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2007.10.27

熟女と微熟女と艶女とドロンジョ

昨日のあたしの無知な日記を読んで、さっそく親切にメールをくださった人がたくさんいた。30通ほどいただいたメールは、ほぼおんなじ内容だったので、その中の1通を紹介させていただく。


きっこさん、初めまして。Wと言います。
「メンドクサイことがマウンテン」を読んで少し気になったことがあるのでメールしました。
まず、ツーカーとauの関係ですが、どちらも「KDDI」が提供するサービスで、情報自体が共有されていても不思議ではないと思います。また、au、DoCoMo、Softbankなど大手の携帯サービス会社は各個人の情報を共有しております。これは、他の携帯会社で滞納したりそれをブッチしたりしたお客がいたときに、自分の所でも同じ事をされないようにするために少し前に情報を共有することで協定を結んでいるはずです。
最後にアドバイス的に、携帯の利用方法によって一概にこれが絶対良い!と言うわけではありませんが、トータルコスト的に見るとauが一番安く押さえれると思います。DoCoMoは基本料金がバカ高で、Softbankもこれを付けると安くなるというオプションを付けるとオプション料金で結局高くなってしまいます。


‥‥ってことで、Wさんをはじめ、同様のメールをくださった皆さん、どうもありがとうございました♪あたしは、皆さんからのメールを読んで、「そう言えば、KDDIってのも聞いたことがあった!」って思った。だから、昨日の日記を書いてる時点で「KDDI」って名前を思い出してたら、間違いなく、あたしは、ソフトバンクとドコモとツーカーとauの他に、これまた別の「KDDI」ってケータイ会社があるんだと思って書いてたハズで、さらにトンチンカンになってたと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、アンケートをとったワケじゃないから、これはあくまでもあたしのカンだけど、昨日の日記を読んだ人の中で、ツーカーとauがおんなじ会社の中の別のブランドだってことを知ってた人は、たぶん、9割以上はいたと思う。だから、あたしが知らなかったことこそが、一般常識が欠落してたってことで、ここはひとつ、新宿の協栄ジムで謝罪会見でもひらいて、今までの偉そうな態度とは180度パンサーチェンジした殊勝な態度で、お涙ちょうだいの三文芝居でもしてみれば、少しは世間の風当たりもやわらかくなるかな?‥‥なんてことも言ってみつつ、あたしは、自分が興味のあることは、テッテーテキに調べないと気がすまないタチなのに、自分が興味のないことは、いくら疑問に思っても、何年もずっとホッタラカシで、たくさんの人が知ってるようなことでも、あたしだけはぜんぜん知らなかったりする。

V01
そんな中の1つに、「熟女」に「微」がついた「微熟女」って言葉がある。あたしの地元の駅前に、いつも行くパチンコ屋さんがあるんだけど、そのパチンコ屋さんは、交差点の角に1号館があって、少し離れたとこに2号館と3号館がある。それで、今は、1号館の建て替え工事をしてるんだけど、その1号館と2号館との間に、メガネストアとか、ケータイ屋さんとかと並んで、当たり前のように、「微熟女倶楽部 AfterSeven」っていう場違いな電光カンバンが立ってるのだ。黒い下着みたいなドレスみたいな写真の上に、「微熟女倶楽部 AfterSeven」って書いてあって、営業してんのは、当然、夜だけなんだと思うけど、そのカンバンは、朝でも昼でも1日中そこに置いてある。

あたしが、このカンバンの存在に気づいたのは、少なくとも数年前で、もう、ずいぶん長いこと見てる気がする。それで、今のカンバンになる前は、確か、別の名前のお店で、中で働いてる女の子たちの顔写真がズラーッと並んでたから、いつかは分かんないけど、何かのキッカケで、今の「微熟女倶楽部」ってスタイルに変わったんだろう。だから、この「微熟女」って造語は、少なくとも数年前からあったワケで、あたしは、この数年間、このカンバンの前を通るたびに、「微熟女って、一体、何才くらいの女性を指すんだろう?」って思ってた。だけど、ぜんぜん興味もないし、どうでもいいことだから、そのままホッタラカシにしてた。

それで、まずは、あたしの予想なんだけど、あたしの感覚では、「熟女」ってのが「45才~55才」って感じに思ってるから、それに「微」がついた「微熟女」ってのは、「35才~45才」くらいなのかな?って感じに思ってた。だって、普通のキャバクラとかって、だいたい20代前半の子がメインで、地方とか場末とかに行ったりすると、20代後半から30代前半とかも働いてたりするみたいだから、それくらいまでの年令の子がいるお店だったら、わざわざ「微熟女」なんてつけないと思ったからだ。つまり、この辺のことからも、あたしは、「微熟女」は「35才~45才」って思ったってワケだ。

‥‥そんなワケで、ここからは、この日記を書くために、頭脳は子供でもベッドでは微熟女、迷探偵キッコナンに登場してもらって、いろいろと調べてもらう‥‥って言っても、インターネットでサクサクッと調べてもらうだけなんだけど、まずは、「熟女」ってもんのが、世の中では何才くらいってことになってるのか調べてもらうことにした。それで、とりあえずウィキペディアを見てみたら、「熟女(じゅくじょ)とは、一般には40代以上、アダルトビデオにおいては、おおむね30歳以上の女性を表す言葉(年齢上限は定かではない)。」って書かれてた。

なに? 一般でも40代以上で、アダルトビデオの世界だと30才以上だって? じゃあ、アダルトビデオの世界だと、あたしも思いっきり熟女なの? そりゃあ、あたしだって、30年以上も生きて来たんだから、酸いも甘いも噛み分けた大人のテクニックの1つや2つは身につけてるし、熟しきったダイナマイトバディから繰り出すセクシーポーズの1つや2つは身につけてるし、ここぞ!って時のためのスゴイ下着の1つや2つは持ってるけど、この年で「熟女」って言われちゃうと、爆発的に不満がある。あたし的には、百歩ゆずっても「微熟女」にして欲しい。

それで、カンジンの「微熟女倶楽部 AfterSeven」を調べてみたら、もう募集期間は終わってたけど、昔の求人広告のログが見つかった。そして、その募集内容を見てみたら、ナナナナナント! 「22才~35才位」って書いてあった! 「35才」はともかくとして、「22才~」って、ぜんぜん熟女でも微熟女でもなくて、普通のお店じゃん! ようするに、三十路を超えたお姉さんが何人かいるのに普通のお店として営業してたら、お客さんからツッコミを入れられちゃうから、その対策として、前もって「微熟女」なんて造語を店名につけといた。だけど、ホントにそんな年令の女性ばっか揃えたら、一部のマニアだけのお店になっちゃって、一般のお客は来なくなっちゃう。だから、カンバンには「微熟女」って書いてあっても、基本的には若い女の子も揃えてる‥‥ってことなんだろうって、あたしは‥‥じゃなくて、迷探偵キッコナンは推理した。

でも、こんなくだらないことを考えながらも、このお店の時給が「3500円~5000円」て書いてあるのを見て、年令も「22才~35才位」って書いてあるのを見て、一瞬でも「面接に行ってみよう」って思った「もう1人のあたし」が、あたしの心の中にいたりもした。もちろん、この求人広告の募集期間は終わってたけど、こういうお店って、いつでも募集してっぽいから、ホントに困ったら、このお店で働かせてもらえば、何とかなりそうな気がした。「ドレス貸与」って書いてあるし(笑)

‥‥そんなワケで、ジョーダンズの三又のことは置いといて、この「微熟女」って言葉が造語なら、その前の「熟女」って言葉だって造語だ。どっかの都知事みたいな男尊女卑のクルクルパーな男が多かった昔のニポンでは、男は年をとるほど偉くなるのに、女性はある年令を過ぎると「年増(としま)」って呼ばれて、女性としての価値がないように扱われて来た。だけど、近年になって、先進的な社会常識が取り入れられるようになって来たら、女性にも選挙権や参政権が与えられるようになり、時代錯誤の女性蔑視なんかしてんのは、鳴り物入りで公開したアホ映画が大赤字を出したどっかの厚顔無恥な都知事くらいになっちゃった。そして、それまで「年増」って呼んでた女性のことを「成熟した女性」って意味で「熟女」って呼ぶようになったってワケだ。

だから、40代、50代の女性が「熟女」って呼ばれるのは、「おばさん」とか呼ばれるよりは遥かにいいんだろうけど、サスガに、30代前半で「熟女」なんて呼ばれちゃうと、リトル抵抗がある。もちろん、ハタチそこそこの子供と一緒にされんのもムカツクけど、「熟女」なんて呼ばれるよりは、まだ、若く見られたほうがいい。だけど、あたしの場合は、昔っから年上に見られることが多くて、ま、そのオカゲで、高校時代には年をゴマカシて居酒屋さんでバイトできたんだけど、専門学校に通ってた19才のころには、25才以上に見られることが多かった。

それで、あたしは、そのまま年を取り続けたら、実際に25才になった時には30才以上に見られて、実際に30代になったら40代に見られたりするのかな?って思ってたんだけど、逆に、25才を過ぎたら、実年令よりも若く見られるようになって来た。最近は、ふだんでもシックなファッションが多いので、年相応に見られるけど、タマに若いカッコをすると、「あたしもまだまだ20代で通用するな」って思う。もちろん、自分で思ってるだけで、誰にも言われたことないけど(笑)

‥‥そんなワケで、「熟女」って言葉は一般的になったけど、いつまで経っても一般的になんないのが、女性誌の「NIKITA」が流行らせようとしてる「艶女」だ。「艶(あで)やかな女」と書いて「アデージョ」って読むんだけど、これは、30代で800万円以上の年収があるキャリアウーマンや、たくさんのお金を自由に使えるセレブ奥さまのことを指す造語だ。ようするに、男性誌の「LEON」が、「ちょい不良(ワル)オヤジ」って造語を流行らせて、ファッションなんかにはぜんぜん興味がなくて、それまでお休みの日にはダサいゴルフファッションをしてたようなビールっ腹のオッサンたちに、似合いもしないヘンテコなファッションをさせちゃうブームを作ったから、その柳の下の2匹目のドジョウをルー大柴にとってもらおうと、今度は女性版を企画したんだけど、ミゴトにスベっちゃったってワケだ。

あたしは、3年前に、初めてこの造語を聞いた時に、「こんな変なの絶対に流行らない」って直感したんだけど、その直感は大当たりして、未だに、ぜんぜん流行ってない。ちなみに、「艶女」の男性版は、「艶男」と書いて「アデオス」って読むんだけど、これを初めて聞いた時には、あまりにもアホらしくて涙が出るほど笑わせてもらった。だって、いくらなんでも、「男」を「オス」って読ませるのは酷すぎるよ。その上、ムリヤリに「アディオス」にカケようとしてるダサダサのセンスが、昭和のオヤジギャグそのものだ。

で、1ヶ月くらい前の何かの祭日の日に、いつものように TOKYO FM を聴いてたら、午後1時から夜7時までのブチヌキの特番をやってたんだけど、それが、この「NIKITA」がスポンサーの番組で、「艶女」と「艶男」を流行らせるための企画だったみたいで、女性のDJが、何かにつけて「アデージョ」だ「アデオス」だって連呼してて、あたしは、おかしくておかしくてお腹が痛くなっちゃった。だって、石田純一とか、いろんなゲストを次々と呼んで、順番にオシャレなトークをしてくんだけど、その中にも、この「アデージョ」と「アデオス」をムリヤリに使うようにしてたもんだから、どんなにイイ話をしてても、すべてが寒いオヤジギャグの世界になっちゃってたのだ。

ただ、1つだけ良かったのは、石田純一の前のゲストが、あたしの大好きな、ピチカート・ファイヴの3代目のボーカルの野宮真貴さんで、パーティーファッションに関してのトークをしてたんだけど、それがとっても楽しい内容だった。特に、ふだんの「物を入れるためのバッグ」じゃなくて、パーティーにオシャレしてく時の、ファッションとしてのちっちゃいバッグについて、こんなことを言ってた。


「パーティーの時は、そのファッションに合わせて、口紅が1本くらいしか入らない小さなバッグを持って行く時がありますが、他の持ち物が入らなくて困りますよね。そんな時のために、男性がいるんです。男性の服には、ポケットがいっぱいあるでしょ」


ようするに、男はバッグ代わりってワケだ。これとおんなじセリフを神田うのだの西川史子だのが言ったら、砂消しゴムを鼻の穴に詰めてやりたいほどムカツクけど、美しいだけじゃなくて、品もいい真貴さんが言うと、「おおっ!カッコイイ!」って思っちゃう。だけど、こんなにステキな真貴さんのことを「アデージョ」の代表みたいに紹介されちゃうと、寒いしダサいし悲しくなって来る。そして、その真貴さんの持ち物をポケットに入れてる「バッグ代わりの男」が「アデオス」なんだって思うと、首輪とリードをつけて、四つんばいで散歩させてる犬みたいに思えて来ちゃう(笑)

‥‥そんなワケで、あたしの場合は、年令だけは「アデージョ」だけど、年収は限りなく透明に近いブルーだし、セレブ奥さまでもないし、セレブ大鳥さんでもないし、幸いにも「アデージョ」には、あてはまらない。それに、あたしが自分のファッションの参考にしてんのは、品のある「Oggi」なんだから、下品なオヤジギャグみたいな造語のジャンルには絶対に入りたくない。だいたいからして、あたしの場合は、「アデージョ」じゃなくて、高校時代から「ドロンジョ」とか「マージョ」とか呼ばれてるんだから(笑)


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