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2007.03.31

シンクロ率20%!

Eva24
あたしのメインのパソコンは、今は、ヤフーのポータイルサイトをアクセスページにしてるんだけど、今日、そこを見たら、「特集」って書いてあるコーナーに、「新世紀エヴァンゲリオン第二章が始動」って書いてあった。それで、「何だろう?」って思ってクリックしてみたら、今年の9月だかに上映される劇場版アニメに向けての特集コンテンツで、今までのアニメを有料配信したり、フィギュアを販売したりしてた。それで、そのページをいろいろと見てて気づいたんだけど、そのページのタイトルとかには、普通に「エヴァンゲリオン」て書いてあるのに、劇場版アニメのタイトルだけが、「ヱヴァンゲリヲン」て書いてあった。つまり、「エ」が「ヱ」、「オ」が「ヲ」に変わってるワケで、カタカナの旧仮名遣いになってたのだ。ちなみに、「ヱ」と「ヲ」は、「あ行」じゃなくて、「わ行」のほうの「え」と「お」だから、旧仮名のひらがなで書くと「ゑ」と「を」になる。

それで、そこまでは何も問題ないんだけど、あたしが「あれ?」って思ったのは、小さい「ァ」だけがそのまま、つまり、新仮名遣いのままだったってことだ。旧仮名の場合は、「しっぽ」の「っ」みたいな促音も、「しゃけ」の「ゃ」や「しゅみ」の「ゅ」みたいな拗音も、どっちも大きな文字で書く。つまり、旧仮名には、小さな文字は存在しないのだ。だから、旧仮名で統一するんなら、「ヱヴアンゲリヲン」て書くべきであって、「ヱ」と「ヲ」が旧仮名なのに、「ァ」だけが新仮名ってのは、ものすごくおかしい。ハッキリ言えば、ニポン語としては、間違った表記ってことになる。

だけど、あたしには、まだまだ謎だらけの「エヴァンゲリオン」の世界だから、このおかしな表記にも、もしかしたら、庵野監督の考えた深い理由があるのかもしんないし、映画が公開になった時に、初めて、その謎が解けるのかもしんない。だから、今から、イサミ足で「表記がおかしい」なんて言わないほうがいいような気もする反面、古文が好きなあたしとしては、間違った旧仮名遣いを見ると、黙ってらんなくなる。テレビ朝日で、月曜日から金曜日までの夜8時54分から放送してる「都のかほり」にしても、正しくは「都のかをり」って表記すべきであって、全国放送してる東京のキー局が、間違ったニポン語を推奨してるようで、すごく不愉快になる。だからこそ、正しく「渚カヲル」って表記してる「エヴァンゲリオン」に関しては、「なかなかやるな!」って思ってた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、俳句をやってるので、仮名遣いにはうるさいほうだけど、何から何までうるさいワケじゃない。たとえば、ゆうこりんのカレシの濱口優のコンビ名、「よゐこ」の場合は、仮に「良い子」って意味だとしたら、ひらがなで書く場合には、新仮名でも旧仮名でも「よいこ」って表記するから、「よゐこ」は間違ってることになる。だけど、コンビ名ってのは、あくまでも固有名詞なんだから、どんな表記をしても自由なのだ。それに、もしかしたら、「良い子」って意味じゃないのかもしんないし、「良い子」って意味だとしても、笑いを取るためにワザと間違えた表記にしてるって可能性もある。

それから、人の名前の「かおる」や「かおり」の場合は、それが「香る」や「薫る」って意味なら、旧仮名の場合には、「かをる」「かをり」って書くのが正しい。だけど、「香る」や「薫る」って意味じゃなくて、ただ単に「ひらがなの名前をつけた」ってだけで「かほる」や「かほり」にしたってのなら、間違ってるとは言えなくなる。つまり、それが固有名詞である場合には、オオマカに言えば、「何でもアリ」ってことになる。たとえば、生まれた自分の子供に「かほり」って名前をつけて、役所に届け出に行ったとする。そこで、受け付けをした担当者が、マサカ、こんなことは言わないとは思うけど、もしも、「これは間違ってますよ。旧仮名で書くのなら『かをり』ですよ」って教えたとする。だけど、その人が、「私が好きで『かほり』と名づけたんです。ヨケイなことは言わないでください」って言ったら、その話は、そこで終わりになる。担当者は、黙ってそのまま「かほり」で手続きをしなくちゃなんない。

だから、テレビ朝日の「都のかほり」も、「香り」とは無関係で、あくまでも「都のかほり」っていう造語であり固有名詞なのだって主張されたら、誰も何も言えなくなる。だけど、この番組は、奈良や京都を巡って、古き「都」の四季折々の姿を紹介する番組なんだから、普通に考えたら、誰でもが「都の香り」のことだと思うだろう。そしたら、旧仮名遣いを知ってる多くの人たちは、「何らかの意図があって、ワザと間違った表記をしてる」って思うよりも、ただ単に「間違えてる」って思うハズだ。中には、わざわざテレビ朝日に電話した人もいるかもしんない。

つまり、人の名前やお笑いのコンビ名などの固有名詞であれば、表記が間違ってても許されるワケで、それなら、「ヱヴァンゲリヲン」も固有名詞なんだから、ぜんぜん問題ないって思うだろう。だけど、これは別なのだ。子供の名前に「かほり」ってつけるのは、間下このみが赤ちゃんに「めのあ」ってつけたのとおんなじように、「『香り』を旧仮名で表記したものではなく、単なるひらがなの組み合わせです」って言えば、それで通用する。

だけど、「ヱヴァンゲリヲン」の場合には、もともとが、新仮名をカタカナ表記した「エヴァンゲリオン」ていう固有名詞なのだ。そして、今回、新作の劇場版が公開されるにあたって、「ヱヴァンゲリヲン」ていう表記に変わった。これは、もともとあった新仮名表記のものを別の表記に変えたってワケだから、それなら、8文字すべてを新しい表記に統一すべきなのだ。「ヱ」と「ヲ」は旧仮名に変えたのに、「ァ」だけは新仮名のままってのは、やっぱり、すごくおかしいと思う。唯一、この表記が通用するのは、「今までの『エヴァンゲリオン』とはまったく関係ない『ヱヴァンゲリヲン』という新しいアニメなんです」って場合だけになる。

‥‥そんなワケで、話はクルリンパと戻るけど、ヤフーの「エヴァンゲリオン」の特集コンテンツを見てたら、今までのアニメも有料配信だし、フィギュアやコミックスも販売してるだけだし、あたしの好きな「無料」はと言えば、どんだけ「エヴァンゲリオン」のことを知ってるのかテストする「電脳補完計画」っていうクイズコーナーだけだった。クイズって言うか、アニメを何度も観てる人なら答えられるような問題が5問出題されて、それが、ステージ1からステージ4まで、合計で20問で構成されてた。

で、あたし的には、すでにアニメはぜんぶ観たし、何よりも、パチンコなら、「エヴァンゲリオン・セカンドインパクト」と「エヴァンゲリオン~奇跡の価値は」だけじゃなくて、第1弾の「エヴァンゲリオン」まで打ってるから、そこそこは行けるだろうってプチ自信があった。それで、あたしは、さっそく、そのクイズにチャレンジしてみたんだけど、ステージ1の第1問目で、あたしの認識が甘すぎたってことを気づかされた。これから、そのテストをやる人もいるかもしんないので、ここには問題は書かないけど、ハッキリ言って、普通にアニメを観てただけの人じゃ、絶対に分かるワケがないような難問だった。何度も何度も何度も何度もアニメを観て、すべての登場人物のセリフを暗記しちゃってるほどのマニアじゃないと、分かるワケない問題だった。

それで、四択だったから、あたしは、カンで答えを選んで、次の問題へと進んだんだけど、1問目がそんなアリサマだったから、当然、次の問題も分かるワケがない‥‥っていうか、答えが分かんないとかいう以前に、質問の中に出て来る専門用語が分かんないし、四択のとこに並んでる答えも、専門用語が多くて、半分以上は意味が理解できない。それで、2問目も、3問目も、4問目も、みんなカンで答えを選ぶしかなかった。それでも、100%カンに頼ったんじゃなくて、あたしなりに、記憶の糸をたどってみたり、聞いたことのあるような専門用語の意味を推測してみたり、それなりに努力はしてみた。そして、その結果が、「5問中1問正解、シンクロ率20%」っていう、あまりにも情けないものだったのだ。

あたしとしては、問題が「ミサトのペットのペンギンの名前は何でしょう?」で、答えが「A.パンパン、B.ピンピン、C.プンプン、D.ペンペン」みたいなのを想像してたのに、フタを開けてみたら、「戦闘後、エヴァ内部のLCLと同一化してしまったシンジ。彼を救出するためリツコが建てた作戦計画書におけるホニャララは~」なんて問題ばっかだから、あたしとしては、まず、「LCLって何?」って部分で思考が完全に沈黙しちゃうワケで、いつまで待っても暴走モードには切り替わらなかった。それで、がんばって最後までぜんぶやってみたんだけど、ステージ2は5問中2問正解、ステージ3は5問中3問正解で、だんだんに、あたしのシンクロ率は上がって行った。だけど、ここまでで、ちゃんと答えが分かって正解したのは2問だけで、あとはぜんぶカンが当たっただけだった。

でも、答えが分かってて正解するってのは、何度もアニメを観てれば誰にでもできることだから、考えようによっちゃ、あたしみたくカンだけで正解するほうが、ホントの意味でシンクロ率が高いってことになる‥‥なんて、苦しいイイワケもしてみつつ、最後のステージ4では、せっかく上がって来たシンクロ率が、ガクッと落ちちゃって、5問中2問正解に逆戻りしちゃった。それも、このステージ4は、4つのステージの中で1番やさしくて、4問目と5問目が、「ここで息抜きの問題です」って言って、ようするに、誰にでも簡単に分かるサービス問題みたいなのが出た。つまり、誰でも、最低でも2問は正解できるように作られてたのに、あたしの場合は、その問題ですら、4問目のほうは間違えちゃった。そして、猫にでも分かるような大サービス問題の5問目と、1問目から3問目までのうちの1つがカンで当たっただけだった。

‥‥そんなワケで、あたしは、トータルだと、20問中8問正解なので、そんなにメチャクチャ悪くはないと思うんだけど、この8問の中で、ちゃんと答えが分かってて正解できたのが2問だけってことは、あれほど苦労してアニメをぜんぶ観たことが、ほとんど役に立ってなかったってワケだ。それどころか、カンだけでも20問中6問も正解できたってことは、逆に、アニメをまったく観ないで、何の先入観もないマッサラな状態で、すべてカンだけでやったら、もっといっぱい正解したかもしんない。それで、あたしは気づいたんだけど、あたしが得意なのは、パチンコのほうの「エヴァンゲリオン」だったのだ。だから、あたしは、パチンコの「エヴァンゲリオン」に関する問題だったら、どんなにマニアックな難問でもほとんど正解できる自信があるし、さらには、アニメの「エヴァンゲリオン」しか知らないマニアには答えられない問題にも、あたしは答えられる。たとえば、「赤いペンペン」なんて、アニメしか観てないマニアは知らないと思うけど、パチンコの「エヴァンゲリオン」を打ってる人なら、誰でも知ってることだ。だから、テレビ東京の「今夜もドル箱!R」も、「エヴァンゲリオン」のアスカ台で最終章を迎えちゃって、4月からは月イチの放送になっちゃったけど、そのぶん、これからも、パチンコの「エヴァンゲリオン」で生活費補完計画を実行してこうと思う今日この頃なのだ。


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