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2007.07.15

ルブタン・レッド

M18236 何日か前に、この「きっこの日記」の左のとこにリンクしてる「きっこのプロフィール」を久しぶりに更新したんだけど、毎日読みに来てくれてる人でも、マサカ、毎日プロフィールなんか見るワケないだろうから、プロフィールのアクセス数を見ても、ぜんぜん増えてなかった。やっぱ、「プロフを更新しました」って書かないと、誰も見ないもんなんだね。で、更新したって言っても、出身地が変わったり血液型が変わったり身長が伸びたりするワケもなく、そういった基本的なことは何も変わってないんだけど、写真を変えてみたり、くだらないことを書き足してみたりしただけだ。

 

そんな中で、「自慢なこと」ってとこに、今までは「虫歯ゼロ」「美白」「黒髪」って書いてたんだけど、「安いものを着ても高そうに見られる」ってのを書き足してみた。これが、自慢になるかどうかは分かんないけど、昔っからいろんな人に良く言われるので、三十路を過ぎたのに自慢できることが「虫歯ゼロ」と「美白」と「黒髪」だけじゃ寂しいので、ナニゲに書き足してみたってワケだ。

 

でも、これって、ホントは、あたしは理由を知ってるのだ。「安いものを着ても高そうに見られる」ってのは、普段着の時の話じゃなくて、お友達の結婚式とか、何かのパーティーとか、それなりの場所にそれなりのカッコをしてく時の話だから、こういう時、あたしは、クリスチャン・ルブタンとかマノロ・ブラニクとか、とにかく「いい靴」を履いてる。それから、バッグもそれに合わせて、それなりの物を持ってる。あたしのオシャレの基本は靴だから、まずは靴を決めて、それに合わせてバッグを決めて、それからお洋服を決めて、最後にお化粧を決める。だから、こういう時のあたしって、靴とバッグだけはそれなりだから、どんなに安いお洋服を着てても、高そうに見えるんだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

 

‥‥そんなワケで、たとえば、上から下まで偽ブランド品を身につけた女性が、地下鉄の出口から出て来たら、「あのバッグ、ニセモノじゃないの?」って思う人もいるかもしんないけど、おんなじ女性が、ベンツのリムジンに乗って現れて、運転手が先に降りて来て外からドアを開けて、赤いジュウタンの上でも歩き始めたら、みんな、身につけてるブランド品を本物だと思っちゃうだろう。これと一緒で、あたしのルブタンもエピもニセモノだったら、着てるお洋服も安物に見られちゃうだろうけど、靴とバッグが本物だから、お洋服も、きっと「いい物」だって思われるんだと思う。

 

だけど、これが「すべての理由」ってワケじゃなくて、あたしの着こなしが素晴らしいとか、あたしの立ち居振る舞いが上品だとか、あたしのアクセの使い方がワンダホーだとが、いろいろと言いたいこともあるんだけど、こういったことを自分のほうから言うのもナンだから、言わないだけだ。言わなくても、書いたらおんなじだけど(笑)

 

ま、そんなことは置いといて、あたしのプロフには、「好きな靴はジミー・チュウ」だって書いてある。これは、前にも説明したことがあるけど、まだ今みたいにジミー・チュウが世界的なブランドになる前から書いてた。もっと言えば、まだニポンにジミー・チュウのショップが無かったころから、あたしのプロフには、「好きな靴はジミー・チュウ」って書いてあった。だけど、あたしは、ホントは、ジミー・チュウだけが特別に大好きなワケじゃなくて、もちろん、クリスチャン・ルブタンだって、マノロ・ブラニクだって、スチュアート・ワイツマンだって、コール・ハーンだって、他にもいっぱい大好きなブランドがある。だけど、パンプスが好きな女性で、ルブタンやブラニクが嫌いだなんて言う人は聞いたことないし、そりゃあ中には1人くらいヘソ曲がりなのがいるかもしんないけど、パンプスが好きなのにルブタンやブラニクが嫌いってのは、スポーツカーが好きなのにフェラーリやランチアが嫌いっていうようなもんだから、あんまり一般的な感覚じゃない。

 

つまり、普通は、「パンプスが好き」とか「ハイヒールが好き」とかって言えば、それは、「ルブタンが好き」「ブラニクが好き」って意味になるから、あたしは、わざわざプロフには書かなかったってワケなのだ。そして、5年前か6年前か忘れちゃったけど、プロフを作った当時、まだニポンでは一部の靴マニアくらいしか名前を知らなかったジミー・チュウの名前を書いたってワケなのだ。そうすれば、分かる人が見れば、「あ、この人は、サイドのラインが美しくて、エレガントで、セクシーで、全体的に華奢なデザインなのに、欽ちゃん走りもできるような実用的なパンプスが好きなんだな」ってことが伝わるし、そうなれば、当然、ルブタンやブラニクも好きだってことも分かってもらえるからだ。

 

‥‥そんなワケで、あたしのパンプスの好みは、ヒールの高さが9cm以上で、ヒールの太さが1.5cm以下で、トゥが尖ってること、これが基本的な条件になる。これは、3点とも異常なほどのコダワリがあるから、どんなに気に入ったデザインのパンプスでもヒールの高さが8cmだったら買わないし、ヒールの高さは9cmでも、太さが1.8cmだったら買わない。だから、あたしの持ってる靴は、ぜんぶで60足弱なんだけど、そのうちの50足以上が、ヒールの高さが9cm以上で、ヒールの太さが1.5cm以下だ。その中には、パンプスもサンダルもミュールもブーツも入ってるけど、サンダル以外のトゥのあるものは、みんな尖ってる。

 

そして、それ以外の残りの7~8足は、スニーカーだったり、車を運転する時のペタンコ靴だったり、洗車する時のレインブーツだったり、海とかプールに行く時のビーサンだったりするワケで、ようするに、もともとヒールの高さだのトゥのデザインだのにコダワリが言えるようなジャンルの靴じゃないってワケだ。だから、松葉杖で生活してて、パンプスが履けない今のあたしは、宝の持ち腐れ‥‥ってよりも、ふだん履く靴に困ってる。15年以上もかけて、こんなにいっぱい靴を集めて来たってのに、持ってる靴のうち、9割は履くことができないのだ。

 

だけど、もしも今、誰かが、何でもいいから1足の靴をプレゼントしてくれるって言ったら、あたしは、間違いなく、ヒールの高さが9cm以上で、ヒールの太さが1.5cm以下で、トゥが尖ってるパンプスを希望しちゃう。決して、松葉杖に対応したペタンコ靴なんか希望しない。ようするに、あたしにとっての靴ってのは、好きで好きでたまんないジャンルの靴と、どうでもいいジャンルの靴とに、キッパリと二分されてるってワケだ。

 

‥‥そんなワケで、いっぱい靴を持ってるワリには、高い靴はほとんど無くて、一番高いルブタンでも3万円台、一番高いジミー・チュウでも2万円台だ。これは、ハワイに住んでるお友達に頼んで、向こうのアウトレットのセールの時に買って送ってもらってるからで、ニポンで買ったら、この3倍も4倍もしちゃう。で、50足以上も持ってるって言っても、ルブタンは2足、ブラニクも2足、ジミー・チュウは5足‥‥って感じだから、ブーツはともかくとして、パンプスに関して言えば、ほとんどが1万円台か1万円以下で、総額にするとタカが知れてる。

 

たとえば、あたしの持ってるルブタンは、普通の牛革とエナメルの2足で、牛革のほうが3万円台、エナメルのほうが2万円台だったけど、これとおんなじデザインでも、革がクロコになると、一気に50万円近くになっちゃう。だから、あたしの大切にしてるルブタンのパンプスとまったくおんなじデザインでも、材質がワニになっただけで、値段は20倍くらいになっちゃうワケで、さらに言えば、あたしの50足以上の靴、全部の値段よりも、このクロコのパンプス2足のほうが高いってことになっちゃうのだ。

 

だから、あたしが靴をいっぱい持ってるって言っても、それは、あくまでも1万円前後の靴をいっぱい持ってるってだけだし、それも、15年もかけて集めて来たワケだから、5万円、10万円の靴をバンバン買えちゃうようなセレブとは話が違う。それでも、「ここ一番」のオシャレをする時に、ピカピカに磨いたルブタンを履けば、ニポンで買えば10万円前後なワケだし、それに合わせて持ってるパッグだって、ニポンで買えば何十万円もするワケだから、着てるワンピが古着屋さんで買った3000円のものでも、周りからは「すごく高そう」って思われるワケだ。

 

‥‥そんなワケで、あたしの大好きなジミー・チュウの社長は、オナジミ‥‥って言っても、「きっこの日記」を読んでるような人たちにはオナジミじゃないかもしんないけど、セレブの中のセレブ、タマラ・メロンだ。あんまり詳しくは知らないけど、イギリスの長者番付みたいなので、「イギリスで最も裕福な女性」とかってのにも選ばれたみたいだけど、とにかく、ものすごい美女で、才能もあって、お金持ちで、天が二物どころか、三物も四物も与えちゃったような女性だ。

 

Tamara_mellon1

 

 

タマラは、1967年7月7日、七夕の日に、お父さんがお金持ちで、お母さんがシャネルのモデルさんていう、絵に描いたようなセレブとして生まれた。だから、この前の七夕の日で、ちょうど40才になったんだけど、とにかく、ものすごい美女だから、興味のある人は、「タマラ・メロン」とか「Tamara Mellon」とかで検索すれば、写真があると思う。で、そんなタマラは、もともとは、イギリスの「ヴォーグ誌」で、アクセのエディターをやってた。ようするに、くだけた言い方をすれば、雑誌の編集者だったってワケだ。もちろん、いくら雑誌の編集者って言っても、天下の「ヴォーグ誌」のエディターなんだから、ネットで拾ったネタを記事にしてるような、そこらの三流誌の記者なんかとは、天と地ほどのレベルの違いがあるけど、とにかく、普通に働いてた。

 

で、タマラが、まだ20代後半だったある日、中国系イギリス人の靴職人、ジミー・チュウの作る靴と出会い、その素晴らしさに魅せられちゃって、ジミー・チュウと組んで、1996年にブランドを立ち上げたってワケだ。代々の靴職人で、お金はないけど才能と技術のあったジミー・チュウと、親がタップリとお金を持ってたタマラ・メロンが出会ったことによって、それまでは、イーストエンドの片隅で、コツコツと靴を手作りしてたジミー・チュウは、強力なスポンサーを得たことによって、イタリアの工場で靴を量産できるようになった。

 

そして、当時のダイアナ妃が、ジミー・チュウの靴を絶賛したことから、世界中のセレブが飛びついて、ものすごい勢いで人気が出ちゃった。それまでのセレブが履いてた靴って、デザインは美しいけど、長時間履いてると足が痛くなって来るようなものが多かった。だけど、ジミー・チュウの靴は、デザインはエレガントでセクシーなのに、何よりも「履き心地」を重視してたから、10cmのピンヒールでも、ぜんぜん足が痛くならない。だから、一度でもジミー・チュウの靴を履くと、みんな、その「履き心地」のトリコになっちゃったのだ。

 

‥‥そんなワケで、1996年にブランドを立ち上げたって言っても、最初の路面店ができたのは2001年で、まだ6年した経ってないのに、「セックス・アンド・ザ・シティー」がサラなる火つけ役になって、今や世界の主要都市にフラッグショップが出来て、アンジェリーナ・ジョリーからブルック・シールズまで、ハリウッドセレブ御用達のブランドになっちゃった。ちなみに、分かってくれない人もいそうだから書いとくけど、「サラなる火つけ役」ってのは、「セックス・アンド・ザ・シティー」のキャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーの「サラ」にカケてあるワケなんだけど、You see?(笑)

 

で、何年か前に、ジミー・チュウの買収があったけど、400億円だとか500億円だとかって言ってたから、最初に小さな工場を作るのに何百万円か何千万円か掛かってたとしても、たった10年で、それが何百倍にもなっちゃったんだから、すごいことだよね。そして、そんな大成功をしたのが、いくら親がお金持ちだったって言っても、1人の雑誌編集者の女の子と、1人の靴職人なんだから、ものすごいことだよね。

 

今のニポンは、コイズミのペテンによる「中身の無い見せかけだの景気」によって、ライブドアみたいな虚業が林立しちゃって、自分は何も生産せず、何も努力せず、右のものを左に動かすだけで大金を手に入れるっていうペテン師が増殖しちゃった。その最たるものが、デイトレーダーっていう守銭奴の増殖だ。自分は何ひとつ生産せずに、1日中パソコンの前に座ってるだけで、コツコツと努力してる人たちのフンドシで相撲をとって、一番がんばってる生産者や小売業者の何倍もお金をカスメ取るヤツラ。そして、こんな守銭奴を英雄視して、アベシンゾーに至っては、ライブドアのイノシシ被告のことを「小泉改革が生んだ時代の寵児(ちょうじ)」だって大絶賛してたのだ。

 

ま、アベシンゾーは、こんな程度しか「人を見る目」がないクルクルパーだからこそ、自分の選んだ大臣が次々と問題を起こしてるんだと思うけど、とにかく、コイズミとアベっていう何の苦労もしたことのないボンボンどものオカゲで、勤勉だったニポン人はどっかに行っちゃって、「マジメに働く者はバカを見る」って世の中になっちゃった。だから、ジミー・チュウの大成功とかを見ると、あたしは、今のニポンに欠落しちゃった、ホントの意味での「努力が報われる」っていうサクセスストーリーを見せられた思いがして、何とも言えない気持ちになる。

 

‥‥そんなワケで、今のジミー・チュウは、カンジンのジミー・チュウはいなくなり、創業者のタマラ・メロンと、タマラの右腕、サンドラ・チョイが中心になって新作をリリースしてるけど、ハッキリと言わせてもらえば、あたしは、ジミー・チュウの作る靴が大好きだったから、今の名前だけのジミー・チュウの靴は、そんなに好きでもない。もちろん、他のブランドと比べたら、遥かに素晴らしいと思ってるけど、それでも、初期のころのジミー・チュウの何とも言えないエレガントさは、今のジミー・チュウには無い。だけど、ジミー・チュウの素晴らしさを誰よりも先に発掘したタマラだから、基本的な精神はちゃんと受け継いでて、自身のブランドの哲学として、次のように公言してる。

 

 

「It doesn’t matter what you are wearing – if you have good shoes and a good bag, you’ll look right」

 

 

つまり、「あなたが何を着てるかなんてどうでもいいの。あなたが良い靴を履いてて良いバッグを持ってれば、あなたは完璧に見えるわ」ってことだ。そして、このタマラの言葉こそが、靴とバッグにコダワリを持ってることによって、安物を着てても高そうに見えちゃうあたし‥‥ってワケで、う~ん、あたしもサスガだし、タマラもサスガだし、洋の東西は違っても、美女同士、通じるものがあるってワケだ(笑)

 

ま、そんな冗談はサテオキ、あたしのコダワリの1つに、「後姿」がある。あたしは、お洋服でも靴でも、後ろからどう見えるかってことに、異常なほどのコダワリを持ってる。たとえば、スカートの丈だ。明らかにヒザ下の丈のロングスカートや、明らかにヒザ上の丈のミニスカートはいいんだけど、いわゆる「ヒザ丈」のスカートの場合、スカートの裾のラインがピッタリとヒザのラインにならないと、絶対にダメなのだ。これは、後ろから見るとすごく良く分かるんだけど、Aラインやフレアはともかく、あたしが良く履くタイトスカートの場合には、多少、長かったり短かったりしても、前から見た場合には別に何ともない。だけど、後ろから見た場合には、ピッタリとヒザの後ろのラインに合ってるとすごくキレイに見えるのに、ホンの1~2cmでも長かったり短かったりすると、ものすごくカッコ悪いのだ。特に、短い場合には、スカートの裾のラインの下に、ヒザの裏側のシワが重なって見えて、これがまた最悪なのだ。

 

いつも鏡で見てる「前から見たあたし」は、簡単に言えば、その日に、あたしが会う人たちに対して、少しでも良く見られるようにってことで、一生懸命に作ってるものだ。姿見に映したあたしも、お化粧することも、すべては、これから自分が会う人たちに、少しでも自分を良く見せたいっていう気持ちからのことだ。つまり、対象は、自分の知り合いだったり、初めて会うにしても、これから知り合いになる人たちだから、そこには「会話」を始めとした「コミュニケーション」がある。だから、万が一、外見で引かれたとしても、「コミュニケーション」によって好印象を与えることができる。

 

だけど、あたしの「後姿」を見る人たちの多くは、あたしのぜんぜん知らない人たちなのだ。もちろん、知り合いと別れる時にも、その知り合いはあたしの「後姿」を見るワケだけど、多くの場合、あたしの「後姿」を見るのは、街を歩いてるぜんぜん知らない人たちだ。だから、あたしの「後姿」を見て、あたしに対して悪い印象を持ったとしたら、その後の「コミュニケーション」によって回復するチャンスはない。つまり、あたしは、見ず知らずの人から、一方的に「変な女」だとか「ダサイ女」だとか「カッコ悪い女」だとか思われて、ヘタしたら、そいつは、そのあとに会ったお友達とかに、「今日さ、渋谷でダサイ女を見たぜ」とかって言われてるかも知れないのだ。

 

あたしは、これにはガマンできない‥‥っていうか、ホントは別にどうでもいいんだけど、それでも、あたしの後ろを歩いてる見ず知らずの人にも、「あの人、センスいいな」とか、「カッコイイな」とかって思われたいから、あたしは、「後姿」に気を使ってる。で、あたしが、ルブタンのパンプスをこよなく愛してるのは、オナジミの真っ赤なソールが大好きだからだ。あたしのルブタンは、牛革もエナメルも黒だけど、それは、無難な色を選んだワケじゃなくて、どの色よりもソールの赤が引き立つからだ。

 

ルブタンの魅力は、立ち去る時にチラッと見える真っ赤なソールだから、お洋服を選んでから靴を選ぶんじゃなくて、靴を選んでからお洋服を選ぶあたしとしては、靴の色で靴を選ぶんじゃなくて、まずは、その靴の「ソールの色」からスタートする。その靴を履いて立ち去る時や、あたしが歩いてるとこを後ろから誰かに見られた時に、チラッと見えるソールの色がいかに引き立つか、それを考えて靴の色を決める。だから、真っ赤なソールのルブタンは、絶対に黒じゃないとダメなのだ。

 

Louboutinnail_1

 

 

‥‥そんなワケで、見えないとこにコダワリを持つってのは江戸っ子の特徴なんだけど、一応は江戸っ子のハシクレのあたしだから、靴の色よりも靴の裏の色にコダワリを持ってるってワケだ。そして、今、気になってるのは、ロンドンで流行ってる「ルブタン・ネイル」だ。これは、世界中の女性のハートをワシヅカミにしちゃってるルブタンのパンプスとおんなじように、爪の表を黒とかダーク系の色に塗って、爪の裏、つまり、指先よりも出てる先っちょの部分の裏側を真っ赤に塗るっていうネイルなのだ。ロンドンのヘアサロン「チャールズ・ウォーシントン」のネイリスト、ゾーイ・ポコックが最初にやり始めたんだけど、アッと言う間に流行っちゃって、今や、ロンドンのファッションエディターやモデルの間では、「シューズとバッグをコーディネイトさせるのなんて時代遅れ。今はシューズとネイルをコーディネイトさせるのが流行よ」なんて言われてる。パッと見ると黒いネイルなのに、タバコを口に運んだ瞬間とか、ケータイを耳に持ってった瞬間とかに、チラッと見える爪の裏の赤、なんて可愛くてセンスがいいんだろう。だから、お仕事ができなくて爪を伸ばしてるあたしも、さっそく、やってみようと思ったんだけど、ここで、重要なことに気づいちゃった。それは、どんなにがんばって爪を「ルブタン・ネイル」にしたとしても、松葉杖だから、カンジンのルブタンのピンヒールを履くことができない‥‥って感じの今日この頃なのだ(笑)

 

 

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