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2007.02.06

カメムシ大臣の裏の顔

Kame2
昨日の選挙だけど、北九州市長選のほうは、北橋健治(民主、社民、国民新党推薦)が、柴田高博(自民、ナンミョー推薦)に、4万票もの大差をつけて破り、楽勝で初当選した。北九州市長選は、もともと北橋氏優勢の流れだったけど、それに加えて、カメムシにソックリな顔の柳沢伯夫の「女性は産む機械」発言とか、アベシンゾーの空気の読めないバカ女房の場違いな応援演説とか、つんくと矢口真里と飯田圭織の3バカナンミョータレントによる失笑モノの応援演説のオカゲで、さらに大差がついて、余裕の大勝利だった。ようするに、バカな自民党とナンミョー軍団が、自分で自分の足を引っぱってくれたワケだけど、ま、全国に耐震偽装マンションを林立させた責任者の1人、元国土交通省局長の柴田高博なんかが市長になっちゃったら、街中が震度5で倒壊する建物だらけになっちゃうから、これで市民もホッとひと安心だろう。

一方、愛知県知事選のほうは、現職の神田真秋(自民、ナンミョー推薦)が、経団連の御手洗冨士夫の根回しと票集めの甲斐あって、辛くも僅差で、石田芳弘(民主、社民、国民新党推薦)を破って3選を果たした。だけど、当初は、「神田真秋が大差で楽勝」って言われてたのに、フタを開けてみたら、当確発表が深夜までもつれ込むほどの接戦で、市によっては、石田芳弘が勝っていたところもたくさんあった。これは、無党派層が石田芳弘を支持したことが大きいけど、それ以上に注目したいのが、自民党支持者の自民党離れだろう。出口調査によると、ナナナナナント! 自民党支持者の35%もの人たちと、公明党支持者の10%の人たちが、今回は石田芳弘に投票したそうだ。

先日の宮崎県知事選にしても、自民党支持者だけじゃなく、100%がナンミョー信者で構成されてる公明党支持者の多くがそのまんま東に投票してたけど、コレって、スゴイことだと思う。だって、北朝鮮のカルト教団の悪質な洗脳によって、池田大作の言葉を神の言葉だと妄信してた人たちが、少しずつ目を覚まし始めたってことだからだ。ま、カルト教団の力を借りてまで政権を維持しようとしてる自民党自体に問題があるんだけど、今どき、「元モーニング娘のナンミョータレントを使えばバカな市民など簡単に騙せるだろう」って考えがアサハカだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、テレビや新聞では、カメムシ大臣の失言問題ばかりを取り上げていて、今回の選挙結果と、「女性は産む機械」発言とをダイレクトに結びつけようとしてるけど、あたしは、そうじゃないと思う。もちろん、あの大バカ発言にムカついて、与党支持から野党支持へと変わった人たちもたくさんいると思うけど、それよりも大きいのは、アベシンゾーに対する不支持が拡大したってことだと思う。

やることなすことトンチンカンで、坂道を like a rolling stone に下がり続けるアベ内閣の支持率だけど、今回の選挙に合わせて実施された全国の世論調査では、支持40.3%、不支持44.1%と、ついに、アベ内閣誕生以来、初めて、不支持率が支持率を上回った。これで、アベシンゾーが、いかに国民の声を無視し続けて来たのかが明確になったと思うけど、これは、すべて、「国民には厳しく、身内には甘い」っていうアベシンゾーのオボッチャマ気質が招いた結果だろう。

何しろ、カメムシ大臣の失言問題に対して、「柳沢大臣は辞任すべきだ」って答えた人が58.7%なのに対して、「柳沢大臣に対する総理の対応は適切ではない」って答えた人は74.7%なのだ。つまり、国民の感覚としては、失言をしたカメムシ大臣にムカついてる人よりも、そのカメムシ大臣を擁護し続けるアベシンゾーにムカついてる人のほうが遥かに多いってワケだ。そして、この国民感情が表われたのが、愛知県知事選における、野党推薦候補者の予想外の善戦だったってワケだ。

‥‥そんなワケで、カメムシ大臣に関しては、とにかく、「女性は産む機械」ってセリフだけがひとり歩きしちゃってて、その他の悪行は忘れ去られちゃってるけど、夏の選挙のために、今国会への提出を見送った「残業代ゼロ法案」にしたって、このカメムシ大臣が中心になって、経団連の御手洗冨士夫とグルになって、推し進めてる法案だ。だからこそ、経団連の御手洗冨士夫は、カメムシ大臣の失言に対して、「すぐに謝罪して訂正したんだから、こんなことくらいで進退をどうのこうの言うのはおかしい」って、呆れ返るようなフォローを炸裂させたってワケだ。会長自らが、こんなアホなことばっかしてると、そのうち、キャノン製品の不買運動が始まっちゃいそうだけど、キャノンなんて、あたしには関係無いからどうでもいいや。

で、現在の少子化が、政府の政策の結果じゃなくて、「女性のセイ」だっていう支離滅裂な自論を展開したカメムシ大臣だけど、世界中からブーイングを浴びてるってのに、それでも平然と、「何度も言ってるように私は大臣を辞めません!」だなんて、半ギレ状態でノタマッちゃうほどの恥知らずだから、その過去は最低最悪だ。政権与党の政治家なんて、どいつもこいつも守銭奴ばっかだけど、このカメムシ大臣の場合は、それがあまりにも悪質なのだ。どれほど悪質かって言うと、それは、カメムシ大臣が「金融担当大臣」だった7年前にさかのぼるんだけど、この守銭奴大臣は、夫婦で裏金作りに励んでいたのだ。

カメムシ大臣の奥さんの「柳沢紀子」は、東京芸大出身の版画家なんだけど、これといった国際的な賞を受賞したこともなく、ニポン国内には何百人もいる「中堅の版画家」の1人だ。それなのに、柳沢紀子の版画作品は、一般的な美術的評価を遥かに超えた「法外に高い値段」で、それも、一作家としては異常なほど「大量に売買」されている。これは、美術界では有名な話なんだけど、カメムシ大臣の個人事務所では、政策担当秘書の「松永晴行」が、この事務所を拠点にして、政治資金集めと、柳沢紀子の版画作品の販売を一手に行なってる。

ま、この状況を聞いただけでも、「何で政治家の事務所で、政策担当秘書が、その政治家の奥さんの版画の販売まで手伝ってんの?」って疑問とか、「国民の税金から給料を支払われてる秘書が、その政治家の奥さんの商売の手伝いをするのって法律に違反しないの?」って疑問とかが湧いて来ると思うけど、これが、政治資金を集めるための商売だとしたら、すべてツジツマが合うだろう。ようするに、本来なら5万円の価値しかない版画を100万円で癒着企業に売ったとしても、美術品の値段なんてもんは売り手と買い手の問題だから、差額の95万円を裏献金として贈ったことにはならないってワケだ。

さらには、単なる「中堅の版画家」の1人である柳沢紀子が、講師や助教授の過程を経ることもなく、いきなり、武蔵野美術大学の造形学部油絵学科の「教授」に抜擢されてる事実も、美術界では考えられないことで、これまた、政治的な根回しが炸裂してることは明白だろう。すべては、「金! 金! 金!」ってのが、このカメムシ夫婦ってワケなのだ。この金の亡者の夫婦が、どんな企業と癒着してアブク銭を稼いでいるのかは、詳しい文書を最後にリンクしておくから、興味のある人は読んで欲しい。

‥‥そんなワケで、たくさんの記者に囲まれて、マイクを突きつけられて、「夕食の時に妻にも叱られてしまいました」なんてシンミョーな顔で言ってるカメムシ大臣を見て、「何だか、かわいそう‥‥」だなんて思った人は、この守銭奴夫婦が、裏でどんな悪行三昧を繰り広げてるのか、真実の姿を知って欲しい。そして、こんな最低の大臣を擁護し続け、国民をバカにしまくってるアベシンゾーに、夏の選挙で、国民の総意を叩きつけてやって欲しいと思う今日この頃なのだ。


「柳沢金融担当大臣に関する文書」(「論壇」より)
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0205/020529.html


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