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2007.08.16

終戦日を詠んだ俳句

今日は、62回目の終戦日なので、数え切れないほどある「終戦日を詠んだ俳句」の中から、62句を選び出してみた。あたしの感性で選んだので、有名な俳人の句が無かったり、無名の人の句が混じっていたりするけど、読んでみて欲しい。

 

 

  「終戦日の俳句 62句」 きっこ選

 

 

 終戦の夜のあけしらむ天の川  飯田蛇笏

 

 暮れはててなほ鳴く蝉や敗戦日  石田波郷

 

 土熱く灼けゐし記憶終戦日  沢木欣一

 

 玉音や記憶は飢えと蝉時雨  木村一雄

 

 軍歴は俘虜(ふりょ)の日長し終戦忌  大谷正助

 

 兵として死なず喜寿越ゆ終戦日  松本夜詩夫

 

 この暑さ記憶の底の終戦日  山本静子

 

 終戦日水なき橋を渡りけり  原槙恭子

 

 生かされて白き飯炊く終戦日  山本静桜

 

 千人針記憶の中に終戦日  脇中みち子

 

 敗戦日語らざる父酔ひにけり  橋本榮治

 

 終戦のあの日のもんぺめくら縞  石川とみ

 

 日本がまん中の地図終戦日  東条すみゑ

 

 教科書のススメススメや終戦日  重久勝子

 

 何もなき海を見てゐる終戦日  林よね

 

 ぬれ縁のとことん乾く敗戦日  宇田喜代子

 

 堪ふることいまは暑のみや終戦日  及川貞

 

 しみじみと朝餉のゆたか終戦日  山下美典

 

 還らざる父の遺骨や終戦日  高間礼子

 

 生涯の父の号泣敗戦日  大橋敦子

 

 敗戦日少年に川いまも流れ  矢島渚男

 

 終戦日妻子入れむと風呂洗ふ  秋元不死男

 

 硝子玉吹いて真ッ赤や終戦日  星野麥丘人

 

 街路樹の影動かざる終戦日  黒田美穂

 

 握りたる鉄棒あつし終戦日  鳥飼栄美子

 

 古ラジオ棚よりおろし敗戦日  山田ひさし

 

 また一つ歯を失へり終戦日  矢野滴水

 

 終戦の日の火を美しく焚けり  茨木和生

 

 肘の知る椅子の感触終戦日  岩淵喜代子

 

 甲高きラジオの時報終戦日  片山由美子

 

 竹とんぼ飛ばす空あり終戦忌  うだつ麗子

 

 敗戦忌都庁茜の空にあり  成島淑子

 

 朝の髪一つに束ね終戦日  菖蒲あや

 

 しんかんと終戦の日の燃えるゴミ  藤井晴子

 

 終戦日父の日記にわが名あり  比田誠子

 

 敗戦の日の夏の皿いまも清し  三橋敏雄

 

 水筒の水廻し飲む終戦日  古屋牧男

 

 みんみん鳴くゆふぐれ八月十五日  角川春樹

 

 ハモニカのとんぼ印や敗戦日  政木紫野

 

 象の餌のゆたかに積まれ敗戦忌  白岩てい子

 

 原色のシャツに横文字終戦日  西尾照子

 

 魚に塩ふつて八月十五日  栗原雅代

 

 パチンコ店瀧の音なす終戦日  大木あまり

 

 腕組んで眠る女や敗戦忌  渡辺夏紀

 

 終戦日電車は傾いて曲がる  神野紗希

 

 魚の肝ふたりして食ふ終戦日  石寒太

 

 ポスターのカタカナばかり終戦日  ドゥーグル・J・リンズィー

 

 落書が紙幣にありて敗戦忌  土生重次

 

 終戦日人のかたちの木が立って  中川秀司

 

 シーサーのじつと見つめる終戦日  宮崎幸子

 

 沖縄の塩振るトマト終戦日  小高沙羅

 

 海を見に祖母が来てをり敗戦日  島田まつ子

 

 終戦日芦の中より舳(へさき)出て  友岡子郷

 

 蟻が蟻はこぶ八月十五日  土屋巴浪

 

 鶏卵の白のまぶしき終戦日  猿渡藜子

 

 終戦日どこへもゆかず畳拭く  田口紅子

 

 うつぶせに乳房つぶして終戦日  如月美樹

 

 八月十五日どどどどどどと浪  篠崎圭介

 

 終戦の日なり平和の日なりけり  久松久子

 

 終戦日遠く戦火の兆し又  矢島みどり

 

 敗戦忌ここまで生きて来た不思議  尾村馬人

 

 自転車を磨く八月十五日  きっこ

 

 

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