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2007.02.28

強きに擦り寄り弱きをいたぶる人たち

Eva6
体が動かなくなって、誰かに助けてもらわないと何もできない状態は、3日くらい続いた。だけど、1日中ずっと動けなかったワケじゃなくて、不思議なことに、波があった。午前中はぜんぜん動けないのに、午後からは動けるようになって、また、夜になると動けなくなる‥‥って感じで、普段の何でもない状態を10だとすると、動けない状態が0か1で、動けるようになった状態が4くらいの感じだった。だから、「動けるようになった」って言っても、ピョンピョンと跳んだりできるってことじゃなくて、何とか壁を伝ってキッチンに行って、冷蔵庫からお茶を出して飲むとか、そんなレベルだったんだけど、それでも、自力でベッドから起き上がれないほどダメダメな状態と比べたら、月とスッポン、フルメークとスッピンって感じだった。

そう言えば、最近、どっかの匿名掲示板で、あたしのことを名指しして、「きっこを殺す!きっこの家族も包丁でメッタ刺しにした後、家に放火して遺体を東京湾に捨てる!必ず実行する!覚悟しとけ!」っていう殺害予告の書き込みがされてるらしくて、何人かの読者が知らせてくれた。それで、いつもなら、どっかのバカのくだらないイタズラだと思ってシカトするんだけど、この時は、1人でベッドから起き上がることもできないような状態だったから、気が弱くなってて、ホントに恐ろしくなった。あたしはともかく、母さんに何かされたらって思ったら、ホントに恐ろしくなった。それで、恐くて夜も眠れなかったので、こんなことはしたくなかったんだけど、仕方なく、警察に通報して、被害届けを出した。それで、警察は、脅迫の容疑で、すぐに捜査を開始してくれた。

担当の刑事さんから言われてるので、あんまり詳しいことは書けないんだけど、先日、プロバイダー制限法のガイドラインが改定されたオカゲで、書き込んだ犯人が逮捕されるのも時間の問題だと思う。だけど、どうしてこんなことをする人がいるんだろう? こんなことで逮捕されて、新聞やテレビで名前が報道されて、有名になりたいとでも思ってるんだろうか? あたしには理解できない感覚だけど、こういった脅迫や嫌がらせをする人が増えて来たのも、「強きに擦り寄り弱きをいたぶる」っていうコイズミ改革の置き土産なのかな?‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、動ける状態の時に、できるだけのことをしとこうと思って、ベッドの横に小型のテーブルを持って来て、雑誌を積み重ねて高さを調節したとこにパソコンを置いて、寝ながら片手だけで打てるようにした。それから、2リットルのお水のペットボトルをベッドの下に置いて、手の届くとこにケータイを置いた。これだけやるのが精一杯だったけど、何かあっても、手元にケータイがあれば何とかなると思った。それで、調子のいい時には、寝たままの状態で、片手だけで日記を更新したりしてたんだけど、横向きでパソコンの画面を見て、右手だけでキーボードを打つのは、とにかく大変で、1日ぶんの日記を打ったら、しばらくは目が痛くて開けられなくなった。

それで、パソコンを使うのは最低限にして、できるだけ何もしないで寝てるようにしなきゃって思ったんだけど、精神的にもまいってて、すごく不安で寂しかったから、少し休むと、自分のホームページにアクセスして書き込んでみたり、チョコチョコとインターネットにつないでた。だけど、夜になると、また、だんだんに体が冷たくなって来て、動けなくなって来て、パソコンを使うことができなくなるから、代わりに、ケータイを握りしめて寝てた。それで、明け方にハッと目が覚めた時、ケータイのメール着信のランプが点滅してたから、見てみたら、じゅんこが心配してメールを送ってくれてた。

体調が悪くて、精神的にもまいってる時に、親友が送ってくれるメールって、ものすごく助けになる。それで、あたしは、ベッドの中で、冷たくてなかなか動かない指で、「ありがとう」の返信を打った。そして、送信ボタンを押したんだけど、画面の紙ヒコーキの絵がクルクルと回ってるだけで、ぜんぜん飛びたたない。何度やっても、おんなじ状態で、いっこうに送信できない。それで、あたしは、「もしや?」って思って、そのケータイから自分の家の電話に電話してみたら、想像した通り、ケータイが止められてた。

この前、ケータイ代は払ったばっかだし、これはメインのケータイだから、他のケータイよりも優先して支払ってるのに‥‥。あたしは、このメインのケータイは、1ヶ月遅れで払ってて、他のケータイは、2ヶ月遅れではらってる。どっちも、「いつまでに払わないと止めますよ」ってハガキが来てから、そのハガキの降り込み用紙で払ってる。だから、どうしてもお金のない時は、他のケータイが止まっても、メインのケータイだけは止まらないようにしてた。

だけど、今回は、知らないうちに止まってた。つい2週間くらい前に、遅れてた料金は払ってるし、それ以前に、「止めます」っていうハガキも来てない。これも、ソフトバンクになったからなのかな? なんか、ボーダフォンの時は、1ヶ月遅れでも余裕で止められなかったし、止める時にはちゃんと前もってハガキで知らせてくれたのに、ソフトバンクに変わってから、ものすごくサービスが悪くなった。前もって知らせずに、利用者の知らないうちにコッソリと止めるなんて、藤木くん並みのヒキョーさだ‥‥って、ちゃんと期限までに支払ってないあたしが悪いんだけど、とにかく、ボーダフォンからソフトバンクに変わってから、イヤなことが多すぎる。

何よりも不愉快なのは、ボーダフォンの時には1度も変なメールなんか来なかったのに、ソフトバンクに変わって1ヶ月くらいしてから、ヤタラとエロメールが来るようになった。このケータイは、インターネットには利用してなくて、電話とメールにしか使ってないし、メールアドレスに関しては、限られた数人の親友にしか教えてない。そして、今までは5年以上も変なメールなんか来なかったのに、ソフトバンクに変わったトタンに、1日に20通も30通もエロメールが届くようになった。そして、挙句の果てに、何の前ぶれもなく止めるなんて、なんなんだ、ソフトバンクって?

‥‥そんなワケで、あたしは、ようやく動けるようになったので、今日、止められる寸前のガス代と、ケータイ料金を払うために、郵便局に行った。いつもは、近くのコンビニに行くんだけど、何で郵便局に行ったのかって言うと、エヴァンゲリオンの切手を買うだめだ。昨日、俳句仲間から、エヴァンゲリオンの切手が発売されてることを聞いたから、どんなのか見てみて、良かったら買ってみようと思ってた。こういう楽しみがあると、いつもは楽しくない「支払いに行く」って行為も、リトル楽しくなる。

それで、あたしは、1万円持って郵便局に行ったんだけど、ガス代とケータイ代で約7000円支払って、残りは3000円になった。それで、楽しみにしてたエヴァンゲリオンの切手は、2月23日に発売になったもので、ちゃんと飾ってあった。80円切手が10枚のシートなんだけど、おんなじ切手が10枚並んでるんじゃなくて、上から、シンジと初号機、レイと零号機、アスカと弐号機、レイとアスカとミサト、カヲル君とよく分かんない使徒の5枚になってて、それぞれが真ん中から2枚に分割できる。つまり、シンジと初号機なら、シンジの80円切手と初号機の80円切手が1枚の絵になってるってワケで、使う時には別々に使うワケだ。それで、タテ型のシートの右半分に、この5パターンの切手が並んでて、シートの左半分には、初号機をバックに、傷ついたレイを抱き上げてるシンジの劇画チックな絵が描いてあった。

あたし的には、切手を買うことはムダ遣いじゃないから、よほど変なデザインじゃない限り、1シートは買うつもりだった。だけど、実物を見てみたら、思ってた何倍もワンダホーで、特に、上から3枚目のアスカが、元気いっぱい、やる気マンマンの時のアスカだったから、あたしは嬉しくなっちゃって、しばらく悩んでから、2シートも買っちゃった。なんか、使うのがもったいなくて、でも、使ってみたくて、だから、使うための1シートと、とっとくための1シートってワケだ。それに、切手なら、イザって言う時に売ることもできるから、貯金みたいな意味もある。

それで、あたしは、お家に帰って来てから、この切手シートをジックリと見てみたんだけど、これは「アニメヒーローヒロイン」てシリーズで、このエヴァンゲリオンは「第5集」って書いてあった。だから、この前に、4種類の切手があったワケで、こういうことが気になっちゃって、すぐにインターネットで調べちゃうのが、あたしが元気になった証拠だと思う。

で、調べてみた結果、第1集が「ポケモン」、第2集が「ガンダム」、第3集が「銀河鉄道999」、第4集が「迷探偵キッコナン」‥‥じゃなくて、「名探偵コナン」だった。だけど、第1集の「ポケモン」の切手を見てみたら、ピカチュウとかリザードンとかのポケモンばっかで、サトシとかカスミとかロケット団とかの「人間」の切手がない。それなのに、「アニメヒーローヒロイン」ておかしいんじゃないの?‥‥なんて思ったりしつつも、これまでの4種類の中に、あたし的に欲しかったのが1種類もなくてホッとした。

‥‥そんなワケで、あたしは、何とか動けるようになったけど、まだイマイチなので、金曜日までは何もしないで寝てるだけにした‥‥って言いつつも、動けるようになったらなったで、やらなきゃなんないことがマウンテンなんだけど、ここでムリすると、またおんなじことになっちゃう。だから、この「きっこの日記」のほうも、こんな感じで、あんまり力を入れずに、日常のことを書いてリハビリしてるってワケだ。だけど、「強きに擦り寄り弱きをいたぶる」っていう自民党お得意の「弱者切り捨て政策」のオカゲで、「貧乏人は死ね!」っていう「リハビリ打ち切り制度」までが導入されちゃったから、あたしも、ノンキにリハビリしてらんないと思う今日この頃なのだ。


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2007.02.27

小さなきっこのベホマズン

この日記は月曜日の日付けだけど、水曜日に病院から帰って来てからマトメて書いてるので、この日記も、次の日の日記も、水曜日以降に書いてるってことで、その辺のツジツマを合わつつ読んでちゃぶだい‥‥ってなワケで、ご心配をおかけした皆さん、どうもすみませんでした。それから、お見舞いのメールをくださった皆さん、どうもありがとうございました。

それで、最初は、何日間か入院だって言われてたんだけど、サスガにそんな余裕はないから、通院して、点滴を受けてた。それで、今日も点滴を受けて来て、もう8割くらい回復したので、あたし的には、あと2~3日寝てれば、完全に回復すると思う。それで、今日までどんな様子だったのかって言うと、まず、冬眠状態みたいになって、動けなくなった。あたしは、もともと冷え性なんだけど、いつもの冷え性とかと比べ物になんないほど、手と足の先が氷みたいに冷たくなって、ベッドから体を起こすことができなかった。それどころか、自力で寝返りを打つこともできないし、目を開けても、壁がぼんやりしてて、目の焦点が合わなかった。

今、思うと、体温が異常に低くなってたみたいな感じで、別に、苦しくはなかった。逆に、なんか気持ち良くて、雪山で遭難して死にそうになった時って、こんな感じなのかな?って思った。それで、その時は、体が動かなくて大変な状態だってのに、脳の動きも遅くなってたみたいで、その状態を「大変だ!」って判断することができなかった。雪山で遭難してる自分の映像が頭の中に浮かんでて、その自分に向かって、心の中で「寝ちゃダメだ!」って言い続けてて、ブランデーの入った小型のタルを首輪にぶら提げたセントバーナード犬が助けに来てくれるように、お得意の「夢コントロール」を使ったりしてた。だけど、これは夢じゃなくて、モーローとしてる意識の中で、自分の脳が作り出してた映像だったから、ようするに、その時の大変な自分の状況を客観的に楽しんでたみたいな気がする今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、ベッドに横になったまま、どんどん体が冷たくなってって、寝返りも打てないほど体が動かなくなったのに、お腹が痛いとか、頭が痛いとかの症状が無かったから、あんがい落ち着いてた。それで、ちょっとずつ手を動かして、手さぐりで電気敷き毛布のスイッチを入れて、温かくなって来た敷き毛布に、両手の手の甲とツマ先を押しつけた。だけど、背中が熱くなるだけで、手と足は氷みたいに冷たいままだった。それで、知らないうちに眠ったのか、それとも、意識がモーローとした状態が続いてたのか、自分でもどっちなのか分かんないんだけど、そのまま何時間か経って、電気毛布のセイで、ノドがカラカラになった。

今までに、いろんなパターンで体調が悪くなったことはあったけど、どれも、どっかが苦しかった。だから、そのたびに、小さいきっこたちが大騒ぎしたんだけど、今回は、どこも苦しくなくて、しいて言えば、冷たくなった手と足がつらいのと、電気毛布で熱くなってるのにも関わらず、10分に1回くらい、歯がガチガチするほど全身に寒気が走るのがつらいくらいだった。だから、小さいきっこたちも出て来なかったし、あたし自身も落ち着いてた。だから、体は動かないし、目の焦点も合わないし、意識もモーローとしてるのに、そのモーローとした意識の中で、変なことをいろいろと考えてた。

雪山で遭難してる自分の映像を見てる時には、心の中で、「寝ちゃダメだ!寝ちゃダメだ!寝ちゃダメだ!」って言いながら、エヴァンゲリオンのシンジの「逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!」を連想してみたりとか、救助に来てくれるセントバーナード犬には、ブランデーよりも焼酎のお湯割りの梅干入りをリクエストしてみたりとか、妄想の中で遊ぶ余裕まであった。それで、あたしは、ホントにヤバイ状態なら、こんなヨケイなことまで考えてる余裕なんかないと思うから、きっと、ぜんぜん大したことなくて、朝になったら治ってるのかな?‥‥って気持ちと、人間が死ぬ時って、1秒が1分くらいに感じられて、いろんなことを走馬灯のように思い出すって言うから、こんなにいろんなことを考えられるってことは、あたし、このまま死んじゃうのかな?‥‥って気持ちとのサンドイッチ状態だった。

それで、朝になって、カーテンのシマシマがぼんやり見えるようになったら、少しは体が動かせるようになったから、とにかく、ノドがカラカラだったので、キッチンまでハイハイしてって、テーブルの上に出したままになってたペットボトルのお水をラッパ飲みした。それから、全身が氷みたいに冷たくなってたので、お風呂を沸かして、1時間以上も温まってたのに、お風呂から出たら、すぐに体が冷たくなった。普通なら、最低でも30分くらいはポカポカしてるのに、これは絶対におかしいって思って、あたしは、やっと、ちょっと心配になり始めた。

だから、この日は午後からのお仕事だったんだけど、調整のつく打ち合わせだったので、日にちを変更してもらって、さらに、一緒に行く予定だった後輩に、助けに来てもらった。とにかく、全身が冷たくなってるのや、フラフラしてるのや、目がハッキリと見えないのは、すべてエネルギーが不足してるからで、何か温かくて栄養のあるものを食べれば、すぐに復活すると思った。それで、後輩に、マルちゃんの「あつあつ豚汁うどん」を買って来てもらって、お湯を沸かして作ってもらった。他のカップ麺は、スープはほとんど飲めないけど、この「あつあつ豚汁うどん」だけは、眞鍋かをり並に最後まで飲み干せるから、すごく体が温まる。ちなみに、長ネギを3分の1本くらい細かく切ってドバッと入れて、一味唐辛子もドバッと入れると、ものすごく美味しくなる。

‥‥そんなワケで、あたしは、マルちゃんの「あつあつ豚汁うどん」を食べたら、予想通りに、体がポカポカして来て、全身に血液が行き渡ったみたいな感じになって、一時的にだけど、元気になった。だから、病院に行って、点滴さえしてもらえれば、あっと言う間に復活すると思ってたんだけど、今回は、そうも行かなかった。今日、検査の結果が出たんだけど、しばらく入院するか、通院しながら自宅で安静にしてるか、どっちかだって言われた。だから、とりあえず、金曜日まではお休みにして、この2日間で、できる限りのべホイミを連発して、回復できるとこまで回復しとこうと思う。だけど、こんなことなら、小さいきっこたちの中の1人に、ベホマズンを習得させときゃ良かった‥‥なんて、まだ意識がモーローとしてるみたいなことをノタマッてみた今日この頃なのだ。


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引き続きアンケートのお願いです。

「カナダ de 日本語」のミニーさんのとこで紹介している「2月の安倍内閣の支持率」のアンケートは、いよいよ明日までとなりました。

政府から圧力の掛かっている「捏造された支持率」ではなく、国民の声が反映された「真実の支持率」を知りたいと思いますので、皆さん、ご協力を!

「カナダ de 日本語」
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2007.02.26

目には目を、花粉には花粉を?

Parira01
今年は暖冬だったから、例年よりも早く花粉が飛び始めたみたいで、森進一の事務所の人も、そのまんま東の事務所の人も、みんな花粉マスクをしてたけど、あれは、花粉症のフリをして顔を隠してただけなのかな?‥‥なんてことも言ってみつつ、花粉対策にカコツケて自分のポスターを貼りまくっちゃう石原慎太郎みたいなインチキオヤジまで登場しちゃうんだから、テレビに顔を出したくない人たちも、少しでも顔を売っときたい選挙違反オヤジも、どっちも花粉サマサマってワケで、やっぱり、花粉に泣いてるのは、一般市民だけみたいだ。

だけど、暖冬で喜んでるのは、テレビに顔を出したくない人たちや、顔を出したくて仕方ない石原慎太郎だけじゃなくて、花粉症対策グッズを扱ってる会社の人たちも、みんな大喜びだろう。花粉マスクに花粉ティッシュを始め、ちゃんとしたものからウサン臭いものまで、いろんな薬や健康食品もバカ売れみたいだし、困ってる人、苦しんでる人の足元を見た商売をやってる人たちは、笑いが止まんないだろう。

そんな中で、23日、山形県の「健森」って会社で製造、販売してる花粉症用食品、「パピラ」ってのを飲んだ和歌山県の40代の女性が、重度のアレルギー反応を起こして、全身にジンマシンが出て、意識不明の状態になっちゃった。通報を受けた厚生労働省と和歌山県は、「薬事法違反の疑いがある」として、食品衛生法に基づき、同社を立ち入り検査したそうだ。この「パピラ」ってのは、「杉の雄花芽」を特殊な技術で粉末にして、それをカプセルに入れたもので、ようするに、杉花粉にアレルギーのある人に、杉花粉を飲ませて抵抗力だか抗体だかを作らせようって理屈なんだろうけど、こういうのって、薬としてじゃなくて、食品として販売してもいいの? あたしは良く分かんないけど、カプセルが20個入りで8400円て、カプセル1個が420円てことだから、シャレになんないくらい高いよね。それで、意識不明になっちゃったら、マジでシャレになんないと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、この女性は、何とか意識を回復して、現在は快方に向かってるそうなので、あたしも軽い気持ちで書いてるんだけど、これがもしも死亡でもしてたら、「いかがお過ごしですか?」なんて書いてらんないところだ。花粉症って、その辛さのワリに、周りから同情されない病気だし、場合によったら、笑い話のネタとかにもされちゃう。こっちは、ホントに苦しんでるのに、クシャミの止まらない人を見て、ゲラゲラ笑ってる人もいる。だから、おんなじ花粉症同士じゃないと、この辛さは分かり合えないんだけど、おんなじ花粉症同士って言っても、鼻水だけがトメドもなく流れ続けるタイプとか、クシャミが止まらなくなるタイプとか、とにかく目が痒くて痒くて目玉の裏まで痒くなるタイプとか、熱が出るタイプとか、これらの複合タイプとか、いろんなタイプがある。そして、その度合いも人それぞれなので、おんなじ花粉症同士でも、軽度の人には、重度の人の辛さは分かんない。

そして、この和歌山県の40代の女性は、カプセル1個が420円もする「パピラ」を買ったほどなんだから、それこそ、ワラにもすがる思いだったんだろうし、そう考えると、重度の花粉症だったんだと思う。重度ってことは、軽度の人よりも、花粉に対するアレルギー反応が激しいワケで、同量の花粉が鼻から入ったとしたら、軽度の人の何倍も苦しむワケだ。だから、あたしのシロート考えで言わせてもらうと、事前に杉花粉を飲んで抵抗力だか抗体だかを作るにしても、軽度の人とおんなじ量を摂取するんじゃなくて、もっと微量にしなきゃいけないような感じがする。だけど、この「パピラ」の説明には、「摂取量の目安」として、「1日/1~3カプセル」っていうアバウトなことしか書いてない。でも、一応、次のような説明もある。


「初めて摂取する時は、1カプセル飲んで10分~15分の間にアレルギー症状(例えば発信・発赤・かゆみ等)が起こらないか必ずお試しください。万が一症状が起き場合には摂取するのを中止してください。食物アレルギー等を起こしやすい体質の方は特に注意してください。」


だから、和歌山県の40代の女性が、この説明を読まずに、最初から3カプセル飲んだんだとしたら、この女性のほうにも多少は非があるワケだけど、ちゃんとこの説明通りに服用して、それでも意識不明になったんだとしたら、「パピラ」のほうに問題があったってことになる。だけど、どっちにしても、あたしが恐いと思ったのは、「こんな方にもお薦めです」 として、次のような説明もあったのだ。


「妊娠している方や授乳中の方、お年よりや子供さんにもお飲みいただけます。また、パピラは通常の花粉症の薬とは違い、のどが渇いたり眠気が出たりしませんので、受験生や運転される方にもお勧めします。」


いくら天然成分しか使用してないからって、「奇跡の花粉対策食品」だとか「91%の人に効果」だとか書くのはいいけど、こんなことまで無責任に謳っちゃっていいのかな? もしも、妊娠中の女性が意識不明になったら、場合によっては、お腹の赤ちゃんが死んじゃうんだよ? もしも、運転中に意識不明になったら、大事故を起こして死んじゃうかも知れないんだよ? たくさん売れてる商品なんだから、実際に効果があった人も多いんだと思うけど、明らかに医薬品としての効果を謳って販売してるんだから、「食品」じゃなくて「医薬品」としての手続きをして、ちゃんとお医者さんの処方のモトに服用させないと、マズイんじゃないの?

良く分かんないけど、これって、ハブに咬まれた人に、ハブの血清を注射するみたいなもんなんだよね? だから、サバを食べるとジンマシンの出る人に、前もってサバのエキスの入ったカプセルを飲ませておけば、もう、サバを食べても大丈夫になるのかな? そうだとしたら、猫アレルギーの人に、猫の毛とかを粉末にして飲ませたり、ハウスダストのアレルギーの人に、ハウスダストをホンのちょっとだけ飲ませたりしたら、大丈夫になるのかな? もしも、そうだとしても、あたしの感覚だと、医薬品会社でもないとこが、猫の毛の粉末やハウスダストをカプセルに入れて、それを販売しちゃマズイような気がする。

それでも、拉致被害者を支持率回復に利用してる総理大臣や、花粉症で苦しんでる人たちを選挙に利用してる東京都知事と比べたら遥かにマシだと思うけど‥‥って、今、気づいたんだけど、花粉対策にカコツケて、石原慎太郎が自分のポスターを都内に貼りまくってるのって、もしかしたら、石原慎太郎にアレルギー反応を起こしてる大多数の東京都民たちに、今のうちから自分の顔を見せておいて、4月の都知事選の時には、少しでもアレルギーを起こされないようにしようって作戦なのかな?(笑)

‥‥そんなワケで、あたしの場合は、今までに何度も書いて来たけど、花粉症は自力で乗り越えた。今でも、多少の鼻水やクシャミは出るけど、1番酷かった時と比べたら、天と地ほどの違いで、マスクをしなくても外を歩けるようになった。だから、今は、森進一の事務所の人や、そのまんま東の事務所の人みたく、顔を隠したい時だけ、花粉マスクをしてる。で、前から「きっこの日記」を読んでる人なら、あたしが花粉症で酷かった時のことも、それを自力で乗り越えたことも知ってると思うけど、知らない人のために書いとくと、あたしは、カレーを食べ続けてたら花粉症が大幅に軽くなった。どんなカレーなのかは、2005年3月10日の日記、「花粉症対策カレー」に詳しく書いてあるので、そちらを見てちゃぶだい‥‥ってことで、今は、花粉症よりも、過労でグッタリしてるから、そっちの意味でカレーを食べようと思う今日この頃なのだ(笑)


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2007.02.25

深夜の娯楽番組

Chigaku1
前にも書いたことがあるけど、観たいテレビ番組を録画したのに、そのVを観る時間が無くて、どんどん溜まる一方の人って多いと思う。あたしも、2年くらい前までは、観てないVがマウンテンだった。それで、時間のある時にマトメて観ようと思ってても、やっと時間ができると、その時にも観たいテレビを放送してて、そっちを優先しちゃったり、新しいドラクエが発売になってテレビどころじゃなかったり、お友達から電話が掛かって来て長話しちゃったりって感じで、いつまで経っても録画したVは減らない。それどころか、そんな間にも別の番組を録画したりして、さらに溜まってく。挙句の果てには、空いてるVが無くなっちゃって、まだ観てないVの中から、「もう、これは観ないでもいいか」なんて感じで、ずっと観なかったうちに興味の薄れちゃった番組を探して、その上から録画しちゃう始末。これじゃあ、何のために録画してんだか分かんない。

で、あたしはハッと気づいたんだけど、その時はホントに見たくて録画してんのに、録画した時点で「いつでも観れる」っていう安心感を得られるから、それが、いつの間にか、「録画しただけで満足」って気持ちに変化したんじゃないか?‥‥ってことだった。だから、あたしは、それ以来、コレクションしてるMAXとか児島玲子ちゃんとかの出る番組以外は、録画することをやめた。観たい番組は、その時にテレビの観られる状況にいた場合だけ、観ることにした。そしたら、ジャマだったVのマウンテンも片付いて来たし、そのVのマウンテンを見るたびに「早く観なきゃ!」って思ってた変な責任感みたいなのからも開放されて、すごく気がラクになった。

結局、こういうのって、そのまま続けてたら、買っただけで満足してしちゃって読まない本、買っただけで満足しちゃって着ないお洋服、買っただけで心が満たされちゃって箱のまま積んであるブランド品なんかとおんなじで、物欲に支配されてる現代人ならではの「目的を見失っちゃってる迷走感覚」へと発展してくような気がした。あたしの場合は、読みたい本は図書館で借りて来るし、着もしないお洋服や使わないブランド品なんか買うワケないけど、いくら時間が無いからって、最終的には見ないで消しちゃうような番組を録画し続けてたのは、この「目的を見失っちゃってる迷走感覚」に近いと思った今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、大好きな「釣りバカ日誌」をテレビで放送する時も、絶対に録画はしない。30分の番組ですら、なかなか見る時間が無いのに、2時間もある映画なんか録画しちゃったら、絶対に何ヶ月も観れないのが分かってるからだ。「何ヶ月も観れない」っていうか、観ようと思えば観られるんだけど、「いつでも観れる」っていう安心感から、そのままホッタラカシになって、他のことを優先してるうちに、だんだんに埋もれてくってワケだ。

だから、この前も、鯉太郎くんが生まれる時の「釣りバカ日誌4」をやってて、みち子さん役が、嫌いな浅田美代子じゃなくて、好きな石田えりだったんだけど、録画予約はしなかった。それで、9時までに帰って来れたら「観る」、間に合わなかったら「観ない」って決めてた。たまたま早く帰って来れたから、焼酎のお湯割りの梅干し入りを用意して、飲みながら観ることができたけど、別に観れなかったとしても、最初から決めてると、ぜんぜん気にならないから不思議だ。

ま、「釣りバカ日誌」に関しては、どれも何度も観てるし、どうしても観たければ、レンタルビデオを借りて来ることもできるし、他にも観る方法はある。だけど、映画とかじゃない通常の番組、再放送の予定のなさそうな番組の場合は、その放送を見逃しちゃうと、二度と観られない可能性のほうが高い。だからこそ、それほど観たくなくても、念のために録画してたワケだし、録画したことによって「いつでも観れる」っていう安心感が得られた時点で、もう満足しちゃって、観ないVが積み上げられて行ってたってワケだ。だから、最初は、この気持にフンギリをつけて、録画グセをやめるのは大変だったけど、テレビなんか観なくても死にゃあしないし‥‥って思ったら、ワリとサクッとやめることができて、結果、日常生活の中のムダが1つ減って、すごくラクになれた。

‥‥そんなワケで、あたしは、観たい番組は録画しないで、その時間にテレビの前にいて、観られる状況の時だけ観るってことにしたんだけど、そんなあたしが、今、楽しみに見てるテレビ番組の1つに、土曜日の深夜のNHK教育テレビの「高校講座・地学」がある。深夜1時半から「数学」、2時から「化学」、2時半から「地学」なんだけど、3時に「地学」が終わると、君が代が流れてテレビ自体が終わるから、ものすごく「場末」な感じがして、ワビやサビも味わうことができる。

ちなみに、1時半からの「数学」は、良くテレビに出てる髪がボサボサのホームレスみたいな先生のヤツで、あの先生って、自分だけが納得しながらどんどん進んでくし、しゃべり方も乱暴でザツだから、あんまり面白くない。今日の放送では、直角三角形の短いタテの辺を「a」、長いヨコの辺を「b」、1番長いナナメの辺を「c」にして、aの二乗とbの二乗を足すとcの二乗になるっていう「ピタゴラスの定理」をやってたけど、いつもながらにザツだったし、生徒役の人も演技がヘタで、教育番組としては70点くらいだったけど、娯楽番組としては30点以下だった。

そして、続いての「化学」は、「酸と塩基」についての回で、塩基ってのはアルカリのことだから、ようするに、酸性とアルカリ性でリトマス試験紙の色が変わるっていうアレだけど、これまた、すごくつまんなかった。もちろん、教育番組なんだから、つまんなくて当然で、教育番組を娯楽番組として観てるあたしのほうに問題があるんだけど、そんなあたしを大満足させてくれるのが、このあと、深夜2時半からの「地学」なのだ。

これは、去年の春にスタートしたぶんの再々放送のシリーズで、最初は、金曜日の深夜の「生物」を観てたんだけど、それよりも、こっちの「地学」のほうが何倍も面白いので、今は、あたしの1番の楽しみになった。とにかく、司会&進行&生徒役の平野麻樹子ちゃんのキャラがサイコーで、可愛いし、品があるし、各回の先生たちとのやり取りにおける、小学校の学芸会みたいな三文芝居があたしのツボだ。これは、決して悪く言ってるワケじゃなくて、すごく微笑ましくて、この三文芝居を観たくて、深夜まで起きてるようなもんだ。

特に、講師が女性の安達修子先生の回は、修子先生も可愛いし、2人のやり取りがメッチャ微笑ましい。前々回の第12回の「野外観察に出かけよう」の時は、台本通りの質問をする麻樹子ちゃんに対して、これまた台本通りに、修子先生がその質問をさえぎって「ちょっと待った!」ってやると、麻樹子ちゃんは大ゲサに両手を広げて「ええっ!」とかやって、その中途半端なオーバーリアクションに、思わず「欧米かっ!」ってツッコミを入れたくなる。なんだか、「高校講座」って言いながらも、小学生や幼稚園児を対象にしてるみたいなお芝居で、ホントに可愛い。

それで、その回は、修子先生と麻樹子ちゃんが、麻樹子ちゃんの出身地の千葉県の白里海岸に行って、そこを基点にどんどん内陸部へと向かい、大網駅のほうまで調べて来たんだけど、海岸からずっと内陸部の大網駅の周りでも、空地の土に貝ガラがたくさん混じってて、昔はこんなとこまで海だったってことを教えてくれた。もちろん、スタジオだけじゃなくて、この野外観察の中でも、修子先生と麻樹子ちゃんとの数々のワンダホーなやり取りがある。

で、今日の放送は、第14回の「地球の深部を探る」だったんだけど、講師は伊藤孝先生で、今、話題のそのまんま東を劇画タッチにしたみたいなビジュアルの先生だ。なかなか説明上手で、難しいマントルの話とかも分かりやすく解説してくれるんだけど、やっぱり、その説明に欠かせないのが、麻樹子ちゃんとの絶妙のやり取りだ。そして、麻樹子ちゃん以外のミドコロとしては、制作スタッフの演出のセンスだ。今回は、昔の炭鉱で働く人たちの映像を紹介するところで、泥臭いルーツ・レゲエをBGMに流してた。これは、暗に「奴隷」をイメージさせるための手法としては、曲調が楽しすぎて、分かる人にしか分からないから、BGMとしての役割を果たしてないと思うけど、この番組の趣旨を踏まえてみれば、この「分かる人にだけ分かる」って程度が、ベストの選択だってことが分かる。「ライオン丸G」もそうだったけど、こういった演出をされると、あたしは、「やるなっ!」って思う。

それで、今回は、北海道まで飛んで、2つの大型プレートがぶつかってできた日高山脈のアポイ岳に登って、地球の内部を構成してる「カンラン岩」を調べたんだけど、伊藤先生と麻樹子ちゃんだけじゃ頼りないので、地元の博物館の三浦先生が、案内をすることになった。で、この三浦先生が、もう言葉じゃ説明できないほどの、美味しすぎるキャラだったのだ。

最初、大きなカンラン岩でできてる博物館の看板の前に、伊藤先生と麻樹子ちゃんがスタンバってて、伊藤先生が看板を指差して、「これはカンラン岩なんだよ」って説明した。それで、麻樹子ちゃんは、「へぇ~そうなんですか~!じゃあ、こんな大きなカンラン岩も見たことだし、せっかく北海道まで来たんだから、美味しいラーメンでも食べに行きましょう!」って言って、その場を立ち去ろうとする。もちろん、台本通りのユルユルのやり取りで、小学校の学芸会みたいなホノボノとしたお芝居だ。

それで、あたし的には、これだけでも十分にツボだし、この先は、流れとして、慌てた伊藤先生が、「おいおい、ここまで来たんだから、ラーメンは後回しにして、まずは博物館の中を見なくちゃ!」なんて言うんだと思ってた。だけど、あたしの想像は、いい意味で裏切られたのだ。ナナナナナント!麻樹子ちゃんが立ち去ろうとしたら、その大きな看板の後ろから、変なオジサンがピョ~ンと飛び出して、抑揚のない棒読みのセリフで、「博物館を案内しましょう!」って言ったのだ! あたしは、真夜中の3時近くだってのに、テレビの前でひっくり返っちゃった!

それで、そのオジサンこそが、その博物館の三浦先生だったんだけど、テレビに出るのが始めてなのか、とにかく、緊張しててガチガチで、動きはロボットみたいで、右手と右足が一緒に出そうだし、セリフはカミカミだし、なんか、ヒジとかヒザとかアゴの関節とかに、CRC-556を噴きかけてあげたい気持ちと、このまま最後まで見届けたい気持ちとで、あたしのテンションは一気に最高潮に達しちゃった。当然、ホントにCRC-556を噴きかけることはできないし、もしも噴きかけることができたとしても、それでガチガチの動きが滑らかになるとは思わないけど、このあたしの思いが通じたのか、ここから先の展開で、ミラクルが起こったのだ。

‥‥そんなワケで、地表に現われてる天然のカンラン岩を観察するために、アポイ岳の山頂を目指した一行なんだけど、その道のりは長く険しく、なかなか大変だった。だけど、これは、登山の番組じゃないから、その行程を長々と放送してる余裕も意味も無い。で、この番組の製作スタッフがセレクトした編集は、山道を登って行く一行を早送りで放送したのだ。そして、ギャグみたいに早送りでテケテケテケテケと登り続ける一行に対して、ナレーションの堀秀行が、いつもの軽妙な調子で、「登ります登りますまだまだ登ります~」ってやってくれたもんだから、もう、とても教育番組なんかじゃなくて、完全にバラエティーのノリだ。

そして、やっとのことで、大きなカンラン岩が露出してる地点に到着した麻樹子ちゃんは、さっそく台本通りに、そのカンラン岩を割って持ち帰ろうと、ハンマーを振り上げた。そして、これまた台本通りに、伊藤先生が「待ったぁ~!」って叫んで、麻樹子ちゃんを止めた。それで、ここは国立公園だから、カンラン岩を割るのは絶対にダメだし、落ちてるカンラン岩のカケラを持ち帰ることもダメだって教えてた。この一連の流れの小芝居も、なかなかの完成度で、あたしにとっては、ほぼパーフェクトなツボだった。

とにかく、この「高校講座・地学」は、平野麻樹子ちゃんあっての番組だけど、やたらと可愛い安達修子先生や、ビミョ~なサワヤカさを持ってる伊藤孝先生の他にも、鈴木文二先生や松本直記先生など、バラエティーに富んだキャラが満載な上に、今回の三浦先生みたく、予想外の大ヒットも登場しちゃうから、これからも目が離せないことウケアイだ。で、そんな先生たちと、毎回、素晴らしいやり取りを繰り広げてる麻樹子ちゃんは、1979年2月18日生まれの28才、「Sarah Project」所属の女優さんで、何よりもワンダホーなのは、博物館学芸員の資格を持ってるのだ。だから、この「高校講座・地学」のMCに抜擢されたのも、この肩書きがモノを言ったのかもしんない。

‥‥そんなワケで、この、あまりにも楽しすぎるスーパー娯楽番組、「高校講座・地学」は、通常の放送は毎週金曜日の午後3時からなんだけど、そっちのほうは、今度の3月2日の放送が、全42回の最終回だ。だけど、土曜日の深夜の再放送のほうは、まだ14回が終わったとこだから、まだまだずっと楽しめる。ちなみに、第1編の「宇宙の進化」、第2編の「地球のしくみ」、第3編の「地球の歴史」、第4編の「大気と海洋」に大きく分かれてて、今は、第2編の「地球のしくみ」をやってるとこだ。だから、今は、火山とかマグマとかだけど、次の第3編の「地球の歴史」に入ると、化石とか恐竜とか人類の誕生とかになって来て、ますます楽しくなって来そうだし、麻樹子ちゃんと先生とのやり取りも、さらにエスカレートして来るだろうから、これからも、あたしは、絶対に録画はしないで、土曜日の深夜はちゃんと起きてて、シッカリと観て行こうと思う今日この頃なのだ。


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2007.02.24

雨上がりの夜空に

Mikazuki1
昨日は夜の10時半ころ、今日は夜11時ころ、だいたいおんなじくらいの時間に帰って来たんだけど、昨日も今日も月を見た。まあ、月が出てれば、意識しなくても視界には入ってるんだけど、そうじゃなくて、車を停めて、じっくりと月を見たってことだ。昨日は、細い三日月だったんだけど、今の時季だから、上が欠けた形で、月の下の部分が細く残ってて、夜空に横向きにスプーンを置いたみたいな感じだった。だけど、そんなのは別に珍しいことじゃなくて、何で車を停めてまで見たのかって言うと、雨が降ってたからだ。

普通に雨がザーザー降ってたら、月は見えるワケはないんだけど、ゆうべは、やわらかな春雨で、ちょうど月の方角は雲が薄くなってたから、輪郭がボヤケながらも細い三日月が見えた。それで、視界全体は霧状の春雨に覆われてて、その向こうに三日月が浮いてたから、ものすごく幻想的だった。なんか、大きなスプーンで春雨を掬ってるような、絵本の中の世界みたいに感じられて、それで、多摩川沿いの路肩に車を停めて、時々ワイパーを動かしながら、30分くらい、ずっと見てた。

そして、今日は、夕方まで降ってた雨は止んだんだけど、空はまだ曇ってて、星の無い夜空に、三日月だけがボーッと浮かんでて、これもまた、ちょっと不思議な感じがした。それで、昨日とおんなじ場所に車を停めて、またまた30分くらい月を見てたんだけど、窓を開けたら、気持いい夜風が入って来た。しばらく前までの冬の夜風じゃなくて、ほんのりと暖かさを感じる春の夜風だった。ここんとこ、お天気がいいと、花粉が混じってて深呼吸ができなかったから、雨上がりの夜空を見上げながら、トランジスタラジオ‥‥じゃなくて、カーラジオを聴きながら、スーッと深呼吸をしてみたら、あたしのバッテリーはビンビンになっちゃった今日この頃、皆さん、愛しあってるか~い?(笑)


‥‥そんなワケで、現代では、「春は花、秋は月」ってワケで、お月見をするのは秋だけで、春はお花見ってことになってるけど、昔は、秋以外の季節にもお月見をした。たとえば、春には、昼間にお花見をして、夜にはお月見をしたり、夜に夜桜と月を一緒に愛でたりってことも日常的に行なわれてた。そして、春のお月見では「ぼたもち」を食べて、秋のお月見では「おはぎ」を食べたりもしてた。

これは、春のお彼岸には「ぼたもち」、秋のお彼岸には「おはぎ」ってのと一緒で、小豆の収穫時期が秋だから、秋の「おはぎ」は収穫したての小豆を味わうために「つぶあん」で、それに対して春の「おはぎ」は「こしあん」だけど、春だから「牡丹」、秋だから「萩」からネーミングしただけで、基本的には、おんなじ食べ物だ。だから、いつでも「つぶあん」も「こしあん」も手に入る現代では、春でも秋でも「つぶあん」のも「こしあん」のもあるから、好きなほうを選べる。ちなみに、あたしは、当然、つぶあん派だ。

で、昔の人たちは、何で「ぼたもち」を食べながら春もお月見をしてたのかっていうと、テレビが無かったから、夜になって見るものと言えば、お月様くらいしかなかったからだ‥‥ってのは冗談だけど、現代の人たちが、あんまり夜空を見なくなっちゃったのは、きっと、テレビを始めとした、いろんな楽しみができちゃったからだと思う。だから、文明が進歩したことが、ニポン人ならではの情緒や文化が失われて来たことの原因だと思う。じゃあ、文明が進歩して、テレビでもゲームでもクラブでも何でも、夜の楽しみがいっぱいできたのに、春のお月見と秋のお月見のうち、春のお月見のほうが無くなったのは何でかっていうと、春よりも秋のほうが月がハッキリと見えるってことと、春にはお花見があるから、お月見のほうは「ま、いっか!」ってことになっちゃったんだと思う、たぶん(笑)

‥‥そんなワケで、春の月だって、秋の月に負けないほど、大きくハッキリとキレイに見える時もあるし、そんな春の月を詠んだ有名な俳句もある。


 外(と)にも出よ触るるばかりに春の月  中村汀女


この中村汀女(ていじょ)の句は、あまりにも有名だけど、あたしとおんなじ世田谷区に住んでた人なので、世田谷区の羽根木公園の梅林の中に、この句の句碑がある。句碑って言っても、大きな岩にこの句が書いてある風情のあるもので、枝垂梅の下にあるから、今の時季に見に行くと、句碑に梅が枝垂れてて、すごくステキだ。ちなみに、この羽根木公園は、小田急線の世田谷代田駅と梅が丘駅の間くらいにあるんだけど、昔は「ねず山」って呼ばれてて、ひとつの丘になってる。それで、たくさんの梅の中に、あたしの梅もある‥‥って言っても、別に、あたしが植えたワケじゃなくて、あたしが勝手に「この梅はあたしの梅」って決めてるだけだ。子供のころ、母さんが連れてってくれた時に、「自分の梅の木を決めておくと、次に来る時の楽しみになるよ」って教えてくれたから、その時に決めた白梅の木だ。

で、この汀女の句は、ハッキリクッキリ見えた大きな春の満月を詠んでるけど、春の月の風情って言えば、もうひとつの姿として、「朧(おぼろ)」がある。春の夜は、秋や冬と比べると水蒸気を多く含んでて、空気全体がぼんやりとした感じを持ってて、夜気も肌にやわらかい。この感覚を「朧」って言って、もちろん春の季語なんだけど、これは目に見えない「感覚の季語」だから、いろんなふうに使うことができる。ぼんやりと浮かぶ春の月のことを「朧月(おぼろづき)」、そんな月に照らされた夜のことを「朧月夜」って呼ぶのが代表的だけど、こういった視覚的なものだけじゃなくて、春の夜にぼんやりと聞こえる鐘の音のことを「鐘朧(かねおぼろ)」なんて呼んで、聴覚的にも使ったりする。他にも、「草朧」「岩朧」「谷朧」って感じで、あらゆるものをぼんやりとさせてくれる。現代だと、こんな句もある。


 メロンパン体内すこし朧なり  奥坂まや


奥坂まやは、あたしの好きな現代俳人の1人だけど、この句は、周りがパリッとしてるのに、中がしっとりしてるメロンパンを生物に見立てて、その体内に「朧」を感じた‥‥って読んでもいいし、自分がメロンパンを食べて、胃の中で溶けて行くメロンパンが、自分の体内に「朧」を生み出し、胃というものの存在を再確認させてくれた‥‥って読んでもいいし、どう読もうと自由だ。奥坂まやは、「俳句は意味ではない」って言ってるし、あたしも、そう思ってる。意味を正確に伝えたいんなら、普通の文章を書けばいいワケで、あえて17音しかない俳句を選択してるのは、何千文字使っても表現できない「感覚の世界」を言いとめるためだからだ。

‥‥そんなワケで、こんな感じの「朧」って感覚なんだけど、あたしが車を停めて三日月をボケーッと眺めてたのも、この春独特の「朧」を楽しんでたってワケだ。この「朧」って感覚は、一晩中、灯りが煌々としてる現代よりも、自然のままに暮らしてた昔のほうが、遥かに人々に浸透してた。たとえば、大江千里の次の歌だ‥‥って言っても、不動産マニアのミュージシャン、大江千里(おおえせんり)のことじゃなくて、もちろん、平安時代の歌人で儒学者のほうの大江千里(おおえのちさと)だけど、こんな歌がある。


 照りもせず曇りも果てぬ春の夜の朧月夜に如(し)くものぞなき  大江千里


意味は単純明解で、「煌々と照らすワケでもなく、だからといって曇ってるワケでもなく、まさに春の夜といった感じの朧月夜は、何かに喩えようもないものだ」ってことだ。つまり、この「ぼんやりした月」こそが「春の月」だって詠ってるワケだ。だけど、この歌は、大江千里のオリジナルじゃなくて、中国の白居易(はくきょい)の「白氏文集」って詩集の中の一部をパクッたものだ。どんなのかっていうと、コレだ。


 不明不闇朧朧月

 不暖不寒慢慢風
 
 独臥空牀好天気

 平明閑事到心中


最初の2段は、漢字を見ればナニゲに意味が分かると思うけど、「明るくもなく闇でもなく朧朧とした月、暖かくもなく寒くもなく慢慢とした風」って意味だ。で、そのあとは、「お天気はいいけど1人寂しく伏せてると、明け方の静けさが心の中に迫って来る」って感じだ。それで、「パクッた」っていうのは冗談だけど、儒学者だった大江千里は、翻訳を本業にしてたから、こうやって、中国の漢詩をモトにして和歌を詠んだりしてた。この白居易の漢詩を見ると、たしかに大江千里は1段目の部分を利用してることが分かるけど、それは「明るくもなく闇でもない朧月」って「言い回し」を拝借してるだけで、そこに「春の夜」のイメージを定着させて不動のものとしたのは、大江千里のテガラだと思う。つまり、白居易の漢詩をベースにして、オリジナリティーもプラスして詠んだのが、この大江千里の歌ってワケだけど、今度は、この大江千里の歌をベースにして別の歌を詠んじゃったのが、藤原定家(ふじわらのさだいえ)だ。


 大空は梅の匂ひに霞みつつ曇りも果てぬ春の夜の月  藤原定家


この歌は、「曇りも果てぬ春の夜の」って部分を大江千里の歌から拝借して、そこに、今度は、「梅」を登場させるっていう藤原定家のオリジナリティーがプラスされてる。それも、視覚的な「梅」じゃなくて、嗅覚的な「梅」を登場させたことによって、「匂いによる霞」と「月による朧」っていう立体的な感覚世界を表現することに成功してる。今までも何度も書いて来たけど、こういうのを「本歌どり」って言って、パクリや盗作じゃないのは当然だけど、モトの作品が単なる「ネタ」でしかない「パロディー」や「コラージュ」みたいな一方通行のものでもなくて、モトの作品と響き合いながら第三の世界を構築する、和歌独特の芸術手法なのだ。

‥‥そんなワケで、この「本歌どり」の場合は、大江千里の本歌も藤原定家の本歌どりも、両方とも「春の月」を詠んでるワケだから、季節はそのまま変わってない。だけど、「秋の月」の歌を本歌どりして、「春の月」を詠んでるものもある。これも、本歌は大江千里なんだけど、本歌どりしてるのは、花山院長親(かざんいんながちか)だ。


 月見れば千々(ちぢ)に物こそ悲しけれ我が身ひとつの秋にはあらねど  大江千里

 老の世の外(ほか)なる春をたづねばや我が身ひとつか朧夜の月  花山院長親


大江千里は、「秋の月を見てると、いろんなモノゴトが悲しく感じられて来る。自分だけに秋が訪れるワケじゃないのにな~」って詠ってて、まさしく、「秋の月」の持つ本意の1つを表現してる。そして、花山院長親のほうは、大江千里の歌をベースにして、「春の月を見てると、老いた自分に訪れた春じゃなくて、別の人に訪れた春を味わってみたくなる。こんなふうに思ってるのは自分だけなのかな~」って詠ってる。つまり、大江千里は、誰でもが感じる、秋が訪れたことによる寂しさを詠ってるのに対して、花山院長親のほうは、多くの人たちが楽しく感じる春の訪れなのに、それを寂しく感じてしまう「老いた我が身」を詠ってるのだ。

大江千里の「大局」と花山院長親の「個」、大江千里の「マクロ」と花山院長親の「ミクロ」、大江千里の「ブラフマン」と花山院長親の「アートマン」って感じで、最終的には同一のものなのに、その過程として対極に存在してる感覚の妙が面白い本歌どりの一例だと思う。そして、この本歌どりの醍醐味になってるのが、「秋の月」と「春の月」との対比だろう。ハッキリと美しく見える「秋の月」に、そこはかとない寂しさを感じた大江千里の感性は、素晴らしいっちゃ素晴らしいけど、普通っちゃ普通だ。だけど、その歌をベースにして、ぼんやりとした朧なる「春の月」に、「老いの寂しさ」を代弁させた花山院長親の感性は、「ノーベル本歌どり賞」を与えてもいいくらいワンダホーだ。

‥‥そんなワケで、この地球に人類が誕生する前から空に浮かんでた月は、中国の白居易に詠まれ、ニポンの大江千里を始めとした数々の歌人たちに詠まれ、多くの俳人たちにも詠まれて来たワケだけど、きっと、この地球の人類が滅亡したあとも、何も変わらずに空に浮かんでると思う。だから、1200年前に白居易が詠んだ月も、1100年前に大江千里が詠んだ月も、40年前にアポロ11号が着陸した月も、あたしがさっき見た月も、みんなおんなじ月なんだけど、すべては一期一会なんだって思う。おんなじ1つの月だけど、あたしがさっき見た月は、その時だけの月であって、昨日の月とも明日の月とも違う、今日だけの月だったって思う。昨日、春雨が降ってたのは、地表の僅かな部分だけで、月は遥か彼方の宇宙に浮かんでたんだから、この2つはまったく別の場所に存在してたワケで、あたしからは、スプーンみたいな三日月が春雨を掬ってるように見えたけど、これも、あたしにとっての一期一会だったんだと思う。だから、昨日、あたしとおなじ時間に、もしも春雨の中で月を見上げてた人がいたとしたら、それは、あたしとは違う、その人だけの一期一会の春の月だったハズだ。だから、急いでお家に帰って、習慣的にテレビをつけるばかりじゃなく、タマには、のんびりと夜空を見上げて、自分だけの春の月でも愛でてみると、忘れかけてた大切なことを思い出すかもしれないと思う今日この頃なのだ。


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2007.02.23

ニポン人の主食

今日は、午後からお仕事だったので、ゆうべ寝る時に、「早く起きられた北朝鮮に経済制裁を発動しよう」って決めてた‥‥って言うか、ただ単に、「エヴァンゲリオン~奇跡の価値は~」をユルユルのうちに打ちたかっただけなんだけど、寝たのは明け方近くなのに、打ちたくて打ちたくて7時には目が覚めちゃったから、のんびりと準備をして、朝ごはんも食べて、猫たちとも遊んで、開店ピッタリに到着した。それで、最近は、知り合いならいいんだけど、見ず知らずの人から、「もしかして、きっこさんですか?」って声をかけられたりするから、花粉症のマスクをして、防止をかぶって、サングラスをしてたんだけど、鏡で見たら「絶対の愛」みたいで、あまりにも怪しすぎた(笑)

で、この台を打つのは、まだ3回目なんだけど、この前、師匠から、オオマカな潮時表をもらったから、それを目安にして台を選んで、打ち始めた。だけど、この前までは、1000円で30回~35回も回りまくってたのに、今回は、チャッカーの釘を絞るっていうアカラサマなシロート調整を食らってて、ステージから真っ直ぐに落ちた玉でさえ、2個に1個は弾かれちゃって、1000円で15回くらいしか回らない。ま、導入から2週間だからジンジャエールなんだけど、とにかく、お金がすごいスピードで無くなり続けて、最初の大当たりは170回くらいで出たんだけど、そこまでに1万円も投資しちゃった。前回なら5000円で回せた回数だ。

だけど、今回は、ウワサには聞いてたけど、まだ見たことのなかった「格納庫」ってのが見れた。ルーレットが回ってる時の背景で、今まで見たことのないのが出たから、良く見てみたら、赤い弐号機の肩から上くらいが、通路みたいなのに囲まれたとこから覗いてて、あたしは、「これがウワサの格納庫か!」って思った。それで、弐号機のリーチになって、そろったことはそろったんだけど、ノーマルだった。だけど、大当たりラウンド中のバトルで、いつものじゃなくて、「奇跡の価値は」っていうタイトルが出て、3台のエヴァンゲリオンが、目玉のつながった宇宙ステーションみたいな使徒をやっつけるのになって、ミゴトに刀を刺して確変に昇格した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、他にも、アスカのシンクロリーチも見れたし、何よりも嬉しかったのは、新ヤシマ作戦のリーチの初めてのパターンが見れたことだ。いつもなら、シンジの初号機の最初の1発をATフィールドで跳ね返されても、レイの零号機が盾で守って時間を稼いでくれてるうちに、もう1発撃ってやっつけるんだけど、今回は、零号機の盾が溶け始めて、初号機も撃つことができなくなった。それで、「もうダメだ!」って感じになった瞬間に、司令部のミサトがカットインして、弐号機のアスカが登場した! それで、いつもの元気マンマン、やる気マンマンのアスカは、1発で敵の四角い使徒をやっつけてくれた! だから、今回も、アスカが大活躍してくれたってワケだ。

だから、あたしは、アスカのオカゲで、支払い期限がギリギリだった電気代と電話代も払えたし、止められてたサブのケータイも復活させることができた。それで、ずいぶん前から、お米の無い生活をしてたので、久しぶりにお米を買おうかと思ったんだけど、まだ月末にも支払いがあるから、手持ちのお金は減らしたくない。それで、お米を買うほどのゼイタクはガマンすることにした。それに、お米が無いって言っても、仕事先でお弁当が出る時もあるから、ぜんぜんお米を食べてないワケじゃなくて、あくまでも、自宅にお米が無いってだけのことだ。だから、いろいろと工夫すれば、お米を買うよりも遥かに安く食生活を送ることができる。

それで、最後のお米を食べちゃってから、10日以上は経ってると思うんだけど、その間、どんなものを食べてたのかって言うと、なかなかバラエティーに富んだものを食べてた。1番多かったのが「どんどん焼き」なんだけど、これは、ヒトコトで言えば、ショボイお好み焼きだ。だけど、「ショボイ」って言っても、それは、お肉とか魚介類とかゼイタクなものが入ってないってだけで、味は、お好み焼きとおんなじだ。で、何で「どんどん焼き」って言うのかは分かんないけど、子供のころに、母さんが良く作ってくれた。

母さんが作ってくれたのは、小麦粉をお水で溶いて、そこに刻んだ長ネギと紅ショウガをドバッと入れて、フライパンで焼くだけ。それで、ソースをかけて、オカカをふりかけて食べるんだけど、まだ余裕のある時は、これにキャベツも入る。そして、キャベツが無くなって、長ネギと紅ショウガだけになると、あたしは、子供ながらに、「そろそろお金が無いんだな」って思ってた。母さんは、晩ご飯に「どんどん焼き」が続くと、3日目くらいには、必ず、「ごめんね、もう飽きちゃったよね?」って聞いてたけど、あたしは、別に気を使ってたワケじゃなくて、母さんの作ってくれる「どんどん焼き」がホントに大好きだったから、「明日もアサッテもシアサッテもヤノアサッテも、ず~っと、どんどん焼きが食べたいよ」って答えてた。

だけど、この「どんどん焼き」の晩ご飯が続くのは、最高でも3日か4日くらいだった。それで、「どんどん焼き」を食べながら、「明日の夜は何が食べたい? 何でも作ってあげるよ♪」って母さんが言うと、それが、その月の「どんどん焼き最後の日」の合図だった。そして、次の日には、オムライスでも、ハンバーグでも、シーチキンサラダでも、何でも作ってくれた。

‥‥そんなワケで、あたしにとっては、出会いとしては思い出のある「どんどん焼き」なんだけど、それから長いこと生きて来る間に、ちゃんと進化をして来た。つまり、あたしが自分で作るようになったころには、あたしも舌が肥えて来てたから、ただ、小麦粉をお水で溶いて、そこに刻んだ長ネギと紅ショウガを入れただけじゃ、イマイチ、物足りなくなって来た。それで、あたしが考えたのは、小麦粉をただのお水で溶くんじゃなくて、ダシの素を入れたお水で溶くことだった。ちょっとだけお湯を沸かして、そこにテキトーにダシの素を入れて良く溶かしたら、それをお水で薄めて、小麦粉を溶くのに使う。これだけで、ナニゲに味に奥行きが出るようになった。

だけど、味を追求するんだったら、ヤマイモを擦ったのを入れたり、イカやタコやエビやブタ肉やキャベツを入れたりすれば、バツグンに美味しくなる。そんなこた~分かってるんだけど、根本的な問題として、イカやタコやエビやブタ肉やキャベツが買えないような状況の時に作って食べるもんなんだから、イカはイカでも、イカにお金をかけずに美味しくするかってことがポイントになる。それ以前に、ゼイタクな材料を何でも使っていいんなら、それは「どんどん焼き」じゃなくて、普通の「お好み焼き」になっちゃう。だから、基本的な改良としては、お水にダシの素を加えるってだけで、他には、コレといって進化はなかった。

でも、ここ数年は、前にも書いたことがあったと思ったけど、「イカフライ」を入れることにしてるから、すごくゼイタクな味になった。「イカフライ」って言っても、ホントのイカのフライじゃなくて、コンビニの100円お菓子コーナーで売ってる、イカの形のパリパリの揚げたのが5枚入ってるヤツだ。「カライ~カ」っていう辛いのとか、マヨネーズ味のとか、何種類かあって、どれでも美味しいんだけど、最初は何でもない普通のヤツを使ったほうがいいと思う。それで、小麦粉の他に、そのイカフライと長ネギがあれば、きっこ特製の「どんどん焼き」が作れる。

まず、片手鍋に1cmくらいお水を入れて火にかけて、温まったらダシの素を小さじ1杯くらい入れて溶かす。そして、そこにもう少しお水を足して、お好み焼き1枚ぶんくらいの小麦粉をテキトーに入れて、お箸で混ぜながら、お水を足したり小麦粉を足したりして固さを調節する。それから、長ネギを半分くらい刻んだのを混ぜたら、フライパンを火にかけて、油を入れて、焼く準備をしておく。それで、最後に、スーパーでお豆腐や生ものを買った時に入れる小さくて薄いビニール袋に、イカフライを1枚入れて、袋の外からテキトーに細かくする。粉にするんじゃなくて、2cm角くらいの大きさに割るって感じだ。ちなみに、何でビニールに入れて割るのかっていうと、直接、手で割ると、指が油でベトベトしちゃうからだ。それで、焼く寸前にイカフライをザッと混ぜて、フライパンで両面を焼いたら、あとは、ソースとかマヨネーズとかをかけて、あれば、オカカとか青ノリもかけて、食べるだけだ。

それから、イカフライを焼く寸前に入れるのは、先に混ぜとくと、ふやけて柔らかくなりすぎて、どこにあるんだか分かんなくなっちゃうからだ。焼く寸前に混ぜると、いい感じに歯応えも残ってるし、お好み焼きの具としてはオナジミの「キリイカ」と「テンカス」の2つの役割を果たしてくれる。あとは、紅ショウガがあれば、入れたほうがグッと美味しくなるんだけど、最近、ほとんどの紅ショウガが中国産のショウガを原材料にしてるってことを知ったので、あたしは紅ショウガが大好きなんだけど、中国さんの食品は恐いから、今は使うのはやめてる。

‥‥そんなワケで、お米の無くなったあたしは、500gで70円の小麦粉を2つと、3本で100円の世田谷区の長ネギと、5枚で100円のイカフライを買って来て、昨日までに5回、きっこ特製の「どんどん焼き」を晩ご飯にしたんだけど、小麦粉は、まだ2個目を開けたばっかだし、イカフライはぜんぶ使っちゃったけど、長ネギは半分残ってた。だから、光熱費とか調味料とかを考えなければ、1食あたり50円ほどで済んでるってことになる。これこそが、ホントの節約料理ってワケで、1食に100円以上もかけて「節約」なんて言ってる人は、3個で200円のカップ麺を食べたほうが、よっぽど節約になると思う。

で、あたしは、そろそろ「どんどん焼き」にも飽きて来たんだけど、こんな時のために、しばらく前にケチャップ味の焼きうどんが食べたくて、5玉で200円の真空パックのうどんを買ったのを1個だけ残しておいた。それから、アメリカ産の狂牛肉をいっさい使用してない、庶民の味方の「エスビー食品」のレトルトカレー、「なっとくのカレー」が、3個で200円だった時に、辛口を3個買ったのが、1個だけ残してあった。そして、「どんどん焼き」を作った残りの長ネギが半分あるんだから、この組み合わせを見れば分かるように、今夜のメニューは、きっこ特製の「カレーうどん」に決めたってワケだ。

だけど、カレーうどんは、何と言っても、麺ツユとカレーとの割合が決め手だから、目分量で作ってるあたしは、ちゃんと細かく説明することはできない。だから、もしも、あたしの方法で作ってみようと思った人は、途中で味見をして、自分の味覚に合うように調整して欲しいんだけど、まずは、片手鍋に3~4cmくらいお水を入れて火にかけて、沸騰して来たら、うどんを入れる。そして、長ネギを半分、輪切りでもナナメでもいいから、テキトーにザクザクと切って入れて、2倍か3倍濃縮の麺ツユをテキトーに入れて、レトルトカレーを1袋入れて、あとはテキトーに煮込むだけ‥‥って、ぜんぶテキトーだけど、この方法で初めて作る人は、最初は、うどんをほぐすために必要な最低限のお水の量にして、まだ麺ツユは入れないで、先にカレーを入れる。そして、カレーがドロドロすぎたら、カレーうどんのオツユとして、ちょうどいいくらいにお水を足して、最後に、味見をしながら濃縮の麺ツユを足してけば、失敗しないと思う。

普通のカレールーで作る場合には、長ネギだけじゃ寂しいから、チクワの輪切りとかも入れたほうがいいんだけど、レトルトカレーで作る場合には、最初からいろんな具が入ってるから、何も足さなくても、すごく高級な感じになる。だから、長ネギも入れなくてもいいんだけど、長ネギを入れると、すごく「和風」のテイストが出て、お店で食べるみたいな味になるのだ。

だけど、このカレーうどんの場合は、カレーが約70円、うどんが40円で、長ネギまで使ってるから、1食で100円を超えちゃう。だから、とても「節約料理」とは呼べないけど、今日は、タマタマ材料がそろってたから作っただけで、いつもは、好きな食べ物のひとつとして作ってる。どうしても食べたい時なんか、レトルトカレーが1個100円でも、うどんが1玉50円でも、材料を買って来て作るし、長ネギの他に、ホウレンソウも入れちゃったりする。だから、200円くらいかける時もある。

‥‥そんなワケで、今の時点で残ってる主食関係のものは、小麦粉だけになっちゃったんだけど、70円で500gも買える小麦粉や、100円で500gも買えるパスタがあると、どうしてもお米には手が出なくなっちゃう。だけど、お米だって、5kgで1500円くらいだから、500gなら150円てワケで、小麦粉の2倍程度、パスタの1.5倍程度で、メチャクチャに高いワケじゃない。でも、やっぱり、小さい単位で売ってないことが、お米を高く感じちゃう1番の原因だろう。だから、お米も、500g単位でスーパーに売ってて欲しいんだけど、単位が小さくなると、ナゼか単価が高くなっちゃうのが世の常だから、これからも、しばらくは、アスカと弐号機のお世話になりそうな予感のする今日この頃なのだ。


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2007.02.22

ガンジャマンゲーム♪

Mari7
世界平和を望む人たちのバイブル「マリファナ青春旅行」の著者で、下北沢の「大麻堂」やヘンプレストラン「麻」のオーナーとしてもオナジミの麻枝光一さんが、ブログで「ガンジャマンゲーム」を紹介してます。

マウスを使ってガンジャマンの右手のジョイントを動かして、ピーポくんに見つからないようにガンジャを吸うゲームです。

ただ吸うだけじゃなくて、下の肺のマークのメーターを見ながら、どれくらい肺に入れるかがポイントで、あとは、どのくらいの時間、息を止めてるかも重要だし、煙を吐く時に見つかってもゲームオーバーになってしまうので、そのあたりのタイミングが難しいです。

でも、うまく吸うことができると、背景がバラ色になります(笑)

どこまで吸い続けられるか、チャレンジしてみましょう♪

「マリファナ青春旅行」麻枝光一的日常
http://taimadobrog.livedoor.biz/

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言葉の暴力

21日、横浜市役所の職員、古屋聡士容疑者(31)が、市のホームページのメールフォームから、上司を名指しして、「ぶっ殺してやる」「家に火をつけてやる」っていう脅迫メールを送ったとして、神奈川県警加賀町署に、脅迫容疑で逮捕された。古屋容疑者は、「ふだんから上司の態度が気に入らなかった」として、地元のマンガ喫茶のパソコンから脅迫メールを送っていた‥‥ってなワケで、ちょっと前には、ケータイで同級生の女の子に「死ね」っていう嫌がらせのメールを送ってた中学生の男子が逮捕されたけど、こういうアホなことをするヤツラって、やっぱ、警察に逮捕されないと分かんないんだね。それとも、マンガ喫茶のパソコンやケータイなら、身元がバレないとでも思ってんのかね? それだとしたら、あまりにもアホすぎるし、逮捕されるのを覚悟してやってんのかね? どっちにしても、あたしには理解できない思考回路の人たちだ。

こういう人たちって、たかがメールとかって思って、ちょっとした嫌がらせのつもりでやってんのかもしんないけど、この、刑法第222条の「脅迫罪」ってのは、もともとはホニャララ団とかを逮捕するために作られた法律だから、犯した罪の内容に比べて、刑罰は重くできてる。成人の場合なら、「2年以下の懲役、または30万円以下の罰金」で、これは、麻薬特例法における規制薬物の所持や譲渡と同レベルの刑罰だ。だから、起訴猶予になることはマレで、8割以上は起訴される。そして、悪質だと判断された場合には、初犯でも罰金じゃなくて、執行猶予がつかないで実刑を食らうケースもある。さらに、何よりも厳しいのは、この「脅迫罪」には、未遂罪がないってことだ。つまり、相手を脅すメールを送信した時点で犯罪が成立したことになり、被害者が警察に届け出れば「脅迫罪」が確定して、逮捕されてからは、どんなに「冗談でした」「本気で脅すつもりはありませんでした」ってイイワケしても、もう遅いってことだ。そして、時効は3年だから、2年11ヶ月前に送った嫌がらせのメールでも逮捕されることがある今日この頃、皆さん、思い当たるフシはありませんか?(笑)


‥‥そんなワケで、この「脅迫罪」が、メールやインターネット上の嫌がらせにも適用されるようになって、ずいぶんたくさんのアホが逮捕されたけど、今度は、「脅迫罪」よりも罪の重い「暴力行為」が適用される動きがあるそうだ。「暴力行為」ってのは、その名の通り、街でケンカして、相手を殴ったりした時に適用されるもので、相手がケガをすれば、「傷害罪」や、場合によっては「殺人未遂罪」にまで発展する重罪だけど、この法律には、あまり知られてないワナがある。「ワナ」って言ったら語弊があるけど、「手さえ出さなければ罪にならない」って思ってるヤツラを逮捕するために、たとえ相手の体に指1本触れなくても、2人以上の複数で相手を脅した場合には、この「暴力行為」が適用されちゃうのだ。つまり、街を歩いてて、1人で誰かを口だけで脅したのなら、これは「脅迫罪」でしか逮捕できないんだけど、2人以上で口だけで脅した場合には、1ランク上の「暴力行為」で逮捕できるってことだ。

で、この法律をインターネット上にも適用しようって動きがあるのだ。ようするに、メールで相手を脅すことは、1対1だから、「脅迫罪」でしか逮捕できないんだけど、ブログのコメント欄や掲示板などで、複数の人間が1人の人間を脅したりした場合に、その脅してるほうの者たちが、それぞれ知らない者同士だったとしても、「2人以上で1人を脅した」ってことで、「暴力行為」に該当するっていうことなのだ。まあ、どっちにしても、悪質な犯罪であることには変わりないし、被害者が警察に届出をした時点で犯罪行為が確定するってこともおんなじなんだけど、こっちの「暴力行為」で逮捕された場合には、「3年以下の懲役、または30万円以下の罰金」ってことになり、単なる「脅迫罪」よりも重くなる。

それでも、初犯なら、よほど悪質じゃない場合を除いて、罰金で済むか、懲役でも執行猶予がつくと思うけど、ある日、突然、自宅や職場に逮捕状を持った刑事がやって来て、手錠をかけられて連行されてくワケだから、仕事をクビになったりの社会的制裁を受けることになる。まして、会社のパソコンから嫌がらせの書き込みをしてたとしたら、そのパソコンも押収されるんだから、留置所から戻って来たら、会社に自分の席がなくなってることは当然だろう。

「脅迫罪」や「暴力行為」で逮捕された場合は、最低でも、刑事拘留2日と検事拘留10日の計12日間、留置所に入れられて取り調べを受けるワケだけど、「脅迫罪」や「暴力行為」の場合は、12日で保釈されることはマレで、ほとんどの場合は、検事拘留を10日延長されて、22日間は拘留される。そして、そのうちの3割から4割は、22日間で決着がつかずに、拘置所に移送されたり、拘置所が満員の場合には、そのままの警察署か別の警察署の留置所に拘留され続ける。で、処罰が決まるまで、1週間か2週間に1回の地検の呼び出しのためだけに、何週間も何ヶ月も拘留され続けるってワケだ。

‥‥そんなワケで、今から10年以上も前のことなんだけど、あたしの地元の知り合いが、地元の居酒屋さんで友達と飲んでた。男性2人なんだけど、1人は地元の商店街のある商店の2代目で、あたしよりちょっと上の人で、すごくおとなしくて、ケンカなんか絶対にしないような人だ。これから説明する上で、A君てことにしとく。そして、もう1人は、その人の学生時代のお友達で、ラグビーだか何かのスポーツをやってた人で、ガタイが良くて、見た目はちょっとコワモテの人なんだけど、スポーツマンらしく正義感が強くて、自分からは絶対にケンカなんかしないような感じの人だ。こっちは、B君てことにしとく。

それで、その2人が飲んでるとこに、あたしと女友達のC子が入ってって、最初は別々に飲んでたんだけど、そのうちにおんなじテーブルで飲み始めて、盛り上がっちゃって、「カラオケに行こう!」ってことになった。そして、その居酒屋さんを出て、4人でカラオケボックスに向かったんだけど、あたしとC子が先を歩いてて、男性2人はちょっと離れて歩いてた。だから、4人が1つのグループじゃなくて、別々に見えたんだと思うけど、カラオケボックスの前まで来た時に、あたしたちはチャラい男から声を掛けられた。それで、テキトーにあしらったんだけど、その男も酔ってたみたいで、C子の腕を掴んだりしたから、あたしは大声で怒鳴った。

そこに、後ろの2人が、「どうした!」ってやって来たから、あたしは、その男に、「あたしたちはツレがいるから」って言ったんだけど、その男はゴチャゴチャとワケの分かんないことを言い出して、おとなしそうなほうのA君に向かって、「てめえ、いい気になってんじゃねえぞ!」とかってカラミ出した。それで、すぐさまB君が割って入って、「まあまあ、お兄さん、今日のところはおとなしく帰ったほうがいいですよ」って感じで、その男を帰そうとした。こっちは4人で、まあ、あたしとC子はアタマ数じゃないとしても、男性が2人もいるんだし、向こうは1人で、もしも1対1だったとしても、見るからにB君のほうが強そうだから、そういうふうになだめて、相手を帰そうとしたってワケだ。

だけど、その男は、今度はB君に食ってかかって来て、B君の胸を両手で押して、「オレを誰だと思ってんだ!」とか、「この辺じゃオレのことを知らねえヤツはいねえんだ!」とかって言い出した。それで、あたしがいけなかったんだけど、そのバカの「この辺じゃオレのことを知らねえヤツはいねえんだ!」ってのに対して、「あたしらみんな地元だけど、アンタみたいなバカヅラ見たことないよ!」って言っちゃった。そしたら、そのバカが、「なめんなブス!オレは●●組の息子だぞ!電話1本で何十人も若い衆が飛んで来るぞ!」とかって言い出した。それで、それまで冷静だったB君が、ものすごい顔をして、「小僧!おもしれえじゃねえか!オレのオジキは▲▲組の幹部だから、今から呼んでやろうか?てめえみてえなハッタリ小僧はシャレじゃすまんぞ!」って怒鳴りつけた。そしたら、そいつが急におとなしくなったから、そのスキにA君が、あたしとC子のことを連れて、先にカラオケボックスに入った。表では、B君が、「てめえ、今度この辺をウロチョロしてやがったら、てめえん家を探して火ぃつけてやっからな!」って怒鳴ってる声が聞こえた。そして、ちょっとしてから、B君もカラオケボックスに入って来た。

‥‥そんなワケで、文章で書いたら長いけど、ホンの5分か10分のことで、あたしたちは、カラオケボックスで飲んだり歌ったり騒ぎ始めたら、そんなことがあったことすら忘れちゃった。そして、4人で楽しんでたら、1時間くらいが過ぎた時、突然、ドアが開いて、2人の警察官が入って来た。それで、何がなんだか分かんないうちに、駅の裏の交番まで連れてかれて、ワケの分かんないうちにパトカーが来て、ワケの分かんないうちに、A君とB君は所轄の警察署に連れてかれた。で、結論から言うと、B君にたしなめられた男が、自分のほうが悪いクセに、交番に行って、2人の男から、つまり、A君とB君から脅されたってチクッたのだ。それで、あたしとC子も事情を聞かれたから、それぞれがホントのことを言ったのに、警察官にとっては、あくまでもチクッたバカ男のほうが「被害者」ってスタンスでしか対応してくれなくて、バカ男の言いぶんと、こっちの言いぶんとが正反対だから、A君とB君は警察署に連れてかれちゃったってワケだ。

そして、その時、交番の警察官は、こっちが手を出してないのなら、警察署で詳しい話を聞いて調書をとったら、A君とB君はすぐに帰って来るって言ってた。それで、あたしとC子は帰ったんだけど、次の日になってもA君とB君は帰って来なかったから、あたしは警察署に電話してみた。そしたら、「暴力行為」の容疑で拘留されてるって言うから、あたしは話が違うと思って、その足で警察署まで行った。それで、さんざん待たされて、やっと出て来た担当の刑事さんに話をして、「カラマレたのはこっちのほうだ」「相手には指1本触れてない」「こっちは女の子が腕を掴まれた」「B君は胸を押された」‥‥って、交番で話したことを改めて説明して、とにかく、「被害者はこっちなのに、手も出してないA君とB君を留置所に入れるなんておかしい。今すぐに出して欲しい」って言った。

そしたら、その刑事が言うには、「たとえ相手の体に指1本触れてなくても、2人以上の複数で、1人に対して脅迫するような内容の言動をしたら、暴力行為と言って、相手を殴ったことと同罪になる」ってことで、今回の場合は、B君が暴力団の名前を出したことと、最後に「家を探して火をつけてやる」って言ったことが「脅迫」にあたり、複数だったから「暴力行為」になったって説明された。だから、あたしは、「暴力団の名前を出したのは相手のほうが先で、B君が言ったのは売り言葉に買い言葉のようなものだ」ってことや、「複数って言っても、相手と話してたのはB君だけで、A君は何も言ってない」ってことを言った。そしたら、「だから、双方の言いぶんが違うから取り調べをするんです」って言われた。

それで、あたしは、「それなら相手も留置所に入れろ」とか、「こっちが複数だから逮捕するって言うんなら、なんであたしやC子のことは逮捕しないのか」とか、いろんなことを言った。そしたら、その刑事は、「君たちは被害者でしょ?君ともう1人の女の子が男に声を掛けられた。それで君たちが嫌がってるところに仲間のAとBが来て、相手と口論になった。そして2人で相手を脅迫した。そして被害者から通報があったから、AとBを逮捕したんです」って、言ってることがメチャクチャだった。だけど、あたしにはメチャクチャに聞こえても、これが警察のやり方なんだって思った。

でも、この時点までは、まだ軽く考えてた。なんだかんだ言っても、こっちは悪くないんだし、いくら「暴力行為」とかって言っても、現実には相手に指1本触れてないんだし、すぐに2人とも帰って来るって思ってた。だけど、そんなあたしの考えは甘かった。結論を先に言うと、2人とも起訴されてしまい、何もしてないA君は1ヶ月近くも拘留され、B君に至っては、さらに1週間、40日近くも拘留されたのだ。2人とも、東京拘置所がいっぱいだったって理由か、もうじき出られるからこのままでいいって判断されたのかは分かんないけど、最初に入れられた警察署の留置所の別々の房にずっといたそうだ。

そして、A君の仕事は家業だから、1ヶ月も拘留されててもクビにはならないけど、B君は普通のサラリーマンだったから、当然、クビになった。拘留中に、心配した会社の上司が面会に来たそうなんだけど、もともとコワモテでガタイのいいB君だったから、そのイメージからか、「酔って大暴れして相手をボコボコにした」ってウワサが流れたそうだ。10年も過ぎた今でこそ、A君やB君と会っても笑い話で済むけど、当時は、ホントに大変だった。A君のお母さんは心労と過労で倒れちゃったし、B君はなかなか再就職ができなくて、肉体労働のバイトで食いつないでた。

‥‥そんなワケで、「脅迫罪」や「暴力行為」なんて恐ろしい名前を聞くと、特殊な人たちだけのことで、一般人の自分たちには関係無いって思う人が多いと思うけど、そんなことはない。このケースみたいに、街でカランで来た相手に、売り言葉に買い言葉で口論しただけで、相手の体に指1本触れてないのに、警察に逮捕されて、1ヶ月以上も留置所に入れられることだってある。そして、今では、同級生に嫌がらせのメールを送った中学生から、上司に脅迫メールを送った職員までが、すぐに逮捕される時代になった。ようするに、ケータイやインターネットが一般的になり、便利な世の中になった反面、こういった犯罪までもが、簡単にできる世の中になったってことだろう。電話やインターネットの無かった時代に、誰かを脅そうと思ったら、相手に直接、会いに行って、面と向かって言わなきゃなんない。だから、ホントに根性のあるヤツ、ホントに腕の立つヤツじゃなかったら、そうそうケンカは売らなかっただろう。だけど、今は、自分の名前も顔も居場所も隠して、パソコンのキーを叩くだけで簡単に相手に嫌がらせや脅迫ができるから、面と向かったら何も言えなくなるようなヘタレどもが、他人への嫌がらせを生き甲斐にしてウジウジと生きている。ま、コイズミも言ってるように「人生いろいろ」なんだから、たった一度の人生をそんなふうに過ごすのも個人の自由だけど、そういう人たちは、あとから泣きを見ないためにも、せめて、自分たちのやってる行為が、いつ逮捕されるか分かんない「犯罪」だってことくらいは、足りないオツムに認識させといたほうがいいと思う今日この頃なのだ。


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2007.02.21

アンケートのお願いです。

「カナダ de 日本語」のミニーさんのとこで、2月の安倍内閣の支持率のアンケートを紹介しているので、皆さん、ご協力を!

政府から圧力の掛かったマスコミが報道している「捏造された支持率」ではなく、国民の声が反映された「真実の支持率」を知りたいと思います。

「カナダ de 日本語」
http://minnie111.blog40.fc2.com/

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時給も格差社会

神戸市内の知的障害者の作業所で、障害者たちをタダ同然で労働させてたとして、神戸東労働基準監督署は、社会福祉法人「神戸育成会」に改善の指導をした。ここは、クリーニング工場やリサイクル工場などの施設をいくつも持ち、そこで知的障害者たちを働かせてるんだけど、今回、問題になったのは、そのうちの3施設で働かせてた16人の知的障害者で、毎日、朝から夕方まで、普通の人たちと同じ時間を働かされてたのに、月にもらってたのが、たった2万円ちょっと、年間でわずか25万円だった。これは、時給にすると、たったの120円~130円だ。

だけど、やらされてる仕事は通常のクリーニング作業で、年間に約1600万円もの収益を上げていた。で、支払ってたお給料は、16人×25万円=400万円てワケで、差し引いた1200万円を「神戸育成会」がボロ儲けしてたのかって言うと、そうじゃない。この他に、「障害者のメンドウを見てる施設」ってことで、神戸市から年間に約1400万円もの補助金までもらってたのだ。つまり、「神戸育成会」は、知的障害者16人を労働させることによって、年間に3000万円もの収入を得ていて、そのうちの400万円だけを本人たちに支払って、残りの2600万円をフトコロに入れてたってワケだ。

もちろん、知的障害者たちに仕事の指導をするスタッフの人件費や、他にもいろんな費用も掛かると思うけど、それにしても、時給120円てのは、あまりにも酷すぎる。それで、こんなことを何十年も続けて来た「神戸育成会」はって言うと、あまりにも儲かりすぎちゃって、去年の2月には、総工費6億円のほとんどを自己資金でまかなって、5階建の立派な「育成会会館」をおっ建てちゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、ニポンでは、労働法によって、都道府県別に「最低賃金」てもんが決められる。それで、兵庫県の場合は、今は時給683円だから、時給120円なんてのは、当然、ぜんぜん足りない。ちなみに、この「最低賃金」がニポン中で一番高いのは、もちろん東京都で719円、2位が神奈川県で717円、3位が大阪府で712円、あとはすべて600円台で、ニポン中で一番低いのが、青森県、岩手県、秋田県、沖縄県の610円だ。だけど、これは、単なる「地域別の最低賃金」で、この他に、「産業別の最低賃金」てのが決められてる。東京都の場合なら、鉄鋼業が810円、産業用機械製造業が798円、自動車製造業が797円、商品小売業が770円‥‥ってふうに、他にもいろいろと決められてる。

だから、東京都の最低賃金が719円だからって言っても、東京都内で働いてる人で「産業別の最低賃金」に分類されてる職種に就いてる人は、こっちの時給のほうが適用される。たとえば、東京都内で「自動車部品の組み立て」の仕事をしてたら、最低でも797円は保障されるワケで、もしもそれ以下の人がいたら、東京都の最低賃金の719円以上をもらってたとしても、それは、雇用者側がインチキしてるってことになる。

この最低賃金は、ほぼ毎年見直されてるんだけど、その地域の物価を基準に決められてる。だから、考えようによっちゃ、駐車場代だけで月に10万円以上もする東京の真ん中に住んでて、時給719円で働くよりも、駐車場付きの一軒家が月に5万円で借りられる秋田に住んでて、時給610円で働いてたほうが、結果的には得かもしんない‥‥なんてことも言ってみつつ、この最低賃金のうちの「産業別の最低賃金」てのは、誰でも保障されてるワケじゃなくて、年令が「18才から64才まで」って決められてるから、17才のバイトなら、小売業であっても、770円は保証されない。だけど、「地域別の最低賃金」のほうは、年令には関係なくすべての労働者に適用れるから、東京都内で働いてる人なら、何才でも、どんな職種でも、絶対に719円以上は保障される。

で、兵庫県の場合は、この「地域別の最低賃金」が683円なんだから、労働者の年令が18才以下だったとしても、見習い期間だったとしても、雇用者側は、ホントなら、絶対に683円以上は保障しなくちゃなんない。それなのに、「神戸育成会」は、どうして時給120円で人を働かせるなんていうデタラメなことをしてたのかって言うと、これは、労働法の網目をくぐってた‥‥って言うか、労働法が適用されないように、うまいことやってたからだ。労働に対する賃金てのは、正規の労働力として雇用した労働者に対して支払わなきゃなんないもので、この最低賃金を定めた労働法も、この「正規の労働者」に対しての法律だ。そして、特別な場合、たとえば、知的障害者などに「自立するための訓練」として仕事をさせる場合などは、この「正規の労働者」とはみなされず、労働法は適用されない。つまり、「神戸育成会」は、この法律をうまいこと利用してたってワケだ。

一般の人を外部から雇ったら、それは「正規の労働者」になっちゃうから、法に従って、最低賃金の683円以上を保障しなくちゃなんない。でも、自分のとこの知的障害者たちを「自立するための訓練」て名目で働かせれば、最低賃金法や労働基準法や労働衛生法などの労働法には縛られなくなる。だけど、知的障害者などを「自立するための訓練」として仕事させる上でも、「作業収入は必要経費を除き、障害者に全額工賃として支払う」「能力により工賃に差を設けない」「出欠や作業時間、作業量などは自由で、指導監督をしない」などの決まりがあって、施設側は、これらを守って、初めて「労働」じゃなく「訓練」て言えるようになる。

つまり、その施設の知的障害者たちが、それぞれ自分の出勤したい日だけ出勤して、自分の働きたい時間だけ働いて、自分のできるぶんだの作業をすればいいワケで、そこには、管理側の強制があっちゃいけないワケだ。そして、その施設での作業によって利益があった場合には、個々の能力によって工賃に差をつけずに、必要経費を差し引いた全額を全員に平等に配分して支払わなくちゃなんないってワケだ。

だけど、「神戸育成会」は、知的障害者たちを朝から夕方まで厳しく管理して働かせてた上に、作業収入のほとんどを巻き上げてた。そして、何よりも酷いのは、遅刻した者は「罰金」の名目で、もともと低かった工賃をさらに下げられてたのだ。「遅刻したから賃金を下げる」ってのは、まさに一般の労働者に対する対応だと思うし、この1点を見ただけでも、「出欠や作業時間、作業量などは自由で、指導監督をしない」「能力により工賃に差を設けない」などの規定に違反してることは明白だ。それに、どんな状況だとしたって、今のニポンで時給が120円だなんて、何かの冗談としか思えない。

でも、上には上があるように、下にも下があるワケで、この「時給120円」だって、羨ましいと感じる人たちがいる。それが、刑務所で懲役刑に服してる犯罪者たちだ。刑務所内での作業は、工具を使って家具を作ったり、調理器具を使って炊事をしたり、何らかの「器具」を使うものや、ある程度の専門知識が必要なものが「A作業」、体が不自由で他の人たちと同じ作業ができない人や、刑務所内で問題を起こして独房に入れられてるような人が、房内でやらされるのが「C作業」、そして、それ以外が「B作業」って分けられてる。それで、それらの中にも、10等工(見習い工)から1等工までの段階があって、賃金は等級によって決められてるんだけど、その時給ってのが、コレだ。


10等工 5円20銭
9等工 6円50銭
8等工 8円50銭
7等工 10円70銭
6等工 13円90銭
5等工 15円50銭
4等工 19円20銭
3等工 23円30銭
2等工 28円90銭
1等工 36円70銭


つまり、刑務所内では、最高でも時給が「36円70銭」てワケで、1日に8時間働いても、300円にもならないのだ。それどころか、入所したばっかの見習い工は、時給がたったの「5円20銭」だから、1日働いても40円、1ヶ月で1000円にもならないのだ。それで、1等工まで昇格できるのは、A作業をやってる人だけで、B作業の場合は最高でも3等工、C作業の場合は最高でも5等工までしか昇格できない。まあ、悪いことをして服役してるんだし、家賃も食費もタダなんだから、その上、たくさんのお金まで払うこともないとは思うけど、それにしても、今どき「20銭」だの「50銭」だのって、世の中で流通してない貨幣単位を使ってるズレ具合にビックル一気飲みだ。せめて、1円以下は切り上げるなりして欲しいと思う。

‥‥そんなワケで、刑務所に服役してる犯罪者と比べたら、「神戸育成会」で働かされてる知的障害者のほうが、まだマシなんだろうけど、今回のことって、「神戸育成会」だけのことなんだろうか? それとも、たまたま発覚したのが「神戸育成会」のケースだったんだろうか? 全国の都道府県には、たくさんの「育成会」があって、どこも「神戸育成会」とおんなじように、知的障害者を「手助けするため」って名目で働かせてるけど、他の施設は、どこもキチンと規定を守って、利益から必要経費を差し引いたぶんをちゃんと賃金として分配してるんだろうか? そして、仕事をしたがらない知的障害者を時間で拘束したり、ムリヤリに働かせてたりはしてないんだろうか?

あたしは、今回の「神戸育成会」のニュースを聞いて、すぐに、先月の大阪府八尾市の事件を思い出した。1月17日に、近鉄八尾駅前の歩道橋で、吉岡一郎容疑者(41)が、3才の子供を投げ落とした事件だ。吉岡容疑者は、地元の知的障害者の授産施設、「ゆうとおん」に入所していて、この日は、自分たちで作ったクッキーを駅前で販売していた。もちろん、施設の職員が付き添ってたけど、吉岡容疑者は職員の目を盗んで逃げ出して、たまたま近くを歩いていた子供を投げ落としたのだ。そして、警察の取り調べに対して、「仕事のストレスがたまっていて、むしゃくしゃしていた」「仕事がイヤで、何か悪いことをすれば仕事場に戻らなくていいと思った」って供述したそうだ。この供述だけを信じれば、この施設の「働かせ方」に、何か問題があったんじゃないかって思えて来る。

でも、吉岡容疑者の供述は二転三転してて、あとからは、「同じ施設の女性を好きになったがうまくいかなかったので、施設を