レバニラニンニク女の溜め息
この前の土曜日の「釣りロマンを求めて」は、児島玲子ちゃんの回だったから、すごくワクワクしてた。それで、あたしは、玲子ちゃんのオフィシャルサイトのダイアリーで、ひと足お先に、ヒラメと見間違えるほど大きなカレイを釣り上げてる玲子ちゃんの写真を見てたから、すごくドキドキしてた。だけど、あたしの右足は、じん帯損傷で、すごくズキズキしてた‥‥なんて、くだらない三段オチでスタートしてみたんだけど、釣りロマンお得意のいつものタイトル、「大型カレイに玲子も大興奮!仙台・松島」ってのを見て、「大コーフンしてる玲子ちゃんを見て、あたしも大コーフンしたいんだけど、実際にはニコニコしながらヨユーで釣ってるんだよな~」って見抜いてた。だって、百戦錬磨の玲子ちゃんをコーフンさせられるのなんて、GTかカジキくらいしかいないもん。
カレイでも、たとえば、東シナ海にでも行って、世界最大のカレイ、「オヒョウ」でも狙って、体長3m、体重200kgの大物でも釣れれば、サスガの玲子ちゃんも「オヒョ~~~!!」って叫んじゃうくらい大コーフンするかもしんないけど、いくら「大型」とは言え、所詮は普通のカレイなんだから‥‥なんて思いつつ、それでも、すごく楽しみにしてた。そしたら、仙台の松島へ向かった玲子ちゃんは、ドライブを楽しみつつ、観光も楽しみつつ、ササカマボコもパクパクと食べつつ、連日のロケや長距離運転の疲れもなく、いつもの笑顔でレッツゴーだった。
で、案内役の地元のアングラー、佐々木広幸さんと合流して、そこらの釣具屋さんで売ってる出来合いのリグっていうナメきった実釣ながら、アッと言う間に大型のカレイを釣り上げた玲子ちゃんと、そのカレイを見て、「まだまだ小さいですよ」って余裕マンマンの佐々木さん。だけど、その佐々木さんに、なかなかカレイが釣れなくて、だんだんアセリ始めて来た。そして、エサが浮くナイロンラインのリグから、エサが海底を這うフロロカーボンラインのリグに交換したら、佐々木さんにも50cmクラスの大型のカレイが連発して、一件落着‥‥と思いきや、佐々木さんの釣り上げた何匹目かのカレイが、体をバタバタと反らしてイナバウアー状態になっちゃって、それを見て大笑いする玲子ちゃんと、玲子ちゃんの笑いが伝染して、笑いが止まらなくなっちゃった佐々木さんと、それを見ながら、久しぶりに大笑いしたあたしは、さらに右足がズキズキした今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、「大型カレイに玲子も大興奮!」ってタイトルを「大型カレイのイナバウアーに玲子も大爆笑!」に変更して欲しいと思いつつも、最近、凹むようなことが続いてて、声を出して笑うことなんかなかったから、久しぶりにケラケラと大笑いすることができて、玲子ちゃんと「釣りロマンを求めて」のスタッフに、心の中で感謝した。で、玲子ちゃんにお礼のメールを送ったら、すぐにお返事が来て、玲子ちゃんがレーシックの手術をしたばかりだってことを知った。レーシックってのは、角膜の角度を変えて、目が良く見えるようにする近視矯正の手術で、簡単なので、最近流行ってるみたいだ。
それで、昨日、玲子ちゃんのオフィシャルサイトを覗いてみたら、忙しくてしばらくストップしてたダイアリーが、ヒサビサに更新されてた。だから、あたしは、新着の玲子ちゃんの笑顔の写真が見られると思って、ヤッホー気分でダイアリーを開いてみたら、ナナナナナント! 玲子ちゃんの充血した目のアップの画像がっ!‥‥ってなワケで、話には聞いてたけど、画像で見ると痛々しかった。だけど、ダイアリーの文面を読むと、目が良く見えるようになった喜びがいっぱいで、嬉しさが伝わって来た。玲子ちゃん、これで、でっかいGTがバイトする瞬間も、50m先でカジキがジャンプするシーンも、裸眼でハッキリと見えるね♪
実は、あたしも、見るも無残になっちゃった右足の写真を撮り続けてて、秘密の場所で公開してるんだけど、あたしのほうは、なかなか不評だ(笑) だって、自分で見ても気持悪いもん。オマケに、変色して腫れ上がってるだけじゃなくて、傷口からは黄色い膿が流れ続けてるし‥‥。だけど、左腕や左足の傷は浅かったから、もうカサブタになってるので、ホータイは巻かないことにした。カサブタを避けるように、ムラサキ色に腫れてる部分にシップを貼って、シップのハシッコをバンソコでとめるようにした。つまり、カサブタの部分は、丸出しになってるってワケだ。
それで、左足のほうは、ヒザの下あたりから10cmくらいのサッカ傷で、小さなカサブタがいくつもできてて、自分でもすぐに見ることができる。だけど、左腕のほうは、ちょうどヒジの先端なのと、まだ肩が痛くて腕をねじれないから、鏡を使わないと見ることができない。こっちは、ワリと深い傷で、親指の爪2つぶんくらいの大きなカサブタが1個できてる。それで、触った感じだと、なかなか厚みのあるカサブタで、まだ治ってなくて、今、剥がしたら、絶対に痛いし、きっと血が出る感じだ。
それなのに、ああそれなのに、それなのに‥‥って、久しぶりに俳句調で嘆いてみたけど、昨日、マッサージチェアから立ち上がろうとした時に、ヒジカケのザラザラした感じの布に、ヒジのカサブタが引っかかっちゃって、「あっ!」っと思った時には、ビローンって剥がれちゃった。だけど、ハシッコの5mmがくっついてて、パコパコしてて、その部分は痛くて剥がすことができない。だから、とりあえず、カサブタをモトの場所にバンソコで貼ったりしつつ、土曜日の夜は更けて行った。
‥‥そんなワケで、ゴールデンウィークの最終日、日曜日の明け方を迎えたワケだけど、あいかわらず動けないあたしは、リモコンでテレビをつけて、テレビ朝日の「秘湯ロマン」を観た。だけど、残念なことに、今回の旅人は春馬ゆかりちゃんじゃなかった。それで、少し寝てから、「恐竜キング」の途中くらいで目が覚めて、そのまま、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」「仮面ライダー電車ヲタク」「YES!プリキュア5」って続けて観てから、フジテレビに替えて「ゲゲゲの鬼太郎」を観ようと思った時に、ケータイが鳴った。誰かと思ったら、地元のお友達からで、あたしのことを心配して、様子を見に来てくれるっていう。それで、お友達は、お昼前に来てくれたんだけど、いろいろと食材を買って来てくれた。
「きっこはロクなもの食べてないだろうから、今日は栄養満点のものを作るよ!」
そう言って作ってくれたのは、ナナナナナント! 「レバニラ炒め定食」だった! 病気で寝てるワケじゃないから、普通に食欲はあるんだけど、ブランチでのレバニラ炒めはキョーレツだ。それに、あたしは、この前の「イルカ問題」の時に、牛や豚や鶏の屠殺の映像や画像をいっぱい見て、もともとあんまり好きじゃなかったお肉が、ホンキで食べられなくなった。だから、あれ以来、自分から進んでは、お肉類は口にしてなかった。
すべて自炊しない限り、完全にお肉を食べなくすることは不可能だ。外食の場合は、たとえば「野菜カレー」を注文したとしても、ルーの中にビーフブイヨンとかが入ってる可能性も高いし、だからって、いちいちお店の人に聞くワケにも行かない。そして、自炊であっても、すべて原材料から作らないと、出来合いのカレールーやスープの素などの加工食品を使う場合は、すごく気を使うことになる。
だけど、あたしは、別に、自分の健康のことしか考えてない神経質なベジタリアンとかじゃないから、あくまでも「自分からは進んでお肉は口にしない」ってことにしただけで、出されたものは感謝して残さずにいただく。だって、出されたお弁当の中に入ってた1個のミートボールを残して、そのままゴミとして捨てるよりは、感謝して残さずにいただいたほうがいいと思ったからだ。だから、あたしは、食べ物に関しては、すごくお気楽だ。1本5000円もするナントカ還元水を飲んでるような金銭感覚の人たちには分かんないと思うけど、どんなものだって、食べ物があるってことは、幸せなことなのだ。
‥‥そんなワケで、お友達が作ってくれたレバニラ炒めは、ものすごく美味しかった。オマケに、「しばらく誰とも会わないんだから、ニンニクも食べな」って言って、あたしが食べたかった「味噌カツオニンニク」も買って来てくれたから、ポリポリと5粒も食べた。これで、あたしは、ハイオク満タンになって、べギラマだろうとイオナズンだろうと連発できる状態になった。そして、あたしの半径5m以内には、ドラキュラも寄せつけないほどの「レバニラニンニク女」になったってワケだ。
それで、あたしには作ってくれたのに、自分はアイスコーヒーを飲んでるだけで、ぜんぜん食べないお友達に、「●子は食べないの?」って聞いたら、「あたしは朝食べて来たし、明日から会社だから、匂うものは食べられないよ」って言って笑ってた。お友達は、そのあとも、レンコンのキンピラと、ホウレン草とベーコンのバター炒めを作って、タッパーに入れておいてくれた。そして、溜まってた洗い物も、ぜんぶ洗ってくれた。だから、調子に乗ったあたしは、お洗濯もお願いしちゃった(笑)
そして、お友達が帰ったあと、「ちびまる子ちゃん」を観たり、少し寝たり、句集を読んだりして、あたしは、のんびりと過した。それにしても、今年は、新年早々に包丁で指を切って、傷が深くて1ヶ月以上も治らなかったし、この前はインフルエンザで苦しんだし、肉体的なダメージが多すぎる。インフルエンザはジンジャエールだとしても、包丁で指を切ったのも、今回の転落事故も、両方とも自分の注意不足が原因だ。そして、「注意不足」って書けば、ワリとイメージはいいけど、もっと簡単に書けば、「オッチョコチョイ」ってことになる。
お部屋の中を歩いてて、タンスの角に足の小指をぶつけるのが得意ワザだったあたしは、ぶつけるたびに「気をつけなくちゃ」って思うんだけど、忘れたころになると、また、おんなじ場所に足の小指をぶつけてた。だから、あたしのオッチョコチョイは、持って生まれたもんなんだと思うけど、「お部屋の中ではスリッパを履く」ってことによって、これを回避することができた。だけど、去年の6月には、原チャリのサイドスタンドが足の親指に突き刺さって、爪がめくれ上がって大流血したから、ホントの意味で足の指のケガを回避するためには、ツマサキが強化されてる作業用の安全靴でも履かないと、あたしのオッチョコチョイには対応できないと思う。
そして、包丁で指を切るオッチョコチョイ、階段から転げ落ちるオッチョコチョイなど、すべてのオッチョコチョイに対応するためには、安全靴だけじゃなくて、頭の先からツマサキまで、全身を守るモビルスーツみたいなのを着て生活しなくちゃなんない。モビルスーツは大ゲサとしても、重さが何十キロもある中世ヨーロッパの甲冑(かっちゅう)みたいなのを着て、日常生活を送らないとなんない。
‥‥そんなワケで、いくらなんでも、サスガに甲冑を着て生活するワケには行かないけど、せめて、これからは、もっと慎重に行動しないと‥‥なんて思いつつも、月曜日の朝、別のお友達がやって来た。そして、「どうしたの? こんな早い時間に」って聞いたあたしに、お友達は呆れた顔で、「今日、病院に行く日だから、朝8時に来てくれって言ってたでしょ?」ってツッコミを入れられて、あたしは、初めて、病院に行く日だったってことを思い出したのだ。そして、そのお友達は、こう続けた。「きっこ、ニンニクか何か食べた? すごい匂うよ」‥‥そして、果てしなくオッチョコチョイな「レバニラニンニク女」は、お友達の車の中をラブリーな匂いで満たしつつ、病院へと向かった今日この頃なのだ(笑)
★ 今日も最後まで読んでくれてありがとう!
★ 右手だけでがんばって更新してるあたしに、応援のクリックをお願いしま~す♪
↓ ↓
人気blogランキング
★ 書籍版「きっこの日記」もよろしくで~す♪
↓ ↓
http://www.byakuya-shobo.co.jp/kikko/
| 固定リンク