キスとアナゴ
テレビ朝日の「秘湯ロマン」で、今世紀最高の美しさを誇るウナジをオシゲもなく披露し続けてくれてる春馬ゆかりちゃん、お誕生日おめでとぉ~♪‥‥なんてことも言ってみつつ、あたしの大好きな春馬ゆかりちゃんは、あたしの大好きなMAXの玲奈ちゃんと同い年‥‥って言っても、玲奈ちゃんは早生まれだから学年は違うけど、ゆかりちゃんも玲奈ちゃんも29才になって、20代最後の年を迎えた。だから、ひと足先にサバの味噌煮ワールドに突入しちゃってるあたしとしては、ゆかりちゃんにも玲奈ちゃんにも1日も早くこっちの世界に来て欲しいんだけど、とにかく、女の魅力が開花するのは30代からだから、ゆかりちゃん、玲奈ちゃん、早くおいでぇ~♪
で、すでにサバの味噌煮ワールドに入ってて、女の魅力を全開にしてるのが、これまたあたしの大好きな児島玲子ちゃんだ。オトトイの5月19日からOAしてるキリンの「一番搾り」のCMで、佐藤浩市が会社の部下を連れて天ぷらを食べに行くのに、タクシーに乗って「海へ」って言って、屋形船に乗って、ビールを飲んで天ぷらを食べるやつ、見た? あのCM、15秒バージョンと30秒バージョンがあるんだけど、佐藤浩市の席に天ぷらを運んで来るお着物の美しいお姉さんが、15秒バージョンだと「釣りたて!揚げたて!江戸前天ぷら!」 って言いながらお皿を出すし、30秒バージョンだと「釣りたて!揚げたて!キスとアナゴの江戸前天ぷら!」って言いながらお皿を出すんだけど、あれ、児島玲子ちゃんなんだよね~♪
ようするに、30秒バージョンを15秒バージョンにデチューン?するために、他のシーンの編集とともに、玲子ちゃんのセリフも「キスとアナゴの」の部分をカットしてるってワケだけど、それにしても玲子ちゃん、美しすぎだし、可愛いすぎだし、玲子マニアのあたしとしては、映るのが一瞬だからこそ、CMのたびにオシッコ漏れそうになっちゃうほどコーフンしちゃうんだよね‥‥なんてことも言ってみつつ、玲子ちゃん自身、「着物なんて成人式で着たくらいしかあまり覚えがないほどで、なんだか照れくさい」なんて言ってたけど、上げた髪はセクシーだし、お着物でもスタイルの良さが分かるし、声は可愛いし、ホント、なんでこんなに可愛い女性が地球上に存在してるの?って思っちゃうくらい、玲子ちゃんて、可愛くて可愛くてたまんない‥‥って、いつでも妄想しちゃうあたしとしては、ゆかりちゃんと玲奈ちゃんと玲子ちゃんに一度に襲われたら、発狂しそうなくらいコーフンしちゃうと思う今日この頃、皆さん、あたしって変ですか?(笑)
‥‥そんなワケで、「美しい女性」を始めとして「美しいもの」が大好きな上に、ニポンの文化をこよなく愛するあたしとしては、お着物の玲子ちゃんにハレホレなんだけど、このCMの制作サイドのオテガラは、何と言っても「釣りたて!揚げたて!キスとアナゴの江戸前天ぷら!」の「キスとアナゴ」の部分だろう。もしも、この順番が逆で、「アナゴとキス」だったとしたら、サザエさんに出て来るアナゴさんとキスするとこを想像しちゃって、ご飯を食べてる時に、テレビにアベシンゾーの顔が映るのとおんなじくらい、気持ち悪くなっちゃう。だから、「アナゴとキス」じゃなくて、「キスとアナゴ」でホントに良かったと思う。
それにしても、江戸前のキスやアナゴを何度も釣ったことがあり、実際に「釣りたて!」で「揚げたて!」の天ぷらを食べたことのある玲子ちゃんを屋形船の女将さん役に抜擢するなんて、あまりにもワンダホーなキャスティングだ。こんなに素晴らしいキャスティングは、潮来(いたこ)のプレスリー、村田ハジメのフリップキャストを超えるほどだと思う‥‥なんて感じで、ムリヤリに釣りのネタを散りばめつつ、「屋形船」「江戸前」「釣りたてのキスの天ぷら」「ビール」と来れば、玲子マニアのあたしが真っ先に思い出すのが、去年の暮に放送された、テレビ東京の「釣りロマンを求めて」の「総集編」だ。
1年間の放送を振り返って、数々の名シーンを紹介したんだけど、ただVを紹介するだけじゃなくて、進行役の玲子ちゃんと永浜いりあちゃんがシロギス釣りをして、釣ったシロギスを天ぷらにしてもらって食べてたし、玲子ちゃんの手元には、お約束のビールのジョッキがドカンと置かれてた。この時のシロギス釣りは、千葉県の浦安港から出船した船で、釣り場は木更津沖だったけど、アバウトに言えば「江戸前」だ。それで、番組の構成としては、最初は船からシロギス釣りをしてる2人が、いろんな思い出とかを話しながら名シーンを紹介してって、最後には、釣りたてのシロギスの天ぷらを食べながらマトメる‥‥って流れだった。
それで、そのマトメの部分で、玲子ちゃんは、「釣りのロケは、いつも自分1人か男性の釣り師と一緒なので、今日みたいに女の子と一緒に釣りができるとすごく楽しい」ってことを言ってた。そして、いりあちゃんに、「また一緒に釣りしたいね♪」って言ってて、いりあちゃんも「ぜひよろしくお願いします!」って答えてたんだけど、こういった約束が社交辞令で終わらないとこが、玲子ちゃんの素晴らしさであり、「釣りロマン」のスタッフの素晴らしさなのだ。
‥‥そんなワケで、この「総集編」の放送から、わずか3ヶ月後の今年3月、すべて玲子ちゃんの企画で、パラオへのGTフィッシングのロケが行なわれた。玲子ちゃんは、GTフィッシングは体力も必要だし、最初はリトル悩んだそうだけど、自分の企画でいりあちゃんを誘うからには、自分の一番好きなGTフィッシングで迎えて、感動を味わって欲しいって思ったそうだ。で、この企画は、前編と後編に分けて、3月23日と31日の2週に渡って放送されたんだけど、あたしは、まだ釣れてない前編の途中で、すでに涙腺がゆるみ出して、感動の涙がこぼれ始めた。
自分が釣り上げるだけでも大変なGTなのに、初めてチャレンジするいりあちゃんに釣ってもらって、その感動を味わってもらおうだなんて、きっと、玲子ちゃんは、ものすごいプレッシャーだったと思う。大物釣りの経験がないいりあちゃんは、初めて手にするGTタックルが重くて、なかなかポイントまでルアーを投げることができない。玲子ちゃんは軽々と70mもキャストしてるのに、いりあちゃんはその半分、40mくらいしか飛ばない。せっかくナブラが立っても、いりあちゃんのキャストだとそこまで届かないのだ。
だけど、玲子ちゃんは、「ルアーを前に投げることができれば、誰にだってチャンスはあるんだよ」って言って、いりあちゃんを励ました。いりあちゃんも、だんだんに上手にキャストできるようになって来て、なんとかポイントのあたりまで届くようになって来た。だけど、いつもは使ったこともないような太くて重たい釣り竿を振り続けて、いりあちゃんの体力は限界に近づいて行く。そして、何とか小型のカスミアジを釣ることはできたけど、GTは釣れないまま後編へとコンティニューした。
‥‥そんなワケで、ヘビーなGTタックルを1日ずっと振り続けてて、腕がパンパンになっちゃったいりあちゃんのために、2日目、玲子ちゃんは、1ランク落とした軽めのタックルを用意した。いりあちゃんが試しにキャストしてみると、思ったよりもラクチンに振れるので、笑顔が戻って来た。そして、このタックルでがんばり続けたいりあちゃんに、ついに、GTがヒットした!
今まで味わったこともないような強烈な引きに、いりあちゃんは体ごと振り回されちゃったけど、玲子ちゃんの「竿にぶら下がる感じで体重をかけて!」っていう適切なアドバイスで、何とか体勢を落ち着かせることができた。そして、GTのあまりのパワーでいりあちゃんがへこたれそうになると、「落ち着いて!」「大丈夫だよ!」っていう玲子ちゃんの声が飛ぶ。玲子ちゃんて、ホントに良く見てる。
それで、長いファイトの果てに、ついに初めてのGTを釣り上げることができたんだけど、感激して涙が止まらないいりあちゃんと、これまた感動の涙を流す玲子ちゃんと、その2人を見て、その2人の何倍も号泣するあたしっていう、いつものパターンになっちゃった。この時の玲子ちゃんは、いりあちゃんに釣らせてあげることができてホッとした気持ちだけじゃなくて、初めてのGTに感動するいりあちゃんを見て、きっと、自分が初めてGTを釣り上げた時のこととか、6年越しで釣ることができた宮古島のGTのこととか、いろんな思い出がフラッシュバックしてたんだと思う。そして、宮古島のトラさんやモリゾー船長を始め、今までお世話になって来たたくさんの人たちの顔が浮かんだんだと思う。
とにかく、あたしが何よりも感動したのは、最初はラインシステムを組むこともできなかった玲子ちゃんが、何年間も、言葉じゃ説明できないほどの努力を積み重ねて来て、今では、ビギナーのためにラインシステムを組んであげて、ちゃんと釣らせてあげられるほどの実力を身につけたってことだ。そして、GTを釣るための技術的なアドバイスだけじゃなくて、釣れなかった時にいりあちゃんにかけた言葉など、精神的なアドバイスにも感動した。
‥‥そんなワケで、8年前、宮古島のGTに初めてチャレンジして、朝から晩までルアーを投げ続けたのに、結局、釣れなかった玲子ちゃん。その時に、船長のトラさんから言われた「釣れない釣りも釣りなんだよ」って言葉が、玲子ちゃんにたくさんの気づきを与えた。釣れなかった時こそ、教わることがいっぱいあるってことだ。そして、玲子ちゃんは、この「釣れなかった釣り」から、自分の知識不足、技術不足、体力不足に気づいて、ラインシステムの勉強から基礎体力をつけるトレーニングまで、コツコツと努力を積み重ねて来た。だからこそ、6年後に宮古島のGTに再チャレンジした時に、50kgもの大物を釣り上げることができたのだ‥‥って、この大感動のドキュメンタリーは、DVDの「宮古島ガーラトリップ」でタンノーしてもらうとして、たくさんの人たちや自然から教わって来たことをこうして後輩に教える側になった玲子ちゃんを見て、あたしの感動はレッドゾーンに達しちゃった今日この頃なのだ。
「キリン一番搾りのCM」(江戸前天ぷら編)
http://www.kirin.co.jp/about/toku/ad/IS/index.html
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