カレンダーでリフレッシュ
6月22日から23日になるのも、12月16日から17日になるのも、12月31日から1月1日になるのも、時間の経過としては「次の日になるだけ」だから、どれもおんなじことなんだけど、やっぱり、12月31日から1月1日になるのは、他の日とはヒトアジ違う。で、それを実感するのが、壁のカレンダーだ。それまでは、1年間、ずっとおんなじカレンダーを壁に掛けてて、月が替わるごとに1枚めくってた。だから、6月22日から23日になるよりかは、6月30日から7月1日になる時のほうが、ちょびっとヒトアジ違ってた。だけど、12月31日から1月1日になるのは、カレンダーそのものを新しいものに替えるから、大きくヒトアジ違う。
それで、たいていのカレンダーには、最初のとこに、前の年の12月のぶんもプリントしてあったりするから、気の早い人なら、新年を迎える前に、12月のうちに掛け替えちゃうかもしんない。だけど、あたしの場合は、絶対に、新年を迎えてから掛け替える。あたしは、カレンダーをめくるのも好きなんだけど、新しいカレンダーに掛け替えるのはもっと好きだから、元日になって、あちこちのカレンダーを新しくするのが、嬉しくて楽しくてジンジャエールなのだ。だから、リトル大ゲサかもしんないけど、新年を迎えて、壁のカレンダー、キッチンのカレンダー、おトイレのカレンダーって、順番に掛け替えてる時に、「ああ、新しい年になったんだな~」っていう実感があるし、まっさらな気持ちになる。
それから、年末に、いろんなとこからもらったカレンダーを並べて、どこにどれを掛けようか考えてる時も、ナニゲに楽しい。マサカ、壁をカレンダーだらけにはできないから、たくさんある中から、選りすぐりのものをいくつかピックアップして、そこから、用途や大きさに合わせて、さらに候補を絞ってくワケで、言うなれば、実際に壁に掛かるカレンダーは、たとえそれがおトイレだったとしても、カレンダー界のエリートってことになる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、「壁をカレンダーだらけにはできない」って言いながらも、あたしん家は、カレンダーが多いほうだと思う。まず、パソコンデスクの横の壁には、スケジュールを書き込むための大型で無地のカレンダーを掛けてるんだけど、これは、毎年、おんなじものを買ってる。1日の書き込みスペースが大きくて、すごく使いやすい上に、値段も安いからだ。だから、このカレンダーに関しては、年が明けて新しいものに掛け替えても、それなりの新鮮さや爽やかさはあるけど、大きな感動はない。
それから、パソコンデスクのハス向かいに、毎朝、お化粧してるドレッサーがあるんだけど、このドレッサーのすぐ横の壁に、ひとまわり小さいカレンダーを掛けてる。ここが、あたしにとっては一番大切な場所で、去年も今年も、児島玲子ちゃんのカレンダーを掛けてる。ここのカレンダーは、何も書き込まないで、ポスター感覚にしてるから、好きなものを賭けるようにしてる。だから、今は、沖縄のマンモス丸で、沖縄の県魚の「グルクン」を一荷(いっか)で持ってる玲子ちゃんがニコッて笑ってる。ちなみに、「一荷」って言うのは、複数の釣り針をつけた仕掛けを使って、一度に2匹釣り上げることだ。だから、「一荷で持ってる玲子ちゃんがニコッて笑ってる」ってのは、「一荷」と「ニコ」をカケてあるワケなんだけど、きっと、誰も気づいてくれなかったと思う(笑)
で、次はキッチンなんだけど、あたしんとこは、正面の右端にガスコンロ、真ん中に調理台とシンク、その左側に冷蔵庫があって、冷蔵庫の上にトースターとCDラジカセが置いてある。そして、左側の壁に、ワリと大きめの食器棚と、電子レンジと炊飯ジャーの棚、お米や保存食を仕舞う棚が並んでる。つまり、四角い部屋の4辺のうち、L字型の2辺を使ってるワケだ。それで、キッチンて言っても、ダイニングキッチンだから、もう1辺の壁側には、高級なイタリア製のオシャレなテーブルとイスがある‥‥ってのは夢の話で、ホントは、お友達が引越しする時にもらった、平凡な普通のテーブルとイスがある。
それで、そのテーブルのワキの上の辺りの壁にもカレンダーを掛けてるんだけど、ここのは、いろいろともらった中から、気に入ったものをセレクトして掛けてる。だから、毎年、違うタイプのものに変わるんだけど、その年によって、「ニポンの四季」だったり、「ヨーロッパの風景」だったり、「可愛い子猫」だったり、「オシャレなモード」だったりする。ちなみに、今年は、ランコムのカレンダーにしたんだけど、「クラシック・メイクアップ・アド・コレクション」て言って、すごく昔のランコムのポスターとか広告が、そのままプリントされてる。それから、最後に、おトイレなんだけど、おトイレには、小型のカレンダーを使ってる。あたしの場合は、化粧品メーカーからのいただきものが多いんだけど、化粧品メーカーのカレンダーって、CDケースみたいな小型のカレンダーが主流だから、おトイレにちょうどいい。
‥‥そんなワケで、あたしは、昔から不思議に思ってるんだけど、カレンダーって、ほとんどが、日曜日から始まってる。一番左に、赤い文字で日曜日があって、そのあとに黒い文字で月曜日から金曜日までがあって、最後に青い文字で土曜日がある。だけど、普通に考えたら、1週間のスタートは月曜日であって、土日は週末だ。「週末」って言うくらいだから、1週間の「末」ってワケで、それならカレンダーだって、月曜日からスタートして、右端に土曜日と日曜日の「週末」がないとおかしくなっちゃう。
それで、すごくマレになんだけど、月曜日からスタートしてるカレンダーもある。だけど、日曜日からスタートしてるカレンダーのほうが遥かに見慣れてるから、タマに月曜日からスタートしてるカレンダーを見ると、日付けと曜日が分かんなくなって、予定をカン違いしてたと思ったりもしちゃう。たとえば、「8日の月曜日」に大切な用事があったとして、タマタマ見たカレンダーが月曜日からスタートしてるのだったりすると、一番左に「8日」があるから、8日が日曜日だとカン違いしちゃって、「えっ?」って思っちゃう。
で、去年の前半は、おトイレのカレンダーがコレだった。光文社の「STORY」って言うミセス向きの女性誌があるんだけど、それのオマケに、クリニークとタイアップした富田リカのカレンダーが付いてて、サイズが小さくてピッタリだったから、おトイレ用に使ってた。だけど、これが、月曜日からスタートしてるカレンダーだったから、おトイレでこのカレンダーを見るたびに、分かってるんだけど、何度も何度も「えっ?」って思っちゃった。それで、あまりにも感覚がズレちゃうから、このカレンダーは半年用だったので、終わったとこでシュウウエムラのカレンダーに替えた。
つまり、土日を「週末」って考える一般的な流れに合わせたら、月曜日からスタートしてるカレンダーのほうが正しいことになるんだけど、子供のころから、ずっと、日曜日からスタートしてるカレンダーばっか使って来たから、いくら「正しい」とは言え、今さら、月曜日からスタートしてるカレンダーにはナジメナイってワケだ。でも、あたしの使ってる手帳は、1ページが1週間なんだけど、一番上が月曜日で、一番下が日曜日になってる。そして、あたしの使ってる手帳だけが特別なんじゃなくて、手帳の場合は、月曜日から始まってるもののほうが多い。でも、1週間が、左から右へとヨコに並んでるカレンダーとは違って、手帳の場合はタテに並んでるから、別に違和感はない。だから、あくまでも、1ヶ月ぶんがマトメて書いてあるカレンダーの場合のみ、月曜日からスタートしてるとナジメナイってだけで、週ごとの予定表とかの場合は、そうでもないみたいだ。
‥‥そんなワケで、「カレンダー(calendar)」のモトになった「calends」ってのは、「朔日(さくじつ)」、つまり、陰暦で「毎月の1日(ついたち)」のことだ。それで、今みたいなカレンダーが、まだ無かった古代ローマ時代には、いろんな支払いとかの清算が、毎月、必ず1日に行なわれてた。そして、その日に帳簿をつけたりしてたことから、「calendar」ってのは「帳簿をつける日」って意味だったそうだ。だけど、そのうち、お金の清算だけじゃなくて、その他の予定とかも書き込むようになって、だんだんと今のカレンダーの形に変化してったそうだ。だから、カレンダーってものの本来の意味を考えると、何も予定を書き込まずに、壁に飾ってるだけだと、カレンダーとは呼べないってワケだ。
で、ニポンにカレンダーがやって来たのは、ニポン最古の書物である「日本書記」に、「553年に百済(くだら)へ暦博士の来朝を求めた」って記述があることから、すごく古くから伝わってたことが分かる。だけど、当時は、「暦」って言う概念とか、陰暦の概要とかが伝えられたってことで、今みたいなカレンダーが登場するのは、ずっとアトのことになる。今とおんなじ太陽暦を使うようになったのは、明治時代になって、文明開化の音がしてからだから、まだ130年ほどしか経ってない。それも、明治時代や大正時代のカレンダーは、本として売り出されてるものと、日めくりしかなかった。今みたいな月めくりのカレンダーが一般的になったのは、第二次世界大戦以降で、まだ60年ほどの歴史しかない。
だけど、カレンダー本来の「いろんな予定を書き込むもの」って意味を考えると、日めくりよりも、月めくりのほうが適してるワケで、今のカレンダーこそが、これぞカレンダーって感じがする。それに、あたしの場合、メインのカレンダーは、予定を書き込むためにワザワザ無地のものをセレクトしてるほどだから、まさしく、「カレンダーの王道」ってワケで、ある意味、「餃子の王将」よりもグレートかもしんない(笑)
‥‥そんなワケで、あたしは、いつも言ってるように、占いとか、霊感とか、風水とか、そう言った非科学的なものは信じてない。もちろん、人間の科学じゃ解明できないものもいっぱいあるから、中には、本物の占い師や本物の霊能力者もいるかもしんないけど、少なくとも、年末年始にテレビに出まくってるような、ブタみたいにブクブクと太った守銭奴どもなんか、どこからどう見てもペテン師にしか見えない。ま、コイズミの次の総理大臣として「武部ブタ」の名前を挙げた占い師だとか、和田アキ子にレイ・チャールズの霊がついてるってノタマッた霊能力者だとか、こんな大ボラ吹きなんかを信じる人はいないだろう。
報道番組でさえ、日常的にヤラセやシコミを連発してるテレビ局なんだから、バラエティー番組なんか、最初っからヤラセとシコミで成立させてるのは当然だし、特に占いだ霊感だなんてものは、いくらでもインチキできるから、今や、小学生だって騙すことはできないだろう。だけど、それでも、こう言ったペテン番組がそれなりの視聴率を稼いでるのは、最近のニポン人が、極端な他力本願志向になって来たからだと思う。その分かりやすい例が、またがって乗ってるだけで痩せるとか言う、乗馬タイプの健康器具だ。最初は、どっかの聞いたことのないウサン臭いメーカーとかしか販売してなかったのに、あまりにもバカ売れしちゃってるから、今じゃ大手の家電メーカーまでが、パクリ商品を売り出しちゃった。何にも努力しないで、またがってテレビを見てるだけで痩せる機械だなんて、あたしに言わせたら、アホじゃないかと思う‥‥って言うか、そんな根性だから、太ったんじゃないの? 痩せたかったら、食べるもんを減らして、外を走ればいいじゃん。
‥‥そんなワケで、自分では何も努力をせずに、だけど、痩せたい。自分では何も努力をせずに、だけど、欲しいものを手に入れたい。そんな考えのヤツラが増殖しちゃったから、「玄関に鉢植えを置けば金運が良くなる」だの、「ご先祖さまを拝めば幸福が訪れる」だのって、何の根拠もないデタラメ番組をついつい見ちゃう人が増えたんだと思う。お金が欲しいんなら、玄関に鉢植えを置くんじゃなくて、玄関に大きなカレンダーを貼って、人の何倍もスケジュールを書き込んで、人の何倍も働けよ!‥‥なんて思う今日この頃なのだ。
★ 今日も最後まで読んでくれてありがとう♪
★ 新しいカレンダーにして気分がリフレッシュしたって人は、共感のクリックをお願いしま~す!
↓ ↓
人気blogランキング
★ こちらもヨロピク♪
↓ ↓
書籍版「きっこの日記」総合案内所
| 固定リンク