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2007.07.03

国民を裏切り続けるアベ内閣

Kyuumafu
久間章生‥‥って書いても、「ひさまあきお」とかって読んでる人もいそうだから、今さらながら書いとくけど、この大バカの名前は「きゅうまふみお」って読む。ま、読み方なんかどうでもいいんだけど、この、マイティ・モーが小さくしなびちゃったみたいなタヌキオヤジが、アメリカが広島と長崎に原爆を落として、数え切れないほどの何の罪もない人たちを一瞬のうちに焼き殺したことを「しょうがない」って言った前代未聞のトンデモ発言について、当然のことながら、ニポン国内はもとより、全世界から大ブーイングを浴びた。

それなのに、この大バカは、7月1日の朝のフジテレビの「報道2001」において、こともあろうに、ヘラヘラと薄ら笑いを浮かべながら、「訂正する必要はない」ってノタマッたのだ。これには、大阪府警の留置所の中の羽賀研二も、モッソウ飯を噴き出すほど呆れ返ったことだろう。ミートホープの田中稔社長しかり、久間防衛大臣しかり、これほど国民をバカにしたことをしておきながら、その弁明のためのテレビ出演でヘラヘラと薄ら笑いを浮かべるってのは、いったいどういう神経なんだろう?

そして、国民の碇(いかり)がシンジに達すると‥‥じゃなくて、国民の怒りが頂点に達すると、完全に沈黙してた初号機が「ウオ~~~!」って叫び声を上げて、暴走モードに入った。そしたら、久間防衛大臣は、たった2時間半しか経ってないのに、大アワテで発言を撤回して、「長崎、広島、全国の皆さんに大変申し訳なかった」って謝罪するフリをしやがった。これも、数時間おきに発言をコロコロと変えたミートホープの田中稔社長とおんなじだった。だけど、これは、自分の発言内容について謝罪、撤回したんじゃなくて、「誤解されるような発言をして申し訳なかった」って謝り方をしたのだ。つまり、「自分の発言内容は何も間違ってなかったけど、国民は誤解して怒った」って言ったのだ。それも、またヘラヘラと笑いながら。

それにしても、世界唯一の被爆国の現職閣僚が、これほどのトンデモ発言をしといて、こんなゴマカシで済むと思ってんだろうか? ホントに悪いと思ってたら、「報道2001」でキチンと謝ったハズだし、それだったら多少は理解できる。だけど、この大バカは、「報道2001」では、ヘラヘラと笑いながら、ハッキリと「訂正する必要はない」って断言したのだ。そして、一度は「訂正する必要はない」って断言したのにも関わらず、世の中の怒りが大爆発したら、急いで「ゴマカシの謝罪」をする方向へと軌道修正した今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、結局は、選挙前だから、国民の顔色をうかがいながら発言や態度をコロコロと変えてるだけってワケで、心の中じゃ、ぜんぜん悪いとも何とも思ってないってワケだ。アベ売国奴内閣の中で話し合って、国民の怒りを沈静化するために、「ここはとりあえず謝罪のフリだけしとけ」ってことになったってだけの話なのだ。いくら謝るフリをしたって、本心じゃ、やっぱり、「アメリカが原爆を落としたのはしょうがない」って思ってるワケだし、「これからも戦時下では状況によっては原爆の使用もありえる」って思ってるワケだし、こんな売国奴をこのまま大臣のイスに座らせとくようなら、アベシンゾーの任命責任も全世界から問われることになるだろう。

だけど、いくら「形だけ」とは言え、久間防衛大臣は、一応は謝罪した。でも、それなら、久間防衛大臣のトンデモ発言を「別に問題ない」って言って擁護したアベシンゾーも、一緒に謝罪するべきじゃないの? 久間防衛大臣が、広島や長崎に原爆を落とされたことを「しょうがない」って言って、今後、どこかで戦争が起こった時にも、「状況によっては原爆の使用もありえる」って言って、それが問題発言だって世界中から批難されてんだから、その発言した本人が謝罪した以上、その発言を「別に問題ない」って言ったアベシンゾーも謝罪しなきゃおかしいじゃん。それなのに、厚顔無恥のアベシンゾーは、7月1日の午後、民主党の小沢一郎代表からこの問題についての謝罪を要求されたら、ナナナナナント! こうノタマッたのだ!


「久間大臣は言葉が足りずに誤解を与えた。国民に誤解を与えるような発言は慎まないといけない」

「私たちは、謝罪せよ、とか、そういうことに精力を費やすより、核廃絶に向けて努力して行くことが大切だ」


おいおいおいおいおーーーーーい! 核廃絶に向けて、広島や長崎の人たちをはじめ、全国民が長年努力し続けて来たことをたったヒトコトでダイナシティにしちゃうようなトンデモ発言をした防衛大臣と、それを擁護しまくった総理大臣が、何をトンチンカンなことノタマッてんだよ! だいたいからして、お前自身が非核三原則を無視して、核兵器を積んだアメリカの空母をジャンジャン寄港させてるし、40万発もの劣化ウラン弾を沖縄にコッソリと持ち込んでるし、六ヶ所村じゃそこら中に放射能を撒き散らしてプルトニウムを生産しまくってるクセに、ふざけんのもタイガイにしろ! だからお前は「言ってることとやってることが正反対」のペテン師だって言われてるんだよ!

‥‥そんなワケで、このアベシンゾーの幼稚なレトリックは、カメムシ大臣の「女性は産む機械」の時にも炸裂した。全国の怒りまくってる女性に成り代わって、野党はカメムシ大臣の辞任を要求したけど、カメムシ大臣を擁護しまくったアベシンゾーは、こうノタマッたのだ。


「柳沢厚生労働大臣は、優秀な政策能力を持った大臣なので、発言の責任を取れというのなら、辞任とかそういうことではなくて、これから、なおいっそう少子化問題に取り組んでもらうことこそが責任の取り方だ」


で、この呆れ返るほど幼稚なレトリックで国民を言いくるめたと思ったのもトコノマ、このアベシンゾーのフォローから1週間後の2月7日の予算委員会で、民主党の枝野幸男議員から「なぜ産婦人科と外科だけ、医師の数が減っているのか?」って質問されたカメムシ大臣は、厚生労働大臣とは思えないほどマトハズレなことをノタマッたのだ。


「産科の医師の減少は、出生数の減少によって医療ニーズが低減していることの反映です」


ようするに、カメムシ大臣は、女性が子供を産まなくなったことが原因で、産科医たちは商売になんなくなって、それで仕方なく仕事を辞めたって言ったのだ。だけど、現実には、産科医の減少は、あまりにもハードな勤務実態と、何かあった時にすぐに訴えられちゃうっていうリスクが大きすぎるため、産科医の成り手がいないのが原因なのだ。そして、全国的に産科医が減少したために、ニポン中に「出産難民」とか「お産難民」て呼ばれてる妊婦さんたちが急増しちゃったのだ。こんなこと、普通に新聞を読んでたら、中学生でも知ってるようなことなのに、少子化問題に取り組んでるハズの厚生労働大臣が、こんな常識もまったく知らず、現実とは正反対のトンチンカンな認識しか持ってなかったのだ。

そして、これほど無知で、これほど不勉強で、これほどの役立たずのカメムシ大臣のことを「優秀な政策能力を持った大臣」だってホメタタエた上で、「これから、なおいっそう少子化問題に取り組んでもらうことこそが責任の取り方だ」って言ったのはアベシンゾーなのだ。このアトも、カメムシ大臣のトンデモ発言は連発してくワケだけど、この一例を見ただけでも、こんな役立たずに何千万円もの税金を払って大臣をやらせとくよりも、トットとクビにしたほうが、遥かに国益になると思うんだけど。

つまり、これが、アベシンゾーの幼稚なレトリックってワケだ。カメムシ大臣は、全国の産科医や妊婦さんたちの実情を何ひとつ知らない大バカだからこそ「女性は産む機械」だなんてトンデモ発言をしたってのに、その発言の責任を追及されて辞任を迫られたら、「優秀な大臣なのだから辞任するよりも働いてもらったほうが国民のためになる」って言ってゴマかす。久間防衛大臣が「原爆投下はしょうがない」だなんてトンデモ発言をすれば、「私たちは、謝罪せよ、とか、そういうことに精力を費やすより、核廃絶に向けて努力して行くことが大切だ」って言ってゴマかす。すべては、稚拙な「論点のスリカエ」であり、単なる「責任転嫁」でしかない。

そして、この幼稚なレットリックは、今度の参院選後にも発揮されちゃうことウケアイだ。アベシンゾーの無能ぶりに手を焼いてる中川幹事長は、選挙の1ヶ月も前から、「参院選で与党が過半数割れしてもアベ首相には責任はない。こんなことくらいで退陣などありえない」って、すでに予防線を張りまくっちゃってるけど、これで全国民の予想通りに自民党がボロ負けしても、アベシンゾーは涼しい顔をして、「今回の選挙では我が自民党は大きく議席を減らしましたが、これも国民の皆様の叱咤激励であると肝に命じて、よりいっそう美しい国づくりに励んで行く所存でごさいます」とかって言いそうだもんね。何しろ、「戦争のできる美しい国」にするためのデタラメ法案の数々は、選挙前にぜんぶ強行採決しちゃったしね。

「選挙で負ける」ってことは、「お前なんかお呼びじゃない」ってことなのに、それを「叱咤激励」って言い換えて、平然と総理大臣のイスに座り続けちゃうのが、アベシンゾークオリティーってワケで、これこそが、アベシンゾーが「裸の王様」って呼ばれてるユエンてワケだ。だって、女子高生にまで「優柔不断」だの「経験不足」だのってボロクソに言われちゃってんだから、マトモな神経をしてたら‥‥っていうか、プライドのカケラでも持ってたら、普通はトックに辞任してるでしょ?

‥‥そんなワケで、カメムシ大臣の「女性は産む機械」にしても、松岡大臣の「今どき水道水なんか飲んでる人いないでしょ?」にしても、とても現職の大臣の発言とは思えなかったけど、これらは、まだ許されるレベルだった。だけど、今回の久間防衛大臣のトンデモ発言は、何万回謝罪しようが絶対に許されない。少なくとも、こんな認識の人間が、この国の防衛大臣のイスに座ってるなんて、絶対に許されない。これは、あたしのとこに届き続けてる膨大の数の怒りのメールの1通1通が、そう言ってる。アメリカの手先になって、辺野古の自国民たちを排除するために軍隊を悪用し、挙句の果てには、何の罪もない自国民たちを何十万人も虐殺した原爆攻撃を肯定するなんて、とてもニポン人とは思えない。こんな人間が被爆国の防衛大臣だなんて、まるで、何かの冗談じゃないかって思っちゃう。それでも、ここまで全国の国民を敵に回しても防衛大臣のイスに座ってたいんなら、アメリカの防衛大臣になればいいじゃん‥‥なんて思う今日この頃なのだ。


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