« きっこのオススメサイト | トップページ | 戦争はすべてテロ »

2007.09.11

アメリカの戦争協力に総理の職を賭けるバカ

Abe28b
この前の参院選で、過半数以上の有権者から「辞めろ!」って言われたのにも関わらず‥‥って言うか、過半数以上の有権者から「辞めろ!」って言われる前に、選挙の結果が出る前に、平然と「続投」を宣言しちゃった前代未聞のKY、アベシンゾーが、今度は、「テロ対策特別措置法」の延長ができなかった場合には、総理大臣を辞めるって言い出した。1ヶ月前には、全国の国民の声を無視して、「ボクちゃん、誰が何と言っても絶対に辞めないも~ん!」って幼稚園児みたいなワガママを通したってのに、今度は、「アメリカへのオベンチャラができなくなるんなら、ボクちゃん辞めちゃうも~ん!」と来たもんだ。

ホント、このバカ、いったいどこを向いて政治ごっこをやってんのかね? ニポン中のほとんどの国民から、「政策の内容と強引なそのやり方」を批判されて、それでも「続投」したクセに、今度は、「アメリカへのオベンチャラ」ができなくなったら「辞める」って、コイツ、本物のアホだよね。その上、今回も、国民の意思は完全に無視して、こんなことノタマッちゃった。


「(テロ対策特別措置法の延長に対して)民主党はじめ野党の皆様のご理解をいただくため、私は最大限の努力を払わねばならないと考えている。そのために全力を尽くし、職を賭(と)して取り組んで行く考えで理解を得て行く」


ね? アベシンゾーが求めてるのは、「国民の皆様のご理解」じゃないんだよ。「民主党はじめ野党の皆様のご理解」なんだよ。このセリフ1つを見ても、アベシンゾーが国民のことなんかぜんぜん考えてないってのがバレバレだよね。ちなみに、最新の世論調査によると、この「テロ対策特別措置法」の延長に賛成してんのはわずか約28%しかいないのに対して、反対してんのは約60%もいる。これは、ちょうど、アベ内閣の支持率、不支持率とおんなじような数字だ。ようするに、国民の過半数以上が反対してるってのに、それでもアベシンゾーは、「国民の声」よりも「アメリカへのオベンチャラ」を選んだ今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、アベシンゾーの進退については、すでに参院選で答えは出てるし、すでに国民はあんなバカを総理大臣だとは思ってないんだから、もう、いつ辞めたって勝手だけど、参院選の歴史的惨敗の責任をとって辞めるワケでもなく、年金問題を半年間もホッタラカシにしてた責任をとって辞めるワケでもなく、自分が選んだ閣僚たちの不正が次々と発覚したことの責任をとって辞めるワケでもなく、松岡元農水大臣を殺した責任をとって辞めるワケでもなく、国民の声を無視して数々の悪法を強行採決して来た責任をとって辞めるワケでもなく、よりによって、アメリカの殺人戦艦に給油できなくなるんなら辞めるとは、なんて分かりやすいバカなんだろう。

「漢字1文字で」って質問には、何度も「漢字2文字」で答えちゃうし、勇気ある殉職警察官の名前は堂々と言い間違えちゃうし、松岡元農水大臣の自殺の時には「慙愧(ざんき)に堪えません」だなんて、自分の恥を謝罪する時の言い回しを使っちゃうし、ホントにトンチンカンなアベシンゾーのニポン語だけど、今度も、また、聞いてるほうが恥かしくなっちゃうような「おかしなニポン語」をオチョボってくれた。さっきの「職を賭して取り組んで行く考えで~」って発言を受けて、記者が「それは法案が通らなかった場合には内閣総辞職するということなのでしょうか?」って質問したら、アベシンゾーは、こう答えたのだ。


「ワタクチの職責にしがみつくということはございません」


‥‥この人、ホントに、なんでこんなにバカなんだろう? ちなみに、「大辞林」には、こう書いてある。


【職責】しょくせき
職務上の責任。「―を全うする」


そうだよね? 「職責を全うする」って言い回しは良く耳にするけど、「職責にしがみつく」なんて聞いたことないよね? それを言うなら「職にしがみつく」であって、「職責」は全うしてもらわなきゃ困る。これじゃあ、「職務上の責任を放棄する」って言ってるようなもんじゃん。ま、就任以来、一度もマトモに「職責」なんて果たしてないんだから、このヘンテコな言い回しも結果的には間違ってないけどね(笑)

それにしても、アメリカかぶれのクルクルパー、コイズミが、法律を無視して勝手に始めちゃったアメリカの戦争への加担だけど、それを引き継いだアベシンゾーが、ニポン語もマトモにしゃべれないほどの真性の大バカだったオカゲで、ようやく、この「税金による人殺しの手伝い」をストップできることになったんだから、とりあえず、結果オーライってことになった。これが、もしも、分数の割り算ができるくらいの知能レベルの人間が総理大臣になってたとしたら、未だに、自民党の売国奴どもによるペテンに騙され続けてる有権者がたくさんいて、きっと、「テロ対策特別措置法」も延長されちゃってたかもしんない。そう考えると、わずか半年でボロが出て、何ひとつ成果も上げにれずに消えてくアベシンゾーだと思ってたけど、自民党とナンミョー党の議席数を大幅に減らしてくれたことと、アメリカの戦争への加担を終わりにしてくれたことだけは、短い就任期間における数少ない成果だったと言えるだろう。

‥‥そんなワケで、「テロ対策特別措置法」に基づいて、インド洋で行なわれて来た海上自衛隊の給油活動だけど、こないだの「朝まで生タマゴ」‥‥じゃなくて、「朝まで生タラコ」‥‥じゃなくて、「朝まで生テレビ」で、マージャンが強いことでオナジミの江田けんじさんが、「アフガニスタンの米海軍に給油されてたと思われてた自衛隊の燃料の85%が、実はイラクの米海軍に使われてた」っていう衝撃の暴露をした。これは、あたしも生で見てたけど、江田けんじさんが、アメリカ海軍のホームページに掲載されてた記事をプリントアウトした証拠を持参してた。これが事実だったとしたら、自衛隊の給油活動は「テロ対策特別措置法」以前の問題であり、完全なる「アメリカの戦争への加担」てことになる。

そして、翌日の「サンデープロジェクト」では、江田けんじさんの持参してた証拠のコピーをもらった田原総一朗が、まるで自分が手柄のように、そのコピーを振り回してハシャギまくってたけど、悪質極まりないカルト教団、「真光の業(まひかりのわざ)」の熱心な洗脳信者の石原伸晃が、大村秀章並みの支離滅裂な屁理屈で必死にゴマカシ続けてたのが印象的だった。ま、「サンデープロジェクト」は自民党の広報番組なんだから、自民党応援団の司会者が自民党寄りの進行をするのはジンジャエールなんだけど、その自民党を擁護するために出て来る自民党議員が、「統一協会」の大村秀章だの、「真光の業」の石原伸晃だの、マトモじゃないのばっかだから、なんか、逆効果になってるみたいな感じがする。

ま、そんなことは置いといて、ニポン国民のためには辞職しなかったアベシンゾーは、よりによって、アメリカのためには辞職するってオチョボったワケだけど、アベシンゾーがそれほど「重要」だって考えてる「アメリカの戦争への加担」は、江田けんじさんが暴露した「イラクへの攻撃」だけじゃなかった。共産党の「しんぶん赤旗」の9月6日付の記事、「ソマリア攻撃加担か」には、今年の1月の「アフリカのソマリアへの攻撃」にも、自衛隊が加担してた疑いがあったって指摘してる。この1月のソマリアへの攻撃も、イラク攻撃と同様に、頭の狂った野蛮なアメリカ兵どもが、まるで普段のストレスを発散するかのように、誰彼かまわずに攻撃しまくり、数多くの民間人が殺された悲惨な事件だったけど、その殺戮を行なったアメリカ軍主導の多国籍部隊、「CTF150」にも、ニポンの自衛隊が給油をしてたようなのだ。

これが事実なら、自衛隊の活動は完全にニポンの法律に違反してるし、完全に「他国の罪もない民間人を虐殺するアメリカの戦争」に加担したことになる。あたしたちが巻き上げられてる税金が、地球の裏側の人たちを殺すために使われてるってことになる。この時の「CTF150」の作戦については、今年の1月5日付のアメリカ海軍のニュースに、「Combined Task Force 150 Maintains Presence Off East Coast of Africa」って記事として明記されてるんだけど、江田けんじさんが暴露した「イラク攻撃への加担」や、この「ソマリア攻撃への加担」が事実であれば、今、ニポンの国会は、「テロ対策特別措置法」の延長だの、これに代わる法案なんかを議論してる場合じゃない。実際には、「テロ対策特別措置法」なんか無視した「アメリカの個人的な戦争への加担」が行なわれてたってことになるんだから、法律や法案を議論する前に、まずはアメリカに対して正確な情報開示を請求して、事実関係をハッキリさせることが先決だ。

そして、もしも、自衛隊が給油したアメリカ海軍の船が、イラクやソマリアなど、「テロ対策特別措置法」によって許可されてるアフガニスタン以外の国を攻撃してたんだとしたら、法律自体の有効性にも問題が出て来るし、何よりも、ニポンに対するアメリカの「条約違反」てことになるんだから、今すぐに給油なんかストップすべきなのだ。だって、これは、言い方を変えれば、詐欺事件みたいなもんだからだ。たとえば、「淡水パールの養殖に出資すれば1年後には2倍になりますよ」って言われて、ソイツに100万円を預けたのに、その100万円は淡水パールの養殖なんかには使われず、別の詐欺のためのパンフレット作りとかに使われてたみたいなもんなのだ。

‥‥そんなワケで、もっともっとさかのぼって言えば、なんでもかんでもブッシュの言いなりのコイズミが、ブッシュに頭を撫でて欲しくて、自衛隊の海外派遣を独断で決めちゃったことが、すでにニポンの法律に違反してるワケで、その上でナシクズシ的に継続して来た「テロ対策特別措置法」なんか、詭弁のための「イイワケ法」でしかない。だから、こんなバカバカしい法律なんかの是非を議論したりすること自体が税金のムダ使いであって、11月1日に期限が来たら、トットと打ち切りにすりゃあいいだけの話なのだ。そして、たった1人のアメリカかぶれのクルクルパーが残した「負の遺産」なんかを守るために、「職を賭して取り組んで行く」なんてオチョボってるバカも、この「イイワケ法」と一緒に、トットと消えて行けばいいだけの話だと思う今日この頃なのだ。


★ 今日も最後まで読んでくれてありがとう♪
★ アベ政権が今年いっぱい持たないと思う人は、応援のクリックをお願いしま~す!
   ↓   ↓
人気blogランキング

|

« きっこのオススメサイト | トップページ | 戦争はすべてテロ »