バカなアベシンゾーよりバカな国民
昨日の日記に書いたけど、沖縄では、オトトイから、平和を願うたくさんの人たちが、基地移設や憲法改悪に反対してホントの平和を手に入れるための「5・15 平和行進」を行なってる。それで、これも昨日の日記に書いたけど、あたしも1人で、願をかけながら、「プチ平和行進」をした。松葉杖でマンションのまわりを回るだけなので、最初は2~3周したらやめようと思ってたんだけど、植え込みに腰掛けて俳句を詠んだり、猫と遊んだりしながら続けていたら、ついつい6周もしちゃった。
それで、6周したら、6周ってなんか中途半端だから、「なんとか10周しよう!」って気持ちになっちゃって、結局、2時間以上かかって10周した。そしたら、クタクタになって、全身が痛くて、階段を上ってお部屋に戻って来るのが大変だった。だけど、戦争商売に向けて、チャクチャクと憲法改悪や完全武装の準備を進める独裁者、アベシンゾーによって、踏みにじられ続けてる沖縄の人たちの心の痛みは、あたしの体の痛みの比じゃないと思った。
それなのに、アベシンゾーは、沖縄にもいる「平和や自然よりもお金や利権に目がくらんだ一部の人たち」にコビを売るために、国会のクールビズ期間の初日の6月1日に、アベシンゾー以下、全閣僚が、沖縄の「かりゆしウェア」を着て閣議に出席するって言い出した。これは、アベシンゾーの発案で、全閣僚に自ら指示をしたそうだ。沖縄の4月の参院補欠選で、自民党とナンミョー党の推薦する島尻安伊子の応援に駆けつけた時には、基地移設に反対してる地元住民のことを「沖縄県民は暗い顔をして文句ばかり言う!」って揶揄したクセに、この変わり身の早さは、サスガ、天下無敵のヒキョ~者だね‥‥なんて思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、あたしは、あまりにも分かりやすいアベシンゾーの子供騙しの低能パフォーマンスには、いいかげんウンザリなんだけど、それでも、こんな安っぽいパフォーマンスにも騙されちゃう人たちがいるんだよね。テレビで、「かりゆしウェア」を着てるアベシンゾーを見て、「沖縄の服を着てるから沖縄のことを考えてくれてる」って思っちゃう単純な人たちもいるんだよね。その証拠が、そのまんま東のバカバカしいパフォーマンスに騙されて、宮崎県産の地鶏が飛ぶように売れまくってるって事実だ。
1週間前のことでキョーシュクだけど、この前の日曜日、あたしは、「ちびまる子ちゃん」を観終わってから、「サザエさん」が始まるまでにチャンネルを1周してたら、「バンキシャ!」にそのまんま東が生出演してた。それで、チョコっとだけ見てたら、そのまんま東がヤタラとPRしてる宮崎県のマンゴーをヒトクチサイズに切って、他のマンゴーと食べ比べして、どれが宮崎県のマンゴーだか当ててもらうってのが始まったから、面白そうだから見てた。そしたら、そのまんま東は、「え~!やばいですよ~!外したらシャレになんないでしょう?」とかって、ホントに困ってた。だけど、生放送だし、そのまんま東は、仕方なく、A、B、Cのお皿の上のマンゴーを食べて、「Aは絶対に違いますね!」って言ってから、「BかCなんだよな~」ってしばらく悩んでから、「Cです!」って言った。
結果は、Cが正解で、そのまんま東は当たってホッとしてたんだけど、答を聞いてみたら、Aは白桃の缶詰で、Bはカリフォルニア産のマンゴーで、Cが宮崎県産のマンゴーだった。そんなら、「Aは絶対に違いますね!」とか「BかCなんだよな~」とかって、あまりにも当たり前のことで、こんなの、あたしでも当たるよ(笑)
で、これでホッとしたそのまんま東を地獄に突き落としたのが、次の問題だった。MCの福澤朗が、「まあ、マンゴーはサービス問題でしたけど、本番は次です」とかって言って、今度は、地鶏の炭火焼きが、A、B、Cと登場した。それを見たそのまんま東は、「え~!」って声を上げ、チャレンジする前から自信がなさそうだった。だけど、あれほど、「ホントに美味しいんです!」って大宣伝してる宮崎県産の地鶏の炭火焼きなんだし、パッケージには自分の顔の絵まで入ってるんだから、当たらなかったらおかしいじゃん。
だけど、悩みに悩んだそのまんま東が選んだBは、残念ながら「名古屋コーチン」だった。そして、Aが比内地鶏で、Cが宮崎県産の地鶏だった。そしたら、そのまんま東は、真っ赤な顔をして、「地頭鶏(じとっこ)だったら絶対に間違えなかったのに!地頭鶏だったら!」ってイイワケをし始めた。「地頭鶏」ってのは、宮崎県産の地鶏の中でも、特に美味しいってPRしてるヤツで、そのまんま東がいつも持ち歩いてる真空パックのヤツも「地頭鶏」だそうだ。つまり、そのまんま東は、どこの地鶏よりも美味しくて、自分が食べ慣れてる「地頭鶏」だったら絶対に間違えなかったのに、今回は宮崎県産の一般の地鶏だったから間違えたってイイワケをしたのだ。でも、ここで、さらなる地獄がそのまんま東を待ち受けてた。福澤朗が、スタッフに確認してから、こう言い放ったのだ。
「これ、地頭鶏だそうです」
この言葉を聞いた瞬間のそのまんま東は、まさに、穴があったら入りたいって感じで、どうみても県知事の顔じゃなくて、渋谷の風俗店から出て来たとこを写真週刊誌のカメラマンに撮られた時の顔みたいだった。そして、何が何だか分かんないほどアセリまくっちゃったそのまんま東は、今度は、またまたトンチンカンなイイワケを始めた。
「ボクの離婚した妻が名古屋の出身だったもんで、名古屋コーチンはいつも食べ慣れてまして、それで間違えちゃいました~」
それで、福澤朗も、あれほど自分で宣伝してる地鶏を間違えるとは思ってなかったみたいで、あんまりツッコミは入れずに、「まあまあ、これはちょっとしたお遊びですから、知事にはこれから大事な質問をしたいと思います」って仕切り直してたけど、そのまんま東のオロオロっぷりは、しばらく続いてた。それにしても、名古屋コーチンを食べたことがないんなら間違えても仕方ないけど、「名古屋コーチンはいつも食べ慣れてまして」ってのが間違えたイイワケとは、支離滅裂もいいとこだ。結局、そのまんま東としては、3種類の地鶏の炭火焼きのうち、一番美味しいと思ったのがBの名古屋コーチンだったワケなんだから、くだらないパフォーマンスに騙されて宮崎県産の地鶏を買おうとしてる人は、名古屋コーチンを買ったほうがいいと思う。
‥‥そんなワケで、今の宮崎県産の地鶏のブームを見てると、あたしは、「あるある大事典」の納豆を思い出す。何の根拠もないデタラメな放送だったのに、全国のスーパーで納豆が品切れになるほど売れまくって、それがデマだと分かったトタンに、今度はサッパリと売れなくなった。ニポン人だけに限ったことじゃないと思うけど、あたしは、これほど単純な国民も珍しいと思った。そして、「あるある大事典」を観て納豆を買いに走ったり、そのまんま東のバカバカしいパフォーマンスを見てネットの通販で宮崎県産の地鶏を注文するような人たちが、コイズミの幼稚なパフォーマンスに騙されて自民党なんかに投票しちゃったり、「かりゆしウェア」を着たアベシンゾーを見て「沖縄のことを考えてくれてる」ってカン違いしちゃうんだろうなって思った。
今世紀最強の生物兵器、アメリカ産の狂牛肉の時には、プリオン調査会の人選から現地視察に至るまで、すべてが「輸入再開ありき」で進められて、数え切れないほどのデータの捏造や裏取引が行なわれたけど、この国の政府のやり方って、すべてがこれとおんなじだ。すべて「結論ありき」で進められて、そのためには、どんなインチキもデタラメもやりたい放題なのだ。今、アベシンゾーが強引に推し進めてる憲法改悪にしたって、国民投票法案が決まる前から、すでに、憲法改悪までの綿密なスケジュール表が作られてて、戦争のできる国にするための新しい憲法の草案までが作られてる。
つまり、まだ、国民投票法案が採決されるかどうか分からないうちから、「国民投票法案が採決されて、3年後には国民投票で憲法を変えることに決まる」って筋書きが作られてるってワケだ。そして、その筋書き通りに進めるためには、どんなに汚い手段を使っても、ジャマする者たちの口を封じるってのが、今の政府のやり方だ。だからこそ、共謀罪の成立を急いでるってワケだ。
沖縄の辺野古の問題にしたって、今、政府がやろうとしてる現地の「事前調査」ってのは、「アメリカのイイナリになってジュゴンの住む海に殺人滑走路を作る」っていう「結論ありき」で進められてる綿密なスケジュールの1つの過程にしかすぎない。なにしろ、この前の訪米で、アベシンゾーは、ブッシュと約束して来たからね。「スケジュールが遅れないように基地の移転をします」って。
この「事前調査」ってのは、政府の息のかかった海洋調査業者が海に潜り、表向きはジュゴンやサンゴのことを調べたフリをして、最初から捏造されてる通りの調査報告書を作り、「この海に滑走路を作っても、ジュゴンにもサンゴにもぜんぜん影響はありません」って大ウソの報告するだけの茶番劇だ。これは、政府の息のかかった調査グループが、アメリカの牛肉加工施設を見に行って、「何も問題ありません。すぐに輸入再開できます」って報告したのに、そのあと、「すき家」のゼンショーの私設調査グループが見に行って、「今の段階ではとても安全とは言えないので、当社ではお客様の健康を考え、アメリカ産の牛肉は使用しません」って言ったのを見れば一目瞭然だろう。
そして、それ以前の問題として、今、辺野古の海でやろうとしてる「事前調査」ってのは、アセス法に違反してる。アセス法に関しては、ここに書くと長くなりすぎちゃうから、詳しく知りたい人は「アセス法」で検索するか、「アセス法 辺野古」で検索すれば、国が法律を犯してもアメリカ軍の殺人滑走路を急いで作ろうとしてることが良く分かると思う。簡単に言えば、こうした海洋調査などをする場合には、事前にさまざまな手続きをしなくちゃいけない規則になってるのに、それをぜんぶ無視して、強引に調査をしようとしてるってワケだ。これは、法案の中身も決まってないのに、とにかく何が何でも国民投票法案を採決しちまえ!ってのとおんなじで、すべては「結論ありき」で行なってることによる本末転倒な愚行としか言いようがない。
そう言えば、環境大臣としてのわずかな在任期間中に、この国の自然を破壊しまくり、この国の環境悪化に尽力してくれた売国奴、小池百合子は、沖縄及び北方対策担当大臣を兼任してた内閣府特命担当大臣時代の2004年11月9日の衆院環境委員会で、辺野古のジュゴンについて、こう言った。
「生態などの保護対策に必要な情報を収集した上で、関係者の理解を得ることが重要だ。国内希少野生動物種の指定に向けて必要な検討を進めて行きたい。」
つまり、小池百合子は、ジュゴンを守るために、ジュゴンの住む美しい海を守るために、まずは、ジュゴンを環境庁の「国内希少野生動植物」に指定するように努力するって断言したのだ。そして、この発言通りに、ジュゴンが「国内希少野生動植物」に指定されれば、ジュゴンが住む海域は「種の保存法」によって「生息地等保護区」に指定されるから、アメリカ軍の殺人滑走路なんか作れなくなる。
だけど、小池百合子のこの発言は、最初っから国民を欺くための大ウソだったのだ。この時点で、コイズミとブッシュとの間で辺野古の滑走路の計画は確約されてたんだから、それをダメにするような手続きなんか、コイズミシスターズの小池百合子がやるハズがない。そして、その予想通りに、ジュゴンを「国内希少野生動植物」に指定するための申請すら、小池百合子はしなかった。だって、誰がどう見たって稀少野生動物に決まってるジュゴンなんだから、申請したら確実に「国内希少野生動植物」に指定されちゃうからだ。
ちなみに、現在、この「国内希少野生動植物」に指定されてるのは、アホウドリ、コウノトリ、オオワシ、ハヤブサなどを始めとした鳥類が39種、イリオモテヤマネコやツシマヤマネコなどの哺乳類が4種、その他、爬虫類が1種、両生類が1種、魚類が4種、昆虫類が5種、植物が19種で、合計73種だ。ハッキリ言って、アホウドリやハヤブサが指定されてるのに、それよりも遥かに稀少なジュゴンが指定されてないなんて、どう考えたって政治的な圧力や根回しがあるとしか思えない。
だいたいからして、イリオモテヤマネコやツシマヤマネコの他にも、ヤンバルクイナやアマミノクロウサギなどの鳥類や哺乳類から、ヤンバルテナガコガネやイシガキニイニイなどの昆虫類やオキナワセッコクやアマミデンダなどの植物に至るまで、南の島だけに生息してる数多くの動植物が「国内希少野生動植物」に指定されてるのに、ジュゴンだけが指定されないどころか、申請さえもされてないなんて、絶対に納得できない。それも、3年前に、当時の沖縄及び北方対策担当大臣だった小池百合子が、オオヤケの場で、「国内希少野生動物種の指定に向けて必要な検討を進めて行きたい」って断言したのにも関わらず、まるで腫れ物に触るかのように、ジュゴンについては検討されないのだ。
辺野古の海域は、ジュゴンが生息できる北限で、暖かい海でしか生きられないジュゴンは、これ以上は北の海には住むことができない。だからこそ、沖縄の人たちは、辺野古の海を守ろうとしてるワケだ。それなのに、小池百合子は、表向きはジュゴンを「国内希少野生動植物」に指定するように努力すると公言しておきながら、実際にはコイズミの命令通りにジュゴンを申請せず、挙句の果てには、こんなトンチンカンなデタラメをノタマッたのだ。
「辺野古の海域はジュゴンが生息できる北限とされていたが、地球温暖化で北限はどんどん上がっている」
つまり、地球温暖化のオカゲで、ジュゴンの住める海域はどんどん北へと広がってるから、辺野古の海にアメリカ軍の滑走路を作っても、別に問題はないって言ったのだ。これが、当時の沖縄及び北方対策担当大臣であり、後の環境大臣の言葉とは、とてもじゃないけど信じらんない。
‥‥そんなワケで、水産庁がジュゴンを「絶滅危惧種」に指定しようが、文化庁がジュゴンを「天然記念物」に指定しようが、ジュゴンの生息域にアメリカ軍の滑走路を作ることはできる。でも、環境庁が「国内希少野生動植物」に指定しちゃうと、アメリカ軍の滑走路は作れなくなる。これが、コロコロと変わった小池百合子のデタラメ発言の理由だってことだ。つまり、すべては「結論ありき」で進められてるってワケで、最初っから「辺野古にアメリカ軍の滑走路を作る」って大前提のもとに、こんなデタラメがまかり通ってるってワケだ。そして、これこそが、モリヨシロー→コイズミ→アベシンゾーと受け継がれて来た売国奴軍団、自民党森派のお家芸ってワケで、そのまんま東のバカバカしいパフォーマンスに騙されて、そのまんま東本人ですら味が分かんない地鶏の肉をありがたがって買いあさるようなオメデタイ国民がいる限り、すべては自民党森派の立てたスケジュール通りに進んで行く今日この頃なのだ。
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