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2007.02.03

メンタンピンツモドラドラ

Chin1
ゆうべの深夜、日記を書き終わったので、アップしようと思ったら、「さるさる日記」にアクセスできなかった。でも、「きっこの音楽日記」のほうにアクセスしてみたら、こっちは大丈夫だった。それで、「きっこの音楽日記」から「さるさる日記」のランキングに行って、いろんな人たちの日記にアクセスしてみたら、「きっこの日記」とおんなじ33000番台の日記だけがアクセスできない状態になってた。だから、あたしは、サーバーの3号機に何か不具合が生じてるんだと思って、「さるさる日記」の管理人さんにメールした。

それにしても、綾波レイの「零号機」、碇シンジの「初号機」、惣流・アスカ・ラングレーの「壱号機」は問題なく稼動してんのに、三流・キッコ・ボンカレーの「参号機」だけが活動限界になっちゃったってことは、あたしと「さるさる日記」とのシンクロ率が低下してるんだろうか?‥‥なんて感じで、覚えたてのエヴァンゲリオンネタを盛り込みつつも、管理人さんにメールをしたのは深夜だったので、仕事が早いことでオナジミの「さるさる日記」でも、そんなにソッコーで復旧するとは思えなかったから、あたしは、久しぶりに、麻雀ゲームをすることにした。

それで、2つインストールしてある麻雀ゲームのうち、ワリと本格的で、相手が強いほうのを選んで、食いタンを「無し」にして、裏ドラとカンドラを「有り」にして、25000点持ちの30000点返しに設定して、ゲームをスタートさせた。サイコロを振ったら、あたしは南家(ナンチャ)だった。そしたら、ショッパナから、3シャンテンのワンダホーな配パイで、すぐにテンパイして、リーチ1発でペンチーワンの一通をツモって、裏ドラも乗ってハネマンになった。その上、親になってからは2連チャンして、その後、7、8、9のピンズのメンツ以外はバラバラの酷い配パイが来たから、食いまくってチャンタにでもしようかな?って思ってたら、どんどんヤオチューハイが入って来て、10順目くらいには「西(シャア)」待ちの国士無双をテンパッちゃった。それで、ドキドキしてたら、すぐに下家(シモチャ)の親から、ポロッと「西」が出たので、あたしは、真夜中なのに、勝俣州和みたいに、「シャーッ!」って叫んじゃった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、あたしは、去年の秋くらいに上がった緑一色四暗刻(リューイーソースーアンコー)のダブル役マン以来、久しぶりに役マンを上がったワケだけど、お金を賭けてない単なる麻雀ゲームでも、役マンを上がれると嬉しくなる。まあ、国士無双なんて、役マンの中じゃ最低のレベルだし、天和(テンホー)や九蓮宝燈(チューレンポートー)や大車輪(ダイシャリン)みたいなスゴイ役マンとは比べ物になんないから、中には、「国士無双なんて邪道だよ!」って人もいる。そりゃあ、一度はツモッて上がったのに、フリテンでリーチを掛け直して、純正の9面待ちの九蓮宝燈を1発でツモッたりするのと比べたら、国士無双なんてカッコ悪い役マンだ。九蓮宝燈が阿佐田哲也の「麻雀放浪記」だとしたら、国士無双は花登筺の「細腕繁盛記」って感じで、登場人物が多くてガチャガチャしてるワリには、迫力に欠ける。

だけど、そんな国士無双にも、1つだけカッコイイ部分がある。それは、門前(メンゼン)の手だってことだ。麻雀を知らない人のためにリトル説明すると、門前てのは、ポンやチーをして、手ハイの一部をオープンしたのの反対で、13枚の手ハイをすべて相手に見せない状態のことだ。だから、役マンの醍醐味、メッタに上がれない大きな手をドドーンと倒して、「どうだっ!」って顔ができる。ちなみに、良く、「メンタンピンツモドラドラ」とかって言う時の「メン」のことで、これは、「メンゼンでピンフでタンヤオをツモってドラが2枚ですよ」ってことだ。さらに、ちなみに、遥か昔、「めんたんぴん」て言うバンドがあったけど、これもおんなじ意味だ。

で、あたしは、おんなじ役マンでも、大三元(ダイサンゲン)とか、大四喜(ダイスーシー)とか、小四喜(ショースーシー)とか、清老頭(チンロートー)とか、緑一色(リューイーソー)とかで、ポンやチーの食いが入ってるのは嫌いだ。まあ、現実問題としたら、1つか2つは鳴かないとテンパイもできないことが多いけど、それでも、鳴くのは1つまでが限界で、2つも3つも開いてるのに役マンだなんて、あたしの美意識からは遥かに遠い感覚だ。

それ以前に、あたしは、ものすごく根本的な疑問として、大四喜と小四喜がおんなじ点数の役マンだってことが納得できない。大三元が役マンなんだから、それよりもリトル難しい小四喜が役マンなのはいいとして、大四喜の場合はグッと難しくなるんだから、ダブル役マンは大ゲサとしても、せめて、「1.5倍役マン」くらいにしてもいいと思う。そして、これらの役マンの場合は、逆に、1つポンするたびに、少しずつ点数を下げてくべきだと思う。

白(ハク)、発(ハツ)、中(チュン)をみんなポンした上に、順子(シュンツ)までチーしてるカッコ悪い裸タンキなんかの大三元と、門前で美しくテンパイした大三元とがおんなじ点数だなんて、あたしには理解できない。子の役マンは32000点だけど、たとえば、大三元の場合なら、白をポンしたらマイナス5000点、発をポンしたらさらにマイナス5000点てふうにすれば、白、発、中をぜんぶポンした大三元は、門前の大三元の半分くらいの点数になる。これなら、あたしは納得できる。そして、そうすれば、ポンやチーをすることのできない国士無双とか九蓮宝燈とかの、門前の役マンの価値が上がるってワケだ。

だから、これは、あたしが麻雀を打つ仲間だけの内輪ルールなのか、その雀荘のローカルルールなのか分かんないけど、シャンポン待ちの「ツモリ四暗刻」は普通の役マンだけど、完成してる「タンキ待ち四暗刻」はダブル役マン、出た目によっては九蓮宝燈になるのは普通の役マンだけど、純正の9面待ちの九蓮宝燈はダブル役マン、「発」の入ってない緑一色は1ランク落として三倍マン‥‥みたいな、オリジナルのルールを決めてる人たちも多いと思う。だけど、こんな手はメッタに出ないし、麻雀をするたびにいちいち確認なんかしないから、誰かが上がったとこでモメたりする場合もある。

‥‥そんなワケで、あたしがパチンコを好きで、パチンコのことを日記に書くと、あたしのことを「北朝鮮の回し者」だとか言うバカがいるけど、今日は麻雀のことを書いたから、「中国の回し者」って言われちゃうのかな?(笑)‥‥なんてことも言ってみつつ、麻雀を知らない人たちは、今日の日記の「九蓮宝燈」だの「大三元」だの「清老頭」だのって漢字を見てたら、中華料理が食べたくなったと思う。だって、麻雀の役の名前って、「青椒肉絲(チンジャオロースー)」とか「麻婆豆腐(マーボードウフ)」とかみたいだからだ。

特に、「清老頭(チンロートー)」なんて、ものすごく美味しそうな感じがしちゃう。何でかって言うと、「老」って字が、海老を連想させる上に、老酒(ラオチュウ)も連想させるからだと思う。それに、「頭」って字も入ってるから、頭のついたままの海老を炒めて、他にはチンゲンサイとか薄切りにしたタケノコなんかも入れて、サッパリした塩味で、仕上げに老酒を振りかけてフランベしたような感じがしちゃう。それから、「大三元」は、中華料理の名前ってよりも、中華料理店の名前っぽい。実際に、「大一元(ダイイチゲン)」ていう中華料理店もあるし、雰囲気としては、四川料理のお店ってよりも、広東料理のお店って感じがする。

だけど、あんまり中華料理を連想しないのは、「国士無双」だ。これは、「三国志」とかは連想するけど、食べ物っぽくはない。でも、麻雀をやる人なら誰でも知ってると思うけど、これはニポンでつけられた名前で、正しくは、「十三幺九(シーサンヤオチュー)」って言う。ようするに、「1」とか「9」とかの端っこのバイや、字ハイを13枚バラバラに集めるって意味だけど、こっちの名前なら、リトル中華料理っぽく感じる。それも、そこらの中華料理店じゃ食べられないような、中国四千年の歴史がナンタラカンタラの満漢全席(マンハンチュエンシー)みたいな、ものすごいお料理の競演みたいな感じがしちゃう。

テレビでしか見たことのない、大きなウリか何かをくり抜いて、周りにはグルッと細かい模様が彫ってあって、中にツバメの巣とフクロダケのスープが入ってるのとか、ツルだのカメだのドラゴンだのって、ニンジンとかダイコンとかを彫刻したのが大皿の周りに並んでて、良く分かんない巨大なお魚を丸ごと唐揚げにしたのが、豪華な餡かけになってる。それから、中華料理お得意の、普通の人は食べないような動物とか昆虫とかを使った意味不明の料理が、長いテーブルにズラーッと並ぶ。それが、シーサンヤオチューだ‥‥って言うか、シーサンヤオチューのイメージだ。

逆に、役マンじゃなくて、もっと安い役の名前の場合は、中華料理としてイメージすると、庶民的な感じがする。たとえば、麻雀で1番安い手の平和(ピンフ)とか断幺九(タンヤオ)なんて、料理の名前としても安そうだ。ピンフは、薄く焼いたギョーザの皮みたいなのに、肉マンの具を乗せてクルクルと巻いたみたいな感じだし、タンヤオは、中身の入ってないワンタンみたいな感じがする。ちなみに、細かいことを言うと、タンヤオってのは略称で、正しくは「タンヤオチュー」って言うんだけど、それでも、とても高級料理はイメージできない。他にも、おんなじパイを2枚ずつ揃える「ニコニコ」って言う役があって、これは、正式には、七対子(チートイツ)って言うんだけど、麻雀を知らない人が「チートイツ」って聞いたら、中華のデザートのゴマ団子のプチサイズみたいな感じがすると思う。あと、安い役って言うと、一盃口(イーペーコー)ってのもあるんだけど、これなんか、「1杯行こう!」って誘われてるみたいだ。

‥‥そんなワケで、麻雀の役の名前って、どうしても中華料理を連想しちゃうから、あたしは、これを逆に利用してみることにした。つまり、中華料理の名前のほうを麻雀に利用するのだ。今度、仲間内で麻雀をしたら、何かの手で上がる時に、「ロン!ショーロンポードラドラでマンガン!」とか、「ツモ!親のチンジャオロースーで6000オール!」とかって言ってみようと思う‥‥なんてことも言ってみつつ、この日記を最後まで読んだ人たちの何割かは、きっと、麻雀のことなんかよりも、チンジャオロースーやマーボードウフやエビのチリソースとあったかいご飯が、食べたくて食べたくてチンジャオロースー‥‥じゃなくて、食べたくて食べたくてジンジャエールになっちゃったんじゃないかと思う今日この頃なのだ(笑)


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