ずっと寝てて思ったこと
昨日の「落ちる女」で説明したけど、あたしは今、ユー・ザ・ロック‥‥じゃなくて、オン・ザ・ロック‥‥じゃなくて、オン・ザ・べッドなので、4月28日以降の日記は、あとから書いてる。だから、日記の日付と現実とにリトル時差があるんだけど、今日の日記も、時差がある。この日記は4月30日の日付だけど、書いてるのは5月1日だ。で、昨日、つまり、4月30日、あたしは、ほとんどベッドに寝てたんだけど、全身が痛いって言っても、右足以外は打撲だから、何とかガマンできる痛さだった。だけど、じん帯が損傷して固定してる右足だけは、ちょっとでも動かすと激痛が走るから、ずっと真っ直ぐに伸ばしたまんまだった。
それで、ヒザも足首も固定してるから、ヒザやツマサキが上を向くように足を伸ばしてるしかないワケで、当然、体はアオムケになる。だけど、ずっとその形で寝てると、お尻や背中が痛くなって来る。あたしは、ふだん寝る時でも、ほとんど右向きか左向きで寝るので、アオムケは苦手なのだ。それで、何とか右を向こうとしても、固定してる右足を右向きにすると、言葉で表現できないほどの痛さで、絶対にムリだった。そして、左向きなら、右足は痛くなかったんだけど、今度は、打撲してる左の肩やヒジが体の下になるから、これがつらい。それで、ベッドの上で、うんうん唸りながら、長い時間を掛けて、ちょっとずつ、ちょっとずつ、体の向きを変えてみたんだげど、結局、右向きも左向きもダメで、モトのアオムケに戻るしかなかった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、しばらくの間、右だ左だと体を動かしてたから、アオムケに戻ってからも、30分くらいは、お尻や背中は痛くならなかった。だけど、またおんなじように痛くなって来るから、右向きも左向きもダメだってことは分かってるんだけど、アオムケのつらさに耐えられなくなって、右足に激痛の走る右向きは避けて、何とかガマンできる左向きにチャレンジしてみた。
「チャレンジしてみた」なんて、言葉で言うのは簡単だけど、ちょっとでも動かすと痛い右足の下に、何とか動かせるほうの左足を入れて、その左足で右足を浮かすようにして、少しずつ角度を変える。左足も痛いけど、右足の痛さよりはぜんぜんマシだし、上半身を起こして腕を使うつらさと比べたら、この方式のほうが遥かにダメージが少ない。で、この方式で、長い時間を掛けて右足の向きを左向き、つまり、ウチマタにするんだけど、体がアオムケなのに右足だけがウチマタだと、モモから足首までぜんぶに激痛が走るから、この作業に合わせて、体のほうも少しずつ左向きにしなくちゃなんない。
だけど、体を左向きにするためには、打撲してる左肩や左ヒジで上半身を支えなくちゃなんないから、このこの作業中、ずっと左肩と左ヒジに負担が掛かってて、たまらなく痛い。だから、右足的には、できるだけちょっとずつ、できるだけ時間を掛けて向きを変えることが重用なのに、左肩と左ヒジ的には、できるだけトットと、できるだけ時間を掛けずに作業を終わらせたいと思っちゃうワケだ。つまり、上半身と下半身とで葛藤が起こっちゃうワケで、その両方をツカサドッてるあたしの脳みそは、右足の痛さと左肩や左ヒジの痛さのバランスを考えつつ、一番ダメージの少ない作業を続けてたつもりなんだけど、あとちょっとのとこまで来た時に、右足を支えてた左足のパワーが限界になっちゃって、フッと力が抜けちゃった。そして、ホンの2~3cmなんだと思うけど、右足がパタンって落ちて、その瞬間に、「ギャオ~!」って叫んじゃうくらいの激痛が走り、その激痛が治まったころに、今度は、左肩と左ヒジの鈍い痛みがジンジンと広がって来る。
結局、右足と、左肩や左ヒジのことばっか考えてて、右足を持ち上げてた左足のことまで計算してなかったことが原因なんだけど、右手で三拍子、左手で四拍子を同時にできるあたしでも、これほど難しい全身コントロールはムリだった。こんなこっちゃ、いつまで経ってもエヴァンゲリオンには乗せてもらえないぞ!‥‥なんてことを思ってる余裕もなく、こんなに苦労して体の向きを変えたのに、5分もすると、左肩と左ヒジの痛みが限界になって来るので、また、おんなじ苦労をして、モトのアオムケに戻んなくちゃなんない。そして、こんなことを1時間に1回ずつくらいやってるから、あたしは、ベッドに寝てるだけなのに、ものすごく疲れた。
‥‥そんなワケで、エヴァンゲリオンどころか、自分の体もマトモに操縦できないあたしは、この経験から、2つのことを知った。まず、障害があって自分の体を自由に動かすことのできない人たちが、どれほど苦労してるかってこと。そして、寝たきりで自力で寝返りも打てない人たちが、どれほどつらい思いをしてるかってこと。「知った」なんて言うと偉そうで申し訳ないけど、今までは、頭の中でしか分かってなかったことが、ホンのちょっとでも実感することができた。
特に、寝返りが打てないつらさ、おんなじ形で寝かされ続けてる苦痛は、これほどのものだとは思わなかった。あたしは、今までに何度か、介護士さんが寝たきりの患者さんの体の向きを変えてあげてる映像を見たことがあったけど、そんなに深くは考えずに見てた。ハッキリ言うと、介護をする上では、もっと重要なことがたくさんあって、体の向きを変えることなんて、ちょっとしたサービスくらいにしか思ってなかった。だけど、実際に、自分が、寝返りできないことによって起こるお尻や背中の痛さを味わい、そのつらさを知ったら、これがどれほど重用な介護の1つなのかってことが分かった。
だから、寝たきりで、自分で寝返りの打てない患者さんに対しては、夜になって消灯したら、朝までホッタラカシにしててもいいんじゃなくて、最低でも、1時間に1回は、体の向きを変えてあげないと、その人は、とってもつらい思いをすることになるんだって分かった。そして、今、この瞬間にも、一党独裁のゴーマン政府が、次々と強行採決して来た弱者切り捨て法案によって、寝返りの打てない苦しみに耐え続けてる人たちが数え切れないほどいるんだと思うと、ホントにかわいそうだと思った。あたしの体が動くなら、1人1人のお家を回って、1人1人の体の向きを変えて回ってあげたいって思った。
オトトイの日記の続きみたくなっちゃうけど、あたしは、これほど障害者やお年寄り、病人を迫害してる国が、なんで「先進国」と呼ばれてるんだか理解できない。社会保障や福祉の予算が45%もあるスウェーデンやデンマークと比べるのはムリがあるとしても、あの戦争大国のアメリカでさえ、国家予算の30%を社会保障や福祉に充ててるってのに、このニポンは、たったの20%だ。それも、ホントに介護を必要としてる障害者や、ホントにリハビリを必要としてるお年寄りたちを切り捨て、十分な医療が受けられるのは一部のお金持ちだけだ。病気に対する医療だけじゃなく、産科医の不足から、子供を産みたくても産むことのできない女性だって数え切れないほどいるのに、これでも「先進国」だって言うんなら、世界中の国はぜんぶ先進国だよ。
‥‥そんなワケで、数々の弱者切り捨て法案を強行採決して来た売国党の党首、アベシンゾーは、バカブッシュと並んで、「ジョージ」「シンゾー」と呼び合って、全世界を爆笑の渦に巻き込む学芸会を披露してくれた。サスガ、学歴詐称のインチキ留学で培ったワンダホーな英語の発音だけあって、まるで、誰かが書いてくれたカタカナの原稿を棒読みしてるようだった。あいかわらず、ヘリウムガスを吸ったみたいな声で、英語もニポン語と同様に舌足らずで、何を言ってんだか意味不明だし、場所がアメリカだったからか、あたしには、セサミストリートのバートに見えちゃった(笑)
で、ホワイトハウスを取り囲むデモ隊や、ボロクソにバッシングする現地の新聞や雑誌の嵐の中に到着した腰抜け男は、「米国が私を大歓迎してくれた」と有頂天になり、「地球温暖化を止めるためクリーンエネルギーである原子力の開発を今後も推進する」ってノタマッた。この瞬間、あたしは、「こいつって本物のバカだ」って確信した。
そして、アメリカのバカとニポンのバカによる爆笑セサミストリート劇場が終わり、アベシンゾーは、経団連のトイレット博士を始めとしたチーム・アベのゆかいな仲間たちを180人も引き連れて、中東に大名行列をしに行っちゃった。そして、あたしが、何よりも呆れ返ったのは、この大バカ大名行列が、29日にアラブ首長国連邦を訪問した時のことだ。アベシンゾーは、インド洋に待機させといた海上自衛隊の補給艦「はまな」に乗り込み、ズラッと並んだ自衛官たちに向かって、開口一番、こうノタマッたのだ。
「我が国の最高司令官である私は~」
ちょっと前に、国会で、「私は、今、権力の頂点にいる!」ってノタマッて、全国民の口をポカーンってさせちゃったオボッチャマ君だけど、今度は、「最高司令官」と来たもんだ。補給艦の甲板にズラッと整列した自衛官たちを前にして、自らを「最高司令官」と呼んでハバカラナイこの大バカは、良くてデスラー総統、悪くてヒトラー総統にしか見えなかった。
‥‥そんなワケで、ダッフンした話をモトに戻すけど、このニポンを代表する大バカが、アメリカを代表する大バカと茶番劇を繰り広げて下地を作ったとこに、30日、久間防衛大臣がサクッと訪米した。これは、もちろん、殺人兵器を全世界に売りつけることで国を維持してる世界一の軍需産業大国のアメリカが、日米安保条約をタテにして、ニポンに高額な殺人兵器を大量に売りつけるための商談だ。そして、今回は、1機250億円もする不必要なステルス戦闘機を何十機もマトメ買いさせられるための商談てワケで、このタヌキ親父1人の判断で、何兆円もの税金が不必要な殺人兵器のためにドブに捨てられるのだ。これだけのお金を福祉のために使えば、いったい、どれだけの人たちが救われるだろうか? 今、苦しんでいる数え切れないほどの国民を見捨ててまで、武器を買うことがそんなに大切なことなんだろうか? 障害者やお年寄り、病人たちを切り捨てて、人殺しのために何兆円も使う国が,果たして「先進国」と呼べるのだろうか?‥‥なんて、次々と弱者を切り捨てて、一直線に戦争のできる「美しい国」へと向かうアベシンゾー丸の辿り着く先は、たった1人の異常者のために殺された死体の山だと思う今日この頃なのだ。
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