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2007.09.26

赤ちゃんのために

波岡一喜さん、おめでとぉ~♪‥‥ってなワケで、あたしの大好きな「ライオン丸G」の獅子丸ちゃん役でオナジミの波岡一喜さんに、昨日、9月24日、元気な女の子の赤ちゃんが誕生しました~!

‥‥つーか、波岡さん、いつの間に結婚してたのよ?ってことなんだけど、今回、赤ちゃんの誕生にともなって、「実は去年の11月11日に結婚してました」ってこともブログで公表したもんだから、ファンはみんな「おめでとぉ~♪」ってお祝いしつつも、ビックル一気飲みだったワケで、全国のコンビニやスーパーで、サントリーのビックルが売り切れになっちゃった。

ま、詳しくは、ご本人のブログ、「天下統一ゆえノ刻印」を読んでもらうとして、それにしても、「ライオン丸G」をオンエアしてたのが、去年の10月から12月にかけてなんだから、そのど真ん中に結婚してただなんて、なんてカッチョイイんだろう! 妄想好きのあたしが勝手に妄想しちゃうと、きっと、自分の初主演ドラマがオンエアされたことによって、なんつーか、男として、自分の愛する女性を一生守ってくっていう自信みたいなのが確立されて、それで、「結婚しよう!」ってことになったっぽい気がしちゃう。スッテキ~♪

あ~ん、どんなふうにプロポーズしたんだろう?‥‥なんてことも言ってみつつ、もうひとつ、あたしがカッチョイイって思ったのは、最近のだらしないタレントどもとは違って、「できちゃった結婚」じゃないってことだ。去年の11月11日に結婚して、今年の9月24日に赤ちゃんが誕生したんだから、ちゃんと結婚してからのベイビーってワケで、やっぱ、ナニゴトにもスジを通してケジメをつける、男の中の男、波岡一喜さんだよね♪‥‥なんて言ってみた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、波岡一喜さんて言えば、現在、公開中の映画、「HERO」で、殺人犯の梅林圭介役をやってるけど、この映画は、主役がアレなもんで、あたし的には観に行けない(笑) なんせ、あたしは、ウォン・カーウァイ監督が大好きで、「恋する惑星」からすべての作品を観て来たのに、「2046」だけは、主役がアレなもんで、死んでも観なかったほどだからだ。スタジオジブリのアニメも大好きで、それまでは全作品を観て来たのに、「ハウルの動く城」だけは、主役の声優がアレだったもんで、観に行かなかった。とにかく、あたしは、それくらいアレのことが大っ嫌いなので、残念ながら、「HERO」も絶対に観ない。

でも、こないだの土曜日の午後に、フジテレビでやってた「松方弘樹 VS 哀川翔 釣りバカキング 巨大魚が大集結!! 釣れるまで帰りませんSP」のカジキマグロ対決は、アレが出なかったから、タップリと楽しませてもらった。波岡さんは、哀川翔チームのサポート役で、いっぱい映ってた。ただ、対決後の晩餐会で、「トツギーノ」とかいう紙芝居をする人とか、夫婦でオペラ調のコントをする人とか、歌舞伎町のホストみたいな人が教習所の教官をやるのとか、意味不明の出し物を連発したのは、いったい何だったんだろう? 松方さんも対応に困ってたけど、観てるあたしも困っちゃった。

ま、そんなこたーどうでもいいとして、せっかくのおめでたいお祝いの時に言うのもナンだけど、この番組の中で、あたしが何よりも気になったのは、釣り上げたカジキを料理して、松方さんや哀川さんは当然として、波岡さんも、みんなでパクパクと食べてたことだ。今回は、両チームともに130kgくらいの中型のカジキが釣れて、ちょっとの差で哀川翔チームが勝ったんだけど、釣れたのは両方とも「メカジキ」だった。だから、どっちのカジキを料理してたとしても、それは「メカジキの身」ってことになる。それで、あたしが気になったってのは、この「メカジキ」こそが、危険なメチル水銀の含有量が多いことでオナジミのマグロ類、カジキ類の中で、もっとも多量に含有してる魚種だってことだ。

前にもリトル書いたことがあるけど、ニポンは、世界一のマグロ消費国で、マグロ産業に従事してる人たちがものすごく多い。だから、そのために、ニポンの政府は、マグロが危険だってことを公表しない。たとえば、イギリスの政府は、4年も前の2003年に、政府見解としてマグロの危険性を発表して、国民に「マグロを食べるのは週1回まで」と通達してる。それも、これは、あくまでも「大人」に対してのことで、16才以下の子供に対しては、「マグロとメカジキは食べるな」って呼びかけてるのだ。でも、イギリスの政府は、まだまだ甘いほうで、カナダ、アイルランド、オーストラリアでは、「すべての人」に対して、マグロとメカジキを食べないように呼びかけてる。これは、その身に残留してるメチル水銀の量が、国際安全基準を超えているからだ。

ここでのポイントは、「それぞれの国が定めてる安全基準」じゃなくて、「国際安全基準」だってことだ。「それぞれの国が定めてる安全基準」なら、国によって対応の差があっても理解できる。だけど、これは、すべての国に共通する「国際安全基準」に基づいてるんだから、国によって対応に差があるのはおかしい。だって、カナダ人やアイルランド人が食べたら危険なものなのに、ニポン人はいくら食べても大丈夫‥‥なんてことはアリエナイザーだからだ。

で、ものすごくフランク・ザッパに言うと、ニポンでは、危険だって定めてる魚種も極端に少ないけど、その対象も、「妊娠中の女性」と「これから妊娠する可能性のある女性」だけなのだ。つまり、赤ちゃんを産んだあとの授乳中の女性や、幼児は対象になってなくて、マグロでもカジキでもキンメダイでも何でも、いくらでも食べていいってことになってる。だけど、他の国の政府の見解は、もっともっと厳しい。アメリカやヨーロッパ全般では、「妊娠中の女性」と「これから妊娠する可能性のある女性」の他にも、「授乳中の女性」と「幼児」が対象になってるし、イギリスでは、さっきも書いたけど、これにプラスして、「16才以下の小児」も対象になってる。

そして、厳しいのは、こういった対象だけじゃなくて、その摂取量もぜんぜん違う。たとえば、ニポンの場合なら、メカジキは「1週間に80gまで」、マカジキは「1週間に160gまで」って定めてるけど、ヨーロッパでは、「メカジキやマカジキを食べた場合は、その週はいかなる魚も食べてはいけない」って定めてる。つまり、メカジキやマカジキを1回食べただけで、すでにメチル水銀の摂取量が危険レベルに達しちゃったから、もっと微量なメチル水銀しか残留してない他のお魚でも、それを食べることによって、危険レベルをオーバーしちゃうってことだ。それでも、ヨーロッパはまだまだ甘くて、アメリカの場合は、メカジキは「摂取を避けるべき」としてる。ようするに、「メカジキは危険すぎるから1gも摂取するな」ってことだ。

ニポンの場合は、長年、大企業と癒着した自民党が政権与党だったから、知らず知らずのうちに、国民のことよりも大企業のことを優先する世の中になっちゃった。たとえば、トヨタの奥田なんかに頭が上がらない自民党のチキンぶりを見れば分るように、この国には、「車検」なんていう、現実的にはまったく必要のない悪しき習慣がある。これなんか、タチの悪いホニャララ団が、自分の組の縄張りの中のお店から、ナンだカンだとお金を巻き上げてるのとおんなじシステムだ。そして、ニポンの政府が、マグロの危険性を国民に伝えないのも、これとおんなじことだ。農林水産省や厚生労働省は、国民の健康や命を守るためにあるんじゃなくて、水産業に関わる大企業を守るために、日夜、国民を騙し続けてるってワケだ。

‥‥そんなワケで、ここで、「なんでお魚の体内にメチル水銀が残留してるのか?」、「なんでお魚の中でもマグロやカジキが特に危険なのか?」ってことを簡単に説明しとく。水銀てのは、石油や石炭などを燃やすことによって発生するので、あたしたちが吸ってる空気の中にもいっぱいある。だけど、これは無機水銀なので、普通に呼吸してても問題はない。でも、この無機水銀が、雨が降ることによって海に入り、海の中の微生物によって、有毒なメチル水銀に変化しちゃうのだ。そして、体内にメチル水銀を持ったプランクトンをイワシみたいな小魚が食べ続けることによって、そのイワシの体内にメチル水銀が蓄積されてく。

でも、このイワシを人間が食べても、まだまだ安全な量なのだ。そして、このイワシを何匹も、毎日のように食べ続けてるサバとかソーダガツオとかの体内には、もっと多くのメチル水銀が蓄積されてくけど、それでも、まだ、人間が食べてもギリギリセーフの量なのだ。だけど、そんなサバとかソーダガツオとかを何十匹、何百匹、何千匹って食べ続けて来て、100kg、200kgにまで成長したマグロやカジキの体内には、完全に「国際安全基準」を超えたメチル水銀が蓄積されてるってワケだ。

だけど、アメリカやイギリスをはじめとして、世界の多くの先進国が、マグロやカジキの危険性を訴えて厳しい摂取基準を設けてるのに、このニポンでは、どこのスーパーにも普通にマグロやカジキの切り身が並び、お寿司屋さんでは、もっとも危険な大トロが、バカみたいに高い値段で、ありがたがって食べられてる。何でかって言うと、これは、ニポン政府の十八番のインペイ体質が炸裂してるからだ。

今から35年も前の1973年、当時の厚生省は、いろんなお魚のメチル水銀の残留量を調査してて、マグロとカジキの体内からは、当時の規制値を超える量のメチル水銀を検出してた。だけど、そんなことを公表しちゃうと、みんなマグロやカジキを食べなくなっちゃって、水産業界が傾いちゃうからって、政府は、この事実をインペイしたのだ。そして、何よりも恐ろしいのは、マグロやカジキから規制値を超えるメチル水銀が検出されたことによって、このまま検査を続けてたら、いつかは国民にバレちゃうと思って、厚生省は、「大型回遊魚は検査から除外する」っていうトンデモ規定を作っちゃったのだ。これは、自衛隊を派遣するために「テロ対策特措法」を作ったのとおんなじで、「目的と結果ありき」のインチキでしかない。

それで、この意味不明な「大型回遊魚は検査から除外する」って規定の理由がシビレちゃうんだけど、「マグロ等の高級魚は一般家庭の食卓に上ることは少ないので検査する必要がない」ってんだから大爆笑だ。なんだこれ? 一見、庶民のことを考えてくれてるみたいな理由をつけちゃってるけど、結局は、マグロやカジキから規制値を超えるメチル水銀が検出されたことをインペイするための規定なんだから、これぞ自民党クオリティーって感じだよね。

そして、それから30年以上も、ニポンでは「マグロは特例」ってことで、他のお魚はみんな検査してんのに、マグロだけは検査せずに、好きなだけ国民に食べさせてるのだ。ちなみに、この前もちょっと書いたけど、マグロを原料にしたキャットフードばかりを食べさせてた飼い猫が、神経障害を起こして普通に歩けなくなっちゃって、動物病院で調べたら、その猫の体内から、基準値を大幅に超えるメチル水銀が検出された。これは、そこらの人が言ってる出所不明のことじゃなくて、厚生労働省が発表してることだ。

‥‥そんなワケで、一度、人間の体内に入ったメチル水銀は、少しずつオシッコとかで排出されるけど、なかなか消えることはない。ある研究所のデータでは、70日ほどで約半分になるそうだけど、だからって、140日経っても0にはならない。つまり、定期的にマグロやカジキを食べてれば、少しずつ蓄積されてくってワケで、体内のメチル水銀を減らそうと思ったら、マグロやカジキは「1週間に1回」どころか、「半年に1回」にしなきゃなんないってことだ。だから、あたしは、波岡一喜さんをはじめ、赤ちゃんが産まれたばかりの人たちに、「せめて赤ちゃんにオッパイをあげてる間は、奥さんにはできるだけマグロやカジキ、キンメダイやクロムツなど、メチル水銀の含有量の多いお魚は食べさせないで欲しい」ってことを言っときたいと思う今日この頃なのだ。


※妊娠中の女性、授乳中の女性で、詳しいことを知りたい人は、下記のサイトをご覧ください。

http://www.lbv.jp/ninpu.htm


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