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2007.08.29

死刑廃止論を廃止しろ!

8月23日から燃え続けてるギリシャ各地の山火事だけど、5日目の27日の時点で、死者の数は60人を超え、空からの必死の消火活動にも関わらず、まだまだ鎮火する気配はない。それどころか、27日には、新たに90ヶ所もの出火が確認されて、ギリシャ政府は「火勢が強すぎてとても鎮火できる状態じゃない」って言ってる。現在は、EU(欧州連合)やイスラエルからも、消化活動のための飛行機やヘリコプターが何十機も助けに行ってるけど、それでも火勢に押されてるそうだ。それで、あたしは、最初は自然に起こった山火事だと思ってたのに、これが放火によるものだって知って、なんて酷いことをするヤツがいるんだろうって思ったんだけど、その理由と方法を知って、怒りのタコメーターがレッドゾーンを振り切っちゃった。

今回のギリシャの山火事は、悪質な地上げ屋どもによる犯行で、ようするに、山を丸ごと燃やしちゃえば、立ち退かない家はみんな燃えちゃうし、立ち退きに応じない住民たちはみんな焼け死んじゃうし、さらには、宅地にするためにジャマな木もみんな燃えちゃうから、一石二鳥どころか、一石三鳥だってことなのだ。そして、その放火の方法を知って、あたしは言葉を失った。この鬼畜どもは、何十匹ものウサギを用意して、胴体に布を巻きつけ、その布にガソリンを染み込ませて、火をつけて山の中へ放ったというのだ。これは、特に燃え方が酷い各所から、次々と発見されたウサギの焼死体から分かったそうだ。それで、ギリシャ政府は、27日までに、放火した地上げ屋を30人以上も逮捕したって発表したけど、それ以降もあちこちで新たな火災が発生してるから、悪質な地上げ屋はまだまだいるみたいだ。

とりあえず、今までに逮捕した地上げ屋どもは、公開処刑として、頭からガソリンをぶっかけて火をつけてやるってのはどうだろう。それでも、殺された人たちやウサギたちは報われないけど、まだ逮捕されてない地上げ屋どもを抑制する効果はあると思う。ちなみに、さっき、「何十匹ものウサギを用意して」って書いたけど、あたしは、ウサギを1羽2羽って数えるってことは知ってる。だけど、「何十羽ものウサギを」って書くのは何か変だなって思ったから、あえて「何十匹」って書いたワケで、ツッコミのメールはご遠慮しとく今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、もちろん、何の罪もない60人以上もの人たちが殺されて、1000人以上もの人たちがお家を燃やされて住む場所を失い、今もさらに被害は拡大し続けてるんだから、ウサギのことなんかどうでもいいって思う人もいるだろう。だけど、人間の被害に関しては、どこのメディアでも取り上げてるから、「きっこの日記」としては、今回はウサギのほうに目を向けてみようと思う。前にも、原爆の話題の時に書いたけど、「広島の原爆で25万人もの人たちが殺された」「長崎の原爆で15万人もの人たちが殺された」ってことは、数え切れないほどの新聞や本に書かれて来たし、テレビでも映画でも伝えられて来た。だけど、その原爆で、どれほどの数の犬や猫や鳥や他のいろんな動物が殺されたのかは、誰にも分かんないし、誰も目を向けようとしない。

やっぱり、人間て、自分たち人間が一番上だと思ってて、人間の命は他の生き物の命よりも重いって思ってる。だから、犬や猫の虐殺が行なわれたら怒る人も多いけど、人間と犬や猫が一緒に殺されたら、ほとんどの人たちが注目するのは、殺された人間のことだけだ。一緒に殺された犬や猫には、ほとんどの人が目を向けない。だけど、極論を言えば、原爆を作って広島や長崎に落としたのも人間で、それによって殺されたのも人間で、これは、人間と人間が戦争をしたからで、犬や猫や鳥や他の動物たちにはぜんぜん関係ないことだ。人間と犬の立場を逆にして言えば、野良犬のグループ同士のケンカに巻き込まれて、ぜんぜん関係ない通りがかりの人間が殺されたようなもんだ。

つまり、すべての動物の命の重さがおんなじだって考えたら、原爆を落とされたほうのあたしたちニポン人だって、原爆で殺された犬や猫から見れば、加害者ってことになる。「お前ら人間がくだらない戦争なんかするから、関係ないオレたちまで巻き添えで殺されただろ!」って言われちゃう。「そんなに同族同士で殺し合いをしたいんなら、他の生き物がいない場所に行ってから好きなだけ殺し合いをしてくれ!」って言われちゃう。そして、すべての動物の命の重さがおんなじだって考えたら、ウサギの体に布を巻きつけて、その布にガソリンを染み込ませて、火をつけて山の中へ放ったギリシャの地上げ屋どもは、人間の着てる洋服にガソリンを染み込ませて、それに火をつけて山の中へ放ったのとおんなじことをしたのだ。だから、あたしは、逮捕した地上げ屋どもに、おんなじことをしてやればいいと思った。

‥‥そんなワケで、あたしの支持してるオムライス党は、死刑制度に反対してて、今よりももっと刑罰を厳しくするべきだって考えてるあたしとは正反対だ。たとえば、あたしは、山口県光市の母子殺人事件の犯人のクソガキなんか、普通の死刑なんかじゃ絶対に足りないと思ってる。遺族であるご主人に「死刑執行権」を与えてあげて、好きなように殺させてあげるべきだと思ってる。あれほどの鬼畜のような大犯罪を犯しておきながら、犯行当時は少年だっただの、ドラえもんがどうしたのと、ふざけるのもタイガイにして欲しい。あんなクソガキ、被害者のご主人に好きなように殺させてあげるべきだと思う。痛みのほとんどない死刑なんかじゃ、絶対に足りない。苦しめて、苦しめて、苦しめて、地獄の苦しみを味あわせてやって、それから殺さなかったら、被害者や遺族は報われない。できることなら、あのクソガキの家族も一緒に死刑にすべきだと思う。だって、被害者は、家族をみんな殺されたんだから。

で、オムライス党のみずほたんの「福島みずほのどきどき日記」では、8月23日の「死刑執行について」で、覚醒剤の密輸事件で中国で逮捕されて死刑の判決を受けたニポン人2人について、「覚せい剤についての犯罪はもちろん問題だけれども、死刑にすることはないと思う」って書いてる。あたしは、みずほたんのことは大好きだし、すごく尊敬してるし、こうした見解も心のやさしさから出るもんなんだと思うけど、やっぱりこの意見には反対だ。

今回、中国で死刑の判決を受けたニポン人は、武田輝夫(64)と鵜飼博徳(40代)の2人だけど、控訴が棄却されて、死刑が確定した。で、この武田輝夫ってのは、悪質極まりないホニャララ団の組員で、ニポンでは強盗団を組織して悪事の数々を重ねて来た。そして、警察から逃げるために、5年前に中国へ高飛びして、国際手配された。だけど、今度は、中国を本拠地にして、大掛かりな麻薬密輸グループを組織して、さらなる悪事を重ね続けた。そして、3年前に、中国の広東省で、3.1kgもの覚醒剤を所持してるとこを見つかって逮捕されたってワケだ。

‥‥そんなワケで、あたしは、いつも言ってるように、人にはそれぞれの考え方や感性があるんだから、あたしの考え方や感性は、たくさんある中の1つにしかすぎないし、あたしの言ってることが絶対に正しいなんて思ってない。だけど、あたしは、あたしの考え方や感性に則って生きてくしかないんだから、自分の思ったことを自分の日記に書き続けてる。そして、それを読んで、共感してくれる人もいれば、正反対に思う人もいれば、一部分は共感できても全体的には共感できないって人もいれば、いろんな人がいるだろう。だって、それが世の中だからだ。

オトトイの日記に、あたしは、イラン人のペガーさんを救うための署名サイトを紹介した。それは、あたしの感性では、レズビアンて理由で処刑されなきゃなんないなんて、絶対におかしいと思ったからだ。そして、あたしの日記を読んで、あたしとおんなじように思った人は、署名に協力してくれたし、「同性愛者なんか処刑しちまえ!」って思ってる人は、署名しなかっただろう。結果として、数千人の人たちが署名に協力してくれたけど、この日記は数万人の人が読んでるんだから、署名しなかった人のほうが遥かに多い。

だけど、あたしのとこには、「署名しようとしたのに、記入したメールアドレスが弾かれてしまって、何度やっても署名できませんでした。何とか協力したかったのに、とても残念です」って内容のメールも何通か届いてるし、ケータイから読みに来てくれてる人たちは署名フォームにはアクセスできないし、他にも、別にレズビアンに対して偏見は持ってなくても、ただ単に「他人のことなんかどうでもいい」って思ってる人もいるだろうし、そう考えれば、署名しなかった人たちがみんな、「同性愛者なんか処刑しちまえ!」って思ってたワケじゃないだろう。そして、メンドクサイ手間をかけてまで、わざわざ署名に協力してくれた人が何千人もいたってことのほうが、遥かに価値のあることだと思う。

で、話はクルリンパと戻って、中国で死刑にされそうなニポン人のことだけど、たとえば、この死刑に反対する署名サイトがあったとして、あたしが、それを紹介したとする。そしたら、ペガーさんを救うための署名とおんなじように、何千人もの人たちが署名してくれるだろうか? 何の説明もせずに、ただ単に、「中国で覚醒剤で逮捕されたニポン人が死刑になってしまいます。皆さん、助けるための署名に協力してください」とだけ書けば、それなりの人数の署名が集まると思う。だけど、ニポンで強盗団を組織してたホニャララ団の組員で、海外逃亡して国際手配されたのに、それでも悪事をやめず、今度は覚醒剤の密輸グループまで組織して、多くの人たちを覚醒剤中毒にして、その人生をメチャクチャにした犯罪者だってことまで説明したら、果たして、どれほどの人が署名に協力してくれるだろうか?

みずほたんのように、相手のバックボーンや犯罪の内容に関わらず、どんな犯罪者であっても、法によって殺すべきではないっていう考えの人もいるだろうし、山口県光市の母子殺人事件の犯人の弁護士のような、あたしの理解を超えたジャンルの人たちもいるんだから、署名をしてくれる人がゼロってことはないと思う。だけど、普通に考えたら、ペガーさんを救うための署名とは比べものになんないほど、少ししか集まらないと思う。

‥‥そんなワケで、みずほたんは、今回の中国の死刑に反対する理由の1つとして、「日本だったら、覚せい剤だけのケースであれば、法定刑上死刑にはならない」って言ってる。だけど、この犯人は、中国で犯罪を犯し、中国で逮捕されたんだから、中国の法律で裁かれるのは当然のことだ。外国で犯罪を犯し、外国で逮捕された犯罪者に対して、「日本だったら」って言うのは反則だ。たとえば、マリファナが解禁されてるオランダから来たオランダ人が、ニポンでマリファナを吸って、ニポンの警察に逮捕された時に、「オランダだったら何の罪にもならないのに」って言っても、そんなの通用しないだろう。だから、ニポン人だって、マリファナが大好きな平和主義者たちは、コツコツとお金を貯めて、年に一度のアムステルダム旅行を楽しんでるってワケだ。

つまり、今回、死刑が確定したニポン人だって、「絶対に死刑にだけはなりたくない。だけど覚醒剤の密輸はしたい」って思ってたんなら、覚醒剤で逮捕されても死刑にならない国に行って、好きなだけ悪行三昧をすれば良かったワケで、逮捕されたら死刑の可能性もある国で悪行三昧をしたのは、自分が選んだことなのだ。つまり、この犯人は、もしも捕まったらどうなるかってことくらい分かってやってたワケで、そんなヤツの尻拭いなんかしてやる必要はない。逆に、あたしは、ニポンに出稼ぎに来てるブラジル人が、ニポン国内で轢き逃げ死亡事故を起こして、そのままブラジルに逃げちゃって、被害者の遺族は泣き寝入りってパターンを何とかすべきだと思う。ニポンが、外国からの出稼ぎを受け入れるんなら、その国とは完璧に犯罪者の身柄受け渡しの条約を結び、その上で受け入れるべきだと思う。

今年の1月から6月までの上半期の覚醒剤の押収量は、すでに100kgを超えたけど、去年1年間の押収量が136kgだったんだから、今年は、わずか半年で、去年1年間の押収量の7割を超えちゃったことになる。そして、7月には、中国からの航空便で、23kgと21kgの覚醒剤が摘発され、8月に入ると、カナダから大阪港に入港した貨物船から、155kgもの覚醒剤が摘発された。これだけでも合計で300kgなんだから、8月の時点で、去年の年間押収量の2倍を超えちゃったことになる。そして、何よりも重要なことは、これらは、あくまでも「摘発された量」ってことで、この何倍もの量の覚醒剤が、ニポン国内に広まってるってことなのだ。

‥‥そんなワケで、何でこんなにたくさんの覚醒剤がニポンに密輸されてるのかっていうと、理由は簡単で、それは、どこの国よりも高く売れるからだ。今のニポン国内の末端価格の相場は、1gがだいたい3万円前後なんだけど、覚醒剤なんかモトモトは1g500円くらいなんだから、上から下まで行く間に60倍にも跳ね上がってるってワケだ。アメリカなら末端で1gが5ドルから10ドルの間くらいだから、ニポンの小売り価格の高さが分かるだろう。もちろん、1gで3万円てのは、1gだけ買った場合の話で、どのプッシャー(売人)もリピーターを獲得するためにいろんなサービスをしてるから、1g3万円でも、2gなら5万円、5gなら10万円てふうに、量が増えれば割り引きになる。他にも、初回はポンプ(注射器)を無料サービスとか、5回に1回は0.5gサービスとか、いろんなサービスがある。そして、覚醒剤に限らず、MDMAでもピストルでも何でもインターネットで買えちゃう時代なんだから、中学生や高校生からサラリーマンや主婦に至るまで、誰でも気軽に麻薬に手を出しちゃうのもうなづける。だからこそ、あたしは、覚醒剤の密輸なんかやってるような犯罪者も、私利私欲のために放火してる地上げ屋も、カタッパシから死刑にすべきだと思ってる今日この頃なのだ。


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