不思議な夢
年末になって何が嬉しいって、いつもは大渋滞で1km進むのに30分も掛かるような都内の道路が、どこもガラガラだってことだ。ちなみに、ガラガラって言っても、別にウガイをしてるワケじゃないけど、一応、ノロウイルス対策として、外から帰ったらちゃんとウガイするようにしといたほうがいいと思って、念のためにソーニューしてみた。なんでかって言うと、テレビや新聞は、もう飽きちゃったみたいで、ほとんど報道しなくなっちゃったけど、ノロウイルスによる食中毒は、まだまだ全国で多発してて、もはや、「同時多発ノロ」って呼んでもカロゴンズはユースケサンタマリアと篠原ともえって懐かしい‥‥じゃなくて、もはや、「同時多発ノロ」って呼んでも過言じゃないからだ。何しろ、あまりのノロウイルスの脅威に、お正月の恒例のお餅つき大会を自粛する神社や団体も相次いでるほどだってのに、国民のことなんかホッタラカシで、トットと冬休みに入っちゃったアベシンゾーと出しゃばり女房のバカップル‥‥なんてことは置いといて、あたしが一番心配なのは、猫のマックスのことだった。
小池百合子が、何年間もニポンの環境を破壊し続けてくれたから、今年は暖冬になったけど、そのオカゲで、外で暮らしてる猫たちは助かってると思う。だから、その点だけはコイズミに感謝してんだけど、去年よりも寒さが厳しくないのに、しばらく前からマックスの様子がおかしくて、なんか風邪をひいてるっぽい。食欲はあるんだけど、黄色い鼻水を垂らしたり、クシャミを連発したりして、目つきもウツロに感じる。それで、ホントは動物病院に連れて行きたかったんだけど、そこまでの余裕は無かったから、とりあえず、いつもお世話になってる動物病院に電話して相談してみた。そしたら、特別に風邪薬を出してくれるって言うので、今日、取りに行って来た。今までも何度か出してもらってる液体のお薬で、甘い香りのするイチゴ牛乳みたいなピンクのヤツが、マキロンの容器みたいなのに入ってる。それで、しばらく飲ませてみて、それでも具合が良くならなかったら、病院に連れて来るようにって言われた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、今日のあたしは、猫たちに晩ご飯をあげるだけじゃなくて、マックスにお薬を飲ませるっていうミッションがあったワケで、これは、「5分以内に9のリーチをかけろ」っていう「エヴァンゲリオン」のミッションよりも、遥かに重要だった。だけど、こんな時に限って、マックスが現われない。朝ご飯の時には来たのに、夜は、最初にマイケルとペペロンチーノが来て、そのあとにハナコとジジと小林君が来たんだけど、マックスとカルボナーラは来なかった。それで、あたしは、ご飯を食べ終わったジジをだっこしたり、ペペロンチーノにブラッシングしたりして、30分くらい時間を潰してたんだけど、それでもマックスは来なかったから、だんだん体が冷えて来たし、お部屋に戻って来た。
それで、あたしは、お風呂に入ろうと思ったんだけど、明日は明日で忙しいから、どうしても今日のうちにお薬を飲ませておきたくて、コーヒーを飲んで温まってから、もう一度、駐車場に降りて行った。そして、小さい声でマックスを呼びながら、駐車場の周りの植え込みを覗いて、それから、マンションの周りをグルッと見てまわったんだけど、やっぱり見つからなかった。だから、あたしは、「具合が悪くてもう寝てるのかな?」って思って駐車場に戻って来たら、あたしのテレパシーが届いたのか、あたしの車の下から、「ナ~ン」って鳴きながら、マックスが出て来た。
あたしは、すぐに抱き上げて、お薬を飲ませようと思ったんだけど、目ヤニと鼻水で顔が汚れてたし、ご飯もヨソで食べてないみたいだったし、遅い時間に駐車場でバタバタするのも近所迷惑だから、お部屋に連れて来ることにした。それで、マックスをだっこしたまま外階段から2階に上がって、お部屋に戻って来て、とにかく、雑巾で足の裏だけ拭いてから中に入れた。マックスは、いつもみたく、玄関の壁の匂いをかいだりしてたんだけど、風邪で匂いが分かんないみたいで、しばらくフガフガしてから、「クシュン!」てクシャミをしたら、鼻水が壁に飛び散った。それで、あたしは、すぐに雑巾で壁を拭いたんだけど、そしたら、今度は、下に向かってクシャミをして、床にも鼻水が飛び散った。
だから、あたしは、とにかく早くお薬を飲ませて、温かくしてやろうと思ったんだけど、あたしのお部屋には暖房が無いから、電気毛布をソファーの上に敷いて、スイッチを入れた。でも、久しぶりにお部屋に連れて来たら、少し不安になったのか、電気毛布の上でじっとしてないで、すぐにあたしのヒザに乗って来る。それで、それだけならいいんだけど、あたしのヒザの上で、またクシャミをしたから、あたしの左手とソファーのヒジカケに鼻水が飛び散った。それも、透明で水っぽい鼻水ならいいんだけど、ネバネバした黄色い鼻水だからたまんない。それで、あたしは、左手にティッシュを持って、ヒザの上のマックスがフガフガし始めたら、すぐにマックスの顔の前にティッシュを持ってくようにしてたんだけど、しばらくしたら、クシャミも治まった。
‥‥そんなワケで、あたしは、ヒザのマックスを電気毛布の上に移動させて、とっておきのモンプチをお皿に出して、お水と一緒にトレイに乗せて、お部屋の隅に用意した。そして、マックスがご飯を食べてる間に、ダンボール箱の中にいらない雑誌をちぎって、簡易トイレを作って、玄関のとこに置いた。マックスはいい子だから、あたしのお部屋にいる時におトイレに行きたくなったら、必ず玄関のドアのとこに行って、「ナンナン~ナンナン~」って鳴いて知らせてくれる。だから、あたしは、ドアをちょっと開けてあげるだけで済む。だけど、今回は風邪だから、念のために簡易トイレを作ったってワケだ。
まあ、それがおトイレだとは認識してないと思うから、最初の1回はそこらでしちゃうかもしんないけど、その時に、新聞紙やティッシュにオシッコをしみこませて、それをおトイレに入れとく。そして、次にオシッコがしたくてソワソワし始めた時に、おトイレまで連れてって、中の新聞紙の匂いをかがせれば、そこがオシッコをする場所だって理解して、そこでしてくれる。だから、そこまでのことを考えて、先に簡易トイレを作っといたってワケだ。
それで、あたしは、ご飯を食べ終わったマックスに、やっとお薬を飲ませることができて、ようやくホッとすることができた。マックスは、お腹がいっぱいになって少し眠くなったみたいだし、電気毛布もずいぶん温かくなってたので、電気毛布の上に乗せたら、今度はおとなしくなって、目を細くした。両手の先を内側に折って、胸の下に入れてるから、スフィンクスみたいですごく可愛い♪
あたしは、マックスがおとなしくしてる間に、お風呂に入っちゃおうと思って、いつもとは対照的なスピーディーさで、わずか30分でお風呂を済ませた。だけど、お風呂から出て来たら、完全にまん丸になって寝てたから、安心した。それで、湯冷めしないように何枚も着込んでから、今度は、自分のご飯を作って食べて、ちょっとパソコンの用事を済ませてから、「さあ、日記を書こう」って思ったんだけど、寒いのと、疲れてるのと、眠いのとで、日記はアト回しにして、寝ちゃうことにした。
それで、マックスを電気毛布ごとベッドに移動して、左の脇にマックスを抱いて寝たら、ポカポカで気持ち良くて、5分もしないで爆睡しちゃった。だけど、理由は分かんないけど、ものすごく変な夢を見て、夜中の3時に目が覚めちゃった。どっかの旅館の大部屋に、隙間なくズラーッと敷き布団が敷いてあって、あたしは旅館の浴衣を着て真ん中へんに寝てるんだけど、あたしの左右は2つずつ空いてる。それで、左側の2つ空けた3つ目のお布団に、高校の時の同級生で、空手をやってた男の子が、空手着を着て寝てる。それで、あたしもその子も掛け布団は掛けてなくて、電気がついてるのか、昼間なのか、とにかく明るい。
それで、その子が、ゴロゴロと転がりながらあたしのほうにやって来て、あたしの左側にピタリとくっつく。あたしは嫌がって、その子を無言で押し返すと、ゴロゴロと転がって戻ってって、モトの3つ目の敷き布団のとこでピタリと止まる。だけど、しばらくすると、またおんなじにゴロゴロとやって来て、あたしの左側にピタリとくっつくから、あたしはまたまた押し返す。それが、何度も何度も繰り返されるんだけど、2人ともずっと無言なのと、遠くのほうでは他のクラスメイトたちが車座になってトランプをやってたりして、すごくミョ~な雰囲気だ。
修学旅行とかなら、女子と男子がおんなじ部屋のワケないけど、どうも修学旅行っぽいシチュエーションだし、それ以前に、その子とは、高校時代にはぜんぜん仲良くなかったし、何の接点もなかったし、卒業してからはずっと今まで名前も顔も忘れてたのに、この夢で突然、16年ぶりに登場したってワケだ。たとえば、最近、高校の卒業アルバムを見たり、高校時代のお友達と会って昔話をしたり、そう言うことがあったんなら分かるけど、そんなこと何もないし、16年間も忘れてた何の接点もなかったクラスメイトが、突然、夢に登場して、変なことを始めるなんて、自分のことなのに意味不明だ。
‥‥そんなワケで、たとえば、あたしが、極度の性的欲求不満だったとしたら、高校時代に付きあってた男の子とか、好きだった先輩とか、半裸の福山雅治とか、全裸のヴィンセント・ギャロとか、そう言う人が夢に登場するんなら分かるけど、好きでも嫌いでもなくて、その存在すら忘れてた男の子がイキナリ登場するなんて、いったい何なんだろう?‥‥って、夢を見ながら不思議な気持ちになっちゃって、あれこれと悩み始めたら、夜中の3時に目が覚めちゃったワケだ。それで、目が覚めたついでに、今、この日記を書いてるんだけど、もう書き終わるから、これからもう一度、夢の世界に戻って、その空手着を着たクラスメイトに、何であたしの夢に出て来たのか、問い詰めてみようと思う今日この頃なのだ(笑)
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