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2007.11.05

肩書きと本職

最近、もう食傷気味なくらいオカマキャラを売り物にした人たちがテレビに出てるから、本物の人たちの迫力に押されちゃって、だんだんに影が薄くなって来ちゃった山咲トオルだけど、山咲トオルって、肩書きは「マンガ家」なんだってね。あたしは、沖縄出身てことだけは知ってたけど、マンガ家だなんて知らなかった。なんでかって言うと、山咲トオルの描いたマンガなんて、見たことも聞いたこともないからだ。山咲トオルって、どこかのマンガ雑誌に連載してんのかな?

で、このことから、あたしがすぐに連想したのは、キャップとサングラスとチョビヒゲがトレードマークの山本晋也監督だ。山本監督って、映画監督だから「監督!」「監督!」って呼ばれてるんだろうけど、誰か、山本監督が監督した映画、観たことある人いる?‥‥つーか、観たことはなくても、山本監督が監督した映画のタイトルを1本でも知ってる人っている?

「医者」を肩書きにしてる西川史子が、あれだけテレビに出てて、いったい、いつ病院に勤務してんだろう?‥‥って思ってる人は多いと思うけど、実際には医者として働いてなくたって、「医師免許」を持ってるってことで、「医者」を肩書きにすることができる。だけど、「マンガ家」や「映画監督」には免許がないんだから、その肩書きを証明するものは、定期的に発表する作品だけだ。そして、定期的に作品を発表してなければ、その肩書きは限りなくウソ臭く感じて来る。

だって、「マンガ家」を肩書きにしてる山咲トオルは、マンガ以外のタレント活動で飯を食ってるワケだし、「映画監督」を肩書きにしてる山本晋也監督は、映画以外のタレント活動で飯を食ってるワケだし、2人とも、本職のほうはサッパリだからだ。でも、そんなことを指摘してんのが、「ヘアメーク」を肩書きにしてんのに、もう半年もパチンコで生活してるあたしなんだから、「お前にだけは言われたくねえよ!」って、2人から言われちゃいそうな気がする今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?(笑)


‥‥そんなワケで、あたしは、とてもヒトサマのことを言えた立場じゃないんだけど、それでも言っちゃうとこが「きっこの日記」ってワケだから、あたしは、山本晋也監督がどんな映画を作ったのか、インターネットで検索して調べてみた。そしたら、最初のほうにウィキペディアが表示されたから、イマイチ信頼できないウィキペディアでも、マサカ、ウソの映画タイトルなんかは書いてないと思って、まずは見てみた。そしたら、ポルノ映画の監督だってことが書いてあって、2~3本の映画のタイトルが文中には書いてあったけど、他の映画監督の項目みたく、「作品一覧」てのがなくて、思いっきりウサン臭い感じがした。で、ササッと目を通してたら、こんなことが書かれてた。


「電撃ネットワークの南部虎弾がダチョウ倶楽部時代にテレビ番組で「山本監督は監督らしいことをしてないのに、どうして監督と呼ばれてるんですか?」と言ったところ、「本気で静か」に怒り、南部のみが番組降板となってしまい、後のダチョウ倶楽部強制脱退に繋がった。」


ええ~! あたしが純粋に疑問に思ってたことって、触れちゃいけないタブーだったの?‥‥ってワケで、ここまで書いて来たのに、別の話題を書き直すのもメンドクサイし、いつもの「ま、いっか!」ってことで、このまま進めてくけど、あたしが、ウィキペディアの「山本晋也」の項目を見て、もうひとつ意外だったのは、「山本晋也」って本名じゃなかったってことだ。本名は、「伊藤直」って言うんだって。「山咲トオル」は、いかにも芸名って感じだし、山咲トオルの本名が「中沢惣八郎(なかざわそうはちろう)」だってのは、本人が何かの番組で笑いをとるネタみたいに言ってたから知ってたけど、「山本晋也」って、いかにも本名っぽかったから、あたしは、すごく意外だった。

それで、今度は、「山本晋也 本名」で検索してみたら、あるインタビューが見つかった。その中で、「山本晋也というお名前は、実はご本名ではないそうですね」って質問に対して、山本監督は、次のように答えてた。


「そう。本名を使っていたのは、NETテレビ(現朝日テレビ)にいた頃と、岩波映画で羽仁(進)さんの助監督をやってた時代ですね。僕の場合、監督デビューは25歳でしたが、成人映画だったから、みんなが気を遣ってね。将来がある身だから名前を変えたほうがいいんじゃないかと。それでクランクインも間近な頃、知り合いが姓名判断をしてもらったという名前を2つ持って来たの。山本晋也と山本修三。身体が大きければ修三、小さいなら晋也がいいというわけで、この名前になった。(後略)」


ふむふむ、これで謎が解けた。で、他にヒットしたサイトもいくつか見てみたら、その中に、すごく興味深いことが書かれてるページがあった。何でも、山本監督の娘は、「児嶋都(こじまみやこ)」っていうマンガ家らしい。あたしは、児嶋都なんて名前は初耳だし、どんなマンガを描いてるのかと思って、今度は「児嶋都」で検索してみた。そしたら、またウィキペディアが上のほうに表示されたから、このサイ、何でもいいやって思って、ウィキペディアを見てみた。ウィキペディアには、ちゃんと「山本晋也の娘」って書いてあって、そのまま読んでったら、おおっ! 「友人・関連のある人物」のとこに、ナナナナナント! 「山咲トオル」って書いてある!

‥‥そんなワケで、あたしは、タダのオカマキャラを売り物にしたタレントだと思ってた山咲トオルが、実は「マンガ家」を肩書きにしてたってことに疑問を持ち、「コレって、映画を撮ってるって話をぜんぜん聞かないのに、映画監督を肩書きにしてる山本晋也とおんなじパターンじゃん」って思ったワケだけど、まったく何の接点もないと思ってた2人が、こんなとこでつながっちゃったってワケだ。それで、今度は、山咲トオルと児嶋都がどんな関係なのかってことに興味がわいたので、「山咲トオル 児嶋都」で検索してみた。そしたら、出て来ること、出て来ること。

児嶋都のマンガ本に山咲トオルが推薦文を書いてるとか、児嶋都のサイン会に山咲トオルが花束を持って駆けつけたとか、いろんなことが分かった。さらには、山咲トオルの描く絵と児嶋都の描く絵が酷似してるってこととか、中には、「山咲トオルも児嶋都も、楳図かずおのパクリ」って書いてる人もいた。だけど、「山咲トオルも児嶋都も、楳図かずおにそっくりの絵を描くけど、2人とも楳図かずおを尊敬してるって言ってるのだから、これはパクリじゃなくてオマージュなんじゃない?」なんてフォローしてる人もいて、なんだか、1年半くらい前の、和田義彦ガハクの問題を思い出しちゃった。あれほど、誰がどう見ても盗作以外のナニモノでもない絵を何十枚も発表しといて、「これはオマージュです!」って言い張ったのには、全世界の人たちが口をポカーンとしちゃったと思う。

それにしても、何から何までパクリまくる中国人のことを文句言う人たちがいるけど、ニポン人だって、中国人ほどアカラサマじゃないにしろ、厚顔無恥なパクリをするヤカラがいる。たとえば、安倍なつみの盗作詩集は記憶に新しいし、ナントカっていう評論家だか作家だかが、個人ブログのエントリーの一部を丸ごとパクッて、それをそのまま出版した挙句に、和田義彦ガハクも呆れ返るほどのイイワケをしたり逆ギレをしちゃった厚顔無恥な「盗作問題」もあった。ホント、こういうヤツラって、よく恥かしくもなく生きてるよね。あたしの感覚だと、他人の作品や文章を盗んで平然としてられる神経の人間て、アベシンゾーや八百長亀田よりも最悪のクズ野郎だと思うよ。

‥‥そんなワケで、あたしは、山咲トオルのマンガも児嶋都のマンガも見たことないから、楳図かずおのパクリなのかオマージュなのかは判断できないけど、ひとつだけ言えることは、いくら尊敬してるからって、その人とソックリな画風でマンガを描くなんて、とてもプロとは思えないってことだ。だって、プロに必要なことって、何よりもオリジナリティーなんじゃないの? シロートが趣味でマンガを描いてんなら、有名なマンガ家の画風とソックリでも構わないと思うけど、仮にもプロを名乗ってて、それで誰かの絵にソックリだなんて、プロとして恥かしくないのかね? ま、山咲トオルの場合は、いくら肩書きが「マンガ家」でも、本職はタレントなんだから、どうでもいいと思うけど‥‥なんて感じで、オリジナリティーあふれる文体でマトメてみた今日この頃なのだ(笑)


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