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2006.09.02

世界三大スープ

Shiseidou1
ゆうべは、久しぶりに、女の子3人で、外で飲んで食べて来た‥‥って、「女の子」なんて言ったらブン殴られそうだから、「女3人」って言い直すけど、自由が丘に美味しいベトナム料理のお店があるっていうので、タマには気分転換も兼ねて、ゼイタクして来た。定番の「生春巻き」をはじめとして、「空心菜の炒めもの」とか、「ベトナム風のお好み焼き」とか、「レンコンとシシトウとブタ肉を甘辛く炒めたもの」とか、「半透明になるまで冬瓜を煮てカニの餡をかけたもの」とか、お料理の名前を忘れちゃったから、説明っぽい書き方だけど、こんな感じのものを食べながら、最初は、「333」ていう確変みたいな名前のベトナムビールを飲んで、そのあとはベトナムの焼酎を飲んで、最後に「鶏肉のフォー」を食べた。今さら、説明する必要もないと思うけど、念のために書いとくと、「フォー」ってのは、お米の粉で作ったラーメンみたいなもので、サッパリしてて美味しくて、ニポンのベトナム料理屋で食べると500円以上1000円未満もするんだけど、ベトナムに行って食べると100円以下で食べられるそうだ。

それで、便宜上、あたし以外の2人を「A子」「B子」ってことにするけど、文章を読みながら、どんなヤツラなのかを想像しやすくするために、外見をリトル説明しとくけど、A子は、篠原涼子を美人にした感じで、すごくカッコ良くて、あたしの尊敬してる先輩だから、ホントは「A子さん」て書くべき女性だ。それから、B子は、20代後半で、チョー有名なスタイリストさんのアシスタントをしてる子で、良く言えば南果歩に似てて、悪く言えば千秋に似てて、ちょっと天然がスクランブルしてる。

で、今日のお店を教えてくれたのがA子で、B子とあたしは、A子に連れられて、今日、初めて行ったってワケだ。それで、最初にメニューを見ながら注文を決めてた時に、B子が、「あのさ~、ここって、トムヤムクンはないのかな? あたし、好きなんだけど‥‥」ってノタマッた。それで、A子とあたしが、同時に、「欧米かよ!」って言いながら、両側からB子の頭を叩いた‥‥んじゃなくて、本来なら、「タイかよ!」って言えば良かったんだけど、そうそうタイミング良く、タイムリーなことなんか言えるほど、タイしたメンバーでもなかったから、ごく普通に、「トムヤムクンはタイ料理でしょ?」って言った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、今でこそ偉そうに「トムヤムクンはタイ料理でしょ?」なんて言ってるけど、ちょっと前までは、あたしも、ベトナム料理とタイ料理とがゴッチャになってて、イマイチ良く分かんなかった。だって、あたしなんかが行くようなお店って、ちゃんとした本格的なお店じゃなくて、そこらにある「無国籍居酒屋」みたいなとことかだから、ベトナム料理の「生春巻き」も、タイ料理の「トムヤムクン」も、両方ともメニューにある上に、ベトナムなんだかタイなんだか分かんないようなオリジナル料理とかもあったりするから、何がなんだか分かんなかった。それに、ちゃんとしたベトナム料理屋とかタイ料理屋に行ったとしても、ホントに現地の人たちが食べてるのとおんなじ料理を出してるんじゃなくて、ニポン人の味覚に合わせてアレンジしてあったり、ニポン人向けのメニューを作ってるお店も多いだろうから、何とも言えない。

今日のお店にしても、ちゃんと入り口に「ベトナム料理」って書いてあるし、内装もベトナムっぽいし、流れてる音楽もベトナムっぽかったんだけど、メニューの中に、「車エビのチリソース」ってのがあった。あたしたちは注文しなかったから、食べてもいないし見てもいないんだけど、コレって、どう考えても「中華料理」だよね? それとも、ベトナムにも「エビチリ」ってのがあって、中華とは違う味つけなのかな?

あと、あたしたちが注文した「ベトナム風のお好み焼き」ってのは、「ベトナムのお好み焼き」じゃなくて、あくまでも「ベトナム風の」だから、もしかしたら、ベトナムにはお好み焼きなんかなくて、このお店の人がニポン向けに考えたオリジナル料理だったのかも知れない。もしも、そうだったとしたら、あたしは、「トルコ風のグランプリ」を観たり、「ベトナム風のお好み焼き」を食べたり、「ビール風の飲み物である第3のビール」を飲んだりと、なんか、ニセモノの人生を歩かされてるような気がする。

ま、どこの国の料理でも、どっかの国の料理っぽく作ったオリジナル料理でも、お金を払って食べるお客としては、何よりも重要なことは、「口に合うかどうか」ってことだと思う。たとえば、現地の調理方法の通りに作ったら、ニポン人の味覚には合わないようなお料理の場合には、辛さを抑えたり、匂いの強い香草の量を減らしたり、ニポンのお醤油を隠し味に使ったりして、ニポン人の口に合うようにアレンジするのは良くあることだ。中国の四川料理は、ホントはものすごく辛いけど、そのままの味つけだとニポン人には辛すぎるから、ニポンにある四川飯店は、ずいぶん辛さを抑えてるって言われてる。ニポン人は、唐辛子の辛さには慣れてるけど、山椒の辛さには慣れてないから、ニポン人の口に合わせるためには、マーボー豆腐とかでも、唐辛子の量よりも、山椒の量を減らしてるそうだ。

だから、今回のベトナム料理屋が、すべてのメニューに対して、ニポン人向けのアレンジがされてたとしたら、ニポン人のA子やB子やあたしにとっては、とってもありがたいことだ。だけど、もしもそうだったとしたら、ニポンで長いこと暮らしてるベトナム人が、懐かしい母国の料理を食べようと思って、このお店に来た場合には、「母国の味とは違う」ってことになる。だから、そういう場合には、毎回、お客さんの顔を見て、「この人はニポン人だから、ニポン人向けのレシピ」、「この人はベトナム人ぽいから、母国のレシピ」って感じで作り分ける必要がある。

こんな時に、あたしがいつもヨケイな心配をしちゃうのが、ニポンのタイ料理屋に、ネプチューンの名倉が行った場合のことだ。ニポン人が食べに来た場合には、臭いパクチーの量を最小限にしてるお店でも、タイ人が食べに来た時には、現地のお店とおんなじに、パクチーをたっぷり入れると思う。だから、ネプチューンの名倉が食べに行ったら、タイ人だと思われるに決まってるから、当然、パクチーは山盛りにされるだろう。で、名倉1人の時はどうでもいいんだけど、渡辺満里奈が一緒の時が、かわいそうだと思った。

あの、間違えてカメムシを触っちゃった時みたいな悪臭が、口いっぱいに広がる、今世紀最大の罰ゲーム、その名は「パクチー」、英語で「コリアンダー」、ニポン語だと「カメムシ草」‥‥ってワケで、「パクチー」って呼ばれてるから、お料理に入ってても多少ならガマンするし、「コリアンダー」って呼ばれてるから、香辛料として使われてても多少なら目をつぶるけど、「カメムシ草」なんて呼ばれてたら、食べるどころか、手で触るのもノーサンキューだろう。だいたいからして、ニポン語の呼び名が「カメムシ草」ってつけられてる時点で、ニポン人の嗅覚では、「パクチーの匂いはカメムシと同じ」って判断されたってことなんだから、そんなもんをタップリと入れちゃう「トムヤムクン」が、「世界三大スープ」の中に入ってるなんて、あたしには信じられない。

‥‥そんなワケで、あたしは、「トムヤムクン」があんまり好きじゃないんだけど、それは、「トムヤムクン」自体が嫌いなんじゃなくて、大嫌いな「パクチー」が入ってるからだ。だから、「パクチー」を入れないで作ってくれれば、普通に食べることができる。それでも、スープが「酸っぱい」ってことに抵抗があるから、あんまり美味しいとは思わないけど‥‥。でも、「トムヤムクン」が大好きだって言うB子は、「辛さ」だけじゃなくて、あの「酸味」と、パクチーの強い「香り」があるからこそ、美味しいんだって言ってる。ま、B子の場合は、どんなにモットモらしいことをノタマッても、タイ料理とベトナム料理の区別がつかないどころか、前に、ご飯に鯛のお刺身を乗せてダシをかける「鯛茶漬け」の話をしてたら、タイ料理のお茶漬け、「タイ茶漬け」のことだと思ったほどだから、あんまり説得力がない。

それにしても、「トムヤムクン」て、タイして美味しくないクセに、「世界三大スープ」の中に入ってるのはおかしいと思う。フランスの「ブイヤベース」、中国の「ふかひれスープ」、ウクライナの「ボルシチ」、タイの「トムヤムクン」の4つが、世界を代表するスープだそうで、この4つの中の3つを選んで「世界三大スープ」って言うことが多いらしい。だけど、あたし的には、「トムヤムクン」だけじゃなくて、「ブイヤベース」も好きじゃないし、「ボルシチ」も好きじゃないし、この中だと、唯一、「ふかひれスープ」は好きだけど、それでも、世界を代表するスープとは思えない。

あたしの思う「世界三大スープ」は、「お味噌汁」「コンソメスープ」「ポタージュスープ」って感じだし、あと1種類、次点をあげるとしたら、「ミネストローネ」になると思う。「お味噌汁」は、ニポン人として当然の選択だけど、あとのスープも、ふだん、良く飲むものの中から選ぶのは当然だろう。だって、あたしは、「トムヤムクン」だけじゃなくて、「ブイヤベース」も「ボルシチ」も「ふかひれスープ」も、生まれてから今までで、数えるほどしか飲んでないからだ。「トムヤムクン」は、たぶん5回くらいだと思うし、「ブイヤベース」と「ボルシチ」は、2回か3回くらいだし、一番飲んでる「ふかひれスープ」にしたって、10回前後だと思う。だけど、「お味噌汁」なら、生まれてから、何千回、何万回って飲んでるし、「コンソメスープ」や「ポタージュスープ」も、少なくとも百回以上は飲んでると思う。この違いを見れば、あたしにとっての「世界三大スープ」は、いっぱい飲んでるほうから選ぶのは当然だろう。

でも、これって、良く考えると、あたしだけが特別なワケじゃなくて、ニポン人なら、ほとんどの人が似たようなもんだと思う。ニポンに生まれたニポン人で、「お味噌汁」よりも「トムヤムクン」だの「ブイヤベース」だのを日常的に飲んでる人なんていないだろう。だから、ニポン人が「世界三大スープ」を選ぶとしたら、他の2つは人それぞれだと思うけど、最初にあげるのは、やっぱり「お味噌汁」だと思う。ニポンには、「お味噌汁」以外にも、「けんちん汁」とか「とん汁」とか「いわしのつみれ汁」とか、他にも色んなのがあるけど、ニポンを代表するものってなると、どう考えても、「お味噌汁」以外には考えられない。

だから、あたしが思うに、タイ人が「世界三大スープ」を選んだ場合なら、その中に「トムヤムクン」が入っててもいいけど、ニポン人が選んだ場合なら、「お味噌汁」が入らなくちゃおかしいと思う。だけど、ここで、ひとつ問題がある。「トムヤムクン」の「トム」は「煮る」、「ヤム」は「混ぜる」、「クン」は「エビ」って意味で、「トムヤムクン」てのは、色んな種類があるトムヤムスープの中で、エビをメインの具にしたトムヤムスープのことだそうだ。だから、エビの代わりに鶏肉(ガイ)を使ったものは、「トムヤムガイ」って呼ぶし、イカ(プラームック)を使ったものは、「トムヤムプラームック」って呼ぶそうだ。

つまり、「トムヤムクン」てのは、「お味噌汁」ってほどアバウトなワケじゃなくて、言うなれば、「ワカメのお味噌汁」って感じで、具まで指定してある呼び方なのだ。だから、それに対抗するためには、ニポン代表の「お味噌汁」も、単に「お味噌汁」って言うんじゃなくて、「何のお味噌汁」なのかってことを明確にしないと、世界各国の代表スープたちとは、互角に渡り合えないと思う。

‥‥そんなワケで、お味噌汁の具なんて、数え切れないほどあるし、その複合ワザもある。つまり、お豆腐のお味噌汁もあれば、あぶらげのお味噌汁もあれば、お豆腐とあぶらげを両方入れたお味噌汁もある。それに、お味噌の種類やダシの種類も色々とあって、具によって合うものと合わないものもあるから、「トムヤムクン」みたいに、コレッていう具をひとつだけ決めることは難しい。だから、ここはひとつ、あたしの独断で決めちゃうけど、「ダイコンのお味噌汁」か、「モヤシとあぶらげのお味噌汁」にしようと思う。だけど、どっちも大好きで、どっちかに決めることはできないから、最後の手段として、あたしの選ぶ「世界三大スープ」は、「ダイコンのお味噌汁」と、「モヤシとあぶらげのお味噌汁」と、あとは何でもいいんだけど、一応、B子の顔を立ててあげて、「トムヤムクン」にしてあげようと思う今日この頃なのだ(笑)


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