晋世紀アヴェンゲリオン
西暦2006年、国民の格差拡大による世界的危機、「コイズミインパクト」から復興しつつあった現代に、突如、「アベ」と呼ばれる謎の敵が襲来する。「アベ」は、その正体も目的も不明だが、さまざまな増税、年金問題、憲法改悪で国民に戦いを挑んできた。この謎の敵「アベ」に国民が対抗する唯一の手段が 「汎用人型決戦兵器アヴェンゲリオン」である。国際連合直属の特務機関の世田谷支部「ニコタマ」によって主人公、碇シンゾを含む3人の少年少女がその操縦者に抜擢された。今、国民の命運を掛けた戦いの火蓋が切って落とされる。果たして「アベ」の正体とは? 少年たちの、そして国民の運命は?
残~酷な~ヒトラーのような~シンゾーよ~政権を去~れ~♪
チャンチャンチャチャチャ~ チャチャチャチャチャチャ~チャ♪
チャンチャンチャチャチャ~ チャチャチャチャチャ~チャ~♪
向かい~風が今~支持率を下げても~♪
ワタクチの~内閣で~増税するぞ~♪
ゾッと~する表情~絞り取ることに夢中で~♪
戦争さえもまだ~知らない~軽すぎるオツム~♪
だけどいつか~気づくでしょう~その背中には~♪
近い未来~戦場へと向かう子供の目~♪
気味悪い~オチョボグチから~次々に~強行採決~♪
ほとばしる~ウソ八百で~国民を~裏切るなら~♪
ご先祖様も~泣いているから~シンゾーよ~政権を去れ~♪
‥‥ド~ドッ、ド~ドッ、ド~ドッ、ド~ドッ‥‥
第拾九話 「国民の戦い」
自分が戦っていた「アベ」に、親友のジュンイチロウが乗っていることを知らされたシンゾは、怒りと悲しみに震えていた。碇(いかり)だけに‥‥。
シンゾ 「僕はジュンイチロウを殺そうとしたんだ‥‥」
冬月 「しかし、シンゾ君‥‥ああしなければ君がやられていたぞ」
シンゾ 「そんなの関係ないよ!」
ゲンタロウ 「だが、それも事実だ」
シンゾ 「そんなこと言って、これ以上僕を怒らせないでよ!初号機に残されてるあと185秒、これだけあれば本部の半分は壊せるよ!」
ゲンタロウ 「‥‥‥‥」
シンゾ 「父さん!そこにいるんだろ?何か言ってよ!答えてよ~!」
ゲンタロウ 「‥‥‥‥」
‥‥しかし、シンゾは、プラグ内のLCL圧縮濃度を限界まで上げられ、気を失っているところをレーザーカッターで強制排出させられてしまった。そして、意識が戻ったシンゾは、親友を殺そうとしたアヴェンゲリオンには、もう乗るのをやめてしまう。
シンゾ 「父さん、僕はもうアヴェに乗りたくありません!ここにもいたくありません!」
ゲンタロウ 「では‥‥出て行け‥‥」
シンゾ 「はい、お家に戻ります」
ゲンタロウ 「また逃げ出すのか?お前には失望したぞ!もう二度と会うこともあるまい」
シンゾ 「はい、そのつもりです‥‥」
‥‥その時、警報が鳴った!
ビー!ビー!ビー!ビー!ビー!
マヤ 「パターン・アホ! アベです!」
第14アベ、「ショウヒゼイヒキアゲ」が襲来した!ニコタマフロントの侵入を阻止するために、アスカの乗ったアヴェンゲリオン弐号機が発進した!
アスカ 「もう二度と負けられないのよ!あたしは~!」
ドドドドド~! ドゴン!ドゴン!
アスカ 「ダメよ!ロケットランチャーもデュアルソーも効かないわ!」
グガガガガ~! バキッ!バキッ!
アスカ 「キャ~~~!」
ミサト 「まずいわ! アスカがやられた!」
ゲンタロウ 「‥‥しかたない、チャゲ、修復中の零号機で頼む」
チャゲ 「‥‥はい、分かりました」
そして、前回のアベ、「キョーコーサイケツ」との戦いで、片腕を失ったままのアヴェンゲリオン零号機で、ファーストチルドレンのチャゲが発進した。しかし、N2爆雷でアベの破壊を試みるも、N2爆雷と間違えて懐中電灯を持って来てしまい、溶けたローソクのような不気味なアベの顔に、下から明かりを照らしただけだった。その瞬間、アベの強烈な攻撃を食らい、零号機も頭部を破損して活動停止してしまう。
ミサト 「ダメよ! チャゲもやられたわ!」
ゲンタロウ 「うむ‥‥チャゲとアスカは2機で1機ぶんの力しかないからな‥‥」
離れた場所からこの様子を見ていたシンゾに、近くにいたカジが声をかけた。
カジ 「こんなところで何やってるんだ?シンゾ君」
シンゾ 「僕はもうアヴェには乗らないって決めたんです‥‥」
カジ 「ショウヒゼイヒキアゲを止められるのは、アベと同じ力を持ったアヴェンゲリオンだけだ」
シンゾ 「‥‥‥‥」
カジ 「君には、君にしかできないこと、君にならできることがあるはずだ」
シンゾ 「‥‥‥‥」
カジ 「今、自分が何をすべきなのか‥‥後悔しないようにな」
カジの言葉を聞いたシンゾは、しばらく考えていたが、急に思い立ったように、ニコタマ本部へと走り出した。弐号機も零号機も失ったニコタマ本部では、最後の初号機をシンゾの代わりにダミープラグで動かそうとしていた。しかし、初号機は、ダミープラグを拒否し続けていた。
シンゾ 「乗せてください! 僕をこの初号機に乗せてください!」
ゲンタロウ 「‥‥なぜ、ここにいる?」
シンゾ 「僕は‥‥僕は‥‥アヴェンゲリオン初号機のパイロット、碇シンゾです!!」
そのころ、第14アベ、「ショウヒゼイヒキアゲ」は、すでにミサトたちがいるニコタマ本部の第1発令所の目前まで迫っていた。そして、アベが、ニコタマ本部へと侵入しようとした瞬間、シンゾの乗った初号機が現れた。激しく攻撃しあうアベと初号機。しかし、しばらくすると、初号機は動かなくなってしまい、一方的に攻撃を受けてしまう。
マヤ 「初号機、活動限界です!内部電源も完全にダウンしました!」
ミサト 「このままではシンゾ君が危険だわ!」
ゲンタロウ 「‥‥‥‥」
バキッ! バキッ! バキバキッ!
シンゾ 「動け!動け!動け!動け!動け!動け!動いてよぉ~~~!」
バキッ! バキッ! バキバキッ!
シンゾ 「今動かなきゃ、今やらなきゃ、みんな死んじゃうんだよ!もうそんなの嫌なんだよ!だから動いてよぉ~~~!」
‥‥ドックン‥‥ドックン‥‥ドックン‥‥ドックン‥‥ドックン‥‥
初号機 「ウオォ~~~~~~!!」
マヤ 「まさか、信じられません!初号機のシンクロ率が400%を超えています!」
リツコ 「やはり目覚めたのね‥‥彼女が‥‥」
ゲンタロウ 「ふふっ‥‥これがパチンコだったら、シンクロリーチからの暴走モード突入だな‥‥」
アベに馬乗りになり、引きちぎりながらむさぼり食う初号機。それを見たマヤが、吐きそうになって口に手をやる。一方、初号機の中のシンゾは、この暴走を止めることができず、激しい振動に耐え続けるのが精一杯だった。そして、アベを食いつくしてお腹一杯になった初号機と、精一杯だったシンゾは、もうイッパイイッパイになり、何とかニコタマ本部へと戻って来た。
ゲンタロウ 「ショウヒゼイヒキアゲは何とか食い止めることができたな‥‥」
シンゾ 「文字通り、食って止めました!」
アスカ 「あんた、バカァ~?」
ゲンタロウ 「今回はうまく行ったが、次のアベはもっと強力なケンポーカイアクだ。大丈夫か?シンゾ」
シンゾ 「大丈夫です!僕は‥‥僕は‥‥死ぬまで暴走し続けま~す!」
‥‥そんなワケで、参院選後に続く‥‥かも?(笑)
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