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2007.04.17

ライコネンの休肝日

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3月18日に開幕戦のオーストラリアGP、 4月8日に第2戦のマレーシアGP‥‥って、ここまではいいんだけど、その1週間後の昨日、4月15日に第3戦のバーレーンGPが開催されたと思ったら、次の第4戦のスペインGPが1ヶ月も先の5月13日だなんて、なかなかトンチンカンなF1のカレンダーだ。マレーシアGPからバーレーンGPまでって、決勝戦だけを見れば1週間あるけど、フリー走行や予選を入れたら中4日しかないワケで、その上、移動やマシンの調整もあるんだから、ドライバーも大変だけど、クルーたちは狂うほど忙しいだろう‥‥だなんて、フォーメーションラップが始まる前から氷のように冷たいオヤジギャグが炸裂しちゃったのを見て、「おおっ!今日はライコネンの話題だな!」って気づいた人は、なかなかのF1ファンだ。そう、今シーズンのあたしは、毎回のレース内容をダラダラと書くのはやめて、その時のレースのことにも軽く触れつつ、多規に渡ったF1の話題を書いてくことにしたのだ。

だって、F1ファンなら、あたしの日記を読まなくても、レースを観戦してるワケだし、前日とか前々日に観たレースの内容をそのままダラダラと書いたって、あんまり面白くないと思ったからだ。だから、このイキゴミがどこまで続くか分かんないけど、今回の日記は、昨日のバーレーンGPの決勝戦に触れつつも、あたしのイチオシの色男、F1界の福山雅治、フェラーリのキミ・ライコネンについて、あーだこーだと書いてこうと思う。そのほうが、レースを観終わったF1ファンだけじゃなくて、F1に興味のない人たちも楽しめると思ったし、何よりも、書いてるあたしが楽しいからなのだ! なのだったら、なのなのだ!‥‥なんて強調してみた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、「きっこの日記」のアラ探しや揚げ足取りをするために読みに来たネット舟虫くんたちや、あちこちのブログや掲示板に放火してまわってる三流ニュースサイトのマッチポンプ記者たちには、ここでお帰りいただくとして、ここから先は、純粋に読みに来てくださった愛読者のために、レース用ハイオク満タンのあたしが、白魚のような十指をシューマッハで動かして、キーボードをたたたたたたたた叩きまくって行こうと思う。で、いくらライコネンのことを書くって言っても、まずはバーレーンGPの予選にリトル触れなきゃってワケで、最強のルーキー、ルイス・ハミルトンが、ナナナナナント! デビュー3戦目にして、フロントローを獲得しちゃった! ポールから、マッサ(フェラーリ)、ハミルトン(マクラーレン)、ライコネン(フェラーリ)、アロンソ(マクラーレン)っていう、前回とおんなじにフェラーリとマクラーレンとが交互に並ぶ形だったけど、今回は、アロンソとハミルトンが入れ替わった形だった。

もちろん、これは、単純に「アロンソよりもハミルトンのほうが速かった」ってことじゃない。決勝戦に向けての作戦として、どれくらいのガソリンを積んでたかってことが表われた結果だ。食パンのビニール袋の口をとめてる、プラスチックのコの字型のヤツみたいな形のバーレーンインターナショナルサーキットは、抜きどころが満載だから、アロンソ的には、スターティンググリッドが下がっても、ガソリンを多めに積んでスタートして、1回目のピットインを遅らせたほうが、レース展開は有利になる。だけど、1チームの2台のマシンをおんなじ作戦にすると、チーム内での争いになっちゃうパターンもあるから、通常は、2台のマシンの作戦を変える。

で、今回の場合は、予選でのラップが速いハミルトンのほうが、ガソリンを少なく積んでるってワケで、翌日の決勝戦では、アロンソよりも先にピットインする作戦てワケだ。だから、スターティンググリッドだけを見ると、4番グリッドからスタートするアロンソのほうが、フロントローのハミルトンよりも不利みたく見えるけど、実際には、ハミルトンがピットインした時点で、マクラーレンの2台の順位は入れ替わる。そして、フェラーリのほうも、マッサとライコネンが別々の作戦だから、レースが面白くなるってスンポーなのだ。

‥‥そんなワケで、今年からフェラーリに乗ったライコネンは、開幕戦のオーストラリアGPで、ポールポジションを獲得して、ファステストラップを叩き出して、そして優勝しちゃうって言うハットトリックを見せてくれた。これは、ライコネン自身、初めてのことで、やっぱ、腕のいいドライバーが、最高のフェラーリに乗った結果だと思うし、ライコネンの場合は、さらにイイ男なんだから、ハットトリックどころか、忍者ハットリ君トリックって感じだ‥‥って、コレはつまんなかったね(笑)

で、そんなライコネンだけど、フィンランド出身の27才で、今はスイスに住んでる。それで、2001年にザウバーからF1デビューしたんだけど、4戦しかエントリーできない仮ライセンスでデビューしたのもトコノマ、デビュー戦で6位入賞っていうワンダホーな成績を上げちゃったもんだから、すぐにスーパーライセンスを発行してもらえて、フルエントリーできるようになったのだ。だけど、この年のライコネンは、成績こそそれなりに良かったんだけど、サンマリノGPじゃ、レース中にステアリングが取れちゃうっていう、まるで「チキチキマシン猛レース」みたいなトラブルが起こっちゃって、ケンケンに「シシシシシシシシ‥‥」って笑われちゃうとこだったし、ニポンGPの鈴鹿では、リアサスペンションが壊れてタイヤウォールにツッコミを入れちゃった。そして、その後、フランスGPでも、おんなじような大クラッシュをして、背骨を骨折してヘリコプターで病院に搬送されたりもした。だから、腕は良かったんだけど、チームとマシンに恵まれてなかったってワケだ。

それで、翌年には、おんなじフィンランド出身の先輩、ミカ・ハッキネンのアトガマとして、マクラーレンに移籍して、5年間(実質4年間)活躍したあと、今年から最高峰のフェラーリへと上りつめたってワケだ。だけど、何かにつけてライコネンについてまわるのが、「泥酔して大暴れ」の話題だ。もちろん、そのほとんどが、記者名のクレジットも無いような三流タブロイド紙に、「情報通」だの「大手出版社週刊誌デスク」(笑)だのの弁として書かれてたりするようなもんだから、その真偽のほどはサダカじゃないけど、ヒドイものになると、「アル中」だとか書かれてる。

もちろん、そんなウサン臭い記事だし、記事の内容と写真とにギャップがアリスギだから、信憑性には欠けまくってる。今年の1月には、イタリアのマドンナ・ディ・カンピリオでの記者会見のあとに、ディナーを食べながら白ワインを飲んでるとこをイタリア人のパパラッチに望遠レンズのカメラで撮影されて、その写真が、タブロイド紙などに出回った。だけど、その写真てのは、ただ普通にワイングラスを持ってるだけで、泥酔してるワケでも何でもない。それなのに、その写真に添えられてるコメントは、「またまた飲んでるライコネン!」って感じで、まるで悪いことをしてるかのように書かれてる。マクラーレン時代の2004年のオフシーズンには、フィンランドの週刊誌、ドイツの新聞、イタリアの新聞に、同時にボロクソに書かれたんだけど、その内容は、こんな感じだ。


「F1ドライバーのキミ・ライコネンは、アイスマンなんて呼ばれてるけど、『アイス』どころか、今や意地の悪い人たちから、『キミ・オン・ザ・ロック』と呼ばれてる。これは、ライコネンが、ウイスキーなどのアルコールに依存して溺れてることを皮肉った呼び名で、あいかわらず公衆の面前で泥酔しては、恥ずかしい姿をさらして続けているからだ。」


そして、どっかの三流紙の「大手出版社週刊誌デスクによると」みたく、「目撃者によると」って前置きした上で、「ライコネンは完全に泥酔していて、大量の酒を注文して飲み続け、大声で叫んだりした挙句に、テーブルの間に倒れこんでしまった」って書いてる。ま、ライコネンがお酒を好きなのは有名だし、記憶が無くなるまで飲んだって話も一度や二度じゃないけど、あたしの知る限り、楽しくお酒を飲むタイプで、大声で叫んだりってのは信じらんない。

それで、あたしが、こういった記事を信じらんないのは、さっきも書いたけど、記事の内容と写真とにギャップがアリスギるからだ。今シーズンの開幕前の3月の頭には、母国のフィンランドに帰ってのんびりしてたとこを隠し撮りされて、記事にされてる。ライコネンは、シーズン前の走行テストを終えて母国に帰り、ヘルシンキのバーでビールを飲んでカラオケを歌ってたんだけど、その様子を地元のタブロイド紙のカメラマンに隠し撮りされて、「ライコネン、酔っぱらってカラオケを熱唱!」とかってタイトルで、「ライコネンは酔っぱらって騒々しく騒いでいた」って書かれてる。でも、そのタブロイド紙に掲載された数枚の写真を見ると、静かにカウンターに座って飲んでる姿や、カウンター越しにお店のおじさんと普通に会話してるようにしか見えないものばかりで、「酔っぱらって騒々しく騒いでいた」ようには見えなかった。だいたいからして、ビールだしね。

それにしても、みんなでディナーを食べてる時に、白ワインを飲んでただけだったり、地元のバーでビールを飲んでただけで、望遠レンズのカメラで撮影されたり隠し撮りされたりして、それが大々的に記事になっちゃうんだから、有名人はつらいよね。だけど、これは、ライコネン自身にも原因があることで、去年は、ロンドンのストリップクラブで、友達数人と飲みまくり、酔っぱらってハダカになっちゃったことを記事にされて、所属してたマクラーレンとトラブルを起こしちゃってる。今回のフィンランドでの「ライコネン、酔っぱらってカラオケを熱唱!」にしても、開幕前からチームのイメージが悪くなったと、フェラーリの上層部を怒らせちゃった。

‥‥そんなワケで、望遠レンズまで担いでライコネンのことを追いかけ回してるパパラッチどもは、ライコネンが泥酔して何らかの騒ぎを起こしてくれることを期待してるワケで、その原因を作ったのはライコネン本人なんだから、文句は言えない。だけど、パパラッチのほうも、狙い通りの写真が撮れなくて、おとなしく飲んでるとこしか撮れなかったのに、その写真に大ゲサなコメントをつけて掲載するなんて、週刊新潮や週刊現代じゃあるまいし、あまりにも情けないと思う。仮にも記者を名乗るんなら、もっと他に書くことがあるだろう。で、三流記者とは見識の違う、ジョーダン・レーシングの創立者のエディ・ジョーダンは、ライコネンのお酒の問題について、次のようにコメントしてる。


「フェラーリがライコネンにワールドチャンプになって欲しいのなら、彼が酔っぱらってドンチャン騒ぎをするのをやめさせるべきじゃないね。彼を優等生の型にはめようとするよりも、レース以外では自由にさせるべきだ。彼がレース以外で酒盛りをすることは、彼にとってリラックスするための大切な時間であり、それがチャンピオンシップに悪影響を及ぼすことはないよ。彼がパーティー好きで、とんでもない量のアルコールを飲むことは周知の事実だけど、彼はフィンランド人としての国の伝統を守っているだけさ。私はアイルランド人だからギネスに目が無いが、彼はフィンランド人だからウォッカに目が無いのさ。彼は飲みすぎてヘベレケになってるとこを何度も目撃されてるが、若いうちはそういうこともある。彼は27才で、私の息子と同い年だから、私は、それくらいの年令の若者がどんなふうに夜を過ごしたいのか良く知ってるんだ。彼と同じフィンランド人のケケ・ロズベルクやミカ・ハッキネンだって、みんな隠れて酒を飲んだりタバコを吸ったりするのが好きだった。そして、ロズベルクもハッキネンもワールドタイトルを獲得している。だから、ライコネンの性格をムリに変えようとしたら、逆に、レースでベストを尽くせなくなるだろう。フェラーリは、彼のような才能のあるドライバーと契約したんだから、彼の好きなライフスタイルも受け入れるべきなんだよ。彼のようなエースに、チームの方針を押しつけることは、とても悲しいことだと思うよ。」


なんか、F1界の大御所のコメントっていうよりも、単なるオッサンの小言みたいだけど、それでも、ライコネンの飲酒にメクジラを立ててる関係者が多い中、肯定的なコメントは貴重だと思う。それにしても、あたしは、ウォッカって言えばロシアだと思ってたのに、フィンランド人もウォッカを好きなんだね。やっぱ、寒いからなのかな? そういえば、ライコネンが車の免許をとって最初に乗った車って、ロシアの「ラーダ・ニーヴァ」って車なんだよね。ニポンだと、あんまり聞かない名前だけど、雪の多い国なので、丈夫で小回りが利く四駆の「ラーダ・ニーヴァ」は、乗ってる人が多いんだと思う。

ちなみに、ライコネンが乗ってた「ラーダ・ニーヴァ」は、お母さんの友達からタダで譲ってもらったポンコツで、色は赤だった。それで、ライコネンは、その色がイヤで、自分で真っ黒にペイントして乗ってたそうだ。だけど、冬の間は、滑りまくって、いつもいろんなとこにぶつけてて、外観はボコボコだった。それでも、雪道を横滑りしながら飛ばしてたから、何度かエンジンがブッ壊れちゃったそうだ。それで、お父さんが、スペアのエンジンを何機も持ってたから、壊れるたびにスペアのエンジンに積み換えてたそうだ。

‥‥そんなワケで、ロシアの車に乗ってたこともある上に、ロシアのお酒も好きってことは、もしかしたら、クールに見えるライコネンだけど、酔っぱらうとテーブルの上でコサックダンスを始めちゃうんじゃなかろうか?‥‥なんてことも想像してみつつも、エディ・ジョーダンは、フェラーリに対して、「まあまあ大目に見てやれよ」的なことを言ってるけど、フェラーリって、もともとが、個人個人のことを尊重する風潮があるし、趣味や嗜好に関してはワリと自由なチームだ。レース以外では葉巻を欠かさなかったシューマッハ兄に対しても、別にとがめることはなかった。ただ、1つだけ忠告してたのは、「どこでもプカプカと葉巻を吸ってることが知られると、チームのイメージがマイナスになるので、パパラッチに写真を撮られないように注意して欲しい」ってことだけだった。

そんなチームだから、シューマッハ兄の後継者として加入したライコネンに対しても、当然、おんなじような対応をしてる。フェラーリチームの最高責任者であるジャン・トッドは、ライコネンに対して、「今まで通り、お酒を飲んでも構わないよ」って公言してる。ただ、これもシューマッハ兄の時とおんなじで、「パパラッチに泥酔している写真を撮られたり、タブロイド紙に面白おかしく記事を書かれたりすることのないように、気をつけて欲しい。特に、イタリアのタブロイド紙に書かれることは、フェラーリにとって大きなイメージのマイナスになるから、注意して欲しい」って警告されてる。

ようするに、何をやっても構わないけど、写真を撮られたり記事になったりすることだけは気をつけろってことで、この辺は、ニポンのアイドル、特に、ジャニーズやハロプロのタレントとおんなじだ。裏じゃ、未成年の飲酒やタバコからセックスまで、何でもやりたい放題なのに、写真を撮られたタレントだけが吊るし上げられて、おんなじことをしてる他のタレントは、ナニゴトもなかったかのようにファンを騙し続けてる。ただ、ニポンのアイドルとライコネンの違う点は、ニポンのアイドルは写真を撮られたらタレント生命が終わりだけど、ライコネンは何を撮られようと、何を書かれようと、カンジンのレースで結果を出せば、すべての批判を吹き飛ばすことができるって点だ。

‥‥そんなワケで、ライコネンの「泥酔報道」が加熱するのは、彼が世界一のチーム、フェラーリに、それも、世界一のドライバー、シューマッハ兄の後継者として移籍したからこそで、今や、ライコネンの一挙手一投足にニュースバリューがあることの証明だろう。それでも、あまりにも加熱する報道に対して、マクラーレン時代のチームメイトのデラロサは、「キミ(ライコネン)の飲酒に関する記事は、そうとう事実とは異なるよ。たしかに彼はお酒が好きだけど、それは僕らよりもお酒を楽しんでいるだけなのさ。報道されてるような、彼が泥酔して暴れたなんてことは、まったくないよ。タブロイド紙の記事なんて、面白おかしく誇張して書かれるものだけど、彼の記事こそがその見本のようなものだよ」って擁護してる。また、現在のチームメイトのマッサも、「僕らのように世界的に有名な人間になると、マスコミは誇張した記事ばかり書くようになるよね」ってコメントしてる。そして、ライコネン自身も、加熱する「泥酔報道」に対して、次のようにコメントしてる。


「僕のお酒にまつわる報道の多くは、誇張された作り話だよ。タブロイド紙が、僕のお酒にまつわる何らかの話題を手に入れたら、それが真実だろうが事実無根であろうが、おかまいなしに面白おかしく誇張して掲載するんだ。こういったタブロイド紙のやり方は、ずっと前から変わっていない。以前は、そういった記事を書かれるたびに嫌な気分になってたけど、今はまったく気にしてないよ。だって、何が真実なのかは、誰よりも僕自身が分かってることだし、僕はそういった雑音にとらわれずに、自分の仕事をやるだけなんだからね」


でも、こんな感じで我が道を行くライコネンに対して、かつてのフェラーリのチャンプ、ニキ・ラウダは、やんわりと苦言を呈してる。ドイツの「ビルド紙」から、「ライコネンがシューマッハ兄の後継者になれるか」って質問されたニキ・ラウダは、次のようにコメントしてる。


「マイケル(シューマッハ兄)とキミ(ライコネン)とはまったく違ったタイプのドライバーだから、一概に言うことはできないけど、1つだけ言えることは、キミは素晴らしい才能を持っているのに、数多くの飲酒に関するニュースを耳にすれば分かるように、自分を自制する気持ちが足りないってことだよ。だから、シーズンの初めのうちは、マクラーレンからフェラーリに移籍して来たって気持ちがモチベーションをキープすることにつながって速く走ることができると思うけど、本当に問題なのは、数ヵ月後も同じように走っていられるかってことさ。彼が今のまま自己流のやり方を続けていたら、数ヵ月後には、同じチームで同じサポートを受けてるフェリペ(マッサ)のほうに軍配が上がると思うよ」


1996年、シューマッハ兄は、27才の時にフェラーリに移籍して、3年後の1999年には、16年ぶりにフェラーリチームをワールドチャンプにした。そして、翌2000年からは、5年連続で自身もワールドチャンプとなり、前人未到の記録を作った。しかし、その後の2年間は、ルノーのアロンソにワールドチャンプの座を奪われ、去年、引退した。そんな状況で、ワールドチャンプへの返り咲きを狙うフェラーリが、引退を決めたシューマッハ兄の後継者として選んだのが、ライコネンだったってワケだ。そして、そのライコネンは、くしくも27才。シューマッハ兄がフェラーリ入りした時とおんなじ年令だ。だから、ライコネン本人は「僕は僕だよ」なんて言ってるけど、周りの目は、どうしたってシューマッハ兄と比べちゃう。

イギリスの「デイリーメイル紙」では、ライコネンの自由なスタイルや、それを容認してるフェラーリのやり方を認めながらも、「ライコネンがフェラーリのチャンプとして、アスカリ、ファンジオ、ホーソーン、ヒル、サーティーズ、ラウダ、シェクター、シューマッハの仲間入りができるのなら、彼が何をしても良いでしょう。しかし、もしも仲間入りができなかった時には、彼は酒と一緒に自分の才能も飲み込んでしまった愚かな男だと批判されるでしょう」って書いてる。つまりは、「結果を出せ!」ってことで、現在考えられるサイコーのマシンとサポートを与えられてるんだから、今までみたく、勝てないことをマシンやチームのセイにはできないってワケだ。

‥‥そんなワケで、ライコネンは、今回のバーレーンGPで、何とか3位に入賞したけど、優勝したのは、ポール・トゥ・ウィンのマッサだったし、2位には史上最強のルーキー、マクラーレンのハミルトンが入ってる。だけど、今回は、アロンソのマシンの調子が悪くて、アロンソは、終始、BMWのハイドェルドにつっつかれてて、最後にはアウトからハイドェルドに抜かれちゃうなんていう情けない感じだったから助かったけど、アロンソのマシンがベストコンディションだったら、ライコネンの表彰台は消えてたと思う。だから、言いたいヤツラには言わせとけばいいと思うけど、次のスペインGPでのアロンソの母国優勝を阻止するためにも、あと1ヶ月、シッカリと休肝日をとりつつ、ホドホドに飲んで欲しいと思う。やっぱり、タブロイド紙には休刊日がなくても、人間には休肝日が必要なのだ‥‥なんて感じでマトメてみた今日この頃なのだ。


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