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2007.04.23

松代大本営の悲劇

Matsusiro
今から63年前の昭和19年11月11日、長野県の松代(まつしろ)に、「松代大本営」という巨大な地下壕を造るための工事が始まった。「大本営」ってのは、天皇直属の戦争のための総司令部のことで、当時は東京にあったんだけど、何度も東京を攻撃されたりして雲行きが怪しくなって来たから、政府は国民を見捨てて、天皇と自分たちだけが安全な場所に逃げ隠れるための計画を立てたのだ。

この「松代大本営」の計画は、政府、NHK、中央電話局のためのイ地区(象山)、大本営、皇居、宮内庁のためのロ地区(舞鶴山)、食料庫のためのハ地区(皆神山)の3つから成り、1番巨大なイ地区は、地下壕の全長が6km、東西に20本もの壕がある大きさだ。そして、この3つの山に巨大な地下壕を掘るために集められたのは、ほとんどがニポン各地の工事現場から連れて来られた朝鮮人の労働者で、中には、朝鮮半島から強制連行されて来た人たちもいた。その数は、7000人から1万人とも言われ、ニポン人の労働者もいたけど、ダイナマイトを仕掛けるような危険な仕事は、すべて朝鮮人が充てられた。そのため、数え切れないほどの人たちが事故で亡くなり、多い日は、1日に5人も6人も亡くなったという。

また、事故以外でも、多くの死者が出た。朝鮮人の労働者たちは、栄養失調になるような粗末でわずかな食べ物しか与えられず、逃げ出そうとした者は、軍警察から公開処刑のようなリンチを受け、足の骨を折られ、そのまま食べ物も与えられずに、殺されたという。


‥‥そんなワケで、今回も、「いかがお過ごしですか?」はカットしてくけど、このニポン政府による強制労働の生き残りで、1991年に亡くなった故・崔小岩(チェ・ソアム)さんは、生前、次のように証言している。


「湿地帯にブタ小屋のような飯場が何棟も建っていました。風は吹き込み、雨もりもして、廊下からは強い湿気です。布団は中はワラで、破けてぼろぼろと出て来るので、部屋中がまるでブタ小屋でした。井戸の水は汚れていて、とても人が住めるようなところではありませんでした。何よりもつらかったのは激しい空腹感です。食事はわずかなコーリャン(中国のトウモロコシ)と豆だけで、量がないから塩を買って来て塩水を作ってご飯にかけて食べていましたが、栄養失調で死者も出ました。空腹のあまり、ダイナマイトの巻紙に使ってあるモチ米を舐めたこともあります。そして、栄養失調で具合が悪くなったり熱を出しても医者にもかかれませんでした。もう死ぬという段階にならないと医者にもみてもらえず、手遅れということもありました。それから、逃亡を企てた者に対するリンチです。大勢の見ている前でやるんです。殴ったり蹴ったりしてから、大きな鉄棒を両足へ入れて正座させ、その鉄棒の両端に人間が乗って足の骨を折るんです。骨の折れる音が聞こえました。それから1週間も10日も何も食べさせないので、餓死してしまうのです。まさに生き地獄でした。」


また、崔さんの仲間がダイナマイトの不発弾の処理を命ぜられた時、その不発弾が爆発して、仲間4人が吹き飛んだそうだ。


「穴の中でバラバラになった仲間たちの遺体を必死に集めましたが、どうしても頭が一つ見つかりませんでした。その時、上から水のようなものが落ちて来たので見上げたら、その人の頭が天井の板にはさまっていたんです」


そして、数え切れないほどの朝鮮人の労働者が、事故や病気で亡くなったり、リンチによって殺されたけど、人を人とも思わないような狂った状況下では、きちんと埋葬などしてもらえるワケがない。すべての遺体は、仲間たちの手によって付近に埋葬されたため、未だに正確な死者数も、その埋葬場所も分かっていない。

‥‥そんなワケで、多くの犠牲者を出しながら、12時間労働の昼夜2交代という急ピッチで進められてた「松代大本営」の工事だけど、何よりも呆れ返るのが、この工事現場にも、工事を指揮する軍や政府の関係者たちに性的サービスをするための「慰安所」が設置されてたことだ。ここは、もともとは、松代町西条の民家の敷地内にあった養蚕(ようさん)のための建物だったんだけど、持ち主の証言によると、ある日突然やってきた軍の警察官に、「国策に協力できないのか!」と脅され、有無を言わさずに借り上げられたそうだ。

そして、政府は、若い4人の朝鮮人の女性を騙して連れて来て、ここで従軍慰安婦として働かさせていた。そのうちの1人、慶尚南道の農村出身で、「金本順子」という日本名をつけられて働かされていた女性によると、「役場の人に特殊看護婦になれると言われて強制的に日本に連れて来られた」と言っている。そして、この女性が、当時、セックスさせられた相手は、「日本人や比較的高い地位にいた朝鮮人」だったそうだ。だから、戦時中の従軍慰安婦問題に関して、「悪いのはすべてニポンで、中国や韓国は被害者」って一方的に決めつけるのは、あたしは間違ってると思う。もちろん、何よりも悪いのはニポンだけど、朝鮮人の中にも、ニポンの政府とグルになって、現地から女性を騙して連れて来るようなブローカーみたいなヤツラが存在してたのだ。

だから、あたしは、一方的にニポンだけを悪者にするような論調には賛成できないけど、それでも、これほど軍や政府が主導して行なってたことがバレバレの非人道的悪行なのに、「軍や政府の関与は無かった」などというトンデモ発言だけはやめて欲しいと思う。それこそが、ニポン人としての恥の上塗りってやつだ。その建物の持ち主のニポン人が、「国策」として建物を取り上げられたって証言してて、そこで政府の人間が騙して連れて来た朝鮮人の女性に売春させてたってのに、それでも「政府の関与は無かった」なんて言うのは、2の段の九九も云えないうな大バカだけだと思う。

ちなみに、この「慰安所」の建物は、1991年まで現存してたけど、今は、戦争の悲惨さを後世へ伝えるための「松代大本営歴史館」の建設に向けて、解体されて大切に保管されてる。だから、この歴史館が作られたら、また実物を見ることができる。だけど、山に掘られた地下壕などは、今でも見学できるので、詳細は最後にリンクしとくから、興味のある人はぜひ見学に行って欲しい。そして、この「松代大本営」を見学した人たちが、みんな驚き、みんな口をそろえて言うのは、「天皇の間の豪華さ」だ。労働者たちにはロクな食事も与えずに、数え切れない人たちの命を犠牲にして作られた「天皇の間」は、分厚いコンクリートに守られた地下の要塞の中に、最高級の総ヒノキ造りの豪華ケンランな異様さを醸し出している。

それにしても、フセインしかり、麻原ショーコーしかり、腰抜けの独裁チキン野郎どもって、みんな穴の中に隠れるのがお得意だよね。もしかしたら、アベシンゾーも、プライベートの地下シェルターとか作ってそうだよね。江島潔や安晋会のメンバーたちから上納してもらった裏金で。

で、カタッパシから歴史を改ざんして、戦争を美化したいアベシンゾーは、この「松代大本営」に関してだけは、常に触れないように触れないようにして来た。それは、「松代大本営」の場合は、数多くの物証だけでなく、ニポン人たちの証言も多いからだ。他国の人たちの証言については、「捏造だ」「デタラメだ」とゴマカシ続けて来たアベシンゾーも、サスガに、自国の人たちの証言を頭ごなしに否定することはできない。だから、この「松代大本営」に関しては、触れないようにしてるのだ。サスガ、ちびまる子ちゃんの同級生の藤木くんも、クチビルが紫色になっちゃうほどのヒキョ~者は、やることがセコイよね。

‥‥そんなワケで、話は南へと飛んで、第二次世界大戦末期の沖縄の地上戦のことだけど、上陸して来たアメリカ軍に対して、沖縄の人たちは、軍の命令で、竹ヤリなんかで戦わされた。相手は完全武装してるんだから、当然、沖縄の人たちは犬死だ。そして、これまた軍の命令で、狭い洞窟に隠れるように言われ、手榴弾を渡され、最後まで竹ヤリで抵抗して、どうしてもダメだと思ったら自殺しろって言われた。とにかく、「死ぬまで戦う」か「自殺する」かの選択しか与えられずに、「降伏」だけは絶対に許されなかった。

そのために軍が流したプロパガンダが、「鬼畜のようなアメリカ兵は、男は戦車で轢き殺し、女は手当たり次第に強姦する」というものだった。そして、それでも、降伏しようとした沖縄の人たちは、アメリカ兵にではなく、ニポンの軍人に斬り殺されたのだ。

軍がこんなプロパガンダを流さずに、暴力で国民を脅したりせずに、素直に白旗を上げて降伏してたら、どれだけの人たちが命をムダにしないで済んだのだろうか。だけど、ここまでして、沖縄の人たちの命を虫ケラのように扱ってまで、政府がアメリカ軍に抵抗したのは、実は、長野の「松代大本営」を完成させて、天皇やA級戦犯たちだけが逃げ隠れるまでの時間稼ぎだったのだ。つまり、完全に敗戦の色が濃くなり、もうどうしようもなくなったっていうのに、この国の政府は、国民の命を守るための「降伏」という道ではなく、国民の命を犠牲にして、自分たちだけが助かるための時間稼ぎをしてたってワケだ。だけど、広島と長崎に原爆が投下され、その圧倒的な破壊力を目の当たりにした天皇たちは、もはや、地下壕に隠れても穴ごとふっ飛ばされて殺されるってことを知ったから、ようやく降伏することを決めたってワケだ。

‥‥そんなワケで、政府の幼稚な情報操作なんかに簡単に騙されちゃうような、昆虫並みの知能しかないネットウヨクとかは、「従軍慰安婦なんか存在しなかった!」とかノタマッてるけど、これって、韓国の一部の同類たちが、「独島は韓国の領土だ!」とかノタマッてるのとおんなじレベルだ。竹島がニポンの領土であることも、戦時下でニポン政府が他国の女性たちを性奴隷にしてたことも、両方ともハッキリと歴史が証明してる。そして、両方とも、双方の政府による歴史的事実の捏造によって、「バカな国民を洗脳してお国のために都合良く利用する」っていう北朝鮮作戦に使われてることは、火を見るよりも明らかだ。何しろ、この国は、一部の権力者たちが、自分たちだけが助かるための地下壕を作り、その時間稼ぎに国民の命を防波堤にするような「美しい国」なんだから‥‥って思った今日この頃なのだ。


「松代大本営と慰安所」
http://www.matsushiro.org/index.html

「戦争を語り継ぐ60年目の証言」
http://www.geocities.jp/shougen60/


※誰の言葉を信じるのも個人個人の自由ですが、あたしは、A級戦犯の孫で戦争体験もないボンボンの言葉よりも、実際に戦争を体験して苦しんだ人たちの言葉を信じます。


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