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2006.12.08

ハチロクパンダでGO!

Panda5
前にも書いたけど、あたしは、1日のおやつ代を100円て決めてるんだけど、ここんとこ、期間限定のマミー、「冬のマミー~温州みかん~」にハマッちゃってて、ほとんど毎日飲んでるから、おやつが買えない。ちなみに、ガリガリ君の温州みかん味の時にも書いたけど、念のために書いとくと、「温州」は「おんしゅう」じゃなくて「うんしゅう」って読む‥‥なんて、痒いとこに手を届かせつつ、「冬のマミー」は、普通のマミーとおんなじで500の紙パックなんだけど、フルーツ牛乳をもっとやさしい味にしたみたいな、とにかく、あまりの美味しさで、こんなに寒いのに、毎日飲みたくなる。

あたしの場合は、コンビニで買って来て、冷蔵庫に入れといて、お風呂でタップリと温まってから、お風呂上がりに飲んでるんだけど、紙パックのままストローをさして飲むんじゃなくて、ちゃんとコップに入れて飲む。大きいコップに、細かく砕いた氷を多めに入れて、そこに「冬のマミー」を入れると、半分くらいでいっぱいになる。それで、半分残ったのは冷蔵庫にしまっておいて、コップのほうのを飲むんだけど、ストローを使わずに、氷ごと口に入れて、氷をカリカリしながら飲むと、なぜか美味しい。これは、カルピスの飲み方とおんなじで、カルピスも、ちょうどいい濃さのを飲むよりも、リトル濃いめのカルピスにクラッシュドアイスを入れて、氷ごと口に入れて、カリカリしながら飲んだほうが美味しい。

で、半分残った「冬のマミー」は、氷の残ったコップに注ぎ足して飲んだり、夜中にノドが乾いた時に飲んだり、次の日の朝に飲んだりする。これがまた、なぜか美味しい。だから、あたしは、「冬のマミー」の美味しさに憑りつかれちゃってて、まるで包帯で全身をグルグル巻きにされちゃったマミー状態みたいで、このままじゃミイラ取りがミイラになりそうな今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、あまりにも美味しい「冬のマミー」のセイで、おやつが買えないワケだけど、考えてみれば、飲み物でも、お茶とかじゃなくて、甘い味のついてるマミーだから、おやつの一種なんだと思う。だけど、もっと根本的なことを言えば、「おやつ」ってのは、「お八つ」ってワケで、これは、江戸時代に、午後2時から4時までの2時間を「八つ刻(やつどき)」って呼んでたことが語源になってる。江戸時代までは、1日に2食だったから、朝ご飯と晩ご飯の間にお腹が空いちゃうので、この「八つ刻」に軽いものを食べて、晩ご飯までお腹を持たせてたのだ。そして、そのことを「お八つ」とか「小昼(こびる)」とか呼んでた。

だから、この語源に沿って考えれば、食べ物であろうと飲み物であろうと、午後2時から4時までの間に食べないと「おやつ」にはなんないワケで、あたしみたいに、夜、お風呂上がりに「冬のマミー」を飲むのなんか、逆立ちしてヘッドスピンしても「おやつ」とは呼べない。ま、どっちにしても、もともと、ジュース類を「おやつ」って呼ぶことにムリがあるんだし、あたしに「おやつ禁断症状」が出始めてる事実が、何より、現状を物語ってると思う。だから、あたし的には、今日こそは、ゴクゴクじゃなくて、ポリポリとかモグモグとかパリパリとか食べるおやつを買おうと思って、コンビニに寄った。

それで、今日、出先で、初めてのコンビニに寄ったんだけど、中に入ってったら、レジの前に小さなワゴンがあって、そこが割引コーナーになってた。で、そのコーナーを見てみたら、別に賞味期限はタップリあるのに、半額とか半額以下のシールを貼ったお菓子が並んでた。雰囲気としては、新製品のお菓子を棚に並べるために、前のお菓子の在庫ぶんを安くして売ってるって感じだった。それで、200円のチョコは100円になってるし、250円のお菓子も100円になってるし、1日のおやつ代が100円のあたしにとって、まるでパラダイスみたいなワゴンだった。だから、あたしは、そのワゴンの中から何か1つ買うことにして、全種類をジックリと見た。

そしたら、ワリと大きめの箱で、「REAL-X」って言う自動車の食玩みたいなのがあった。持ってみたら重いし、箱の横にはいろんな車の絵が描いてあったから、あたしは、ミニカーがメインで、オマケにお菓子がチョロっと入ってるんだと思った。それで、お菓子が食べたいあたしとしては、こう言った食玩に入ってるお菓子なんかじゃ満足できないから、どうしようか悩んだんだけど、ホントなら250円か300円くらいするミニカーが100円で買えるってことにも、ナニゲに触手が動いちゃった。それで、結局、5個あった「REAL-X」の箱を順番に持ってみて、なんとなくピンと来たやつを買ってみることにした。

だけど、お家に帰って来て、ワクワクしながら箱を開けてみたら、ナナナナナント! 箱の中はミニカーだけで、お菓子は入ってなかったのだ! あたしは、最低でも、ちっちゃい袋にラムネが5粒くらい入ってると思ってたのに、箱の中から出て来たのは、中身が見えないように黒いビニール袋に入ったミニカーだけだった。だから、「100円のおやつ代」で買ったのに、「冬のマミー」よりも、さらに、おやつから遠ざかっちゃったワケだ。でも、そのミニカーってのが、むき出しじゃなくて、そのまま飾れるように、ちゃんとした立派なケースに入ってて、すごく高級な感じだった。

‥‥そんなワケで、お菓子は入ってなかったけど、思ったよりもミニカーが立派だったので、あたし的には、複雑な感じだけど嬉しかった。それで、カンジンのミニカーが何だったのかって言うと、ハチロクのパンダだった。パンダって言っても、あたしのフィアットパンダじゃなくて、スプリンタートレノのハチロクの白黒カラー、通称「パンダカラー」のやつだ。そう、「イニシャルD」の藤原とうふ店の車とおんなじやつだ。だから、運転席側のドアに「藤原とうふ店」て書けば、マンガとおんなじになる。

で、あたしは、せっかくだから、「REAL-X」ってのをインターネットで調べてみたら、「イニシャルDシリーズ」ってのも発売してて、ちゃんと「藤原とうふ店」て書いてあるのもあったし、他の人の乗ってるRX7とかランエボとかも、たぶんマンガとおんなじ仕様にしたのが売られてた。で、それよりもビックル一気飲みしちゃったのが、この「REAL-X」って、1個399円もしたのだ! あたしは、1個250円か300円くらいなのかと思ってたのに、こんなに高いのが100円になってたんなら、もう1個くらい買っとけば良かった(笑)

それで、あたしは、「GyaO」で、映画の「イニシャルD」をやってたのを知ってたんだけど、中国や香港の俳優がニポン人の役をやってるってことに爆発的な違和感があったから、今までは観るつもりはなかった。でも、手に入れたミニカーがハチロクのパンダだったってことで、急に親近感が湧いちゃって、観てみたくなった。だから、他にやることはいっぱいあったんだけど、タマには映画の1本くらい観てもいいかな?って思って、今、観てみた。そしたら、これが、あまりにもヘンテコな映画で、不思議な感覚に包まれちゃった。

何がヘンテコかって、やっぱ、中国や香港の俳優がニポン人の役をやってるってことが最大のヘンテコな部分で、ガソリンスタンドの社長の息子のツーブロックのヘアスタイルや変なサングラス、服の趣味なんか、どう見ても、20年以上前の流行だった。韓流スターのファッションセンスとかって、20年前、30年前のニポンみたいだけど、それとおんなじで、ものすごい時代遅れな感じがした。それなのに、最新型のベンツが出て来たりするから、ワケが分かんなくなる。その上、主人公の家のインテリアも、いかにも「中国人が考えたニポン家屋のインテリア」で、パッと見た感じはニポンの家なんだけど、いろんな部分に中国チックな違和感が蔓延してた。なんか、アングロサクソンがニポンをイメージした「キルビル」みたいなバカ映画とは、またヒトアジ違ったヘンテコ風味で、「中国から見たニポン」てもののズレ具合が面白かった。

オマケに、宍戸ジョーにソックリな主人公のオヤジが、何から何までがオーバーアクションで、まるでギャグマンガみたいだったし、ガソリンスタンドの社長の息子に至っては、次長課長の河本の「おめえに食わせるタンメンはねえ!」の本家本元みたいなノリで、どう見ても香港映画に出て来るキャラだった。主人公のタクミも、V6の井ノ原をさらに情けなくしたみたいな顔で、普通に考えたら、とても映画の主役に抜擢されるような俳優じゃないと思う。それで、「GyaO」では、吹き替え版と字幕版を選択できたから、あたしは吹き替え版を観たんだけど、出演者がみんな東洋人の顔をしてて、セリフもぜんぶニポン語だったのに、それでも、どうしても香港映画に見えちゃった。だから、字幕版のほうを観たら、セリフは広東語とかなんだろうから、もっと香港映画に見えちゃうと思う。

‥‥そんなワケで、峠でのレースも、どの車もどのシーンも何から何までぜんぶ「ドリフト」だけで、これぞ、バカのひとつ覚えって感じだった。今どき、ドリフト走行なんて流行らないのに‥‥って言うか、原作自体が昔のマンガだし、「イニシャルD」の「D」は、ドリフトの「D」なんだろうから、ドリフト走行ばっかなのはジンジャエールだとは思うけど、ランエボまでがドリフト走行してたのには、リトル呆れちゃった。ランエボなら、グリップ走法のほうがずっと速いのに‥‥って、マンガにツッコミ入れても仕方ないけど、なんか、ものすごい子供騙しだった。でも、ミョ~な異国情緒が感じられるヘンテコな映画、「イニシャルD」は、1月1日まで無料配信してるから、興味のある人は観てみて欲しい。この違和感だけは、どうしても言葉じゃ伝えられないから、実際に感じてもらって、「ああ、きっこの言ってたヘンテコな感じって、これだったのか‥‥」って味わってみて欲しい。あたしとしては、今度は字幕版にチャレンジして、爆笑してみようと思う今日この頃なのだ。


 「イニシャルD」


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