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2006.11.03

味覚音痴の秋

Saba1
あたしは、1日のおやつ代を100円て決めてるんだけど、そんなに厳しく決めてるワケじゃないから、105円でもオッケーだし、場合によったら、120円くらいまではオッケーにしてる。だけど、その日も、次の日も、そのまた次の日も120円てのはNGだ。そういうことをしたら、1日100円て決まりが、いつの間にかナシクズシ的に120円になっちゃうから、その日に120円のお菓子を買ったら、しばらくはきちんと100円までにして、バランスを取るようにしてる。だから、200円のお菓子を買った時は、次の日のおやつは無しにしたり、チュッパチャプスを2日続けたりしてる。

で、そんなあたしの強い味方なのが、しばらく前から「サンクス」のパンコーナーで売ってる「2個で100円のパン」だ。普通よりも2まわりくらい小さいアンパンだとかクリームパンだとかが、1個なら60円なんだけど、2個だと100円になる。それで、このコーナーに、「アンクルサム」って言う、スイートポテトみたいな形をしたドーナツがあるんだけど、これが、メッチャ美味しいのだ。外側が硬くて、中がシットリしてて、沖縄のサーターアンダギーみたいな感じの歯応えなんだけど、サーターアンダギーほど油っぽくなくて、すごく美味しい。その上、大きさのワリに重さがあって、食べた満足感もあるから、お昼ごはんの代わりにもなる。

それで、賞味期限が4日くらいあるから、見つけた時に4個まとめて買っといて、それを毎日1個ずつ食べると、4日間のおやつ代が200円で済む。だから、その時点で200円も浮くワケで、その次の日には、300円のものを買うこともできるし、200円を2日続けてもいいし、150円を4日続けてもいいことになる。だけど、あたしの場合、せっかく「アンクルサム」を4個買ったのに、あまりにも美味しくて2個食べちゃったりして、これじゃあ何の意味もない今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、期間限定のお菓子が大好きで、何か食べるたびに、この日記に書いて来てたんだけど、ここんとこ、書いてなかった。それは、あんまり期間限定のお菓子を食べてなかったこともあるけど、それよりも、「美味しい!」って感動するようなお菓子に出会ってなかったからだ。たとえば、3種類のお菓子を紹介するとしたら、AもBもイマイチだったけど、Cだけはバツグンに美味しくて、絶対にオススメだ!‥‥ってふうに紹介したい。これは、「逆オチ」って言って、「良いもの」「良いもの」「良いもの」って続いて、最後に「悪いもの」を持って来る、落語や漫才のオチの逆パターンだ。

何かを紹介する場合に、「良いもの」だけを並べても、あんまりインパクトがない。それよりも、「悪いもの」をいくつか並べといてから、最後に「良いもの」を出すと、その良さが際立つ。ま、当たり前っちゃ当たり前の手法なんだけど、そう言う意味だけじゃなくて、文章全体にメリハリがつくから、読後感も違って来る‥‥と思ってる。

それで、あたしが、最近食べた期間限定のお菓子は、明治のスーパーカップの「巨峰」とか、ロッテのコアラのマーチの「キャラメルミルク」とか、同じくロッテのパイの実の「メープルラテ」とかなんだけど、どれもイマイチだった。スーパーカップの「巨峰」は、夏の「メロン」がサイコーに美味しかったから期待してたんだけど、「巨峰」の味じゃなくて、「巨峰の皮」の味がしてガッカリしたし、コアラのマーチの「キャラメルミルク」は、冬の期間限定としてオナジミのパッケージのラインはオシャレなんだけど、味のほうは、いつもの「可もなく不可もなく」だったし、パイの実の「メープルラテ」は、中身のクリームは悪くないんだけど、味つけをしたパイ生地のふくらみが悪くて、いつものパイの実よりも平たくて、サクサク感が足りなかった。だから、これと言って、オススメできるものがない。

‥‥そんなワケで、他にも、ちょっと前に、東ハトの暴君ハバネロの「ピーナツ入り」とか「カレー味」、チロルチョコの「コーヒールンバ」、不二家のルックチョコレートの「カフェアラモード」、極めつけは、すごく高かった、明治のぜいたくなきのこの山の「こく旨マカダミア」とか、いろいろと食べてみたんだけど、どれもイマイチとかイマニとかイマサンで、オススメできるものに巡り会えなかった。それで、ずっと、期間限定のお菓子については、日記に取り上げなかった。だけど、あたしは、ゆうべ、ものすごいことに気づいたのだ。

2週間前だか3週間前だか忘れちゃったけど、いつものスーパーに行った時に、あたしは、100円均一のワゴンでカンヅメを2個買った。1個は、いつもの「ちょうしたのサンマの蒲焼き」なんだけど、もう1個は、「鮭の水煮」だった。あたしは、シャケ缶が大好きなんだけど、シャケ缶は高くて買えないから、ずっとガマンしてた。そしたら、その100円均一のワゴンの中に、1個だけ「鮭の水煮」が入ってたから、大喜びでカゴに入れたのだ。それで、帰って来てから、あたしの「サバイバル棚」にきちんと並べて、ここ一番の時に食べようと思って、大事に取っておいた。

それで、「ちょうしたのサンマの蒲焼き」のほうは、とっくにオカズとして食べちゃって、「鮭の水煮」だけが残ってたんだけど、他の食料も底をついて来たから、ゆうべ、ついに食べることにした。他には、ずっと前にいただいて、新聞紙にくるんで保管してたジャガイモが最後の2個と、何日か前に1本100円で買って来たダイコンが10cmくらい残ってた。それで、あたしは、ポテトサラダとダイコンサラダを作って、そこにシャケ缶を出して、ゴールデントライアングルを完成させようと思った。

ジャガイモは、良く洗ってからラップにくるんで、電子レンジで7~8分でホクホクになるから、皮を剥いて荒く潰して、黒コショウとお塩を軽く振って、マヨネーズで和えて、冷ましておく。ダイコンは5mmくらいの千切りにして、まな板の上でお塩を振って、軽く揉んでおくと水気が出るから、手で絞ってからマヨネーズで和えて、冷蔵庫で冷やしておく。両方ともおんなじマヨネーズ味だけど、ここにシャケ缶が加わると、ものすごく美味しくなるから、味つけはシンプルにする。

‥‥そんなワケで、両方のサラダが出来あがったので、大きなお皿の左側にポテトサラダ、右側にダイコンサラダを盛って、手前のメインの位置に、取っておきの「鮭の水煮」をそのまま出した。それで、「鮭の水煮」の真ん中にお醤油をちょっと垂らせば、ゼイタクなディナープレートの完成だ。シャケの下には、ダイコンサラダのマヨネーズの汁が流れて来てるけど、「ダイコンサラダとシャケ」とか、「ポテトサラダとシャケ」って感じで、合わせながら食べてくから、ぜんぜん問題はない。とにかく、あたしは、久しぶりに食べるシャケ缶の喜びで、テンションは最高潮に達してた。

それで、あたしは、最後に少しだけ残ってた業務用の赤ワインを用意して、ワクワクしながら最初のヒトクチを食べたんだけど、どうもイマイチ美味しくない。あたしの想像してた「あの味」じゃなくて、ビミョ~にパサパサしてるし、ビミョ~に生臭い。だから、あたしは、「安いシャケ缶だったから、あんまりいいシャケじゃないのかな?」なんて思って食べ続けたんだけど、どうしても納得が行かないから、もう少しお醤油をかけてみた。そしたら、少しは生臭さをゴマカセたんだけど、それでも、あんまり美味しくなくて、あたしはガッカリしながら、そのまま食べ続けた。

そして、シャケ缶を食べる時の最大の楽しみ、「骨」を探したんだけど、どこにも「骨」がない。あの「骨」をコリコリと食べるのが、シャケ缶イベントのクライマックスなのに、なんなんだ、このシャケ缶!‥‥なんて思いながら、シャケの身のブロックをお箸で持ち上げたら、銀色の皮に細かいマダラの模様があった。これって、どこかで見たことのある模様だ‥‥って思ったのは一瞬で、お魚が大好きなあたしは、すぐに理解した。これ、「サバ」じゃん! あたしは、すぐにキッチンへ行き、燃えないゴミのとこに捨てた空き缶を見てみたら、そこにはハッキリと、「鯖の水煮」って書いてあった‥‥。

‥‥そんなワケで、あたしは、スーパーで「鯖(サバ)」って字を「鮭(サケ)」に見間違えた上に、そのまま「鮭」だって信じきったまま、何週間もワクワクしてて、それどころか、缶を開ける時にも、お皿に盛る時にも、さらには、ヒトクチ、フタクチと食べ始めても、ずっと「鮭」だと思い込んでたってワケだ。だけど、これじゃ、あまりにもアホすぎるから、リトル釈明させてもらうと、スーパーに行った時はものすごく疲れてたし、この「鯖の水煮」のカンヅメは、初めて見るデザインだった上に、「鯖」って字が、赤い四角の上に白い字で書いてあって、パッと見ると、ナニゲに「鮭」っぽく感じちゃったのだ。それに、シャケ缶をお皿に出した時みたいな写真もついてたから、あたしは、そう思い込んじゃったのだ。

だけど、いくらどんなイイワケをしたところで、誰がどう見ても「鯖」って書いてあるし、「さば」ってフリガナもついてるし、「さばにはDHA、EPAが豊富に含まれています」って書いてあるし、缶の横にはサバの絵も描いてあるんだから、完全にあたしがアホ丸出しだったってワケで、アケボノには何の落ち度もない。ようするに、あまりにもシャケ缶が食べたかったあたしは、「鯖」の「青」の上の部分が「圭」に見えちゃったのかもしんないし、どっちにしても、冷静な判断ができない状態になってたんだと思う。

でも、そんなことよりも問題なのは、実際に食べても、「おかしい」とは思いつつも、すぐには「サバ」だって気づかずに、「生臭いシャケ」だとか、「あんまり良くないシャケ」だとかって思い込んでたことだ。これは、先入観とかもあるだろうけど、仮にもお魚好きを宣言してるあたしとしては、大失態としか言いようがない。それで、あたしは思ったんだけど、こんなイイカゲンな味覚の人間が、いろんなお菓子を食べて「美味しい」だの「イマイチ」だのって言ってても、どっかのインチキマンション会社のプレスリリースみたく、説得力がゼロって感じがする。もちろん、あたしは、「世界中の誰が食べても美味しい」なんて言ったことは一度もなくて、常に、「あたしは美味しかった」「あたしはまずかった」ってことを言ってるだけだから、別に問題はないとは思うんだけど、あたしが何か書いただけで、その会社の株価が上がったり下がったりするっていうバカみたいなウワサを耳にしたから、変に気を使っちゃう。

‥‥そんなワケで、あたしは、第3のビールに関しては、キリンの「のどごし生」が飛び抜けて美味しいと思ってるし、何度も何度も何度も何度も繰り返してそう書いて来た。だから、「きっこの日記」の影響で株価が動くなんてバカみたいなことがホントなら、キリンの「のどごし生」が爆発的に売れ続けてるのも、ぐっさんのCMのオカゲじゃなくて、あたしのオカゲなんじゃないの?‥‥なんてことも言ってみつつ、ホントのとこは、キリンの「のどごし生」が売れ続けてるのは、ぐっさんのCMのオカゲでもなく、「きっこの日記」のオカゲでもなく、いつまで経っても社会的弱者にばかり負担を強いるナンミョー自民党の悪政のオカゲで、マジメに働いてる庶民は、ビールどころか発泡酒も買うことができないから、コーラよりも安い第3のビールを買い続けてる今日この頃なのだ。


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