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2007.07.04

クールな男はクールに語る

R901
一部のキトクな人は、まだ心配してくださってるあたしの足のケガだけど、約2ヶ月が経過した今の状況は、ガンダムみたいな固定具を外しても、両手で足を持つようにすれば、ベッドの上で足の向きを変えたりできるようになった。それで、足首のほうの痛みはほとんどなくなって、足首や足の指はピコピコ動かすこともできるようになった。だけど、ヒザの痛みは相変わらずで、ベッドの上やソファーの上にまっすぐ投げ出してるぶんには何ともないんだけど、右か左に向きを変えようとすると、ヒザの内側の部分に、ビビ~ン!って痛みが走る。でも、最初のころの、思わず声をあげちゃうような激痛と比べたら、ずいぶん痛みも軽くなって、何かに喩えるとしたら、八百長亀田のヘナチョコパンチを顔面に受けた程度なので、裏金をもらってる外国人ボクサー以外は、小学生でも倒れることはない。

だから、2ヶ月も経ったのに、まだ松葉杖生活をしてるっていうと、何だかヤタラと長引いてるように感じちゃうけど、ジワジワと回復してる実感はあるから、あと1ヶ月もして、選挙で自民党がボロ負けするころには、松葉杖なしでも歩けるようになってると思う。でも、やっと歩けるようになっても、車が動かなくなってたら困るから、環境には申し訳ないと思ってるんだけど、今、2~3日おきにエンジンを掛けて、10分くらいアイドリングしてる。あとは、お友達に、病院とかお買い物とかの運転をお願いする時に、2回に1回はあたしの車を運転してもらってる。あたしの車は、ものすごくクセがあるから、みんな運転したがらないし、乗せてもらうあたし的にも、自分の車よりもお友達の車のほうが遥かに乗り心地がいいんだけど、タマには走らせないと調子が悪くなっちゃうから、ジンジャエールなのだ。

それで、今日、病院に行くのに、地元のお友達にあたしの車を運転してもらったんだけど、往復で10回くらいエンストしちゃって、すごく大変だった。それも、あたしの車のクセを分かってない人だったから、一度エンストすると、すぐにエンジンを掛けることができない。あたしの車は、一度エンストしたら、そのエンストの仕方とか、その時の気温とかキャブレターの具合とかによっても違うんだけど、基本的には、スターターを回すとこまではキーを回さないで、その手前の「電源オン」のとこでリトル待つ。それで、電磁ポンプがカチカチと鳴って、ガソリンを送ったことが分かってから、軽くアクセルを踏んでから足を離して、それからスターターを回さないとダメな今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、あたしは、せっかく運転してくれたお友達に、こんなこと言ったら申し訳ないんだけど、2~3回エンストしたらコツをつかんでくれる人もいれば、今日の人みたく、何回エンストしてもあたしの車のクセを分かってくれない人もいるワケで、今日みたいな日は、「あの人が運転してくれたらなぁ~」なんて思っちゃう。もちろん、「あの人」ってのは、福山雅治バリのイケメンで、車の運転センスはバツグンで、スーパーライセンスまで持ってるイイ男、そう、キミ・ライコネンだ!‥‥ってなワケで、この、あまりにもムリのある展開からも分かるように、オトトイは、F1の第8戦、フランスGPの決勝戦が開催されて、最初っから書いちゃうけど、フェラーリのライコネンが、ついに優勝したのだ!

だから、この前のアメリカGPも、その前のカナダGPも、そのまた前のモナコGPもスルーしちゃったけど、今回は絶対に書かなきゃってことで、ナニゲに、あたしの車の話題をマクラーレンにしてみたってワケだ。でも、「ついに優勝したのだ!」って言っても、別に、今シーズン初めてライコネンが優勝したってワケじゃなくて、開幕戦のオーストラリアGPでも優勝してるんだけど、それ以来、どんどん悪くなって来て、特に、5月のスペインGPとモナコGPの2戦は最悪だった。やっとのことで赤いトラクターに乗れるようになった小林旭‥‥じゃなくて、やっとのことで赤いフェラーリに乗れるようになったライコネンなのに、良かったのは最初だけで、モナコなんか予選で自爆しちゃうし、阿藤快じゃなくても「なんだかなぁ~?」って感じだった。その上、アロンソあたりに負けてんならイイワケも出来るけど、いくら「スーパー」がつくとは言え、「ルーキー」のハミルトンにヤラレッパナシだから、ちょっと立場がない感じだった。

でも、今回のフランスGPで優勝したんだから、これがF1グランプリじゃなくて、O1(オーワン)グランプリ、つまり、「オセロ1グランプリ」だったとしたら、ライコネンは、「開幕戦」と「今回の第8戦」ていう両端で優勝したんだから、その間にある第2戦から第7戦までがパタパタパタパタと裏返しになって、ぜんぶライコネンの優勝になっちゃう。だからこそ、あたしは、コーフンしてるってワケだ(笑)

‥‥そんなワケで、ジョーダンレーシングはここまでにして、ここから先はリトル車線変更するけど、ハッキリ言えば、ライコネンの社交性って言うか、落合博満並みの「オレ流」に問題があるんだと思うけど、フェラーリチームっていう与党には、他の野党チームとは違った独特の雰囲気がある。つまり、チョー簡単に言うと、「郷に入れば郷に従え」って風潮がある。今までずっと平和憲法の大切さを口にして来たヤンキー先生が、自民党から立候補することになったトタンに、手のひらを返して「改憲賛成派」にパンサーチェンジしちゃったみたいに、天下のフェラーリチームの一員になるんなら、それまでの自分のやり方は封印して、フェラーリチームのやり方に合わせなくちゃなんない。

だけど、いつでもマイペースで、自分のやり方を絶対に変えようとしないライコネンは、フェラーリチームの一員になってからも、トレーニングやメンタルケアなど、チームの指示には従わずに、今まで通り、自分のやり方を続けて来た。あたしはライコネンが好きだから、ライコネン寄りの立場から偏ったことを言うけど、これこそがプロの姿勢なんだと思う。だけど、結果がすべてのプロの世界では、「トレーニングはチームの指示に従わないけど、成績は素晴らしい」って場合しか、こういうやり方は認められない。

で、ライコネンはと言えば、開幕戦こそ優勝したものの、それ以降はどんどん成績が悪くなる一方で、まるでアベ内閣の支持率みたいな状態だった。だから、すでに自民党の内部では、麻生だの福田だのって、「ポスト・アベ」の話題が出始めてるように、サイコーのマシンを与えても勝てないライコネンに対して、フェラーリチームの中でも、マクラーレンのアロンソだのウィリアムズのロズベルグだのって、「ポスト・ライコネン」の話題が出始めてた。

実際の話、前回のアメリカGPまでのドライバーズポイントは、1位のハミルトンが58ポイント、2位のアロンソが48ポイント、3位のマッサが39ポイントで、32ポイントのライコネンは、チームメイトのマッサよりも下の4位だった。ま、順位はともかく、7戦を消化した時点で、1位のハミルトンの約半分のポイントしか獲得してないってのは、天下のフェラーリチームのドライバーとしては立場のない状況だった。

でも、今回のフランスGPで、ライコネンが優勝して一気に10ポイントを稼いだことは、ものすごく大きい。そして、マッサも2位に入ったフェラーリのワンツーフィニッシュだったから、ライコネンが4位っていう順位こそ変わらなかったけど、マクラーレンチームに大きく水をあけられてるフェラーリチームとしては、ハミルトンを押さえて、ライコネンとマッサがワンツーだったのは大きかった。優勝したライコネンが10ポイント、2位のマッサが8ポイントを獲得したのに対して、マクラーレンはと言えば、ハミルトンは3位で6ポイントだったけど、アロンソは7位で2ポイントだった。つまり、この1レースだけで、コンストラクターズとしては10ポイントも縮めることができたってワケだ。

‥‥そんなワケで、チームの中でビミョ~に浮いてて、どうもクルーたちとうまく行ってない感じのライコネンなんだけど、それを象徴するような出来事があったのが、5月のスペインGPとモナコGPなんだよね。引退しても、未だにフェラーリチームから何億円ものお小遣いをもらってるシューマッハ兄が、この2戦、ブラリと途中下車して遊びに来たんだけど、そしたら、ライコネンのマシンを調整してたクルーたちは、みんな仕事をホッポリ出しちゃって、ソッコーでシューマッハ兄のとこに駆け寄って、楽しそうに話してんだよね。う~ん、やっぱビミョ~だ。だから、あたしは、今回のライコネンの優勝、そして、マッサとのワンツーフィニッシュが、チーム全体にいい雰囲気を与えてくれたらなって思ってる。

まあ、今回のライコネンの優勝は、ずっとマッサが前を走ってたのに、最後のライコネンのピットワークが7秒台の好タイムだったオカゲってこともリトルあるから、そういった意味では、サスガ、天下のフェラーリチームのピットクルーってワケで、自民党みたく、党内でお互いの足の引っぱり合いなんてことは絶対にアリエナイザーだ。常に、クルー全員、スタッフ全員が、自分のやるべき仕事を責任とプライドを持って完璧にこなしてる。そこが、ホンダチームとは違うとこだ。ま、ホンダの場合は、環8沿いのホンダのディーラー、●●●店に車を車検や点検に出すと、インチキメカニックが、ホントはオイルフィルターを交換しないで周りをウエスで拭いただけなのに、伝票上は交換したことにして、お客様にそのぶんの料金を請求して、浮かしたオイルフィルターはどうするのかっていうと、自分の車や友達の車に使ったりしてるくらいだから、ぜんぜん信用できないけどね。

ま、ホンダのことは置いといて、何とか2勝目をあげたとはいえ、まだまだビミョ~な立場のライコネンだけど、本人は、いたってクールに構えてる。3つ前のモナコGPが終わった時点では、ドライバーズポイントの1位に、アロンソとハミルトンが38ポイントで並んでて、3位が32ポイントのマッサで、ライコネンは23ポイントで4位だった。だけど、その時に、自分のオフィシャルホームページで、次のようにコメントしてる。


「ボクは今、個人のポイントでは4位で、トップとは15ポイントの差がある。だけど、この差は大したことないし、4位っていうボクの順位は悲観的になるようなものじゃないよ。ボクたち(フェラーリチーム)が何度か良いレースをして、ライバル(マクラーレンチーム)が何度か悪いレースをすれば、今の状況は正反対になる。たとえば、あと2レースしか残ってないのなら、この15ポイントの差を逆転することはムリだと思うけど、あと12レースもあるんだぜ。12レースにおける15ポイントなんて、大した差じゃないんだよ」


だけど、ライコネンがこのコメントを出したあと、次のカナダGPとその次のアメリカGPで、ハミルトンが連続優勝したのに対して、ライコネンのほうはリタイアと1ポイントっていうボロボロの成績で、この2戦だけで19ポイントも差が増えて、34ポイント差になっちゃった。だから、サスガのクールなアイスマンでも、このアメリカGPが終わった時点だったら、「34ポイントの差なんか大したことないよ」とは言えなかったと思う。

‥‥そんなワケで、今回のフランスGPでの優勝は、「勝って当たり前」っていうシビアな立場で参戦してるライコネンにとって、ヒトスジの希望の光みたいな感じだったと思う。ものすごくカッコ良くハミルトンをパスしたサイコーのスタートの段階から、あたしは「おおっ!」って思ってたけど、今回は、レースに対する意気込みが違ってるって思えた。そして、次のイギリスGPは、ちょうどシーズン真ん中の9戦目だし、ハミルトンの母国でもあるワケだから、次のレースでの結果が、今シーズンのチャンピオンシップを大きく左右することは間違いない。ハミルトンが母国にニシキを飾ることができれば、ハミルトンの独走も、マクラーレンチームの独走も濃厚になって来るし、逆に、今までの数々の経験を生かしてライコネンが勝つことができれば、その差は一気に縮まり、後半戦が面白くなって来る。だから、七夕の次の日、7月8日は、またまた夜更かしして、テレビにかじりついちゃうと思う今日この頃なのだ。

【今日のオマケ】

「ライコネンがサーカスにゲスト出演して、おバカなショーの片棒をかついでる映像」(約4分)
http://www.youtube.com/watch?v=g-znsW4FdWc


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