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2007.11.27

恋愛干物女の憂鬱

今、1日が100時間くらいあっても足りないほど忙しいのに、人間て不思議なもんで、あまりにもやることがマウンテンになると、トンチンカンな行動に出ちゃうもんだってことを再確認した。たとえば、寝ないでがんばればギリギリで何とかなりそうな程度にやることがマウンテンな場合なら、あたしは、とりあえず最優先するものからどんどん片づけてくんだけど、今回は、1日の時間が4倍になっても5倍になっても無理ってレベルのマウンテンだから、あたしは、頭の中がパニック状態になっちゃって、どれにも手をつけられない状態が1時間くらい続いたあと、結局、何を始めたのかって言えば、プレステ2の「サクラ大戦」だった。

もちろん、ゲームなんかしてる場合じゃないんだけど、「どうせ必死にやっても間に合わないから」って理由でサジを投げちゃったワケでもなく、だからって、お得意の「現実逃避」ってワケでもなく、自分でも良く分かんないんだけど、体が自然にそうなっちゃったのだ。どんな状態だったのかって言うと、やらなきゃなんないことがAからEまで5つあって、そのどれもがおんなじくらい重要で、そのどれもがおんなじくらい大変で、そのどれもがおんなじくらい急いでるって感じだった。

具体的には言えないけど、1つのことを終わらせるのに、まったく休憩しないで、パソコンのキーボードを12時間くらい叩き続けなきゃなんないほどのヘビーな仕事量だった。「だった」って言うか、今もその状況が継続してんだけど、それも、できてる原稿を見ながら打つとかじゃなくて、自分で文章を考えながら打たなきゃなんないようなことだから、文章が思い浮かばなかったら、もっともっと時間が掛かっちゃう。つまり、その文章を書きたくなるような精神状態になってないと、いくらパソコンの前に座ったからって、1行も書けないって状態な今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、AからEまでのうちの2つが終わって、ようやく、ひと息つけた今の時点で、その時の自分を冷静に分析してみると、これは、胸焼けしてる時に、目の前に、天丼とか鰻丼とか鶏の唐揚げとかを5つも並べられて、「あと1時間でぜんぶ食え!」って言われたような状態だったのだ。それで、どの食べ物にお箸をつけても、ひと口でイヤになっちゃって、なかなか食べ始めることができなかったあたしが、ふと、お箸を伸ばしたのが、天丼や鰻丼に添えられてた柴漬けだったってワケだ。そして、この柴漬けを食べたことによって、胸焼けしてたあたしは一気に食欲が出て、5品のうちの2品を何とか食べることができたってワケだ。

つまり、この柴漬けにあたるのが、プレステ2の「サクラ大戦」だったのだ。この前、たくさんの読者から、「サクラ大戦はマルチエンディングだ」ってことを教えてもらったあたしは、大好きな神崎すみれちゃんとのエンディングを迎えたくて、もう一度、最初からプレイしてみたかったんだけど、そのあとにバタバタと忙しくなっちゃって、とてもゲームどころじゃなかった。それで、やるべきことがぜんぶ終わったら、ゆっくりとゲームをしようって思ってたんだけど、忙しくてパニック状態になってても、あたしの頭の中の片隅には、いつでも「神崎すみれちゃんとのエンディング」のことがあった。

あたしの脳内をイメージ的に言うと、絶対にやらなきゃなんないこと5つが、それぞれ19.8%ずつ、合計で99%を占めてて、わずかに残った1%が、「神崎すみれちゃんとのエンディング」って感じだった。それで、その99%を占めてた「やらなきゃなんないこと」を押しつぶされそうになったあたしは、天丼に添えられてた柴漬けにお箸を伸ばすように、たった1%の「神崎すみれちゃんとのエンディング」にお箸を伸ばしちゃったのだ。

そして、あたしは、ほぼ、このゲームだけに掛かりきりになって、20時間ちょっとで、夢にまで見たすみれちゃんとのエンディングを味わうことができたんだけど、あたしが想像してた何倍も素晴らしくて、すみれちゃんの愛でハイオク満タンになっちゃったあたしは、一気にお仕事に取り掛かり、たった1日で、5つのうちの2つを完璧に仕上げることができたのだ。愛に飢えてる‥‥ってよりも、完全に「恋愛干物状態」のあたしにとって、たとえゲームのバーチャル恋愛でも、これほどまでにツボにストライクな流れをタンノーさせてもらったら、しばらくはオカズがなくてもご飯を食べることができそうだ(笑)

とにかく、エンディングだけの話じゃなくて、すみれちゃんがこっちを向いてくれてからの後半は、随所に胸がジーンとしちゃう演出が散りばめられてて、何度、オシッコ漏らしそうになったことか。それに、「ときめきメモリアル」みたいなお子様用のゲームじゃないから、現実離れしたプラトニックラブでもなくて、男性目線のヘアトニックラブでもなくて、ちゃんと手をつないだり、抱きしめたり、キスしたり、欲しいとこで欲しい演出が発生してくれた。

何よりも感激しちゃったのは、お正月に、すみれちゃんのほうから初詣に誘ってくれたことで、それも、堂々と行くんじゃなくて、「2人だけで、こっそりと抜け出しましょうね」って言ってくれたことだ。昔っから、「2人だけの秘密」に目がないあたしとしては、このセリフだけでオシッコが漏れそうになっちゃったのに、さらには、明治神宮で2人っきりになったら、いつものツンツンしてるすみれちゃんとは別人みたいに、急に甘え出しちゃった。それで、あたしは、「これが有名なツンデレなのか!」って思って、感慨もヒトシオだった。

「ツンデレ」って、いつもはツンツンしてるのに、恋人と2人きりになると急にデレデレする二面性のある女のこと‥‥っていう言葉の意味だけは知ってたけど、こんな人、現実にはいないだろうし、もしもいたとしても、あたしは見たことなかったから、実際にはどんな感じなのか分かんなかった。でも、今回のすみれちゃんのタイプが「ツンデレ」なんだとしたら、あたしは「ツンデレ」が好きだ(笑)

‥‥そんなワケで、最初に「サクラ大戦」をやった時は、恋愛のことは何も考えずに、ただ単に「敵を倒す」ってことしか考えてなかったから、帝国華撃団の花組の隊長として、すべてのメンバーにできるだけ公平に接するようにしてた。だから、ゲームの性質上、自然と主人公の真宮寺さくらとくっついちゃったみたいだけど、それにしたって、真宮寺さくらだけを特別あつかいしたワケじゃなかったから、初詣もこっちから誘ったし、明治神宮でもコレといって楽しいことは起こらなかった。エンディングにしても、汽車に乗ってどっかに行っちゃうさくらをバイクで追いかけて、最後に抱き合うってだけのバカバカしいものだった。

だけど、このゲームがマルチエンディングだってことが分かり、最初っからすみれちゃん狙いで再スタートしたあたしは、もう、他の女どもは無視!無視!無視!で、猫まっしぐらって感じで、愛するすみれちゃんに一直線。ここ数年、こんなに一生懸命になったことはないくらい、何から何まですみれちゃんのために尽くして、敵との戦いのたびに、どんなに自分がボロボロになっても、常にすみれちゃんを守り続けた。そしたら、なんだか、ジワジワといい雰囲気になって来て、セーブする時にメンバー全員が表示される画面で、最初の時はさくらが一番目だったのに、今回はすみれちゃんが一番目にクレジットされるようになった。

そして、すみれちゃんは、普段の会話でも、ナニゲにホホをピンクに染めることが多くなって来て、あたしが夜遅くに他の女と何かの用事をしてると、ほんのりとヤキモチを焼いてくれるようになった。そんなある日のこと、トレーニングルームを覗きに行ったら、すみれちゃんがいて、「お金持ちの令嬢だし、美貌の持ち主だし、歌劇団のトップスターだし、何の弱点もないわたくしにも、1つだけ、泳げないっていう弱点がある」ってことを打ち明けられる。それで、水泳を教えて欲しいって言うもんだから、あたしは、ホイホイと教えることにしたんだけど、そしたら、それから数回、プールでの楽しい特訓があって、「機動新撰組 萌えよ剣」で、土方歳絵ちゃんと2人で海に行った時とおんなじくらいのパラダイスを味わっちゃった‥‥つーか、プールでのあるアクシデントで気を失ったあたしに、すみれちゃんはマウス・トゥ・マウスをしてくれたんだから、歳絵ちゃんの比じゃなかった。

それで、どんどんラブラブ度がアップしてって、待ちに待った初詣では、連れて歩くのが恥かしいほどドハデに着飾ったすみれちゃんが現れるんだけど、これがまた、可愛いの可愛くないのって、どっちなんだい?‥‥って、上腕二頭筋に聞きたくなっちゃうほど可愛くて、あたしの周りでは、小さいきっこたちがコーフンして走りまわってた。そして、明治神宮に行ったら、さくらの時は普通におみくじを引いただけだったのに、すみれちゃんの時は、ラブラブ度が最高レベルになってたからなのか、ヤタラとデートの内容が濃くて、時間もタップリだった。

明治神宮でのデート中に、すみれちゃんがいなくなっちゃった時、ふと足元を見ると、ハマグリの貝殻が1枚落ちてる。それで、何だろうと思って拾ってみると、中に絵が描いてあって、「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の」っていう崇徳院(すとくいん)のオナジミの歌の上の句が書いてある。ここで、あたしは、「おおっ♪」って思って、そのまま進めてくと、思った通りに、もう1枚のハマグリを持ったすみれちゃんが現れて、当然、そっちには下の句、「われても末に逢わんとぞ思う」が書いてある。そして、知らない人のために、すみれちゃんが簡単に、この「貝あわせ」の説明をするんだけど、2つの貝殻を合わせて1つにして、ホホをピンクに染めるすみれちゃんに、あたしの脳内麻薬は大噴射しちゃった。

ちなみに、この歌の意味は、「流れの速い川の真ん中に岩があると、そこで流れは二手に分かれてしまうけど、岩を超えたとこで、また1つの流れに戻ります。これと同じように、私とあなたにもしも別れが訪れたとしても、必ず、またどこかで出逢うことになるでしょう」ってことだ。ハートが真ん中で割れてて、2つを合わせるとハートになるペンダントを恋人同士が持つように、このハマグリを片方ずつ恋人同士が持ってれば、もしも別れが訪れても、必ず再会できるってことで、こんなにも粋な演出まで組み込まれてるなんて、完全にあたしのツボにストライクだった。

そして、ここから、帝国華撃団は、新たなる敵との戦いが始まるんだけど、一度は最後までプレイしてる上に、すみれちゃんの魅力にのぼせきってるあたしとしては、もう、恐いもんなんか何もない。唯一、恐いのは、すみれちゃんにフラれちゃうことだけなんだけど、ストーリー上、ここまで来れば、ラスボスとは、すみれちゃんと2人で戦うことが決まったワケだから、もう、フラれる心配もない。だから、あとは、2人だけのハッピーエンドに向かって、ドイツもコイツもカタッパシからぶっ飛ばして、愛の東名高速を爆走してくだけなのだ。

‥‥そんなワケで、ここからラストまでは、他のメンバーなんか単なる脇役で、すべては、あたしとすみれちゃんの愛のストーリーが満開で、別々のナントカ甲冑に乗って敵と戦ってる間でさえ、無線で愛を囁き合っちゃうほどのアツアツぶりだった。そして、最後には、熱~いキス、それも、舌まで入れちゃって、もう大変だった。オカゲ様で、「恋愛干物状態」だったあたしは、「恋愛一夜干し状態」くらいまでは回復できた上に、今までは、ぜんぶを10とすると、土方歳絵ちゃんが8で、神崎すみれちゃんが2くらいの割合で好きだった気持ちが、一気に、1対9くらいに逆転しちゃった。だから、「ごめんね、歳絵ちゃん」なんて言ってみつつ、あと3つ残ってるヘビーなことも、すみれちゃんのことを妄想しながら、サクサクと片づけちゃおうと思う今日この頃なのだ♪


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