洗脳パトリオット
9月29日の夕方、アメリカ軍の兵器車両運搬船、「アメリカン・ストロング」が、沖縄の那覇軍港の沖に、その不気味な姿を現した。そして、翌日の30日の午前8時すぎ、那覇軍港へと入って来て、船首部分を大きく開け、迷彩色の大型トレーラーが次々と上陸して来た。そのあとに、巨大なミサイル発射台やレーダーを積んだ車両も続き、沖縄をアメリカのアジア前線基地とするための装備が、大量に運び込まれた。その様子を見ていた地元の住民たちは、まるで、今にも戦争が始まってしまうような恐怖を感じたと言う。そして、市民団体のメンバーたちが、軍港のフェンス越しに「ミサイル配備反対」を叫び出すと、望遠レンズをつけたカメラで、抗議する住民たちの顔を撮影するアメリカ兵も現れた。
で、この日の夜から、これらの装備は嘉手納基地へと搬入されて、嘉手納基地や嘉手納弾薬庫地区などの4ヶ所に、地対空誘導弾パトリオットミサイルの発射台が作られる。年内には試験運用を始めて、来年の3月までには本格運用する方針だ。そのために、すでに、テキサス州のフォートブリス陸軍基地から、アメリカ兵約200人が嘉手納基地に配備されていて、残りの400人も、2ヶ月以内には沖縄へとやって来る。もちろん、家族がいる兵士は家族も連れて来るので、兵士600人の他に、1000人近い兵士の家族もやって来る。これで、また、頭のイカレたアメリカ兵による、窃盗や暴行から、強姦や殺人に至るまで、治外法権気分の凶悪犯罪に拍車が掛かるだろう。
このミサイル配備は、世界一無責任な売国奴コイズミが、7月の米軍再編の最終合意で、沖縄の人たちの声を完全に無視して、1人で勝手に約束しちゃったことで、「どうせ配備が始まる10月には、もう自分は総理大臣じゃないから、どうでもいいや」って思って、ブッシュに言われるままに、二つ返事で了承したんだろう。そして、9日の朝、パトリオットミサイルの本体を積んだ軍用貨物船が、うるま市にある米軍港湾施設の天願桟橋に到着した。桟橋のゲート前では、約100人の市民団体のメンバーが座り込みをして、ミサイルの持ち込みに反対し続けたため、この日は、陸揚げ作業ができなかった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、この問題を取り上げて、戦争へと邁進するアベ政権に警鐘を鳴らそうと思ったのもトコノマ、この座り込みから2時間後、北朝鮮は、「核実験に成功した」って発表した。マサカ、アベシンゾーがバカ将軍様に電話して、「こないだのテポドンの時みたく、今度も一丁、ハデに頼むよ。な、兄貴!」なんて言ったワケはないと思うけど、テポドンの時とおんなじで、あまりにもグッドタイミングだ。
そして、ナンミョーの息のかかった日本テレビでは、朝から晩まで、軍事評論家だの自称文化人だのがバカヅラを並べて、「北朝鮮のミサイルには核を搭載できる」だの、「東京も大阪も射程内」だの、国民を不安にさせまくり、さらには、たくさんの人たちに街頭インタビューした中から、「北朝鮮には、もっと強硬な姿勢を取るべき」だとか、「日本も軍備を増強すべき」だとか、そういった声ばかりをピックアップして放送して、アベシンゾーの理想とする「戦争のできる美しい国」へのシナリオ通りの演出が加えられた。
恥も外聞もないアベシンゾーは、総理就任後、自分のほうからナンミョーに連絡して、自分のほうから池田大作に会いに行き、「これからも創価学会と公明党のお力をお貸しください」って言って、深々と頭を下げたそうだけど、さっそく、そのナンミョーの裏の力が働いたってワケか。ま、今までもそうだったから、別に今さら騒ぐことじゃないけど、あたしが中学の時、たしか「政教分離」ってのを習ったような気がするんだけどな~。北朝鮮の宗教のナンミョーがニポンの政治に口出ししたり、自ら「24時間公人」てノタマッてたコイズミが「私人」として靖国参拝したり、なんか、中学で習ったのと現実があまりにも違いすぎるから、良く分かんないや。
で、現地ではどうなのかって言うと、東門美津子沖縄市長は、「嘉手納基地の運用改善や負担軽減が示されない中で、地元の合意がないまま、パトリオットミサイルの配備が先行するのは県として理解し難い思いです」って言って、那覇防衛施設局に抗議をした。宮城篤実嘉手納町長も、野国昌春北谷(ちゃたん)町長も、「パトリオットミサイルの配備は基地機能の強化につながります。私たちは反対を貫きます」って言ってる。また、平和市民連絡会の平良夏芽共同代表は、「沖縄の基地強化が具体的に始まった瞬間です。やるせない、悲しい気持ちです。米軍はどうしてこんなに沖縄を苦しめるのでしょうか?」と嘆き、沖縄県平和委員会の大久保康裕事務局長は、「米軍は県民のことも守ると言っていますが、パトリオットミサイルの射程距離は15キロしかなく、これは、自分たちの基地だけを守るためのものです。米軍から見れば先制攻撃がしやすくなり、沖縄の基地の侵略性を高めることになります」って批判してる。
そう、問題はここなのだ。たとえば、北朝鮮がホントにミサイルを発射して来ることを想定して、それを打ち落とすためにパトリオットミサイルを配備するってんなら、東京や大阪に配備しなかったら、何の意味もないのだ。沖縄の嘉手納基地に配備して、沖縄全土が守れるんだったら、沖縄の人たちだって、もうちょっとは賛成する人も出て来ると思う。だけど、今、沖縄に作られてるミサイル発射台は、沖縄の人たちのことなんか関係なくて、アメリカ兵たちが自分たちの基地だけを守るためのものなのだ。
‥‥そんなワケで、とにかく、嘉手納基地内では、すでにパトリオットミサイルの発射台を建てるための造成工事が始まってて、1ヶ所の発射台に6発ずつ、ぜんぶで24発のミサイルが配備されるそうだ。ちなみに、パトリオットミサイルって、1発の値段が約2億円だから、24発で48億円で、あと、4ヶ所の発射台やレーダーなどから人件費まで、すべてを足すと、100億円近くになるそうだ。で、このパトリオットミサイルを製造、販売してるのは、「レイセオン」ていう、世界第2位のアメリカの兵器メーカーだそうだ。じゃあ、世界第1位の兵器メーカーって、どこなんだろう? 三菱重工‥‥じゃないよね?‥‥なんてことも言ってみつつ、北朝鮮はミサイルを発射するし、沖縄にも次々にミサイルが持ち込まれるし、今までは「対岸の火事」だった戦争が、ヤタラと身近になって来た。
そして、頭がカラッポで、アメリカにいいように使われちゃってるアベシンゾーは、「イノベーション」とかノタマッてたけど、コレで急に注目されちゃったのが、「Do As Infinity」のヒゲの人がやってるバンド、「ミサイルイノベーション」だ。最初に聞いた時は、変なバンド名だな~って思ったけど、今考えると、先見の明があったってワケだ‥‥なんてことも折り込みつつ、せっかくだから、あたしは、「レイセオン」ていうメーカーのホームページを見てみた。そしたら、まるで、普通の家電メーカーや自動車メーカーのホームページみたいに、自社の製品としてミサイルとかが平然と紹介されてるし、普通の会社とおんなじに企業案内や社員募集とかもあるし、何よりもビックル一気飲みしちゃったのは、子供が戦争のシミュレーションゲームをやってるイラストみたいのまでがあって、「ゲーム感覚で人殺し」ってイメージがしたことだ。
サスガ、アメリカ。サスガ、アングロサクソン。あたしたちの仲間のインディオたちを大量虐殺して、土地を奪い取った残虐な民族だけのことはある。そして、そんなヤツラの言いなりになって、沖縄の人たちには「沖縄の負担軽減」とか大嘘を言いながら、実際にはどんどん兵器を持ち込んで、戦争の準備を始めてるニポンの政府。選挙の時ばっか「地方」「地方」って持ち上げといて、結局は、イヤなものは何でも地方に押しつける政府。洗脳愛国者を量産して、国民すべてがお国のために命を捨てる「美しい国」を作ろうとしてる政府。
‥‥そんなワケで、戦争大国アメリカを繁栄させるために、すべてはシナリオ通りに進んでく属国のニポンと、儲かって儲かって笑いが止まんない「レイセオン」てワケで、株が大好きな皆さんは、今のうちに、アメリカの「レイセオン」の株を買っとけば、これからどんどん上がってくかもしんない。ま、「レイセオン」の株価が上がるってことは、それだけ、自分の頭の上にどっかのミサイルが落ちて来る確率が高くなるってことだけど、それでも株価の上昇を喜べるんなら、スジガネ入りの投資家だと思う今日この頃なのだ(笑)
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