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2007.05.27

バカが騙せるのはバカだけ

支持率が8%(当社比)しかない前代未聞の無能総理、アベシンゾーだけど、夏の選挙に向けて、人気回復に余念がない。昨日は、ゴルフで優勝した15才のカニミソ王子とか何とかいう子供まで利用して、その人気に便乗しようと必死だったし、今日は今日で、富士山の青木ケ原樹海で行なわれた地元のNPO法人「富士山エコネット」主催のゴミ拾いに参加して、自然を大切に考えてるフリをした。で、このバカバカしい茶番劇に関して、政府の宣伝機関に成り下ったコシギンチャク新聞は、この日のアベシンゾーの様子をこんなふうに伝えてる。


「(前略)安倍首相は、昼過ぎからは、富士山麓にある鳴沢村の山林で、軍手をはめてガラス瓶などのゴミ拾いに汗を流した。(後略)」


だけど、このエコツアーに参加して、この現場にいた参加者の1人(20代男性)は、こう言ってるんだよね。


「安倍総理がゴミ拾いをしたのは、わずか5分ほどですよ。それも、お付きの人たちがゾロゾロと着いて来て、そのお付きの1人が安倍総理の前にわざわざゴミを置いて、何人もの取材のカメラマンにスタンバイさせてから、総理がそれを拾ってビニール袋に入れるところを繰り返し撮影させていました」


サスガ、生まれた時からすべてお膳立てされてるオボッチャマは、拾うゴミまでお付きの人に準備させるんだね。そして、「わずか5分ほど」のゴミ拾いのマネで「汗を流した」とは、御用新聞のチョーチン記事にもおそれいっちゃう今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、自分の息の掛かった売国企業の暴力作業員たちを使って、沖縄のサンゴ礁を破壊し、ジュゴンの餌場を破壊し、平和と自然を愛する地元の人たちを次々と病院送りにしてるアベシンゾーだけど、たった5分のゴミ拾いのマネゴトで自然を大切にしてる姿をアピールしようだなんて、あまりにもコソクで、あたしのタテ長でセクシーなおへそが梅昆布茶を沸かしちゃうよ、まったく。その上、コイズミとベッタリ癒着してるセコムの飯田亮(いいだまこと)にオベンチャラするために、独断で来年のサミットの会場を「ザ・ウィンザーホテル洞爺」に決めちゃうなんて、これほどデタラメな政治の私物化は、恥知らずの東京都知事とおんなじくらいのレベルだろう。

コイズミが幼稚なパフォーマンスを連発して、コイズミが言うところの「知能の低いB層の国民」を騙し続けた5年間で、このニポンはメチャクチャにされた。たった5年間で、ニポンの借金は1000兆円にまで膨れ上がり、生まれたばかりの赤ちゃんから寝たきりのお年寄りまで、すべての国民が1人あたり約800万円もの借金を背負わされた。そして、失業者は70万人も増え、倒産した会社は20万件に上り、生活苦からの自殺者は12万人を超えた。そして、コイズミは、やりたい放題だったデタラメ改革の総仕上げとして、国民の最後の財産である郵貯と簡保の350兆円まで、アメリカに上納するための「郵政民営化」を強行したのだ。

で、ブッシュの飼い犬のコイズミが、自分たちと一部のお金持ちだけが大儲けするために行なったデタラメ改革によって、国民の格差は何倍にも広がったワケだけど、さらに国民を地獄に突き落とすためにコイズミがコッソリとやってたのが、「ギャンブルによって国民のミグルミを剥いでやろう」って作戦だった。競馬、競輪、競艇、オートレースなど、数え切れないほどの国民を借金地獄に落とし、毎年多くの自殺者を生み出してる公営ギャンブルをさらに凶悪な集金上納システムにするために、平成14年7月15日、当時の総理大臣、コイズミの号令で、「特殊法人等改革推進本部参与会議」が設けられた。そして、この会議の座長に任命されたのが、コイズミとベッタリ癒着してるセコムの最高顧問、飯田亮だったってワケだ。

セコムの飯田亮は、コイズミ政権下で、他にも、「総合規制改革会議」の議長代理や、「行政減量・効率化有識者会議」の座長などをつとめてたことを見れば分かるように、コイズミとは公私ともにベッタリの仲だ。そして、今回、サミットの会場として、以前から「京都」を推薦してた外務省の意向を無視してまで、アベシンゾーが独断で「北海道の洞爺町」に決めたのは、その会場として使う「ザ・ウィンザーホテル洞爺」が、セコムの持ち物だからだ。つまり、コイズミから、セコムに大金が転がり込むように、「ザ・ウィンザーホテル洞爺」をサミット会場にしろって命令されたってことだ。

結局、コイズミを後ろで操ってたのがモリヨシローだったってのとおんなじに、アベシンゾーはコイズミに操られてたってワケだ。オツムの中がカラッポで、自分1人じゃお昼ご飯のメニューも決めらんないオボッチャマは、何でもママの言う通りに育って来たし、政治家になってからは、何でもコイズミの言う通りに動いてるってワケだ。

で、この「ザ・ウィンザーホテル洞爺」ってのは、バブルの末期に、600億円もの総工費を掛けて建てられたんだけど、バブル崩壊とともに倒産して、お金をつぎ込んでた北海道拓殖銀行までが、アオリを受けて倒産した。そして、周りの景観を無視して丘の上にそびえ立つ異様なホテルは、「バブルの廃墟」とまで言われてたけど、総工費の10分の1の60億円というタダ同然の金額でセコムが買い取って、高級リゾートホテルとして再生させたってワケだ。だけど、ノーナシ内閣のデタラメ政治によって、こんなに不景気が続いてるのに、安い部屋でも1泊4万円もするようなホテルなんか、利用するお客なんかいるワケがない。たくさんある客室も、ほとんど埋まることもなく、毎年毎年、赤字が膨らみ続けて行った。

そんな時に、何年も前からサミット会場の候補地として手を挙げてた各地の都市を無視して、わずか1ヶ月前に手を挙げた「北海道の洞爺町」にソッコーで決まっちゃって、さらに、その会場が「ザ・ウィンザーホテル洞爺」に決まっちゃうなんて、誰がどう考えたって、みのもんたの会社、「ニッコク」とおんなじような、悪質極まりない談合が行なわれたことは一目瞭然だろう。3月の頭に、アベシンゾーのほうから北海道の高橋はるみ知事に電話して、「サミットの会場はウィンザーホテルを使う事にしたから、今から急いで候補地として立候補を表明してくれ」って頼んだのがバレバレだ。そして、こんなバカバカしいデキレースに振り回されてた各地の候補地は、京都は外務相、大阪は財務相、神戸は環境相って、口止めのためのゴホウビをもらって静かになっちゃったけど、ホントにこんなことでいいの?

‥‥そんなワケで、セコムって言えば、新潟の多額公金詐欺事件を見れば分かるように、叩けばホコリだらけの真っ黒な企業だし、車を運転してて、セコムのシルバーのコロナとかに強引な割り込みをされたりしてムカついた人も多いと思うけど、こんなふざけた企業でも、政治家とベッタリ癒着してれば、どんなに悪どいことをしてもスルーしてもらえるどころか、こうして、国を挙げてボロ儲けさせてもらえるってワケだ。これが、自民党森派の歴代の売国奴総理どもがやり続けて来た、国民を無視した政治の姿ってワケで、その仕上げが、殺人兵器を製造して大儲けするために、国民どもの洗脳が解けないうちに、大急ぎで憲法を改悪しちゃうって作戦なんだから、もう、どうしようもないよね。ま、アベシンゾーは、たった5分のゴミ拾いアピールの次には、ダービーの観戦でギャンブル好きの国民たちにアピールするそうだから、コイズミの言うところの「知能の低いB層の国民」をターゲットにしてることだけはハッキリとした今日この頃なのだ。


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