紙のお言葉
鈴木京香の出てるCMって言えば、あの、ハリーポッターのパクリみたいな子供が出て来る「オール電化」のシリーズがオナジミだと思うけど、ものすごくマイナーなとこで、「ニチイ学館」てのがある。なんか、医療関係の会社みたいで、商品のCMじゃなくて、企業イメージのCMなんだけど、すごくタマにしか目にしないから、知らない人のほうが多いと思う。どんなCMなのかって言うと、白いワンピを着た鈴木京香が出て来て、「本当に輝いている人は、人を輝かせる生き方をしてる人」とかって言って、お花の絵に囲まれて左手をフワ~ッて動かして、男性のナレーションが「介護と医療を学んで生かす」って言って、鈴木京香の手から青い鳥が飛んで、女性のナレーションで「ニチイです」って言うヤツだ。この説明を聞いても、たぶん、1000人に2~3人くらいしか、「ああ、あれか!」って思わなかっただろうけど、あたしは、タマにしかお目にかかれないこのCMが、気になっちゃって気になっちゃってジンジャエールなのだ。
なんでかって言うと、このCMで鈴木京香が着てるワンピが、体にピッタリとフィットしてるカットソーみたいな感じの生地なんだけど、左手をフワ~ッて動かし終わった瞬間に、左の乳首(向かって右側)が、ものすごく目立つのだ。肩を出さないデザインのワンピだから、普通はブラをしてると思うし、下着のラインの出そうなワンピだけど、普通ならTシャツブラをつけるなり、ヌーブラをつけるなり、最低でもニプレスを貼りそうな気がするんだけど、どう見てもノーブラで、それも、乳首が立ってるようにしか見えない。だけど、前半の上半身が映ってるシーンでは、どんなに注目しても、乳首の出っ張りは見えなくて、この、左手をフワ~ッて動かし終わった瞬間だけ、ものすごくハッキリとクッキリとドッキリと見えちゃうのだ。
だから、たぶん、乳首じゃなくて、たまたま生地が変なふうに捩れたか何かで、そんなふうに見えちゃってるのかもしんないけど、伸び縮みする感じのフィット系の生地で、バストのトップが、そこだけ裏から小指の先でツンと押し出してるみたいになるのって考えられない。とにかく、今までに4回しか見たことがないんだけど、最初に見た時に乳首に気づいちゃったから、2回目も3回目も4回目も、ものすごく注目してた。それで、何度見ても、どう見ても、乳首が立ってるようにしか見えないし、もしもホントにアレが乳首だとしたら、鈴木京香の乳首って、なかなかデカイと思う京香この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、このCMは、ココで見ることができるんだけど、これだと、画面が小さくて、カンジンの乳首を確認することができない。あたしのテレビは30インチなので、ものすごく良く分かるんだけど、もっと小さくても、14インチ以上のテレビだったら、絶対にハッキリと分かると思う。だけど、マトモに考えたら、こんなにハッキリと乳首がとんがってる映像を使うなんてアリエナイザーだし、何度も試写するのに、事前に分からないなんてことも考えられない。だからって、ワザとやってるとも思えない。だから、ひとつだけ言えることは、鈴木京香の左のバストトップに燦然と輝くあの突起が、乳首だったにしろ別のモノだったにしろ、制作サイドが意図的に演出したものじゃないってことだ‥‥って、素直に受け取ってもいいんだろうか?
ずいぶん前に、ジャネット・ジャクソンが、スーパーボウルのハーフタイムショーで、片方のおっぱいを見せて、大騒ぎになった。男性ダンサーが、ジャネットの衣装に手をかけると、胸の生地が外れて、おっぱいが見えるっていうアレだ。それで、当初は「ハプニング」だって言い張ってたけど、その後、批難が相次いだことによって、ジャネットは、「あれは演出でした。騒ぎがここまで大きくなるとは思っていませんでした。申し訳ありませんでした」って謝罪した。ようするに、「ハプニングに見せかけて片方のおっぱいが見えちゃう演出」だったワケで、テレビを見てた視聴者からの批難がなければ、そのまま「ハプニング」ってことで終わってたワケだ。
こんな前例もあるんだから、「ニチイ学館」のCMも、「絶対に意図的じゃない」「100%何かの間違い」だとは言い切れない。もしかしたら、何のヘンテツもないCMじゃインパクトがないから、鈴木京香本人には内緒で、完成した映像にあとから処理をして、乳首がとんがってるように見せてるのかもしんない。普通に考えたら、そんなことはないだろうけど、可能性としてはゼロじゃない。ま、あの突起が、鈴木京香の乳首だろうと何だろうと、世の中には何の影響もないんだから、どうでもいいっちゃどうでもいいんだけど、どうでも良くないのが、マスコミによる意図的な印象操作をした報道の数々だ。
‥‥そんなワケで、どの新聞もテレビも似たようなもんだけど、あたしが前から言ってるように、特にヒドイのが「読売」と「日経」だ。たとえば、読売新聞は、3日前の10月28日に、こんな記事を出した。
「パトカーに卵→車と衝突→ミニバイク中2女子2人重体」 (読売新聞)
28日午前6時ごろ、奈良県橿原市葛本町の国道24号交差点で、県警橿原署のパトカーに追跡されていた同市立中学2年の女子生徒2人(いずれも14歳)が乗っていたミニバイクが、対向の同市内の専門学校生(32)の軽ワゴン車と衝突、女子生徒の1人ははずみでパトカーにぶつかり、もう1人は路上に投げ出され、いずれも意識不明の重体。専門学校生は右足に軽傷。調べによると、同日午前5時30分ごろ、現場から北東600メートルの同署葛本交番に生卵が投げられ、捜査していたパトカーが不審なバイクを発見、パトカーに向けて卵を投げ付けるなどしたため、追跡していた。同署の松岡幸司署長は「適正な職務執行と判断している」と話している。
[ 2006年10月28日12時41分]
この記事を読むと、警察にはまったく落ち度が無く、悪いのはすべて女子中学生の2人って印象を受ける。そして、この読売新聞の記事だけを読んだ人たちは、2人の女子中学生が重体になったのも、自分たちの蒔いたタネだから自業自得って思うだろう。もともと、「無免許で原チャリに2人乗りで交番にタマゴを投げた」って大前提がある上に、こんな書き方をされれば、誰だってそう思う。だけど、おんなじニュースを扱った「時事通信社」の記事を読んでみると、まったく違う印象を受けるのだ。
「パトカーに追跡され衝突=バイクの女子中生2人重体-奈良県橿原市」 (時事通信)
28日午前6時ごろ、奈良県橿原市葛本町の国道24号交差点で、パトカーに追跡されていた同市の中学2年の女子生徒2人(いずれも14歳)が乗ったミニバイクに、同市内の専門学校生の男性(32)が運転する軽ワゴン車が衝突した。うち1人は追跡中のパトカーにも跳ねられた。2人は全身打撲で重体。男性も右足に軽傷を負った。
[ 2006年10月28日14時34分 ]
読売新聞の記事には、「女子生徒の1人ははずみでパトカーにぶつかり」って書いてあるけど、時事通信社の記事には、「追跡中のパトカーにも跳ねられた」って書いてある。これは、大きな違いって言うか、道路交通法の上から見たら、正反対の結果にもなりかねないほどの違いだ。だって、時事通信社の記事のほうが事実だったら、このパトカーを運転してた警察官は、人身事故を起こしたことになるからだ。
読売新聞の記事が事実なら、パトカーに追跡されて逃げてた原チャリが、軽ワゴンとぶつかって、1人は路上に投げ出され、もう1人は「はずみでパトカーにぶつかり」って言う極めて曖昧な書き方をしてるけど、これは、「はずみで空を飛んでパトカーにぶつかった」ってこと以外に考えられない。そして、時事通信社の記事が事実なら、原チャリが軽ワゴンとぶつかって、2人とも路上に投げ出されて、そのうちの1人が、車間距離をとらずに執拗に追跡して来たパトカーに轢かれたってことになる。つまり、このパトカーは、事故を起こして路上に投げ出された人を避け切れないほど、接近して追跡してたことになり、これは、パトカーの追跡方法としては間違ってるし、このパトカーを運転してた警察官は、間違いなく、過失によって「人身事故」を起こしたってことになる。
もちろん、あたしは、この事故を見てたワケじゃないから、想像で言うしかないけど、バイクが車とぶつかった場合、バイクに乗ってた人が空を飛ぶとしたら、それは、慣性の法則によって、バイクの進行方向に向かって飛ぶもんだと思う。よく、交通事故の映像とかを見ると、車とぶつかったバイクの人は、その車をとび越えて、進行方向へと飛んでく。だから、もしも、この原チャリの女子中学生が空を飛んだのだとしたら、後ろから追跡して来たパトカーとぶつかることは無い。それに、この原チャリがぶつかったのは、軽自動車とは言え、背の高いワゴン車なんだから、その上を飛び越すなんて考えられない。
こう言った状況を考えると、軽ワゴンとぶつかった原チャリは横転して、2人の女子中学生は路上に投げ出された。そして、車間距離を取らずにムリな追跡をして来たパトカーが、避け切れずに1人を轢いた‥‥ってのが、知能は子供でもベッドでは大人、迷探偵キッコナンの推理ってワケで、事実を報道したのが時事通信社、いつものように曖昧な表現で意図的な偏向報道をしたのが読売新聞ってことになる。だから、この女子中学生の家族は、今すぐに弁護士と一緒に橿原(かしはら)署に行って、該当するパトカーの傷を写真に撮っておくべきだと思う。
‥‥そんなワケで、新聞やテレビによる偏向報道は、今に始まったワケじゃないけど、昨日の「日経新聞」の夕刊にも、呆れ果てるほどの意図的な印象操作の記事があった。それは、「イーホームズの藤田社長が東京都議二名(自民党、民主党)の政治団体に、30万円と20万円を献金していた」って記事なんだけど、この献金自体、何も法律に触れてない上に、その記事の内容が、あからさまな印象操作を目的に書かれてたのだ。
たとえば、「耐震偽装事件で架空増資をしたイーホームズの藤田社長が」って、いったい何? 藤田社長は、架空増資事件では有罪判決を受けたけど、耐震偽装事件では起訴もされてないじゃん。それどころか、裁判長がハッキリと、「今回の架空増資事件は、耐震偽装事件とは関係ない」って明言して、だからこそ、藤田社長は、判決後に弁護士と握手したんじゃん。何とか耐震偽装事件と関係があることにしようと、必死になって、「架空増資までして会社を大きく見せようとしたために、社員の数が足りなくなって、結果として構造計算書の偽装を見抜けなかった」とかって言うトンデモ論を展開したアホの検察側の主張は、被告側の弁護士に完全に論破された上に、裁判長にも一蹴されちゃったじゃん。
そして、裁判でハッキリと「耐震偽装事件とは関係ない」って証明されたのにも関わらず、「耐震偽装事件で架空増資をしたイーホームズの藤田社長」って書き方をするってことは、完全に何らかの圧力があって、意図的に藤田社長を悪者に仕立て上げようって言う作戦が見え見えだろう。その上、この記事の中には、「耐震偽装事件に関連した企業等からの献金を返金した事例も」って言い回しもされてて、あたかもイーホームズが、ヒューザーなど、政治家へ献金することによって何らかの見返りを受けていた悪質な企業と同列であるかのような印象操作までされてる。嫌がらせには、念には念を入れてってこと?(笑)
ま、あの、坂東眞砂子の「子猫殺し」を平然と掲載するような「日経新聞」の記者たちの辞書には、「恥」って文字が無いんだと思うけど、最初っから信頼度ゼロの「スポーツ報知」ならともかく、天下の「読売新聞」や「日経新聞」までもが、ここまでアカラサマな印象操作を平然とやるとは、もう、この国の新聞も、完全に終わりだね。
この「きっこの日記」が出版されることになった時に、「スポーツ報知」の記者から白夜書房の担当者に、電話で取材の申し込みがあった。それで、白夜書房の担当者のTさんは、笑いながら質問に答えたそうなんだけど、そのインタビューの中で、「死ぬ覚悟で(本を)作りました。私は自殺するタイプではないので、もしも私が死んだら調べてくださいね」って冗談を言って、相手の記者も笑ってたそうだ。だけど、その記事が掲載された10月8日の「スポーツ報知」を見たら、「(笑)」の表記もなく、ホントに命を狙われてるみたいな書き方になってた。まあ、これくらいなら別にいいけど、新聞やテレビの報道を鵜呑みにしちゃう単純な人から、「きっこの日記を買って読みましたが、どこにも編集者の命が狙われるような部分はありませんでしたが?」ってメールが来たりもした。ようするに、こう言うメールを送って来る人ってのは、たとえスポーツ紙であっても、そこに「活字で書かれてることはすべて真実」って思ってるんだろう。
‥‥そんなワケで、スポーツ紙ですら信じちゃうこう言う人にしてみたら、「読売新聞」や「日経新聞」に書いてあることは、もはや、疑う余地も無い「神のお言葉」であり、テレビのニュースで報道されることも、すべては「神のお言葉」なんだと思う。あたしは、いつも言ってるように、人間は人それぞれだと思ってるから、そう言う人を否定するつもりもないし、皆さん、好きにやってればいいと思う。それに、これほど話題になってても、未だに洗脳宗教だのオレオレ詐欺だの霊感商法だのに騙される人たちがアトを絶たないのも、人それぞれだから自由に勝手にしてればいいと思う。だけど、少なくとも、藤田社長が訴え続けてる「第二の耐震偽装事件」をまったく報道しないどころか、どっかの誰かを守るために、藤田社長の印象を悪くするための印象操作記事ばっか掲載し続けてる腰抜けの新聞なんかは、「神のお言葉」どころか、単なる「紙のお言葉」でしかないんだから、イイカゲンに見切りをつけたほうがいいと思う今日この頃なのだ。
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