小池百合子はアメリカから帰って来るな!
もう、アベシンゾーどころじゃないよね。何がって、小池百合子の売国奴っぷりだよ。小池百合子の売国奴っぷりは、今に始まったワケじゃなくて、コイズミと同じく「アメリカのほうを向いて政治をする」ってスタイルだけで世渡りして来たワケだから、今さらツッコミを入れるのもナンだけど、アベ内閣が末期を迎えた今、次の組閣にも残留したいからって、恥も外聞もない売国奴っぷりを全開にしちゃった。ようするに、ニポンの親分であるアメリカにセッセとオベンチャラを使っておいて、アメリカの後押しで大臣に残留しようってコンタンなんだろうけど、ここ1週間の小池百合子のなりふりかまわない自己チューな言動や行動には、開いた口がふさがらない。
小池百合子の売国奴っぷりと言えば、コイズミ内閣時代に環境大臣だった時に、沖縄にアメリカ軍の殺人基地を作らせるために、ジュゴンを「国内希少野生動植物」に指定しないようにと薄汚い根回しをしたり、沖縄担当大臣になってからは、沖縄の人たちの思いを代弁する沖縄のマスコミに対して、「沖縄のマスコミは超理想主義。理想は高いが現実と遊離している。反米、反イスラエルで、それ以外は出てこない」って2時間にも渡って侮辱し続けたりしたことでもオナジミだけど、とにかく、アメリカにゴマスリすることしか考えていない。そして、この前の、アメリカ政府のロバート・ジョセフ核不拡散問題担当特使による「原爆の使用が終戦をもたらし、何百万人もの日本人の命を救った」っていうトンデモ発言に対しては、原爆を落とされた側の国の防衛大臣として、激怒して抗議するのがスジなのに、こともあろうに、「ジョセフ氏は前から同様の発言をしてるから別に目新しさはない」って抜かして、このトンデモ発言を容認しちゃったのだ。
ようするに、小池百合子は、原爆投下を「しょうがない」って言った久間タヌキと同レベルの認識しか持ってないワケで、だからこそ、アメリカのために、アメリカの戦争を手助けするために、この国の環境や自然を破壊して、この国の国民の生活を破壊し続けてるってワケだ。その最たるものが、今回、「テロ特措法」の延長に反対した野党に対する「トンチンカンな反論」と、沖縄の辺野古に関するデタラメなアセス法の方法書の「一方的な送りつけ」だと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、民主党の小沢一郎は、「アメリカの戦争に加担することは反対だ」って理由から「テロ特措法」の延長に反対してるワケだけど、これは、「国連加盟国として、国連の決議で始めた戦争ならともかく、国連を無視してアメリカが勝手に始めたアフガニスタン侵攻なんかに協力できない」って意味だ。あたしは、極めてモットモな意見だと思う。で、この小沢一郎の見解に対して、小池百合子は、「小沢さんがおっしゃってるのは、たしか湾岸戦争のころのことで、カレンダーが止まってるんじゃないんですか?」っていうトンチンカンな侮辱発言をした。それも、訪米中のワシントンから、アメリカの立場で、アメリカ側の言いぶんをノタマッてんだから、いったいどこの国の大臣なのか理解できない。
だけど、国連の決議をベースにして、アメリカが主導権を握って始めたのが湾岸戦争なのに対して、イラク戦争やアフガニスタン侵攻は、アメリカが911の同時多発テロの仕返しに勇み足っぽく始めちゃった戦争で、多くの国連加盟国は攻撃に反対してた。つまり、小沢一郎の言ってることは、事実に基づいた当たり前の発言てワケで、小池百合子の反論は、事実を無視した「結論ありきの発言」てワケだ。もちろん、その「結論」てのは、何が何でもアメリカに気に入ってもらうってことだ。だからこそ、小池百合子は、防衛大臣として何よりも重要な「国防部会」をスッポカシてまで、アメリカにオベンチャラするために訪米しちゃったってワケで、これこそが、アメリカの力を利用して、次の内閣でも大臣のイスを手に入れようとしてる強欲ババアの腹黒さってワケだ。
ま、こっちの「テロ特措法」に関しては、読売新聞や産経新聞を始めとした自民党の広報紙が、支離滅裂な社説や記事で、セッセと小沢一郎を攻撃してるけど、世界中のほとんどの国がアメリカのイラク攻撃から手を引いちゃった今、それでもニポンだけがアメリカの人殺しの手伝いをし続けるってことが、どれほど愚かなことなのか、どれほど世界から孤立することなのか、ミジンも分かってないんだろうね。すでに終わってるアベシンゾーなんかの泥舟に乗って、自分たちまでもが一蓮托生で沈没しちゃいそうな自民党の愉快な仲間たちとおんなじように、傍若無人でやりたい放題のアメリカは世界から孤立しかかってるのに、そんな泥舟に乗っかってニポンまで沈没しちゃってもいいの?
‥‥そんなワケで、「テロ特措法」については、アメリカの戦争ビジネスのオコボレにあずかろうとしてる政府の広報紙にお任せしとくとして、「きっこの日記」としては、小池百合子が売国奴っぷりを全開にした、もう1つの悪行、沖縄の辺野古に関するデタラメなアセス法の方法書について取り上げることにする。で、まずは、辺野古から届いたメールを紹介する。
件名: アセス方法書について
日時: 2007年08月07日 22:26:57
きっこさん、今日、防衛省が沖縄県に強行提出したアセス方法書の驚くべき内容です。マスコミ情報が平良夏芽経由で入ってきました。
今日、防衛省が沖縄県に一方的に提出した「環境アセスメント方法書」の内容についての情報です。まず今回の事前調査と同様の方法を取るようで、パッシブソナー、カメラ、着床板などを設置して行う調査であることが分かりました。(今とてもいい加減にやっている「環境現況調査」を持って終了するつもりかも) しかしそれぞれの機器の個数、設置場所などについては一切記載されておらず、未だかつて無いでたらめな「方法書」のです。このようなことは前代未聞です。そしてそれに伴って作業ヤード設置についても書かれていました。まず辺野古漁港の両脇(私たちが阻止の為の船を出している浜辺を潰す目的なのはあまりにも明らか)、それから大浦湾だそうです。大浦湾については場所さえも書かれていません。もちろん沖縄県はこれを受理していません。また当然、方法書の公告縦覧のために県の施設を一切提供しません。この情報に関しては明日マスコミから出ると思いますので、注目してください。
きっこさん、今は平良夏芽さんと教会のキャンプに来ているため詳細を書けないのですが、前後も含めて「基地建設阻止」「辺野古から緊急情報」の両ブログに詳しい内容と解説がアップされるはずです。この他の前後のニュースも、沖縄にとって酷すぎるニュースが相次いだ1日でした。携帯から拾うニュースの一つ一つが、沖縄を食いものにし、追い詰めるものばかりでした。これでは「アメとムチ」ではなくて「シャブとムチ」です。振興予算とか補助金だとかの危ないクスリを格安の条件でバラまきながら、決して自立できない仕組みを作り上げ、がんじがらめにして、断れない状態で、今度は戦争中毒症の米国人を押し付けて来る。しかも自分たちが作った欠陥だらけのアセス法さえ守りもしない!小池百合子は、とんだ元環境大臣です!
‥‥そんなワケで、これだけだと分からない人もいると思うので、このメールが届いた翌日、8月8日の「琉球新報」の記事も紹介する。ちょっと長い記事だけど、とっても重要なことが書かれてるし、小池百合子がどれほど自国民を食い物にした売国奴なのかってことが良く分かるから、最後まで読んで欲しい。
「防衛省、アセス方法書提出 知事、意見拒否の方針」(琉球新報)
防衛省は7日、県と名護市、宜野座村に対し、米軍普天間飛行場移設に伴う環境影響評価(アセスメント)の方法書を提出し、アセス手続きを開始した。仲井真弘多知事は「前提条件が整っていない中での提出は遺憾」として一方的な防衛省側の提出に強く反発している。だが防衛省は1週間後をめどに方法書を公告縦覧する予定で、アセス手続きを進めていく姿勢を強調している。これまで県と政府の間で行き詰まり状態が続いていた普天間飛行場移設問題は、今回の方法書提出で地元との対立を抱えたまま、重大な局面に踏み出した。
関係者によると、小池百合子防衛相は6日夕、官邸で高市早苗沖縄相らを集め、アセス方法書送付を説明し「アセスの範囲を広げることで沖縄側に配慮できる」と述べた。だが送られてきた方法書は政府案を基に構成され、沖縄側への「配慮」がうかがえない内容となっている。
防衛省側はこの日の方法書提出の際、アセスの行政手続きが開始したとの認識を強調した。県は方法書を受理していないとしているが、法的に受け取り拒否はできない。
県の仲里全輝副知事は7日午後、県庁で急きょ会見し「県の見解を文書で事業者の(那覇)防衛施設局長に送り、(やり直しを)強く求める」と述べ、今回の一方的な方法書提出への遺憾の意を文書で伝える意向を示した。県は今後、公告縦覧の場所は提供せず、アセス手続きでの知事意見を出さない姿勢を強調した。だが県がこのまま知事意見を提出しない場合、行政手続き上は県が方法書の内容を了承した形になる。一方、県は普天間移設措置協議会にも現状では不参加と説明。名護市や宜野座村も県と歩調を合わせる姿勢を示した。
方法書は、移設事業の概要を示し、環境調査の方法などを記している。埋め立てに使用するコンクリート製箱の作業場用埋め立て地点も明示した。代替施設については、V字形の1600メートルの滑走路2本を造り、護岸部分約10ヘクタールを含む160ヘクタールの公有水面を埋め立てる政府移設案の計画を示した。
那覇防衛施設局はこれまで複数回、方法書提出を試みたが、協議が整っていないことを理由に県に受け取りを拒否され、持ち帰っていた。今回の方法書提出の経緯について同局は「(日米合意の2014年移設に向け)09年7月末までに手続きを終え、埋め立て申請に入る必要がある。これらを勘案すると今がぎりぎりのタイミングだ」と説明した。
那覇防衛施設局は環境アセスに先立ち、今年5月から移設先周辺の環境現況調査(事前調査)に着手している。事前調査で得られたデータの取り扱いについて施設局は「県と相談していきたい」としているが、将来的には環境アセスに組み込んでいく考えだ。
‥‥そんなワケで、沖縄のマスコミは、こんなふうに、事実を事実のままに報道してるワケだけど、そうすると、小池百合子から、「沖縄のマスコミは超理想主義。理想は高いが現実と遊離している。反米、反イスラエルで、それ以外は出てこない」って2時間にも渡ってタラタラと文句を言われちゃうワケだ。そして、読売新聞や産経新聞のように、政府のやってることを思いっきり後押しするような論調の記事や社説ばっか掲載してれば、きっと何かイイコトでもあるんだろう。で、中央のマスコミと違って、事実を事実のままに報道してる沖縄のマスコミの記事から、もう1つ、今回の防衛省のインチキアセス方法書の問題を補足する形で、7月31日の「沖縄タイムス」の記事を紹介する。
「北部、一斉に反発/振興策凍結、『あまりに勝手すぎる』強硬姿勢に不信感」
内閣府所管の北部振興策事業に関し、防衛省が米軍普天間飛行場移設に伴う環境影響評価(アセスメント)を県や名護市が受け入れていないことを理由に凍結する考えを示したことに31日、名護市幹部や市民団体から一斉に反発の声が上がった。「札束でほおをたたくやり方で許されない」「地元の配慮に欠ける」。代替施設の移設について賛成、反対の立場の違いを超え、反発と不信感が広がっている。
名護市幹部は、防衛省が難色を示している状況を把握しているとした上で、「あくまで防衛側の意向で政府の方針ではないはずだ。内閣府は予算執行する方向で進めている」との認識を示した。防衛省の強硬姿勢については、「まさに札束でほおをたたくやり方で紳士的じゃない。お互いの信頼性も損なう」と痛烈に批判した。
島袋吉和市長の後援会長を務める荻堂盛秀市商工会長は「勝手なことを言っている。地元への配慮もなく、思い通りにならなければ振興策を打ち切るなんて冗談じゃない。こんなやり方なら移設作業すべてをやめてしまえ」と声を荒らげた。
北部市町村会長の儀武剛金武町長は、北部振興策の凍結は聞いていないとしつつ、「振興策がなくなるとは思っていない。北部としても今後継続を求めていく」と従来の姿勢と変わらないことを強調した。
一方、ヘリ基地反対協の安次富浩代表委員は「政府は、(代替施設の)2014年完成を目指し強圧的な姿勢をとろうとしている。参院選の結果でも県民は基地を造らせないという意思を示した。このまま強圧的に進めると、仲井真県政にも影響が出てくる」と指摘。平和市民連絡会の当山栄事務局長は「振興策を振りかざし、合意に持っていこうとする政府のやり方は許されない。県は建設に反対して振興策を返上すべきだ」と語った。
‥‥この記事を読めば、山口県岩国市の米軍海兵隊基地問題とまったくおんなじに、政府の卑劣極まりない売国奴政策が分かるだろう。岩国市では、新庁舎の建設費用81億円のうち、49億円を「防衛施設庁の補助金」でまかなうってことで、2005年から工事を始めた。これは、沖縄の普天間基地の空中給油機を岩国が受け入れた交換条件としての補助金だ。つまり、政府は、新庁舎の建設のために49億円を出してあげるから、普天間基地の空中給油機を引き受けて欲しいって言ったワケだ。そして、岩国が、空中給油機を受け入れた代わりに、新庁舎の建設を始めたら、突然、政府は、「航空母艦も受け入れてくれなかったら補助金は出さない」って言い出して、約束してた補助金をストップしちゃった。
岩国の航空母艦の受け入れは、住民投票で9割もの人たちが反対し続けてて、当然、住民の代表である市長も反対し続けてる。そこに持って来て、当初の約束を反故にして、新たに「航空母艦も受け入れてくれなかったら補助金は出さない」って言い出すなんて、どこまで腐りきった政府なんだろう。そして、岩国では、新庁舎の工事がストップしたままになってる。これが、アメリカのための政治を続けて来た売国政党、自民党のやり方なのだ。そして、岩国や沖縄だけでなく、この方式は、原発やプルトニウム工場、核廃棄物の受け入れなんかでも、同様のことが日常的に行なわれてるのだ。
自民党が、中央ばかりにお金が集まり、地方が干上がるような、地域による格差が拡大するような政策を続けて来たのも、こんなふうに、イヤなものや危険なものをすべて地方へ押しつけるための地盤作りだったってワケだ。お金のない地方に、野蛮なアメリカの殺人基地や、耐震強度など無視したポンコツの原発を押しつけ、その見返りとして、あたしたちから巻き上げた税金をバラ巻き、言うことを聞かなくなって来たら、与え続けて来た補助金をストップする。そうすると、補助金をもらうことで経済が成り立つように調教されちゃった地方の人たちは、次から次へと「後出し」して来る政府の要求に対して、心情的には「NO!」って言いたくても、生きて行くためには「YES」って言うしかなくなっちゃうのだ。なんてヒキョ~な、なんてサイテーな、なんて腐りきった「美しい国」なんだろう。
‥‥そんなワケで、辺野古の問題を始めとして、こういった現状を見てると、この国の今の政府が、どこを見て、何を考えて政治をしてるかが良く分かると思う。アメリカが押しつけて来る無理難題に対して、まずは、「いかに国民を騙して受け入れさせるか」って政策で、それがダメだと分かったら、次には「いかに国民にエサを与えて受け入れさせるか」って政策で、それでもダメだと分かると、今度は「いかに国民を脅して受け入れさせるか」って政策だ。まさに、アメリカの属国の政府が、アメリカのために行なってる政策であって、この国の国民のことなんかミジンも考えてない。挙句の果てには、小池百合子のように、国民のための重要な会議をスッポカシてまで訪米して、アメリカから、アメリカ側の言いぶんをノタマッちゃうような真性の売国奴まで登場しちゃうんだから、もう、お話にもなんない。そんなにアメリカのイイナリになりたいんなら、小池百合子は、このままニポンに帰って来ないで、売国奴の先駆者の竹中平蔵みたくアメリカに住所を移して、アメリカの政府からお給料をもらえばいいのに‥‥なんて思う今日この頃なのだ。
「ちゅら海を守れ!」
http://blog.livedoor.jp/kitihantai555/
「辺野古から緊急情報」
http://henoko.jp/info/
「基地建設阻止」
http://henoko.jp/fromhenoko/
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