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2008.01.13

あなたのダンナは大丈夫?

イギリスで、ある男女のカップルが結婚したんだけど、結婚したあとに、「2人が実は双子だった」ってことが分かり、法律で禁止されてる「近親結婚」にあたるとして、結婚を無効にされたっていうニュースがあった。これは、イギリスのBBCが1月11日付で伝えたもので、前自民党員で無所属の上院議員が、去年の12月に、英国上院で報告した内容に沿って報じてる。「Parted-at-birth twins 'married'」、つまり、「生まれた時に離れ離れになった双子が結婚してしまった」 っていう記事だ。


「BBCの記事」
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/7182817.stm


この記事によると、この2人は、男女の双子として生まれたんだけど、何らかの事情があって、2人とも別々の家庭の養子になったそうだ。そして、2人とも、自分が双子だってことを知らされずに、それぞれの家庭で育てられ、大人になったそうだ。で、何の因果か、ある日、2人は出会い、恋に落ち、デートを重ねて、まさか自分たちが双子だったなんて思わずに、結婚しちゃったってワケだ。

記事では、このカップルの名前や年令などについては、もちろん伏せてあるけど、「この2人は人生の後半に出会い~」っていう記述とか、「30~40年前には、双子がそれぞれ別々の家庭へ養子に出されて、自分が双子だと知らされずに育てられるケースが多かった」っていう専門家のコメントも掲載されてるから、これらから推測すると、そんなに若いカップルじゃなかったみたいだ‥‥っていうか、あたしとおんなじくらいの年令っぽい。

で、この記事は、「こんなに珍しいことがありました」っていうビックリニュースとして報じてるんじゃなくて、極めてマジメに取り上げてる。イギリスに限ったことじゃないだろうけど、養子縁組をしても、子供本人にはホントの親が誰なのかを教えないことが慣例化してて、今回のことは、そうした慣例が生んだ悲劇だって書いてる。そして、子供にも「知る権利」があり、いくら隠してもいつかは分かってしまうことなんだから、こうした悲劇を生む前に、きちんと知らせるべきだって書かれてる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、このカップルの女性が、もしもあたしだったとしたらって想像してみた。ある日、ある男性と出会って、仲良くなって、一緒に飲みに行くようになる。それで、何だかヤタラと気が合うし、何だか昔から知り合いみたいな感じだし、どんどん惹かれてく。そして、お誕生日まで一緒だから、もしかしたら、これこそが「運命の赤い糸」だって感じて、古い言い回しだと「ビビビッ!」と来たワケで、自然な流れとして結婚した‥‥と思ったのもトコノマ、婚姻届を出した役所から連絡が来て、「あなたたちは双子の兄と妹なんだから、法律で結婚は認められません」だなんて、これこそが晴天のヘキレキだろう。

じゃあ、あたしは、自分の双子の兄さんと、結婚式を挙げて、みんなに祝福されて、永遠の愛を誓ったってワケ?‥‥っていうか、今まで、あたしは、自分の双子の兄さんと、デートしたり、キスしたり、セックスしてたってワケ?‥‥っていうか、松田優作じゃないけど「なんじゃこりゃ~!」、出川哲郎じゃないけど「オーマイガーッ!」、風大左エ門じゃないけど「どぼぢて‥‥どぼぢて‥‥」、碇シンジじゃないけど「笑えばいいと思うよ‥‥」、空条承太郎じゃないけど「やれやれだぜ」、サウザーじゃないけど「愛などいらぬ!」‥‥っていうか、「北斗の拳」なら、サウザーよりも、そこらのザコじゃないけど「ひでぶっ!」って感じだよね。

「アベシンゾーが政権をホッポリ投げる」とか、「小沢一郎が民主党の足を引っ張る」とか、世の中にはシャレになんないことがいくつかあるけど、自分の結婚した相手が双子の兄だっただなんて、これ以上のシャレになんないことはアリエナイザーだろう。だけど、今回のケースは、「双子」だったから珍しくてニュースになったけど、たとえば、お兄さんと妹が、それぞれ別々の家庭の養子になったってケースなら、もっと多いと思う。あたしは、イギリスの法律は知らないから、兄弟までが結婚しちゃダメなのか、従兄弟までが結婚しちゃダメなのか分かんないけど、とにかく、こんなことが実際に起こったってことは、もしかしたら、すでに結婚して子供まで生まれちゃってる夫婦が、実は兄弟同士だった‥‥なんてケースもあるかもしんない。

ちなみに、ニポンの場合は、「3親等以内の結婚は禁止」ってことになってる。1親等は自分の両親、2親等は自分の兄弟と自分の祖父母、3親等は自分の兄弟の子供、つまり、甥っ子と、自分の両親の兄弟、これが禁止されてる「3親等以内」だ。だから、自分の両親の兄弟が3親等で、その子供、つまり、従兄弟は4親等になるから、法律的には結婚できるのだ。

だけど、こんなことを言い出したのは、歴史的に見たら、つい最近のことだ。古代エジプトでは、王家を継承して行くために、兄弟間での結婚が普通に行なわれてた。あのクレオパトラの両親だって、実の兄と妹なんだし、そのクレオパトラ自身も、自分の実の弟と結婚してる。ニポンの天皇家だって、今でこそ民間人の血を入れるようになったけど、もともとは近親相姦の歴史でしかない。だけど、「近親相姦」なんて言葉が作られて、それを「悪しきもの」って見るようになったのが最近なワケで、昔は、他の家系の血を入れないための「完全純血主義」っていう美しいものだったのだ。古代から中世にかけては、ヨーロッパでも、インドでも、いろんな国々に「完全純血主義」はあったし、未開地の少数民族のように、現在でも家族間で子作りをしてる民族もある。

だから、「兄弟で結婚しちゃダメ」ってのは、あくまでも「その国の法律」の問題であって、そんな法律のない国に行けば、ぜんぜん関係ないのだ。たとえば、「誰かの所有物が欲しかったので、その相手を殺して奪った」ってことなら、どんな国でも、どんな民族でも、「悪いこと」って判断されるだろう。何でかっていうと、それは、「人道的に許されない行為」だからだ。だけど、兄弟間の結婚や親子間の結婚は、日常的にやってる民族がある以上、それを「人道的な問題」ととして禁止することはできないと思う。あっちの民族はオッケーなのに、こっちの民族はダメっていうのは、人道的な問題として禁止するんじゃなくて、その民族ならではの正当な理由を掲げた上で、禁止すべきなのだ。

だけど、人体に何の害もなく、中毒性もゼロのマリファナが、政府の捏造した大ウソによって「悪いもの」とされて、まるで麻薬のように取り締まられてるニポンの情けない現状を見れば分かるように、「誰にも迷惑をかけないことなのに、政府としては立場上まずいこと」を法律で禁止する場合には、必ず「人道的」だの何だのって、意味不明なアトヅケの理由が掲げられる。つまり、ニポンに限らず、近親婚を禁止してる先進国の多くは、キチンとした理由も言えないクセに、とりあえず世間体を気にして禁止して、あとから、人道的だの宗教上だのって、テキトーな理由を言ってるだけみたいな気がする。

だからって、あたしは、多くの人たちとおんなじに、兄弟や親子間は当然として、近しい血縁関係にある人同士の結婚には反対だ。ただ、それは、他人の「恋愛の自由」や「感情の自由」に口を出すって意味じゃなくて、生まれて来る子供が、正常じゃない確率が高いって話だからだ。あたしは、この1点のみで近親婚に反対してるワケで、子供を作らないって言うんであれば、誰と誰が結婚しようがセックスしようが、あたしは何とも思わない。だって、今回のBBCが報じたカップルみたいに、ホントに惹かれ合って、ホントに愛し合って結婚したのに、あとから兄弟だったって分かったから法律で引き離すなんて、あまりにもかわいそうだと思うからだ。

BBCの記事によると、2人は、「出会ってからは、この運命を避けられないほど、お互いに惹かれ合った」って言ってるそうだ。そして、専門家によると、「血縁関係にある男女は、相手と血縁関係にあることを知っていれば(恋愛対象としては)拒絶し合うが、知らない場合には強く惹かれ合う傾向にある。特に、双子の男女の場合は、それが顕著である」って言ってる。そして、「あなたも、誰かと生物学上の血縁関係にあることを知らずに、どこかでその相手と出会ってしまえば、お互いに惹かれ合い、今回のような悲劇に見舞われてしまうかもしれません」って警告してる。

つまり、双子を含めた兄と妹ってもんは、本来は、強く惹かれ合うようにできてるそうだ。だけど、まだ恋愛感情が生まれる前の成長過程で、すでに「兄弟は結婚できない」っていう心理的な「非常に強い近親相姦タブー」を刷り込まれるために、成長して「誰かを好きになる」って感情が芽生えた時には、自分の兄弟は最初っから対象外になるそうだ。もちろん、そうじゃないパターンもあるだろうけど、この記事の中では、専門家が一般論としてそう言ってる。

だから、最初からお互いに兄弟だってことを知ってて、それでも結婚したっていうんなら、その場合は法律を適用されても仕方ないと思うけど、まさか、自分の双子の兄とは知らずに、普通の男と女として出会ったんだから、たとえば、「絶対に子供は作らない」とかって約束させて、例外として結婚を認めてあげるとかは、できないもんなのかね? だって、専門家が「強く惹かれ合うようにできてる」って言ってるほどなんだから、これで引き離された2人は、残りの人生、誰のことも愛することが出来ずに、ずっとモンモンとして暮らして行くハズだ。

‥‥そんなワケで、あたしの感覚で言えば、兄弟間での純粋な恋愛のほうが、血縁関係のない相手と不倫するよりも、人道的には問題のない行為だと思う。だけど、それは、あくまでも「恋愛」ってことであって、子供を作る免罪符を手に入れられる「結婚」てことになると、これは違って来る。子供を作るんであれば、何よりも最優先するのが「子供の健康」であって、タバコやお酒をやめるのは当然として、アメリカ産の狂牛肉や水銀タップリのマグロなんかを平気で食べるような人間には、子供を作る資格はない。だけど、自分たち2人の生活もままならない夫婦が何百万組もいるニポンでは、子供が欲しくても、とても育てられないからって、諦めてるのが現状だ。ここ数年のニポンの出生率は、1.2から1.3を言ったり来たりしてるけど、将来的に見ると、15才から49才までの「出産適齢世代」の女性の人口はどんどん減少してて、15年後には、現在の約2700万人から、約2400万人にまで落ち込むって予測されてる。だから、自民党の悪政のセイで、これからのニポンは、兄弟であろうと親子であろうと、相手が誰でも、結婚や子作りを容認する方向に進んで行かざるを得なくなるような気がする今日この頃なのだ。


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