元(もと)という肩書き
2002年の春に、美奈子の妊娠が発覚しちゃって、突然の「できちゃった結婚宣言」&「MAX産休宣言」が発表されてから、ハヤ5年。最初は、ナナさんと玲奈ちゃんとりっちゃんの3人でMAXを続けるか、美奈子の代わりの新メンバーを加入させるか、それとも、このまま解散するかって、悩みに悩んで悩みまくって、みんな悩んで大きくなった。で、結局、Hippsのアキちゃんが加入することになって、今日に至る‥‥ってワケだけど、ここで問題なのは、未だに、美奈子は、正式に「MAXを脱退する」って宣言してないってことだ。つまり、あたしたちファンの中では、美奈子は今でもMAXのメンバーだし、今でも「産休中」ってことなのだ。あたしたちが聞いたのは、あくまでも、「出産のために一時的にMAXとしての活動をお休みする」ってことで、美奈子はいつかMAXに戻って来るって信じてるファンだっているワケだ。もちろん、美奈子が戻って来たからって、アキちゃんと交代するワケはなく、今度は5人のMAXになるワケで、13人いるのに「女子十二楽坊」ってのもあるんだから、4人の女神の「MAX」が、5人になったって構わない。
だけど、これは、絶対にアリエナイザーな話で、実際には、美奈子はもう戻って来ないし、ファンだってウスウスは‥‥って言うか、トックに分かってる。つまり、事務所からもメンバーからも、未だにちゃんとした報告はないけど、アキちゃんが新メンバーとして加入してから、もう5年も活動して来てるんだし、その間、美奈子に関する公式なリリースが何もなかったって事実をもって、「ファンはウスウスと理解しろ」ってことなのだ。だから、心のどっかで「美奈子、戻って来ないかな?」って思ってるファンはいっぱいいても、それが、非現実的な夢だってことくらい分かってるってワケだ。でも、デビュー当初からのMAXファンや、スーパーモンキーズのころからのファンにしてみたら、やっぱり美奈子のことが気になるワケで、みたらし団子を食べるたびに、「美奈子、どうしてるのかな?」なんて思い出しちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、全国2500万人のMAXファンの皆さん、お待たせしました♪‥‥って感じで、RBC琉球放送で、毎週土曜日の16時半から放送してるアイドル発掘オーディション番組、「沖縄んアイドル」に、1月13日、ナナナナナント! ゲストとして美奈子が登場しました♪ 美奈子は、ダンスの特別講師としての出演だったんだけど、この番組は、上原多香子とキャン×キャンがMCってことを見ただけでも分かるように、当然、ヴィジョンファクトリーの番組ってワケで、だからこそ、こんなにスゴイコトが実現したんだろう。サスガ、ジョニーの力は健在だ。
去年の秋、ジョニーが出所して来て、麻布のおそば屋さんでお祝いをしたんだけど、MAXを始め、ジョニーにお世話になったアーティストたちはみんなアイサツに行ったし、その時に‥‥って、ここから先は、あたしのFカップの胸の中にしまっとく話だけど、とにかく、誰にでもやさしくて、人望の厚いジョニーは、腐りきったライバルからの薄汚い妨害にあっても、決して夢を諦めたりしないってワケだ。ま、この辺のことは、分かる人たちだけが分かってればいいことで、諸事情により、奥歯にスルメをはさみながら進んでくけど、とにかく、1月13日、東京じゃ純白のワンピに身を包んだ、巻き巻き髪の玲奈ちゃんの握手会だったし、沖縄ではテレビに美奈子が登場しちゃうし、あまりにもワンダホーなダブルMAX攻撃ってワケだった。
だけど、ここで、大きな問題が勃発しちゃった。アイドルを目指すシロートの子に、ダンスレッスンをする講師役で登場した美奈子に対して、こともあろうに、「元MAXのミーナ」って言うテロップを流したのだ。「元ちとせ」って書いて「はじめちとせ」って読むんだから、「元MAX」ってのは「はじめMAX」ってワケで、これは、「はじめまして」のMAXバージョンてワケなのか? それとも、「元祖MAXのメンバーのミーナ」ってのを省略した形なのか? もしくは、「元気がMAXのミーナ」って意味なのか? はたまた、「元日に初詣に行ったMAXのミーナ」ってことなのか? 元日の次は、ふつか、みっか、よっか、いつか、むいか、なのか?‥‥って、いくらゴマカそうとしても、とーてーゴマカシきれないゴーヤーチャンプルーってワケで、何を言っても、聞くミミガーを持たないってワケだ。
‥‥そんなワケで、あたしは、この「元MAXのミーナ」って言う残酷なテロップによって、ウスウスは感じながらも、この5年間、気づかないフリ、見て見ぬフリをして来た美奈子の立ち位置について、ハッキリと認識させられちゃった。やっぱり、この「元」ってのが固有名詞の前に付いた場合には、元ちとせの「はじめ」でもないし、元祖や元日の「がん」でもないし、元気の「げん」でもないし、どう考えたって、「もと」って読むワケで、それは、もちろん、かつての肩書きを示すもの、つまり、今は「違う」って意味なのだ。だから、「元MAXのミーナ」は、「今はMAXのメンバーじゃないミーナ」ってワケで、この現実を厳しく受け止めることが、2007年のMAXファンに与えられた最大の命題なのだ! なのだったら、なのなのだ!
で、なんでこんなことをここまで引っぱって来たのかって言うと、今日、朝のワイドショーの芸能ニュースを見てて、すごく不思議なことがあったからだ。未成年の少女にハレンチ極まりない淫行事件を起こして、吉本興業を解雇になり、茨城ゴールデンゴールズも除名処分となり、事実上、芸能界から消えたハズの「元極楽とんぼの山本圭一」が、宮崎県でキャンプ中のゴールデンゴールズを訪ねて、監督の欽ちゃんやメンバーたちに謝罪してたんだけど、その時に、山本圭一は、グラウンドでマイクを片手に、大きな声でこう言ったのだ。
「極楽とんぼの山本圭一です!チームの皆さん、本当にすいませんでした!」
これを聞いて、あたしは、「えっ?」って思った。だって、今回の事件で、山本圭一は、芸能界から追放されたハズだし、当然、「極楽とんぼ」ってコンビは解消してるハズだからだ。それで、あたしは、以前のスポーツ紙の記事とかをインターネットで探して読んでみたんだけど、やっぱり、「コンビは解消」とか、「元極楽とんぼの山本圭一は~」とか書いてあった。それどころか、今回のことを取り上げてる記事でも、「元極楽とんぼ・山本圭一がGGキャンプ地訪れ謝罪」って書かれてた。
つまり、あたしが認識してたように、世の中的にも、もう、「極楽とんぼ」ってコンビはもう消滅してるワケで、山本圭一は、「元極楽とんぼの山本圭一」って言わなきゃなんないワケだ。それなのに、なぜ、「元」を付けずに、「極楽とんぼの山本圭一です!」って言ったのか?‥‥ってことについて、一番単純な推測としては、「つい言い間違えちゃった」ってことが挙げられる。だけど、あたしは、これは、とても「つい言い間違えちゃった」じゃ済まされないことだと思う。だって、ハレンチ極まりない淫行事件を起こして、所属事務所を解雇になり、芸能界から捨てられた人間なのに、そんな人間が、何ヶ月ぶりかで顔を出したオオヤケの場で、かつてのコンビ名を肩書きとして名乗るってことは、「私はまだ芸能界に在籍してますよ」って意味と同義だからだ。ようするに、反省してないからこそ、自分の犯した犯罪を軽く考えてるからこそ、こんなセリフが「ついウッカリ」と口から出ちゃうってワケで、もしも芸能界復帰を画策してるんだとしたら、あまりにもオソマツな行為だと思う。
吉本興業の芸人て、古くは横山やすしから、最近では島田紳助に至るまで、一般人に暴行するなんていう社会的には絶対に許されないような悪質な犯罪を犯していながら、アッと言う間に復帰して来ちゃうけど、あたしには、この感覚がまったく理解できない。普通に考えたら、政治家の犯罪や芸能人の犯罪は、社会的に影響力があるんだから、一般人の犯罪よりも厳しく対応すべきなのに、なぜか知らないけど、一般人よりも遥かに甘い。それも、犯罪を犯した本人たちの認識が、あまりにも甘すぎると思う。一般人が、暴力事件や淫行事件を起して、自分の会社をクビになったら、死んだってその会社に再就職なんてできっこないのに、吉本興業の芸人の場合は、何事もなかったかのように戻って来て、平然とテレビに出て来る。
‥‥そんなワケで、今回の山本圭一の軽すぎる行動を見てみると、島田紳助のやり方とソックリだってことが分かる。島田紳助は、2004年10月25日に、大阪ABCテレビ局内において、女性マネージャーの態度や言葉づかいが気に入らないって理由で、無抵抗の女性に殴る蹴るの暴行を加えた上に、顔にツバまで吐きかけた。そして、その女性マネージャーが、翌日の26日に、警察に被害届けを出したワケだけど、事件が明るみに出たことによって、島田紳助は、ソッコーで28日に「100%僕が悪かった。本当にすみませんでした」って謝罪した。で、結局、島田紳助は、「謹慎」と言う名の長期休暇をとって、2ヶ月も石垣島でノンビリと遊んで暮らして、年明けの「行列の出来る法律相談所」の最後に登場して、事実上の復帰宣言をした。そして、それからは、何事もなかったかのように、あちこちの番組に平然と出まくって、視聴者を不愉快な気持ちにさせてる。
それで、山本圭一のほうはって言うと、去年の7月16日に、ゴールデンゴールズの遠征先の北海道函館市のホテルで、仲間が連れて来た17才の少女にムリヤリにお酒を飲ませて、強姦目的で暴行し、翌日17日に、少女は警察に被害届けを出した。そして、その報せを聞いた吉本興業は、ものすごい早ワザで山本圭一の解雇を決定して、18日付でマスコミ各社に解雇報告をファクスした。で、カンジンの山本圭一はどうしたのかって言うと、しばらくは都内のホテルや友人宅をテンテンとしながら身を隠してたけど、そのうち、誰かの入れ知恵で、宮崎へと遊びに行くことになった。そして、あとは皆さんご存知の通り、海でサーフィンをしたり、毎晩のように焼肉屋さんに通ってドンチャン騒ぎをしたりと、島田紳助の石垣島と同様に、とても「謹慎」とは呼べないようなバカンスを過ごしてたってワケだ。
今回の宮崎での映像を見てたら、アポ無しで現われた山本圭一に向かって、欽ちゃんは、最初、「何しに来たの?」って言った。そりゃあ当然だろう。そして、その欽ちゃんに向かって、山本圭一は、「新しい年になったので謝りに来ました!」って言ったんだけど、あたしは、この、「新しい年になったので」ってセリフを聞いたトタンに、新年早々の「行列の出来る法律相談所」に登場して、平然と復帰しちゃった島田紳助のデタラメさが蘇って来た。そして、あたしは、「あっ、この人って、島田紳助方式で芸能界への復帰を画策してんだな」って思った。
球場には、ゴールデンゴールズの練習を見るために、たくさんの地元の人たちが集まってたんだけど、グラウンドの欽ちゃんに対して、ネット越しにペコペコと頭を下げる山本圭一に、「がんばれ!」「しっかり!」なんて声援が飛ぶ。こんな状況で登場すれば、誰だってそう言うだろうし、「淫乱男!引っ込め!」なんて言う人はいないだろう。そして、そうした声援を味方につけて、山本圭一は、ここぞとばかりに、「すみませんでした!」って繰り返した。こういうのって、卑怯だよね。欽ちゃんのやさしい性格を知ってて、欽ちゃんが許すしかないようなシチュエーションを選んで登場するのって。
だけど、サスガの欽ちゃんも、みんなの夢をブチ壊したハレンチ男のことをそう簡単に許すワケには行かないから、一見、やさしそうな対応はしてたけど、その中身は、ずいぶん辛辣だった。たとえば、毎日の自堕落な生活ぶりがうかがえるような、パンパンに太った山本圭一を見て、欽ちゃんは、「ずいぶんブクブクと太っちゃって、まあ‥‥」って言って、地元の人たちの笑いを誘ってたけど、これにしたって、あたしには単なるファンサービスのギャグじゃなくて、ホントに呆れたんだろうって思えた。山本圭一が、宮崎で遊び呆けてる話は、当然、欽ちゃんの耳にも入ってたワケで、そこにブクブクに太った本人が登場して「すみませんでした!」なんて繰り返したって、とても反省してるようには見えないからだ。
球場をあとにする山本圭一に、レポーターが歩きながらインタビューをしてたんだけど、「なぜ、今日、謝罪に来たんですか?」って質問に対して、山本圭一は、「僕はずっとこっち(宮崎)に来てたから、顔を出さないのも失礼だと思ったし、謝るならキャンプ最終日の今日しかないと思って‥‥」って答えてた。そして、スタジオのコメンテーターは、「山本さんは、事件後に欽ちゃんに電話をしたのですが、怒っている欽ちゃんは電話を切ってしまい、今までずっと謝れなかったそうです」なんて、ミョ~なフォローまでしてた。だけど、ホントに謝る気があったのなら、何ヶ月も宮崎で遊び呆けてないで、欽ちゃんのとこまで出向いて行って、話を聞いてくれるまで何時間でも待つなり、どんな方法だってあったハズだ。そういった努力を何もせずに、たまたま欽ちゃんが宮崎に来たからって、ここぞとばかりに登場して、地元の人たちやテレビカメラを味方につけて許してもらおおうだなんて、どこまで甘っちょろい人間なんだろう。
‥‥そんなワケで、山本圭一のたったひとつの問題点は、自分自身の価値が分かってないって点だろう。島田紳助の場合は、吉本興業のドル箱だから、吉本興業が手放すワケがない。そして、自分のほうから復帰するって言い出すと世の中の反感を買っちゃうから、吉本サイドと綿密な打ち合わせをした上で、「自分は責任を取って、このまま引退してもいい。でも、吉本から『戻ってこい』と言われたから、これだけ迷惑かけた僕なんかが、自分のほうから『辞めます』なんて言える権限はない。だから、この世界で『お前はもう使えない』って言われるまでは辞めない」ってノタマッて、たった2ヶ月で復帰した。何しろ、島田紳助を1ヶ月遊ばせてたら、億単位のマイナスになっちゃうからだ。だけど、山本圭一の場合は、事件が発覚した瞬間にソッコーで解雇されたんだから、吉本興業にとって、それだけの価値しかなかった、守る価値のない芸人だったってワケだ。それなのに、そんな自分の価値がまったく分からずに、大御所の島田紳助とおんなじ方法でホトボリを冷まそうとしたって、すでに「元芸人」の山本圭一には、そりゃあムリがありすぎると思う今日この頃なのだ。
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