続々・またまた警察のデッチアゲ!
10月22日の「またまた警察のデッチアゲ!」、27日の「続・またまた警察のデッチアゲ!」と特集して来た、高知県で行なわれてるトンデモ裁判だけど、いよいよ明日、30日に判決が出る。
今回の裁判の何よりの争点は、「バスが停止していたところに白バイが衝突して来た」と言い続けて来た、バスの運転手、片岡さんの主張と、「バスは動いていて、白バイと衝突してから白バイを引きずって止まった」とする県警側の主張がまったく違う点だ。そして、片岡さんに言い渡されている「禁固1年4月」という実刑は、片岡さんの主張をすべて退けて、県警側の主張だけをすべて採用した、あまりにも偏向的な、あまりにも異常な裁判によってもたらされたものだってことだ。
今回の裁判の何よりの問題点は、裁判官が、片岡さんの運転するバスに乗っていた中学生や引率の先生方の「バスは止まっていて、そこに白バイが衝突して来た」という証言はすべて採用せず、意味不明の理屈で却下して、現場がまったく見えない場所にいたのにも関わらず「バスは動いていた」と言っている同僚の白バイ隊員の証言や、事故当時にはなかったバスのスリップ痕など、明らかに警察側が捏造したとしか思えないウソの証言や証拠ばかりを採用したデタラメ裁判だってことだ。
で、全国の人たちが注目してる判決を明日に控えた今回は、片岡さんご本人によるこれまでの裁判についてのことと、実際に事故当時のバスに乗車してた生徒のお母さまから寄せられたメールを紹介しようと思う。
きっこさん、おはようございます。
昨日は、本当にありがとうございました。
今日は、地裁のあらましを簡単に紹介します。
まず、1月18日の第一回目の公判では、双方の書類の刷り合わせで終わりました。
そして、2月22日の第二回公判では、検察側の証人の二人が証言台に立ちました。
一人目の方は、別の白バイ隊員の方で、亡くなられた隊員(Aさん)の対向車線を走行中に目撃した事を述べていました。
その白バイ隊員の証言によると、私のバスとAさん運転の白バイとを同時に確認しと言うことでした。(これは本当はありえないことです)
私のバスが5キロ~10キロの速度で、白バイの速度が60キロで、バスが国道に進入している時に、6m50cmのところで衝突し、2m90cm白バイを引き摺り停止した、という証言です。
その白バイ隊員は、私のバスとAさんの白バイが衝突する直前に、バスの運転手はどうして気がついてくれないのか、止まってくれ止まってくれと思った、と証言していました。
しかし、この白バイ隊員が走行していた場所というのは、私の大きなバスの姿さえ全く見えない位置なのです。
この方もまた、組織の中で無理な証言をさせられている犠牲者の一人だと思います。
二人目の方は、実況見分調書を作成した方です。
弁護士から、どうして(私を)逮捕したのか、と聞かれ、通常の逮捕理由には、証拠隠滅の恐れがある場合と、死亡事故の場合がある、と、そのような答えでした。
弁護士から、「今回は証拠隠滅の恐れはありませんね」と聞かれ「ハイありません」、「そしたら死亡事故だったからですか」と聞かれ「ハイそうです」と答えていました。
弁護士はさりげなく質問を変えて、判決の決め手になった、一番の争点のブレーキ痕の写真に移りました。
おたまじゃくしみたいブレーキ痕の写真を見せて、先端の濃い部分を指して、「これはどうしてできたのですか」と質問をしたところ、証言者は答えに窮してしまいました。
すると裁判官が、「バスを止めていた部分のタイヤの下に何かの液体がしみこんでいて、バスを移動してから、しばらくして乾いたんでしょうね」と、証言者に助け舟を出しました。
すべての流れが検察サイドに傾いているように思いました。
次は、第三回公判について報告したいと思います。
2007年10月28日
片岡晴彦
‥‥そんなワケで、続いては、1通のメールを紹介する。お名前は、イニシャルから個人を特定されないように、「仁淀の住民」とさせていただいた。
お名前:仁淀の住民
E-mail:xxxxx@xxxxx.jp
コメント:私は仁淀中学校で事故当時スクールバスに乗っていた娘を持つ母です。きっこさんがこの事件に興味を持ってくださってとても嬉しく思っています。昨年の三月三日、私は通勤途中にバスを見送りました。過疎の学校で、保育園から中学校まで、ほとんどクラスメートの変わらない環境から、高校進学で子供らがバラバラになる前の、それぞれの思い出を作る「お別れ遠足」への出発でした。その日の午後、私の職場に、引率の担任の先生から事故の一報・・・楽しい思い出を作るはずの旅行は、おそらく忘れられない苦い思い出になってしまいました。予定の帰宅時間を大幅に遅れて帰ってきた娘から聞いた話は、「レストランで食事を終えてバスに乗り、席についてからバスは動き出した。周りの席の友達は、カメラをカバンにしまったり、まだごそごそしていた。バスが動き出して、すぐに止まった所で、何かがぶつかったような音が聞こえた」という話でした。その時、娘は座席が通路側で、車外の様子は見えなかったが、窓側の座席の友達が「白バイの人が倒れちゅう!!」と教えてくれて、それで初めて白バイがぶつかったのだと分かった・・・というものでした。翌日以降の新聞、テレビのニュースなどが、娘の説明と余りにも違うものだったので、警察やマスコミに強い不信感を抱きました。娘も「どうして自分達の体験した事がそのまま伝わらないのだろう?」と、もどかしさを感じているようです。警察の不祥事、誤認逮捕、初動捜査ミス・・・色々な事件が新聞やテレビを賑わせても、今までは遠くで起きている出来事と思っていましたがが、こんな事がすぐ身近にも起こってしまった不安。そして、この事故を取り上げてくれる放送局は県外だけ(高知での放送はありません)。一番近くで起こっている事なのに、高知の多くの人はこの事故について知らないんです。こんなに情報の氾濫している世の中なのに、高知のマスコミはどうなってるんでしょう??こういう経験をしてしまうと、もしかして、これ以外にも何かの圧力によって私たちに意図的に知らされていない事もあるのかも・・・との疑念も生まれてしまいます。今、親として思い願うのは、真実が色々な思惑の前で曲がることのない世の中であって欲しい、という事です。警察は一般人の味方であって、組織の味方で無い事!!裁判所も正しい目を持って平等に裁いてくれる事!!高松高裁も「存在意義がある」と思える裁判をしてくれる事!!なんとあたりまえな事なのですが、まじめに頑張っておられる多くの警察官の方々の為にも、たとえ警察官でも「悪い事は悪い」と認める正義を期待しています。
‥‥で、この生徒が、事故のあと、警察の発表やマスコミの報道を見て、それから「バスは止まってた」って証言したのなら、証言を捏造した可能性も考えられる。だけど、この生徒は、事故当日、自宅に帰ってすぐに、「今日はこんなことがあった」という報告として、お母さまに、「バスが止まっているところに白バイが衝突して来た」と話しているのだ。そして、娘さんから事故の話を聞かされてたお母さまは、翌日以降のマスコミの報道を見て、「娘の説明と余りにも違うものだった」と言っているのだ。この他にも、このバスに乗車してた引率の先生までが、「バスは止まっていた」って証言してるのに、どうして裁判官は、これらの証言をすべて退けて、理屈に合わない県警側の証言や証拠ばかりを採用するのだろうか?
そして、このメールにも書いてあるけど、高知県のマスコミは、どうしてこの問題を報道しないのだろうか?‥‥なんて思ってたら、判決直前のこの時期に来て、まるで、今まで口止めされてたとこからGOサインが出たかのごとく、急に地元のマスコミが取り上げ始めた。そして、その内容と言えば、すべてが「県警側の発表」を採用したものばかりで、裁判と同様に、あまりにも偏向的だ。たとえば、高知新聞に掲載された事故現場の見取り図にしても、県警側が主張してる「捏造された図」のみを掲載し、あたかもそこで事故が起きたかのようにウソの報道をしてる。報道の公平性を重んじるのであれば、双方が主張する見取り図を両方とも掲載すべきで、こんなこと1つ見ても、田舎の権力と癒着してる田舎の司法と田舎のマスコミが、グルになって冤罪事件を作り上げてる様子が伺える。
‥‥そんなワケで、あたしは、土佐って言えば、曲がったことが大嫌いな、男の中の男がいる土地だと思ってたけど、田舎警察なんかの権力に屈するような腰抜けマスコミどもが勢ぞろいしてたとは、まったくもって情けない話だ。1人くらい、「真実を報道してやる!」っていう本物の報道精神を持った男の中の男はいないもんだろうか。それとも、狭い田舎じゃ、権力に逆らったらすぐにクビが飛んじゃうから、恐くて恐くて「上から言われたまんまの記事」しか書けないってか? 田舎を支配してるのは、「長いものには巻かれろ」の精神か? リファラーを見たら、この「きっこの日記」に、高知県警からもヒンパンにアクセスをいただいてて光栄だけど、名探偵コナンも、迷探偵キッコナンも、口をそろえて言ってるように、「真実はひとつ!」ってことだ。だから、「きっこの日記」としては、真実が明らかにされるまで、正義が勝つまで、この問題を取り上げて行こうと思う今日この頃なのだ。
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【関連サイト】
「雑草魂」(片岡さん本人のブログ)
http://blogs.yahoo.co.jp/zassou1954
「冤罪事件進行中」(支援者による情報ブログ)
http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737
映像ニュース(KSB瀬戸内海放送)
「高知白バイ衝突死/警察が証拠をねつ造?」
「証拠ねつ造…動機はあった?」
「鑑定人が迫る ブレーキ痕の“嘘”」
「真実はどこに…動き出した生徒たち」
http://www.ksb.co.jp/newsweb/indextable.asp?tid=4&sid=7
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