫様がホースから酸素を吸う時に、自分も「ブハ~ッ!」って息をしたことを覚えてる。これは、自分が水中バレエのお姫様になることを想定して、息を止める練習をしてたんだけど、当然、プロの人と同じに長く息を止めてることなんかできないから、息を止めていながらも、実は、ズルをしてた。

あたしは、基本的には息を止めてるんだけど、すごく苦しくなって来ると、少しだけ吸ったりしてた。だけど、自分なりに、できるだけガマンして、とにかく、お姫様が息を吸う時に一緒に吸いたかったから、そこんとこだけはマネをしてた。そんな水中バレエだけど、1997年12月に最終回を迎えた。理由は、人気がなくなって、お客さんが少なくなったからだった。そして、それから3年後の2000年11月には、水族館も閉館になった。

よみうりランドの水族館は、丸いドーム型をしてて、中がアンモナントみたいな渦巻きになってた、入り口を入って、両側の展示を見ながら、ゆるやかな左カーブの坂をのぼってくってシステムで、あたしは、この不思議な空間が、たまらなく好きだった。ちょうど真ん中あたりの左側に、「冷たい深海の水槽」があって、そこに、タカアシガニがいっぱいいたんだけど、手足を広げると2mくらいになる巨大なカニに、子供のころのあたしは、生まれて初めてゾウやキリンを見た時よりもコーフンした。それで、手足がぜんぶ揃ってるタカアシガニは少ししかいなくて、ほとんどは何本か手足が取れてて、その取れた手足が底に落ちてたりして、子供心に、言葉にできないような悲しさを感じた。だけど、何年後カニ‥‥じゃなくて、何年後かに、「カニは手足が取れてもまた生えて来る」ってことを知って、すごく救われた。

それで、あたしは、幼稚園の時にも、この水族館に行ってたし、母さんにもおばあちゃんにも連れて来てもらってたから、小学校で「よみうりランドの水族館へ行く」ってことになった時に、とっても嬉しかった。今だと、自分が何度も行ったことがある場所に、また行くのはイヤだし、どっか別のとこに行きたいって思うのが普通なんだけど、なんせ子供だから、クラスのみんなはそんなに行ったことがなくて、自分だけが詳しいとこに行くのは、ちょっと得意な感じで、嬉しかったのだ。だけど、この時の遠足は、特別な遠足だった。学年が変わってクラス替えをしたばっかだったから、保護者同士の交友みたいな意味もあって、保護者同伴だったのだ。それで、あたしは、母さんは働いてたから、おばあちゃんが来ることになった。

あたしは、おばあちゃんが大好きだったし、よみうりランドの水族館も、渋谷のプラネタリウムも、母さんよりもおばあちゃんに連れてってもらったことのほうが多かった。毎年、春になるとやってた「ドラえもん」の映画も、おばあちゃんに連れてってもらってた。それに、母さんよりも、おばあちゃんのほうが、お菓子とかを買ってくれるから、ちびまる子が友蔵を利用してるみたいなのとはリトル違うけど、似たようなとこもあって、おばあちゃんのことが大好きだった。

それなのに、あたしは、最低だった。遠足の当日の朝までは、それこそウキウキで、ピョンピョン跳ねたりしてたのに、学校に集合してみると、クラスのみんなはお母さんと来てて、おばあちゃんと来てるのは、あたしだけだった。正確に言うと、お母さんがいなくて、お父さんはお仕事で、家族が誰も来てくれないから、保健室の先生が付き添ってる男の子がいた。だから、その子と比べたら、あたしのほうが何倍も幸せだったハズだ。それなのに、あたしったら、「みんなはお母さんなのに、あたしだけおばあちゃんだ‥‥」ってことで、変な疎外感みたいなのを感じちゃって、「なんであたしだけ‥‥」って思い始めたら、たくさんの人がいるのに、自分だけポツンと孤独になった。それで、そのやり場のない気持ちをおばあちゃんにぶつけてしまった。おばあちゃんに、ひどいことを言ってしまった‥‥。

おばあちゃんは、すぐにあたしの気持ちを察して、やさしい言葉を言ってくれたけど、あたしのワガママは直らなくて、よみうりランドに着いても、あたしはずっと無口だった。みんなは、普通にしてるだけなのに、なんだか、自分たちのお母さんを自慢してるように見えて、「あたしにだってやさしい母さんがいるのに‥‥」って思ったら、悔しくて涙が出て来た。みんなは、楽しそうに騒ぎながら、どんどん先に行くのに、あたしは、タカアシガニの水槽の前から動かない。おばあちゃんは、そんなあたしの手をギュッて握ってくれた。それは、何度もここに来た時とか、プラネタリウムに行った時とか、ドラえもんの映画を観に行った時とか、町内の盆踊り大会やお祭りの夜店に行った時とかと、おんなじ手の感触だった。

あたしは、おばあちゃんに、「ごめんなさい」って言えなかった。だけど、心の中では、何度も「ごめんなさい」って繰り返してた。おばあちゃんは、あたしが何も言わなくても、あたしの気持ちを分かってくれて、「ほら、キーちゃんの好きなハタが口をパクパクしてるよ!」なんて言ってくれた。子供って、気持ちが変わるのが早いから、あたしは、さっきまで落ち込んでたのがウソみたいに、元気になった。あたしは、「体の模様はおんなじでも、尾ビレの先っぽが白いのがオオモンハタで、尾ビレの先っぽが黒いのがホウセキハタなんだよ!」って、得意になって説明して、何度もここに来てるし、そのたびにあたしが言ってる同じ説明なのに、おばあちゃんは、初めて聞くように聞いてくれた。

調子に乗ったあたしは、他の子や先生にまで、自分の知ってるお魚の知識をペラペラとしゃべりまくり、「良く知ってるね!」とか「すごいね!」って言われて、得意満面になってた。大人になった今、ヤタラと電車のこととかに詳しくて、駅名とかをペラペラと言ったりする子供とかを見ると、何だかムカムカするけど、この時のあたしって、きっと、今のあたしから見ても、腹が立つガキだったと思う(笑)

‥‥そんなワケで、あたしは、大好きなよみうりランドの水族館の中でも、苦手なとこがあった。渦巻きになった展示通路をずっとのぼってった最後のとこに、お土産コーナーと併設してる展示スペースがあって、そこの真ん中に置かれてた「シーラカンスの剥製」だ。大きなガラスケースの中に入ってたんだけど、「奇跡の魚 シーラカンス」って書いてあって、とにかく、すごく大きくて、不気味で、何よりも「剥製」ってことが気持ち悪かった。

あたしは、生きてるお魚や動物を見るのは大好きなんだけど、「剥製」ってものが苦手で、この、シーラカンスの剥製に限らず、クマとかシカとかの剥製も、恐くて嫌いだ。動物の皮を剥いで、生きてた時の形にして、目にはビー玉みたいなのを埋め込んで‥‥って、そういう製作過程を想像するだけで恐ろしくなるし、「いかにも生きてるように作られた死体」ってワケだから、そういうことをする趣味の悪さにも悪寒が走る。もちろん、シーラカンスの剥製には、学術的な意味があるから、クマやシカの剥製とは違った価値があるんだろうけど、忠犬ハチ公の剥製とか、南極犬タロの剥製とかは、趣味が悪すぎる。もしも自分がハチ公やタロだったら、死んだら焼いて欲しいと思う。死んだあとに、皮を剥がれて、生きてた時とおんなじ形で展示されるなんて、絶対にイヤだ。

だから、あたしにとってのシーラカンスってのは、この、よみうりランドの水族館で見た、不気味なシーラカンスの剥製の印象がすべてで、あたしは、そのまま成長して来た。そして、よみうりランドの水族館が2000年に閉館したあと、あたしは、思わぬ場所で、この不気味なシーラカンスの剥製とバッタリ再開した。「思わぬ場所」って言っても、考えてみれば十分にアリエールな場所なんだけど、それは、池袋の「サンシャイン水族館」だ。どんな流れなのかは知らないけど、よみうりランドにあったシーラカンスの剥製は、それからしばらくの間、サンシャイン水族館に展示されてた。相変わらず、ガラス越しでも、ホルマリンの匂いが漂って来そうな雰囲気で、体のあちこちの皮がベロベロと剥がれて垂れ下がってて、ゾンビみたいな、腐乱死体みたいな、ものすごく不気味な感じがした。だけど、それから1~2年後にサンシャイン水族館に行った時には、もうシーラカンスの剥製は展示してなかったから、今は、どこにあるのか分からない。

‥‥そんなワケで、あたしは、内田春菊のオカゲで、子供のころから苦手だったシーラカンスを克服できたどころか、今じゃ大好きになって、色々と調べたりもするようになった。そして、メッタに捕れないって言われてるシーラカンスだから、海の深いとこに1匹とか2匹とかがヒッソリと泳いでるって想像してたから、100匹以上のシーラカンスが群で泳いでる映像を見た時には、マジでビックル一気飲みしちゃった。他にも、シーラカンスは1種類じゃなくて何種類もいるとか、色んなことを知れば知るほど、シーラカンスに対しての興味も湧いて来るし、ますます好きになって来た。だけど、ひとつだけ言えるのは、内田春菊が「かわいいゴキブリ」のマンガを描いてくれたとしても、あたしは、ゴキブリだけは、今んとこ、どうしても好きにはなれないと思う今日この頃なのだ(笑)


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2006.08.18

お墓参り

March1
今日しか予定が空かなかったので、母さんと一緒に、おばあちゃんのお墓参りに行って来た。うちのお墓は、ちょっと遠いとこにあって、電車だと、いくつも乗り換えをしたうえに、最後にはなかなか来ないバスを待ち、なんだかんだで2時間以上もかかる。今の時季は、お盆の臨時バスみたいなのが出てるから、ふだんよりは待たされないんだけど、それでも、この暑さの中、いくつもの乗り換えでの階段とかは、母さんには厳しい。だから、あたしが運転して、車で行くしかないんだけど、ハッキリ言って、あたしのパンダちゃんは、乗り心地がヒジョーに悪い。サスペンションやスプリングを硬いのにしてるから、平らなマンホールのフタを踏んだだけでも、「ゴゴン!」ってなる。その上、シートはノーマルのふにゃふにゃシートだから、その「ゴゴン!」が、「ボヨ~ン‥‥ボヨ~ン‥‥」って反復される。

だから、運転してるあたしは、まだいいんだけど、助手席に乗ってる人は、すごく疲れるらしい。だけど、このパンダちゃんは、最初は、運転席にレース用のバケットシートが付いてただけで、助手席も後ろのシートも付いてなかった。それで、フルチューンのレース仕様として、ナンバーを外した状態で売られてた。でも、このパンダちゃんに、ひと目惚れしちゃったあたしが、カーショップの人に聞いてみたら、「ナンバーを取得して公道を走れるようにもできますよ」ってことだったので、契約したってワケだ。

それで、その時の話では、シートとかはノーマルのを付けてくれるし、他にも、色々と外してあったり交換してある保安部品とかはノーマルに戻すけど、サスペンションやスプリングなどの足まわりは、車検に対応してるパーツを使ってるから、このままにするってことだった。なんでかって言うと、エンジンも排気量の大きいものに交換してあるし、エンジンの中も改造して圧縮比とかも高くしてあるし、吸気はインジェクションからキャブレター仕様に換えてあるし、排気も出口までぜんぶ換えてあるし、ミッションやクラッチも換えてあるから、ノーマルの足まわりに戻すと、すごくバランスが悪くなるってことだった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、去年の5月に、母さんと箱根旅行に行った時も、母さんは何も言わなかったけど、きっとすごく疲れたハズだと思った。それで、あたしは、いつもお世話になってるカーショップの工場長に相談したら、カーショップがお盆休みになる1週間、使わない代車をタダで貸してくれるって言うので、12日の夜から19日のお昼まで、車検の時みたいに、パンダちゃんを預けて、代車のニッサンのマーチを借りてた。だから、どんなに遅くても、18日までにお墓参りに行かないとダメなので、今日、行って来たってワケだ。

それで、あたしは、12日の夜にカーショップへ行ったんだけど、代車のニッサンのマーチは、前回の車検の時まで借りてたのが古くなりすぎたとかで、新車になってた。だから、あたしは、ちょっとビビッた。ただでさえ、慣れてない右ハンドルなのに、新車ともなると、左側を擦ったらシャレじゃ済まないし、左側のことばっか考えて運転してると前の車にぶつけそうな気がするし、それよりも何よりも、車の形がカエルみたいでヘンテコだし、形だけでもカエルみたいなのに、色までヘンテコな出がらしのお茶みたいなグリーンのメタリックだし‥‥。

あたしは、もうとっくに春を過ぎて、夏になって、暦の上では立秋を過ぎて秋になってるってのに、こんな時季に、ゲロゲーロ! 甲子園では、全国の球児たちが熱戦を繰り広げてるってのに、あたしと来たら、青空球児好児よろしく、緑色のカエルみたいな車に乗って、左側にビビリながら、ゲロゲーロ! 最近、コアラのマーチの「牧場ミルク」に凝ってるあたしなのに、まさか、カエルみたいな形と色のニッサンのマーチに乗ることになるなんて、ゲロゲーロ!

それでも、結果から言うと、何よりも助かったのは、エアコンが良く効いたことだ。あまりにも暑かった今日、もしも、あたしのパンダちゃんだったら、エアコンはほとんど効かなくなるし、エアコンをつけっぱなしで長いこと運転してるとオーバーヒートしちゃうし、あたしは慣れてるからガマンできるけど、母さんが大変だったと思う。だけど、このニッサンのマーチは、炎天下の駐車場に停めといて、車内の温度もすごく熱くなってるのに、エンジンをかけてエアコンをつけると、冷たい風がゴーッて出て来て、ほんの数分で車内が涼しくなった。

ま、これは、今どきの車なら当然のことなんだろうけど、中途半端なクラシックカーみたいなのに乗ってるあたしとしては、感動モノだった。だから、乗り心地がいいだけじゃなくて、エアコンは良く効くし、渋滞情報まで分かる便利なカーナビもついてたニッサンのマーチのオカゲで、あたしは、すごく助かった。つまり、形も色もカエルみたいだけど、単なる「カエル型の自動車」ってワケじゃなくて、優秀な「カエル型の自動車」だったってワケだ。

これは、ニッサンの社長、カルロス・ゴーンに感謝すればいいのか、それとも、カルロス・ゴーンはルノーの社長でもあるから、ルノーのアロンソとかフィジコとかに感謝すればいいのか、それとも、カルロス・ゴーンにソックリなミスター・ビーンに感謝すればいいのか‥‥って言う以前に、カーショップの工場長に感謝するのが当たり前なんだけど、それはそれとして、この車、正面から見ると、あまりにもケロロ軍曹にソックリだから、ついでに、ケロロ軍曹にも感謝しとくであります!(笑)

‥‥そんなワケで、あたしは、涼しくて快適な車で、母さんとお墓参りに行って来たんだけど、母さんはとっても喜んでた。母さんにとっては、おばあちゃんはお母さんなワケで、あたしが母さんのことを大切に思ってるように、母さんはおばあちゃんのことを思ってるワケだ。それなのに、自分が入退院を繰り返してて、何年もお墓参りに行くことができなかった。それで、あたしがひとりでお墓参りに行って、入院中の母さんに報告するってパターンが続いてた。だから、あたしは、最低でも年に2~3回は行ってるけど、母さんとしては、今回のお墓参りが、退院してから初めてのお墓参りだし、6年以上ぶりになる。

今まで、あたしは、お墓参りのことを日記には書かなかったけど、なんでかって言うと、うちのお墓には墓石が無いからだ。これは、いい年こいた社会人として、とっても恥ずかしいことだと思う。おばあちゃんは、あたしが中学生の時に亡くなったんだけど、おばあちゃんは女手ひとつで母さんを育てて来たから、戦争で殺されたおじいちゃんのお墓は、墓石を買うお金なんか無くて、卒塔婆が立ってるだけだった。それで、今度は、母さんが、何とか墓石を買おうとがんばって来たんだけど、父さんがよそに家庭を作って出て行っちゃって、それからは、女手ひとつであたしを育ててくれたから、とても墓石を買うような余裕は無くなった。

だから、あたしががんばって働いて墓石を買うことが、社会人になった時のあたしの役割のひとつだったのに、あたしが社会人になった時には、母さんが病気で倒れて、莫大な入院費が掛かるようになり、墓石どころじゃなくなった。そして、本職のヘアメークのお仕事だけじゃぜんぜん足りなくて、夜もバイトをして、ギリギリの生活をするようになった。そんな時に、コイズミが総理大臣になって、社会的弱者にばかり痛みを押しつけて、大企業や金持ちばかりを優遇する異常な政策を始めたから、母さんの治療費はどんどん高くなり、あたしは、夜のバイトの時間を延長した上に、内職も始めて、1年間、1日も休まずに、フラフラになるまで働いたけど、それでもぜんぜん足りなかった。それでも、コイズミの悪政で、自殺した中小企業の社長や、一家心中した家族も数え切れないほどいるし、そういう気の毒な人たちと比べたら、あたしなんかずっとマシだと思うけど、総理大臣が代わっただけで、これほどまでに生活が苦しくなるなんて、思ってもみなかった。

戦争で殺された多くの人たちのおかげで、今の平和な生活がある。だから、今、生きてる人たちは、戦没者たちに感謝して、靖国神社をお参りしなくちゃならない‥‥って理屈は分かるし、あたしも、その通りだと思う。だけど、そんなことを言うんなら、コイズミの断行して来た「社会的弱者の口減らし政策」によって、倒産に追い込まれた数え切れないほどの中小企業や、自殺に追い込まれた数え切れないほどの人たちがいて、その人たちのおかげで、今、生き残ってる企業があるワケだし、ゼイタクな暮らしをしてる人たちがいるワケだ。だから、今、生きてる人たちは、戦没者だけじゃなく、コイズミの悪政によって殺された人たちに対しても、心から哀悼の誠を捧げるべきだろう‥‥って言うか、政府は、コイズミに殺された社会的弱者たちを祀るための「靖国神社」みたいな施設を作るべきだろう。

‥‥そんなワケで、あたしは、「お墓参り」っていうのは、「お墓石参り」とは違うから、そこに墓石があってもなくても、大切なのは「行く」ってことで、どんなに立派な墓石があっても、家族がぜんぜんお参りに行かないお墓よりは、卒塔婆しか立ってなくても、定期的にお参りに行ってるお墓のほうが、本来の目的に合ってると思う。だけど、今回、母さんと一緒にお墓参りに行ったら、母さんが、手を合わせながら、すごく小さな声で、おばあちゃんに、墓石を買えないことを謝ってた。それで、ポロポロと涙を流す母さんを見て、あたしは、「何とかしなくちゃ!」って思った。今までは、とにかく、母さんの病気を治すこと、母さんに元気になってもらうことばっか考えてがんばって来たけど、母さんにしてみたら、もういない自分の母さんに対して、肩を揉んであげることも、抱きしめてあげることも、今は何もできないのだ。そして、唯一、何かしてあげられることって言えば、墓石を立ててあげることだけなんだ。だから、あたしは、今回のお墓参りで、墓石よりも重い責任をしょわされたちゃったワケだけど、気持ちは、とっても軽くなった今日この頃なのだ。


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2006.08.17

踊るアホウに見るアホウ

Reina37
MAXは、8月10日の由比ガ浜でのミニライブが終わってから、夜の鎌倉花火大会が始まるまで、「チャイナクイックリゾート」の特別貸切ルームで酒盛りをやってたから、花火が始まったころには、いいノリになってたことだろう。何しろ、次の日から、MAXのメンバーはリトル夏休みだから、この日はシコタマ飲んでもオッケーってことで、リラックスして楽しめたと思う。MAXのメンバーが楽しんでくれると、あたしとしても、ファン冥利に尽きるってワケだ。

それで、翌日から夏休みになったMAXのメンバーは、4人それぞれ色んな過ごし方をしてるみたいなんだけど、玲奈ちゃんのストーカー‥‥じゃなくて、熱心なファンのあたしとしては、玲奈ちゃんが今どこで何をやってるのか、常に知ってないと気がすまない。で、あたしは、尾行専門の小さいきっこを3人ほど放ち、夏休みの玲奈ちゃんを追いかけさせた。そしたら、オトトイの14日に、「小さいきっこ1号」から、連絡が入った。

「小さいきっこ1号」の報告によると、玲奈ちゃんは、NIF(NAKEDNESS IS FREEDOM)のコタローちゃんや、トップスタイリストの坂巻恵子さんたちと一緒に、12日から15日まで、坂巻恵子さんの故郷の四国は徳島に旅行に行ってて、阿波踊り三昧、カラオケ三昧、お酒三昧で、夏休みをエンジョイプレイしてた。13日の日曜日には、坂巻恵子さんの後輩が経営してるサーフショップ、「BOB SURF SHOP」の主催する「第33回 BOB SURFING CONTEST」を観戦しに、小松海岸まで行ったそうだ。サーフィンコンテストの当日も、他の日とおんなじで、東京とは比べ物にならないほどのカンカン照りだったみたいで、コンテストの写真を見たら、ものすごく暑そうだった‥‥ってことは、玲奈ちゃん、ますます黒くなっちゃったんだろうな‥‥なんてことを心配してみる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、東京の高円寺の駅前でやってる阿波踊りしか見たことがなくて、徳島の阿波踊りは、テレビでしか見たことがない。でも、高円寺の阿波踊りも、すごい規模で圧倒されちゃったから、本場の徳島の阿波踊りは、実際に目の前で見たら、きっと、ものすごい迫力なんだろうな。それで、徳島の阿波踊りは、8月12日から15日までの4日間なんだけど、一般の人たちに混じって、たくさんの芸能人や有名人も参加してる。阿波踊りは、ひとつの踊りのグループを「連(れん)」て呼ぶんだけど、徳島の阿波踊りに参加する「連」は1000組もあって、ひとつの「連」が100人くらいいるので、参加者の数は10万人を超えるそうだ。

それで、一般の人たちが組んでる「連」は、「阿波連」「うずき連」「菊水連」「うきよ連」てふうに、それらしい名前が付いてるんだけど、芸能人や有名人が参加してる「連」は、それぞれにスポンサーがついてて、スポンサー名が「連」の名前になってる。もちろん、一般の有名な「連」に参加する本格的な芸能人もいるみたいだけど、ほとんどは、スポンサー名のついた「連」に参加してる。それで、今年の予定表を見てみたら、日付ごとに参加する芸能人や有名人の一覧表が作られてたので、あたしは、上から順番に見てったんだけど、最後のとこで、ビックル一気飲みすることになった!


12日

三田村邦彦(サンスター連)
林家正蔵(サントリーモルツ連)
高橋英樹(ドコモ四国連)
沖田真早美(ジブラルタ生命保険連)
高島礼子(チオビタ連)
大村昆(大塚はつらつ連)
五十嵐めぐみ、藤田弓子 (東芝連)
あおい輝彦(Uサービス連)


13日

尾形沙耶香(アサヒスーパードライ連)
海老一染之助(アフラック連)
山田まりや(キョーエイ連)
タージン(森永カルダスチビッコ連)
チャーリー浜(三洋電機連)


14日

尾形沙耶香(アサヒスーパードライ連)
オール巨人、ぼんちおさむ(日本フルハップ連)
中条きよし、左とん平、佐藤蛾次郎(龍神連)
根本はるみ、池乃めだか(日清どん兵衛連)
川村ゆきえ(コカ・コーラさわやか連)
中島史恵(富士通四国システムズ連)
大沢啓二(日本ハム連)


15日

大八木淳史(マイクロソフト連)
野々村真(日立連)
サバンナ(富士通連)
竹村健一(幸福の科学連)


‥‥竹村健一って、イチキュー分けで、パイプをくわえてて、「だいたいやね~与党も野党もやね~」って言ってる、なんか偉そうなオッサンだよね? テレビじゃ、政治とかの専門家みたいな感じで、ご立派なことをノタマッてるけど、カルト教団の信者だったの?‥‥っていうか、阿波踊りって、カルト教団が「連」として参加しても文句を言われないの? そんなら、「創価学会連」とかを作って、久本雅美やデフテックを先頭に、ナンミョータレントが勢ぞろいで踊ってもいいの?‥‥つーか、それこそ、「踊るアホウ」になっちゃうけど(笑)

他にも、「アーレフ連」てのを作って、上祐に踊ってもらうとか、「慧光塾(えこうじゅく)連」てのを作って、安倍晋三に踊ってもらうとか‥‥あっ! 安倍晋三は、「統一協会連」にも参加しなくちゃなんないから、忙しくなりそうだね。でも、「幸福の科学」にしても「創価学会」にしても「摂理」にしても、フランスの国民議会からは、「オウム真理教」とおんなじに「カルト団体」として指定されてんのに、なんで、ニポンには、こんな狂った犯罪集団なんかに踊らされちゃうようなアホウがいっぱいいるんだろうね?

そう言えば、「幸福の科学」のペテン教祖の大川リューホーって、たしか、美川憲一の紅白の衣装みたいなのを着て、「20世紀中には、日本国民全員を幸福の科学の会員にしてみせる!」ってノタマッたんだよね。だいたいからして、このペテン師、チャネリングとか言っちゃって、色んな昔の偉い人とかの霊と交信してるフリして、ナポレオンがこう言ってるとか、ノストラダムスがこう言ってるとかって、幼稚園児も騙せないなデタラメをやってんだよね。まるで、テレビ朝日のギャグ番組で、「和田アキ子に、レイ・チャールズの霊がついてる」とかノタマッて、全国のお茶の間を大爆笑させちゃったインチキ霊媒師とおんなじで、こんなもんに騙されるようなバカなんかいるワケないと思うんだけど。

こんなインチキ宗教なんかを信じたセイで、自宅が火事になって死んじゃった影山民夫とか、こんなインチキ宗教なんかを信じたセイで、ぜんぜんテレビに出られなくなった小川知子とか、こんなインチキ宗教なんかを信じたセイで、何年も何十年もヒット曲に見放されてる原田真二やル・クプルとか、こんなインチキ宗教なんかを信じたセイで、ヒロトとマーシーに見捨てられちゃった、ブルーハーツのベーシストの河口純之助とか、こういう人たちを見てると、「幸福の科学」ってよりも、「不幸の物理」って感じがする。

だけど、「ノストラダムス事件」があって、大川リューホーのペテンは全国的にバレちゃったのに、なんで、未だに、こんなデタラメ宗教なんかに洗脳されてるバカがいるんだろう? 知らない人のために書いとくと、「死んだ人の霊と交信できる」っていう、少年ジャンプのマンガみたいなことを言ってるこのペテン師は、ノストラダムスの霊と交信したフリをして、色んなことを言ってたんだけど、それはぜんぶ、五島勉って人が書いた「ノストラダムスの大予言」って本の内容をそのまましゃべってただけなのだ。ま、それでも、この本に書いてあることが正しいんだったら、別に大騒ぎにはならなかったんだけど、あとから、五島勉のが訳が間違ってたことが発覚しちゃったのだ。つまり、大川リューホーは、誤訳された本に書いてあることを「ノストラダムスの霊がこう言ってる」って前置きして、しゃべってたのだ。ホントに、死んだ人の霊と交信できる能力を持ってて、ホントにノストラダムスの霊と交信したんなら、誤訳された本の内容とおんなじことなんか言うワケないじゃん(笑)

‥‥そんなワケで、あたしは、「死んだ人の霊と交信できる能力」なんてものが、あるとかないとか言う以前に、「死んだ人の霊」って何?‥‥って思ってる。小学生くらいならともかく、いい年こいた大人が、守護霊だの背後霊だのって、つのだじろうのマンガじゃあるまいし、バッカじゃないの? そんなもん、あるワケないじゃん。前世だの生まれ変わりだのって、そんなもん、あるワケないじゃん。天国だの地獄だのって、そんなもん、あるワケないじゃん。神様だの悪魔だのって、そんなもん、あるワケないじゃん。すべては、人間の空想に決まってんじゃん。人間は、地球上の他のすべての生き物たちとおんなじように、少しずつ進化して来て、今の形になっただけじゃん。人間だって、猫だって、虫だって、木だって、そのルーツは、おんなじなんだよ。それなのに、なんで人間だけが特別で、死後の世界だの霊だの神様だの悪魔だのって、アホな妄想なんかに右往左往してんの? 人間も、他のすべての生き物とおんなじで、「死んだら終わり」に決まってんじゃん。

だけど、前頭葉が発達しすぎちゃって、「死」に対して恐怖を感じるようになった人間は、その恐怖を少しでもやわらげるために、天国だの神様だのっていう夢物語を作り出して、それが、そのうち、宗教になっちゃったんだよね。そして、現代では、この宗教っていうデタラメを悪用して、私腹を肥やすペテン師どもが、次から次へと登場するようになったってワケだ。

「創価学会」にしたって「幸福の科学」にしたって、こんなにも稚拙なカラクリに簡単に騙されちゃう単細胞どもが、自分たちだけで勝手にやってんのなら、あたしは何も言わない。「バッカみたい!」って思いながらも、口には出さないし、心の中で笑いながら見てるだけだ。だけど、こいつらは、他人を巻き込もうとする。1人でも多くの人を勧誘しようと、何かに取り憑かれたかのような行動をする。他人の迷惑などミジンも考えずに、異常な行動をする。それは、「1人でも多くの人を勧誘したほうが自分の徳が上がる」って洗脳されてるからだ。

デフテックのチビは、AIをはじめ、30人以上の人の勧誘に成功して、今や、将来の大幹部だって言われてる。だけど、こいつは、道徳的に絶対やっちゃいけないこと、つまり、ファンを勧誘したのだ。それで、こいつのタブーを無視した異常な行動にブチ切れたのが、Charの息子だ。この辺のことは、書くと長くなるからハショルけど、自分たちのファンを勧誘するなんて、絶対に許されない行為だ。

ブルーハーツが解散したのだって、「幸福の科学」にハマッたベースの河口純之助が、ファンやスタッフを勧誘したのが原因だって言われてる。ま、ブルーハーツの場合は、それだけじゃなくて、ドラムスの梶原徹也も「阿含宗」にハマッてて、何かのインタビューでは、平然と「ボクはドラムなんかよりも阿含宗のほうがずっと大切ですよ」とかってノタマッてる。それで、ロクにベースの練習もしないで、「幸福の科学」の話ばっかする河口と、ロクにドラムスの練習もしないで、「阿含宗」の話ばっかする梶原に、ガマンの限界を超えたヒロトが、「神も仏も人間の妄想じゃ~!」って怒鳴りつけて、ブルーハーツを解散したって話だ。

サザンオールスターズのギタリストだった大森隆志も、ナンミョー活動ばっかに執心して、ロクにギターの練習もして来なくなった上に、ライブにもナンミョー団体が押し寄せて、会場のあちこちで薄気味悪い3色旗を振られるようになったから、それにブチ切れた桑田佳祐が、大森をクビにした。そして、音楽よりもカルト教団への服従の道を選んだ大森は、覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反で逮捕された。これこそが、「道を誤る」ってことだろう。

‥‥そんなワケで、あたしは、誰がどんなカルト教を信仰してようが、まったく興味は無いし、何も言う気もない。イカレたカルト教なんかに洗脳されて踊らされてても、他人に迷惑をかけてないヤツなら文句は言わない。だから、あたしは、ナンミョータレントやナンミョーミュージシャンだからって、誰彼かまわずに攻撃してるワケじゃない。あたしが攻撃してんのは、ナンミョーの広告塔になってるタレントや、自分の立場を利用して、何も知らないファンを勧誘してる、デフテックやニッカのような「洗脳部隊」のヤツラだけだ。こいつらのように、池田大作の駄作、「人間革命」の文中の言葉や、聖狂新聞の見出しから歌の歌詞を作り、何も知らないファンたちに、ジワジワと洗脳攻撃を仕掛けているような最低最悪のクズ野郎どもは、絶対に許すことができない。だから、あたしは、これからも、デフテックやニッカが音楽界から完全に追放されるまで、テッテーテキに糾弾して行こうと思う今日この頃なのだ。


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2006.08.16

夏休みのオススメPV♪

Megaryu3
夏休みのオススメ、「レゲエ BASH 2006」 (51分16秒)

仕事や学校がお休みの人は、昼間っからビールでも飲みながらご覧ください。
あたしの大好きな「MEGARYU」は4曲もあるし、思わず踊り出しちゃうようなゴキゲンなレゲエが盛りだくさんです。
デフテックやニッカなどの、頭のイカレた重症ナンミョー患者の洗脳CDなんかは叩き割ってゴミ箱に捨てて、「MEGARYU」を始めとしたマトモな音楽を聴きましょう。

01. 懐メロ / MEGARYU 
02. 晴れわたる丘 / RYO the SKYWALKER 
03. Rela~x / PANG 
04. Shopping / lecca 
05. 夜空に咲く花 / MEGARYU 
06. アゲアゲハリケーン / MEGARYU 
07. On My Mind / DA'VILLE 
08. Don't Feel No Way feat.PUSHIM / BOY-KEN 
09. Fall in Love / PANG 
10. Day by Day / MEGARYU

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終戦の日

今日、8月15日は「終戦の日」なので、6日の日記、「原爆の日」と、9日の日記、「小学生を見習え!」に寄せられたたくさんのメールの中から、何通かを紹介しようと思う。


お名前:Z
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさんこんばんは。「原爆の日」素晴らしかったです。亀田の試合でなんかより、こうゆう事に涙を流す日本人が増える事を願っています。


お名前:KD
E-mail:xxxxx@xxxxx.com
コメント:拝読しました。胸、潰れました。半日泣きはらした目で過ごしました。ありがとう御座いました。


お名前:HM子
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:はじめて、メールします。HM子と言います。今日の俳句は通勤電車の中で読ませていただき、涙が溢れるのをとめられませんでした。ご紹介いただきありがとうございます。


お名前:AY
E-mail:xxxxx@xxxxx.com
コメント:失礼ながら、ふだん斜に構えて拝読している貴殿のHPですが、松尾あつゆきの「原爆句抄」を教えていただいたことに感謝します。貴女の日記を読んでよかったです。ありがとう。


お名前:SK
E-mail:xxxxx@xxxxx. ne.jp
コメント:いつもブログを拝読しています。六日付けの日記には,涙が止まりませんでした。この国が経験した悲惨を,直接伝えてくれる人たちは,もうこの世を去りつつあります。そして「戦争を知らない子供たち」が政治を動かす時代。伝えていかなくてはならないと思います。


お名前:H子
E-mail:xxxxx@xxxxx.com
コメント:きっこさん こんにちは。今日は長崎に原爆が落ちた日ですね。11時2分、仕事で蕨市の郊外を歩いていた私も路上で黙祷を捧げました。そのときに、突然「さとうきびばい うまかとばい・・・」と、優しい声が聞こえたような気がしました。きっこさん。私は涙がこみ上げてきて、人目を憚らずハンカチで瞼を覆い、しばらく立ちすくんでしまいました。もちろん、先日きっこさんがご紹介下さった松尾あつゆきの句が、というよりその情景が浮かんできたのです。どの句をとっても誇張の無い混じりけの無い悲しみが強い力となって読む者の胸を突きます。ご紹介下さってありがとうございました。今日はきっこさんに一言お礼を申し上げたくてメールさせていただきました。天候不順の折柄、どうかご自愛ください。


お名前:DN
E-mail:xxxxx@xxxxx.nejp
コメント:こんばんは きっこさん。こんなに胸の奥を締め付けられるようなブログをあなたが書くとは思わなかった。自分はまったく戦争体験もなく戦時中の話もあまり聞いたことがない。歴史の教科書やメディアで得た情報だけだが、なんでか多くに人が死んでしまうこと、死んでしまったこと、まだなお死に続けていることにひどく胸が締め付けられます。やはり自分の家族や仲間に置き換えた場合のことを想像してしまうからでしょうか。「紺碧の心に響ける原爆忌」


お名前:FS
E-mail:xxxxx@xxxxx.com
コメント:1歳4ヶ月の子を持つ父です。そして私の一族も長崎の爆心地浦上に住む古くからのカトリックで、その多くが被爆死しました。だから原爆は身近に感じてはいましたが、今日きっこさんのブログで松尾あつゆきの句を教えていただき、子を持つ親としていままで以上に戦争の恐ろしさを実感し、戦争を憎みました。彼の句を教えていただいたことはいくら感謝してもし足りません。本当にありがとうございました。ところで戦争に関連して、私にとって忘れられない写真があります。「焼き場に立つ少年」という写真です。アメリカ軍の従軍写真家ジョー・オダネルが、死んだ弟をおんぶして焼き場にやってきた少年を写した写真です。私には彼の姿が、松尾あつゆきの長男に重なって見えました。ご参考になれば幸いです。


お名前:TR
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさん、はじめまして。毎日拝読しています。世の中は亀田の八百長問題で大騒ぎですね。きっこさんも亀田問題を取り上げていたので、今日も亀田の続報かと思ってアクセスしたら原爆の日の話題でした。恥ずかしながら私はきっこさんの日記を読むまで今日が原爆の日だということを忘れていました。きっこさん、大切なことを思い出させてくれてありがとうございました。私は松尾あつゆきさんの記事を読み涙が止まらなくなりました。私は毎日必ず読みに行っているブログが5つあるのですが、原爆のことを取り上げていたのはきっこさんだけで、他は皆、亀田問題やポスト小泉の話題でした。たった5つのブログだけで判断することはできないし、原爆の日を忘れていた私が言える立場ではありませんが、日本人の5人に4人は原爆のことなど忘れているように思えてしまいました。


お名前:UN
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさん、初めまして。Uと申します。今年の初め、知人のおっさん(60歳過ぎ)から紹介されて時おり、ブログを拝見させていただいております。先日の広島原爆忌の内容は良かったです。私は小学校の修学旅行で長崎の原爆記念館に行きましたが、あまりの悲惨さに、声を失いました。 長じて、東京で働くようになり、関東では原爆に対する関心が極めて低いことに驚きをかくせません。そんな中、きっこさんの文章に、しんみりさせられ、そして、胃袋がしめつけられました。私も自身のブログに私の母方の爺ちゃんや伯母たちの広島の原爆にまつわる話を書きましたが、あのドサクサの中、爺ちゃんはどうやって広島まで行ったのだろう、心中はいかほどのものだったのかと思い至りました。そして、瓦礫の処理に駆り出された父のことも。 明日、長崎の原爆忌です。異国情緒に溢れた美しい港町を一瞬にして廃墟に追い込んだ核兵器が無くなるように願ってやみません。


お名前:AM子
E-mail:xxxxx@xxxxx.or.jp
コメント:いつもきっこの日記を読んでいますが、初めてメールをします。松尾あつゆきさんの「わらうことをおぼえちぶさにいまわもほほえみ」を読んだだけで、涙が止まりませんでした。私に子供がいるからなのかな?私は戦争の話や映画はまったくダメで(残酷で悲し過ぎるから)その手の話題からいつも逃げています。でもきっこさんのブログ見ていなかったら、この俳句さえ避けていたかも。話題豊富なきっこさんから刺激を受けていることを知らせたくて、メールをしました。世界中が平和になって欲しいです。


お名前:長崎の小学校教師
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:初めてメールします。確かにきっこさんの言われるとおり東京大空襲は原爆よりも遠い話です。ですが、平和集会というのがどの学校にもあって必ずビデオを見ます。そこでは、長崎の話よりも広島の話が多く、紹介されている「そしてトンキーも死んだ」という上野動物園で殺されたゾウの話も有名です。一方、長崎は戦争反対の先頭に立っていける土地と思いますが、長崎県内でも8月9日が土日にあたっている場合、9日に登校せずに平日に振り替えということがほとんどです。長崎市内の学校のみ9日に登校します。(それでも市内全部の学校ではない。)勤務の振り替えが面倒ということです。ということで、長崎であっても戦争風化の流れには逆らえません。今回の「原爆句抄」松尾あつゆきは初めて知りました。原爆資料館での悲惨な展示を目の当たりにした私にとって、胸をえぐられるような気持ちです。きっこさんのブログを読むたびに洞察力に感心しています。


お名前:Y
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:はじめまして。きっこさんの日記を毎日楽しみにしております。私は広島県出身で今も広島県に住んでおります。祖父が原爆で亡くなっており、骨も戻らず、祖母は悲しみの中大変な苦労をしながら3人の子を育てたという話を良く聞かされておりました。が、8月6日8時15分黙祷するのを忘れるというていたらくでした。きっこさんの日記を読んでガツンと頭を殴られたような衝撃を覚えました。ゾウの花子(トンキー)の話も良く知っていたはずなのに、日記を読むまで忘れており読んだ瞬間から涙が止まらなくなりました。戦争はあってはならないもの、というあたり前のことを、それでも日々の生活のなかでおきざりにしてしまっている、また時にはあえてその問題から目をそむけることすらある、そんな自分を目の当たりにし、今日きっこさんの日記を読んで、祖父は家族を残しどんな思いで死んで行っただろうかということや、祖母たちの苦労や悲しみに再び思いを向け、自分が平和のために今出来ること、自分が生きている間に何をすべきなのかを考えることができました。そして、日記に書かれていたとおり、私にとっては東京大空襲は少し遠いものでした。日記で紹介されていた東京大空襲のサイトもみました。髪や服が自然に発火する状態とありました。なすすべなく多くの人が生きながら火に焼かれた、そのむごさが、今まで目にした東京大空襲に関する情報のどれよりも深く心に刻み込まれました。考えるきっかけをくださったきっこさん、ありがとうございます。きっこさんの日記は今の世の中にある数少ない信じられる道標であると感じています。これからも応援しています。余談ですが、広島の原爆について他県の人の関心のなさを示す残念な例として、以前全国高校野球選手権大会で広島県の代表校が8月6日に試合をすることになり、試合前にグラウンドで黙祷したいと申し出たら高野連に却下されたというのがあります。なんのための全国高校野球選手権大会なのだろうかとも思ってしまいました。


お名前:TH
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:広島の地にありながら、あなたとは逆に、時として、原爆に背を向けようとしている自分がいます。「ヒロシマ」と書かれる度に、特別であるかのように、ことさらに強調したり、世間に哀れみを乞うように思えて、逃げたくなるのです。遠い地にあって、私よりは若いであろうあなたに、このように篤く思われて、恥じ入るばかりです。原爆が落されたのは、私の母が15歳の時です。爆心地から20km余り離れた市の北部に住んでいました。多くの被爆者が、そんなに離れた山奥まで送られて来て、母はその人たちの介護に当たったのです。山沿いの道路の傍に、高さ4、50cmのコンクリート塀で囲まれた一角があり、そこで亡くなった被爆者の遺体を荼毘に付したと聞きました。その場所は、私も目にしたことがあります。母からは、それ以上のことを聞いた覚えがありません。今思えば、母は思い出したくなかったのでしょう。腎臓病を患い、人工透析が欠かせませんでしたが、発病後、10年を経ずして、64歳で亡くなりました。被爆者手帳を持っている間接被爆者でしたが、原爆との因果関係は分かりません。小学校3年の折、昭和33年に「広島復興大博覧会」が開催されました。被爆から10年余りを経て、戦前の域までに復興したことを記念して開かれたものです。私も、小学校から、バスを連ねて会場に行きました。平和資料館も見学しました。この見学は、子供心には強烈だったのでしょう。その後は、20代になってから、1度入っただけです。平和公園は身近であっても、平和資料館には足が向かないのです。1度目にすれば、確かに十分かも知れません。それ程の衝撃があります。世界各国の首脳にも、1度は見学を勧めたいと思います。政治家を志す若者にこそ、見て欲しいと思います。原爆を詠んだ句には、深い悲しみと平和への思いが読み取れます。これ程の句があろうとは思いませんでした。不勉強を恥じると共に、感謝します。あなたのブログには、共感を覚えることが多々あります。陰ながら応援しています。広島から感謝を込めて。


お名前:H
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさん、初めてメールをさせて頂きます。長崎生まれ、長崎在住の36歳男です。原爆の日のブログを読ませて頂きました。初めて知る句も沢山あり、教えて頂きました。ありがとうございます。読んでいると悲しすぎ、とてもではないですが一気に最後までは読めませんでした。原爆、東京大空襲、太平洋戦争など、近頃は大部分の人達が加速度的に忘れていき、もしくは都合の良いように解釈されていってるような気がしています。そんな中で、他ならぬ、きっこさんが書いて下さっているなんて、私としてはとても嬉しい出来事です。ローカルな話題になりますが、長崎の原爆の語り部の人々も、語るという事においても色々と苦労されているようです。以前からですが、修学旅行生の前で原爆の体験談をすると、たちの悪い生徒達が語り部のお年寄りを口汚く罵り、それを見ている教師達は見て見ぬふりをして何も注意をしない。私は、修学旅行生なんか受け入れなければいい、とも思うのですが、その場で酷いことを言う生徒の陰には、沢山の真面目に聞いてくれている生徒もいるはず、とも思いますし、引率している教師の中にも数人は真面目に聞いている人もいるかもしれない、とも思うのです。ただ、何よりも腹立たしいのは、小泉自民党が、現在の政策に対して反論するような意見を言わないようにと、事前に語り部の人達の発言を制限しているのです。小泉自民党の検閲を通らなければ語り部が原爆の話もできないなんて、戦争中と変わらないように思います。


お名前:S子
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:はじめまして。きっこさん。毎日読んでいます。私の父は子供時代に爆心地1.5キロ以内で被爆しました。父の母、祖母は外にいたため、全身丸やけどだったらしいです。父の父、祖父と一緒に猫車に乗せて祖母の実家まで100キロ以上歩いて連れて行ったそうです。しかし、親戚たちは膿とウジだらけの祖母を見て気持ち悪いといい、粗野に扱ったそうです。数日後、祖母は亡くなりました。妻と、家と仕事を失った祖父は、その後廃人のようになったようです。その後の父の苦労は書ききれませんし、私にもまだ言っていないこともあると思います。実際、祖父が自殺で亡くなったというのを数年前に聞きました。働くことができなくなった祖父は、親戚の家に居候させてもらうために、その家族の保証人になり、それが元で大借金をかかえてしまったようです。今日、平和公園にお参りに行き、その帰り、市民が主催した原爆展に行ってきました。そこは広島の原爆被害だけでなく、長崎や各地の空襲のことも展示してありました。私は、戦争被害というと、広島、長崎、東京、大阪、沖縄くらいしか知識がなかったのですが、日本中のたくさんの小都市まで焼きつくしていたことを今回はじめて知りました。そして、説明文の中で民衆が住んでいるところは焼き尽くされたが、各地の三菱や神鋼の造船所は攻撃されず、無事のままだった、ということが書かれていました。そこで武器などが作られているにもかかわらず、です。それはアメリカ側が自分たちがあとでそこを使うためだった、とありました。実際、戦後進駐軍がそこを使うことになったそうです。私は、戦争の被害に大小、重い軽いはないと思いますが、広島、長崎の被害者が他の方たちと違うところは、後々まで、被害が遺伝として残る怖さだと思います。父は、癌を数回患い、様々な病気に罹ってきました。私も、時々、ひどい気持ち悪さ、だるさに襲われることがあり、ついつい原爆のせいでは、と疑ってしまいます。被爆二世へどれだけの被害があるのかは、まだ研究途上ではっきりしていませんので、子供を産むことにも不安があります。まだまだ書きたいことはあるのですが、パソコンのメール初心者なので、取り急ぎ、今日の感想として送信します。それでは、蒸し暑い日が続きますが、お体に気をつけてください。乱文ですみません。


お名前:広島出身兵庫在住
E-mail:xxxxx@xxxxx.co.jp
コメント:きっこさん、いつも楽しく読んでいます。私は広島出身の22歳で、現在は兵庫で働いています。私の祖母は爆心地のかなり近くで被爆しており、その話をよく聞かせてくれました。そのため、原爆は私にとってかなり身近な存在です。小さい頃からみっちり平和教育を受けてきて、日本全国の人が原爆に対して自分と同じような思いを持っていると信じていました。しかし大学に入り他県の人と触れ合うようになると、原爆への関心の薄さに驚かされました。「広島は原爆を売りにしている」という友人までいました。それを聞いて最初は憤りを感じましたが、自分にもきっと同じように親身になって捕らえきれていないことが無数にあるはずだと思い、同時にこのような意識のずれがあるからこそ、広島出身の私たちが原爆の恐ろしさを忘れずにいなければならないのだと感じました。一人がすべてのことを自分のことのように考えることは不可能だと思うので、せめて自分が思いいれを持っていることに対しては真剣に考えていくべきなんだと思います。今回広島出身ではないきっこさんが、原爆記念日を忘れずにいてくださったことを非常に嬉しく思いました。広島にいた頃は8時15分に黙祷のサイレンが鳴っていましたが、兵庫では勿論鳴りません。これをきっかけに、東京大空襲のことも知っていきたいと思います。読みづらい長文失礼しました。これからも応援しています。


お名前:R子
E-mail:xxxxx@xxxxx.com
コメント:きっこさん、こんばんは。いつも、興味深く拝見させてもらってます。今日の日記は、涙をこぼしながら読んでました。私には3歳の娘がいて、その娘がいなくなることを考えるだけでもう耐えられません。今日の俳句は、子を妻を亡くした親がどんなに悲痛なのか、戦争体験をしなくても、想像するだけで、喪失感が伝わってきました。このような俳句を紹介していただいてありがとうございます。ところで、日本の終戦記念日は8月15日ですが、沖縄の終戦記念日は6月23日です。東京大空襲、長崎、広島の原爆だけでなく、沖縄も戦争の地となりました。私の祖母や父は沖縄戦で、唯一の最悪最後の地上戦となった摩文仁(まぶに)で捕虜になりました。祖母によると、艦砲射撃の嵐の中を子ども達を引き連れ、逃げ回ったそうです。私の父はまだ3歳だったので、避難壕で泣いたりすると、敵に見つかるからと日本兵に出て行けといわれたそうです。守ってくれるはずの日本兵が、壕からか弱い婦女子を追い出したのです。私の祖父はこの戦争で亡くなりました。きっこさんのおばあさまと同じく、女手一つで、私の父を含めた子ども達を育てました。祖母は、今でも戦争の話をすると泣きます。戦争は、いつの日も民間人を巻き込みます。いざとなったら、いつでも軍は守ってくれるとは限りません。沖縄は、今でも軍事基地があり、いつまた巻き込まれるかわかりません。そういう恐怖も隣り合わせです。北朝鮮のミサイル発射以降、日本では、軍備増強の声が多くなってきたように思います。私は、自分の娘や多くの子ども達が、戦禍に巻き込まれることがあってはならないと思います。きっこさん、これからも、声を大にして、色々なことを発信していってください。応援しております。


お名前:YM子
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:こんにちはきっこさん。今日は二回目のメールです。今日のきっこさんの日記は途中から読めませんでした。私の祖父・祖母は戦争を体験していました。岡山という土地もあって、原爆にはあっていませんでしたが、祖母が嫁入りしてまもなくの徴兵で、そのときの旦那さんは戦死。婿養子に来たのが祖父だったそうですが、祖父は当時満州と呼ばれた土地に向かわされ、そこで左手に傷をおい、満足に使えないようになっていました。祖父は三年前に他界しましたが、本当に気難しい人で、私は同じ屋根の下にいても口を利くことすらなかったのですが、彼の死後、もっと話を聞くべきだったと後悔しています。今の自分の生活からは想像もできない世界が、数十年前の日本には起こっていて、そこで死地に赴きながら、無事天寿を全うできた彼が見た世界というものは言葉では言い表せないものだっただろうと思うと、人格が変わってしまうのも無理はないことだろうに、晩年の孤独感を思うと悔やんでも悔やみきれません。平和であることになれてしまっている私たちの世代が、その当たり前と受け止めている幸せが、どれだけの犠牲の上に成り立っているのか正しく伝え続けられるべきだと思います。今日のこの日に、私も祖父や祖母への感謝を霊前で伝えたいと思います。独り言をつらつらと書いてしまいましたが、ありがとうございました。暑い日が続きますね。きっこさんもバテないようにご自愛くださいね!それと、しっかり食事も取ってください。


お名前:HS
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:初めまして。73歳のオジンです。小学生を見習え!ごもっともですね。8月6日は夏の甲子園野球開幕の日。そして、広島原爆の日でした。開会式を前に甲子園に集った全国の選抜された選手達は、控え室の床に座り、お喋りをしていました。午前8時16分、広島県代表だけ「起立!黙祷」をしたのですが、後の高校の選手達は相変わらず床に座ってお喋り。高校野球は教育の場などと賢しらに宣っている大人達を恥ずかしく思いました。原爆は、ひとり広島・長崎だけの問題ではないはずですね。教育基本法や憲法を変えようとしている政治家にとっては都合の良い現象なのでしょうか。戦時体験者の一人として黙っていられませんでした。小学生を見習え・・に便乗させていただきました。オジンのグチですから読み捨ててください。


お名前:S
E-mail:xxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:私は広島県で生まれ育ち、今も広島に住んでいます。私の祖父は、8月6日に広島市内でバスに乗っていて被爆しました。その後、80歳まで元気でいてくれましたので、直接原爆の話を聞いたことがあります。私が子供の頃、(25年ほど前)8月6日は、小学校の登校日でした。夏休みに学校に行って、平和式典をテレビで見て平和学習をしました。広島では、ほとんどのテレビ局で平和式典を中継するので、毎年見ているのですが、今年の小泉は本当にひどかった。子供代表のすばらしい「平和の誓い」に感動し涙がでました。その後に登場した小泉は、小さな声で早口でボソボソと・・何を言っているのかわからない!はっきり聞こえたのが、広島と長崎の式典に5回出席したってことで、それが言いたくて来たの?と冷めました。最後の「内閣~」に至っては自分の名前もロクに言えてない。ほんと、小学生以下ですよ。今では、小学校の登校日は7月末に行われるようになり平和学習も減ってきたようです。子供代表の「平和への誓い」を一人ひとりかみしめて行かなければいけないと心から思いました。きっこさんが、このことをブログで書いてくださっていたので、うれしくなってメールしました。今年の夏は、とっても暑くて大変ですが、お体に気をつけてくださいね!


お名前:J
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさんはじめまして。広島県人として言いたい。小泉ふざけるな!昨日の長崎の式典の時もそうだが、平和宣言は心を込めて読めよ!早口でまくし立てるように読むな!誰が聞いても早口で心が無い!出席すれば良いってもんじゃないんだ。我々にとって1年で最も重要な日なのに、毎年早々と立ち去って、一体何を考えているのか。話にならない。政治をする前に人になれ!被爆者の証言を聞けよ。小泉のあの態度は、被爆者を差別してるとしか考えられない。


お名前:P
E-mail:xxxxx@xxxxx.co.jp
コメント: きっこさん はじめまして。いつも興味深く拝見させていただいてます。8月6日の原爆の日、読みながらボロボロ涙が落ちました。自分が子供を持つ年になると、しみじみ戦争の悲惨さを感じます。それにしても、ほんとうに、昨日のあの小泉(もう首相ともつけてやらない!)の態度は許せません!(やはりアメリカに気兼ね?)あんな場所で自慢話ばっかりするバカがどこにいる。唯一の被爆国として、反核や反戦を誰よりも強く訴える責任感のある人間しか、日本の首相にはなってほしくないです。被爆体験者が体験を語る時に、政治(憲法)については語るなと、圧力(自粛要請)がかかってるそうです。どうもこの国は被爆者に対しての敬意を忘れているようですね。


お名前:一広島市民
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさん、こんにちは。毎日日記の更新を楽しみにしながら、拝読させていただいています。本日の日記を読ませていただき、私が昨年から抱いていたペテン小泉への憤りを代弁していただいたように思えて、本当に心を動かされました。先日、きっこさんが「原爆の日」と題してブログを書かれていたとき、このことをとりあげて欲しいなとメールしようと思っていたところでしたので、驚きも一入でした。昨年の広島の平和式典では、ペテン小泉は形式的に参列して、心ない挨拶をして、その後、被爆者団体が話し合いを持とうと懇願していたのにもかかわらず、その願いを一蹴して自分はさっさと福山市の草戸千軒へ逃げ込み、庭園を鑑賞した後、優雅な茶室で涼しい顔をしながら冷抹茶を飲んでいたのです。その様子をNHKのローカルニュースで見て、失望するやら憤りを感じるやらで、このような非人間性のかたまり男ペテン小泉が、厚かましくもぬけぬけと「改革」なんてよく言うなと頭にきていました。平和式典への参列にしろ靖国参拝にしろ、すべてパフォーマンスに利用しているだけの小泉と言い、その跡継ぎの安倍と言い、もうペテン師にはうんざりです。


お名前:A
E-mail:xxxxx@xxxxx.co.jp
コメント:きっこさん、こんばんは。いつも楽しく読ませてもらってます。さて、先日びっくりすることがあったのできいてください。ミーハーな私たち夫婦は話題の靖国神社に行って、真面目にも遊就館っていう資料館の見学をしてきたのですが、そこで流されていた「私たちは忘れない」っていうドキュメント映画に目がテン!内容は「日本はアジアのために頑張ったのにアメリカが戦争をさせた」みたいな超洗脳ビデオで、なんとオープニングにX-JAPANの歌が!!手元にそのドキュメント映画のチラシ(?)があるのですが、製作日時は書いてありません。けど、現政権中に作られたんでしょうねぇ・・。内容如何より、ただただX-JAPANに呆れました。政教分離って何っ?こんなマスコミで報じられない、信じられない事実をきっこさんのブログで紹介していただけたらと思ってメールしました。小泉、早くやめればいいのに…って、次が安倍じゃ同じことですが…。


‥‥そんなワケで、他にもものすごくたくさんのメールをいただき、ぜんぶ、読ませてもらったけど、あたしがビックル一気飲みしちゃったのは、広島や長崎の原爆の体験談を伝えてる語り部のお年寄りたちに、現政権を批判するようなことを言わないようにと、コイズミ内閣が圧力をかけてたってことだ。そして、最後のAさんのメールに書かれてる、靖国神社で流してる洗脳ビデオの存在だ。コイズミが人間のクズだってことは、今や、全世界の一般常識だけど、ここまで腐りきった最低最悪の犯罪者だったとは、ゴルゴ13にでも依頼して狙撃してもらわないと、ニポンは地球上で孤立しちゃいそうだ。

その上、八百長亀田とおんなじ方式で、次の総理大臣になることがすでに決まってる安倍晋三は、大の「原爆好き」としてオナジミの大バカ野郎だから、この先に待ってるのは、第三、第四の広島や長崎だろう。何しろ、このバカは、2002年2月に行なわれた早稲田大学での講演会で、ナナナナナント! 「日本も小型であれば原子爆弾を保有することに何も問題はない」ってノタマッてるのだ!

当時の官房長官は、サンダーバードのマリオネットみたいな顔した福田だったし、安倍晋三は、あくまでも官房「副」長官だったから、マサカ、4年後の今、自分が次期総理になれるなんて思ってなかった。だから、当時の安倍は、発言も今ほど慎重じゃなくて、ナンでもカンでも思ったままのことをペラペラとしゃべっちゃってたってワケだ。特に、この時の早稲田大学での講演会は、「非公開」ってことで行なわれたから、このバカ、いつにも増して気がゆるんじゃって、つい本音をノタマッちゃったんだろう。

あたしは、声を大にして言いたい! この国の平和憲法を無視して、非核三原則を無視して、そして、未だに苦しみ続けてる広島や長崎の人たちの思いを完全に無視して、オオヤケの場で、平然と、「日本も小型であれば原子爆弾を保有することに何も問題はない」などどいうトンデモ発言を炸裂させてる異常者をこの国に総理大臣なんかにしていいのか?

さらに、安倍晋三は、沖縄の嘉手納基地にコッソリと隠しておいた、約40万発もの劣化ウラン弾の存在がバレちゃったことについて質問されたら、「劣化ウラン弾については、政府からアメリカ側に対して管理に万全を期すよう申し入れており、アメリカ側も厳重な基準のもとに安全な管理に万全を期していると承知している」っていう、コイズミも真っ青の無責任発言を繰り出した。「政府からアメリカ側に対して万全を期すよう申し入れて」たのに、危険部位の脊髄が丸ごと入った狂牛肉が送られて来たこと、モー忘れちゃったの? つーか、暴行や傷害、窃盗や強盗なんて日常茶碗蒸しで、沖縄の女性を強姦して殺したりしても何とも思ってない野蛮なアメリカ兵なんかが、武器の管理なんかキチンとやってるワケないじゃん。

長崎の「原爆の日」の翌日、8月10日、福岡県の中央区の教会で、イラク戦争に参加した元アメリカ兵、ハーバート・リードさん(52)が、劣化ウラン弾による自らの被ばく体験の講演会を開いた。リードさんは、イラク戦争が開始された直後の2003年4月、コイズミが「安全だ」って断言してるサマワに派遣され、ケガの治療のために、6月に帰国した。つまり、サマワにいたのは、たった2ヶ月ってことだ。それなのに、その年の11月に受けた尿検査で、劣化ウラン汚染の陽性反応が出て、3年後の今年2月には、甲状腺腫瘍の摘出手術を受けている。

リードさんによると、今回の自分の劣化ウラン被ばくは、サマワを含めたイラク全土に広がっている「91年の湾岸戦争でアメリカやイギリスが使った劣化ウラン弾の残留物質」によるものだという。そして、サマワに行った自分と同じ部隊の同僚9人にも、血尿、血便、関節障害、視力障害、発疹など、共通の症状が出ているのにも関わらず、アメリカ政府の対応は、検査もせずに、「安全だ」の一点張りだという。リードさんは、「日本政府も、サマワに派遣した自衛隊員に対して、検査の必要はないとしているそうだが、帰国後24時間以内の検査が絶対に必要だ」と断言し、「アメリカ政府は、ベトナム戦争における枯葉剤の被害について、数え切れないほどの被害者たちを見殺しにして来た。そして、ようやく、枯葉剤と被害者との因果関係を認めたのは、多くの被害者が亡くなったあとの30年後だった。劣化ウラン弾は、イラク戦争における枯葉剤なんだ。今、政府に、劣化ウラン弾と被害者たちとの因果関係を認めさせなくては、同じ過ちを繰り返すことになる」と言った。

‥‥そんなワケで、これほどまでに恐ろしい劣化ウラン弾が、このニポンの中に、約40万発も存在してる上に、それを管理してるのが、やることなすことアバウトな犯罪集団、在日アメリカ兵どもと来てるんだから、これこそキチガイザタだ。さらには、それを容認してるのが、この国に原爆を配備しようともくろんでる次期総理大臣の安倍晋三なんだから、頭が痛くなって来る。世の中じゃ、コイズミが靖国神社に参拝するとかしないとか騒いでるけど、そんなもん、どうでもいい話だ。どうせ、自分が作らせたX-JAPAN入りの洗脳ビデオなんか流してるようなインチキ神社なんだから、ぜんぶヤラセだろ。コイズミが八百長ボクサーなら、靖国神社はTBSみたいなもんだ。こんな低俗なヤラセなんか無視して、「終戦の日」である今日、世界唯一の被爆国の国民ひとりひとりが考えなくちゃなんないのは、ニポンが原爆を保有することを「問題なし」って考えてるような狂った人間が、果たして、この国の次期総理大臣にふさわしいかどうかってことだと思う今日この頃なのだ。


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2006.08.15

イカリのオキテ

あまりにもたくさんの人から、エヴァンゲリオンの主人公の名前は、「掟(おきて)シンジ」じゃなくて「碇(いかり)シンジ」だっていうツッコミのメールをいただいた。まずは、メールをくれた皆さん、スピーディーなツッコミをありがとうございました。

あたしは、パチンコの大当たり画面で「碇シンジ」って名前を見た時から、昨日の日記を書き終わって、それから何時間かして、最初の人からの指摘のメールを読むまで、ず~~~~っと「掟(おきて)シンジ」だと思い込んでたってワケだ。だから、パチンコを打ってる間、大当たりラウンドになって、「掟シンジ」って名前が出るたびに、あたしの頭のでは、「オキテシンジ」「オキテシンジ」って思ってたし、すでに、パチンコを打ってる段階で、「日記に書く時は、オチは掟ポルシェにしよう」って思ってたほどだ。

だけど、これで、あたしが、エヴァンゲリオンについてホントに無知だってことを信じてもらえたと思う。最近は、何でも勘ぐる人が多いみたいで、あたしは、実際に知らなかったことを「知らなかった」って正直に書いてるだけなのに、「きっこさんがこんなことを知らないはずがありません。ネタでしょう」なんて言って来る人もいるからだ。ま、未だに、頭のおかしい人たちがネットで流したウワサを鵜呑みにして、「きっこの日記は何人で書いてるんですか?」なんて言って来る人もいるくらいだから、こういう病的な人たちはイチイチ相手にしてらんないけど。

そんなことよりも、絶対に間違いないと思ってシンジてた「オキテ」が、実際には「イカリ」だったってことが分かったから、あたしの次なる心配事は、「赤木リツコ」が「アカギリツコ」なのは大丈夫だとして、「綾波レイ」と「惣流アスカ」の読み方が、あたしの想像してるのと違ってたらどうしよう‥‥ってことだ。「綾波レイ」に関しては、「テレビチャンピオン」とかで見た時に、画面には「綾波レイ」って文字が映って、音声でも「アヤナミレイ」って流れてたような記憶があるから、たぶん間違いないとは思うんだけど、パチンコの画面で初めて見た「惣流アスカ」に関しては、まったくの自己流で読んでるから、ぜんぜん自信がない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、完全に「碇」と「掟」をカン違いしてたワケだけど、あたしがカン違いしてるってことに気づかずに、それどころか、あたしがちゃんと理解してて、ワザとギャグで書いてるって思ってくれてた人もいる。


お名前:イカリポルシェって。笑
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさん。こんばんは。いつも楽しく拝見させていただいております。本日の日記。エヴァパチについて一つだけ。暴走モードは、出玉のない確変状態です。エヴァには、『単発』、『確変』、『突確(突然確変の意?)』の3種類の当たりが用意されています。暴走モードはこの突確になります。出玉がないとはいえパチ内部では当たりとして処理されています。だから大当たりカウントもされてしまうのです。当たりが12回なのに3箱しか積んでない人を今日見かけました。笑。打っていて分かったと思いますが、暴走モード中は確変状態なので、持ち玉を減らさずに、高確率で次の当たりまで回すことができます。次の当たりがまた『突確』だったら、暴走継続の演出アニメの後、同じ状態が続きます。もはや、海や冬ソナの回収台となってきた感があるエヴァンゲリオンですが…、ご健闘をお祈りしています。また、日記でレポートを書いていただけると嬉しいです。長文失礼致しました。


この人のメールで、大当たり回数と出玉との差の謎が解けたんだけど、本文はともかく、ハンドルが「イカリポルシェって。笑」だから、あたしが「オキテシンジ」って書いてたのも、「オキテポルシェ」ってオチにしたのも、両方とも「イカリ」って読んでくれて、あたしのギャグだって思ってくれたワケだ。なんか、申し訳ない(笑) それから、こんなメールも来た。


お名前:M子
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさん、初めまして。いつも楽しく読ませてもらってます^^[碇ポルシェ]にはかなりウケました。あたしもパチのエヴァをやるまでは、エヴァの事はあまり知りませんでした。それに、エヴァはあたしが初めて打ったパチでもあるんです♪きっこさんと同じく、パチをしながらエヴァを覚えていったんです。あ、それでパチも覚えていったんですけどね(笑)エヴァには、かなり勝たせてもらいました☆初めて打ったのが今年の3月だったんですが、その月で3~40万くらい儲けました。始めた頃は全くの無知だったので、いつも彼氏に台を選んでもらってたんですが、エヴァとは相性がイイみたいで、毎回バカみたいに出ましたよ★彼氏のお陰&ビギナーズラックだと思いますが^^;それで段々流れを掴み始めた頃、ストーリーを知りたくなって、最初は軽くDVDを借りて見たんですが、結局全部見ちゃいました(笑)今ではもう、どの予告がアツくて、どのリーチが激アツなのかを知り尽くしましたよ…^^;あと、中森明菜・歌姫伝説も最近打ったんですが、最初は実写モードでノーマル→確変に昇格して、それからプライベートモード→確変に昇格の繰り返しで調子良かったのに、その後、あたしのヒキが弱いなのか、何度かスーパー歌姫モードになったのに全くかからず、6箱あったのが4箱のまれ…(ToT)でも、打っててすごく楽しかったので、次もまた打ちたいと思ってます^^…何だかすごく長くなっちゃってごめんなさい。でも、日記がエヴァの話だったので、何だか嬉しくてついメールしちゃいました。これからも日記読み続けます!更新頑張って下さい!!それでは☆M子


あたしは、断じて、エヴァンゲリオンのDVDを見ようとは思わないし、それより何より、エヴァンゲリオンのことを「エヴァ」と略して呼ぶ気はない。「エヴァ」と呼んだ時点から、なんか、イカ臭いヲタクの世界への一線を越えちゃうような気がするからだ。あたし的には、エヴァンゲリオンの「ヴァ」の部分も気に入らなくて、どっちかって言うと、「エバンゲリオン」って書きたいくらいなのだ。

それから、M子さん、明菜ちゃんの「歌姫モード」とか「スーパー歌姫モード」は、大当たりとはぜんぜん関係無くて、単なる「背景チェンジ」だから、通常の背景の時と、何も変わらないのよん。チャンス目、つまり、演歌調の「ヒャラヒャラヒャラヒャララ~」って音がして、左に「歌」、右に「姫」、真ん中に「伝説」が止まってから、何枚かの数字が「A」にチェンジしながら1回転して、「1」「3」「2」で止まって、「上を狙ってください」ってなるでしょ? その時に、上なんか狙わないで、ハンドルから手を離して、左下の小さい3つのランプを見るの。左端に「15R」、右端に「2R」って書いてあって、「2R」のほうの左端のランプが点灯すれば、確変突入、真ん中のランプならハズレ。だから、「2R」のほうが点灯すれば、上に玉を入れなくても、すでに内部確変に突入してるから、そのまま打ってれば大当たりするってワケ。パチンコ台の上の回転数のカウンターを見れば、ゼロにリセットされてるから。

あと、上に入れた玉を明菜フィギュアが、「歌姫モード」や「スーパー歌姫モード」に振り分けるのも、すべて前もって決まってる演出だから、上に玉なんか入れなくて、明菜フィギュアの振り分け演出を見なくても、どっちかのモードになるって決まってる状況だったら、そのまま打ってれば、何回転目かに、突然、モードが変わるから。

だから、明菜ちゃんを打ってる時は、自分の両隣の人がシロートっぽかったら、常に両隣の人の動向に注意してることがポイント。内部確変に突入してることに気づかずに、やめちゃう人がいるから、常に両隣の人のカウンターを見てて、それまでに300も400も回してたカウンターが、大当たりを引いてないのにヒトケタに戻ってたら、それは、内部確変に突入してる台だから、その人がやめたりしたら、ソッコーでタバコでキープすれば、すぐに大当たりする。隣の人の台を覗くのは失礼だけど、イスを一番後ろまでスライドさせて、伸びをするようなカッコをすると、両隣の人の台の上のカウンターを自然な感じで盗み見ることができる。

ちなみに、シロートかどうかの見極めは、ノーマルリーチが発展した「少女Aリーチ」で、カーテンが閉まった時に、プッシュボタンを押すか押さないかってとこで分かる。アレも、カーテンが開いて先に進むかどうかは、最初から決まってるから、プッシュボタンはぜんぜん関係無い。だから、狂ったようにプッシュボタンを連打してる人がいたら、間違いなくシロートだから、当然、自分の台が内部確変に突入してるかどうかなんて、分かるワケがない。ルーレットが回り始めた時に、1枚とか2枚とか出て来る明菜ちゃんのカードみたいなヤツの時も、プッシュボタンを押すように指示が出るけど、アレも、押しても押さなくても結果は決まってるから、ヤタラと必死で押してる人とか、一拍遅れて気づいて、大慌てでボタンを押そうとして、上皿に手をぶつけちゃってるような人がいたら、間違いなくシロートだ。

だから、何台も空いてるようなお店だったら、なるべく、そういったシロートの隣りに座って、その人のカウンターをチェキしながら打てば、うまく行けば、100%確実なハイエナが可能ってことだ‥‥って、こんなこと日記に書いちゃったら、明日から、いろんなパチンコ屋さんの明菜ちゃんコーナーで、みんなイスを後ろまでスライドさせて、みんな伸びをして、みんな目だけで左右をキョロキョロしながら打ってたりして(笑)‥‥ま、このくらいまでは、明菜ちゃんを打ち込んでる人たちの間じゃ知られてることなので、ここに書いても問題無いし、あたしは、もっと先の先まで研究してるから‥‥なんて書いてたら、M子さんから追伸が届いた。


お名前:M子
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさん、一個言い忘れましたが、主人公シンジとお父さんの名字は[掟]じゃなくて[碇(いかり)]ですよ(・v・)b気になったので言おうと思ったのに言い忘れてました(笑)ではでは☆


‥‥そんなワケで、結局、このツッコミは、30通以上も届いちゃって、今日の日記でフォローしとかないと、まだまだ届きそうなイキオイだし、それよりも、「イカリポルシェって。笑」さんみたいに、あたしのギャグだって思ってる人がいたら、それも申し訳ないので、大慌てで、上皿に手をぶつけながら、書いてみた今日この頃なのだ。


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2006.08.14

エヴァンゲリオン発進!

Eva1
あたしは、前から言ってるように、「ガンダム」にも「エヴァンゲリオン」にもぜんぜん興味が無いし、内容もまったく知らないんだけど、それに準ずることなら多少は知ってる。たとえば、あたしの好きな「サイボーグ・クロちゃん」に出てくる鈴木先生がガンダムヲタクだとか、ガンダムには「赤のシャア」ってのが出て来るとか、ガンダムの主人公が「アムロ」っていう名前だとか、その程度は知ってる。だけど、ガンダムに色んな種類があるのも良く分かんないし、アムロ以外の登場人物の名前は、ひとりも知らない‥‥っていうか、アムロも、名前は知ってるけど顔が分かんない。

あたしは、ものすごく有名なガンダムでさえ、こんなレベルの知識しかないから、ガンダムよりマイナーなエヴァンゲリオンに関しては、あたしの知識は、ほぼゼロだ。バカにされるのを覚悟で正直に言うと、あたしが知ってるっていうか、あたしが勝手に思い込んでるエヴァンゲリオンてマンガは、「主人公の男の子か何かが、エヴァンゲリオンていうロボットを操縦して、怪獣か何かと戦う」ってだけで、この想像が当たってるのかどうかも分かんないし、まったく興味が無い。ただ、パチンコ屋さんに行くと、「エヴァンゲリオン」のコーナーはいつもそれなりに混んでるし、積んでる人もケッコーいるから、パチンコとしては良く出る機種みたいだ。それで、今までに、2回だけ打ったことがあるんだけど、キャラがぜんぜん分かんないし、どれもみんなおんなじ顔に見えて面白くないから、3000円くらい打ってみたんだけど、すぐにやめちゃった。

その時は、映画の「エイリアン」を赤くしたみたいな、不気味なロボットか怪獣みたいなのが出て来るリーチが2回ほど掛かったんだけど、揃わなかった。それで、それ以来、パチンコ屋さんに行っても、「エヴァンゲリオン」のコーナーには近づかなかった。だけど、あたしの地元のパチンコ友達は、「最近、エヴァが出てるよ。昨日も40回転で引いて6連チャンしたし、先週、今週は負け知らずだよ」なんて言われちゃって、パチンコの「エヴァンゲリオン」が気になり出した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、1週間前の土曜日にパチンコに行ったんだけど、お目当ての明菜ちゃんは満員だったので、新台の「こぶ茶バンド」で4箱出したあとに、三度目の正直で「エヴァンゲリオン」に挑戦してみた。そしたら、打ち始めてすぐに「ミッションモード」みたいなのになって、上のとこに5分のタイマーみたいなのが出た。だけど、意味が分かんないから、そのまま打ち続けてたら、今度は、警報みたいなのが鳴って、「暴走モード」とかいうのになった。それで、ルーレットが登場人物からロボットに変わって、画面の右側にある銀色のロボットみたいなのと、左上の白いのがパカパカと動き出した。

だけど、あたしは、これが何なのか分かんないから、パチンコ台の左側にぶ下がってる説明を読もうと思ったら、「4」のロボットが3つ揃って、ノーマル当たりになった。それで、「500円しか使ってないからノーマルでもいいや」って思ってたら、ラウンドの半分を過ぎたころに、何か敵がやって来たみたいで、「ナントカ発射!」みたいになって、左右からナントカビームみたいなのが飛んで来た。そこで、「ボタンを押してください」ってなったから、ボタンを押したら、そのナントカビームみたいなのが伸びてって、ピラミッドみたいなのを撃ち抜いて、確変に昇格した。あとから、詳しい人に聞いたら、「ピラミッドみたいなのはラミエルって言う使徒で、それはヤシマ作戦です」ってことなんだけど、あたしは、わざわざ説明を聞いたのに、この説明の意味すら分かんない。「ゲッツ!」とか「ラミちゃん、ぺ!」とかやるヤクルトのラミレスなら知ってるんだけど(笑)

ただ、ひとつだけ分かったことがあった。大当たりラウンドになると、順番に登場人物の説明をしてくれるんだけど、ひとりも知らないと思ってた登場人物の中に、「綾波レイ」っていう女の子がいて、この名前だけは、何度か聞いたことがあった。テレビ東京の「テレビチャンピオン」の「コスプレ王選手権」とか、「フィギュア王選手権」か、「アニメヲタク選手権」か、そんな感じの時に、2~3回、「綾波レイ」っていう名前を聞いた記憶があった。だから、あたしは、やっとここで、その「綾波レイ」ってのが、「エヴァンゲリオン」に出て来るキャラなんだってことを知ったのだ。つまり、この時点で、ストーリーはぜんぜん知らないけど、登場人物の名前をひとりだけ知ってるってことで、あたしにとっての「エヴァンゲリオン」は、「ガンダム」とおんなじレベルにまで昇格したのだ。


 綾波レイがエヴァのキャラだと知ったから八月五日はヲタク記念日  きっこ


‥‥そんなワケで、この日は、「エヴァンゲリオン」では3箱しか出なかったんだけど、時々耳にする「綾波レイ」ってのが、「エヴァンゲリオン」の登場人物だってことを知っただけでも、あたし的にはものすごい収穫だった。何しろ、あたしは、すごく流行ってるみたいな「ワンピース」ってマンガにしても、今まで一度も見たことがないから、登場人物をひとりも知らないし、麦わら帽子をかぶってる夏休みの小学生みたいなのが主人公だってことくらいは知ってるけど、名前までは知らない。前にも書いたと思うけど、「デスノート」ってマンガも、映画になったほど人気があるみたいだけど、あたしは、そんなマンガがあること自体、つい、この前まで、まったく知らなかった。映画化されて、テレビで映画のCMを見て、そこで「原作は○万部の大ヒットをしたマンガ」ってことを聞いて、初めてそんなマンガが存在してたことを知ったくらいだ。

まあ、マンガって言っても、大人の読むようなマンガなら、あたしも最低限の知識くらいは持ってないとマズイと思うけど、「ワンピース」とか「デスノート」は、少年ジャンプに連載してる子供向けのマンガみたいだから、大人のあたしは知らなくてもジンジャエールだろう‥‥って思ってたけど、あたしの好きな「ジョジョの奇妙な冒険」も、もっと古いとこだと「ドラゴンボール」も、両方とも「少年ジャンプ」に連載してたんだよね。ただ、あたしは、少年ジャンプって買ったことがなくて、どっかに置いてあるのをパラパラと見たことはあるけど、「ジョジョの奇妙な冒険」は単行本で読んだし、「ドラゴンボール」はテレビで見てたから、マンガのほうは少ししか読んでない。

結局、「ワンピース」とか「デスノート」が、ぜんぜん興味の無いマンガでも、一般常識として、多少は知っておくべきハンチューに入るのかどうかってことがポイントになるんだと思うけど、「ネプリーグ」と「アメトーク」にあやかって、「ヘアメイク」を「ヘアメーク」って書くことにしてるあたしとしては、「ワンピース」も「デスノート」も、「ネプリーグ」や「アメトーク」とおんなじ種類の言葉だから、最低限の知識だけは持っておいたほうがいいかもしんない。で、あたしとしては、「ワンピース」と「デスノート」の、作者の名前と主人公の名前だけは、あとで調べて暗記しとくことにした。だけど、ただ調べて、ただ暗記するだけじゃつまんないから、今、まだ何も知らないマッサラな状態で、両方のマンガの作者の名前と主人公の名前を想像で‥‥っていうか、アテズッポーで言ってみて、それがどのくらい外れてるか、それとも、ケッコーいい線を行ってたりするかを検証してみようと思う。

‥‥そんなワケで、まずは「ワンピース」のほうなんだけど、作者は絶対に男性だと思うけど、それ以外は何のイメージも湧かないから、何の根拠も無く、「田島新太郎」ってのにしてみた。あと、主人公は、あの夏休みの小学生みたいなのだから、「岬ケンイチ君」にする。続いて、「デスノート」のほうだけど、こっちは、映画のCMを見た感じだと、何か、暗い感じのマンガみたいだから、作者の名前は、三島由紀夫と太宰治を合体させて、「三島治」にしてみた。これで、正解が「太宰由紀夫」だったりしたら、メッチャ惜しいよね(笑) それから、主人公は、映画だと藤原竜也がやってるみたいだから、きっと二枚目なんだろう。だから、いかにも子供のマンガに出て来る二枚目っぽい名前ってことで、「カタギリジョー」にしてみた。

(15分経過)

さて、今、インターネットで検索して、正解を調べたんだけど、「ワンピース」のほうは、作者が「尾田栄一郎」って人だった。これ、あたしがテキトーに想像した「田島新太郎」に、ワリと似てる感じがする! 「新太郎」じゃなくて「新一郎」って想像してたら、もっといい線行ってたのに‥‥。だけど、主人公のほうは、「えっ?」って感じだった。あの夏休みの小学生みたいなのが「モンキー・D・ルフィ」だなんて、どっからどういう発想をすれば、これほどまでにキャラと合ってない名前が浮かんで来るんだよ!‥‥っていうか、あれ、どう見てもニポン人じゃん!‥‥っていうか、こんな名前、覚えらんないよ! でも、あたしの予想も、「健一」じゃなくて、「ケンイチ」てカタカナにしたとこだけは、ちょっと当たってた(笑)

それから、「デスノート」のほうだけど、作者の名前は「小畑健(たけし)」っていう人だった。あたしの予想は「三島治」だから、名字が漢字2文字で、名前が漢字1文字ってとこが当たってた!‥‥てのはムリヤリ当たってる部分を探したんだけど、主人公の名前のほうは、当たってる部分なんてどこにも無かった。「夜神月(やがみらいと)」だなんて、想像できるワケがないし、だいたいからして、「月」って書いて、何で「らいと」って読めるの? いくらマンガの世界でも、こんなの反則だよ‥‥。ま、何にしても、せっかく調べたんだから、一般常識のひとつとして暗記しとこうと思うんだけど、「ワンピース」の作者に関しては、中途半端に似たような名前を想像しちゃったから、「尾田栄一郎」なんだか「田島新太郎」なんだか分かんなくなりそうだ‥‥。

‥‥そんなワケで、「ワンピース」にしても「デスノート」にしても、やっぱりあたしは興味が無いから、最低限の一般常識として、作者の名前と主人公の名前くらいは覚えとこうと思うけど、それ以上は深入りするつもりはない。でも、「エヴァンゲリオン」に関しては、マンガとしては「ワンピース」や「デスノート」とおんなじくらい興味が無いけど、あたしの収入の半分近くを占めるパチンコになってるから、ある程度は知識が無いと、今後、困って来るかも知れない。たとえば、エヴァンゲリオンに何種類かの武器とか攻撃があって、それぞれの威力が違うとしたら、「ナントカファイヤーリーチ」よりも、「ナントカビームリーチ」のほうが当たる確率が高いってことになるし、他にも、色んな予告とかアクションとかの期待度が違って来るからだ。また、敵にも色んな種類がいるみたいだから、あの敵よりもこの敵のほうが強いとか、あの敵にはこの攻撃が有効だとか、そういったことも少しは知っといたほうが、パチンコをする上で有利になる。

で、あたしは、「エヴァンゲリオン」について調べる前に、まずは、現段階での自分の知識を再確認してみたんだけど、「ワンピース」や「デスノート」とおんなじくらい興味が無いマンガだけのことはあって、あたしは、「エヴァンゲリオン」も、何て人が作者なのか知らなかった‥‥っていうか、何てマンガ雑誌に連載してんのかも知らないから、「少年ジャンプ」に連載してるってことを知ってた「ワンピース」や「デスノート」よりも、知識が無いってワケだ。それどころか、良く考えてみたら、あたしって、「ガンダム」に関しても、作者の名前も何に連載してたのかも知らないや。

それで、ついでだから両方とも調べてみたんだけど、「エヴァンゲリオン」のほうが、作者が貞本義行って人で、「月刊少年エース」ってマンガ雑誌に連載してるみたいなんだけど、あたしは、この雑誌の名前すら知らなかった。それから、「ガンダム」のほうは、安彦良和とか岡崎優とか何人もの作者がいるみたいで、「冒険王」っていうマンガ雑誌に連載してたみたいなんだけど、他にも色々とあるみたいで、何だかゴチャゴチャしてて良く分かんなかった。とりあえず、今回は、「ガンダム」は関係無いから、「エヴァンゲリオン」のほうだけでも調べてみようかと思ったんだけど、マニアが運営してるみたいないくつかのサイトを覗いてみたら、あまりにもコンテンツが多くてワケが分かんないし、もともと興味の無いマンガだから、読む気力が失せちゃった。

‥‥そんなワケで、油っこいマニアのサイトで勉強するよりも、現場主義なあたしは、まずは、駅前の北朝鮮に行って、実際に打ちながら、少しずつ勉強してくことにした。「エヴァンゲリオン」のパチンコで勝つために「エヴァンゲリオン」の勉強をしようと思ったのに、やっぱりメンドクサイからパチンコしながら覚えてくなんて、なんか支離滅裂だ。だけど、これこそが「きっこ風味」ってワケで、さっそく、昨日の夕方、お仕事が終わってから行ってみた。だけど、パチンコ屋さんに足を一歩踏み入れると、やっぱり、どうしても明菜ちゃんが気になっちゃう。それで、たった9台しかない明菜ちゃんコーナーを見てみたら、運良くっていうか、運悪くっていうか、1台だけ空いてやがる。だから、あたしは、当然のことながら、そこに座っちゃったワケだし、その台に1万円札を入れちゃったワケだし、トットと打ち始めちゃったワケだし、これこそが「きっこ風味」ってワケだ。

それで、愛しの明菜ちゃんは、とにかくクギが渋くて、最初の1000円は15回しか回らないし、どんどんお金が減って行く。ハッと気づいたら、もう5000円も無くなってる。それで、あと1000円だけ打ったら、クギが甘くて良く回る「エヴァンゲリオン」に行こうと思ったトタン、演歌調の「ヒャラヒャラヒャラヒャララ~」って音がして、本日最初のチャンス目が到来した。それで、ケータイにつけてる「デザイアちび菜ちゃん」を握りながらお祈りしてたら、ミゴトに「2R」が点灯して、確変に突入した! だけど、そこからがなかなか引かなくて、引くまでに2000円も使っちゃった。それでも、とりあえずは7000円で当たりを引くことができて、ライブモードで2箱出た。だから、ここでやめれば「ちょい浮き女」だったんだけど、ここでやめられないのが明菜ちゃんの魅力ってワケで、明菜中毒のあたしは、せっかく出た2箱をキレイに飲まれちゃった。

で、残り3000円のパッキーを持って、「エヴァンゲリオン」に移動した。「エヴァンゲリオン」は、20台くらいあって、何台かは空いてたから、多少は台を選ぶことができた。それで、空いてた台を見て回ったら、連チャンして上がったばっかの台が1台と、あとは、800回だの1300回だののハマリ台ばっかだった。1000回以上のハマリ台なんて、ソッコーでハイエナされそうなのに、何で空いてるんだろう?って思って、あたしは、その1300回以上ハマッてた台をキープして、缶コーヒーを買って来てから、のんびりと打ち始めた。

とにかく、こっちは、明菜ちゃんの2倍近く回るから、カードの残りが3000円て言っても、最低でも70回から80回は回すことができる。それで、「ま、何とかなるだろ」って感じで打ちはじめたら、すぐに背景が変わって、誰かのお家のダイニングキッチンみたいな場所になって、音楽も楽しい感じのに変わった。それで、ものの2~3分、7回目か8回目に、パンを焼いてるトースターがアップになったと思ったら、ルーレットが小さくなって右下に移動した。それで、左側に巨大なペンギンが出て来て、目の前のドアが開いて、女の人がナントカカントカって言ったと思ったら、「エヴァンゲリオン出動!」ってなった。

ここから先は、1週間前にも見たんだけど、今度は、前回と違って、ブルーのエイリアンみたいなロボット(たぶん、エヴァンゲリオンの何号かだと思う)が、大きな数字を手で引っ掻いてくリーチになった。それで、ノーマル数字が揃ったんだけど、そのあと、「ガオ~ッ!」って鳴いて、「ボタンを押してください」って出たから、ボタンを押したんだけど、数字はそのままだった。それで、「再抽選はダメだったか‥‥」って思った瞬間、ピコッて「3」に変わって、確変に昇格した。

で、今回は、できるだけラウンド中の説明を読んで勉強しようと思ったんだけど、登場人物の紹介も、ストーリーの説明も、読み終わる前にパッパと次のに変わっちゃうから、なかなか読むことができない。あとから考えたら、玉の打ち出しをストップすれば、ゆっくりと読めたんだと思うけど、思わぬ大当たりだったから、そこまで気が回らなかった。それでも、主人公の名前が「掟シンジ」ってことと、さっき出て来た巨大なペンギンが「ペンペン」ってことと、「エヴァンゲリオンは赤いのと青いのとあと何かの3台がある」ってことと、ストーリーとしては、「2015年に隕石だか何だかのセイで東京が滅びて、第3新東京とかいうのを作ってる最中に、使徒っていう敵が攻めて来て、それと闘うために作られたロボットがエヴァンゲリオンで、それに乗るのは中学生の3人組で、掟シンジと、綾波レイと、あと誰か」ってことまでが、最初の大当たりラウンドでの説明と、その説明から推測した今までのリーチアクションなんかから分かった。これは、ものすごい進歩だ。

それから、次の大当たりラウンドでは、「ナントカアスカ」ってのを覚えようと思ったんだけど、「お惣菜」の「惣」っていう字か、これに似た字が入ってる名字だったんだけど、読めなかった。それから、スーパー海のワリンちゃんとおんなじに、左目に泣きボクロがある「赤木ヨシコ」とか「赤木ミヨコ」とかいう女性がいたんだけど、覚えられなかった。この女性は、画面の真ん中のに出て来る予告にもチョコチョコ出て来るから、覚えたかったんだけど、登場人物が全員、名字が漢字で名前がカタカナっていうパターンだったから、紛らわしくて、1回や2回じゃ覚えらんない。あとは、男の人も何人かいるし、男か女か判断できないのもいるから、すべて暗記するのは至難のワザだ。

そんなこんなで、うまいこと連チャンしてって、4回目か5回目くらいの時に、初めて、「タイトル予告」ってのが出た。真っ黒のバックに、白で文字が書いてあるのが一瞬だけ映るんだけど、「レイの心のナントカカントカ」だったか、「レイの体のナントカカントカ」だったか、ハッと気づいた時には消えてたから、これも読めなかった。あと、大当たりラウンド中に流れる「しょ~お~ね~んよ神話にな~れ~」って歌が、連チャンの何回目かに、別の歌に変わったんだけど、両隣の音がうるさくて、どんな歌なのか分かんなかった。

それから、とにかくワケが分かんなかったのが、意味不明のアニメだ。エヴァンゲリオンが出て来ない、ノーマルに毛が生えたみたいなリーチで、真ん中の数字と白いカプセルみたいなのが順番に消えてくリーチがあるんだけど、たとえば、「5」のリーチだったら、「5」「3」「5」が「5」「カプセル」「5」になって、「5」「4」「5」になって、「5」「カプセル」「5」になって止まってハズレとか、「5」「5」「5」になってから、さらに先に進んじゃって、「5」「カプセル」「5」になってハズレっていうリーチだ。これは、何度も掛かったけど、一度も揃ったことがなくて、信頼度がゼロだったのに、最初に、大きな女性の絵が一瞬だけ映ってから、このリーチになったら、「5」「5」「5」を行き過ぎて、「5」「カプセル」「5」になったのに止まらなくて、そのままどんどん進んでったと思ったら、真ん中に寝てるんだか死んでるんだか、目をつぶって横になってる掟シンジの顔がアップで映って、幽霊の手みたいなのがホッペをこすった。それで、なんか、女性とかが出て来て何かしてんだけど、まったく意味が分かんない。それから、また、ルーレット画面に戻って、真ん中の数字を行き過ぎて、またまた目をつぶって横になってる掟シンジが映って、この変なアニメとルーレットの繰り返しが3回くらい続いて、そのあとはどうなったのか、あまりにも色んなことがあって、複雑過ぎて覚えてないんだけど、結論としては、画面の右側の銀色のロボットが「ガオ~ッ!」って鳴いて、確変が当たった。

‥‥そんなワケで、あたしは、明菜ちゃんで7000円も使っちゃったけど、「エヴァンゲリオン」のほうは、500円で確変を引くことができた。そして、途中で、ノーマルのラウンド中に、ピラミッドみたいなラミエルを撃ったんだけど、バリアみたいなので反射されちゃって、1回はダメだと思ったのに、最後の最後に「もう1回攻撃する」ってことになって、結局、やっつけて確変になったりって感じで、回数的には12連チャンした。だけど、「暴走モード」ってのに入っただけで、大当たりを1カウントされちゃうのか、イマイチ良く分かんないシステムで、確かにカウントは「12」が点滅してるのに、あたしの手元には9箱しかなかった。それでも、50000円以上になったし、何よりも、こんなに連チャンできたから、「惣流アスカ」と「赤木リツコ」を覚えることができた。あとは、掟シンジのお父さんなんだと思うけど、掟ナントカって人がいて、パチンコを打ってる時は覚えたつもりになってたんだけど、お家に帰って来たら、完全に忘れちゃった。もちろん、すぐに調べることはできるけど、あたしは、「パチンコだけでエヴァンゲリオンの登場人物を覚える」って決めたから、意地でもインターネットで調べたりはしない。だから、この次、パチンコ屋さんに行くまでは、掟シンジのお父さんの名前は、暫定的に、「掟ポルシェ」にしとこうと思う今日この頃なのだ(笑)


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2006.08.13

女性が嫌う女性タレント

Azu1
子供のころに、お父さんを「パパ」、お母さんを「ママ」って呼んでた人って、何才くらいで、「お父さん」「お母さん」に変えるのが普通なんだろう? あたしは、子供のころから、ずっと、「父さん」「母さん」て呼んでたから、その境目が分からない。まあ、女の子の場合は、中学生になっても、高校生になっても、場合によっては、大学生や社会人になっても、「パパ」「ママ」って呼んでても、死ぬほどは恥ずかしくはないだろう。もちろん、大学生や社会人になって、大学のお友達や会社の同僚とかに、「うちのママが」なんて言ってたら、これはサスガに恥ずかしいけど、自宅で、家族だけしかいないとこで呼んでるぶんには、そんなには恥ずかしくないと思う。

だけど、男性の場合は、自宅で、家族だけしかいないとこであっても、絶対にアリエナイザーだ。あたしの感覚だと、男の子が両親のことを「パパ」「ママ」って呼んでも許されるのは、最高で中学生までだね。高校生になっても、両親のことを「パパ」「ママ」なんて呼んでたら、あまりにもキモすぎる。そして、大学生や社会人になっても、「パパ」「ママ」なんて呼んでるような男がいたとしたら、もう、キモイとかのレベルじゃなくて、何かの病気なんじゃないかって思う。そういう男は、あたしの半径2m以内には近づかないで欲しいって思っちゃうほど不気味に感じる。たとえば、ふかわりょうとか‥‥。ふかわりょうは、ハタチどころか、もう30才を超えてるのに、自分の両親を「パパ」「ママ」だなんて、これほど気持ちの悪いことは、そうそう無いだろう。

あたしは、ふかわりょうの外見とかギャグとかは、特別に好きでも嫌いでもないんだけど、ずいぶん前の「内村プロデュース」か何かで、ふかわの自宅でイタズラをするみたいな企画があって、タマタマ見てたら、ふかわりょうが、「そんなことしたらママが怒るからさ~!」とかって言ったのを聞いて、全身が凍りついた。そして、あたしは、それ以来、ふかわりょうを見る目が変わったんだけど、決定打になったのは、それから何ヶ月後かの「いきなり黄金伝説」で、お母さんと2人で「1ヶ月1万円生活」みたいなのをやる企画の時だった。ハッキリとは覚えてないから、もしかしたら「1週間」だったかも知れないけど、とにかく、ふかわりょうとお母さんが、マンションの一室で生活したんだけど、そこで、ふかわりょうは、「ママ」を連発した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ふかわりょうが、堂々と「ママ」って呼んでたんなら、単なるマザコン男だと思うだけで、そんなには気持ち悪くなかった。だけど、そうじゃなくて、テレビで「ママ」なんて呼んでるとこを放送されちゃったら恥ずかしいと思って、自分では言わないように気をつけてるのに、つい、ウッカリ、自宅でのいつものクセが出ちゃって、「ねえ、ママ」とかって言ってから、ハッとして、言いかけてた言葉がカミカミになっちゃうってパターンばっかだった。だから、あたしは、「あっ!この人は自覚してんのに直すことができないんだ!」って思って、すごく薄気味悪く感じるようになった。その上、ふかわりょう自身は、自分がテレビで「ママ」なんて言っちゃった恥ずかしさでオロオロしてんのに、そんなことにはまったく気づいてないお母さんが、「なあに、りょうちゃん」なんて答えちゃう。だから、自分の「ママ」発言だけでも赤面モノなのに、さらに、30才を超えた自分が、お母さんから「りょうちゃん」だなんて呼ばれてるってことを世間に晒しちゃった恥ずかしさまでもが加算されて、プチパニック状態に陥り、どうしていいのか分からなくなったふかわりょうは、お母さんに乱暴な言い方をしたりする。そして、何で息子が急に怒り出したのか分からずに、お母さんは、「なあに? どうしちゃったの? りょうちゃん! ねえ、りょうちゃん、どうしたのよ?」なんて、ダメ押しをしたりしてた。この一連の流れの気味悪さが、あたしには耐えられなかった。

自分でも分かってないマザコン男も気持ち悪いけど、自覚してんのに直すことができない男は、もっと気持ち悪い。それどころか、ふかわりょうの場合は、最近じゃあ、それを売りのひとつ、ネタのひとつにまでし始めちゃったから、もう、気持ち悪いを通り越して、気の毒になって来た。こういうのって、自分の性癖を売り物や笑いのネタにするのとおんなじで、ここまでしても芸能界にしがみついていたいのかって思えちゃうから、見てるこっちも、素直に笑えない。なんか、見てるほうがミジメな気持ちになって来る。

だけど、あたしは、カンニングの竹山が、自分のお母さんのことを「ママ」って呼んだのを聞いた時には、ふかわりょうのケースほどは、気持ち悪くなかった。それは、竹山の口から「ママ」って言葉が出た瞬間に、あたしがイメージしたのが、「スナックのママ」だったからだ。もちろん、会話の流れから、それがお母さんのことだって知った時には、やっぱり気持ち悪くなったけど、第一声では、「スナックのママ」だと思った。あたしは、自分の感覚を他人に押し付けるつもりはないんだけど、おんなじ「ママ」って言葉でも、ふかわりょうの口から出れば「お母さん」のこと、カンニングの竹山の口から出れば「スナックのママ」のことって感じるのは、あたしだけじゃないハズだ。こう考えると、あたしは、最初に、いい年こいた男が「パパ」「ママ」なんて言うのは耐えられないほど気持ち悪いって書いたけど、誰でもおんなじに気持ち悪いってワケじゃなくて、その男のタイプによって、気持ち悪さのレベルが変化するってことが分かった。

女の子が自分のことを名前で呼ぶっていう、もうひとつの、あたしの耐えられない行為について考えても、この「相手のタイプによってレベルが変化する」ってのは共通してる。あたしが、聞くたびに、とにかく耐えられなくて、ぶん殴ってやりたいほどムカツクのは、あびる優が自分のことを「優はねぇ~」って呼ぶ時だ。厚顔無恥の犯罪者が、公共のテレビに出てるだけでも腹が立つのに、ハタチを過ぎたのに自分のことを名前で呼ぶなんて、バッカじゃないの?って思う。そして、あびる優と同レベルで腹が立つのが、山本梓が自分のことを「あずはねぇ~」って呼ぶ時だ。これも、聞くたびに拒絶反応が出るくらい気持ち悪いし、イライラする。

これは、単に、その行為自体が気持ち悪いっていうよりも、「自分のことを名前で呼べば男性の目に可愛く映るだろう」って思い込んでる稚拙な心理状態が気持ち悪い。これは、周りにカッコイイ男性タレントがいる時ほど、あびる優の「優はねぇ~」や、山本梓の「あずはねぇ~」の回数が激増するって事実を見れば明らかだろう。公共のテレビでもこんなアリサマなんだから、お目当ての男性タレントと飲みに行ったりしたら、どれほど「優はねぇ~」や「あずはねぇ~」を連発してるのかは、簡単に想像がつくし、想像すると吐き気がしてくる。

だけど、あたしは、小倉優子が、自分のことを「優子はぁ~」って呼んでるのを聞いても、何とも思わないっていうか、逆に、可愛いと思う。ゆうこりんのほうが、あびる優よりも年上なのに、あたしの受ける感覚は正反対だ。それは、自分を名前で呼ぶって行為が、ゆうこりんのキャラに合ってるってこともあるけど、それよりも、最大の理由は、「アサマシサが無い」ってことだ。あびる優や山本梓の場合は、男にこびるために、自分を可愛く見せようとしてるから、その、ガツガツとしたアサマシサが丸見えになってて、見る者を不快にさせる。だけど、ゆうこりんの場合は、男にこびるためにやってるワケじゃないし、ぜんぜんガツガツしてない。

ゆうこりんは、自分を好きで好きでたまんなくて、自分を可愛く見せることが大好きなのだ。男にこびたり、男にチヤホヤされることが目的なんじゃなくて、自己愛から発生してる行為のひとつとして、自分のことを名前で呼んでるのだ。もっと言えば、それすらも策略で、ひとつの「小倉優子」っていう商品イメージを完璧にするための行為とも思える。そう考えると、その場、その場で、男にチヤホヤされることしか頭に無いあびる優や山本梓の下品さ、粗雑さ、頭の悪さと対照的に、ゆうこりんは、ソートー頭がいいし、ソートー考えて行動してるってことが分かる。

デビュー当時のゆうこりんは、今とはぜんぜん違うしゃべり方だった。もっと低くてハスキーな声で、今どきの女子高生とおんなじに、早口でペラペラとしゃべって、大声で「ギャハハハ~!」って笑ってた。だけど、そのままだったら、周りのアイドルのタマゴたちと一緒に、アッと言う間に消えてっただろう。だけど、ゆうこりんは、周りとは違ったキャラを作るために、空気を抜いたバカっぽいしゃべり方を習得したり、ロリータの走りみたいなファッションをしてみたりと、自分なりに努力をして、「小倉優子」っていうキャラを作り上げた。そのうちのひとつが、「優子はぁ~」なのだ。その証拠に、ゆうこりんが高校生くらいの時の何かのオーディションでのVを見ると、自分のことを「私は」って言ってる。

‥‥そんなワケで、あたしは、ゆうこりんが「優子はぁ~」って言うのも、深田恭子ちゃんが「恭子はね」って言うのも、不快に感じるどころか、すごく可愛いと思う。だけど、あびる優の「優はねぇ~」や、山本梓の「あずはねぇ~」には、これでもか! これでもか!ってほどの性格の悪さを感じて、ぶん殴りたいほど腹が立つ。でも、これは、あたしだけの感覚かも知れない。週刊文春か何かでやってる「女性が選ぶ嫌いな女性タレント」っていうアンケートを見ると、4位があびる優、6位が小倉優子になってるから、もちろん、「自分のことを名前で呼ぶ」ってことだけで嫌われてるんじゃないと思うけど、あたしの感覚は特別なのかも知れない。

ちなみに、このアンケートは、毎年やってるみたいで、今年の順位は、1位が細木数子、2位がさとう珠緒、3位が和田アキ子、4位があびる優、同率4位が泉ピン子、6位が小倉優子、7位が梨花、8位が神田うの、同率8位が西川史子、10位が叶姉妹で、以下、デヴィ夫人、青木さやか、浜崎あゆみ、野村沙知代、村上里佳子、ほしのあき、叶恭子、久本雅美、米倉涼子、熊田曜子、工藤静香、川島なお美って続いてくんだけど、コレって、ホントに1000人の女性にアンケートしたのかな? 週刊誌のアンケートなんて、ほとんどがヤラセだから、あたしは、イマイチ信用してない。

つーか、10位が叶姉妹で、17位が叶恭子ってのも意味不明だし、だいたいからして、ナンミョーの団体票で「高感度タレント」に居座ってるだけで、ホントはニポン中から嫌われてる久本雅美が、「嫌われてる女性タレント」のほうで18位ってのもおかしい。あれほどテレビに出てるのに、CMの話がぜんぜん来ないのは、下品でナンミョーな久本をCMに使うと、企業イメージが悪くなるって思われてるからだし、ナンミョータレントを使わないとやってけないテレビ局側と、ナンミョータレントなんか見たくないと思ってるお茶の間との温度差は、ますます広がってる。だから、マトモにアンケートをとれば、久本雅美がワースト3に入るのは当然として、柴田理恵だってワースト10に入るハズだ。

それに、あたしが、ゆうこりんを好きだから言うワケじゃないけど、このラインナップで、ゆうこりんが6位にポツンと入ってるのも、すごく不自然に感じる。なんか、週刊文春の編集部に、ゆうこりんを嫌いな人がいるんじゃないかって勘ぐっちゃう。だって、「ブスは生きてる価値が無い!」「ブスは生きてる資格が無い!」って言って、全国の女性を敵に回しちゃった、カン違い女医の西川史子が8位で、それよりも、人畜無害なゆうこりんのほうが嫌われてるなんて、あたしにはまったく理解できない。男性にも女性にも聞いたアンケートなら分かるけど、女性だけに聞いたアンケートなら、女性からテッテーテキに嫌われてる西川史子は、もっと上位に行くハズだし、同じく、女性から嫌われてる優香や大塚愛が20位までに入ってないのも不自然だ。

で、あたしは、週刊文春は読んだことがないし、このアンケートも、どっかのサイトに掲載してあったのを見ただけなので、細かいとこまでは分かんないけど、そのサイトに引用されてた週刊文春掲載のコメントを見ると、西川史子に1票入れた女性のコメントとして、「そんなにテレビに出て、本業はどうなっているの?って感じがする」って書かれてた。だけど、ホントにこんな理由で、西川史子に1票を投じた人がいるんなら、それこそおかしな感覚だ。だって、こんなこと、どう考えたって「ヨケイなお世話」じゃん。西川史子を嫌うんなら、「ブスは生きてる価値が無い!」ってノタマッたことや、あの高飛車な態度や、でかい鼻の穴が正面から丸見えなのに自分のことを美人だと思い込んでるカン違いっぷりにツッコミを入れるべきで、もともと大金持ちで、何の不自由もなく生きて来た西川史子の本業の心配なんかする必要は無いと思う。

そして、ゆうこりんに1票入れた女性のコメントは、「わけがわからん」ってものだった。こんな理由で嫌うんなら、ワケの分かんない人たちだらけの芸能界なんて、嫌いな人だらけになっちゃうと思うんだけど‥‥。結局、色々と書いてあったコメントの中で、あたしが納得できた理由は、和田アキ子に対する「本人が嫌いというより、和田アキ子をあがめたてる周囲、芸能界がいや」っていうのと、梨花に対する「ギャーギャーうるさい!」っていうのだけで、あとの理由は、「そんな程度のことで嫌うなよ」っていうか、どうも女性の感覚とは違う感じのものばっかだった。ここに挙げたコメントも、どう見ても、男性の感覚みたいに感じるし、特に、ゆうこりんに対する「わけがわからん」ってのは、どう考えても世の中のお父さんたちの感覚であって、女性だったら、どうしてゆうこりんがああいうキャラを演じてるのかとか、ああいうキャラを演じるメリットとか、誰にでも理解できるハズだ。だから、あたしは、このアンケート自体も、これらのコメントも、編集部のオッサンたちがテキトーに書いてるんじゃないかって勘ぐっちゃう。そんな中で、神田うのに対する、こんなコメントを発見した。


「そろそろいい歳なのに自分のことを『うの』と呼んでいる」


‥‥そんなワケで、あたしは、神田うのが自分のことを「うの」って呼んでることに関しては、このコメントの人とおんなじに、そろそろいい年なんだから、ちゃんと「私」って言うようにすればいいのに‥‥って思うけど、別に、「だから嫌い」とはならない。なんでかっていうと、神田うのの場合は、男にこびてる感じもしないし、自分を可愛く見せようとしてる感じもしないからだ。ただ、子供のころから、両親のことを「パパ」「ママ」、自分のことを「うの」って呼んで来て、それがそのまま続いてるってだけみたいな感じがする。つまり、神田うのの場合は、単に大人になりきれていないってだけで、あびる優や山本梓のような、下品で計算高い下心は感じないのだ。何よりも、神田うのの違うとこは、あびる優や山本梓みたいに、男やお金に対してガツガツしてない。だから、ホントに1000人の女性にアンケートをしたんなら、「いい年こいて自分のことを名前で呼んでる」って理由で嫌うんなら、神田うのよりも、あびる優や山本梓に1票入れるハズで、神田うのを嫌うんなら、別の理由を挙げるもんだと思う。

ま、信頼性の無い週刊誌のことなんかは、別にどうでもいいんだけど、結局、「いい年こいた大人の女性が自分のことを名前で呼ぶ」っていう愚かな行為でも、すべてが同一線上にあるんじゃなくて、中には、許されるもの‥‥っていうか、あたし的には許容範囲のものもあるってことだ。ただ、ひとつだけ言っとくと、あたしは、あびる優は嫌いだし、ゆうこりんは好きだけど、好き嫌いだけで決めてるワケじゃない。なんでかっていうと、山本梓に関しては、最初は好きでも嫌いでもなかったからだ。そして、ある深夜番組で、若手の男性芸人たちに囲まれてる時に、「あずはねぇ~」を連発してるのを見た瞬間から、大っ嫌いになった。だから、好きでも嫌いでもなかったふかわりょうが、「ママ」って言ったのを聞いてから、トタンに気持ち悪く感じるようになったのとおんなじで、もともとの好き嫌いは関係無い。

だけど、ふかわりょうが「ママ」って言うのは、何も計算してなくて、プライベートの恥ずかしい習慣がテレビにも出ちゃったってだけだ。それで、最初のころは、本人も、ホントに恥ずかしいことだって思ってたのに、周りから冷やかされたりして、笑いのネタにされ始めたからは、半ば、アジのヒラキ直りで、自虐的なネタにしちゃったみたいな傾向がある。だから、今でこそ、ふかわりょうの「パパ」「ママ」には、コソクな計算を感じるけど、最初から計算して自分を演出してるあびる優や山本梓とは大きく違うし、いやらしさの度合いに雲泥の差がある。

‥‥そんなワケで、女性タレントでも、男性からも女性からも好かれてる人と、男性からだけ好かれてて、女性からは嫌われてる人がいる。これは、世の中の一般人でもおんなじことだけど、一般人の場合には、知り合いとしてとか、お仕事の上でとか、実際にその人と関わってみて、その上で、好き嫌いが決まる。だから、外見や言葉づかいよりも、その人の性格とか人間性が重要な判断基準になるワケで、メチャクチャ性格のいい子なのに、「あの子の顔が嫌いだから気にくわない」なんて人は、メッタにいないだろう。だけど、タレントの場合は、ホントの性格や人間性なんかぜんぜん分かんないのに、テレビに映ってるイメージだけで、勝手に想像して、勝手に好き嫌いを決めてるワケだ。だからこそ、未成年のぶんざいで、テレビ局の楽屋やトイレでプカプカとタバコを吸って、プライベートじゃ男の部屋に入りびたってセックス三昧のアイドルなんかにも、それなりにファンがいるワケだ。ま、それがタレントってもんだから、深くは追究しないけど、ひとつだけヒントを与えると、少なくとも、男性よりは女性のほうが、女性を見る目は正確なワケで、女性から嫌われてる女性タレントは、間違いなく性格が悪いと思う今日この頃なのだ。


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2006.08.12

お知らせです♪

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暑さもMAX!

Max61
昨日、お昼ちょっと前の11時45分くらいにお家を出て、バスで成城学園に行ったら、道路が部分的に混んでて、20分近く掛かった。それで、成城学園駅から小田急線に乗って、藤沢まで行ったんだけど、これは50分ちょっと掛かった。それから、藤沢駅から江ノ電に乗って、由比ヶ浜駅まで行ったら、30分くらい掛かった。だけど、江ノ電は、途中から海沿いを走るから、すごく気持ち良かった。すごくお天気が良くて、ぼんやりとだけど大島が見えた。で、由比ヶ浜駅を降りたのは、出発してからちょうど2時間後、午後1時45分だった。

それで、まるで世田谷線の山下駅みたいな、あまりにも小さい由比ヶ浜駅を降りたら、ものすごい人、人、人、人、犬、猿、キジ、桃太郎‥‥って感じで、由比ガ浜のニポン最大の海の家、「チャイナクイックリゾート」に行くつもりが、間違えて鬼が島に行っチャイナ‥‥なんてことも言ってみつつ、「ものすごい」ってのは大ゲサだけど、明らかに海に行くような感じの人たちが、思ってたよりもいた‥‥っていうか、あたしと一緒に江ノ電を降りた人も何人もいたし。親子連れやカップル、お友達のグループなど、ほとんどは海水浴客か花火見物なんだと思うけど、その中に、どう見ても海水浴場に似つかわしくない、秋葉原をうろついてそうな男が2人、あっちにも2人って感じで、こりゃ、あたしとおんなじ目的だな‥‥っていうか、そのうちの何人かは、あたしの知ってる男だし(笑)

あたしは、ソッコーで日傘をさして、他の人たちとおんなじに、海のほうに向かって歩き出したんだけど、とにかく暑い。日傘をささなかったら、5分でテリヤキチキンになっちゃいそうだ。それで、知ってる男たちには見つかりたくないので、リトル離れて歩いて行った。髪もまとめてるし、帽子もかぶってるし、サングラスもしてるし、日傘もさしてるから、誰にも分かんないと思うけど、この日は、たぶん、あたしを知ってる人たちが何十人も来てるハズだから、リトル気をつけた‥‥って言っても、お近づきになりたくない人たちから声を掛けられたりするのがイヤなだけだから、別に、バレたらバレたでいいって感じだった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、由比ヶ浜駅から由比ガ浜までは、アッと言う間に着いたんだけど、さっきから気になってる人のために言っとくと、駅名は、駅に「由比ヶ浜」って書いてあったから、この表記にしてるだけで、海岸のほうは、チャイナクイックリゾートに「由比ガ浜」って書いてあったから、この表記にしてるだけで、別に、大して深い意味があって書き分けてるワケじゃない。ついでに書いとくと、今の由比ヶ浜駅って、昔は「海浜院通(かいひんいんどおり)駅」って言ったそうだ。これは、明治20年に建てられた結核のサナトリウム、「海浜院」から来てるそうで、もともとの由比ヶ浜駅は、この海浜院通駅と長谷駅の間にあったそうだ。つまり、2つあった駅を1つにマトメちゃったってワケだ。

さらに、ついでに書いとくと、明治35年に開通した江ノ電は、最初は、藤沢から片瀬(現在の江ノ島)までしか走ってなくて、今みたいに鎌倉まで走るようになったのは、8年後の明治43年だそうだ。で、今は、藤沢、石上、柳小路、鵠沼(くげぬま)、湘南海岸公園、江ノ島、腰越、鎌倉高校前、七里ヶ浜、稲村ヶ崎、極楽寺、長谷、由比ヶ浜、和田塚、鎌倉の15駅、片道やくみつる‥‥じゃなくて、片道約10kmを35分で走ってるんだけど、最初は、藤沢、石上、川袋、藤ヶ谷、鵠沼、新屋敷、西方、浜須賀、山本橋、片瀬(昭和4年から江ノ島)、瀧ノ口、中原、土橋(腰越)、神戸橋、谷戸、満福寺橋、腰越、袖ヶ浦、日坂、七里ヶ浜、峰が原、田辺、行合橋、追揚、姥ヶ谷、音無橋、稲村ヶ崎、砂子坂、極楽寺、権五郎社前、長谷、由比ヶ浜、海浜院通、原ノ台、和田塚、学校裏、大町、蔵屋敷、小町って、今の2倍以上の、39もの駅があったそうだ。約10kmの距離に40近い駅って、やっぱ、スゴイね。

今だと、たとえば、七里ヶ浜駅の次が稲村ヶ崎駅だけど、最初は、七里ヶ浜駅と稲村ヶ崎駅の間に、峰が原、田辺、行合橋、追揚、姥ヶ谷、音無橋って、6つもの駅があったワケだ。だけど、七里ヶ浜駅から稲村ヶ崎駅までって、わずか1.2kmしかないから、そこに6つもの駅があったってことは、平均すると、170mおきくらいに駅があったってワケだ。これじゃあ、ちょっと走ったらすぐ止まる、ちょっと走ったらすぐ止まるって感じで、終点まで行きたい人は大変だっただろう。ま、ずっと海が見えてる区間だから、のんびり走るのもいいけど。

‥‥そんなワケで、ちょっとダッフンしちゃったので、話をクルリンパと戻すと、海岸はものすごい人、人、人、人、犬、猿、キジ、桃太郎‥‥ってのはさっきやったけど、とにかく、ものすごい人で、チャイナクイックリゾートの周りはメチャクチャに混んでるし、倒れそうなくらい暑いし、ミュールは砂に埋まるし、海は荒れてて波が高いからサーフィンしてる人も多いし‥‥って、コレはどうでもいいんだけど、あたしは、暑さで倒れる前に、なんとか、真ん中のやや後ろ、やや左くらいの場所に紛れ込んだ。もっと前にも行けそうだったんだけど、最前列の左のほうに「とあるグループ」を発見したし、右の前にも「とある3人組」がいたから、全体を見れる場所にした。

それで、2時になって、ライブがスタートして、まずは、ヒノチ(HINOIチーム)が登場した。セットリストは、1曲目が「イケイケ(IKE IKE)」、2曲目が新曲の「サマタイ(SUMMERTIME)」、3曲目も新曲の「ナウエバ(NOW AND FOREVER)」、最後の4曲目が「ナイファイ(NIGHT OF FIRE)」だった‥‥らしい。あまりの暑さで、汗びっしょりになってて、目に入る汗をぬぐいながら歌って踊ってた。ヒノチのファンもいっぱい来てて、あたしは、ヒノイ以外はどの子が誰ちゃんなのかイマイチ分かんないけど、MAXファンとおんなじで、メンバーそれぞれにファンがいるみたいだった。それにしても、中学生のユニットって、初々しい。

で、20分くらいでヒノチの出番が終わって、いよいよMAXの登場だ。炎天下におけるあたしの限界は、たぶん、あと30分くらいだから、早く出て来てくれて助かった。MAXは、ビキニの上に、玲奈ちゃんは上が黒で下がオレンジ、りっちゃんは全体的にオレンジ系、ナナさんは赤混じりのピンク系、、アキちゃんは淡いラベンダーの、シースルー気味のパレオっぽい感じの衣装で、ものすごくアバウトに言うと、8月2日にリリースされた新曲、「SPLASH GOLD―夏の奇蹟―」のPVの2パターンの衣装を合体させたみたいなイメージだ。それよりも、バングスを残して、上半分の髪だけを後ろでまとめてた玲奈ちゃんのヘアスタイルと、あまりにもワイルドにりっちゃんのヘアスタイルが、夏っぽくてステキだった。

セットリストは、1曲目が「ライドン(Ride on time)」、2曲目が新曲の「スプゴー(SPLASH GOLD)」、3曲目が「ラブスク(LOVE SCREW)」、4曲目が「メルラブ(MELTY LOVE)」、5曲目が「パーラブ(Perfect Love)」、アンコールが「トラ×3の05(TORA TORA TORA 2005)」ていう、新曲以外は、限りなく、2月の「大阪オートメッセ 2006」でのミニライブでの選曲に似てる気がする。ちなみに、「大阪オートメッセ 2006」でのセットリストは、1曲目が「ギミシェ(Give me a Shake)」、2曲目が「パーラブ(Perfect Love)」、3曲目が「ニライカ(ニライカナイ)」、4曲目が「メルラブ(MELTY LOVE)」、5曲目が「ライドン(Ride on time)」、ラストが「トラ×3の05(TORA TORA TORA 2005)」だった。つまり、「大阪オートメッセ 2006」での「ギミシェ」と「ニライカ」が、「ラブスク」と新曲の「スプゴー」に代わってるだけで、あとの4曲はおんなじなのだ。

あたし的には、今回は「夏の海でのライブ」なんだから、絶対に「ニライカ」をやってくれると思ってたんだけど、新曲とイメージがカブッちゃって、新曲をアピールできなくなるから、カットしたんだろうか?‥‥なんてことまで、暑さのセイで考えちゃった。あたしのナナメ前のほうでは、これまた暑さのセイなのか、仲間を肩車?か何かして、高く持ち上げて大騒ぎしてるグループがいて、主催者から怒られてたし、MAXファンとは思えない人たちも、みんな楽しそうにノッてたし、やっぱ、野外だし夏だし海だしってことで、すごくイイ雰囲気だった。

あと、MAXファンにしか分かんないマニアックな問題としては、1曲目の「ライドン」に関してなんだけど、ひとつだけ書いときたいことがある。MAXファンじゃない人にも分かるように、ちょっと細かく書くけど、MAXがライブで「ライドン」をやる時に、ファンが声を掛ける部分がある。「遠い空を見てる あなたの瞳 ずっと好きだから いつもそばにいて」って部分なんだけど、一番最初のオリジナルの時は、前半の「遠い空を見てる あなたの瞳」を美奈子が歌って、後半の「ずっと好きだから いつもそばにいて」を玲奈ちゃんが歌ってたから、あたしたちの掛け声は、「とお~い空を見て~る~(ミナコ~!)あ~なたのひと~み~ ず~っと好きだから~(レイナ~!) いつも~そ~ばに~いて」ってふうに名前を呼んでた。それから、後半を歌う玲奈ちゃんが、「いつも~そ~ばに~」まで歌ったら、パッととマイクを会場へ向けて、「いて!」の部分だけを会場のファン全員で歌って、そのあとに、MAXが「せ~の!」って言って、全員で、「ラ~イド~ンタ~ライドンナ~ラ~イド~ンタ~」って歌って踊るっていうパターンへと進化した。

で、美奈子が抜けて、代わりにアキちゃんが加入したワケだから、当然のナリユキとして、美奈子が歌ってたパートは、アキちゃんが歌うことになった。この「ライドン」に限らず、美奈子が在籍してた時代のすべての楽曲は、美奈子のパートをアキちゃんが歌うことになった。だけど、アキちゃんが加入したばっかのころは、「とお~い空を見て~る~」ってアキちゃんが歌っても、客席からは声が掛からなくて、そのあと、玲奈ちゃんが、「ず~っと好きだから~」って歌った時だけ、今までよりも大きな声で、「レイナ~!」って声が掛かるようになった。それは、なんでかっていうと、ナナさん、美奈子、玲奈ちゃん、りっちゃんの4人が「MAX」であって、それ以外は認めないっていうファンがいっぱいいたから、突然、できちゃった結婚をしてMAXを抜けた美奈子に対して、ファンは裏切られたような気持ちになってたからだ。そして、その、やり場のない気持ちを美奈子の代わりに加入したアキちゃんに向けるという、オトナゲないファン(特に、美奈子ファンたち)が多かったってワケだ。

だけど、アキちゃんが加入して、しばらく経ったころには、MAXの過去の楽曲をすべて完璧に踊れるようにがんばったアキちゃんの努力が、みんなに認められた。そして、「とお~い空を見て~る~」ってアキちゃんが歌えば、みんなが「アキちゃん!」って声を掛けるようになったのだ。めでたし、めでたし‥‥ってワケだったんだけど、ここ半年くらい前から、美奈子のあとを継いでアキちゃんが歌ってた「とお~い空を見て~る~」の部分をナナナナナント! りっちゃんが歌うようになったのだ! だから、こっちとしては、「とお~い空を見て~る~(りっちゃん!)」って声を掛けるようになったんだけど、りっちゃんを好きなあたし的には、嬉しいと思う反面、アキちゃんを好きなあたし的には、素直に喜べない気持ちもある。ここんとこ、りっちゃんが、ロコツにアキちゃんをシカトしてる雰囲気が、色んな公開収録とかで、多くのファンに伝わっちゃってるから、MAX全員が大好きなあたしとしては、マジで複雑だ‥‥。

ま、ディープな話は置いといて、純粋に「掛け声」だけの問題としても、コレは、ちょっと気になる。なんでかっていうと、MAXの「ライドン」の掛け声は、他の曲の掛け声よりも重要で、言わば、中森明菜ちゃんにおける「DESIRE」の「な~ん~てね!(は~どっこい!)」とおんなじくらい、そのアーティストを象徴する掛け声だからだ。そういえば、明菜ちゃん、8月8日の国際フォーラムのライブで、「タンゴ・ノアール」の時に、転んでシリモチをついたけど、会場のファンは、その瞬間、みんな心の中で、「は~どっこい!」って掛け声を掛けてたような気がする‥‥な~ん~てね!(笑)

‥‥そんなワケで、話はMAXに戻るけど、ケッコー、レベル8くらいは盛り上がってたのに、5曲目の「パーラブ」を歌う終えると、アッサリと引っこんじゃった。そして、怒涛のアンコール連呼で、当然、MAXは再登場して、アンコールは「トラ×3の05」だったんだけど、ステージのソデで観てるヒノチのメンバーたちもノリノリで、すごく盛り上がった。だけど、あたしは、アンコールナンバーが「トラ×3の05」だってことを知ってたから‥‥っていうか、今回のライブでMAXが「トラ×3」をやった理由を1ヶ月以上も前から知ってたから、リトル予定調和っぽく感じちゃった。それは、今回の会場、「チャイナクイックリゾート」を経営してる、チャイナクイックの高桑雅彦社長が、1ヶ月以上も前にMAXと対談をしてて、その様子を自社のホームページに掲載してたからだ。以下、関連部分だけを引用する。


(前略)
高桑: 僕は歌を聞くのも歌うのも好きなんですけど、MAXの歌の中では「TORA TORA TORA」が好きで車の中なんかでよく口ずさんでいるんですよ。
Nana: うれしいです(笑) ダンスも覚えていてくれますか?(笑)
高桑: イヤイヤ、ダンスまでは厳しいですよ(笑) でも歌はバッチリ歌えますよ。ノリノリでね(笑)
(中略)
Aki: ところでチャイナクイックリゾートのステージには私たちも出られるんですか?
高桑: もちろんです。MAXさんには8月10日の由比ヶ浜の花火大会の当日にライブをやっていただく予定になっています。
Nana: 花火大会の日なんてスゴイですね。
(中略)
高桑: そのときは僕の好きな「TORA TORA TORA」を歌って下さいね。
Nana: もちろんですよ。そのときは高桑社長もステージでいっしょに歌ってください。
Aki: ダンスもお願いしますよ。
高桑: ダンスですか!?(笑) いやー、さすがにちょっとキツいですね!パワフルで熱いライブを期待してます。
(後略)


‥‥そんなワケで、1ヶ月以上も前に、今回の会場であるチャイナクイックリゾートの高桑社長に、8月10日の由比ヶ浜のライブで「トラ×3」をやるって約束してたワケだから、「トラ×3」をやらずに引っこんだMAXを見て、あたしは、「ああ、アンコールでトラ×3をやるんだな」って、すぐに分かった。ま、そんなことはどうでもいいんだけど、とにかく、あまりの暑さでフラフラになっちゃったあたしは、夜の花火大会までは体が持ちそうもなかったから、ライブ後に、どっかのスポーツ新聞がMAXの写真を撮ったりしてるのを眺めてから、帰って来た。ホントは、由比ガ浜の134号線沿いにある「麻心(まごころ)」っていうマリファナのお店にも行ってみたかったんだけど、交通費とチャイナクイックリゾートとで、思ってたよりもお金を使っちゃったし、とにかく、1分でも早く紫外線の無い場所で落ち着きたかったから、トットとお家に帰った。だけど、愛する玲奈ちゃんが、今日、オフィシャルサイトに、「昨日の由比ヶ浜に参加してくれた皆さん、暑い中本当にありがとうにゃ~(艸∀<*☆)♪+゜」ってメッセージを書いてくれたから、あたしとしては、またまた不可解な「(艸∀<*☆)♪+゜」が気になってジンジャエールな今日この頃なのだ(笑)


 ★チャイナクイックの高桑雅彦社長とMAXの対談★

 ★麻心(まごころ)★


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2006.08.11

スーパーヤサイ人の暴走

Shinumi1
あたしが、たびたび、キュウリのキューちゃんを好きだってことを書いてたら、しばらく前に、ある女性の読者が、「キュウリのキューちゃんの作り方」をメールしてくれた。正確に言えば、「キュウリのキューちゃんの作り方」を紹介してるサイトをメールで教えてくれたんだけど、その人も、実際に作ってみて、買うよりも安上がりだし、ずっと美味しかったって書いてあった。それで、あたしは、さっそく、そのサイトを見てみたんだけど、調味料は、お醤油とかミリンとか、すべてお家にあるものだけで作れることが分かった。そのサイトで紹介してたのは、「キュウリ7本」で作る場合のレシピだったんだけど、キューちゃんにすると縮むから、「あっと言う間に食べられちゃうほど」の量みたいだ。だから、あたしも作ってみようと思って、お仕事の帰りにスーパーに寄ったら、ナナナナナント! キュウリが3本で250円! バラ売りだと、1本98円! つまり、キュウリ7本てことは、「3本+3本+1本」てことで、「250円+250円+98円」てことで、598円もしちゃうのだ!

このスーパーでは、キュウリのキューちゃんを1袋95円で売ってるから、この金額で、6袋も買える上にオツリまでもらえちゃう。その上、キュウリのキューちゃんを作るためには、ニンジンの千切りも入れるから、ニンジンも1本買わなくちゃなんないし、お家にある調味料はケッコーたくさん使うみたいだし、何度もお鍋を火にかけるから、ガス代も労力もかかる。そういうのも加えると、キュウリのキューちゃんを8袋か9袋、ヘタすると、10袋くらい買えちゃうかもしれない。こんなことなら、できてるのを買ったほうが、ぜんぜん得だと思った。

だけど、これは、お野菜がアホみたいに高くなってるのが問題なんであって、親切にメールで教えてくれた人も、詳しいレシピを紹介してくれてるサイトも、何の責任もない。つい、この前までは、キュウリは3本で100円くらいだったから、その値段で考えれば、わずか200円ちょっとで、キュウリのキューちゃんをいっぱい作れたワケで、できてるのを買うよりもダンゼンお得だったワケだ。その上、味もイイってんだから、言うことキュウリ‥‥じゃなくて、言うことナスだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんかワケで、あたしの「キュウリのキューちゃんを作る計画」は、もうちょっとキュウリの値段が安めぐみになってからやることにして、しばらくは東海漬物のキューちゃんのお世話になることにした。そしたら、そのあと、別の女性から、「最近ハマッてる秘伝のタレ」ってのを教えてくれるメールが届いた。コチュジャンとお醤油をベースにして、そこに、ゴマ油とかニンニクとか色んなものを混ぜて作るんだけど、その人が言うには、「サニーレタスにカツオを乗せて、このタレをかけて、巻いて食べるとすごく美味しい」ってことだった。それで、カツオも買って来なくちゃなんないなら、ハナッからムリな話だったんだけど、あまりにもワンダホーなことに、フリーザーには、まだ、いただいたカツオのタタキが1本とってあったのだ。さらには、この「秘伝のタレ」を作る調味料も、すべて揃ってる。つまり、サニーレタスさえ買ってくれば、この人が「やみつきになってます」って言ってる素晴らしいものを食べることができるのだ。

ただ、コレって、どう考えても、「ごはんのオカズ」じゃなくて「お酒のオツマミ」だと思ったから、お酒を飲む時に、やってみようって思ってた。それで、カツオのタタキと同じころにいただいた業務用の巨大な焼酎は、ちょっと前に飲みきったし、ここんとこ、色んな支払いでキビシイ生活をしてるから、あたしには珍しく、お酒のない生活をしてた。だから、サニーレタス以外の材料はすべて揃ってるんだけど、もう少し生活がラクになって、お酒を買う余裕ができてから、やってみようと思ってた。

そしたら、3日前に、信じられないものが届いたのだ。それは、「新海物語」の焼酎だ! しばらく前には、立派な本物の梅干をいただいて、まだ、そのお礼もしてないのに、同じ人が、今度は焼酎を送ってくださった。それも、「新海物語」の焼酎だなんて、世の中にこんなものが存在してたなんて、あたしは、これこそ、ビックル一気飲みしちゃった。ブルーの美しいボトルに、紅イモの焼酎が入ってて、ラベルには、真ん中にタテに「新海物語」って書いてあって、右側にはマリンちゃんが、左側にはサムが立ってる。それが、ピンクのラベルのと、ブルーのラベルのと、2本セットになってて、もちろん箱にも「新海物語」のマークや、マリンちゃんやサムの他に、ウミガメやジュゴンなど、オナジミの9種類の仲間たちが、輪になってる。あっ! こんな説明よりも、まずはお礼を言わないと‥‥。

Nさん、いつもホントにありがとうございます♪

‥‥そんなワケで、この流れから見れば分かるように、あたしに必要なものは、そう! 「サニーレタス」だ! いただきもののカツオのタタキと、いただきものの「新海物語」の焼酎と、教えてもらった秘伝のタレと、あまりにも他力本願な「きっこ家の食卓」だけど、 「サニーレタス」くらいは、自力で入手しなくちゃね‥‥ってなワケで、あたしは、いつものスーパーへ欽ちゃん走りしようとしたんだけど、欽ちゃんは、最近なんだか支離滅裂なことばっか言ってて、だんだん好きじゃなくなって来たから、今回は、デューク更家のヘンテコな歩き方をマネして、「シュッ! シュッ!」って言いながら、スーパーへと向かってみた‥‥わきゃない(笑)

で、スーパーの「野菜コーナー」に到着したあたしを待ち受けてたのは、1本350円のダイコン、1個298円のキャベツ、1個150円のトマト、1本180円の長ネギ、1袋250円の水菜、1把180円のニラなど、想像を絶する光景だった。オマケに、サニーレタスは入荷してないし、普通のレタスは、いつもよりも2まわりくらい小ぶりなのに、1個298円、半分のが150円だった。これじゃあ、お野菜がすべて「雪国もやし」の世界で、値段が高いから誰も買わないんだか、ナンミョータレントの「はなわ」がCMをやってるから誰も買わないんだら、どっちなんだか分かんなくなっちゃう。ちなみに、キュウリは、3本298円で、前回の3本250円よりも高くなってた。

それで、あたしは、普通のレタスを買おうと思ったんだけど、いつもの3倍の値段で、いつもの3分の2の大きさで、これだけでもバカバカしいのに、どのレタスも、あちこちが茶色に変色してて、持ち上げてみると、ビニールの底に茶色い水が溜まってたもんだから、とてもじゃないけど買う気が無くなった。高くても、小さくても、新鮮で美味しそうだったら、カツオも焼酎も揃ってんだから、ムリしても買ったんだけど、変色してるレタスなんかには、100円だって払いたくない。それで、あたしは、何か別のお野菜で、代用できるものはないか探してみたんだけど、そしたら、レタスの棚の上の段に、サラダ菜を発見した。だけど、これまた人をバカにした値段で、サラダ菜ごときが、1個250円もしやがった! いつだったかは忘れちゃったけど、何ヶ月か前に、このスーパーでサラダ菜を買った時は、1個50円だったのに‥‥。

サラダ菜は、レタスと違って、新鮮そうだし変色もしてなかったんだけど、とにかく量が少ないから、カツオを巻いて満足するまで食べるためには、1個じゃぜんぜん足りない。最低でも2個、いや、3個は必要だ。そうすると、750円てワケで、いくらなんでも、こんなには払えない。それで、あたしは、せっかくスーパーまで行ったのに、結局、何も買わずに帰って来た。帰り道、トボトボと歩きながら、「レタスやサラダ菜に巻かずに、カツオのタタキを秘伝のタレにつけて、それだけで食べるのはどうかな?」って考えた。だけど、普通なら、それだけでも十分すぎるほどのゴチソウなのに、メールには「サニーレタスに巻いて食べるのが、とにかくメチャクチャ美味しい」って書いてあったから、やっぱり、どうせなら、巻いて食べたい。

だいたいからして、もしも、今、サニーレタスに巻かずにカツオを食べちゃったら、今後、サニーレタスが安く入荷してたり、普通のレタスでも、新鮮で美味しそうなのが100円で売られてたりした場合に、それを買って来ても、今度は、カンジンのカツオが無いってことになっちゃう。そうなると、今度は、カツオも買わなくちゃならないワケで、レタスどころの騒ぎじゃなくなる‥‥っていうか、カツオもレタスも買うワケで、場合によっては、焼酎も飲んじゃってたりすると、焼酎も買わなきゃなんないし、わが家にあるのは、「秘伝のタレ」だけってことになる。これじゃあ、何も無い状態で、普通にお買い物するのとおんなじで、「せっかく、カツオと秘伝のタレと焼酎があるから、レタスを買って来よう」ってのとは、根本的に話が変わって来る。

‥‥そんなワケで、あたしは、フリーザーにあるカツオのタタキと、2本ある「新海物語」の焼酎のうちの1本は、新鮮で美味しそうなサニーレタスが、最低でも1個200円以下で買えるようになるまで、キープしとくことにした。それで、焼酎を1本だけ開けて、キュウリのキューちゃんと、東京タクアンと、イワシの味噌煮のカンヅメをオツマミにして、ちびちびと飲んでる今日この頃なのだ。


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2006.08.10

小学生を見習え!

Hiroshima2
8月6日の広島の「原爆の日」に続き、今日、9日は、長崎の「原爆の日」だったので、コイズミは、また今年も「めんどくせえな‥‥」って思いながら、両方の式典にイヤイヤ出席した。特に、今年は、莫大な税金を使った卒業旅行で世界各地を遊び歩いてる最中だから、こういった式典への出席を例年にも増して「めんどくせえな‥‥」って思ったことだろう。そんなコイズミが、6日の広島の式典で、ブレーンに書いてもらって、早口で棒読みした原稿が、次のものだ。


今から61年前の今日、原子爆弾の投下により、十数万ともいわれる尊い命が一瞬にして失われ、この広島の地は廃虚と化しました。本日、広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式に当たり、原子爆弾の犠牲となられた方々の御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。また、今なお被爆の後遺症に苦しんでいる方々に、心からお見舞い申し上げます。
政府は、被爆者の方々に対して、これまで保健、医療及び福祉にわたる総合的な援護施策を充実させてきました。昨年秋からは、在外の被爆者の方々が我が国の在外公館を通じて手当の申請ができるよう制度改正を行ったところです。今後とも、被爆者の方々の実情を踏まえた諸施策を誠心誠意推進してまいります。
広島は、焦土から立ち上がり、国際平和文化都市として、大きく成長しています。今日まで、広島の復興と発展に尽力された多くの皆様に心から敬意を表します。
私は内閣総理大臣として、平成13年以来過去5回ずつ、広島と長崎の両方の犠牲者に対する慰霊・平和祈念式典に参列してまいりました。我が国は人類史上唯一の被爆国として、その経験を国際社会に語り継いでいく責任があります。広島、長崎の悲劇は、いずこにおいても再び繰り返されてはならないとの決意の下、我が国は、戦後61年の間、不戦の誓いを体現し実行してきました。
私は、ここ広島において、本日の式典に臨み、犠牲者の御霊と広島市民の皆様の前で、今後とも、憲法の平和条項を順守し、非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて、国際社会の先頭に立ち続けることを改めてお誓い申し上げます。
終わりに、犠牲となった方々の御冥福と、被爆者並びに御遺族の今後の御多幸、そして広島市の一層の発展をお祈り申し上げます。

平成18年8月6日 

内閣総理大臣 小泉純一郎


この、あまりにも厚顔無恥な自画自賛ぶりには、サスガのあたしも、コアラのマーチの「牧場ミルク」を噴き出しちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、この、心にも無い大嘘だらけの薄っぺらな言葉の羅列を見ると、すべて「想定内」だとうそぶきながら結局は逮捕されちゃった詐欺師の虚業家や、自分のことを「プロ中のプロ」って連呼してたペテン師ファンドマネージャーや、どっかの八百長ボクシング親子の姿がオーバーラップして来る。こいつらに共通するのは、どれも中身がカラッポで、外ヅラだけを粉飾決算して来たハリコのトラだってことで、すべては、「時間が経てば正体がバレる」ってことだ。

コイズミは、何の臆面もなく、自分が総理就任以来、毎年欠かさず、5年連続(今年で6回目)で、広島と長崎の式典に出席してることをアピールしたけど、式典後に行なわれる「被爆者代表から要望を聞く会」は、5年連続で「欠席」してるのだ。ま、北朝鮮の拉致被害者家族からの面会の要望も、ついに5年間ずっと逃げ切ったコイズミだから、こんなことは今に始まったことじゃないけど、被爆者の人たちにしてみたら、式典で心にも無い原稿の棒読みなんかされるよりも、10分でも15分でもいいから、「被爆者代表から要望を聞く会」に顔を出して、苦しんでる人たちのナマの声を聞いて欲しいって思うのが本音だろう。

ちなみに、この日、式典が終わると、逃げるように会場をあとにしたコイズミだけど、この日の予定は、この式典だけだったのだ。コイズミは、10時46分発の全日空676便で東京に戻って来たんだけど、9時40分に広島空港に到着してから、出発までの1時間を空港の貴賓室でボケーッと過ごしてた。そんな時間があるんなら、いくらでも「被爆者代表から要望を聞く会」に出席できたのに‥‥。さらには、11時57分に羽田空港に到着し、12時28分に公邸に戻ったんだけど、この日は何の予定も無くて、翌日の朝の10時半まで、22時間もオフだったのだ。被爆者たちからの強い要望があったのにも関わらず、毎年毎年、逃げ続けて来た「被爆者代表から要望を聞く会」なんだから、次の日まで丸1日も何の予定も無いんなら、最後の年くらい、ほんの30分でも顔を出すのが、総理大臣としての責任以前に、「人の心」なんじゃないかって思う。

ま、コイズミみたいな冷血漢に、「人の心」を求めること自体がナンセンスなんだけど、コイズミは、この広島入りの2日前の8月4日のお昼過ぎには、自分のアトガマの安倍晋三の根回しのために、安倍の地盤の山口県へと飛んでいたのだ。そして、「視察」と称してアチコチに根回しをしたあと、夕方の6時には、高級日本料理店「春帆楼(しゅんぱんろう)」の下関本店で、安倍晋三と昭恵夫人、山口県知事の二井関成(にい せきなり)、下関市長の江島潔らと落ち合い、豪華フグ三昧で、まるで悪代官と越前屋の悪ダクミみたいに、「安倍晋三君を次期総理大臣にするための宴」が行なわれたってワケだ。ちなみに、この「春帆楼」ってのは、オリックス・リアルエステート株式会社が100%出資してる完全な子会社で、そのオリックス・リアルエステート株式会社ってのは、オリックス株式会社が100%出資してる完全な子会社で、そのオリックス株式会社のトップと言えば、皆さんオナジミの、村上ファンドの黒幕にして、コイズミ自民党ともベッタリ癒着してて、どんなに悪いことをやっても絶対に逮捕されない不思議なおじさん、宮内義彦だ。う~ん、悪代官どもが利用するのには、ピッタリのお店じゃん(笑)

で、この「春帆楼」で、2時間半もフグ三昧と根回し三昧を楽しんだコイズミは、山口県長門市の高級旅館「大谷山荘」に泊まり、のんびりと温泉を満喫して、ビールを2本も飲んだ。そして、翌日は、秋吉台で上利礼昭秋芳町長、河村建夫衆議院議員、福島啓史郎参議院議たちに根回ししてから、萩市へ向かい、今度は、野村興児萩市長に、安倍晋三の弟の岸信夫参議院議員を使って根回しした。そして、高級な日本料理を食べ、高杉晋作の誕生地だの、松下村塾だの、吉田松陰の誕生地だのと、「視察」という名の「税金を使った観光」を続け、もう一度、二井関成山口県知事に「安倍君をよろしく」と念を押したあと、夜の7時に広島プリンスホテルに到着した。で、翌朝まで12時間以上ものんびりしてから、8月6日、広島の式典に「たったの1時間だけ」出席して、そのあとは何の予定も無いのに、トットと東京に帰って来たってワケだ。この恐るべきコイズミのスケジュールを見ると、安倍晋三の根回しのためには丸2日も掛けてるのに、広島の式典なんか、安倍晋三の根回しの帰りに、ついでにチョコっと顔を出しただけだってことがバレバレだろう。

‥‥そんなワケで、目の中に入れても痛くないほど可愛がってる安倍晋三を台本通りに自分のアトガマにするために、あまりにも熱心に根回しに奔走して、その帰りがけに、「めんどくせえな‥‥」って思いながらイヤイヤ出席した広島の式典だから、その式辞に心なんかこもってるワケがない。コイズミの式辞は、テレビ中継を見てた人たちだけじゃなく、実際に出席してた多くの人たちからも、「声が小さくて何を言っているのか分からなかった」「慌てて早口で読んでいて、早く帰りたそうに見えた」「毎年のことだけれど、用意された原稿を棒読みしているだけで、まったく心が感じられなかった」「自分の自慢話をしているようにしか聞こえなかった」などの不満の声が多かった。そして、中でも多かったのが、「こども代表の小学生の『誓いの言葉』のほうが、何倍も心に響いた」って意見だった。


「こども代表・平和への誓い」

昭和20年8月6日、午前8時15分。一瞬にして広島の街は何もかも破壊されました。原子爆弾は、高温と爆風で人々をおそい、さらに死の放射能で街を汚染していきました。そして、その年の終わりまでに約14万人もの命が失われました。14万の夢や希望、未来が奪われ、数え切れないほどの悲しみが生まれたのです。
平成17年11月22日。私たちの身近なところで、とても悲しい、辛い事件が起きました。その事件によって、私たちが当たり前だと思っていた日常は壊れてしまいました。好きな友だちとおしゃべりしながら登下校したり、一人で外へ出ることもできなくなりました。そして、私たちは事件を通して、一つの命の重みを知りました。
この時奪われた命も、原子爆弾や戦争で奪われた多くの命も同じ命です。一つの命について考えることは、多くの命について考えることにつながります。命は自分のものだけでなく、家族のものであり、その人を必要としている人のものでもあるのです。

「平和」とは一体何でしょうか。

争いや戦争がないこと。いじめや暴力、犯罪、貧困、飢餓がないこと。
安心して学校へ行くこと、勉強すること、遊ぶこと、食べること。
今、私たちが当たり前のように過ごしているこうした日常も「平和」なのです。

世界中のどこの国も「平和」であるために、今必要なことは、自分の考えを伝えること、相手の考えを受け入れること、つまりお互いの心を開くことです。人間は言葉をもっています。心を開けば対話も生まれ、対話があれば争いも起きないはずです。
そして、自分だけでなく他の人のことを思いやること、みんなと仲良くすることも「平和」のためにできることです。
私たちはこれまで、祖父母や被爆者の方から体験を聞いたり、「平和」について学習したりする中で、原爆や戦争のことについて学んできました。しかし、まだまだ知らないことがたくさんあります。これからもヒロシマで起きた事実に学び、それを伝えていかなければなりません。

私たちは、命を大切にし、精いっぱい生きることを誓います。

私たちヒロシマのこどもは世界中の国々や人々との間の架け橋となり、「平和」の扉を開くために一歩一歩、歩み続けていくことを誓います。

平成18年8月6日

こども代表 
広島市立南観音小学校6年 新谷望
広島市立楽々園小学校6年 スミス・アンジェリア


‥‥そんなワケで、あたしが色々と仲良くさせてもらってる「カナダde日本語」ってブログのミニーさんも、この、こども代表の「平和の誓い」を取り上げてるけど、こういった「本物の言葉」を前にすると、用意された原稿を早口で棒読みしただけのコイズミの薄っぺらな言葉からは、ライブドアや村上ファンド、亀田親子と同じような、虚飾の匂いしか感じられなかった。その上、「今後とも、被爆者の方々の実情を踏まえた諸施策を誠心誠意推進してまいります。」って言いながらも、スケジュールはガラ空きなのに、被爆者たちが熱望してる「被爆者代表から要望を聞く会」は完全に無視してる事実。「憲法の平和条項を順守し」って言いながらも、イラクでは航空自衛隊が多国籍軍の武装した兵士たちを戦地へと運び続けて「参戦」してる事実。「非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて」って言いながらも、長崎に落とされた原爆の2000発ぶんに相当する「43トン」ものプルトニウムを保有してる上に、さらに、青森県六ケ所村再処理工場でのプルトニウム抽出をムリヤリに推し進めて、三陸沿岸を放射能汚染でメチャクチャにしちゃった事実。言ってることとやってることがこれほど正反対なのに、よくもこんな大嘘の式辞を平然と読み上げられたもんだよ、このペテン師は‥‥って感じの今日この頃なのだ。


 ★カナダde日本語★


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2006.08.09

命知らず?

やくみつるの次に、亀田のオヤジから脅されるのは、この人たちでしょうか?

★命知らずの3人組★

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時間のムダづかい

Kitashiba
今週号の「週刊プレイボーイ」に、玲奈ちゃんのセクシーグラビアが出るって話だったから、昨日、コンビニに寄って買って来た。あたしが「週刊プレイボーイ」を買ったのは、2年くらい前に、MAXの袋とじがついてた時と、4年くらい前に、玲奈ちゃんのソロ写真集とタイアップしたグラビアが載った時だから、2年に1回のペースだ。今年の2月か3月ころに、「きっこの日記」のことが取り上げられたことがあったんだけど、その時も、立ち読みしただけだった。だって、360円もするんだもん。

で、今回の玲奈ちゃんのグラビアは、表紙には「手ブラでエロス」って書いてあって、その通り、水着から手ブラまでを網羅したセクシーショットの数々だった。いつものように、MAKIさんのヘアメークはサイコーだし、写真としては素晴らしい作品ばかりだった。だけど、男性誌特有の下品なコピーが添えてあったりして、リトル残念な部分もあった。まあ、男性を対象とした雑誌なんだから、こういうのもジンジャエールなんだけど、あたし的には、この下品なコピーのセイで、永久保存用にもう1冊買う気が無くなった。

だけど、そんなことより、あたしが気になったのは、「週刊プレイボーイ」のナンミョー汚染度だ。表紙と最初のグラビアは、池田大作がジキジキに「わがファミリーの一員」って言って大々的に発表した上戸彩だし、ハロプロを代表するナンミョー患者の矢口真里とナンミョーの広告塔の志村けんの対談も載ってるし、重症のナンミョー患者を母に持つ松本人志の連載みたいのもあるし、ナンミョー専属のマンガ家、ゆでたまごの「筋肉マン」も連載してるし、他にも、ナンミョーの疑いがあるグラビアアイドルや作家が何人も目についた。これじゃあまるで、ナンミョーの機関誌じゃん。1冊の週刊誌が、表紙やグラビアから対談やマンガに至るまで、これほど、国際的カルト教団の信者ばかりを起用してるって、どう考えても異常だと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、「週刊プレイボーイ」のナンミョー汚染度も気になったんだけど、それよりも、最近、テレビを見てて、もっと気になってることがある。それは、「北芝健」ていうオッサンだ。元刑事とかで、今は何をやってる人なのか知らないけど、とにかく、ヤタラと色んなワイドショーとかに出まくってる。朝、どっかの局のワイドショーで見かけて、それからお仕事に出かけて、お昼ごはんを食べにどっかのおそば屋さんに入ると、そこのテレビで流れてるワイドショーにも映ってたりする。それから、テレビ朝日の「TVのチカラ」でも見かけることがあるし、とにかく、ヤタラと目にする。あたしは、一度たりとも、「北芝健を見よう」と思ってチャンネルを替えたり、番組を選んだりしたことはないから、すべて、「タマタマ見てたテレビに偶然出てた」ってことだ。それなのに、とにかく、ものすごい頻度で目にする。だから、「北芝健」て名前も、覚えたくて覚えたんじゃなくて、自然に覚えちゃった。

それで、あたしは、この北芝健の何が気になってるのかっていうと、1つ目は、「ミケンのシワ」だ。これが、「刑事をやってたから厳しい表情になった」っていうんなら、そんなに気になんないんだけど、この人の場合は、「刑事をやってたから厳しい表情になった‥‥って雰囲気を演出するために、ワザとミケンにシワを寄せてる」ってふうに見えちゃうのだ。ようするに、本物の刑事じゃなくて、テレビドラマの刑事って感じで、一般の人たちが、「きっと本物の刑事ってこんな感じなんだろうな」って思い浮かべる人物像を演じてるようにしか見えないのだ。だって、本物の刑事だったら、どこに潜んでるか分かんない犯人に、自分が刑事だってことを悟られないようにするワケで、あの人みたいに、「いかにも刑事です」みたいな表情はしないと思うからだ。

だから、あたしは、別に、北芝健が元刑事だってことを疑ってるワケじゃなくて、「刑事をやってたころは、あんなミケンのシワなんか無かったんじゃないか?」ってことを疑ってる。つまり、「刑事をやめて、元刑事ってことを売り物にしてテレビに出るようになってから、いかにも元刑事って雰囲気を出すために、ワザとミケンにシワを寄せてるんじゃないか?」ってふうに疑ってるのだ。だって、あんな、見るからに「刑事刑事した刑事」なんて、ドラマやマンガの世界じゃあるまいし、現実の警察には存在しないと思うからだ。あたしが知ってる刑事さんたちは、普通のおじさんみたいな人か、ホニャララ団の構成員みたいな人か、どっちかしかいない。

‥‥そんなワケで、あたしは、北芝健の「ミケンのシワ」に関しては、気になるって言っても、テレビ朝日の「愛のエプロン」の武内絵美アナのレベル2くらいの気になり方で、ハッキリ言うと、そんなには気になってない。それよりも、あたしが気になってる2つ目、北芝健の「しゃべり方」に関してのほうが、レベル10を振り切って、レッドゾーンに突入しちゃうくらい、ホントに気になりまくってる。それは何かって言うと、北芝健て、とにかく、「ですねー」を連発するのだ。たとえば、「この事件はですねー、犯人がですねー、事件現場からですねー、駅までですねー、向かう途中にですねー、この川の橋をですねー、渡りかけた時にですねー、反対車線をですねー、走って来た軽トラックにですねー」って感じで、まるで九官鳥の霊か何かに取り憑かれちゃってるみたいに、すべての言葉のあとに「ですねー」をつけてしゃべるのだ。

あたしは、コレが、気になっちゃって気になっちゃって、テレビに北芝健が出てると、いつも「ですねー」の数を数えちゃう。だから、カンジンのコメントの内容なんかぜんぜん聞いてないし‥‥っていうか、「ですねー」の連発が気になっちゃって、コメントどころじゃなくなる。ちょっと前に、秋田の小学生殺害事件のことをしゃべってた時なんか、あたしは自宅にいたから、手元にあった目覚まし時計の秒針を見ながら数えてたんだけど、1分間に34回も「ですねー」って言ってたのだ。短い時間にたくさんのことを言おうとして、いつもより早口でしゃべってたこともあるけど、それにしても、これは異常すぎる。「ですねー」を1回言うのに掛かる時間が1秒だとしたら、北芝健は、1分間のコメントで、意味のあることをしゃべってるのはたった26秒で、あとの34秒は「ですねー」を繰り返してるだけなのだ。だけど、「ですねー」は1秒じゃなくて、正確に計れば1秒以上掛かってると思うから、実際には、もっと内容が少なくなると思う。

もちろん、誰にだって口癖ってもんはあるし、「えー」とか「あのー」とか、そういった言葉をいっさい使わないで、ムダな言葉をゼロでしゃべる人なんていないだろうから、どんな人だって、1分間のコメントをすれば、そのうちの1割とか2割とかは、内容の無い部分もあるだろう。だけど、いくらなんでも、たった1分間の中で、無意味な「ですねー」を34回も連発して、与えられた時間の半分以上もムダにしてるってのは、あまりにもワンダホーだと思う。しゃべってる本人は何も気にならないんだろうけど、聞いてるこっちとしては、2秒に1回は「ですねー」を聞かされてるワケで、サスガのあたしも、ここまで連発されると、もはやコメントなんかどうでも良くなっちゃって、つい、「ですねー」を数え始めちゃうのだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、北芝健の「ですねー」のことが頭から離れないほど気になっちゃって、この人って、生まれてから今までに何回くらい「ですねー」って言ったのかな?‥‥ってことまで気になり出しちゃった。だけど、子供のころには、今みたいに「ですねー」を連発してたワケはないだろうし、この口癖を言うようになったのは、テレビに出るようになってからだと推測した。でも、あたしは、北芝健が、いつごろからテレビに出てるのか知らないから、「あたしがチラチラと目にするようになってから」ってことにすると、ここ2~3ヶ月くらいかな? だから、もしかすると、今年の3月まで刑事をやってて、4月からテレビとかに出るようになった人なのかも知れない。

で、北芝健が、今までに言った「ですねー」の総数だけど、テレビに出てる時だけじゃなくて、家族とかお友達とか以外の、あらたまってしゃべるような相手に対しては、やっぱり、あの口調なんだと思う。だから、テレビに映ってないからって、あたしは安心してらんない。今、この瞬間も、ミケンにシワを寄せた北芝健が、どこかで誰かを相手にして、「ですねー」を連発してるかも?って想像すると、気になって何も手につかなくなる‥‥ってのは大ゲサだけど、たとえば、北芝健が、新星堂に行って、「あのですねー、今日はですねー、この前ですねー、予約しといたですねー、AKB48のですねー、DVDがですねー、入荷したって聞いたからですねー、受け取りにですねー、来たんですねー」なんて言ってるかもしんないし、駅前のドコモショップに行って、「あのですねー、この前ですねー、ここでですねー、ケータイのですねー、電池パックをですねー、溜まってたポイントでですねー、交換してもらったんですねー、でもですねー、それから1週間しかですねー、経ってないのにですねー、もうですねー、すぐにですねー、充電の目盛りがですねー、1個になっちゃうんですねー」なんて言ってるかもしんないと思うと、気が気じゃなくなる。

だから、コレは、あくまでも、何の根拠もない単なる推測だけど、北芝健が、テレビ出演や、その打ち合わせや、その他の「あらたまった会話」をしてる時間を1日のうちに「4時間」てことにして、そのうちで、北芝健がしゃべってるのは、半分の「2時間」てことにする。そうすると、1分間に34回の「ですねー」は、120分で120倍になるから、1日に4080回の「ですねー」を言ってるってことになる。「1日にそんなに、あらたまった会話はしないだろう」って思う人もいるかもしんないけど、何かの講演会とかに呼ばれれば、1時間とか2時間とか、ひとりでしゃべり続けるワケだし、そうなったら、その1本の講演だけで、1日ぶんの「ですねー」のノルマを達成しちゃうだろう。そして、その日、それ以外の場面でも、あちこちで「ですねー」を連発してたら、その日は、4080回どころか、2倍の8000回くらい言ってるかもしんない。

だから、1000回とか2000回とかの日もあれば、8000回とか10000回とかの日もあって、平均すると、1日に4000回前後なんじゃないかってことが推測される。そうすると、4月から今までの4ヶ月間なら、約120日で、約48万回ってことになる。そして、このペースで、「ですねー」の連発を1年間続けると、146万回になる。146万回ってことは、単純計算すると、一睡もしないで、24時間ずっと、「ですねー、ですねー、ですねー、ですねー」って言い続けたとしても、約20日間にもなる。つまり、北芝健は、1年365日のうち、約20日間は、「ですねー」って言葉を言うためだけに、時間をムダにしてるってワケだ。

これが、あと10年続けば、「ですねー」を言ってる時間は、200日になる。20年続けば、400日になる。あたしは、北芝健が何才なのか知らないけど、見た感じは、まだ40代かそこらだと思うから、ナニゴトも無ければ、最低でもあと20年くらいは生きると思う。そして、あと20年生きると仮定して考えると、そのうちの400日間、つまり、1年以上もの時間を「ですねー、ですねー、ですねー、ですねー」って言い続けてるだけで、ムダに過ごしちゃうってワケだ。だから、年数としては20年生きても、内容としては19年しか生きれなかったことになって、ものすごく、もったいないと思う。

逆に言えば、北芝健は、この「ですねー」って口癖さえやめれば、1年で20日間、20年で1年間以上も、時間を長く使えるようになるってワケだ。だけど、北芝健が、この「きっこの日記」を読んでるわきゃないし、あたしがワザワザ何らかの方法を使って教えてあげる義理もないし、つまり、この健‥‥じゃなくて、この件に関しては、このまま放置する。でも、せっかく、こんなに長いことあれこれと書いて来たんだから、今回の北芝健のケースを自分のことに有効利用したいと思う。それは、北芝健の「ですねー」と同じように、あたしにも、自分じゃ気づいてない「時間のムダ」があると思うから、それを発見して、改善することによって、今まで、知らず知らずのうちにムダにして来た時間を取り戻そうって作戦だ。名づけて、「北芝健は反面教師大作戦」だ。

‥‥そんなワケで、あたしが、まず思い浮かんだのが、この「‥‥そんなワケで」だ。これは、多い時は、1日の日記に5~6回は使ってる。だけど、ここだけの話、この「‥‥そんなワケで」は、他の「ビックル一気飲み」とか「ジンジャエール」とか「アリエナイザー」なんかと同じく、文字登録しちゃってるから、呼び出して打ち込むのに1秒も掛からない。だから、この言葉を使わなくしても、ほとんど時間短縮にはならないし、口癖とかじゃないと意味が無いと思う。だけど、あたしにも多少は口癖があるけど、北芝健の「ですねー」みたく、1分間に何十回も言うような、病的な口癖なんか無いから、しゃべり方を気をつけても時間短縮にはならない。やっぱ、あたしの場合は、毎朝の「最低40分、場合によっては1時間以上」のメーク時間や、1日に何度かメークを修正する10分、15分の時間を半分にでもすれば、それだけで1日に30分以上は短縮できるんだけど、これだけは絶対に譲れない時間だから、現実的にはムリな話だ‥‥っていうか、良く考えてみたら、あたしには、ムダにしてる時間なんて最初から無かったと思う今日この頃なのだ。


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2006.08.08

本物のスポーツには本物の感動

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F1の第13戦、ハンガリーGPだけど、あたしは、ホントに久しぶりに、レースらしいレースを観られて、すごく楽しかったし、すごくワクワクドキドキできた。最後なんか、感動して泣いちゃったよ。ニポン中をドッチラケにさせちゃった前代未聞の八百長ボクシングのセイで、なんか、言いようのない悲しさみたいな、ものすごく嫌な気持ちになってたけど、本物のスポーツを観たら、気分がスカッとした。やっぱ、F1て、紳士のスポーツだ‥‥なんてことも言ってみつつ、ハンガリーのことをリトル説明しとくと、ハンガリーって国は、東ヨーロッパにある。こんなこと言わなくてもいいとは思うんだけど、万が一、山本一太みたいに、イラクがどこにあるのかも知らないクセに、自衛隊のイラク派遣を強烈に支持しちゃうような大バカがいたら困るからだ。

で、ハンガリーは、ニポンの4分の1くらいの面積で、人口は約1000万人、ニポン人は400人くらい住んでて、首都はブダペストだ。そして、そのブダペストの郊外にあるのが、オーバーテイクが難しくて、ポールをとったマシンがそのまま優勝しちゃうことが多いサーキット、「ハンガロリンク」ってワケだ。つまり、モナコGPとおんなじように、予選での結果が決勝に大きく反映されるサーキットってワケで、あたしは、いつにも増して、予選に注目してた。

そしたら、その予選の前のフリー走行で、大変なことが起こっちゃった。金曜日のフリー走行では、追い越し禁止のイエローフラッグ中に、アロンソ(ルノー)がドーンボス(レッドブル)を抜いちゃった上に、ワザとドーンボスに幅寄せしたりブレーキングした「走路妨害」で、予選の最速タイムに「2秒加算」のペナルティーのワッキーの芝刈り機が「ブイーン!」になっちゃったのだ。そして、次の日、土曜日の予選前のフリー走行では、シューマッハ兄(フェラーリ)が、バトン(ホンダ)のマシンがトラブルを起してレッドフラッグが振られてた時に、減速したアロンソとクビカ(ザウバー)の2台を抜いちゃって、これまた、予選の最速タイムに「2秒加算」のペナルティーのヒデさんが「ロナウジーニョ !」ってなっちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、アロンソとシューマッハ兄っていう、トップを争ってる2人が、揃いも揃って「2秒加算」のペナルティーを受けちゃって、予選の第2セッションで脱落しちゃって、ここ最近、見たこともないような珍しいスターティンググリッドが出来上がっちゃった。


1.ライコネン(マクラーレン)
2.マッサ(フェラーリ)
3.バリチェロ(ホンダ)
4.デラロサ(マクラーレン)
5.ウェバー(ウィリアムズ)
6.シューマッハ弟(トヨタ)
7.フィジケラ(ルノー)
8.トゥルーリ(トヨタ)
9.クビカ(ザウバー)
10.ハイドフェルド(ザウバー)
11.シューマッハ兄(フェラーリ)
12.クルサード(レッドブル)
13.バトン(ホンダ)
14.アロンソ(ルノー)
15.モンテイロ(ミッドランド)
16.リウッツィ(トロロッソ)
17.ロズベルグ(ウィリアムズ)
18.佐藤琢磨(スーパーアグリ)
19.スピード(トロロッソ)
20.山本左近(スーパーアグリ)
21.アルバース(ミッドランド)
22.クリエン(レッドブル)


てなワケで、クリエンは13番グリッドだったんだけど、ピットスタートになったため、14番以下がひとつずつクリエン上がった(笑)‥‥なんて、あたしが寒いオヤジギャグをかましちゃったセイなのか、暑いハズのハンガロリンクは、雨が降って気温も下がった。決勝のスタート時には、雨は上がってたけど、空は暗くてまたすぐに降って来そうだし、コースも濡れてるので、今年で21年目を迎えるハンガリーGPで、初の「ウェット宣言」が出た。当然、各マシンはウェットタイヤを履いてるんだけど、あたしたちが普通の車で雨の日に走るのと違って、いくら雨用のタイヤを履いたからって、ものすごいトルクを持ったF1マシンだから、ちょっとのミスで大変なことになる‥‥なんて言ってるソバから、吉田照美よりもやる気マンマンなデラロサが、フォーメーションラップの時点で、すでにスピンしてやがる(笑)

とにかく、オーバーテイクの難しいサーキットだから、スタートでどこまで順位を上げられるかってことと、あとは、どこでピットインさせるかっていうチームの作戦が順位を決める。で、スタートしたら、バリチェロがナイスなライン取りで、マッサをパスして2番手で1コーナーに突っ込んだ。後ろのほうでは、やっぱり、シューマッハ兄とアロンソがバツグンのスタートを決めてて、ダンゴ状態に手を焼きながらも、なかなかグッドな位置につけてる。とにかく、どのマシンも、ウェットな路面なんてお構いなしに、水しぶきを上げながら、1台でも抜こうと、右へ左へのチキチキマシン猛レース状態で、ケンケンも思わず「シシシシシシ‥‥」って笑いそうなイキオイだ。

で、やっと順位をちゃん確認できるカメラアングルになったので、マバタキしないでシッカリと確認すると、トップは岩石オープン‥‥じゃなくて、マクラーレンだからライコネン、2番手はバリチェロ、3番手もマクラーレンだからデラロサ、4番手がフェラーリだからマッサ、その後ろの水色のはフィジケラで、えっ? フィジケラをアオッてる赤いのって、フェラーリじゃん!‥‥ってことは、11番グリッドからスタートしたシューマッハ兄、もう6番手まで上がってるの? スゴスギ~♪‥‥つーか、その後ろに白いのと水色のが来たけど、バトンとアロンソじゃん!スタートしてから半周で、7番グリッドからのフィジケラと、11番グリッドからのシューマッハ兄と、13番グリッドからのバトンと、14番グリッドからのアロンソが、トップ集団に飛び込んで来たんだ! おお~! こりゃすごい! あたしゃ、コーフンして来たぞ~! 去年は、ココでものすごい多重クラッシュがあって、クリエンが死ぬとこだったけど、今年はキレイな突っ込みで、いいレースが期待できそうだ。

あれ? 1コーナーで止まってるマシンが映った‥‥と思ったら、山本サコンだったから、レースとは関係無いから、どうでもいいや。でも、サコンのセイでイエローフラッグが振られて、追い越しできなくなる寸前に、フェラーリをインから抜くルノーが映って、画面の上には、「6位マッサ VS 7位アロンソ」って出た‥‥ってことは、さっき、あたしがマッサだと思った4番手のフェラーリは、シューマッハ兄だったの? うわ~! ホントにスゴスギ~♪

オープニングラップを終えたとこで、画面の下に順位が出たから、それでちゃんとチェキすると、トップがライコネンで、以下、バリチェロ、デラロサ、シューマッハ兄、フィジケラ、アロンソ、マッサ、クビカ、クルサード、ハイドフェルド、バトン、シューマッハ弟、リウッツィ、トゥルーリ、スピード、タクマ、ウェバー、モンテイロ、ロズベルグ、クリエン、アルバースの順だった。ここで、画面の下の国際映像の順位に続いて、画面の右のフジテレビのニポン語の順位が出た。それで、あたしは、「へ?」って思ったんだけど、8番手の「クビカ」のことを「クビサ」って書いてある。それで、あたしは、ずっと「クビカ」だと思ってたから、レースが終わってから調べてみたんだけど、「Robert Kubica」は、英語読みだと「ロバート・クビカ」、母国のポーランド語読みだと「ロベルト・クビサ」になるそうだ。だから、どっちでも間違いじゃないみたいだ。ただし、「ロバート・クビサ」ってふうに、英語読みとポーランド語読みが混ざるのは、良くないと思う。

それにしても、この「きっこの日記」で、「ビルヌーブ」なんだか「ヴィルヌーブ」なんだか「ビルニューヴ」なんだかって、サンザン迷ったヴィルヌーブのアトガマが、またまた表記で悩んじゃう名前のドライバーだなんて、なんていう因果なんだ‥‥なんてことも言ってみつつ、この前のドイツGPで、自分のミスでクラッシュしちゃったヴィルヌーヴは、いよいよチームから見放されたみたいで、「オレは、首か?」って聞いたら、「首さ」って言われたのかもしんない。だから、ここまでは「クビカ」って書いて来たけど、母国語の発音にならって、ここからは「クビサ」って書こうと思う。何でかっていうと、アトから知ったんだけど、「クビサと読むようにお願いします」って、本人から正式なリリースが出たからだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、ここまで書いて来たのに、「まだ1周」ってのが気になる。なにしろ今回のレースは、ミドコロも書きたいこともマウンテンだから、いつもの調子で大幅にハショッたりできそうもないからだ。ま、あたしは書いてて楽しいから、どんなに長くなってもいいんだけど‥‥なんて言ってたら、クビサがスピンしてる。デビュー戦が「雨のハンガリー」ってのもプチかわいそうだけど、ちゃんとマシンを回して、レースに復帰した。トップ集団では、フィジコがアロンソに道を譲り、チームプレイでシューマッハ兄の追撃を始めた。あっ! ウェバーがスピンしたのか、コースアウトしてリタイアしちゃった! 13番グリッドからのスタートのバトンは、2周目で11番手、3周目で9番手と、着実に順位を上げてる。バリチェロも、今日はマシンの調子がいいみたいだけど、ホンダの十八番の「レース後半でのマシントラブル」ってのがあるから、あんまり期待はできない。

で、3周目からの、シューマッハ兄とアロンソのバトルが熱い!ブリジストンとミシュランのポテンシャルの差なのか、フェラーリとルノーの挙動がまったく違う。モノサシで計ったみたいな基本的なライン取りで、アウト・イン・アウトの慎重なコーナリングをしてくシューマッハ兄に対して、コーナーのたびにアウトからオラオラ状態でアオリまくるアロンソ。テクニックの差じゃなくて、完全に、マシンの差だ。ママチャリに乗ったシューマッハ兄と、スクーターに乗ったあたしなら、あたしのほうが勝つと思うけど、まるでそんな感じだった。コーナーでアウトから抜かれて行ったシューマッハ兄は‥‥っていうか、フェラーリは、屈辱的だった。だけど、レースはまだ4周目、まだまだ何が起こるか分かんないし、この日記もどこまで長くなるのか分かんない(笑)

CMが明けると、今度は後方の、12番手のトゥルーリと13番手のスピードとのバトルをスピードのオンボードカメラから映しつつも、スピードのチームメイトのリウッツィのスピンのシーンを折り込んでるし、毎年のことだけど、ハンガリーGPの国際映像は、ヤタラとクオリティーが高い。フジテレビは、ハンガリーのテレビ局に弟子入りして、F1中継ってもんをイチから勉強したほうがいいと思う。しばらく前から降り始めた雨が、だんだん大粒になって来て、カメラのレンズにも雨粒が目立つようになって来たんだけど、これも、臨場感のひとつだ。ヤラセやシコミの演出しかできないニポンのテレビ局なら、こういった「自然の効果」を理解できずに、コマメにレンズを拭いちゃって、レンズを拭いてる手まで放送しちゃうとこだろう。

‥‥そんなワケで、2番手を走行しつつも、なかなかタイムが上がらないバリチェロは、4周目にはデラロサに抜かれちゃって、5周目にはタイヤ交換のためにピットインした。たぶん、エクストリーム・ウェットタイヤ(チョー雨用タイヤ)から、スタンダード・ウェットタイヤ(普通の雨用タイヤ)に換えたっぽい。だけど、タイヤだけじゃなくて、マシンも他のチームのに交換できたら、この位置のバリチェロなら優勝できるんだけどな~なんて思いつつも、めくるめくレース展開に、画面から目が離せない。こんなに楽しいレースは、ホントに久しぶりだ‥‥なんて言ってたら、バトンが、4番手のシューマッハ兄をインから押し出すように抜き去った。バトンのマシンのリアウイングに書いてある「DON'T WALK」の文字が、誇らしげに見えた。

そして、雨が少しずつ強くなって来た7周目には、今度はフィジコがシューマッハ兄を執拗にアオッてる。ライコネン、デラロサ、アロンソ、バトン、シューマッハ兄、フィジケラ、マッサって順番で、フェラーリの2台は、グリップの無いタイヤに苦戦してる。他のマシンはガンガン攻めてるのに、フェラーリの2台は、仕掛けて来るマシンを必死にブロックするのと、ストレートで逃げるのが精一杯で、コーナースピードがぜんぜん違う。後ろのほうでは、クリエンが仙豆(せんず)の効果もむなしく、スピンしてリタイアしてる‥‥なんて言ってるソバから、マッサがスピンしてワルツを踊ってる。シューマッハ兄は、ストレートでつけた僅かな差をコーナーで一気に縮められて、コーナーのたびにインにツッコミを入れて来るフィジコのノーズに手を焼いてる。そして、タイヤ同士を接触させるほどの熱いバトルを繰り広げつつ、こんないいところでCMへ。

で、CMが明けたら、また、シューマッハ兄を追いかけてるフィジコが映ってたから、あたしは、テッキリ、さっきの続きだと思ってたんだけど、ふと、画面の上の周回数の表示を見たら、ナナナナナント! 14周目になってた! ここまで、ワクワクドキドキしながら観て来た7周と、おんなじだけの周回をたった1分のCMの間に、ハショッちゃったんだ‥‥。フジテレビとしては、順位が変わってないから、これサイワイにと、スポンサーへのオベンチャラのために大幅カットしたんだろうけど、クソの役にも立たないダウンタウンの浜ちゃんの無意味レポなんかに10分も割くんなら、そのぶん、レースをちゃんと放送しろよ! あ゛~~~このカットされた7周が見た~~~い!

‥‥そんな感じの走行をソーコーしてるうちに、2番手のデラロサが最初のピットイン。そして、デラロサがコースに戻ると同時に、シューマッハ兄とフィジコが2台並んで、水しぶきを上げながら爆走して来た。ここの絵は、たまんないほどカッコ良かった! そして、フィジコがインに突っ込んで、ついにシューマッハ兄を抜くも、すぐにシューマッハ兄が抜き返そうとしたら、それをブロックしたフィジコのリアタイヤがヒット! シューマッハ兄のオンボードカメラからは、フロントウイングがガコガコしてるフェラーリのノーズ越しに、ルノーの後姿がしぐれてゆくか‥‥なんて、山頭火みたいなことも言ってみつつ、シューマッハ兄はジンジャエールにピットインしたけど、フロントウイングを交換して、タイヤを換えて、燃料を入れて、12秒5、サスガ、フェラーリチームは仕事が速い!‥‥って言っても、このアクシデントと、その他モロモロで、25周目くらいには、シューマッハ兄の後ろに、トップを走るアロンソが迫って来た。そして、シューマッハ兄は、屈辱の周回遅れにさせられちゃった。

この「その他モロモロ」の中には、21周目のロズベルグのクラッシュとかも入ってるんだけど、そんなことも含めて、知らないうちに「25周目」になってたっていう、あたし的なハショリってワケだ。それで、26周目には、すごい速さでコーナーに入って来たライコネンが、前を走る周回遅れのリウッツィの遅さを判断ミスしたみたいで、ぜんぜんブレーキングが間に合わなくて、激突しちゃった。この日、25才のお誕生日を迎えたリウッツィは、ライコネンから最悪のバースデープレゼントをもらっちゃったってワケだ。これで、2台ともリタイアになって、セーフティーカーが入って、このチャンスにとばかりに、色んなチームが作戦を変更して、マシンがバタバタとピットインし始めた。各マシンがコースに戻り、順位は、アロンソ、バトン、デラロサ、バリチェロ、ハイドフェルド、クルサード、シューマッハ兄、シューマッハ弟、マッサ、クビサ、スピード、トゥルーリ、タクマ、アルバース、モンテイロってワケで、ここでピットインしなかったシューマッハ兄が、周回遅れを取り戻して、すでに7番手につけてる。すごい!すごい! まだまだ分かんない状況が続いてる。

‥‥そんなワケで、雨が上がって、少しずつ路面が乾いて来て、おんなじコース上に、濡れた場所と乾いた場所が見えて来た。各チームは、ドライタイヤに換えるタイミングを見始めた。そして、タイヤ交換合戦が始まって、ビミョ~に順位を入れ替えながら、レースは終盤へともつれ込んでった。ここでの各チームのピット作業も書きたいんだけど、あまりにも長くなっちゃうから、やっぱりハショルことにした。で、デラロサをパスして、バトンが2番手まで上がった50周目、トップのアロンソがドライタイヤに換えるためにピットインしたから、自動的にバトンがトップに立った! あたしが生きてるうちに、トップを走るホンダのマシンが見られるなんて、作戦上の結果が大きいとしても、一応は、ニポンのF1マシンが、フェラーリよりも、ルノーよりも、メルセデスよりも、前を走ってるのだ!

でも、アロンソがコースに戻って来たら、アッと言う間に抜き返されちゃうんだろうな‥‥なんて思ってたら、コースに戻ったアロンソは、まっすぐに走れない。最初は、ドライタイヤがグリップしないのかな?って思ってたんだけど、ナナナナナント! ドライブシャフトのトラブルで、コーナー手前でタイヤがロックして、そのままバリアに突っ込んでリタイアしちゃった! あたしは、この瞬間、「よっしゃ~!」って叫んでコブシを突き上げちゃったよ。あたしは、オリンピックのフィギュアスケートで、荒川静香の前のスルツカヤが転倒した時に、テレビの前でガッツポーズをしたヤツラのことを批難したけど、このアロンソのリタイアでガッツポーズした人たちは、心からモータースポーツを愛する紳士淑女たちだろう。だって、状況がぜんぜん違うからだ。アロンソは、たとえ今回リタイアしたって、2位のシューマッハ兄には11ポイントもの差をつけてるんだから、今回、シューマッハ兄が優勝して10ポイントを獲得したって、それでもトップは変わらない。ただ、残り6戦もあることを考えたら、ここでちょっとでも2位との差が縮まってたほうが、残りのレースが楽しくなるってことだ。

ま、シューマッハ兄は、今の状況で、今の位置からの優勝は難しいけど、それでも、一時は周回遅れにまでされたのに、それを巻き返しての現在3番手だから、このままチェッカーを受ければ、6ポイントが手に入る。これは、あまりにも大きい。さらには、2番手とのタイム差が30秒近くあったトップのバトンが、ここでピットインして、6秒でタイヤを換えて、そのままトップでコースに戻ったので、バトンの優勝も濃厚とんこつスープになって来た。2番手だったハイドフェルドもピットインして、ああ~! 残り15周で、バトン、シューマッハ兄、デラロサ、ハイドフェルド、バリチェロっていうこの順位、バトンに初優勝させてあげたいのは当然として、シューマッハ兄には、2位をキープするか、最低でも3位の6ポイントは押さえて欲しいし、当然、バリチェロには表彰台を狙って欲しいし、デラロサもハイドフェルドも、ここまでがんばって来たんだから、シャンパンファイトさせてあげたいし、あたしは、いったい誰を応援すればいいの?(笑)

‥‥そんなワケで、あまりにも素晴らしい展開に、あたしのコーフンは絶頂に達しつつも、先頭集団5台の中で、唯一、ウェットタイヤでがんばってるシューマッハ兄が、リトル心配になって来た。ドライタイヤに交換した他のマシンは、どんどんタイムを上げてるのに、グリップの無くなったウェットタイヤのシューマッハ兄は、どんどんタイムが下がってる。そして、残り10周で、チームメイトのマッサは、ドライタイヤに換えるためにピットインした。だけど、3番手のデラロサにガンガンにアオられ続けてるシューマッハ兄は、タイヤ交換のためにピットインするってことは、戦線離脱を意味する。つまり、ブリジストンのゴムを信じて、このままチェッカーを目指すしかないってワケだ。

まるで、前半で、フィジコをブロックしてた時みたいに、激しく追随するデラロサに対して、ストレートでの加速と、巧みなブロックで、必死に対抗するシューマッハ兄だけど、もうタイヤが悲鳴を上げてる。そして、ついに、残り4周のシケインで、デラロサにかわされ、シューマッハ兄はコースアウトしつつも、そのままコースに戻った。そして、「3位でも、ま、いっか!」なんて思ってたのもトコノマ、今度は、4番手のハイドフェルドが、グリップを失ったシューマッハ兄に襲い掛かる。そして、残り3周で、ハイドフェルドが3番手に!‥‥っていうか、シューマッハ兄がスローダウンして、ヘロへロ走行してる! ああっ!コースを外れて、ピットに戻っちゃった‥‥なんてこった‥‥今シーズン最大のチャンスだったかも知れないのに、あと3周でリタイアだなんて‥‥。フリー走行じゃ、アロンソと仲良く「2秒のペナルティー」を食らい、それでも、決勝が始まったら、アロンソと仲良くトップ集団へと躍り出て、だけど、結局は、アロンソと仲良くリタイアだなんて、お前ら、デキてんのか!?

シューマッハ兄は、残り3周でのリタイアだから、完走扱いにはなるけど、ポイントがとれなきゃ意味が無い。ま、これだけ書いて来ても、あたしは、シューマッハ兄じゃなくてフェラーリを応援してるだけだから、これはこれとして、サクッと他に目を向けると、バトンがトップでチェッカーを受けて、フジテレビは、「ホンダは39年ぶりの優勝です!」とか大騒ぎしてたから、あたしは、まちゃまちゃみたいに、「はあ?」って感じになった。だって、39年前って、あたしはぜんぜん生まれてないけど、あたしは、ホンダの優勝を何度も何度も観てるからだ。だけど、良く聞いてみたら、「オールホンダで」ってことだった。あたしが観てるのは、ウィリアムズホンダとかマクラーレンホンダとかロータスホンダとかで、シャシーもエンジンもぜんぶホンダってワケじゃないから、そうなると、「ホンダは39年ぶりの優勝です!」ってことになるみたいだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、表彰台の一番高いとこに立ったバトンを見て、そして、F1の表彰式で「君が代」が流れたのを聴いて、胸がジーンとして、涙が止まらなくなった。スタジオで、バトンの大ファンの山田優ちゃんも感動してると思ったら、感動してる山田優ちゃんの姿を想像して、さらに胸がジーンとした。だけど、いつも思うことだけど、「君が代」ってカッコ悪い曲だよね。他の国の国歌って、どこのもみんなそれなりにカッコイイのに、「君が代」って、何であんなにダサいんだろう。そろそろ、新しい曲にしてくれればいいのに‥‥ってワケで、2位のデラロサも、3位のハイドフェルドも、みんなサイコーの笑顔で、久しぶりに感動的な表彰式だった。4位はバリチェロ、5位はクルサード、6位はシューマッハ弟、7位のクビカはデビュー戦での入賞だ。そして、8位のマッサまでがポイント圏内だから、かろうじてフェラーリは、チームポイントだけは、ちょっとだけ詰めることができた。9位はあまりにもアンラッキーなシューマッハ兄、10位はモンテイロ、11位はアルバース、12位はスピード、13位はトゥルーリ、14位はタクマで、ここまでが完走扱い、残りはリタイアだった。とにかく、ホントに素晴らしいレースで、あたし的には、あと2~3回は巻き戻して観ようと思う今日この頃なのだ。


【補足です】
レース終了後、7位のクビサが車重違反のために失格になりました。そのため、8位のマッサが7位に繰り上がり、9位のシューマッハ兄が8位に入賞し、フェラーリとしても、シューマッハ兄としても、リトル嬉しい状況になりました。


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2006.08.07

原爆の日

61年前の今日、昭和20年8月6日、午前8時15分、広島に原爆を落とされた。エノラ・ゲイ(B29)から落とされたリトル・ボーイ(原爆)は、現在の原爆ドームの上空、約600m地点で爆発し、半径2kmの建物をすべて破壊し、14万人の罪もない人たちを焼き殺した。そして、その後の放射能被害による死者も入れると、20万人以上の人たちが殺された。たった1発の爆弾が、20万人以上の人たちの命を奪ったのだ。

 

そして、3日後の8月9日、午前11時2分には、今度は長崎に原爆を落とされた。ボックス・カー(B29)から落とされたファット・マン(原爆)は、広島に落とされたウラン爆弾よりも強力な、プルトニウム爆弾だった。しかし、平地だった広島と違って、谷になっている長崎は、地形的に爆風が広範囲には広がらなかった。それでも、7万人もの人たちが殺され、その後の死者も入れると、15万人もの人たちが殺されたのだ。そして、もしも、長崎が広島と同じような平地だったら、この4倍から5倍の人が殺されていたと言われている。

 

だけど、こんなことを言うと怒られるかも知れないけど、戦争を体験してないあたしは、こういう話を聞いても、海の向こうの戦争の話を聞いてるようで、ピンと来ない部分もあった。15万人が殺された、20万人が殺されたって言われても、想像を絶する数字だし、実感が湧かなかった。たとえば、戦争を体験してなくても、広島や長崎に生まれてて、自分の親や親戚とかに原爆の被害者がいたりすれば、子供のころから原爆ってものをもっと深く考えさせられてたと思うんだけど、あたしにとっての原爆は、子供のころに学校で最低限のことだけを習っただけだで、ハッキリ言うと、よその国の出来事みたいに感じてた。

 

それとは逆は、あたしは、両親ともに何代も前から東京なので、原爆を落とされたのと同じ年の、3月10日と5月25日の「東京大空襲」のことは、おばあちゃんから何度か聞かされてた。おばあちゃんのダンナさん、つまり、あたしのおじいちゃんなんだけど、その人は、戦争でナントカ島へ行かされて、そこで殺されたそうだ。だから、おばあちゃんは、結婚して、あたしの母さんを産んで、それから何年もしないうちに、大切なダンナさんを国に殺されたのだ。それから、おばあちゃんは、ものすごい苦労をして、女手ひとつで、あたしの母さんを育てた。

 

ちなみに、東京大空襲では、あまりにも東京中がメチャクチャにされて、数え切れないほどの人たちが殺されたから、未だに正確な死亡者数は分かってないんだけど、ものすごくアバウトなとこで、「7万人から10万人」て言われてる。だから、長崎の原爆と同じくらい数の人たちが殺されてるのだ。

 

これは、あたしの想像だから、間違ってたら申し訳ないんだけど、広島や長崎の人たちは、「東京大空襲」って聞いても、ピンと来ないんじゃないかって思う。広島や長崎の人たちにとったら、戦争って言えば原爆だと思うし、「東京大空襲」ってのがあったことくらいは知ってても、実感を持ったイメージは無いと思う。だけど、あたしは、戦争は体験してないけど、自分のおばあちゃんが、幼い母さんを抱き抱えて東京大空襲の中を逃げまわった話を聞いてるし、おじいちゃんも戦争で殺されてるから、遠い地域に落とされた原爆のことよりも、東京大空襲のほうに実感がある。

 

なんか、変な書き方をしちゃったけど、あたしが言いたかったことは、たった1人でも、自分の肉親や知り合いが被害に遭ってると、その事件をすごく身近に感じるけど、そうじゃない場合には、どんなに多くの人たちが被害に遭ってても、「大変だったんだな」とか、「ものすごく悲惨だったんだな」とは思うけど、実感が湧かなくてピンと来ないってことだ。たとえば、インドで満員のバスが谷に落ちて50人亡くなったってニュースを聞けば、大変なことだと思うし、亡くなった人たちやその家族は気の毒だと思うけど、それだけで終わっちゃう。だけど、家の近くで、新聞にも載らないような小さな交通事故があったとしても、その被害者があたしの肉親や知り合いだったら、あたしにとっては、インドのバスの事故よりも、こっちのほうが大きな事件になる。

 

だから、知り合いじゃない人の話でも、実際にその被害に遭った人の話を具体的に聞いたりすると、その事件がグッと身近に感じられるようになる。たとえば、これは「人」じゃないけど、上野動物園のゾウの花子の話がある。有名だから、ほとんどの人が知ってると思うけど、第二次世界大戦中に、逃げ出したら危険だって理由で、花子は餓死させられることになった。それで、花子は、最後まで、エサをもらおうと思って芸を続けたって話だ。これが、「一杯のかけそば」みたいなデタラメな話だったら、感動するどころかウサン臭いだけだけど、花子は実在したゾウだし、この話も本当にあった話だから、多くの人の涙を誘うし、戦争の悲惨さを伝える役割をしてる。

 

‥‥そんなワケで、広島や長崎の原爆に対して、子供のころは、東京大空襲ほどは深く感じられなかったあたしが、今じゃ同じように感じられるようになったのは、長崎のある俳人のことを知ってからだ。それで、昔のあたしと同じように、広島や長崎の原爆のことを聞かされてもピンと来ない人のために、その俳人を紹介しようと思う。「俳人」ていっても、種田山頭火や尾崎放哉(ほうさい)と同じで、五七五の定型や季語にはとらわれない「自由律俳句」の俳人なので、細かいことを言うと、俳人とは呼べない。だけど、この点に関して、あたしの見解を書き始めると、それだけで終わっちゃうから、それはまた別の機会ってことで、今日は、俳人として紹介する。

 

その人は、「松尾あつゆき」という俳人で、明治37年(1904年)に、長崎県北松浦郡に生まれた。地元の高校を卒業後、商業学校の教員になり、その数年後、自由律俳句の大家、荻原井泉水(せいせんすい)を師事して、自由律俳句にのめり込む。種田山頭火や尾崎放哉は先輩で、山頭火が長崎を訪れた時には、あつゆきが長崎を案内をしてる。その後、あつゆきは、結婚して、4人の子をもうけて幸せに暮らしていたんだけど、戦争が始まったため、教員を辞めて、長崎の食料営団に勤務するようになる。そして、昭和20年8月9日を迎えた‥‥。

 

 

 「原爆句抄」    松尾あつゆき

 

 
 八月九日 長崎の原子爆弾の日。
 我家に帰り着きたるは深更なり。
 
 「月の下ひっそり倒れかさなっている下か」

 

 
 十日 路傍に妻とニ児を発見す。
 重傷の妻より子の最後をきく(四歳と一歳)。

 

 「わらうことをおぼえちぶさにいまわもほほえみ」

 

 「すべなし地に置けば子にむらがる蝿」

 

 「臨終木の枝を口にうまかとばいさとうきびばい」

 

 
 長男ついに壕中に死す(中学一年)。

 

 「炎天、子のいまわの水をさがしにゆく」

 

 「母のそばまではうでてわろうてこときれて」

 

 「この世の一夜を母のそばに月がさしてる顔」

 

 「外には二つ、壕の中にも月さしてくるなきがら」

 

 
 十一日 みずから木を組みて子を焼く。

 

 「とんぼうとまらせて三つのなきがらがきょうだい」

 

 「ほのお、兄をなかによりそうて火になる」

 

 
 十二日 早暁骨を拾う。
 
 「あさぎり、兄弟よりそうた形の骨で」

 

 「あわれ七ヶ月の命の花びらのような骨かな」

 

 
 十三日 妻死す(三十六歳)。

 

 「ふところにしてトマト一つはヒロちゃんへこときれる」

 

 
 十五日 妻を焼く、終戦の詔下る。

 

 「なにもかもなくした手に四枚の爆死証明」

 

 「夏草身をおこしては妻をやく火を継ぐ」

 

 「降伏のみことのり、妻をやく火いまぞ熾りつ」

 

 

‥‥そんなワケで、この作品を読んで、涙しない者はいないだろう。母親は、自分も全身が焼けただれていて重症なのに、死にかけている我が子の口に、木の枝をくわえさせ、「うまかとばい」「さとうきびばい」だなんて、あたしは、この悲しみと苦しみの中でのお母さんの思いが、胸に痛すぎて耐えられない‥‥。そして、先に逝った4才と1才の子のあとに、中学1年の長男が、お堀の中から這い出して来て、倒れているお母さんのところまで必死に這って来て、ニコッと笑ったまま、こときれたのだ。

 

その翌日、松尾あつゆきは、拾い集めて来た木を組んで、ガレキの中で、3人の我が子を焼いた。「とんぼう」ってのは「トンボ」のことなんだけど、3人の我が子の亡骸(なきがら)に、焼く前にトンボがとまったことが、せめてもの慰めだったのだ。だって、それまでは、ハエばかりがたかってたんだから‥‥。昨日まで元気だった自分の子供たちが、次の日には焼けただれて死に、その亡骸にハエがたかっているなんて、親として耐えられるだろうか。だからこそ、この1匹のトンボがとまってくれたことが、助けてやれなかった自分自身の気持ちに対する慰めでもあったんだと思う。そして、次の日の朝早く、子供たちの骨を拾った。たった7ヶ月で死んで行った我が子の、小さな小さな骨を「命の花びらのような」だなんて、これほどの悲しみがあるだろうか。

 

これだけでも、あたしだったら、発狂しそうなほどの苦しみなのに、次の日には、奥さんが亡くなった。そして、その奥さんを焼いた日に、戦争が終わった。「なにもかもなくした手に四枚の爆死証明」‥‥なんという悲しみだろう。なんという苦しみだろう。これが、戦争なんだ。これが、未だに、世界のあちこちで繰り広げられてる戦争ってもんなんだ。これは、たったひとりの松尾あつゆきという俳人の話であって、これと同じ思いをした人が、何万人も、何十万人もいたのだ。たった1発の原爆のせいで‥‥。

 

 

 八月灼け六日九日原爆落つ   山崎秋穂

 

 照り返す白紙まぶしき原爆忌   井畑有香

 

 広島忌声あげてゐる影絵たち   小泉八重子

 

 ビル影は地に貼りつきて原爆忌   大東晶子

 

 聴診器胸に祈れり原爆忌   水原春郎

 

 起きぬけの喉の渇きや原爆忌   山口ひろ女

 

 米粒の残る茶碗や原爆忌   山内淳一

 

 原爆の日の拡声器沖へ向く   西東三鬼(さんき)

 

 年輪の歪に曲がる原爆忌   木村聡

 

 原爆忌人は孤ならず地に祈る  飯田蛇笏(だこつ)

 

 死者の数炎の中や原爆忌   清水昶(あきら)

 

 原爆図中口あくわれも口あく寒(かん)   加藤楸邨(しゅうそん)

 

 廃線の枕木を踏む原爆忌   松原英明

 

 八月広島もちの木はふと暗し   友岡子郷(しきょう)

 

 原爆の地に直立のアマリリス   横山白虹

 

 原爆忌乾けば棘をもつタオル   横山房子

 

 わが齢傘寿となりぬ原爆忌   町田しげき

 

 木を擦りて火を出すあそび原爆忌   長谷川双魚(そうぎょ)

 

 折れやすき青のクレヨン原爆忌   黒沢久美

 

 原爆の日の洗面に顔浸けて   平畑静塔(せいとう)

 

 あさがほのはつのつぼみや原爆忌   久保田万太郎

 

 今日の鉦少し重たく原爆忌   福田大日之(たいし)

 

 どの蟻も同じ貌して原爆忌   河野南畦(なんけい)

 

 ビー玉の落ちて弾みし原爆忌   木峯子

 

 手がありて鉄棒つかむ原爆忌   奥坂まや

 

 両の手に拳二つや原爆忌   山崎ひさを

 

 原爆の日の病む手足洗ひをり   石川桂郎

 

 ヒロシマ忌泳ぎし素足地を濡らす   鈴木六林男(むりお)

 

 暑くともなほ暑くとも原爆忌   山田みづえ

 

 キャラメルの赤き帯封原爆忌   吉村明

 

 原爆地子がかげろふに消えゆけり   石原八束(やつか)

 

 糊利いて平らなる褥ヒロシマ忌   澁谷道

 

 原爆忌老女も靴を履くあはれ   殿村菟絲子(としこ)

 

 原爆忌市電無数の手を吊りて   今井勲

 

 川に無数の幽霊の手や原爆忌   田川飛旅子(ひりょし)

 

 原爆忌生きて自愛の卵割る   中村孝一

 

 二つ目の原爆の日も過ぎにけり   三橋敏雄

 

 雀の巣あるらし原爆ドームのなか   沢木欣一

 

 原爆ドーム仔雀くぐり抜けにけり   草間時彦

 

 人も蟻も雀も犬も原爆忌   藤松遊子

 

 原爆の日や白茶けし雀ゐて   森田公司

 

 噴水は水の花束広島忌   杉田久美子

 

 満々と今日の河あり原爆忌   板津尭

 

 原爆忌割れば卵の黄味ふたつ   松本三千夫

 

 夾竹桃炎ゆ広島も長崎も   関口比良男

 

 抱きあげて猫の肋や原爆忌   きっこ

 

 

‥‥そんなワケで、今日は、話題が話題だから、サスガに「~今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?」のフレーズは使わなかったけど、どうしても文章のリズムがとれないので、「‥‥そんなワケで」だけは使わせてもらった。だけど、こんな文章でも、あたしなりに、エリを正して書いたつもりだ。そして、今回の松尾あつゆきの作品を読んで、少しでも、広島や長崎に落とされた原爆の恐ろしさや、その悲惨さを感じてくれた人のために、ヨケイなことは書かずに、原爆に関する俳句を挙げてみた。あたしの日記は長文を売り物にしてるけど、ダラダラと長く書くよりも、たった17音の俳句のほうが、思いを伝えられることもあるからだ。それから、最後に、以前も一度、紹介したことのある「戦争を語り継ぐ60年目の証言」というサイトを紹介する。多くの戦争体験者たちのナマの声を聞くと、心の底から、「二度と戦争という過ちを犯してはいけない」っていう気持ちになる。特に、長崎の寺田修一さんの被爆体験記、「枯れない涙」は、ぜひ読んで欲しいと思う。 

 

 

 ★戦争を語り継ぐ60年目の証言★

 

 

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2006.08.06

お知らせです♪

「きっこの音楽日記」に、初の読者投稿の替え歌をアップしました。

採用されたのは、N・Sさんです。
  ↓
 ★きっこの音楽日記★

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TBSへの質問状

今回、あんなイカサマ親子なんかを担ぎ上げたセイで、ソッコーで化けの皮がはがれちゃって、どこよりも大打撃を受けちゃったTBSだけど、すでに6万件近い抗議の電話が殺到してるそうだ。この「きっこの日記」を読んでる人の中にも、TBSに抗議の電話をして文句を言った人もいるだろうし、オトトイのアンケートのメールにも、「TBSに抗議の電話をしたのに、ずっとテープが流れてるだけで繋がりませんでした」って内容のものがたくさんあった。だから、実際には、何十万人て人が抗議の電話をしたんだと思うし、今でも、電話をしてる人はいると思う。

つまり、あんなにひどい八百長試合を見せられて、頭に血が上って、ガマンできずにTBSに抗議の電話をしたのに、何度かけてもつながらなくて、ヨケイにイライラしちゃった人たちが、ニポン中にいっぱいいると思う。だからこそ、TBSにつながらないからって、関係無い日本テレビだのテレビ朝日だのに電話した人もいたんだろう。ま、人間てもんは、とてつもなく頭に来たりすると、誰かに何か言わないと気が済まないもんで、これは、ジンジャエールな感覚なのかも知れない。特に、今回の問題は、ニポン人であれば、他人事じゃないからだ。

ランダエタ選手の母国、ベネズエラの新聞には、「日本の亀田がベビー(ランダエタ)のベルトを盗んだ」って書かれたし、ベネズエラのテレビのニュース番組では、亀田のダウンシーンや後半のフラフラになっているシーンを映して、ニュースキャスターは、「亀田は卑怯者だ!日本人は卑怯者だ!亀田がベネズエラに来たら殺してやる!」と声を荒げ、ゲストコメンテーターたちは、「亀田はベネズエラ人全員の敵だ!」「亀田はテロリストだ!」って、口々に罵ったそうだ。亀田だけが恨まれるんなら自業自得だけど、亀田のセイで「日本人は卑怯者だ!」なんて言われたら、いい迷惑だ。実際、ベネズエラ在住のニポン人たちが、亀田のセイで肩身の狭い思いをしてそうで、心配でしかたない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、 あたしとしては、今回の問題に対するTBSの見解を聞くために、TBSに質問状を送った。これは、あたし個人じゃなくて、今回の「きっこの日記」のアンケートに協力してくれた1万人以上の人たちを代表して質問したワケだから、ここに、その質問状の全文を公開する。そして、回答が来るか来ないかは分からないけど、回答が来れば、当然、ここに発表するし、一定期間待っても回答が来なければ、「どうして回答できないのか」っていう質問状を送るつもりだ。だから、この件に関しては、しばらく時間を置こうと思う。


TBS総務部御中

はじめまして。
私は、インターネットで「きっこの日記」「きっこのブログ」という個人ブログを運営している●●きっこと申します。

8月2日にTBSテレビで放送した「亀田興毅とランダエタのタイトルマッチ」に関して、とても多くの読者から「あれは八百長だ」「絶対におかしい」というメールをいただきました。
それを受けて、私の日記上でアンケート調査を行なったところ、「13767通」もの投票があり、そのうち、「亀田の負け」「亀田の八百長」に投票した人が「13755人」で、「亀田の勝ち」に投票した人は僅か「12人」でした。
割合にすると、「99.92%」もの人たちが、あの判定に疑問を持っていることになります。
また、ヤフーのアンケートでも、総数の94%に当たる20万人以上の人が「ランダエタの勝ち」に投票しています。

今回の試合を見ていたほとんどの国民が、「八百長が行なわれたに違いない」と思っていることは、この数字だけでなく、現在の世論を見れば一目瞭然でしょう。
そして、試合中に、亀田がパンチを打った時だけ、アナウンサーが大げさに実況していた等の事実を見れば、TBSが「亀田の勝利ありき」で、何かの裏工作に関与し、神聖なるスポーツを視聴率稼ぎに利用したと思われても仕方ない状況だと思います。

この件に関しまして、13755人の読者を代表して、質問いたします。

1.TBSでは、大晦日のレコード大賞を12月30日に繰り上げてまで、大晦日に亀田興毅の防衛戦を予定していたそうですが、チャンピオンになれるかどうか分からない時点で防衛戦の予定を組むということは、今回の勝利は最初からシナリオが決められていたことなのでしょうか。

2.そうでないのなら、国民の9割以上が疑問に感じている試合結果に対して、TBSではどう考えているのか、率直にお聞かせください。

3.前回までの亀田の試合と違い、今回は世界タイトル戦にもかかわらず、「8月2日」というウィークデーに試合を行ないましたが、一部では、「8月2日は亀田がお世話になっている暴力団組長の誕生日だからこの日に試合をした」と言われています。また、テレビに映ったリングサイドには、何人もの暴力団組長や幹部の顔が見えました。これらについて、見解をお聞かせください。

4.プロ野球やプロサッカーをはじめとして、プロスポーツの選手というものは、全国の子供たちの憧れの存在です。つまり、正々堂々と試合をすることは当然として、ふだんの発言や行動なども、子供たちの見本となるべき立場だと思います。そういった立場のプロスポーツ選手であるはずの亀田興毅が、目上の者を馬鹿にしたような言葉づかいをしていることをいっさい咎めず、それどころか、助長させているようなTBSの姿勢には、私をはじめ、多くの読者が疑問を感じています。この件についての見解をお聞かせください。

5.最後に、今回の八百長疑惑によって、国民の間では、「もうTBSは二度と見ない」「TBSから放送免許を取り上げろ」という声までが上がっています。これは、TBSに5万件以上の抗議電話が行ったことからも実感していると思います。この件に関して、TBSサイドはどう思っているのか、率直にお聞かせください。

以上、お手数をお掛けいたしますが、13755人の読者を代表しての質問ですので、回答をよろしくお願いいたします。

2006年8月5日  「きっこの日記」  ●●きっこ


‥‥そんなワケで、なんで「広報部」じゃなくて「総務部」にしたのかっていうと、「広報部」だと、どの質問にもマトモに答えないで、「皆さんのご意見は今後の番組の製作に反映させるよう真摯に受け止めさせていただきます」なんて回答が返って来そうな気がしたからだ。それで、この質問状に対する回答が返って来れば、どんな形のものでもここに発表するし、返って来なければ、それに対する質問状を送るとともに、「朝ズバ!」のみのもんた宛てに発射フォームを用意しようと思ってる。だけど、ここだけの話、あたしは、TBSの上層部とかOBとかに知り合いが何人もいて、すごくお世話になってたりするから、ホントは、この件に首を突っ込みたくないと思ってる今日この頃なのだ(笑)


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2006.08.05

八百長と片八百長

Kame4 今回の1万通以上の八百長アンケートの投票メールに、やっと、ぜんぶ目を通し終わった。それで、大まかな内容の内わけとしては、約4割は、「亀田は日本の恥!」「亀田は八百長!」って感じでのヒトコトだけのメールで、約4割は、100文字から200文字程度の短文で、「あれほどの八百長は前代未聞だ」というような内容が書かれていて、残りの3割は、様々な内容だけど、ワリと長い文章のものだった。それで、長い文章のメールの中には、フライ級の元プロボクサーや、アマチュアでの優勝経験者からのものもあって、とても冷静な目で見て書かれていたけど、やっぱり結論としては「亀田は負け」ってものだった。まあ、そんなことは、あのアカラサマな八百長試合を見た全世界の人が分かってることだろう。

 

そんな中で、やっぱり来ると思ってたけど、「八百長」って言葉に関するメールも、何通か含まれてた。どのメールも長いので、内容だけを簡潔にまとめると、「八百長」というのは「双方」が示し合わせて行なう行為であって、今回のようなインチキの場合は「八百長」と呼ぶべきではない、というものだった。ようするに、ジャッジにワイロを送って亀田に有利な判定をさせたと思われるのは協栄ジムやTBSなどで、亀田自身は、裏で不正が行なわれてたことなど知らずに、一生懸命に試合をやっていただけじゃないの?‥‥っていう見解だ。

 

まあ、子供に裏口入学させる時も、「お前は合格点が取れなくても、ちゃんと合格できるように、お父さんが裏から手をまわしておいたから、安心して試験を受けて来なさい」なんて言う親はいないだろうから、亀田自身は、詳しい不正の構造までは知らされてないと思う。だけど、今までのすべての試合が、「かませ犬」だの「反則のローブローでの勝利」だのって、すべてインチキで勝ち続けて来たワケだから、見てるほうにはバレバレなのに、闘ってる本人が気づいてないワケがないと思う今日この頃、皆さん、もうこの話題は食傷気味ですか?

 

 

‥‥そんなワケで、あたしは、念のために、「八百長」って言葉を調べてみた。そしたら、「語源由来辞典」には、次のように書いてあった。

 

 

八百長(やおちょう)
八百長は、明治時代の八百屋の店主「長兵衛(ちょうべえ)」に由来する。 長兵衛は 通称「八百長」といい、相撲の年寄「伊勢海五太夫」の碁仲間であった。碁の実力は 長兵衛が勝っていたが、商売上の打算から、わざと負けたりして勝敗をうまく調整し、伊勢海五太夫のご機嫌をとっていた。のちに勝敗を調整していたことが発覚し、わざと負けることを相撲界では「八百長」と言ようになった。やがて、事前に示し合わせて勝負する意味も含まれるようになり、相撲以外の勝負でも「八百長」という言葉は使われるようになった。

 

 

‥‥つまり、この説明によれば、相手は何も知らないで普通に勝負しているのに、実力では上であるこちら側がワザと負けてあげることを「八百長」って呼ぶワケだ。だから、今回の試合であれば、「八百長」をしたのは、亀田側じゃなくて、ランダエタ側だったってことになる。それは、ランダエタが、1ラウンドでのナニゲないパンチでウッカリと亀田をダウンさせちゃってからは、数え切れないほどあったチャンスに、ほとんど有効打を出さずに「受けのボクシング」を続けてた事実や、11、12ラウンドで、ラッシュをかければいくらでもKOできたのに、フラフラになって倒れこんで来た亀田をやさしく抱きかかえているだけだった事実、そして、これほどのデタラメな判定を受けたのにも関わらず、この判定を不服として提訴しなかった事実などから、誰の目にも明らかだろう。

 

そして、12ラウンド終了直後の亀田の表情を見れば分かるように、誰よりも亀田自身が自分の「負け」を確信してたハズなのに、自分が勝ったとコールを受けたら、一瞬、「え?」っていうキョトンとした顔をしてから、オヤジに何か耳打ちされたら、突然、「どんなもんじゃ~!」って叫んだ。そして、試合後の会見では、何も話さずに逃げちゃったオヤジ。この一連の流れを見れば、誰にでも簡単に筋書きが読める。ようするに、亀田本人は、ある程度の根回しがあることは知ってたけど、ここまでボロボロにやられちゃったから、サスガに今回はダメだなって覚悟したんだろう。だけど、それでも勝たせてもらったから、本人も困惑したんだと思う。

 

イカサマ亀田と違って、本当の実力を持った本物の格闘家、山本キッド徳郁は、自分のブログに、「自分だったらその場で相手にベルト渡す」って書いてたけど、あんな八百長ベルトなんか受け取れないって思うのが普通の感覚だろう。ま、今回の亀田の試合は、お世話になってるホニャララ団の組長の誕生日に、自分がチャンピオンになって恩返しするっていうストーリーだったワケだし、あれだけの数のホニャララ団の組長たちがリングサイドでニラミを利かせてたら、山本キッドが言うように、正々堂々と自分の負けを認めて、相手にベルトを渡すなんて、できっこないよな。それにしても、山本キッドは、自分のブログに書き込んだこのコメントを数時間で削除しちゃったけど、あんなに強い山本キッドでもビビルような、どっかの団体から圧力でもあったんだろうか? それに比べて、怖いもの知らずで失うものも無さそうなプロレスライター、ターザン山本は、自分のブログで、亀田は完全に八百長だと断言している。亀田の試合を見たあとの様子を次のように書いている。

 

 

「それからボクは車で家に帰るまで〝八百長〟という言葉を何回、何10回も言っていた。叫んでいた。これは〝亀田八百長祭り〟だ。ヤ・オ・チョ・オー。そっちがその手でくるならこっちは八百長という言葉を使わせてもらう。」

 

 

‥‥そんなワケで、話はクルリンパと戻って、「八百長」って言葉だけど、インターネット百科事典の「ウィキペディア」では、「八百長とはスポーツ競技などで事前に示し合わせて、わざと負けたりすること。」って説明してあった。そして、「概説」として、「出場者に金銭などの利益を与えて行われる場合や、審判の買収によって行われる場合など、その形態はさまざまである。」って書いてあったて、「呼称」としては、次のように書いてあった。

 

 

大相撲では「注射」(対して真剣勝負は「がちんこ」)、格闘技では「マーマレード」(対して真剣勝負は「セメント」)とも言う。対戦者の一方のみ敗退行為を行う場合は「片八百長」と呼ばれることがある。

 

 

へ~! お相撲でインチキすることを「注射」って言うんだ! 「がちんこ」が真剣勝負のことだっていうのは、ずっと前に、これまたTBSの「ガチンコファイトクラブ」のヤラセ事件の時に知ったけど、「注射」ってのは知らなかった。つまり、あのヤラセ番組は、「ガチンコファイトクラブ」じゃなくて、「注射ファイトクラブ」だったってことだよね。そのヤラセ番組で、三流演技を見せてくれた竹原慎二が、亀田の八百長試合の解説席にも座ってたってのも笑えるけど、サスガ、TBSの根回しはスゴイね。ヤラセやシコミっていうテレビ業界の裏事情を熟知してる竹原慎二なら、どんなに亀田が劣勢になっても、うまいコメントをしてくれるって思ったんだろうね。その上、亀田とおんなじに八百長でチャンピオンになった鬼塚まで用意してたんだから、TBSの必死さが良く分かるよ。

 

‥‥って、そんなことよりも、あたしが小さめのビックルを一気飲みしちゃったのは、このウィキペディアに書いてある「片八百長」って言葉だ。なんか、この前の「片手落ち」みたいだけど、「対戦者の一方のみ敗退行為を行う場合」って、これこそが「八百長」の語源じゃん。だって、もともとは、碁の相手のお相撲さんは何も知らずに勝負してて、八百屋の長兵衛さんのほうが、お相撲さんに気づかれないように負けてあげてたワケでしょ? だから、この「片八百長」ってのが、本来の「八百長」の意味だと思う。

 

最初に挙げたウィキペディアの「八百長」の定義には、「八百長とはスポーツ競技などで事前に示し合わせて、わざと負けたりすること。」って書いてあったけど、この「示し合わせて」ってのは、当然、「双方で」ってことだから、長い年月の間に、「八百長」って言葉の意味が変化して来たワケだ。もともとは、「相手に分からないようにワザと負けてあげること」って意味だったんだから、もちろん、そうしたほうが商売をして行く上で都合がいいっていう、お金の絡んだ打算があったワケだけど、それでも、勝たせてもらう側からアプローチしてるんじゃなくて、負ける側が独自の判断で行なってたってことになる。つまり、もともとの「八百長」ってのは、接待マージャンとか接待ゴルフみたいなもんだったワケだ。それが、いつの間にか、勝ちたいと思ってるほうが色々と汚い根回しをして、「何が何でも勝つ!」っていう、何億円もの裏金が動くホニャララ団的なものになっちゃったってワケだ。そして、本来の「八百長」のことは、今では「片八百長」って呼ぶようになったんだろう。

 

‥‥そんなワケで、ウィキペディアの「八百長」を読んでたあたしは、この先を読み進んで、飲んでた渋茶サワーを噴き出しちゃった! そこには、八百長が行なわれた有名な事例として、こう書いてあったからだ!

 

 

ブラックソックス事件(メジャーリーグ)
黒い霧事件(プロ野球・オートレース)
ソルトレークシティオリンピックのフィギュアスケート(ペア)
最高位戦八百長疑惑事件(麻雀)
WBA世界ライトフライ級王座決定戦八百長疑惑事件 亀田興毅VSファン・ランダエタ(ボクシング)

 

 

「たかがウィキペディア」と言っても、「されどウィキペディア」なワケで、仮にも「百科事典」て呼ばれてるものに、すでに今回の亀田の八百長試合のことが掲載されてたのだ。それも、何十例もある中のひとつとかじゃなくて、たった5例の中にミゴト入賞してる。ここには、鬼塚の八百長試合をはじめとして、数々のボクシングの八百長はひとつも掲載されてないんだから、今回の亀田の八百長こそが、ボクシング界を代表する八百長の中の八百長ってワケで、違った意味で、亀田は、世界一になれたのだ!(笑)

 

ま、国民の97%が「あの判定はおかしい」って思ってんだから、これほどアカラサマな八百長は前代未聞だし、「八百長の事例」として取り上げられるのは当然だろう。そして、亀田は、これからの人生をずっと「八百長ボクサー」として生きて行くしかない。厚顔無恥なオヤジとか会長とかは、「次の防衛戦で文句のない勝ち方をすればいい」とかノタマッてるけど、鬼塚の時だって、防衛戦でも八百長したじゃん。今回の3人のジャッジだって、「3人とも協栄ジムが用意した人物」だって話を聞いて、全国の「あの判定はおかしい」って思った人たちは、みんな、この茶番劇のカラクリが分かったことだろう。どうせ次の防衛戦だって、協栄ジムが用意したジャッジが判定するに決まってんだから、やる前から八百長みたいもんだし、もう誰も亀田の試合なんかマトモに見ないだろう。唯一、97%の国民を納得させられるのは、本当に実力のある世界チャンピオンと、相手の国に行って試合をして、それでKOで勝つ以外にないね。もちろん、あんな技術のカケラも無いヘッポコボクシングじゃ、逆立ちしたってムリだけど。

 

‥‥そんなワケで、ホニャララ団の組長のゴキゲンをとるために行なわれたバカ親子の茶番劇のことなんかで、3日もおんなじ話題を続けるのも飽きて来ちゃったから、ここでちょこっとダッフンして、マージャンの八百長について書いてみる。あたしは、マージャンが好きなんだけど、何年も前に、テレビ局のお仕事をヒンパンにやってたころは、局のスタッフさんたちや、タレントさんたちとも、タマにマージャンをしたりしてた。だけど、今は、テレビ局のお仕事は極力請けないようにしてるので、ここ数年はインターネットのオンラインマージャンしかしてなくて、実際のパイは握ってない。

 

だから、マージャンのルールや点数はぜんぶ分かってるけど、マージャン界のことは何も知らない。井出洋介とか、小島武夫とか、灘麻太郎とか、二階堂亜樹と瑠美の姉妹とか、マンガ家の片山まさゆきとか、その程度の名前を知ってる程度だ。あと、個人的には、清水香織ちゃんが好きだったんだけど、ネットのひどい嫌がらせを受けて、ホームページを閉鎖に追い込まれたり、仕事場の雀荘に顔を出せなくなったり、自宅の住所を晒されて自宅に帰れなくなったりして、ホントにかわいそうだった。ま、それは置いといて、ウィキペディアの八百長の事例として掲載されてる「最高位戦八百長疑惑事件」だけど、これは、あたしも知らなかったので、おんなじウィキペディアで調べてみたら、こう書いてあった。

 

 

「最高位戦八百長疑惑事件とは、1980年に行われた第5期最高位戦の決定戦において起こった騒動である。決定戦の中盤、1位から離された2位につけていた競技者が打ち出した牌が事件の焦点である。この牌はドラであり、かつ3位(点差から考えて優勝はかなり困難と思われていた)の競技者にとっての高めの当たり牌であった。しかし、3位の競技者はこれを見逃し(ロンを宣言しないこと)た。その行為について、(2位と3位の競技者が懇意であったことから)「(自分と比べて逆転優勝のチャンスが高い)2位の競技者からは当たるまいとする故意の見逃しではないのか」とクレームがつき、協議の結果、決定戦は途中で打ち切られてしまう。」

 

 

あたしは、「ふ~ん‥‥」て感じなんだけど、正直、この行為を「八百長」って呼ぶ感覚が分かんなかった。だって、マージャンて、当たり牌が場に捨てられたからって、絶対に上がらなくちゃいけないワケじゃないからだ。ツモって上がった場合だって、それで上がらずに、別の牌を切ってもっと高い手にすることだってあるし、上がろうが上がるまいが、あたしの勝手じゃん!‥‥って思う。だけど、あたしがやってる一般的なマージャンと、こういった「競技マージャン」とは、きっとルールが違うんだろう。

 

それで、もっと色々とマージャンの八百長について調べてみたら、ビックルどころか、ビッギーを一気飲みしちゃうような記事を見つけた。それは、亀田の「疑惑の判定」の真っ青の「疑惑の半荘(ハンチャン)」ていう事件で、「麻将連合認定プロ、片八百長の指摘に核心部分は沈黙」って書いてあった。あたしは、これを見つけた時に、久しぶりに「世界ウルルン滞在記」のノリになっちゃって、「インターネットを~~~検索してたらぁ~~~片八百長っていう言葉にぃ~~~出会ったぁ~~~」って言っちゃったよ(笑)

 

で、この事件なんだけど、なんかのマージャン大会で、「普通の人ならリーチをかける手なのに、リーチをかけなかった」ってことが、「片八百長」って指摘されてるのだ。あたしは、開いた口が塞がらなくなった。だって、「上がるか、上がらないか」ならともかく、その前の段階の、テンパイしてから「リーチをかけるか、かけないか」なんて、人それぞれ自由じゃん。それなのに、「普通の人ならリーチをかける」って、何? その上、そこでリーチをかけなかったのが「片八百長」って、あたしにはまったく理解できない。リーチをかけるのも、かけないのも、色んな判断があっていいワケで、普通はこうだから、普通と違う手を打ったのは八百長だ‥‥なんてことになるんなら、通常の手順の時に、「普通はリャンゾーを切るとこなのに、パーピンを切ったから八百長だ」って理屈も成り立っちゃうし、すべての局面で「何を切るか」「リーチをかけるか」なんてことが決められてんなら、パソコン4台にマージャンさせればいいじゃん。

 

‥‥そんなワケで、あたしから見たら、まるで冗談みたいなこの疑惑なんだけど、問題提起してる人は、至ってマジメで、この「リーチをかけるべき状況でリーチをかけなかった行為」を相手選手に対する「情」だと言ってる。そして、この疑惑に対して、主催者サイドは、「これが事実ならば大変な問題です。情を抱いた相手が親ならリーチを打たないなんてことがまかり通れば競技は成り立ちません。」て回答してる。だから、「最高位戦八百長疑惑事件」とおんなじように、あたしみたいに、お遊びでマージャンをやってるシロートには、きっと、理解できない、深い理由やルールがあるんだと思う。それにしても、マージャンの世界は、たかがリーチをかけなかっただけでも「疑惑の半荘」なんて言われて、八百長問題として追及されちゃうのに、世界タイトルを賭けたプロボクシングの世界で、あれほどアカラサマで恥ずかしい八百長が行なわれても、ボクシング関係者たちは、ガッツ石松や具志堅用高などの一部の正義感の強い人を除いて、みんな口をそろえて、あの茶番劇を正当化しようと必死になってるとこを見ると、よっぽど協栄ジムのバックのホニャララ団が怖いんだな~なんて思う今日この頃なのだ。

 

 

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2006.08.03

お知らせです♪

皆さんのご期待にお応えして、「きっこの音楽日記」に、「ウサギとカメ」の替え歌、「ランダエタと亀」をアップしました!

 ★きっこの音楽日記★


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前代未聞の八百長試合

Kame3
たくさんの人が見てたと思うけど、コイズミに続くニポンの恥、亀田3兄弟の長男が、今世紀最大の八百長ボクシングを炸裂させて、ニポン人の評判をまたまた落としてくれた。口先番長のクソガキは、1ラウンドでダウンした上に、10ラウンド以降はボロボロで、相手にもたれかかりながら、何とか倒れないようにゴマカシ続けた腰抜けぶりを披露して、全世界の誰もが、ファン・ランダエタが大差をつけての判定勝ちだと思ったのもトコノマ、ナナナナナント! 亀田の勝ちだって!(笑)

TBSの根回しと、ジャッジへのワイロのオカゲなのかどうかは知らないけど、誰が見たってランダエタが大差で勝ってるハズなのに、なに、この見え見えの八百長試合‥‥。このデタラメな判定を聞いて、全世界の人たちがビックル一気飲みしちゃったと思うけど、ここまでアカラサマな八百長は、前代未聞だろう。百歩譲って、1ラウンドでの亀田のダウンを無しにしたとしても、亀田のヘナチョコパンチは1割か2割しかヒットしてなかったのに、ランダエタのパンチは、6割以上がきれいにヒットしてた。ボクシングの手数に対するポイントってのは、「何発打ったか」じゃなくて、「何発ヒットしたか」であって、少なくとも、亀田のパンチの2倍以上、ランダエタのパンチはヒットしてた。

だからこそ、亀田は、10ラウンド以降はフラフラになってたワケで、逆に、ランダエタのほうは、立ってるのもやっとの亀田に歩み寄って、健闘を讃える余裕まで見せてた。それなのに、こんなデタラメな、八百長丸出しの判定なんかしちゃって、あたしは、同じニポン人として、心の底から恥ずかしい。亀田3兄弟と、暴力団みたいなオヤジと、こんな恥ずかしいバカタレどもを視聴率稼ぎに使ったTBSは、全世界のボクシング関係者とボクシングファンに対して、今すぐ土下座して謝れ!‥‥なんてことを言ってみつつも、あたしは、別にボクシングファンじゃないし、亀田3兄弟とか言われても、「魔法使いサリー」のお友達のヨシコちゃんの三つ子の弟と区別がつかないから、どうでもいいや‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、こんな茶番劇に付き合ってるほどヒマじゃないんだけど、今まで、ずっと八百長ばっかやって来た恥知らずのインチキ兄弟が、ボコボコにやられて大恥をかくとこを見て笑ってやりたかったから、1ラウンドからちゃんと見てた。それで、今までのノンタイトル戦での八百長はジンジャエールだとしても、マサカ、世界中の人が見てる世界戦でも、これほどまでに見え見えの八百長をやるとは思ってなかったから、12ラウンドが終わった瞬間に、「ざまあみろ、亀田!世の中、そんなに甘くはないだろ?」って思った。それなのに、判定の結果は、「はあ?」って感じだった。つーか、解説のインテリ畑山とかガチンコ竹原までが、10ラウンド以降は、もう亀田は負けたなって判断して、「良くここまでがんばった」って感じのコメントになってたのに、それなのに、「亀田の勝ち」って、なに、この茶番試合。

それで、あたしは、あらためて、テレビ局の力ってもんを再認識させられたし、たかが民放でも、社運を賭けてヤラセをやれば、黒いものを白って言わせることができるんだってことを知った。テレビ朝日に、「TVのチカラ」っていうヤラセ番組があったけど、ホントの「TVのチカラ」ってのは、プロスポーツの勝敗まで、お金の力で作り上げちゃうもんなんだね。読売新聞のオンラインニュースでも、「信じられない判定だった。亀田が新王者となったが、試合内容は完敗だった。」って書いてるし、世界中の誰もが、こんな八百長なんか納得できるワケがないだろう。

あたしは、どこのインチキジャッジが「亀田の勝ち」って判定したのか知らないけど、3人のジャッジのうちの2人が「亀田の勝ち」って言ったみたいだから、このインチキジャッジ2人を吊るし上げて、いったいTBSから何百万円のワイロを受け取ってたんだか、正直に白状させて欲しいと思う。そして、ワイロを送ったほうも受け取ったほうも、厳罰に処して欲しいと思う。じゃなかったら、マジメにボクシングをしてる人たちまでが、インチキをしてると思われちゃうし、ボクシングってスポーツの信頼度が、全日本プロレス並みになっちゃうと思う。

‥‥そんなワケで、「勝ったらパレードをする」ってノタマッてた亀田だけど、こんな八百長でも、パレードをするのかね? もしホントにパレードをするんなら、みんなで生タマゴを持って沿道で待ち構えてて、「恥知らず~!」とか、「大阪に帰れ~!」とかって叫びながら、生タマゴをぶつけたらどうだろう。怒って殴りかかって来ても、こんな腰抜け野郎なんか、あたしでも勝てそうだし(笑)‥‥なんてことも言って見つつ、今、読者メールの受信箱を見てみたら、ハヤバヤと来てること、来てること。とても全部は無理だけど、せっかくだから、何通か紹介しちゃう。


お名前:J
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:こんばんは!きっこさん!いつも楽しく拝見させて頂いております。さて、今日(8月2日)に横浜アリーナで行われたWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ「亀田興毅×ファン・ランダエタ」の試合をテレビで観ていましたが、私はどう見てもファン選手の判定勝ちだと思います。きっこさんはご覧になりましたか?あれは明らかに八百長ではないでしょうか?是非、この疑惑問題を取り上げてください。よろしくお願いします。


お名前:S
E-mail:xxxxx@xxxxx.or.jp
コメント:きっこさん、こんばんは。きっこさんは、以前、亀田について書かれていましたね。私も亀田は弱い、と言うよりも、ヘタクソで見るに堪えないので、試合を見る事は無かったのですが、流石に今回は世界戦と言う事もあり見ました。結果は酷い物でしたね・・・相変わらず・・・あれで新チャンプと言うのは、今どきの言葉で言うと『ヤバイだろぅ!』って感じですね。亀田を持ち上げていた解説、畑山、竹原も流石に「亀田優勢」から「よくがんばりましたよ」と明らかに勝ちは無いとのコメントに変わった直後の判定勝ち!現場レベルには伝えられて居なかった様ですね、八百長が。こんな事をやっているようでは日本ボクシング界の将来を按じてしまいます。コレで益々調子にのる亀田、ムナクソ悪いわ!


お名前:C
E-mail:xxxxx@xxxxx.com
コメント:こんばんは、はじめまして。きっこさん!●●●と申します。毎日仕事場or自宅から、ブログを楽しく拝見させて頂いております♪いつもはブログを拝見て共感しているだけなのですが、今回はどうにもこの思いを伝えずにはいられなくなりメールしました。さてさて、ついさっき亀田興毅の試合を見終わったところですが、今回の試合にはあまりにも腹が立ってしまいまして。。。。以前のブログの中に亀田3兄弟の「八百長」について書いてありましたが、亀田3兄弟の試合は前々から「おかしいなぁ」と思っていたんです。そんな時にきっこさんのブログを拝見して「八百長」に納得したわけであります。それで今回の試合なんですけど、試合が始まってすぐにダウンしたうえに、後半では全然パンチもなく、どう見たって相手の方の方がレベルも何もかも上だし、判定では絶対に亀田興毅の負けだって思っていたわけなんですが。。。な、なんと亀田興毅の判定勝ちになってしまい、もうもうビックル一気飲みじゃ修まりきれないほどにビックリしたわけです。もう、理解不能でしばらく放心しちゃいました!!!この怒りを何処の誰に抗議したら良いのかわからず、きっこさんにメールした次第であります。亀田興毅の試合は家族全員で見ていたのですが、家族全員、あの判定には納得しておりません。あんな試合でいいのでしょうか?いくら八百長と言っても、あれは限度越えてますよね?


お名前:T
E-mail:xxxxx@xxxxx.co.jp
コメント:きっこさん、いつも楽しく読ませてもらってます。今日は是非、亀田のボクシング世界タイトルマッチについてきっこさんに取り上げてもらいたくてメールしました。私は元々亀田選手のあの態度があまり好きではなく、今回の試合で一度負けて、ちょっと懲りてくれればなと思っていました。今日の試合は、誰がどう見ても相手の選手の判定勝ちだったと思うのですが、それに反して亀田選手が勝ってしまいました。どう見ても試合前から仕込みがあり、亀田選手を勝たせたかったのでしょう。私はプロレスが好きで観に行きます。いろんな人があれは八百長って言います。でも私は八百長というよりは、プロレスはショウなんだといつも説明します。ショウなんだから、楽しければいいんだと。でもボクシングやK1、サッカー等が好きな人達の多くは、それらのスポーツには八百長なんかないんだと言います。だとすると、今日の亀田選手の試合は、プロレスと一緒でショウなんでしょうか?ということで、是非この亀田ボクシングショウをネタにブログを書いて欲しいと思います。それでは頑張ってください。


‥‥そんなワケで、亀田の八百長試合が終わってから、まだ1時間も経ってないのに、同様のメールが60通以上も届いてる。もちろん、すべてが「あの判定はおかしい」というものだ。それで、どれほどの人たちが「あの判定はおかしい」と感じたのか調べてみたいので、おヒマな人は、細かいアイサツとかは抜きでいいし、「亀田は勝ち」か「亀田は負け」かのヒトコトでいいから、「きっこの日記」の左側の「メニュー」にあるメールフォームから投票して欲しい。シメキリは、8月3日の15時までにする。それまでに届いたメールの数を数えて、どれだけの人が「あの判定はおかしい」って感じたのかが分かったら、TBSと日本ボクシング協会に対して、「きっこの日記」から質問状を送りたいと思う。フリーアドレスの人は、そのままだとゴミ箱に行っちゃうので、タイトルの欄に、「亀田は勝ち」とか、「亀田は負け」とか、「亀田は八百長」とかって書いてくれれば、タイトルだけ見てカウントする。だから、皆さん、投票をヨロピク♪‥‥なんて思う今日この頃なのだ。


★ 今日も最後まで読んでくれてありがとう♪
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2006.08.02

SPLASH GOLD

Max123_1
あ~~~ん! キリンよりも、ロクロッ首よりも、首を長くして待ってた、愛するMAXの新曲、「SPLASH GOLD―夏の奇蹟―」が、いよいよ8月2日にリリースされちゃうってワケで、当然のことながら、あたしは、とっくに入手してる。で、CDとセットになってるDVDの、PVとメイキング映像を観まくっちゃって、もう、玲奈ちゃんの可愛さに全身がとろけちゃってる。沖縄チックなイントロ、去年の夏の「ニライカナイ」を予感させる琉球ユーロな出だし、その期待を裏切る何でもアリのアレンジ、だけどナゼだか沖縄チックな間奏とダンス、あたしゃ、飲み込んで、自分の中で消化するまでに時間が掛かっちゃったよ(笑)

最初の風鈴はいいとして、突如、現れる蚊取り線香や蚊遣り豚、他にも、スイカやウチワなど、そりゃあ「夏」なんだろうけど、なんて可愛いMAXなんだろう。でも、そんなことよりも、あたしをはじめ、全国の昔っからのMAXファンがビックル一気飲みしちゃったのは、ナナナナナント! ナナさんからの歌い出しだ! MAXといえば、「美奈子→玲奈ちゃん→ナナリツ」ってのがスタンダードであり、王道だった。で、美奈子無きあと、アキちゃんがそのポジションを継いだワケだから、「アキちゃん→玲奈ちゃん→ナナリツ」、もしくは、「玲奈ちゃん→アキちゃん→ナナリツ」ってのが不動のパターンだったのに、今回は、「ナナさん→玲奈ちゃん→りっちゃん→アキちゃん」だなんて、これは、ある意味、昔っからのファンに対する挑戦じゃん!

あたしとしては、あまりにも可愛いすぎる玲奈ちゃんを観ちゃって、もう何も言うことはないんだけど、とにかく、この、言葉じゃ説明できないほどのワンダホーな楽曲をひとりでも多くの人に広めないと、「きっこの日記」のレーゾンデートルがレーズンバターになっちゃう。最近、「きっこの日記」を読み始めた人は知らないかもしんないけど、あたしが「きっこの日記」を書き続けてるのは、あたしの愛するMAXの素晴らしさをひとりでも多くの人に伝えるために書いてるワケで、そんなMAXがニューシングルをリリースするってことは、どんなことよりも最優先しちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、8月2日にリリースされちゃうMAXの新曲、「SPLASH GOLD―夏の奇蹟―」は、CDオンリーのもあるんだけど、MAXと言えばダンス、ダンスと言えばMAXってワケで、ぜひ、DVDがセットになってるほうを買って欲しい。DVDプレイヤーを持ってない人は、このDVDを観るためにDVDプレイヤーを買っても決してソンはしないから、DVDがセットになってるほうを買って欲しい。できれば、MAXのPVの最高傑作って言われてる「ニライカナイ」も一緒に買って欲しい。こんなに美しくて、こんなにセクシーで、こんなに素晴らしいPVは、あと1万年は出て来ないだろう。で、あたしが誰よりも愛してる玲奈ちゃんは、さっき、こんなコメントを出してくれた。


タイトル:発売日♪
DATE:2006/08/02(Wed) 00:09
わぁ~い×2!!!日にち変わって今日は発売日~(/ ^^)/♪♪♪
もう皆は聞いてくれたかにゃ(^_-)-☆
今日のスペイン坂の時に早くもGET YOUしてるFANの子が居て嬉しかったわ♪♪♪
ありがとさぁ~ん(^ε^)
今回の『SPLASH GOLD-夏の奇蹟』は、思いっきり夏を弾けたい!!!と言うコンセプトなので、聞いてる皆がノリノリになってくれたら最高だっちゃ(*'-^)-☆
PVとメイキングも付いてるからONとOFFのMAXも楽しんでネヽ(●′3`)ノ゛
そして×2、りっちゃんも書いてる様に、今企画中なのが『☆MAXと行く北京ツアー☆』と言う案が出てるのらよ(=^▽^=)/
前からFANの皆と何か楽しい企画が出来ないかなぁ~???と、いろいろ考えていて、皆で旅行に行っていろんな事が出来たら楽しいな♪と思ったんだ~☆
もちろん、『北京LIVE』が出来たら一番最高なんだけどね(*≧ー≦)ъ☆+.:'* ・.
MAXとFANの皆と一緒に、北京で楽しい思い出作りが実現出来る様に頑張るっちゃ~!!!
実現出来る事を祈っててネ(艸∀<*☆)♪+゜


‥‥そんなワケで、全体的には、いつもの玲奈ちゃんの文体なんだけど、一番最後の「(艸∀<*☆)♪+゜」って、なんなんだろう? 玲奈ちゃんのことなら、本人も覚えてないようなことまで知り尽くしてるストーカー‥‥じゃなくて、熱心なファンのあたしでも、この意味不明なマークの羅列だけは。解読できなかった。だけど、どんなことでも、愛する玲奈ちゃんのやることに関しては、すべて無条件で肯定しちゃうのがあたしの立場だから、この意味不明なマークの羅列も、玲奈ちゃんの素晴らしいセンスが溢れ出た前衛的な芸術ってことで、2行前の「ъ☆+.:'* ・.」とともに、納得しときたいと思う。

ま、「ъ☆+.:'* ・.」に関しては、左側に「(*≧ー≦)」がある以上、この顔のすぐ右にある「ъ」は、親指を立てた左手ってことで、そう考えれば、その横の「☆+.:'* ・.」は、親指を立てた手から発してるキラキラなイメージってふうに理解することができる。だから、あたしがホントに分かんないのは、やっぱ、最後の「(艸∀<*☆)♪+゜」なんだけど、ま、いっか!

で、こういうマニアックな部分は別として、もっと一般的な部分に関して、分かんない人のために書いとくと、「今日のスペイン坂」ってのは、TOKYO FMの「マジカルダッシュ」にMAXがゲストで出たってワケで、当然、あたしも見に行ってた。だけど、いつものスペイン坂スタジオのパターンで、どんどん入れ替えさせられて、悲しい思いをした上に、MAXファンの中でも関わり合いになりたくないイヤなグループも来てた。ま、.そんなことは置いといて、MAXを見られなかった人も、今日、8月2日の日本テレビの朝ワイド、「スッキリ!」に、りっちゃんが出るみたいだから、バッチリと見てちゃぶだい。朝から、極楽の加藤とテリー伊藤は胸焼けしちゃうと思うけど、美しくて可愛くてセクシーなりっちゃんを見るためには、そのくらいのことはガマンして欲しい。

8月2日って言えば、FM-FUJIの「ラジカルリーグ」にも公開生放送で出るし、8月5日はfm osakaの「HIBERNATION CLUB The Dream Magic」 に出るし、8月7日はbay fmの「BAY COMFORT」にナマで出るし、ストーカー‥‥じゃなくて、熱心なファンのあたしとしては、忙しいバラ色の日々ってワケだ。

ま、細かいのはムリだったとしても、8月10日の由比ガ浜だけは、どんなにムリしても行くつもりだけど、ハッキリ言って、「SPLASH GOLD―夏の奇蹟―」の玲奈ちゃんをナマで見たら、あたしは、間違いなくコーフンしすぎてオシッコを漏らしながら失神しちゃいそうな気がする‥‥なんてことも言ってみつつ、玲奈ちゃんが書いてる「北京」のこと、玲奈ちゃんは「りっちゃんも書いてる様に」って言ってるから、りっちゃんのコメントを見てみよう。


タイトル:LOVE summer
DATE:2006/08/01(Tue) 22:05
8月突入~だね!
こっからは、夏本番。        
皆、夏の眩しさに負けないように弾けていきまひょね(*^0^*)
って事で、今日は素敵な企画を持ってきました~~♪        
題して、MAXと行こう Let's go 北京!!!
秋に北京国際マラソンがあるじゃない!   
北京で、MAXと一緒にマラソンに参加したり、もちろん!!!!ライブもあり、後はMAXのREC風景を見学できたり、な~んて素敵なアイディアを考え中Zzz
って言っても、まだホントに企画の段階だから実現できるようになるといいな★
そしたら、やっぱり北京を代表する中華料理を一緒に食べて………      
うわあ~~~想像だけがふくらんでいく~~~~(笑)ははは。      
この企画が叶うようにMAXちゃん、ギャンバりまし!!!!   
一緒に、行けるといいね(^8^)V
&、明日は9:15~日本テレビ「スッキリ」に生出演しま~す!
あさ、早いけど、番組を見て明日も皆が元気になれるような1日になるといいな~
おったのしみにね~~♪
LOVE lina.


‥‥そんなワケで、あたしは、玲奈ちゃんのことは世界中の誰よりも愛してるんだけど、あたしの大好きなじゅんこは、りっちゃんのことを世界中の誰よりも愛してて、あたしの愛してる玲奈ちゃんと、じゅんこの愛してるりっちゃんが、イチャイチャしてたりキスしてたりすると、なんか、あたしとじゅんこがイチャイチャしてたりキスしてるみたいな気分になって来て、ジワ~ンってしちゃう今日この頃なのだ(笑)

※下記のオフィシャルサイトで、新曲のコメントのあと、PVを少しだけ観ることができます。
アクセスして、一番上の「新曲コメント」のとこの「WMP」をクリックしてください。

 ★SPLASH GOLD★


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★ クリックなんかしなくていいから、皆さん、MAXの「SPLASH GOLD―夏の奇蹟―」を買ってくださいね~!
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2006.08.01

ドイツもコイツもグランプリ

Dgp
昨日の続きなんだけど、お酒を飲みながらF1のドイツGPを観戦して、完全に燃え尽きたあたしと小さいきっこたちは、歯磨きもしないで、そのままベッドに倒れこんで、爆睡した。それで、朝の7時に、セットしといた KISSの「デトロイト・ロック・シティ」が大音量で流れて目が覚めたんだけど、5時間以上も寝られたから、スパッと起きることができた。で、ベッドに横になったまま、タバコに火をつけて、2~3服してから、起き上がった。

あたしは、朝起きて、まずは歯磨きするんだけど、うちのマンションは‥‥っていうか、たいていのマンションはみんなおんなじだと思うけど、トイレとバスルームが並んでて、その前のとこに洗面台がある。それで、タバコをくわえたまま洗面台に向かったんだけど、洗面台のとこに着いたトタンに、あたしは、ゆうべ、バスルームに置いといた「CRC-556」のことを思い出した。で、タバコをくわえたまま、バスルームのドアを開けたら、その瞬間、ドカ~~~ン!!‥‥てのはウソだけど、バスルーム中に「CRC-556」の匂いが充満してて、マジで引火しそうなイキオイだった。それで、念のために、洗面台でタバコの火を消してから、バスルームに入ったら、「キャ~~~ッ!」

あたしは、右足からバスルームに入ったんだけど、その右足が一気にツツーッて滑ってって、だけど左足はバスルームの外にシッカリと残ってて、ものすごいマタサキ状態になって、左足のモモをドアの段差で強打した上に、ひっくり返って後頭部を壁のタイルに強打した上に、右手をバスタブに強打した上に、「CRC-556」にバケツをかぶせて洗剤を乗せてたのを蹴り飛ばして洗剤を撒き散らした上に、そのバケツがセッケンとかボディブラシとかを並べてる棚にぶつかって色んなものがメチャクチャに散乱した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、タバコの火が引火して、爆発して、実験に失敗した博士みたいになっちゃうのだけは回避できたんだけど、それに負けるとも劣らないほどの大ダメージを受けて、しばらく、バスルームの中で動けなくなってた。ようするに、少しずつ漏れてた「CRC-556」が、バスルームのタイルの上に広がってて、あたしの履いてたスリッパの裏が滑ったってワケなんだけど、あたしは、あっちもこっちも痛くて、それだけでも気持ち悪いのに、「CRC-556」の匂いのするバスルームに10分以上も倒れてたから、ホントに吐きそうなくらい気持ち悪くなった。

だけど、あたしの場合、ふだんの行ないがいいからなのか、不幸中のサイワイって感じで、どこからも流血しなかった。それで、あたしは、心配して出て来た小さいきっこたちに、ベホイミを唱えてもらって、なんとかヨロヨロと復活した。ベホマとかベホマズンとかが使えればいいんだけど、小さいきっこたちは、まだレベルが低いので、回復魔法はベホイミしか使えないのだ。

それで、半分ほど復活したあたしは、バスルームに散らかったものを片づけてから、飛び散った洗剤を使って、タイルを洗った。そしたら、こぼれてた洗剤が多すぎて、流しても流してもヌルヌルしてて、今度は洗剤のヌルヌルで滑りそうになった。とにかく、朝から、モンティパイソンみたいにドタバタしちゃったあたしだけど、ここまでは昨日の続きの報告ってことで、そろそろ、あまりにもワンダホーなドイツGPのスターティンググリッドをサラッと流したいと思う。


1.ライコネン(マクラーレン)
2.シューマッハ兄(フェラーリ)
3.マッサ(フェラーリ)
4.バトン(ホンダ)
5.フィジケラ(ルノー)
6.バリチェロ(ホンダ)
7.アロンソ(ルノー)
8.シューマッハ弟(トヨタ)
9.デラロサ(マクラーレン)
10.クルサード(レッドブル)
11.ウェバー(ウィリアムズ)
12.クリエン(レッドブル)
13.ヴィルヌーヴ(ザウバー)
14.ロズベルグ(ウィリアムズ)
15.ハイドフェルド(ザウバー)
16.リウッツィ(トロロッソ)
17.佐藤琢磨(スーパーアグリ)
18.モンテイロ(ミッドランド)
19.スピード(トロロッソ)
20.トゥルーリ(トヨタ)
21.アルバース(ミッドランド)
22.山本左近(スーパーアグリ)


‥‥そんなワケで、久々のライコネンのポールと言い、シューマッハ兄とアロンソとの位置関係と言い、通算300回目の記念すべきF1参戦を好位置からスタートできるホンダの2台と言い、いいとこにいるデラロサと言い、せっかくの「CRC-556」だか「SA-06」だかをフリー走行でクラッシュしちゃってピットスタートになったサコンと言い、ミドコロは満載だ。で、フォーメーションラップが終わって、グリッドについたマシンを前から映してたんだけど、やっぱ、マクラーレンのカラーはカッコイイね。これでエンジンがメルセデスじゃなかったら、フェラーリよりもホンダよりも応援しちゃうんだけどな‥‥なんてことを思ってたら、スタートした!

ポールのライコネンと、2番手、3番手のフェラーリはそのまま1コーナーへ流れてったんだけど、その後ろを見ると、水色のマシンが2台続いてる。スタートで、ルノーの2台がホンダの2台を抜いたんだ。それにしても、ホンダって、マジでスタートがダメだよね。どんなに予選でがんばっても、決勝のスタートでどんどん抜かれちゃったら意味が無い。オマケに、2コーナーでは、バリチェロが、クルサードと接触したシューマッハ弟にもパスされちゃった。事故車に抜かれるなんて、ホンダのマシンって、なんでこんなにヘッポコなんだろう?

他にも、サコンはエンジンが掛からなくてスタートできないし、渋滞を走り慣れてないアロンソはラインが無くなってコースから押し出されちゃうし、ロズベルグは早々にタイヤバリアにツッコミを入れてるし、なんだかハレホレだ。だけど、あたしとしては、一番の願いは、「シューマッハ兄が優勝して、マッサが2位に入ること」で、2番目の願いは、「アロンソがポイント圏外か、できるだけ低いポイントになること」だから、今んとこ、いい感じだ。これは、別に、ルノーやアロンソを嫌ってるワケじゃなくて、残りのシーズンを楽しむために、ルノーやアロンソの独走にストップをかけて欲しいって気持ちからの願いだ。

前回のフランスGPが終わった時点で、トップのアロンソは96ポイントで、2位のシューマッハ兄は79ポイントだから、17ポイントも差がある。そして、チームとしては、ルノーが142ポイントで、フェラーリが121ポイントだから、21ポイントも差がある。今回のドイツGPを入れて、残り7レースあるから、もちろん、十分に逆転は可能の範囲だけど、それは数字の上だけの話で、開幕戦からのルノーの速さとフェラーリの遅さを見てると、このままルノーの独走で終わりそうな気がしてた。だけど、シューマッハ兄は、「過去の栄光にしがみついているだけの男」だの、「年をとった年金受給者」だのって誹謗中傷されたから火がついたのか、2年前、3年前をホーフツさせるような「冷静で熱い走り」を見せ、2レース続けて優勝した。特に、前回の、ルノーのお膝元での優勝は、「どうだ!」って感じでサイコーだった。だから、今回、母国のドイツで優勝すれば、ふざけたダンスで挑発するアロンソに対して、長いアゴを向けてニヤリと笑ってやれるのだ。

‥‥そんなワケで、またまた長くなっちゃうから、レースのほうはザックリと行くけど、オープニングラップを終えたところで、上位は、ライコネン、シューマッハ兄、マッサ、フィジケラ、バトン、アロンソ、デラロサ、ウェバー、バリチェロ、クリエンってワケで、ここからアロンソの怒涛の追い上げがありそうだし、前にいるチームメイトのフィジケラが、アロンソにポイントをとらせるためにインチキしそうだし、とにかく、ここは、ホンダのバトンにがんばってもらうしかないって感じだ。で、このあと、スタートから調子の良かったデラロサが、3周目に燃料ポンプのトラブルでリタイア、あ~もったいない‥‥けど、バトンじゃなくて良かった。

ガソリンをちょっとしか積んでなかったトップのライコネンは、9周目にハヤバヤとピットインするも、右リアタイヤがなかなか外れなくて、15秒以上も掛かっちゃって、8番手まで下がっちゃう。これで、フェラーリの2台がワンツーで、アロンソはまだ5番手で、あたしの思い浮かべてる理想の形に近づいて来た。ガソリンを積んでたマシンは、バトンが16周目、バリチェロが18周目、マッサとフィジケラが19周目、シューマッハ兄が20周目、アロンソが21周目にピットインして、順位は変わらず‥‥って言いたいとこなんだけど、これだけのマシンの中で、なぜかアンラッキーなバリチェロだけ、マシンの後部から火が噴き出してリタイアした。ああ、ホンダって一体‥‥。

他のマシンもピットインを済ませ、3ストップ作戦のマシンは2回目のピットインも終えた中盤、33周目、最終コーナーでヴィルヌーヴのマシンが吹っ飛んだ。レース序盤にノーズを交換をしたんだけど、それでオーバーステアになっちゃって、コーナーでミスったみたいだ。この時点で、前から、シューマッハ兄、マッサ、バトン、フィジケラ、ウェバー、アロンソ、ライコネン、クリエン、トゥルーリ、クルサードって順番で、それも、フェラーリのワンツーの2台は、3番手のバトンに40秒近い差をつけてて、あたし的には「ウヒヒヒヒ♪」って感じだった。このあと、シューマッハ弟とモンテイロにドライブスルーペナルティがあったり、タクマのマシンが壊れてリタイアしたり、色んなプチ出来事がありつつも、マッサが44周目、シューマッハ兄が45周目にピットインしたけど、莫大なタイム差があったから、フェラーリのワンツーは変わらず。

それで、レース終盤のミドコロは、なんと言ってもライコネンだった。55周目に、3回目のピットインをしたライコネンは、6秒台の神ワザ的なピット作業からコースに戻ると、ちょうど4番手のウェバーが走って来てて、ウェバーとサイド・バイ・サイドでコーナーに突っ込み、暴走族チックに押さえ込んだ。そして、このあと、58周目、3番手を走るバトンまでオーバーテイクして、ライコネンは一気に3位に浮上した。やっぱ、ライコネンは、ポールからスタートしてっから、最低でも表彰台に上らないと、カッコつかないもんね。それにしても、このライコネンのドライブは、サイコーにカッコ良くて、あたしも小さいきっこたちも「ヒューヒュー」って感じだった。

で、上位のバトルから後方にカメラが切り替わると、ずっとがんばってたウェバーがスローダウンしてて、エンジンから白煙と火を噴きながら、ピットまで戻ってリタイアした。あと8周だったのに、かわいそう‥‥っていうか、ウェバーがリタイアしなければ、アロンソの順位がひとつ低かったのに(笑)‥‥なんて根性の悪いことを言ってたら、残り6周でアロンソがコースアウトして、砂利道をオフロード走行してる。そんな感じでチェッカーを受けて、結局、こんな結果になった。


1.シューマッハ兄(フェラーリ)
2.マッサ(フェラーリ)
3.ライコネン(マクラーレン)
4.バトン(ホンダ)
5.アロンソ(ルノー)
6.フィジケラ(ルノー)
7.トゥルーリ(トヨタ)
8.クリエン(レッドブル)
9.シューマッハ弟(トヨタ)
10.リウッツィ(トロロッソ)
11.クルサード(レッドブル)
12.スピード(トロロッソ)


‥‥そんなワケで、残りの10台はリタイアってことで、まるで、あたしの黒魔術が成功しちゃったみたいな結果になった。これで、トップのアロンソは、96ポイント+4ポイントで100ポイント、2位のシューマッハ兄は、79ポイント+10ポイントで89ポイントになったから、17ポイントだった差が11ポイント差に縮まったってワケだ。それよりも嬉しいのが、シューマッハ兄とマッサのワンツーフィニッシュによって、ルノーの149ポイントに対して、フェラーリは139ポイントと、21ポイントもあった差をたった1レースで半分の10ポイント差にしたことだ。これで、今週末のハンガリーGPも何倍も楽しめるようになったし、その次のトルコGPも、その次のイタリアGPも、その次の中国GPも、その次のニポンGPも、そして最後のブラジルGPまで、ずっと楽しめそうな今日この頃なのだ。


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