小学生を見習え!
8月6日の広島の「原爆の日」に続き、今日、9日は、長崎の「原爆の日」だったので、コイズミは、また今年も「めんどくせえな‥‥」って思いながら、両方の式典にイヤイヤ出席した。特に、今年は、莫大な税金を使った卒業旅行で世界各地を遊び歩いてる最中だから、こういった式典への出席を例年にも増して「めんどくせえな‥‥」って思ったことだろう。そんなコイズミが、6日の広島の式典で、ブレーンに書いてもらって、早口で棒読みした原稿が、次のものだ。
今から61年前の今日、原子爆弾の投下により、十数万ともいわれる尊い命が一瞬にして失われ、この広島の地は廃虚と化しました。本日、広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式に当たり、原子爆弾の犠牲となられた方々の御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。また、今なお被爆の後遺症に苦しんでいる方々に、心からお見舞い申し上げます。
政府は、被爆者の方々に対して、これまで保健、医療及び福祉にわたる総合的な援護施策を充実させてきました。昨年秋からは、在外の被爆者の方々が我が国の在外公館を通じて手当の申請ができるよう制度改正を行ったところです。今後とも、被爆者の方々の実情を踏まえた諸施策を誠心誠意推進してまいります。
広島は、焦土から立ち上がり、国際平和文化都市として、大きく成長しています。今日まで、広島の復興と発展に尽力された多くの皆様に心から敬意を表します。
私は内閣総理大臣として、平成13年以来過去5回ずつ、広島と長崎の両方の犠牲者に対する慰霊・平和祈念式典に参列してまいりました。我が国は人類史上唯一の被爆国として、その経験を国際社会に語り継いでいく責任があります。広島、長崎の悲劇は、いずこにおいても再び繰り返されてはならないとの決意の下、我が国は、戦後61年の間、不戦の誓いを体現し実行してきました。
私は、ここ広島において、本日の式典に臨み、犠牲者の御霊と広島市民の皆様の前で、今後とも、憲法の平和条項を順守し、非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて、国際社会の先頭に立ち続けることを改めてお誓い申し上げます。
終わりに、犠牲となった方々の御冥福と、被爆者並びに御遺族の今後の御多幸、そして広島市の一層の発展をお祈り申し上げます。
平成18年8月6日
内閣総理大臣 小泉純一郎
この、あまりにも厚顔無恥な自画自賛ぶりには、サスガのあたしも、コアラのマーチの「牧場ミルク」を噴き出しちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、この、心にも無い大嘘だらけの薄っぺらな言葉の羅列を見ると、すべて「想定内」だとうそぶきながら結局は逮捕されちゃった詐欺師の虚業家や、自分のことを「プロ中のプロ」って連呼してたペテン師ファンドマネージャーや、どっかの八百長ボクシング親子の姿がオーバーラップして来る。こいつらに共通するのは、どれも中身がカラッポで、外ヅラだけを粉飾決算して来たハリコのトラだってことで、すべては、「時間が経てば正体がバレる」ってことだ。
コイズミは、何の臆面もなく、自分が総理就任以来、毎年欠かさず、5年連続(今年で6回目)で、広島と長崎の式典に出席してることをアピールしたけど、式典後に行なわれる「被爆者代表から要望を聞く会」は、5年連続で「欠席」してるのだ。ま、北朝鮮の拉致被害者家族からの面会の要望も、ついに5年間ずっと逃げ切ったコイズミだから、こんなことは今に始まったことじゃないけど、被爆者の人たちにしてみたら、式典で心にも無い原稿の棒読みなんかされるよりも、10分でも15分でもいいから、「被爆者代表から要望を聞く会」に顔を出して、苦しんでる人たちのナマの声を聞いて欲しいって思うのが本音だろう。
ちなみに、この日、式典が終わると、逃げるように会場をあとにしたコイズミだけど、この日の予定は、この式典だけだったのだ。コイズミは、10時46分発の全日空676便で東京に戻って来たんだけど、9時40分に広島空港に到着してから、出発までの1時間を空港の貴賓室でボケーッと過ごしてた。そんな時間があるんなら、いくらでも「被爆者代表から要望を聞く会」に出席できたのに‥‥。さらには、11時57分に羽田空港に到着し、12時28分に公邸に戻ったんだけど、この日は何の予定も無くて、翌日の朝の10時半まで、22時間もオフだったのだ。被爆者たちからの強い要望があったのにも関わらず、毎年毎年、逃げ続けて来た「被爆者代表から要望を聞く会」なんだから、次の日まで丸1日も何の予定も無いんなら、最後の年くらい、ほんの30分でも顔を出すのが、総理大臣としての責任以前に、「人の心」なんじゃないかって思う。
ま、コイズミみたいな冷血漢に、「人の心」を求めること自体がナンセンスなんだけど、コイズミは、この広島入りの2日前の8月4日のお昼過ぎには、自分のアトガマの安倍晋三の根回しのために、安倍の地盤の山口県へと飛んでいたのだ。そして、「視察」と称してアチコチに根回しをしたあと、夕方の6時には、高級日本料理店「春帆楼(しゅんぱんろう)」の下関本店で、安倍晋三と昭恵夫人、山口県知事の二井関成(にい せきなり)、下関市長の江島潔らと落ち合い、豪華フグ三昧で、まるで悪代官と越前屋の悪ダクミみたいに、「安倍晋三君を次期総理大臣にするための宴」が行なわれたってワケだ。ちなみに、この「春帆楼」ってのは、オリックス・リアルエステート株式会社が100%出資してる完全な子会社で、そのオリックス・リアルエステート株式会社ってのは、オリックス株式会社が100%出資してる完全な子会社で、そのオリックス株式会社のトップと言えば、皆さんオナジミの、村上ファンドの黒幕にして、コイズミ自民党ともベッタリ癒着してて、どんなに悪いことをやっても絶対に逮捕されない不思議なおじさん、宮内義彦だ。う~ん、悪代官どもが利用するのには、ピッタリのお店じゃん(笑)
で、この「春帆楼」で、2時間半もフグ三昧と根回し三昧を楽しんだコイズミは、山口県長門市の高級旅館「大谷山荘」に泊まり、のんびりと温泉を満喫して、ビールを2本も飲んだ。そして、翌日は、秋吉台で上利礼昭秋芳町長、河村建夫衆議院議員、福島啓史郎参議院議たちに根回ししてから、萩市へ向かい、今度は、野村興児萩市長に、安倍晋三の弟の岸信夫参議院議員を使って根回しした。そして、高級な日本料理を食べ、高杉晋作の誕生地だの、松下村塾だの、吉田松陰の誕生地だのと、「視察」という名の「税金を使った観光」を続け、もう一度、二井関成山口県知事に「安倍君をよろしく」と念を押したあと、夜の7時に広島プリンスホテルに到着した。で、翌朝まで12時間以上ものんびりしてから、8月6日、広島の式典に「たったの1時間だけ」出席して、そのあとは何の予定も無いのに、トットと東京に帰って来たってワケだ。この恐るべきコイズミのスケジュールを見ると、安倍晋三の根回しのためには丸2日も掛けてるのに、広島の式典なんか、安倍晋三の根回しの帰りに、ついでにチョコっと顔を出しただけだってことがバレバレだろう。
‥‥そんなワケで、目の中に入れても痛くないほど可愛がってる安倍晋三を台本通りに自分のアトガマにするために、あまりにも熱心に根回しに奔走して、その帰りがけに、「めんどくせえな‥‥」って思いながらイヤイヤ出席した広島の式典だから、その式辞に心なんかこもってるワケがない。コイズミの式辞は、テレビ中継を見てた人たちだけじゃなく、実際に出席してた多くの人たちからも、「声が小さくて何を言っているのか分からなかった」「慌てて早口で読んでいて、早く帰りたそうに見えた」「毎年のことだけれど、用意された原稿を棒読みしているだけで、まったく心が感じられなかった」「自分の自慢話をしているようにしか聞こえなかった」などの不満の声が多かった。そして、中でも多かったのが、「こども代表の小学生の『誓いの言葉』のほうが、何倍も心に響いた」って意見だった。
「こども代表・平和への誓い」
昭和20年8月6日、午前8時15分。一瞬にして広島の街は何もかも破壊されました。原子爆弾は、高温と爆風で人々をおそい、さらに死の放射能で街を汚染していきました。そして、その年の終わりまでに約14万人もの命が失われました。14万の夢や希望、未来が奪われ、数え切れないほどの悲しみが生まれたのです。
平成17年11月22日。私たちの身近なところで、とても悲しい、辛い事件が起きました。その事件によって、私たちが当たり前だと思っていた日常は壊れてしまいました。好きな友だちとおしゃべりしながら登下校したり、一人で外へ出ることもできなくなりました。そして、私たちは事件を通して、一つの命の重みを知りました。
この時奪われた命も、原子爆弾や戦争で奪われた多くの命も同じ命です。一つの命について考えることは、多くの命について考えることにつながります。命は自分のものだけでなく、家族のものであり、その人を必要としている人のものでもあるのです。
「平和」とは一体何でしょうか。
争いや戦争がないこと。いじめや暴力、犯罪、貧困、飢餓がないこと。
安心して学校へ行くこと、勉強すること、遊ぶこと、食べること。
今、私たちが当たり前のように過ごしているこうした日常も「平和」なのです。
世界中のどこの国も「平和」であるために、今必要なことは、自分の考えを伝えること、相手の考えを受け入れること、つまりお互いの心を開くことです。人間は言葉をもっています。心を開けば対話も生まれ、対話があれば争いも起きないはずです。
そして、自分だけでなく他の人のことを思いやること、みんなと仲良くすることも「平和」のためにできることです。
私たちはこれまで、祖父母や被爆者の方から体験を聞いたり、「平和」について学習したりする中で、原爆や戦争のことについて学んできました。しかし、まだまだ知らないことがたくさんあります。これからもヒロシマで起きた事実に学び、それを伝えていかなければなりません。
私たちは、命を大切にし、精いっぱい生きることを誓います。
私たちヒロシマのこどもは世界中の国々や人々との間の架け橋となり、「平和」の扉を開くために一歩一歩、歩み続けていくことを誓います。
平成18年8月6日
こども代表
広島市立南観音小学校6年 新谷望
広島市立楽々園小学校6年 スミス・アンジェリア
‥‥そんなワケで、あたしが色々と仲良くさせてもらってる「カナダde日本語」ってブログのミニーさんも、この、こども代表の「平和の誓い」を取り上げてるけど、こういった「本物の言葉」を前にすると、用意された原稿を早口で棒読みしただけのコイズミの薄っぺらな言葉からは、ライブドアや村上ファンド、亀田親子と同じような、虚飾の匂いしか感じられなかった。その上、「今後とも、被爆者の方々の実情を踏まえた諸施策を誠心誠意推進してまいります。」って言いながらも、スケジュールはガラ空きなのに、被爆者たちが熱望してる「被爆者代表から要望を聞く会」は完全に無視してる事実。「憲法の平和条項を順守し」って言いながらも、イラクでは航空自衛隊が多国籍軍の武装した兵士たちを戦地へと運び続けて「参戦」してる事実。「非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて」って言いながらも、長崎に落とされた原爆の2000発ぶんに相当する「43トン」ものプルトニウムを保有してる上に、さらに、青森県六ケ所村再処理工場でのプルトニウム抽出をムリヤリに推し進めて、三陸沿岸を放射能汚染でメチャクチャにしちゃった事実。言ってることとやってることがこれほど正反対なのに、よくもこんな大嘘の式辞を平然と読み上げられたもんだよ、このペテン師は‥‥って感じの今日この頃なのだ。
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