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2006.08.01

ドイツもコイツもグランプリ

Dgp
昨日の続きなんだけど、お酒を飲みながらF1のドイツGPを観戦して、完全に燃え尽きたあたしと小さいきっこたちは、歯磨きもしないで、そのままベッドに倒れこんで、爆睡した。それで、朝の7時に、セットしといた KISSの「デトロイト・ロック・シティ」が大音量で流れて目が覚めたんだけど、5時間以上も寝られたから、スパッと起きることができた。で、ベッドに横になったまま、タバコに火をつけて、2~3服してから、起き上がった。

あたしは、朝起きて、まずは歯磨きするんだけど、うちのマンションは‥‥っていうか、たいていのマンションはみんなおんなじだと思うけど、トイレとバスルームが並んでて、その前のとこに洗面台がある。それで、タバコをくわえたまま洗面台に向かったんだけど、洗面台のとこに着いたトタンに、あたしは、ゆうべ、バスルームに置いといた「CRC-556」のことを思い出した。で、タバコをくわえたまま、バスルームのドアを開けたら、その瞬間、ドカ~~~ン!!‥‥てのはウソだけど、バスルーム中に「CRC-556」の匂いが充満してて、マジで引火しそうなイキオイだった。それで、念のために、洗面台でタバコの火を消してから、バスルームに入ったら、「キャ~~~ッ!」

あたしは、右足からバスルームに入ったんだけど、その右足が一気にツツーッて滑ってって、だけど左足はバスルームの外にシッカリと残ってて、ものすごいマタサキ状態になって、左足のモモをドアの段差で強打した上に、ひっくり返って後頭部を壁のタイルに強打した上に、右手をバスタブに強打した上に、「CRC-556」にバケツをかぶせて洗剤を乗せてたのを蹴り飛ばして洗剤を撒き散らした上に、そのバケツがセッケンとかボディブラシとかを並べてる棚にぶつかって色んなものがメチャクチャに散乱した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、タバコの火が引火して、爆発して、実験に失敗した博士みたいになっちゃうのだけは回避できたんだけど、それに負けるとも劣らないほどの大ダメージを受けて、しばらく、バスルームの中で動けなくなってた。ようするに、少しずつ漏れてた「CRC-556」が、バスルームのタイルの上に広がってて、あたしの履いてたスリッパの裏が滑ったってワケなんだけど、あたしは、あっちもこっちも痛くて、それだけでも気持ち悪いのに、「CRC-556」の匂いのするバスルームに10分以上も倒れてたから、ホントに吐きそうなくらい気持ち悪くなった。

だけど、あたしの場合、ふだんの行ないがいいからなのか、不幸中のサイワイって感じで、どこからも流血しなかった。それで、あたしは、心配して出て来た小さいきっこたちに、ベホイミを唱えてもらって、なんとかヨロヨロと復活した。ベホマとかベホマズンとかが使えればいいんだけど、小さいきっこたちは、まだレベルが低いので、回復魔法はベホイミしか使えないのだ。

それで、半分ほど復活したあたしは、バスルームに散らかったものを片づけてから、飛び散った洗剤を使って、タイルを洗った。そしたら、こぼれてた洗剤が多すぎて、流しても流してもヌルヌルしてて、今度は洗剤のヌルヌルで滑りそうになった。とにかく、朝から、モンティパイソンみたいにドタバタしちゃったあたしだけど、ここまでは昨日の続きの報告ってことで、そろそろ、あまりにもワンダホーなドイツGPのスターティンググリッドをサラッと流したいと思う。


1.ライコネン(マクラーレン)
2.シューマッハ兄(フェラーリ)
3.マッサ(フェラーリ)
4.バトン(ホンダ)
5.フィジケラ(ルノー)
6.バリチェロ(ホンダ)
7.アロンソ(ルノー)
8.シューマッハ弟(トヨタ)
9.デラロサ(マクラーレン)
10.クルサード(レッドブル)
11.ウェバー(ウィリアムズ)
12.クリエン(レッドブル)
13.ヴィルヌーヴ(ザウバー)
14.ロズベルグ(ウィリアムズ)
15.ハイドフェルド(ザウバー)
16.リウッツィ(トロロッソ)
17.佐藤琢磨(スーパーアグリ)
18.モンテイロ(ミッドランド)
19.スピード(トロロッソ)
20.トゥルーリ(トヨタ)
21.アルバース(ミッドランド)
22.山本左近(スーパーアグリ)


‥‥そんなワケで、久々のライコネンのポールと言い、シューマッハ兄とアロンソとの位置関係と言い、通算300回目の記念すべきF1参戦を好位置からスタートできるホンダの2台と言い、いいとこにいるデラロサと言い、せっかくの「CRC-556」だか「SA-06」だかをフリー走行でクラッシュしちゃってピットスタートになったサコンと言い、ミドコロは満載だ。で、フォーメーションラップが終わって、グリッドについたマシンを前から映してたんだけど、やっぱ、マクラーレンのカラーはカッコイイね。これでエンジンがメルセデスじゃなかったら、フェラーリよりもホンダよりも応援しちゃうんだけどな‥‥なんてことを思ってたら、スタートした!

ポールのライコネンと、2番手、3番手のフェラーリはそのまま1コーナーへ流れてったんだけど、その後ろを見ると、水色のマシンが2台続いてる。スタートで、ルノーの2台がホンダの2台を抜いたんだ。それにしても、ホンダって、マジでスタートがダメだよね。どんなに予選でがんばっても、決勝のスタートでどんどん抜かれちゃったら意味が無い。オマケに、2コーナーでは、バリチェロが、クルサードと接触したシューマッハ弟にもパスされちゃった。事故車に抜かれるなんて、ホンダのマシンって、なんでこんなにヘッポコなんだろう?

他にも、サコンはエンジンが掛からなくてスタートできないし、渋滞を走り慣れてないアロンソはラインが無くなってコースから押し出されちゃうし、ロズベルグは早々にタイヤバリアにツッコミを入れてるし、なんだかハレホレだ。だけど、あたしとしては、一番の願いは、「シューマッハ兄が優勝して、マッサが2位に入ること」で、2番目の願いは、「アロンソがポイント圏外か、できるだけ低いポイントになること」だから、今んとこ、いい感じだ。これは、別に、ルノーやアロンソを嫌ってるワケじゃなくて、残りのシーズンを楽しむために、ルノーやアロンソの独走にストップをかけて欲しいって気持ちからの願いだ。

前回のフランスGPが終わった時点で、トップのアロンソは96ポイントで、2位のシューマッハ兄は79ポイントだから、17ポイントも差がある。そして、チームとしては、ルノーが142ポイントで、フェラーリが121ポイントだから、21ポイントも差がある。今回のドイツGPを入れて、残り7レースあるから、もちろん、十分に逆転は可能の範囲だけど、それは数字の上だけの話で、開幕戦からのルノーの速さとフェラーリの遅さを見てると、このままルノーの独走で終わりそうな気がしてた。だけど、シューマッハ兄は、「過去の栄光にしがみついているだけの男」だの、「年をとった年金受給者」だのって誹謗中傷されたから火がついたのか、2年前、3年前をホーフツさせるような「冷静で熱い走り」を見せ、2レース続けて優勝した。特に、前回の、ルノーのお膝元での優勝は、「どうだ!」って感じでサイコーだった。だから、今回、母国のドイツで優勝すれば、ふざけたダンスで挑発するアロンソに対して、長いアゴを向けてニヤリと笑ってやれるのだ。

‥‥そんなワケで、またまた長くなっちゃうから、レースのほうはザックリと行くけど、オープニングラップを終えたところで、上位は、ライコネン、シューマッハ兄、マッサ、フィジケラ、バトン、アロンソ、デラロサ、ウェバー、バリチェロ、クリエンってワケで、ここからアロンソの怒涛の追い上げがありそうだし、前にいるチームメイトのフィジケラが、アロンソにポイントをとらせるためにインチキしそうだし、とにかく、ここは、ホンダのバトンにがんばってもらうしかないって感じだ。で、このあと、スタートから調子の良かったデラロサが、3周目に燃料ポンプのトラブルでリタイア、あ~もったいない‥‥けど、バトンじゃなくて良かった。

ガソリンをちょっとしか積んでなかったトップのライコネンは、9周目にハヤバヤとピットインするも、右リアタイヤがなかなか外れなくて、15秒以上も掛かっちゃって、8番手まで下がっちゃう。これで、フェラーリの2台がワンツーで、アロンソはまだ5番手で、あたしの思い浮かべてる理想の形に近づいて来た。ガソリンを積んでたマシンは、バトンが16周目、バリチェロが18周目、マッサとフィジケラが19周目、シューマッハ兄が20周目、アロンソが21周目にピットインして、順位は変わらず‥‥って言いたいとこなんだけど、これだけのマシンの中で、なぜかアンラッキーなバリチェロだけ、マシンの後部から火が噴き出してリタイアした。ああ、ホンダって一体‥‥。

他のマシンもピットインを済ませ、3ストップ作戦のマシンは2回目のピットインも終えた中盤、33周目、最終コーナーでヴィルヌーヴのマシンが吹っ飛んだ。レース序盤にノーズを交換をしたんだけど、それでオーバーステアになっちゃって、コーナーでミスったみたいだ。この時点で、前から、シューマッハ兄、マッサ、バトン、フィジケラ、ウェバー、アロンソ、ライコネン、クリエン、トゥルーリ、クルサードって順番で、それも、フェラーリのワンツーの2台は、3番手のバトンに40秒近い差をつけてて、あたし的には「ウヒヒヒヒ♪」って感じだった。このあと、シューマッハ弟とモンテイロにドライブスルーペナルティがあったり、タクマのマシンが壊れてリタイアしたり、色んなプチ出来事がありつつも、マッサが44周目、シューマッハ兄が45周目にピットインしたけど、莫大なタイム差があったから、フェラーリのワンツーは変わらず。

それで、レース終盤のミドコロは、なんと言ってもライコネンだった。55周目に、3回目のピットインをしたライコネンは、6秒台の神ワザ的なピット作業からコースに戻ると、ちょうど4番手のウェバーが走って来てて、ウェバーとサイド・バイ・サイドでコーナーに突っ込み、暴走族チックに押さえ込んだ。そして、このあと、58周目、3番手を走るバトンまでオーバーテイクして、ライコネンは一気に3位に浮上した。やっぱ、ライコネンは、ポールからスタートしてっから、最低でも表彰台に上らないと、カッコつかないもんね。それにしても、このライコネンのドライブは、サイコーにカッコ良くて、あたしも小さいきっこたちも「ヒューヒュー」って感じだった。

で、上位のバトルから後方にカメラが切り替わると、ずっとがんばってたウェバーがスローダウンしてて、エンジンから白煙と火を噴きながら、ピットまで戻ってリタイアした。あと8周だったのに、かわいそう‥‥っていうか、ウェバーがリタイアしなければ、アロンソの順位がひとつ低かったのに(笑)‥‥なんて根性の悪いことを言ってたら、残り6周でアロンソがコースアウトして、砂利道をオフロード走行してる。そんな感じでチェッカーを受けて、結局、こんな結果になった。


1.シューマッハ兄(フェラーリ)
2.マッサ(フェラーリ)
3.ライコネン(マクラーレン)
4.バトン(ホンダ)
5.アロンソ(ルノー)
6.フィジケラ(ルノー)
7.トゥルーリ(トヨタ)
8.クリエン(レッドブル)
9.シューマッハ弟(トヨタ)
10.リウッツィ(トロロッソ)
11.クルサード(レッドブル)
12.スピード(トロロッソ)


‥‥そんなワケで、残りの10台はリタイアってことで、まるで、あたしの黒魔術が成功しちゃったみたいな結果になった。これで、トップのアロンソは、96ポイント+4ポイントで100ポイント、2位のシューマッハ兄は、79ポイント+10ポイントで89ポイントになったから、17ポイントだった差が11ポイント差に縮まったってワケだ。それよりも嬉しいのが、シューマッハ兄とマッサのワンツーフィニッシュによって、ルノーの149ポイントに対して、フェラーリは139ポイントと、21ポイントもあった差をたった1レースで半分の10ポイント差にしたことだ。これで、今週末のハンガリーGPも何倍も楽しめるようになったし、その次のトルコGPも、その次のイタリアGPも、その次の中国GPも、その次のニポンGPも、そして最後のブラジルGPまで、ずっと楽しめそうな今日この頃なのだ。


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