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2006.10.11

キューちゃんな夜

思い起こせば2ヶ月前、8月10日の「ハトの日」の日記、「スーパーヤサイ人の暴走」に書いたんだけど、とにかく、今年はお野菜が高くて、お皿の真ん中のイワシフライよりも、その脇のキャベツの千切りのほうにコストが掛かっちゃうような状態が続いてる。で、その「スーパーヤサイ人の暴走」に、キュウリのキューちゃんが大好物なあたしのために、ある読者が、キュウリのキューちゃんの作り方を紹介したブログを教えてくれたってことを書いた。だけど、その時点では、あたしが行くスーパーだと、キュウリが3本で250円、バラ売りだと1本98円で、いつもの3倍くらいになってて、とても手が出なかった。

 

あたしが教えてもらったブログに書いてあった作り方は、キュウリ7本を使うから、キュウリ代だけで約600円。これじゃあ、1袋95円のキュウリのキューちゃんが6袋も買えちゃうから、出来てるのを買ったほうがぜんぜんお得だ。だけど、あたしは、「キュウリのキューちゃんが自分で作れる」ってことにキュウリシンシン‥‥じゃなくて、キョウミシンシンだったから、キュウリの値段が普通に戻ったら、絶対に作ってみようと思ってた。それで、あたしは、スーパーに行くたびに、キュウリの値段をチェキしてたんだけど、3本で250円が、198円になり、148円になり、128円になり、「もうヒトイキ!」ってとこまで来ると、また、3本で198円になったりして、なかなか100円以下にはならなかった。

 

そんな感じで2ヶ月が過ぎた昨日、久しぶりにスーパーに寄ってみたら、ナナナナナント! キュウリが3本で78円になってた! あたしは、待ちに待ってたこの瞬間に感動すら覚えつつも、バラ売りが無いってことに気づき、「2袋の6本でチャレンジしてみるか、それとも、3袋買うか」ってことで、小1時間ほど悩むハメになった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

 

 

‥‥そんなワケで、あたしは、キュウリが3本で98円だったら、「小1時間」は大ゲサだけど、10分くらいは悩んだと思う。だけど、今回は、東京23区の中で区民税が一番高い世田谷区の平均的キュウリの値段からすると、3本で78円ていうのは、メッタにない破格なので、30秒ほどで3袋買うことに決定した。それから、3本で100円のニンジンも買ったあたしは、これでようやく、「キュウリのキューちゃんが作れる」って喜びで、ついつい欽ちゃん走りっぽくなりつつも、無事にお家へと帰りついた。この時、夕方の6時を回ったとこだった。

 

それで、あたしは、さっそく、教えてもらったブログを見て、作り方にザッと目を通した。何でかって言うと、前に読んだ時に、たしか、ものすごく時間が掛かって、夕方から作り始めると終わるのが夜中になる‥‥みたいなことが書いてあった気がしたからだ。もちろん、そんなに長い時間、ずっと作業をしてるワケじゃなくて、途中に長い「待ち時間」があるからだ。だから、最初に、全体の流れを把握しといて、「待ち時間」の部分で、猫たちにご飯をあげて来たり、お風呂に入ったりして、時間を有効に使おうと思ったのだ。

 

あっ!そうだ! 8月10日の「スーパーヤサイ人の暴走」には、キュウリのキューちゃんのブログ名は書かなかったんだけど、それは、たかびんさんて人が運営してる「節約レシピの2人DE2万円のショクタク!」ってブログだ。2日後の8月13日に、たかびんさんから、「ブログを見てくれてありがとう」ってメールが届いたので、たぶん、あたしにこのブログを紹介してくれた読者が、伝えてくれたんだと思う。「節約レシピの2人DE2万円のショクタク!」は、キュウリのキューちゃんの作り方も画像入りで分かりやすく説明してるし、他のエントリーもアイデアいっぱいだから、今日の日記の最後にリンクしとくので、キョウミのある人は覗いてみてちゃぶだい‥‥なんて、お料理のことを書いてるから、久しぶりに「ちゃぶだい」を使ってみた。

 

 

‥‥そんなワケで、キュウリのキューちゃんの作り方をザッと見たあたしは、だいたいの流れが分かったので、サクサクと作業に入った。まずは、キュウリ7本が丸々と浸かる大きさのお鍋を用意して、半分くらいお水を入れて、火にかけた。で、お湯が沸くまでにリトル時間が掛かるから、ここで、部屋着に着替えた。それで、お湯が沸いたら、お鍋を火から下ろして、その中に7本のキュウリを浸けて、そのまま自然に冷めるまで放置する。ようするに、キュウリを煮るんじゃなくて、熱湯に浸けとくってワケだ。たかびんさんの説明によると、自然に冷めるまでに、1時間半から2時間くらい掛かるそうだから、あたしは、ここで、猫たちにご飯をあげに行ってから、お風呂に入ることにした。

 

 

(2時間経過)

 

 

お風呂から上がってサッパリしたあたしは、お湯が冷めたお鍋からキュウリを取り出して、7本ぜんぶを説明通りに「5mm幅」の輪切りにしようと思ったんだけど、ちょっと薄すぎると思ったので、「1cm幅」にしてみた。それから、キュウリの水分を手でギューギュー搾るんだけど、握力のない、カヨワイあたしは、たかびんさんの「この水切りが結構大事のようで、ネット検索などをしたら、なんと洗濯機の脱水でしっかり絞っている方もいらっしゃいました」ってのを見て、この方式でやってみることにした。シンクの三角コーナー用の紙のネットにキュウリを入れて、洗濯機の「脱水」にかけたら、アッと言う間に水が切れた。

 

それから、「漬け汁」を作るんだけど、お鍋に、お醤油100cc、お酒50cc、みりん50cc、お酢25ccを入れて、ダシ用の昆布をキッチンバサミで細く切ったのもテキトーに入れて、これを火にかける。それで、沸騰したら火から下ろして、ここに、脱水したキュウリをぜんぶ漬けて、また、冷めるのを待つ‥‥って、ここで、あたしは、ハタと悩んだ。さっきはお湯だったから、なんかお風呂みたいな感じがしたので、「浸ける」って漢字を使ったんだけど、今度は「漬け汁」だから、「漬ける」にした。これは、調べたワケじゃなくて、あたしのカンで決めたんだけど、この字でいいのかな?‥‥なんて疑問も抱きつつ、今度は漬け汁の量が少ないから、15分くらいで冷めた。

 

そして、冷めたらキュウリをザルにあけるんだけど、この漬け汁は何度も使うので、別のお鍋かボールを用意して、その上にザルを置いて、そこにキュウリをあける。それで、その漬け汁をお鍋に戻して、また火にかけて、温まったら火から下ろして、またキュウリを漬けて、冷めるまで15分ほど待つ。この行程を3回繰り返すんだけど、キュウリを漬ける時に、ガスの火を消すのは当然として、お鍋もガス台から下ろして、鍋敷きの上に移動してから、キュウリを漬けるようにする。お鍋をガス台の上に乗せたまま作業すると、余熱でキュウリに火が通り過ぎちゃって、失敗しちゃうみたいだ。

 

それから、1回目か2回目の「15分休憩」を利用して、ニンジン半分くらいをマッチ棒くらいの細切りにしておく。これは、3回目にキュウリを漬ける時に、一緒にお鍋に入れるぶんだ。1回目とか2回目に入れちゃうと、ニンジンの歯ごたえがなくなっちゃうから、必ず、最後の3回目に入れる。あと、この時に、お好みで七味唐辛子もパラパラと入れるんだけど、あたしは、辛いのが好きだから、七味の他に、タカノツメの輪切りも入れちゃった。

 

それで、冷蔵庫に入れてもいいくらいに冷めたら、タッパーとかに移して、冷蔵庫で一晩漬けたら、出来上がりだ。あたしは、タッパーだと漬け汁より上に出てるキュウリがちゃんと漬からないと思ったから、ビニール袋に入れて、中の空気をぜんぶ抜いて、上を結んで冷蔵庫に入れた。たかびんさんは、「作業を始めて冷蔵庫へ保存するまで約4時間かかりました」って書いてるけど、あたしも、ちょうど4時間くらいだった。

 

‥‥そんなワケで、ここまでで終わったら片手落ちだから、あたしは、今日、ご飯を炊いて、ジャガイモのお味噌汁を作って、12匹で100円だった千葉のメザシを4匹焼いて、いただき物の「シメジの佃煮」を出して、そして、メインの「自家製キュウリのキューちゃん」をテーブルの真ん中に置いた。それで、ワンダホーな晩ご飯を食べたんだけど、キュウリのキューちゃん、バツグンに美味しかった! 30年以上もお世話になってる東海漬物さんには悪いけど、買って来たキュウリのキューちゃんを10点とすると、あたしが作ったほうは、14点くらいの感じがした。その上、保存料とかを使ってないから、そのぶんヘルシーだし、言うことなしだ。あとは、シソの実を入れたらもっと美味しくなりそうな感じがしたから、この次に作る時は、河原にシソの実を採りに行ってみようと思う今日この頃なのだ。

 

 

 「節約レシピの2人DE2万円のショクタク!」

 

 「キュウリのキューちゃんのエントリー」

 

 

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