トルコ風GP
2~3日くらい前から、コンクリートとアスファルトだらけの東京も、ようやく、リトル涼しくなって来た‥‥って言っても、その前のクソ暑かった時に比べたらの話で、今だって、タンタン麺を食べてから冷房のついてない満員電車に乗ったら、たぶん暑い。で、あたしの場合は、毎年、ガリガリ君を食べて夏の暑さを乗り切ってるんだけど、今年の夏のガリガリ君は、「マンゴー味」だった。そんなに甘すぎず、ワリとトマコマイしてて‥‥じゃなくて、ワリとアサヒカワしてて‥‥じゃなくて、ワリとサッポロしてて、なかなか美味しい。それで、袋に書いてあったんだけど、ガリガリ君のファンクラブだか部活だかがあって、そこの人たちが考えて作ったそうだ。そんなガリガリ君の「マンゴー味」なんだけど、あたし的には、やっぱり、「コーラ味」のほうがお気に入りだ。あたしって、炭酸の強いソフトドリンクが苦手だから、飲み物のコーラはほとんど飲まないんだけど、コーラの味自体は好きだから、ガリガリ君の「コーラ味」と、チュッパチャプスの「コーラ味」は、どっちも大好きだ。
だけど、今年の夏は、ガリガリ君よりも気に入ったアイスを発見しちゃって、そればっか食べてたから、いつもの夏よりも、ガリガリ君の消費量が少なかった。それは、ガリガリ君とおんなじ「赤城乳業」から発売されてる「馬車道アイスクリン」ていうんだけど、ガリガリ君みたいに棒がついてるバニラアイスで、1個100円だから、ガリガリ君よりは高い。それで、昔のアイスの味を再現したものなんだけど、とにかく、メッチャうまい! スーパーカップみたいなバニラを食べると、甘くてあとからノドが乾いたりするけど、この「馬車道アイスクリン」は、バニラなのにシャリシャリしてて、なんか、牛乳を凍らせたみたいな感じで、甘さもちょうど良くて、とにかく、メッチャうまい! 雪印の「トルコ風アイス」のバニラ練乳仕立てを「しつこさレベル10」とすると、スーパーカップのバニラは「しつこさレベル7」くらいで、この「馬車道アイスクリン」が「しつこさレベル1」って感じになる。そのくらい、サッポロしてるってことだ。ま、「トルコ風アイス」の場合は、納豆みたいにネバネバしてるから、味だけじゃなくて、その視覚的なイメージだけでも、「しつこさレベル」がアップしちゃいそうな気がする今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、「トルコ風アイス」って言えば、誰でも‥‥は思い浮かべないと思うけど、一部の人だけが思い浮かべるのが、トルコGPにおけるマクラーレンのライコネンだ。F1のドライバーって、フェラーリのシューマッハ兄は「赤き皇帝」、ルノーのアロンソは「蒼きマタドール」ってふうに、センスの悪いニックネームをつけられちゃってるんだけど、マクラーレンのライコネンは、「アイスマン」て呼ばれてる。これは、北欧のフィンランドの出身てことと、クールで冷静なドライビングをするとこからつけられたニックネームだ。
だから、F1ファンが「トルコ風アイス」って言葉を聞くと、たぶん、2人に1人くらいは、「トルコGPにおけるライコネン」を思い浮かべると思う。だけど、実際に「トルコ風アイス」を食べてみると、納豆みたいにネバネバしてるから、ドライビングスタイルとしては、ライコネンよりも中島悟を思い出す。ライコネンは、クールで冷静だけど熱い走りをするから、往年のドライバーの中だと、プロストに似たタイプと言える。シューマッハ兄も、プロストに似たタイプなんだけど、去年と今年のシューマッハ兄を見てると、メンタルな部分に原因があるようなイージーミスが目立つようになって来たから、まだまだプロストのレベルとは言えないだろう。
アロンソがセナに似たタイプのドライブをするから、シューマッハ兄がもうちょっとプロストみたいに、プロフェッサータイプになってくれれば、今シーズンはもっともっと面白くなるんだけど、お尻に火がついた状態のシューマッハ兄は、メンタル面での弱点が出まくりで、なんだかなぁ~って感じがする‥‥なんてことも言ってみつつ、もう、2000字近く書いて来てんのに、まだ、トルコGPのスターティンググリッドも書いてないんだから、今日の日記は、いつも以上に長くなりそうだ(笑)
‥‥そんなワケで、年収70億円を超えるシューマッハ兄を筆頭に、普通の人が一生かかっても稼げないような金額をたった数レースで稼いじゃうスーパーセレブたちの競演、F1グランプリだけど、前回のハンガリーGPが終わってから、今回のトルコGPまでが、スーパーセレブたちの3週間ほどの夏休みだった。だけど、豪華なクルーザーで美女をはべらせてパーティーをやったり、お城みたいな別荘でのんびり過ごしたりできたのは、ほんの一部のドライバーだけで、移籍だ残留だ引退だ何だって、来シーズンのことでバタバタしてたドライバーも多い。
特に、シューマッハ兄は、引退を囁かれちゃってる上に、ハンガリーGPでタイヤを換えずに走り続けて、結局、チェッカーを受けられなかった件について、色んな人から酷評されてる。スーパーマリオ‥‥じゃなくて、スタン・ハンセン‥‥じゃなくて、マンセルからも、「目先のポイントに惑わされて判断を誤った」とかって言われちゃったみたいだけど、コレって、結果を知ってからのコメントじゃん。あたしは、マンセルは大好きだから、あんまり悪くは言いたくないけど、なんか、優等生のコメントみたいで、乱暴で大ザッパなマンセルのコメントとは思えない。だいたいからして、もしも、シューマッハ兄のタイヤがギリギリもって、3位でフィニッシュできてたら、マンセルをはじめとして、シューマッハ兄の判断を責めてる人たちは、それでも酷評しただろうか? たぶん、みんな、「ナイス判断!」とかって言ってそうじゃん(笑)
残りのレース数や、アロンソとのポイント差を考えたら、あの状況で、安全策を取って3ポイント前後を取ることよりも、イチかバチかの賭けに出て6ポイントを狙うってのは、「無謀」じゃなくて「十分に考えられる作戦のひとつ」だと、あたしは思った。ま、シューマッハ兄は、「あれが自分のスタイルだ」ってコメントしたから、あたし的にはオッケーなんだけど、ひとつだけミットモナイと思ったのは、みんなから責められてるシューマッハ兄を擁護するために、シューマッハ兄のオヤジがシャシャリ出て来ちゃって、37才の大の男を必死で守ったことだ。なんか、どっかの八百長ボクサーのバカオヤジと重なっちゃって、シラケちゃったよ。
‥‥そんなワケで、シューマッハ兄は、これだけでも踏んだり蹴ったりなのに、さらに、メンドクサイコトに巻き込まれちゃった。ザウバーをクビになったヴィルヌーヴが、イギリスの「F1レーシング」に、シューマッハ兄のことをボロクソにコメントしたのだ。シーズン半ばでクビになっちゃったヴィルヌーヴは、カナダのケベックで行なわれた「インターナショナル・バルーン・フェスティバル」に出演して、6万人の観客の前で、カナダの人気ポップシンガーのガロウとデュエットしたりして、もう完全にレースから離れちゃった生活をしてるから、何でも言えるんだと思うけど、こんなコメントを出したのだ。
「ミハエル・シューマッハは、確かにレーサーではあるけど、ただのレーサーってだけで、スターとは言えないね。アイルトン・セナは、ジェームス・ディーンのように若くして亡くなったから、多くの人たちの心の中に生き続けてる。アラン・プロストだって、ナイジェル・マンセルだって、F1を引退したあとも、長い間、多くの人たちが彼らのレースを記憶している。そして、彼らは、本物のヒーローになったのさ。これは、シューマッハにはできないことさ。セナも、レースの上では、シューマッハのように汚いテクニックも使ってた。でも、それは、レースの上だけのことで、彼は、ファンに嘘をつくようなことだけはしなかった。だけど、シューマッハは、ファンにも嘘をつくし、ドライバー仲間にも嘘をつく。そんな人間なのに、素晴らしい人物だ、素晴らしいチャンプだなんて、とても呼べないよ。悲しいことだけど、彼が引退したら、あっと言う間に忘れ去られるだろうね」
あたしは、何で、ヴィルヌーヴがこんなコメントをしたのか、ホントのとこは分かんないけど、あたしの予想だと、10年越しの粘着質なジェラシーなんじゃないかって思う。1996年、ウィリアムズルノーからF1デビューしたヴィルヌーヴは、初出場の予選でいきなりポールを取り、決勝ではギアボックスにトラブルが出たんだけど、何とか2位に入賞した。何年も参戦してても、一度も表彰台に上がったことのないドライバーだってたくさんいるのに、デビュー戦で2位表彰台だなんて、あまりにもすごすぎる。ま、当時のウィリアムズルノーは速かったから、ヴィルヌーヴがいくらカートのチャンプだったとしても、親の七光りがなかったら、とてもシートには座れなかったと思うし、それまでウィリアムズルノーに乗ってたクルサードがマクラーレンに移籍しちゃって、その代わりに乗れることになったんだから、ヴィルヌーヴは、お父さんに感謝するとともに、クルサードにも感謝しつつ、ペヤング焼きそばを食べなきゃなんない。
‥‥そんなワケで、前年と前々年のチャンプだったシューマッハ兄が、ベネトンからフェラーリに移籍して、この年からフェラーリに乗るようになったんだけど、当時のフェラーリは遅かったから、「2年連続でチャンプになった優秀なるシューマッハ兄を迎えて、フェラーリチームを再建する」って計画だった。で、この年は、ヴィルヌーヴと、チームメイトのデーモン・ヒルとがチャンプ争いをして、ニポンGPでデーモン・ヒルがチャンプになったんだけど、次の年の1997年は、ヴィルヌーヴとシューマッハ兄がチャンプ争いをしたのだ。ようするに、今、ルノーのアロンソと、フェラーリのシューマッハ兄とが、チャンプ争いをしてるけど、10年前には、これとおんなじように、ウィリアムズルノーのヴィルヌーヴと、フェラーリのシューマッハ兄とが、チャンプ争いをしてたのだ。
それで、ヴィルヌーヴのほうが、ポイントはリードしてたんだけど、1個前のニポンGPで、シューマッハ兄が優勝して、ヴィルヌーヴはイエローフラッグの無視で失格になっちゃったから、これで差が縮まって、2人のチャンプ争いは、最終戦のヨーロッパGPまでもつれ込んだ。この頃は、中野信治が、今のタクマみたいな存在で、片山右京が、今の山本左近みたいな存在で、あとは、ゴクミのダンナのアレジとかも走ってたし、なかなかバラエティーに富んだメンツだった。それで、ヨーロッパGPでは、チャンプ争いをしてたヴィルヌーヴとシューマッハ兄が接触しちゃって、シューマッハ兄がリタイアになり、これで、ヴィルヌーヴがワールドチャンプになった。
デビュー2年目にして、ワールドチャンプになったヴィルヌーヴとは正反対に、2年前までのワールドチャンプだったシューマッハ兄は、この時の接触を「故意の接触」って判断されて、シーズン終了後にランキングを剥奪されちゃった。その上、「オフシーズンに交通安全キャンペーンのボランティアをしろ」っていう制裁まで食らっちゃった。だから、この2年間だけを見ると、光り輝いてたのはヴィルヌーヴで、シューマッハ兄はボロボロだった。だけど、ここから先は、まったく逆になる。2000年から2004年までの5年間、シューマッハ兄は連続でワールドチャンプになり、フェラーリの黄金時代を築いたけど、ショボいBARに移籍して、ぜんぜん勝てなくなったヴィルヌーヴは、良くても年間7位、悪いときは1シーズンで1ポイントもとれなかった。そして、ザウバーに移籍したんだけど、それでもパッとしなくて、結局、今シーズンの途中でクビになっちゃった。
で、シューマッハ兄のほうは、2005年の大幅なレギュレーションの変更で、フェラーリ暗黒時代に入り、ルノーとアロンソに王座を渡すことになっちゃったけど、今年になって、また、復活して来たってワケだ。つまり、ベネトン時代にも、2年連続でチャンプになってて、フェラーリに移籍してからは、文字通りフェラーリの看板として、5年連続でチャンプになり、2005年はダメだったけど、今年もまた、チャンプ争いをしてるのが、シューマッハ兄ってワケだ。そして、10年前に一度だけチャンプになれたけど、それからは下降線をたどり続けて、ついに今年でクビになっちゃったのが、ヴィルヌーヴってワケだ。
そのヴィルヌーヴが、シューマッハ兄に対して、「彼が引退したら、あっと言う間に忘れ去られるだろうね」ってコメントするのは、なんか、「負け犬の遠吠え」っぽく感じちゃう。あたし的には、シューマッハ兄よりはヴィルヌーヴのほうが好きなんだけど、自分もサーキットを走ってる時、つまり、おんなじ土俵に上がってる時に言えよ!‥‥って思っちゃう。自分がレーサーをやめてから言うなんて、ちびまる子の藤木よりもヒキョーな気がするし、言ってるヴィルヌーヴのほうがミジメに思えて来る。
‥‥そんなワケで、今回のヴィルヌーヴの発言に対して、シューマッハ兄のほうは、大人の対応っていうか、まったく相手にする気はないみたいだ。「ヴィルヌーヴの発言はすべて把握している」とした上で、「いっさいノーコメント」だって言ってるけど、そりゃそうだろう。ザウバーのドライバーとしてのヴィルヌーヴの発言だったとしたら、それなりに対応すべきだけど、ザウバーをクビになったヴィルヌーヴの発言なんだから、マトモに相手にするワケはないと思う。それに、このヴィルヌーヴの発言に対して、シューマッハ兄のほうまでが、「彼はボクに嫉妬してるんだよ。まあ、彼のように遅いドライバーがコース上にいると、危なくてジンジャエールだから、クビになってくれて助かったけどね。そして、何よりも傑作なのは、彼がクビになって、代わりに入ったドライバーの名前が、クビサってことだよ。ボクはドイツ語と英語しか話せないけど、もしもニポン語が理解できたら、このオヤジギャグには大爆笑してたところだね」って感じで、子供のケンカみたいなことを始めちゃったら、こんなに長く書いて来ても、まだ、スターティンググリッドも書いてないトルコGPのことが、いつになったら始まるんだか分かりゃしない(笑)
ま、「きっこの日記」の賢明なる読者諸兄なら、ここまで、この流れで来ちゃったら、たぶん、トルコGPのことは思いっきりハショルんだろうな‥‥ってことをウスウス感づいてると思うけど、世田谷通り‥‥じゃなくて、明治通り‥‥じゃなくて、その通り! ホントは、どこかでテキトーにトルコGPへとナダレ込ませようと思ってたんだけど、焼酎の渋茶割りを飲みながら、大好きなF1のことを思いつくまま好き勝手に書いてたら、知らないうちにこんなに長くなっちゃって、とてもじゃないけど、トルコGPのことを書く余裕がなくなって来ちゃった。だから、今世紀最大のハショリを炸裂させて、思いっきりデフォルメしちゃうけど、今回のトルコGPは、シューマッハ兄のチームメイトのマッサが、ポール・トゥ・ウィンで初優勝して、アロンソが2位、シューマッハ兄が3位になった。つまり、アロンソとシューマッハ兄とのドライバーズポイントは開いちゃったけど、ルノーとフェラーリとのコンストラクターズポイントは縮まったってことで、フェラーリを応援しつつも、シューマッハ兄はそんなに好きじゃないあたしとしては、願ったり叶ったりって感じ‥‥でもないんだけど、「ま、いっか!」って感じの結果だった。
イベントとしては、スタート直後の1コーナーのツッコミで、まるで、こないだのアメリカGPの時みたいな多重クラッシュがあって、みんなそろってハレホレ状態になっちゃってた。それと、フジテレビ的なネタとしては、オープニングの映像のところどころに、ナゼか、「キャンキャン」の3人娘が踊ってるCMの映像がコラージュされてて、あたしは、「山田優ちゃんだけなら分かるけど、蛯原友里だの押切もえだの、何で映すんだろう?」って思ってた。そしたら、番組が始まったら、蛯原友里と押切もえがゲストに来てて、例の脳みそが溶けて耳から流れ出しちゃったみたいなしゃべり方で、「F1のことはぁ~~~なんにもわかんないんですけどぉ~~~これから覚えてぇ~~~行こうとぉ~~~思いますぅ~~~」とかってノタマッたもんだから、あたしは、後頭部を鈍器で殴られたほどのショックアブソーバーでダッフンしちゃった。
‥‥そんなワケで、仕事だからイヤイヤ来てるだけで、モータースポーツなんかまったく興味が無いのが見え見えのフリフリのヒラヒラのワンピの2人と、いつものお通夜みたいなスーツの山田優ちゃんとのギャップもすごかったけど、それよりも、このバカ女2人に対して、偉そうにF1のことを教えてた永井大に呆れ返った。永井大が、蛯原友里と押切もえにF1のことを教えるのって、数学の授業で、ヒトケタの足し算しかできないヤツが、ヒトケタの足し算もできないヤツに、ヒトケタの足し算を教えるようなもんで、その様子をテレビで見てる全国の人たちは、微分積分も朝マック前って感じなんだけどね。今までは、F1が大好きな1人の視聴者として、フジテレビに対して色々と文句を言って来たけど、ここまでトチ狂ったことをされちゃうと、もう、何も言うことはない。その上、カンジンの放送のほうも、レースの後半になったら、「3分間レースを放送したら1分間のCM」ってパターンの繰り返しで、まるで、ボクシングの試合をやってるみたいなデタラメな放送だった。2時間のレースを1時間ちょっとに収めるために、レース展開なんかぜんぜん無視してカットしまくりだったし、トルコ風アイスくらい粘り強いあたしでも、サスガに今回の放送は、観てるのがバカバカしくなっちゃった‥‥って言っても、一応は録画しながら最後まで観たんだけど、あまりにもカットしすぎで、なんか、「トルコGP」って言うよりも、「トルコ風GP」って感じがした今日この頃なのだ。
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