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2007.10.28

続・またまた警察のデッチアゲ!

Ks6
あたしは、10月22日の日記、「またまた警察のデッチアゲ!」で、高知県で起こった1件の交通事故のことを取り上げた。停止してたバスに、制限速度を遥かに超える猛スピードで走行して来た白バイが、止まり切れずに激突して、白バイの隊員が亡くなった事故だ。そして、高知県警は、捏造した証拠や証言を次々と出して来て、このバスが「動いていた」ってことにデッチアゲて、バスの運転手の片岡さんが一方的に悪かったことにした。警察のメンツを保つために、罪のない一般市民に濡れ衣を着せて犯罪者に仕立て上げるという、権力による呆れ返る冤罪事件だ。

そして、警察が捏造したウソの証拠と証言によるデタラメ裁判によって、片岡さんは「禁固1年4月」の有罪を求刑されてしまい、3日後の10月30日に、判決が出る。このまま行けば、無実の人間が、1年以上も刑務所に送られてしまうのだ。それで、あたしは、1人でも多くの人に、この事件のことを知ってもらおうと思って、日記で取り上げた。だけど、前回は、当事者じゃないあたしが、片岡さんや支援者のブログを見て、そこに書かれてることを間接的に紹介する形だった。それで、今回は、当事者である片岡さんご本人に、「きっこの日記」の読者に向けて、今回の事故と裁判について、詳しく説明していただいたので、以下、紹介する。


「きっこの日記」の読者の皆様、はじめまして。
私、片岡晴彦は、この事故を通じて、沢山の方の励ましをいただき、本当にありがたく感じています。
今日は、きっこさんから協力したいとのメールをいただきまして、恐縮しているしだいです。

事故のあらましですが、昨年、2006年3月3日午後2時34分に、春野町の変則3車線の国道上の交差点内で起きた事故です。
私は、中学3年生のお別れ遠足のため、スクールバスを運転し、事故現場の北側にありますレストランで昼食のために、駐車場に待機していました。
そして、2時33分に乗車し、乗員は生徒22名、引率の先生が3名でした。
駐車場から国道上を横切り右折するために、右方を十分に安全を確認してからゆっくりと発進し、中央分離帯付近で一旦停車し、左方を確認中に起きた事故です。

この事故で、白バイ隊員の方は、残念ながら、約1時間後に胸部大動脈破裂で亡くなられました。
私は、隊員の方を、救急隊員と一緒に救急車に乗せ、よろしくお願いしますと見送りました。
そして、実況見分のために現場に待機していました。
管轄署のパトカーがやってきまして、3時04分業務上過失致傷で逮捕します、と言われ、パトカーに乗せられ署に連行されました。

その後、約1時間15分位で現場に連れて行かれましたが、現場は、バスも白バイも撤去されていました。
それから、実地検証のため、覆面パトカーの中から、窓を20センチ位あけられ、指先で停止位置を指示させられました。

私はそのまま逮捕され、十分な実況見分もできないまま、3日間拘留させられました。
翌3月4日の取調べでは、詳しい事故の話はあまりなく、亡くなられた白バイ隊員の家族構成や詳しい経歴などを説明され、私は心情的な面から責めたてられて、本当に追い詰められました。
最後に、遺族に対しての気持ちを一晩考えるようにと言われました。
その内容しだいで、明日釈放してやると言われました

翌3月5日午前11時頃に、私は釈放されました。
わたしは、どうして釈放したのだろうと思いました。
それから私は、自宅に帰ってからは、亡くなられた隊員の方の冥福をお祈りするため、50日間喪に服しました。

約5ヵ月後に、公安委員会から、行政処分の通知が届きました。
22点で、横断等禁止ということでした。
7月28日に呼び出され、私は義理の兄さんと出かけました。
そして事故の内容を詳しく話しましたが、死亡事故は、すべて取り消しと言われ、何も反論することができませんでした。

タクシーとバスの運転手として一家を支えて来た私にとって、この処分は、手足をもがれたも同然でした。
職を奪われ、何をしようにもする事ができない状態で、助けてくれたのが、妻と3人の子供たちでした。
何とかアルバイトをしながら、周りの方に助けてもらいながら、何とか生活していました。       

そして、11月6日に検察庁からの呼び出しがありましたので、ようやく私の話を聞いてくれると喜び勇んで出かけました。
ところが、私の事故とは全く違う事故になっていたのです。
事実とはまったく違う実況見分調書と、ありもしないブレーキ痕の写真を見せられ、このとき初めて、私は、巨大な組織を相手にしているのだという恐ろしさを感じ、頭の中が真っ白になりました。

そして、行政処分のときに相談にのっていただいた弁護士事務所に駆け込み、その場で委任状にサインしてお願いしたしだいなのです。
警察組織にかかれば、一個人では太刀打ちできないことを目の当たりにし、冤罪事件はこのように起きるのだと実感しました。

こんな私どもですが、妻や子供たちのためにも、どうかご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
裁判の流れについては、明日じっくり書きたいと思います。

2007年10月27日
片岡晴彦


‥‥そんなワケで、裁判の流れについての説明が届いたら、また紹介させていただくけど、とりあえず、今回のご本人の説明によれば、広い国道沿いのレストランを直角に出ようとしたバスは、まず、右側を良く確認して、車やバイクが走って来ないことを目視した上で、バスを発進させた。そして、反対車線に右折して入るために、バスがこちらの車線をふさぐような形で停止してて、片岡さんは反対車線を左から走って来る車やバイクを確認してた時に、突然、右側に白バイが激突して来たって説明してる。

現場は、見通しのいい国道で、右から何も走って来ないことを確認してからバスを発進させたんだから、わずかな時間、一時停止してたところに激突して来たってことは、白バイは、アッと言う間に現れて、アッと言う間に激突したってことになる。警察側が言ってるように、もしもホントに白バイが「時速60キロ」で走ってたんなら、遥かに手前からバスが見えるんだから、普通にブレーキをかければ猿でも止まれる。つまり、この国道沿いに暮らす人たちが何人も証言しているように、白バイは、100キロから150キロの猛スピードを出して、走行練習をしてたとしか考えらんない。そして、このことを裏づける、次のようなメールも届いてる。


きっこさんこんばんは!
いつもブログ拝見させていただいでいる者です。
今回メールしたのはあのバスの損害具合についてです。
直接、片岡様にメールしようにもメールアドレスがわからず、きっこさんにお伝えいただきたくメールさせていただきました。

私の仕事は自動車の板金塗装業です。
きっこさんのブログにリンクしてあった、片岡さんの支援者さんのブログで事故写真を見たのですが、バス、トラックを直してる者から言わせると、時速60kmで大型バイクがぶつかった程度では、あの損害は絶対にありえません!

私は先月、某メーカーの観光バスの乗降口側を修理しました。
特にバスの角は固くできていて、柱を引き出す時は、車をチェーンで固定して、20トンの油圧で引っ張ってもびくともしません。

片岡さんのバスの写真は、先月直したこのバスと損害の程度が同じ位なのです。
しかし、私が直したバスの事故は、乗用車を4台も巻き込んで、うち2台は廃車になるほどの大事故だったそうです。
それほどの大事故でも、片岡さんのバスとほぼ変わらない損害なのです。

それが、たった1台のバイクが衝突して同程度の破損というのは、時速60kmでは絶対にありえません。
いくら白バイが重いとはいえ、せいぜい270kgがいいとこでしょう。
私の考えでは、時速100km以上でないと、あれだけ潰すのは不可能だと思います。
そして、ぶつかる前にすでに転んで滑っていたのなら、さらにもっとスピードが出ていたと思います。
トラックやバスを直している修理屋にあの事故写真を見せて、大型バイクが時速60kmで衝突したものだと言ったら、どの修理工も全否定すると思います。

それから、バスのスリップ痕に関してですが、私は大型オートバイ、観光バス、大型トレーラーまで乗ってきましたが、時速10kmでは絶対にスリップ痕などつきません。
片岡さんのバスが最新のタイプで、コンピューターに記録が残る車種であれば、ディーラーのテスターにかけてABSが作動したかどうか調べてもらうことができます。
そして、該当した時間にABSが作動していなければ、路上のスリップ痕は捏造されたものだと証明できます。
他にも警察の嘘を暴く方法は色々とあると思います。
どうかこのことを片岡さんにお伝えください。


‥‥そんなワケで、乗車してた中学生や引率の先生たちが、みんな、「バスは止まってて、そこに白バイがぶつかって来た」って証言してるのにも関わらず、意味不明の屁理屈でそれらの証言をすべて却下して、強引に「バスは動いてた」ってことにして進められて来たデタラメ裁判だけど、この「バスは動いてた」ってことにするために、突如、路面に出現した、事故当時にはなかったバスのスリップ痕。そして、事故現場が見えない場所から、「バスが動いてるのを見た」って証言してる仲間の白バイ隊員。このまま片岡さんが有罪になれば、これは、単なる冤罪事件じゃなくて、警察が捏造したウソの証拠や証言によって、無実の人間を犯罪者に仕立て上げるという、前代未聞の大犯罪ってことになる。だから、この事件に興味を持った皆さんは、3日後の判決に注目して欲しいと思う今日この頃なのだ。


「雑草魂」(片岡さん本人のブログ)
http://blogs.yahoo.co.jp/zassou1954

「冤罪事件進行中」(支援者による情報ブログ)
http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737

映像ニュース「高知白バイ衝突死/警察が証拠をねつ造?」(KSB瀬戸内海放送)
http://www.ksb.co.jp/newsweb/indextable.asp?tid=4&sid=7


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