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2008.01.29

大阪ラプソディー

東京の人が初めて大阪に行って、最初にビックル一気飲みしたこととして、ほとんどの人が口をそろえて言うのが、「そこら中の人たちが道端で漫才をしてた」ってことだ。もちろん、ホントに道端で漫才をしてるワケじゃないけど、道端でのオバサンたちの会話とかが、漫才のように見えるってことだ。あたしたち東京の人間にとっては、1人がボケるようなことを言って、それに対してもう1人が「何でやねん!」ってツッコミを入れるなんてことは、テレビのお笑い番組の中だけのことで、そんなことを日常生活の中でやってる人なんか1人もいない。

だけど、大阪に行くと、知り合い同士や友達同士どころか、商店街で買い物をするお客さんと店員さんとか、タクシーの運転手さんとお客さんとか、その時に初めて会った人同士でも、漫才のようなやり取りをしてるのだ。もちろん、100人が100人とも漫才みたいなやり取りをしてるワケじゃないし、年齢層や場所などのシチュエーションにもよるけど、東京でしか生活したことのない人が初めて大阪に行ったら、そこら中で「テレビのお笑い番組でしか見たことのないやり取り」が行なわれてるから、商店街を歩いただけで激しいカルチャーショックを受けることウケアイだ。

これは、大阪の人たちのノリっていうか、その土地土地の持つ固有性の1つなんだから、他の地域の別の固有性の中で生活して来た者が、肯定や否定をすべきことじゃない。たとえば、他の地域の人間が、「私は大阪の人たちのノリが好き」とか「私は大阪の人たちのノリが苦手」とかって言うのは自由だけど、「良い」か「悪い」かについては、言うべきでも論じるべきでもない。だって、そんなこと言い出したら、牛を殺して食べてる民族がクジラを殺して食べる民族に文句を言うのとおんなじことになっちゃうと思う今日この頃、皆はん、いかがお過ごしでっか?(笑)


‥‥そんなワケで、あたしは、去年、お仕事ができなくて療養してた時に、よく、GyaOで映画とかを観てた。それで、最初のころは、洋画とか古い邦画とかを観てたんだけど、そんな中で、パチンコをテーマにした「ゴト師株式会社」てのがあったから、試しに観てみたら、これがなかなか面白かったのだ。基本的には、裏ロムを使ってイカサマをするゴト師(仕事師)たちと、ゴト師たちからホールを守るチーム「ゴト師株式会社」との戦いなんだけど、主演は根津甚八だし、ワリと良くできてた。何よりも、制作された時代が良くて、フィーバー機からCR機へ移行するころの時代だから、パチンコ利権を独占してる警察庁関係者や、その裏で甘い汁を吸い続けてる平沢勝栄みたいな政治家とかも出て来るし、パチンコ業界のことを良く調べて作られてた。そして、続編も何本かあったから、あたしは、ぜんぶ観てみたんだけど、どれも楽しかった。

で、「ゴト師株式会社」のシリーズをぜんぶ観ちゃったあたしは、気分がギャンブルモードになっちゃったので、次は、「雀鬼(じゃんき)」っていうマージャンのシリーズを観てみることにした。たしか、大根仁監督が、日記に「雀鬼は面白い」って書いてたような気がしたし、久しぶりに清水健太郎の顔を見てみたくなったし、何よりも、伝説の雀士、桜井章一さんをモデルにした作品だってことで、観てみたいと思ってた。それで、最初の「雀鬼」を観てみたら、これもなかなか面白くて、マージャン自体も、キチンとした牌譜を元に作られてた。ただ、楽しみにしてたイカサマが、「ツバメ返し」にしても何にしても、どれも「こんなんじゃ絶対にバレちゃうじゃん!」てほどスローリーなんだけど、これは、きっと、観てる人たちの「こんなふうにイカサマをゆってる」ってことを見せるための演出なんだって、あとから分かった。

それで、この「雀鬼」は、とにかくいっぱい作られてる。正確には覚えてないんだけど、「雀鬼」が、1、2、3‥‥って、たしか、5か6くらいまであって、「やっとぜんぶ観終わった」と思ったのもトコノマ、今度は、「雀鬼・外伝」てのがあったので、それも観てみた。そしたら、桜井章一の役が加納竜に代わってたから、「あれ?」って思ったんだけど、制作された年を見たら、清水健太郎が覚醒剤で逮捕されて刑務所に服役してた年だった。で、加納竜は、「雀鬼」のシリーズで、清水健太郎のライバル雀士としても登場してたから、あたし的には、今まで助さんの役をやってた里見浩太朗が、突然、黄門さまの役をやるようになったみたいな違和感を感じたんだけど、観始めてみたら、今までの中で一番面白かった(笑)

‥‥そんなワケで、新しいのがGyaOにアップされるたびに、観るのを楽しみにしてる「雀鬼」のシリーズなんだけど、今は、清水健太郎が服役を終えてから再開された「真・雀鬼」のシリーズを随時公開してる。それで、前の「雀鬼」のシリーズの時には、痩せてて、目がギラギラしてて、いかにもギャンブラーって感じの風貌だったんだけど、そんな中にも、人情とかやさしさみたいな部分も感じさせてて、なかなか役柄にピッタリの清水健太郎だった。それなのに、服役を終えてからの今のシリーズは、まるで別人みたいに太っちゃって、首なんかなくて、頭が直接、胴体の上に乗ってるみたいだし、目つきも顔つきもホニャララ団の幹部みたいになっちゃって、とてもギャンブラーには見えない。

それも、「真・雀鬼」の1、2、3って進むにつれて、どんどん太ってくのだ。ホニャララ団の幹部の役なら、多少は太ってたほうが貫禄も出ていいと思うけど、ストイックなギャンブルの世界の身を置く一匹狼がデブだなんて、せっかくのイメージがダイナシティだ。それに、このシリーズにもチョコチョコといろんな役で顔を出してる桜井章一さん自身がスマートなんだから、その人の役をやってる役者がデブだなんて、あまりにもイメージが壊れちゃう。最初の1作目から楽しく観て来た立場で言わせてもらうと、あたしは、役柄に合わせてダイエットもできないんなら、役者なんか辞めたほうがいいと思う。

まあ、主役だダメでも、このシリーズは、長門裕之、宍戸錠、坂上次郎、安部譲二、見栄晴って、多彩なゲスト陣で持ってるような部分もある。毎回、それぞれのゲストが一風変わった雀士として登場して、そのストーリーを牽引して行く。そして、実際にはギャンブル狂いで莫大な借金を作り、年老いたお母さんに泣きついて返済してもらったような見栄晴が、常に2着をとる時間通りの堅実なマージャンを打つサラリーマン雀士の役で登場したりと、現実と役柄とのギャップも楽しめる。

‥‥そんなワケで、そんな「雀鬼」のシリーズだけど、ようやくお仕事もほうも一段落したので、ゆうべ、久しぶりに新しくアップされてた「真・雀鬼3/東西麻雀決戦」ってのを観てみた。それで、今回のゲストは誰なのかと思ったら、ナナナナナント! そのまんま東だったのだ!(笑)

もしかしたら、これから観る人もいるかもしんないので、ネタバレになるようなことは書かないけど、そのまんま東の役ってのが、大阪を代表するプロ雀士って設定で、東京を代表する桜井章一(清水健太郎)とマージャン対決をするってストーリーだ。だから、当然、関西弁を使うんだけど、これがまた、東京のあたしが聞いても首をかしげちゃうようなヘンテコな関西弁で、その上、「これぞ大阪人のファッション」とでも言いたげな服装がものすごい。つまり、ニポン人が未だにチョンマゲで刀をさして歩いてると思ってるような、遠い外国の人が想像するニポン人像みたいな感じの「大阪人像」って感じなのだ。

だから、たぶん、ホントの大阪の人が観たらダッフンしちゃうと思うけど、とにかく、そのまんま東の演じてる「大阪人」が、関西弁やファッションだけでなく、そのキャラがものすごいのだ。落ち着きがなくて、ペラペラとやかましくて、態度がオオヘイで、いちいち細かいことにうるさくて、強い相手にはペコペコして、もう最悪。もちろん、これは、台本があって、演技指導によって行なったワケだから、そのまんま東本人の問題じゃない。だけど、細かい表情や動き、ニュアンスなどは、そのまんま東本人が、「大阪人はこうだ」って思って演じてるんだろう。

そして、そんなそのまんま東は、大阪府知事選に立候補した橋下徹の応援演説に駆けつけて、お得意の口先だけのペテンを連呼した。ま、どっちにしても、自分たちの府知事を決める大切な選挙ですら、お得意のノリで「お笑い」にしちゃうのが大阪の人たちの面白いとこなんだから、今回の結果になったんだと思う。これで、大阪は、東京に続いて、全世界にニポン人の民度の低さをアピールすることに成功したってワケだ。ま、あたしとしては、ぜひ、橋下徹には当選して欲しかったから、これでバンザイなんだけどね。そうすれば、あの気味悪い顔をテレビで見る回数が減るからね‥‥ってのは、表向きの理由だけど。

それにしても、民主党って、どうしていつも魅力のある候補者を立てられないんだろう? あんなペテン師みたいなタレント候補でも当選できるような土地柄なら、テレビに出てるタレントでさえあれば、誰でも簡単に当選できると思うんだけどね。たとえば、民主党が小島よしおを立候補させて、選挙カーの上で、海パン一丁で、「そんなの関係ねえ!そんなの関係ねえ!」ってやってれば、簡単に200万票くらい集まったんじゃないの?

‥‥そんなワケで、あんなもんを都知事にしちゃった東京都民のあたしは、何も偉そうなことは言えないけど、橋下徹に関しては、当選してもらってホッとした。橋下徹の立候補に対して、何で出馬を要請した自民党自体が「府連推薦」にとどめたのか、何でナンミョー党が「府本部支持」にとどめたのかっていうと、これには理由があった。それは、橋下徹にウワサされてる、ある大スキャンダルのウワサだ。もしも、こんなことがオオヤケになれば、そのダメージは推薦した政党に及ぶことは免れられない。そして、沈没寸前の売国自民丸としては、ただでさえ支持率が急降下してんのに、こんなヤブヘビはシャレになんないから、最悪の場合でも大阪府連にだけ責任を取らせる形にしたってワケだ。だから、あたしとしては、この大スキャンダルが選挙前に暴露されて、橋下徹が落選して、またまたテレビにたくさん顔を出すことになるよりも、とにかく何としても当選してもらい、知事になってから暴露されたほうが面白いって思ってた。だから、今回の府知事選で、大阪を良くしようと思って投票に行った人たちよりも、「お笑い」の精神で投票に行った人たちのほうが遥かに多かったことに、あたしは感謝したいと思う今日この頃なのだ。


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