時代は伝書バト
ゆうべ、ソファーに横になってウトウトしてたら、足元のほうの、テーブルの端に置いてあったケータイが鳴った。クランベリーズの「ドリームス」、もとい! フェイ・ウォンの「夢中人」は、大切なジャンルの人からの着メロだから、急いで出ようと思ったんだけど、夢のハザマをさまよってたあたしは、体を起こすことができなかった‥‥って言うか、体を起こすのがシマノのカルカッタ‥‥じゃなくて、カッタルカッタ。それで、右足を伸ばして取ろうとしたんだけど、あと5cmが届かない。でも、届きさえすれば、ちょうどストラップがこっち向きになってたから、足の指に引っ掛けて取ることができそうなので、あたしは、バレリーナみたいに、つま先をピンとしながらムリに足を伸ばしたら、「ピキーン!」って感じで、足がつっちゃった。
それで、なんで「つっちゃった」って平仮名で書いたのかって言うと、足がつった場合の「つる」が、「釣る」なんだか「吊る」なんだか「鶴」なんだか分かんなかったから、辞書で調べてみたら、「攣る」って書いてあって、こんな難しい漢字を使ったら、中学生の漢字レベルを基本にして書いてる「きっこの日記」じゃなくなっちゃうから、平仮名にしてみたんだけど、とにかく、あたしは、つった足を抱えてピョンピョン跳ぶハメになりつつも、電話に出た。そしたら、福山雅治からで、「きっこの誕生日に、オレの写真の作品集を出すことにしたよ」なんて、あの低音で囁かれちゃったりして、一気に目が覚めた。
でも、「目が覚めた」と思ったのは、夢の中のあたしで、実際には、「ソファーでウトウトしてた」って言う夢を見てたワケだ。だから、夢の中でも寝てたワケで、その夢から覚めても、まだあたしは夢の中にいる人ってワケで、サスガ、フェイ・ウォンの「夢中人」を着メロにしてるだけのことはある。だけど、ホントに目が覚めてみたら、右足がつったあとのジンジンした感覚が残ってたから、たぶん、夢を見ながら実際に足をピーンと伸ばしてたんだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、ケータイって言えば、ケータイ会社を替えても電話番号が変わらない「MNP(番号持ち運び制度)」が施行させることになった。それで、他社よりも安い料金プランを打ち出したソフトバンクに、今までの携帯料金に不満を持ってたドコモやKDDIのユーザーが殺到して、28日、29日と、ソフトバンクモバイルの管理システムがパンクしちゃって、手続きができなくなった。処理が追いつかなくなった28日の夜間には、システムの最適化を行なって処理スピードをアップしたのにも関わらず、翌日の29日もお昼すぎには、またまたパンクしちゃったそうだ。ソフトバンクにしてみたら、こう言うのって、使い古された表現で申し訳ないけど、「嬉しい悲鳴」って言うんだろう。
だけど、行列のできるラーメン屋さんだったら、「今日は麺が無くなったから閉店」とかってのもアリエールだけど、他のケータイ会社からソフトバンクに替えるために、わざわざ店頭までやって来たってのに、30分も1時間も待たされた挙句に、「今日は手続きできません」てのは、普通の人でも頭に来るだろうし、初期のプリキュアだったら「ザケンナ~!」、今のプリキュアだったら「ウザイナ~!」って感じだろう。それでも、今までのケータイ会社の料金やサービスに不満を持ってた人たちは、待たされても、断わられても、それでもまたソフトバンクに行くんだろうな。
そう考えると、もともとボーダフォンを使ってて、知らないうちに勝手にソフトバンクに替わってたあたしは、ラッキー、クッキー、八代亜紀なんだろうか?‥‥なんて、懐かしの名セリフを使ってみたりしてみても、ラッキーマンの最悪の携帯‥‥じゃなくて、最悪の形態、「大吉圏外」になると、せっかくのソフトバンクのケータイでも通話ができなくなっちゃうだろう‥‥なんてことも言ってみつつ、痒いとこに手が届く「きっこの日記」としては、「ラッキーマンの作者って誰だっけ?」って、ノドまで出かかってるのに思い出せなくてイライラしてる人のために、「ガモウひろし」だってことも付け足しておく。
‥‥そんなワケで、あたしのとこには、ソフトバンクから「重要なお知らせ」ってのが届いたので、中を見てみたら、「10月1日からボーダフォンはソフトバンクに変わりました」って説明と、料金の振込み用紙が入ってたけど、金額は、ボーダフォンの時とまったくおんなじだった。だから、世の中では「安い」って思われてるけど、あたし的には何も変わってない‥‥って言うか、不愉快な名前になったぶん、損をした気分だ。で、誰も何の疑問も持たずに喜んでる「MNP」だけど、ホントに喜んでていいんだろうか? ちなみに、あたしのとこには、おんなじような内容のメールが何通か届いてるので、そのうちの2通を紹介する。
お名前:S
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさんこんばんわ。覚えていないと思いますが、日テレのやらせ問題のときにメールした元学会員のSです。今回はきっこさんの「ボーダフォンからソフトバンクへ」を読んで思い出した事があるのでメールさせていただきます。実は私が学会員だったときに、上からの命令で、ケータイの電話番号の継続制度を認可するようにとの署名活動をさせられました。公明党の名前の入った用紙を配られて、当時、大学生だった私は、学校の友人知人だけでなく、知らない学生にも「便利になるから」と言って署名をしてもらいました。公明党が学会員を使って署名活動をするのは昔からよくありましたが、公明党の選挙を見れば解かるように、政教分離など名ばかりのものです。そこで気になったのですが、それまでの署名活動は「学会員にとって有利な世の中にするため」「学会員の数を増やすため」等の利益に適った法律改正の嘆願が主だったのに対して、このケータイの電話番号の継続制度は、どのように学会のためになるのかが理解できませんでした。学会が全国規模で動くからには、「世の中のため」でなく「学会のため」である事は明白で、絶対に学会のためになる仕組みが裏にあるはずなのですが、きっこさん、何かご存知でしょうか?(後略)
お名前:H
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:はじめまして。いつも日記読んでます。10月25日の日記で、番号継続制度の事を書かれていましたが、この制度についてひとつ情報があります。ご存じかもしれませんが、メッセージを送らせてください。この制度、2~3年前(記憶が定かではなくすみません)に公明党によって署名運動がされていたのはご存じですか?わたしは元学会員で(最終役職は女子部の地区リーダーです)、この署名運動をしました。知り合いや友達に頼んだのを覚えています。確か署名用紙には公明党の名前で小泉宛てになっていました。その時は「この便利な制度が決まれば、公明党のお手柄で学会理解者も増えるかもしれない」と本気考えてて、アホみたいに頑張って署名運動に励みました。でもこれ、今になって考えてみると、「個人情報の固定化ができる制度」なのかなって思います。だとしたら、公明=学会がやったのも納得できるかなと。もしお知り合いに学会員が居たら、全国で行われたものなので、聞いてみると詳しく教えてくれるかもしれません。
‥‥う~ん、これらのメールの情報だけじゃ何とも言えないけど、恐怖の北朝鮮カルト教団のナンミョーが絡んでるとなると、「どのケータイ会社に替えてもずっとおんなじ番号」ってのも、なんだか怪しく思えて来る。だいたいからして、今の政府は、ナチスドイツみたいに、国民1人1人をナンバリングして、まるで「物」のように管理しようとしてるし、「教育基本法」や「共謀罪」から、果ては「平和憲法」までをも自分勝手に改悪しようとしてるんだから、こんな犯罪集団のアベ内閣が、「MNP」を承認したってことも加味すれば、これが国民のためじゃなく、権力サイドに有利なことだってカンぐっちゃうのも自然の流れだろう。
今は、まだ、「希望する人だけ」の話だからいいけど、これが、いつの間にか、「国民1人に与えたケータイ番号は死ぬまで変更できない」だとか、「メールアドレスも政府の承認制で1人1つまで」だとか、「ケータイの新規加入には納税証明が必要」だとか、「おめえに食わせるタンメンはねえ!」だとか、世の中のことを何も知らない上に、何でも池田大作の言いなりのマリオネット、アベシンゾーだったら、このくらいのことは平気でやりかねない気もする。
‥‥そんなワケで、ケータイをソフトバンクに替えたオカゲで、自分の知らないうちに、ケータイ番号から現住所や本籍、家族構成から職歴、前科の有無に至るまで調べ上げられちゃって、すべて一覧表にされて、その地区のナンミョー支部に提出されてたりして‥‥って、こんな話も冗談じゃなくなる日が来るのかもしんない。ま、あたしとしては、そんなことになる前に、トットと糸電話に替えようと思ってるから別にいいんだけど、問題なのは、常に紙コップを2個と長い糸を持ち歩かなきゃならないってことだ。その上、電話をしようと思う相手に、まずは会いに行って、紙コップを渡さなきゃなんないから、その時に話をすれば、糸電話をする必要が無くなっちゃう。だから、電話に関しては、ちょっと難しいかもしんないけど、メールに関しては、伝書バトに切り替えるつもりだから、あたしとメールしてる皆さん、しばらくして、突然、目つきの悪いハトが窓辺にとまったら、脚に結んである手紙を受け取って欲しいと思う今日この頃なのだ。ポッポ~♪(笑)
★ 今日も最後まで読んでくれてありがとう!
★ 毎日の糧に、1日1クリックお願いします!
↓ ↓
人気blogランキング
| 固定リンク