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2006.09.18

有名税と暴露本

いしのようこが、渋谷で車を運転してて、自転車の男性と接触事故を起こして、相手に軽症を負わせたとして、務上過失傷害の疑いで書類送検されるそうだ。こんな程度の交通事故は、全国で、毎日、数え切れないほど起こってるのに、なんでこんなくだらない事故が、新聞に載ったりテレビで報道されたりするのかって言うと、いしのようこがタレントだからだ。この事故を起こしたのが無名の一般人だったとしたら、絶対に報道されない。つまり、これが、俗に言う「有名税」ってもんなのだ。

最近だと、なぜか「飲酒運転」がクローズアップされてて、たぶん、九州で子供3人が亡くなった気の毒な事故があったからなんだと思うけど、その余波で、中村獅童もボロクソにバッシングされてる。ま、中村獅童の場合は、麻布のお店でも飲んでたクセに、ガンとして「飛行機の中でシャンパンを飲んだだけ」って大嘘をつき続けてるし、助手席に乗せてた愛人の岡本綾のことも、「一般の女性だ」って大嘘をつき続けてたから、もともと、バッシングされる下地があったんだろうけど、世の中が「飲酒運転」に対して厳しい目を向けるような流れになって来ると、その流れに乗って、必要以上に中村獅童を攻撃する人たちが出て来るのも、「有名税」のひとつなんだろう。

挙句の果てには、「青い三角定規」のメンバー、高田真理とか言う人が、お酒を飲んで原チャリを運転してて、自転車の女性と事故を起こしたってのまでが大ニュースになってたけど、この人、誰? スポーツ紙によると、33年前に解散したフォークグループって書いてあったから、あたしが知らないのは当然として、この「きっこの日記」を読んでる人でも、2人に1人は知らないだろう。だから、どっちかって言うと、有名人て言うよりは、「あの人は今」とかで取り上げられるようなジャンルの人だと思う。つまり、こんな人のことを公共の電波で取り上げるのって、「有名税」ってよりも「あの人は今税」って感じで、ニュースに取り上げられること自体がコッケイに思えて来る。そして、こんなことのために、「青い三角定規」とか言うグループの当時のメンバーのとこまでインタビューをしに行くレポーターが、バカみたいに思えて来る今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、この「有名税」ってもんが、どの程度の有名人に対して通用するもんなのか、考えてみた。たとえば、いしのようこの場合は、あたしの知識としては、「石野真子の妹」ってことと、その石野真子が長渕剛の最初の奥さんだったってことくらいしか知らなくて、あとは、何ひとつ知らない。ふだん、テレビを見てても、いしのようこを見ることはメッタにないし、パッと顔を見ても、イマイチ誰だか分かんない。テレビに出て来るんなら、テロップで「いしのようこ」って入ってないと、誰だか分かんない。

あたしにとっては、石野真子といしのようこの姉妹は、岩崎宏美と岩崎良美の姉妹とおんなじくらいか、ちょっと下くらいの認知度で、名前くらいは知ってるけど、今、何をやってる人なのかも知らないし、既婚かどうなのかも知らない。そんな感じだから、「いしのようこが人身事故を起こした」って聞いても、「で?」って言うリアクションしか起きないし、別に詳しく知りたいとも思わない。たとえば、相手が死亡しただとか、どっかのお店に車で突っ込んだだとかの大事故だったら、多少は興味も湧くけど、「打撲で軽症」とか聞かされちゃうと、「こんなこと、いちいち記事にすんなよ‥‥」って思って、こんなことで騒がれちゃう加害者のほうが気の毒になって来る。そして、あたしの頭の中には、「有名税」って言葉が浮かんで来る。

だけど、この「有名税」には、2つのパターンがある。1つは、この、いしのようこの例みたく、実際に自分が起こしてしまった事故や事件など、「事実」を大ゲサに書き立てられるってパターンで、これは、ホントのことなんだからジンジャエールだ。無名の一般人なら、どの新聞もどのテレビも取り上げないような些細なことなのに、まるで、ニポンと中国が戦争をオッパジメタかのごとく、大ゲサに騒ぎ立てる。これぞ、「有名税」の王道って感じで、中には、その記事を読みながら、「こんなくだらないことまで記事になるようになったってことは、オレも有名になったもんだな~アッハッハッハッハ~!」なんて思ってる、神経のズ太い有名人もいるかもしんない。

だけど、もう1つの「有名税」は、神経のズ太い有名人でも、ウンザリすると思う。それが、有名になったことによって、根も葉もない悪質なウワサを流されたり、会ったこともない人から陰口を叩かれたりする「有名税」だ。そのほとんどは、単に、「有名な人を困らせてやろう」っていう短絡的な意識からのものだと思うけど、その根底にあるのは、相手に対する「嫉妬」だったり、その有名人を「うらやましい」と思う気持ちだ。もちろん、それだけじゃなくて、会ったこともないタレントの根も葉もないウワサ話を捏造して、それを「事情通」だの「関係者」だのの言葉として記事にしてる三流週刊誌の三流記者なんかは、お金のこと以外、何も考えてない。

‥‥そんなワケで、徴収されても仕方のない「有名税」から、払うのもバカバカしい「有名税」まで、その幅は広いんだけど、そういった「有名税」に対して、タレントのほうが自分から申告するのが、「暴露本」て呼ばれてるタレント本だ。ようするに、どこの馬の骨だか分かんない三流記者に、あれこれと根も葉もないことを記事にされても、自分のほうから、自分の名前で、その当事者が語れば、何倍も信憑性があるってことで、ひとたび「暴露本」を出せば、今まで好き勝手なことを書いて来た三流週刊誌など、まったく無意味になる。つまり、「暴露本」てのは、攻撃されるだけだったタレントや有名人にとっての、リーサルウエポンてことだから、あたし的には、「リーサルウエ本」て呼んでもいいような気がする。

で、色んなタレントが色んな「暴露本」を出して来たんだけど、あたしの知る限りでは、その半数以上はゴーストライターが書いてる。それでも、マトモな文章を書く能力のない本人が、ネタだけをゴーストライターに提供して、それで書いてもらってるワケだから、読むほうとしては、本人のヘタクソな文章で書かれるよりも、ずっと読みやすい。それから、本人が書いてるものだって、原稿が真っ赤になるほどの校正を受けて、モトの文章なんかカケラも残ってないほど直されちゃってるから、誰かに書いてもらったみたいなもんだけど、それにしたって、読みやすくなってんだから文句は言えないだろう。

自分で「暴露本」を出しておきながら、「暴露本」て漢字すら読めなくて、本の宣伝のために出演したワイドショーで、「ボクがこのボーロボンを出す決心をしたのは」とか、「このボーロボンを出すことによって」とか、何度も何度も「ボーロボン」て連呼しちゃって、全国のお茶の間を爆笑の渦に巻き込んだ、チェッカーズのタカモクみたいなのを見てると、「絶対に自分で書いてないな」って思っちゃうし、もしも、ホントに自分で書いてたとしたら、漢字の変換ミスが何百もあって、さぞかし校正が大変だったろうな‥‥なんて思う。それにしても、パチンコの「CRチェッカーズ」を打つと、「暴露本」まで出して仲たがいしてるタカモクや、亡くなったクロベーまでが、フミヤと一緒になって仲良く歌ったり踊ったりしてるんだから、世の中ってなんだかなぁ~って思っちゃう。

まあ、チェッカーズのことなんか暴露されても、誰も興味はないと思うけど、ジャニーズ事務所のことだったら、多くの人が興味を持つだろう。今さら、ジャニーズ事務所が「少年愛の館」だってことなんか暴露したとこで、ニポン中の誰もが知ってることだろうけど、あたしみたいな一般人が、関係者から聞いた話を間接的に書くのとは違って、実際にジャニーズ事務所に所属してたタレントが、ムリヤリ、ジャニー喜多川にセックスさせられる様子を赤裸々に語ってれば、ジャニタレに興味のない人たちだって、ちょっとは読んでみたくなるだろう。そんな「暴露本」が、去年の春ころに発売された、元・光ゲンジの「木山将吾」が書いた、「Smapへ、そして、すべてのジャニーズタレントへ」(鹿砦社)って言う本だ。


序章「僕は嘘つきだった」
第1章「ジャニー喜多川の愛人だった」
第2章「僕は普通の少年だった」
第3章「そして、それは始まった」
第4章「僕はジャニー喜多川とセックスした」
第5章「ジャニーズ事務所の真実」
第6章「ついにデビューへ」
第7章「北公次の告発─僕らは立ち上がった」
第8章「ジャニーズをやめてもつきまとう芸能界の汚濁」
第9章「ジャニーズとの最終戦争」


この章ごとのタイトルを見ただけでも、「ユーのお尻、いい形してるね」なんて言いながら、少年たちの体を撫でまわす変質者の姿が見えて来そうだけど、スマップのメンバーを始めとして、トキオのメンバーも、V6のメンバーも、キンキキッズのメンバーも、カトゥーンのメンバーも、みんなこうしてデビューして来たんだってことを知れば、少しはジャニタレを見る目も変わって来るだろう。とにかく、すべて実名で書いてあるとこがスゴイし、スマップのメンバーのコメントやキンキキッズについても書いてあるし、カトゥーンの写真も掲載されてる。

‥‥そんなワケで、ジャニーズ事務所って、著作権や肖像権にヤタラとうるさいことで有名だから、カトゥーンの写真を使ってるってことは、ちゃんとジャニーズ事務所に許可を取ったんだと思うけど、「性的虐待、ホルモン注射、盗聴器…これがジャニーズ事務所の実態だった。」なんて言うキャッチまでついてる「暴露本」なのに、どうやって許可を取ったんだろう?‥‥なんてことを不思議に思いつつも、ま、あたしは、最初っから、常識のカケラもないようなジャニタレなんか大っ嫌いだから、別にどうでもいいと思う今日この頃なのだ。


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