必死なチーム・アベ
昨日の日記の続きって言うか、補足みたいな感じで読んで欲しいんだけど、昨日の日記で、あたしは、ヒューザーや姉歯が潰されたのに、その何倍もの規模で悪質なことをしてたアパが、政府総出で擁護され続けてるっていう、国民の誰もが絶対に納得できないと思う不可解な事実について触れた。そして、これは、ライブドアが上場廃止にされたのに、その何倍もの規模で悪質なことをしてた日興コーディアル証券が、わずかな追徴金だけで、事実上は何のオトガメも無しだった事実と、まったくおんなじ構図が裏にあるってことを書いた。
で、3月26日の参院予算会議でのことだけど、いつものように、タップリと時間をもらい、歯の浮くようなセリフでアベシンゾーをホメタタエる自民党議員の茶番劇のあと、少ない時間で重要な質疑をすべく、民主党の芝博一議員が登場した。今回の芝議員の質疑内容は、アパの一連の耐震偽装問題について、それが発覚してから、長期間、放置されていたことに対する疑問、そして、その裏に、アベシンゾーの後援会である「安晋会」の存在が関与してたかどうかっていう質疑だ。ようするに、アパの元谷外志夫会長が、安晋会の副会長をつとめてるって事実が、アパ問題を先送りにし続けて来た事実と関係があったのかどうかをアベシンゾーの口から直接説明してもらおうっていう質疑だった。
だけど、これが、フタを開けてみたら、あまりにもコソクな「チーム・アベ」の妨害工作が炸裂しちゃった。芝議員の質疑が、問題の核心に迫ろうとしたその瞬間、突然、理事が審議をストップさせたのだ。そして、理事の周りに自民党議員たちが集まり、なにやらゴソゴソと作戦会議をひらき出した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、まずは、この日の芝議員の質疑に、すべてを託していた馬淵澄夫議員の当日のブログ、「突然、止められたパネル」を読んで欲しい。
「突然、止められたパネル」
芝議員がアパグループの耐震偽装を参院予算委員会集中審議で質す。
芝議員に託した質問だけに、地元事務所でNHK中継のテレビにかじりつく。
ナゼこの件が発覚以来放置されてきたのか、ということを丁寧に突いていく。そして何らかの政治的圧力が及んではいないかと詰めていく。
そして、安倍総理の後援会である安晋会へと話が及んでいく流れ。
核心に触れていく筋書き、のはずである...。
と、突然の理事による協議で審議が中断する。
何が起こったのか?
マイクの音声が切られるため画面を通して見ているものにはわからない。
NHKのアナウンサーの無機質な「ただいま審議が中断しています」の声が流れるだけ。
そして、審議再開。
芝議員は、アパグループ元谷外志夫代表(安晋会副会長)と安倍総理との関係に踏み込んでいく。
あれっ、パネルが出ない。
自らの質問で使おうと思って用意したパネルを、芝議員に託していた。これをどうぞ使ってください、と。
そして委員会前の理事会では認められたと聞いていたのにテレビには映し出されない。
んっ???、と思いながらも芝議員の頑張りにテレビに向かって声援を送る。
NHK中継のため、時間を越えての質疑にはならない。
芝議員の質疑は素晴らしかったが、安倍総理のいらだちを見せながらも意味不明のダラダラした答弁でタイムアウトとなった。
参院理事から連絡が入る。
審議中に芝議員の質問が総理にとって厳しくなるとみるや、これはマズイと判断した与党理事たちが場内協議でパネルの使用を突然却下した。
このためにテレビをご覧の皆さんには用意したパネルをお示しできなかったとのこと。
理事が委員長席に詰め寄ったのは、それに対する抗議のためだった。
昨年の官房長官の時には、自らの記者会見の発言を僕に確認されただけで切れまくり、今回芝議員に対しては不利になると見るや理事会決定済みのパネル使用を制限したり、とあまりに小心・姑息ではないか!?、安倍さん!?。
なぜ、正々堂々と説明責任を果たそうとしないのか。
これでは、何でもすべて闇から闇へ葬り去られるものと、国民はあきらめてしまっても仕方がない。
あきらめの国へ...か?。
僕は、あきらめない。
まぶちすみおの「不易塾日記」より転載
http://www.election.ne.jp/10679/4973.shtml?
‥‥そんなワケで、この馬淵議員の「突然、止められたパネル」ってタイトルを見て、ナニゲに「エヴァンゲリオン」のタイトルみたいだって思っちゃったあたしは、頭の中に、黒地に白い文字の「突然、止められたパネル」ってのが浮かんじゃった。で、この馬淵議員のブログを読めば、もう、あたしからの説明は不要だろう‥‥って言いつつも、ついつい説明しちゃうのが「きっこの日記」なんだけど、ようするに、事前に理事会で使用を許可されてたパネルなのにも関わらず、芝議員の質疑が問題の核心に迫り、アベシンゾーにとって風向きが怪しくなって来たトタンに、突然、その場で、アベシンゾーと安晋会をとりまく癒着企業や癒着人脈を分かりやすく図解してあるパネルの使用が禁止されたのだ。これが、民主主義? ま、アベシンゾーのやり方なんて、一事が万事、こんなレベルだから、今さらビックル一気飲みなんてしてらんないけど、それにしても、ホントにケツの穴の小さい男だよね(笑)
建設業界をパトロンにして、ここまで独裁を続けて来た自民党の森派なのに、その建設業界との癒着を図解してある1枚のパネルすら使わせないなんて、言論弾圧どころか、証拠隠滅にも匹敵するほど悪質な妨害行為だと思う。だいたいからして、自分の身が潔白だって言い張るんなら、野党がどんな質疑をしようとも、どんなパネルを持って来ようとも、馬淵議員の言うように、正々堂々と答弁すればいいじゃん。こんなコソクな妨害工作をするなんて、逆に、自分が不正をしてるってことをアピールしてるようなもんだと思うんだけど。
‥‥そんなワケで、今回の芝議員の質疑の様子は、いつもの参院テレビで見られるので、最後にリンクしておく。この馬淵議員のブログを読んでから見ると、世間知らずのオボッチャマを必死でかばい続けてる周りのオッサンたちのあわてぶりが良く分かるので、まだ見てなかった人は、話のタネにでも見て欲しい。何しろ、これが、この国の現実の姿なんだから‥‥なんて思う今日この頃なのだ。
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