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2007.09.27

そのまんま偽装大国

Sonomanma1
芸能人だった時には、ほとんどテレビに出ることはなく、タマにテレビで顔を見るのは、たいてい、何かの事件を起こした時かスキャンダルの時だった「そのまんま東」だけど、皮肉なことに、芸能人を辞めた今は、毎日のようにテレビに出てる。それも、宮崎県知事になったばっかのころは、本人も自重してたみたいで、報道番組などに限って顔を出してたけど、今や、ゴールデンのバラエティーから深夜のエロ番組まで、何の臆面もなくカタッパシから出まくってる。まさに、八面六臂の大活躍で、あたしん家の近所のスーパーにまで、そのまんま東の似顔絵シールの貼ってある宮崎県産の食品が並ぶようになった。

で、消費者の多くはバカだから、そのまんま東の似顔絵シールが貼ってあれば、それだけでホイホイと買っちゃうみたいで、宮崎県のインチキ業者が出荷してた産地偽装のウナギにも、このシールが貼ってあった。だから、この似顔絵シールの効果で、四国をはじめとした他の地域のインチキウナギよりも、宮崎県産のインチキウナギのほうが、いっぱい売れてたそうだ。この似顔絵シールは、そのまんま東の親友の大森うたえもんが社長を務める会社、「びっきょ」が管理してるんだけど、そしたら、大森うたえもんは、業者から申請があれば、何も審査や検査をしないで、誰にでも簡単に似顔絵シールを渡してたんだろうか? そうだとしたら、あまりにも無責任だよね。いくら宮崎県産物の消費を拡大したいからって、これじゃあ、犯罪の片棒を担いでたのとおんなじじゃん。

でも、ニポンでのウナギの自給率は、たったの2割もない。たとえば、2005年度の「水産白書」によると、ニポン国内で年間に消費されたウナギの総量は11万6000トンなんだけど、その内わけは、国産が2万2000トン、中国産が7万2000トン、台湾産が2万2000トンだから、自給率は19%しかない。そして、その2割にも満たないわずかな国産は、うなぎ屋さんや料亭などに優先的に回ってるので、スーパーなどの小売店に並んでる蒲焼きになると、そのほとんどが中国産か台湾産なのだ。だけど、全国のどこのスーパーに行っても、「静岡産」だの「四万十産」だのってシールの貼ってある蒲焼きのパックがドバドバッと並んでる。そして、逆に、国産の4倍以上も輸入されてる中国産と台湾産は、どんなに多く並べてるスーパーでも、良くて国産とおんなじくらいしか並んでないし、たいていのスーパーは、国産のほうが多く並んでる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、国内で消費されてるウナギの8割以上が中国と台湾からの輸入モノで、2割以下の国産モノの半分はうなぎ屋さんや料亭などに回ってるんだから、スーパーなどの小売店に並んでるウナギの蒲焼きは、約9割が輸入モノじゃなきゃおかしいってワケだ。だけど、実際にスーパーに並んでる蒲焼きは、国産モノと輸入モノが「良くて半々」てワケで、目で見ただけでもツジツマが合わない。だから、1年間に全国のスーパーに並ぶ「国産表示」の蒲焼きをぜんぶ1ヶ所に集めて、その重さを量ったら、ホントの国産ウナギの年間出荷量の何倍にもなっちゃうだろう。そして、それほど当たり前のように、ウナギの産地偽装が日常的に行なわれてるってことなのだ。

今回、宮崎県で摘発されたのは、「原田穂積商店」(原田美千子社長)と「石橋淡水」(石橋不二子社長)」の2社だけど、「石橋淡水」の石橋政男取締役は、マスコミの取材に対して、謝罪するどころか、アジのヒラキナオリとも取れるような態度で、「うちだけが産地偽装をしてるわけじゃない」とか、「全国の業者を調べたら日本中が大変なことになる」とかって言い放ってた。覚えてる人も多いと思うけど、この「全国の業者を調べたら日本中が大変なことになる」ってセリフは、耐震偽装問題の時に、自民党のメタボリック武部もおんなじことを言ってたよね。

つまり、今回のウナギの産地偽装問題は、耐震偽装問題しかり、不二家問題しかり、ミートホープ問題しかりってワケで、すべては氷山の一角だってことなのだ。ヒューザーにしても、不二家にしても、ミートホープにしても、「白い恋人」の石屋製菓にしても、テレビカメラの前じゃ頭を下げてたけど、心の中じゃ「運が悪かった」って思ってるだけなのだ。他にも、数え切れないほどの同業者がおんなじ不正をしてんのに、自分のとこだけが摘発されたんだから、誰だってそう思うだろう。

そう言えば、あたしは、6月23日の日記、「マジメな人がバカを見る美しい国」の中で、数々の産地偽装や賞味期限の偽装に関する読者からのメールを紹介したけど、その中に、ウナギを扱ってる水産物問屋の人からのメールも紹介してた。で、今回の問題と思いっきり関係があるので、過去ログを読むのがメンドクサイ人のために、ここで、もう一度、紹介させてもらう。


お名前:YT
E-mail:xxxxx@xxxxx.ne.jp
コメント:きっこさんこんにちは。社名は言えませんが、私は西の方に本社のある中堅の水産物問屋に勤めてます。私は主に「うなぎ」を扱っているのですが、そのことできっこさんにお伝えしたいことがあります。きっこさんはご近所のスーパー等で「うなぎの蒲焼き」を買ったことはありますか?そこで「四万十川産」と表示してある蒲焼きを見掛けたことはありますか?今はネット通販でもよく見掛けますが、あれは殆どが中国産です。いわゆる「産地偽装」です。四万十川の養殖うなぎは全国のスーパーや通販で販売できるほどの数は絶対に確保できません。僅かな本物の四万十川産は、養殖場と直接契約している高級店等に納品されてしまい、一般には殆ど流通しません。中国産うなぎを国産と偽って販売するのは十年程前から激増してきましたが、その現状は酷いものです。たとえば、国内のどの養殖場もまだ「新仔」を出荷していない四月に、東京の有名なデパートの地下食品売り場では、国産の「新仔」のシールを貼った蒲焼のパックが並んでいます。日本中の全ての養殖場が出荷していない「新仔」をどうしたら四月に売ることができるのでしょうか?食肉産業の産地偽装は今や当り前ですが、水産物も同じです。きっこさん、四万十川のうなぎを食べたかったら、高知まで行って下さい。本物を食べたらスーパーやネット通販の「四万十川産」が偽物だということがすぐに分かります。味が全然違います。(後略)


‥‥そんなワケで、実は、この時、愛媛県のウナギの加工所で働いてる人からもメールがあったんだけど、そのメールには「自分だと分ってしまうので公開しないでください」って書いてあった。それで、その時は公開しなかったんだけど、今回、どうしてもその衝撃的な内容を公表したいので、こちらからメールして、公開できないか聞いてみた。そしたら、「メールそのものの公開は困るけど、ココとココとココを書かないでくれれば、他のことは書いてもいい」って言ってくださったので、あたしが要点だけを書かせてもらうことにした。

その衝撃的な内容ってのは、今回、摘発された宮崎県の「原田穂積商店」や「石橋淡水」みたいに、国産の中に台湾産を混ぜて、すべてを国産として出荷してた‥‥なんて可愛いものじゃなくて、1匹残らずぜんぶが台湾産や中国産のものをぜんぶ国産として出荷してるってことだった。ホントは、どんなふうなルートで輸入モノが入って来るのかとか、いつころから産地偽装をしてるのかとか、入荷量や出荷量、加工所の規模、従業員数など、ぜんぶ「書かれたら困る」ってことなので、具体的なことは書けない。

だから、許可をいただいたことだけを書かせてもらうけど、まず、台湾産や中国産のウナギは、冷凍された形で、九州を経由して陸路で愛媛県まで輸送されて来るそうだ。そして、この加工所では、それを解凍して、蒲焼きや白焼きを作って、国産として出荷してるそうだ。それで、四国なんだから、「四万十産」てことにするんなら分るけど、ここでは、半分は「四万十産」のシールを貼ったパックにするけど、残りの半分は、何のシールも貼らないで出荷するそうだ。そして、仲介業者が、「宮崎産」「熊本産」「鹿児島産」「静岡産」などのシールを貼って、それぞれのルートの仲介業者へと流してるそうだ。

宮崎県の「原田穂積商店」や「石橋淡水」は、台湾から輸入したウナギを宮崎県産と偽って加工業者に卸してたワケだから、消費者だけじゃなくて、加工業者も被害者だ。だけど、この愛媛県のケースは、加工業者が、直接、足がつかないように迂回させて輸入モノを仕入れて、それを加工して国産として卸してるんだから、もっと悪質だと言えるだろう。そして、あたしが何よりも呆れ果てたのは、愛媛県はもとより、四国全体に、こうした業者がたくさんいるそうなのだ。だから、このメールを送ってくださった人は、個人が特定されるような具体的な記述は掲載しないでくれって言ってるのに、「愛媛県」てことだけは書いてもいいって言ったのだ。何でかって言うと、愛媛県内に、おんなじようなことをしてる加工所や養殖場がいくつもあるから、県名を書いても特定される恐れはないってことなのだ。

‥‥そんなワケで、この人は、四国と九州にある数十ヶ所の加工所のほとんどがおんなじことをしてるって言ってる。それは、この人の加工所みたく、分かっててやってるとこもあれば、「原田穂積商店」や「石橋淡水」からウナギを買ってた加工所のように、卸し元に騙されて、自分たちは国産だと信じて加工してるとこもあるから、一概に「すべての加工所が悪い」とは言えないけど、結局、あたしたち消費者の口に入るのは、こうしたウナギの蒲焼きなのだ。ちなみに、この人は、「スーパーなどで国産として売られてる蒲焼きの8割は、台湾産か中国産のウナギを四国か九州で加工したものです」って言ってる。そして、そう考えれば、店頭で見かける輸入モノの少なさと、実際の輸入量の多さとのツジツマが合うことになる。

とにかく、何よりもおかしいのは、スーパーに並んでる台湾産や中国産の蒲焼きって、すべて、台湾や中国で蒲焼きに加工されてから輸入されたものしか並んでないってことだ。これは、スーパーで実際に表示を見てもらえれば分かることだけど、スーパーに並んでるパックの蒲焼きって、台湾産や中国産って表示されてるものは、どれも、加工も台湾や中国で行なってて、蒲焼きになってから輸入されてる。で、国産て表示されてるものは、どれも、国内で養殖されたウナギを国内で加工して蒲焼きにしたことになってる。

そしたら、台湾や中国から輸入されてる約10万トンものウナギは、いったいどこに消えちゃったんだろう?‥‥ってことだ。「水産白書」に書いてある何万トンもの輸入ウナギは、蒲焼きとは別で、ウナギのまま輸入されたものなのだ。だから、ホントなら、「原産国・台湾、加工・日本」とか、「原産国・中国、加工・日本」って表示の蒲焼きが、スーパーにズラーっと並んでなきゃおかしいのに、そんなもん、どこにもない。JAS法では、食品の原産地と加工地が違う場合には、必ず両方を表示しなきゃいけないことになってる。それなのに、原産地が台湾や中国で、加工地がニポンて表示されてる蒲焼きがどこにも見当たらない。この事実こそが、台湾や中国から輸入したウナギをニポンで蒲焼きにして、国産として流通させてることの何よりの証拠だろう。

‥‥そんなワケで、今まで説明して来たのは、台湾産や中国産のウナギを輸入して、それをニポンで蒲焼きにして、国産として販売するっていうインチキで、これだけでも十分に呆れ返る犯罪なのに、ウナギ業界では、もっと悪質なインチキも日常化してるのだ。それは、台湾や中国から輸入した蒲焼きをそのまま国産表示の箱に詰め替えて、そのまま国産として出荷しちゃうっていう大胆な偽装だ。他にも、台湾や中国から輸入した白焼きに、タレを塗って焼き直して、国産の蒲焼きとして出荷するっていうインチキも横行してる。だから、これほどデタラメなことをされても、それでも食べたいって思う人は、スーパーに行って、500円の中国産と1000円の国産が並んでたら、迷わずに500円の中国産のほうを買うべきだろう。だって、中身はどっちも中国産で、産地のシールが違うだけなんだから。

6月23日の日記、「マジメな人がバカを見る美しい国」の最後のとこに、農業関係者向けの専門紙に発表された「食品の産地偽装、不正表示一覧」を紹介したけど、それを見れば分かるように、あたしたち一般の消費者に伝えられてないだけで、食品の産地偽装は日常的に行なわれてる。たとえば、中国産のショウガなら、千葉県では千葉県産として「JA全農ちば」のブランドで全国に流通させてたし、埼玉県でも埼玉県産として、JA埼玉経済連がお墨付きを与えて流通させてた。あたしたち一般の消費者が、スーパーや八百屋さんに行って、そこに「JA全農ちば」の袋に入ったショウガが並んでたら、誰だって信用して買っちゃうだろう。

他にも、熊本県八代市の業者は、韓国産のミニトマトを「熊本県八代市産」として関東の市場に出荷してたし、宮崎県えびの市の業者は、中国産のゴボウを国産として出荷してた。こんなのは、全国で数え切れないほどあるけど、小売店がやってる小さな偽装じゃなくて、すべて卸し元がやってる大きな偽装だから、「JA全農」の袋に入ったり、「JA全農」のテープが巻かれたりしてスーパーや八百屋さんに並べば、あたしたち消費者は100%騙されちゃうのは当然だ。何しろ、それを売ってるお店側も、国産だと信じて売ってるんだから。

とにかく、この国は、お肉にしても、お野菜にしても、お魚にしても、加工食品にしても、産地を偽装したもの、添加物表示を偽装したもの、賞味期限を改ざんしたものなどが数え切れないほど流通してて、1店舗のスーパーに並んでる数千の全商品をすべてチェックしたら、完全に正しく表示されてる食品は2割以下だって言われてる。それは、こうした「不正表示」に対する罰則が、驚くほど甘いからだ。2001年9月の「雪印食品関西ミートセンター」の輸入牛肉の産地偽装のように、膨大な量に上る悪質な詐欺事件のような場合には刑事事件として立件されるけど、99%の場合は、単なる「警告」だとか「指導」だとかで終わっちゃう。中国産のショウガを国産として卸してたことがバレても、「今度からはちゃんとやってくださいね」って言われるだけで終わっちゃう。

今は、ずいぶん少なくなったけど、ちょっと前まで普通に行なわれてたのが、アサリの産地偽装だ。大手の業者が、中国や韓国や北朝鮮のアサリを国産に偽装して流通させてたワケだけど、2005年に摘発された広島県の水産物加工販売会社「クニヒロ」は、分ってるだけでも過去3年間に80トンもの中国や韓国のアサリを国産の「出雲産」として出荷してた。それなのに、どんな処分を受けたのかって言うと、「改善の指示」と「業者名の公表」だけなのだ。北朝鮮産のアサリを中国産として販売してた福岡県の「マルトク」も、北朝鮮産を中国産や有明産として販売してた熊本県の「本地水産」や「西山水産」も、改善を指示されただけだ。こうした偽装業者は、他にもいくつもあって、摘発されただけでも数千トンにも上るのに、逮捕されたり業務停止処分を受けた業者は1つもない。

‥‥そんなワケで、今回、ウナギの産地偽装で摘発された宮崎県の「原田穂積商店」と「石橋淡水」だって、農水省や県は「偽装の事実が判明すれば処分を検討する」ってノタマッてるけど、どうせ、いつもの「JAS法に基づく生鮮食品品質表示基準に違反する行為」ってヤツで、口頭か書面で改善を指示するだけなのだ。だから、いつまで経っても食品の産地偽装はなくならないし、農水省にしたって、本気でなくなそうとはしてないのだ。だって、ナントカ還元水で自殺した松岡利勝、バンソコの赤城徳彦、スキンヘッドの遠藤武彦、そして、現在の若林正俊と、農水省のトップの農水大臣自身が、ドイツもコイツも、いかにインチキをして自分のフトコロを肥やすかってことしか考えてない人間のクズばっかなんだから、「親も親なら子も子」ってことで、結局は、バカを見るのはあたしたち一般の消費者だけって感じの今日この頃なのだ。


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